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BLACK SABBATHやCHILDREN OF BODOMを フェイバリットに挙げる規格外のギャルバン WHERE’S ANDYデビュー!! BLACK SABBATHやCHILDREN OF BODOMを フェイバリットに挙げる規格外のギャルバン WHERE’S ANDYデビュー!! CHIKA (Gt/Vo) MAI (Ba/Cho) CHIBAchan (Dr) インタビュアー:ムラオカ -活動から2年とまだ短いですね?簡単に結成から今に至るまでを教えてください。 CHIKA:私が前にやっていたバンドが解散してしまって。私はずっとギャルバンをやってきて、ほ ぼ女の子としかバンドを組んだことがなかったんです。なのでやっぱりギャルバンをやりたいと 思って。それで“元々対バンをしていた人で、ビールを飲める人とバンドをやりたい”と思って浮か んだのが、ドラムのCHIBAchanだったんです。CHIBAchanは飲んでるイメージしかないなっ て。それで話をしたらやろうと言ってくれて、かつCHIBAchanと私は専門学校が一緒だったんで す。その某専門学校にメンバーをふらっと探しに行ったら、1個下の後輩にMAIがいたんです。 -バンド名の“ANDY”とは一体誰を指しているのでしょうか? CHIBAchan:“チャイルド・プレイ”という映画に出てくるチャッキーという人形がいるんですけ ど、人形なのに人を殺したりとかやることがエグいんです。それが自分たちの見た目とやりたい音 楽にすごく合ってるなと思って、こんなちんちくりんなカッコつかない見た目の子たちなのに、音 を出したら“めっちゃカッコイイじゃん、エゲつないじゃん”みたいな感じになりたいと思ったんで す。それで“ANDY”というのは映画の中でチャッキーが追い掛け回す主人公の男の子の名前な んですが、その“ANDY”というのを“世間”として私たちがチャッキー側になって世の中に探し に行くというような意味を込めています。 CHIK A:3人で“チャイルド・プレイ”の上映会をして決めたんです。映画の中に何かヒントがあ るかもって思って、超怖かったけど頑張って観ました。 -さて、6曲入りの『FIRST CRY~逆襲の産声~』を3/6にリリースしますね。おめでとうござい ます。完成した今の気持ちを教えてください。 MAI:“さらっと”です。 -……今のが回答ですか(笑)? 一同:(爆笑) MAI:でも、考えてきたんです。うちらを前から知っている人は1stの1番最初に作った曲も入ってい るし、新曲も入っているし集大成ではないけど、昔からのWHERE’ S ANDYが1枚になりました という感じですね。うちらのことを知らない人はこんなんやってます、ぐらいのCDです、以上です。 一同:(笑) MAI:というくらいさらっとした1枚目です。 -気合いを入れて作ったというよりは、まず1枚目を出しておこうかという感じですね。 MAI:そうですね。“これ1枚で売れるぞ!”みたいなことは思ってないし、さらっとレコーディング した気がしますね。 CHIBAchan:スタート地点という気がしますね。前からのファンが知っている曲も入っているし、 新しい挑戦も入っていて。始めた頃が0だったとしたらこれを出したことによって1になったという か。今までの人たちも宜しく、これから聴いてくれる人もヨロシクね、みたいな感じで上手い具合 に名刺代わりの作品になったかなと思います。 -作詞作曲は基本的にはどなたが? CHIKA:新曲も再録の曲もネタを持ってくるのは私で、あとはみんなでやっていますね。作詞に 関しては助けてーって言うこともありますね。こういう風にしたいんだけど、この主人公ってどう かなって相談することもあれば、ばーっと書けてしまう曲もありますね。 -初めてのレコーディングということでしたが、先程もおっしゃっていたようにさらっと過去の自 分たちの自主音源と同じ感覚で作れたのでしょうか? CHIK A:私は割りと“人間ドック”だから、いろいろと見たら“ピーピーピーピー”と問題が出て きて、結構戦っていた感覚でしたね。 -特に新曲3曲に関しては大変だったのでしょうか? CHIKA:元々私はヴォーカリストとしてやっていたわけではなかったので、日本語を歌うことに よって伝え易くなったりとか、そういう意味ではヴォーカリストとしての意識がやっと芽生えてき たのかなと思います。 -確かに新曲がほぼ全て日本語詞ですよね。