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1 <報道関係各位> NEWS RELEASE 2020 2 世界最大級のテキスタイル国際見本市 “Premiere Vision 2021 春夏に出展 小松マテーレ株式会社(本社︓石川県能美市)は、2020 2 11 日(火)~13 日(木)に フランス・パリで開催されたテキスタイルの国際見本市“Premiere Vision(プルミエール・ヴィ ジョン)2021 春夏に出展いたしました。 “Premiere VisionPVは、フランス・パリで年間に二回開催され、世界中のファッション 業界が最も注目するテキスタイルの国際見本市です。会場の構成は、FABRICLEATHERACCESSORIESDESIGNMANUFACTURINGSMART CREATION 7 つのパビリオンで区 分されております。なお、メインとなる PV FABRIC(ファブリック)に当社は 2003 年の初出 展以来、連続 35 回目の出展となります。 ■展示の状況 新型コロナウィルスの影響で、中国からの出展社およびバイヤーが激減しました。欧州ブランドに おいても、PV 訪問不可の通達が出ているバイヤーは数社あり、全般的に来場者数が減少した中での 開幕となりました。 当社においては、従来のファブリックブースにおいて、小売業を中心に、おもにフランス、イタリ アより初日のみで約 100 社にご来場いただきました。 また、今回厳しい審査を経てʼʼスマートクリエーションʼʼ(サステナブ ルの特設ブース)へ初出展いたしました。「オニベジ」を中心とした環 境対応商材にて、初日のみで 20 社の新規客先の来場がありました。 従来にない新しいバイヤーとの出会いを求め、欧州を中心とした新規 市場開拓へチャレンジいたしました。 商品の評価に関し、今回出品した約 600 点の素材の中から、社内の 素材開発コンテストで選ばれた、光沢素材にもっとも高い関心が寄せ られました。。この素材の特徴は、当社の特殊薄膜技術と染色技術を組 み合わせ、色に深みを持たせた点であり、これまでにない不思議な色 合いが、来場者からの注目を集めました。 ■新規出展ブース「スマートクリエーション」(Hall3) ①環境配慮型素材「オニベジ」、②超微多孔発泡セラミックス基盤材「グリーンビズ」、③熱可塑 性炭素繊維複合材「カボコーマ・ストランドロッド」を主体に、展示ブースを構成しました。生地 メーカーの生産背景から生まれた建材用途の環境対応素材を通し新しい「小松マテーレ」を見せら れ、従来の生地売りの販促への後押しとなりました。 高い評価を得た光沢素材

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Page 1: Premiere Vision 2021 - //...2020/02/17  · Premiere Vision 2021春夏”に出展 小松マテーレ株式会社(本社 石川県能美市)は、 2020年2月11日(火)~13日(木)に

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<報道関係各位> NEWS RELEASE

2020年 2月

世界最大級のテキスタイル国際見本市

“Premiere Vision 2021春夏”に出展

小松マテーレ株式会社(本社︓石川県能美市)は、2020年 2月 11日(火)~13日(木)にフランス・パリで開催されたテキスタイルの国際見本市“Premiere Vision(プルミエール・ヴィジョン)2021春夏”に出展いたしました。

“Premiere Vision(PV)”は、フランス・パリで年間に二回開催され、世界中のファッション業界が最も注目するテキスタイルの国際見本市です。会場の構成は、FABRIC・LEATHER・ACCESSORIES・DESIGN・MANUFACTURING・SMART CREATIONの 7つのパビリオンで区分されております。なお、メインとなる PV FABRIC(ファブリック)に当社は 2003年の初出展以来、連続 35回目の出展となります。

■展示の状況

新型コロナウィルスの影響で、中国からの出展社およびバイヤーが激減しました。欧州ブランドにおいても、PV訪問不可の通達が出ているバイヤーは数社あり、全般的に来場者数が減少した中での開幕となりました。 当社においては、従来のファブリックブースにおいて、小売業を中心に、おもにフランス、イタリアより初日のみで約 100社にご来場いただきました。 また、今回厳しい審査を経てʼʼスマートクリエーションʼʼ(サステナブ