日本語詞になったことで歌詞作りはより難しくなっ たのでしょうか? CHIKA:どちらも難しかったですけど、プロデュースしてくれたTOKIEさんも加わって、客観的に 見てもらって良い経験になったなと思います。 インタビューの続きは 激ロックウェブサイトをチェック!!>> GEKIROCK.COM -TOKIEさんの名前が出ましたが、プロデューサーを招いて第3者の視点が加わることは作品を 作る上で大きく変わることなのでしょうか? MAI:説得力。 -以上……(笑)? 一同:(笑) -要は自分たちが悩んでいるときにアイデア等を出してくれるという感じですかね? CHIKA:いろんな面で助けていただきましたね。 -キャッチ・コピーに“ギャルバンなめんなよ!”とありますが、最近女子であることを前面に出す バンドも少ないと思います。あえてこれを合言葉にしたのはなぜですか? CHIKA:元々私自身ギャルバンをなめていたんです。ギターも中途半端だし、ギターを抱えてい てもかっこ悪いし、ソロを弾かないし、という風に偏見があって、それは今でもあったりするんで す。バンドは男社会だから男に男らしさで張り合うんじゃなくて、あえてギャルバンで女の使える ところも使って、女の子の可愛らしさを極めて向かって行きたいんです。 -ギター・ソロが飛び交うギャルバンってなかなかいないですよね。メタル・バンドだったらALDIOUS とかはいますが。WHERE’ S ANDY にとってギター・ソロとは欠かせないものなのでしょうか? CHIKA:弾きたいときは弾くし、弾く必要なければ弾かないし。元々私はソロを弾けなかったん で、ソロはないけどカッコいい曲をやろうと思ってたんです。でもそれは逃げだなと思ったんです。 それで練習して弾けるようになったら、ちょっと目立ちたくて弾きたくなっちゃって割りと入れて しまうのかもしれないな。 -CHIKAさんはメタル好きということですが、どういったきっかけでメタルを聴きはじめたのですか? CHIKA:元々GLAYとかJ-ROCKばっかり聴いていてバンドを始めたんですけど、わたしはアー ティストのルーツを辿るが好きなんです。GLAYだったら、BOOWY、X JAPANと遡って“カッコ イイバンドがいるな”って。そのX JAPANがメタルだと思っていたんですが、海外のバンドの存在 を知ってCHILDREN OF BODOM、SYSTEM OF A DOWNとかを聴き始めたんです。それで またそういったバンドのルーツを辿ってBLACK SABBATHとかTHE BEATLESを知ったんで す。それ以前はまだ追いつけてないんですけど、そういう風になって逆に渋くてカッコよすぎるし、 ズンズンズンズンしてるのだけがメタルじゃないって思ったんです。クリーンだけどあの感じは怖い ことをしようとしていたんだろうなって精神面がカッコイイと思ってから好きになりました。 -お2人は元々はそんなにメタルを聴いてはいなかったんですか? MAI:ちょいちょいですね。昔の方が聴いていました。“LOUD PARK”でメタルにハマったんで す。そのときにCHIKAとは会ったりしてたよね。あんまり仲良くなかったけど。 CHIKA:顔見知り程度だったから、“あ、来てるんだー”みたいな感じだったね。 -みなさんぐらいの女の子が“LOUD PARK”にいたら目立ちますもんね。 CHIKA:うんうん。 MAI:目立つ目立つ。 なんと、あの日本を代表する女性ベーシスト、TOKIEがプロデュース! まるで、アイドルがJ-POPをハードロック・カヴァーしたらこんな感じ、 みたいな超個性派サウンドを持つ、ラウドでポップなロック女子3人組。 それがこのWHERE'S ANDYだ。80'sハード・ロックと日本のイン ディ・ロックが融合したパワフルなサウンド・アプローチと、キュート でキャッチーなCHIKA(Vo/Gt)の声とがマッチして、独特な存在感 を放っている。機材の進化でインディ・バンドでも良質な音作りが出 来てしまうこのご時世に、かなりプリミティヴな音作りをしているの は狙っているのか天然なのか……とにかく、そんな荒削りな部分すら 力強く感じさせてしまう。今後どんな風に化けるのか楽しみなバンド だ。 山本 真由 WHERE'S ANDY FIRST CRY ~逆襲の産声~ NOW ON SALE!! LABEL : No Big Deal Records GENRE : ROCK, POP ROCK FOR FANS OF : UPLIFT SPICE, ICON FOR HIRE, PARAMORE