ルの特設ブース)へ初出展いたしました。「オニベジ」を中心とした環境対応商材にて、初日のみで 20社の新規客先の来場がありました。従来にない新しいバイヤーとの出会いを求め、欧州を中心とした新規市場開拓へチャレンジいたしました。 商品の評価に関し、今回出品した約 600点の素材の中から、社内の

素材開発コンテストで選ばれた、光沢素材にもっとも高い関心が寄せられました。。この素材の特徴は、当社の特殊薄膜技術と染色技術を組み合わせ、色に深みを持たせた点であり、これまでにない不思議な色合いが、来場者からの注目を集めました。

■新規出展ブース「スマートクリエーション」(Hall3)

①環境配慮型素材「オニベジ」、②超微多孔発泡セラミックス基盤材「グリーンビズ」、③熱可塑性炭素繊維複合材「カボコーマ・ストランドロッド」を主体に、展示ブースを構成しました。生地メーカーの生産背景から生まれた建材用途の環境対応素材を通し新しい「小松マテーレ」を見せられ、従来の生地売りの販促への後押しとなりました。

高い評価を得た光沢素材

Page 2: Premiere Vision 2021 - //...2020/02/17  · Premiere Vision 2021春夏”に出展 小松マテーレ株式会社(本社 石川県能美市)は、 2020年2月11日(火)~13日(木)に

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① 環境配慮型素材「ONIBEGIE®(オニベジ)」

リサイクルナイロンをベースとする、廃棄される玉ねぎの外皮の成分を用いて染色した環境配慮型素材です。海外ユーザーの環境配慮への意識の高まりを受けて開発したハイブリッド・エコ素材を出展しました。

② 超微多孔発泡セラミックス基盤材「グリーンビズ」

染色工場の排水処理過程で発生する産廃物(余剰汚泥)を石川県の珪藻土、粘土等と混ぜ合わせ、約 1000℃の高熱で焼成してできる発泡セラミック素材です。超微多孔構造により、優れた断熱性・通気性・透水性・保水性を有します。

③ 熱可塑性炭素繊維複合材「カボコーマ・ストランドロッド」

日本の伝統産業である組紐の技術と、現代の炭素繊維の技術を融合した強さとしなやかさを有するロープ状の材料です。引張強度が高く、繊細かつ強靭な構造体で、2019年 11月に日本初の炭素繊維を用いた耐震補強用引張材として、JISが制定されました。

■展示会の様子

「ファブリック」ブース

「スマートクリエーション」ブース

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■Premiere Vision出展の背景・目的 当社は経営方針に海外市場の拡大を掲げ、これまで積極的に海外での展示会に参加並びに単独個展を開催し「KOMATSUブランド」の向上及び商品の市場導入に努めて参りました。 特に、ファッションの本場と言える欧州で開催されるこのプルミエール・ヴィジョンにおいては

2003年より継続して素材提案を行い、ヨーロッパの名だたるラグジュアリーブランドから高い評価を得るとともに知名度の高まりを実感するまでにいたりました。

■Premiere Vision 2021春夏 出展概要会期 ︓2020年 2月 11日(火)~13日(木) 会場 ︓フランス パリ ノール見本市会場 出展社 ︓1755社(日本企業は 55社) 出展品 ︓テキスタイル、建築建材 主催 ︓Premiere Vision見本市(株) 当社ブース ︓ファブリック・・・144㎡(ブース№no.6J22-6K19)

スマートクリエイション・・・9㎡(ブース No.3S15)公式サイト URL ︓http://www.premierevision.com/

<小松マテーレ株式会社 会社概要> 会社名 ︓小松マテーレ株式会社 本社所在地 ︓石川県能美市浜町ヌ 167番地 設立 ︓1943年(昭和 18年)10月 代表取締役会長兼社長 ︓中山 賢一 資本金 ︓46億 8,042万円 売上高 ︓390億 7,800万円(2019年 3月期連結) 従業員数 ︓1,276名(2019年 3月 31日 現在)

<本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先> 小松マテーレ株式会社 社長室 広報課 TEL︓0761-55-8000 / FAX︓0761-55-8101