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BLACK SABBATHやCHILDREN OF BODOMをフェイバリットに挙げる規格外のギャルバンWHERE’S ANDYデビュー!!

BLACK SABBATHやCHILDREN OF BODOMをフェイバリットに挙げる規格外のギャルバンWHERE’S ANDYデビュー!!

CHIKA (Gt/Vo) MAI (Ba/Cho) CHIBAchan (Dr) インタビュアー:ムラオカ

-活動から2年とまだ短いですね?簡単に結成から今に至るまでを教えてください。

CHIKA:私が前にやっていたバンドが解散してしまって。私はずっとギャルバンをやってきて、ほぼ女の子としかバンドを組んだことがなかったんです。なのでやっぱりギャルバンをやりたいと思って。それで“元々対バンをしていた人で、ビールを飲める人とバンドをやりたい”と思って浮かんだのが、ドラムのCHIBAchanだったんです。CHIBAchanは飲んでるイメージしかないなって。それで話をしたらやろうと言ってくれて、かつCHIBAchanと私は専門学校が一緒だったんです。その某専門学校にメンバーをふらっと探しに行ったら、1個下の後輩にMAIがいたんです。

-バンド名の“ANDY”とは一体誰を指しているのでしょうか?

CHIBAchan:“チャイルド・プレイ”という映画に出てくるチャッキーという人形がいるんですけど、人形なのに人を殺したりとかやることがエグいんです。それが自分たちの見た目とやりたい音楽にすごく合ってるなと思って、こんなちんちくりんなカッコつかない見た目の子たちなのに、音を出したら“めっちゃカッコイイじゃん、エゲつないじゃん”みたいな感じになりたいと思ったんです。それで“ANDY”というのは映画の中でチャッキーが追い掛け回す主人公の男の子の名前なんですが、その“ANDY”というのを“世間”として私たちがチャッキー側になって世の中に探しに行くというような意味を込めています。CHIKA:3人で“チャイルド・プレイ”の上映会をして決めたんです。映画の中に何かヒントがあるかもって思って、超怖かったけど頑張って観ました。

-さて、6曲入りの『FIRST CRY~逆襲の産声~』を3/6にリリースしますね。おめでとうございます。完成した今の気持ちを教えてください。

MAI:“さらっと”です。

-……今のが回答ですか(笑)?

一同:(爆笑)MAI:でも、考えてきたんです。うちらを前から知っている人は1stの1番最初に作った曲も入っているし、新曲も入っているし集大成ではないけど、昔からのWHERE’S ANDYが1枚になりましたという感じですね。うちらのことを知らない人はこんなんやってます、ぐらいのCDです、以上です。一同:(笑)MAI:というくらいさらっとした1枚目です。

-気合いを入れて作ったというよりは、まず1枚目を出しておこうかという感じですね。

MAI:そうですね。“これ1枚で売れるぞ!”みたいなことは思ってないし、さらっとレコーディングした気がしますね。CHIBAchan:スタート地点という気がしますね。前からのファンが知っている曲も入っているし、新しい挑戦も入っていて。始めた頃が0だったとしたらこれを出したことによって1になったというか。今までの人たちも宜しく、これから聴いてくれる人もヨロシクね、みたいな感じで上手い具合に名刺代わりの作品になったかなと思います。

-作詞作曲は基本的にはどなたが?

CHIKA:新曲も再録の曲もネタを持ってくるのは私で、あとはみんなでやっていますね。作詞に関しては助けてーって言うこともありますね。こういう風にしたいんだけど、この主人公ってどうかなって相談することもあれば、ばーっと書けてしまう曲もありますね。

-初めてのレコーディングということでしたが、先程もおっしゃっていたようにさらっと過去の自分たちの自主音源と同じ感覚で作れたのでしょうか?

CHIKA:私は割りと“人間ドック”だから、いろいろと見たら“ピーピーピーピー”と問題が出てきて、結構戦っていた感覚でしたね。

-特に新曲3曲に関しては大変だったのでしょうか?

CHIKA:元々私はヴォーカリストとしてやっていたわけではなかったので、日本語を歌うことによって伝え易くなったりとか、そういう意味ではヴォーカリストとしての意識がやっと芽生えてきたのかなと思います。

-確かに新曲がほぼ全て日本語詞ですよね。日本語詞になったことで歌詞作りはより難しくなったのでしょうか?

CHIKA:どちらも難しかったですけど、プロデュースしてくれたTOKIEさんも加わって、客観的に見てもらって良い経験になったなと思います。

インタビューの続きは激ロックウェブサイトをチェック!!>>GEKIROCK.COM

-TOKIEさんの名前が出ましたが、プロデューサーを招いて第3者の視点が加わることは作品を作る上で大きく変わることなのでしょうか?

MAI:説得力。

-以上……(笑)?

一同:(笑)

-要は自分たちが悩んでいるときにアイデア等を出してくれるという感じですかね?

CHIKA:いろんな面で助けていただきましたね。

-キャッチ・コピーに“ギャルバンなめんなよ!”とありますが、最近女子であることを前面に出すバンドも少ないと思います。あえてこれを合言葉にしたのはなぜですか?

CHIKA:元々私自身ギャルバンをなめていたんです。ギターも中途半端だし、ギターを抱えていてもかっこ悪いし、ソロを弾かないし、という風に偏見があって、それは今でもあったりするんです。バンドは男社会だから男に男らしさで張り合うんじゃなくて、あえてギャルバンで女の使えるところも使って、女の子の可愛らしさを極めて向かって行きたいんです。

-ギター・ソロが飛び交うギャルバンってなかなかいないですよね。メタル・バンドだったらALDIOUSとかはいますが。WHERE’S ANDY にとってギター・ソロとは欠かせないものなのでしょうか?

CHIKA:弾きたいときは弾くし、弾く必要なければ弾かないし。元々私はソロを弾けなかったんで、ソロはないけどカッコいい曲をやろうと思ってたんです。でもそれは逃げだなと思ったんです。それで練習して弾けるようになったら、ちょっと目立ちたくて弾きたくなっちゃって割りと入れてしまうのかもしれないな。

-CHIKAさんはメタル好きということですが、どういったきっかけでメタルを聴きはじめたのですか?

CHIKA:元々GLAYとかJ-ROCKばっかり聴いていてバンドを始めたんですけど、わたしはアーティストのルーツを辿るが好きなんです。GLAYだったら、BOOWY、X JAPANと遡って“カッコイイバンドがいるな”って。そのX JAPANがメタルだと思っていたんですが、海外のバンドの存在を知ってCHILDREN OF BODOM、SYSTEM OF A DOWNとかを聴き始めたんです。それでまたそういったバンドのルーツを辿ってBLACK SABBATHとかTHE BEATLESを知ったんです。それ以前はまだ追いつけてないんですけど、そういう風になって逆に渋くてカッコよすぎるし、ズンズンズンズンしてるのだけがメタルじゃないって思ったんです。クリーンだけどあの感じは怖いことをしようとしていたんだろうなって精神面がカッコイイと思ってから好きになりました。

-お2人は元々はそんなにメタルを聴いてはいなかったんですか?

MAI:ちょいちょいですね。昔の方が聴いていました。“LOUD PARK”でメタルにハマったんです。そのときにCHIKAとは会ったりしてたよね。あんまり仲良くなかったけど。CHIKA:顔見知り程度だったから、“あ、来てるんだー”みたいな感じだったね。

-みなさんぐらいの女の子が“LOUD PARK”にいたら目立ちますもんね。

CHIKA:うんうん。MAI:目立つ目立つ。

なんと、あの日本を代表する女性ベーシスト、TOKIEがプロデュース!まるで、アイドルがJ-POPをハードロック・カヴァーしたらこんな感じ、みたいな超個性派サウンドを持つ、ラウドでポップなロック女子3人組。それがこのWHERE'S ANDYだ。80'sハード・ロックと日本のインディ・ロックが融合したパワフルなサウンド・アプローチと、キュートでキャッチーなCHIKA(Vo/Gt)の声とがマッチして、独特な存在感を放っている。機材の進化でインディ・バンドでも良質な音作りが出来てしまうこのご時世に、かなりプリミティヴな音作りをしているのは狙っているのか天然なのか……とにかく、そんな荒削りな部分すら力強く感じさせてしまう。今後どんな風に化けるのか楽しみなバンドだ。 山本 真由

WHERE'S ANDYFIRST CRY ~逆襲の産声~NOW ON SALE!!

LABEL : No Big Deal RecordsGENRE : ROCK, POP ROCKFOR FANS OF : UPLIFT SPICE, ICON FOR HIRE, PARAMORE