「技術は人なり」 introduction · 技術勉強会 「ロボット工学の基礎と実際」...
TRANSCRIPT
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建学の精神「実学尊重」 教育・研究理念「技術は人なり」
イベント開催・出展報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2~5
各キャンパスにおける地域連携活動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6~7
●東京千住キャンパス「ものづくりセンター」×㈱J:COM足立
●足立区足立区中学校教育研究会理科部研修会 ●埼玉鳩山キャンパス「鳩山中学校への大学体験」
●千葉ニュータウンキャンパス「でんだいキッズセミナー」
●足立区六大学実務者会議(近藤やよい区長×地域連携実務者懇談会)
●平成29年度地域連携推進会議
自治体(足立区広報室・足立区産業経済部/荒川区産業経済部/
鳩山町政策財政課/坂戸市総合政策部政策企画課/
印西市環境経済部経済政策課/郡山市政策開発部政策開発課・
郡山市政策開発部雇用政策課・郡山市産業観光部産業創出課
各自治体委員等就任のご紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8~9
大学研究者への道(第7回)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10~11
●川井 悟 教授/理工学部長(理工学部理工学科生命理工学系)
コーディネーターの一押しシーズ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
●研究者 佐藤 慶介 准教授(工学部電気電子工学科)
推薦者 安江 準二 CRC研究コーディネーター
各種団体との連携・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
●経営同友会 第47回特別講演会
●東京電機大学技術士会 講演会/総会
プロジェクト研究所紹介
第14回研究室紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
●島田 政信 教授(理工学部理工学科建築・都市環境学系)
「衛星リモートセンシング研究室」
第14回発明者クローズアップ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
●植野 彰規 教授(工学部電気電子工学科)
知的財産権実用化情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
●職務発明情報
発明者 松浦 昭洋 准教授(理工学部理工学科情報システムデザイン学系)
推薦者 平野 智 CRC産官学交流センター産学連携コーディネーター
公開講座情報
●東京電機大学医療機器国際展開技術者育成講座
●●● CONTENTS ●●●
東京電機大学 研究推進社会連携センター(CRC)
Center for Research and Collaboration
C R C P R E S S Vol.14 2017 September(9月)
~世の中に役立てるための架け橋となり、社会の発展に貢献し、次の百年の礎を築く~
東京電機大学研究推進社会連携センター
「CRC PRESS」事務局
〒102-8551東京都足立区千住旭町5番
TEL 03-5284-5238
E-mail [email protected]
東京電機大学研究推進社会連携センター
責任者:関口 武英
発行元 東京電機大学研究推進社会連携センター
平成29年度第2号
reference
足立区連携事業「野菜からかむカムランチ」を実施! 東京千住キャンパス事務部(学生厚生担当)、足立区衛生部、足立区
保健所、学生食堂(ロイヤルコントラクトサービス㈱)がコラボレー
ション(研究推進社会連
携センター(CRC)地域連
携推進センターがサポー
ト)した「野菜からかむカ
ムランチ」が平成29年6
月8日(木)限定で販売さ
れました。会場となった
学食は学生、教職員、近
隣の方で埋め尽くされ、
用意された限定118食
は午後1時前には販売が
完了いたしました。
「シグマバンクグループビジネス交流会」(2017.8.4) 「イノベーションジャパン」(2017.8.31) 「足立区六大学実務者会議」(2017.6.1)
Regional Cooperation Photo
「CRC PRESS」第14号のご紹介! 東京電機大学研究推進社会連携センター(CRC)が発行しています、「CRC PRESS」第14号(平成29年度第2号)をご紹介いたします。
今号ではCRC各部門や学内において開催、出展された各種イベントの報告を始め、毎号ご好評を頂いております「研究室紹介」「発明者
クローズアップ」「コーディネーターの一押しシーズ」など、本学の研究推進・地域連携活動・産官学交流等で活躍されている先生方を
ご紹介しております。その他、「研究者への道」で川井悟理工学部長(理工学部理工学科生命理工学系教授)をご紹介しております是非ご覧く
ださい。「CRC PRESS」は研究推進社会連携センター(CRC)の活動をご報告させて頂く機関誌ですが、今後も先生方の研究情報、発明、
活動紹介など出来るだけ多くの情報をご紹介出来ればと考えておりますので、これからもご愛読頂きますよう宜しくお願い申し上げます。
研究推進社会連携センター(CRC)
INTRODUCTION
「足立区六大学学長会議」平成29年8月30日(水) 会場:東京電機大学
近藤研至学長(文教大学)/澤和樹学長(東京藝術大学)/來生新学長(放送大学)/
近藤やよい区長(足立区)/安田浩学長(東京電機大学)/大坊郁夫学長(東京未来大学)/
冲永莊八学長(帝京科学大学)
発 行 元
所 在 地
連 絡 先
編 集 責 任 者
平成29年度夏メニュー
Commemorative Photo
Event Photo
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c CRC PRESS vol.14 Center for Research and Collaboration
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研究推進社会連携センター(CRC)産官学交流センターと足立区は
足立区内の事業者向け技術勉強会を開催いたしました。勉強会は
毎年テーマを変え実施されていますが、今回は「ロボット工学の基礎
と実際」とし、ロボットによる工場内の自動化や、ロボット工学の
要素を自社製品に活かしたいといった事業者等の要望に応えること
を目的としています。会場には、専門的な知識をもった事業者が
集ったことから、活発な質疑応答が行われました。
伊藤 裕 教授(工学部先端機械工学科)
東京電機大学東京千住アネックス3階 プレゼン室
平成29年6月5日(月) 18:30 ~ 20:30
「ロボットの様々な形態」
平成29年6月12日(月) 18:30 ~ 20:30
「ロボット工学を支える技術の成り立ち」
平成29年6月19日(月) 18:30 ~ 20:30
「ロボット利用の実際と今後」
「ロボット工学の基礎と実際」をテーマに
伊藤裕教授が技術勉強会で講義!
平成29年9月15日 発行
イベント開催・出展報告(ピックアップ)
イノベーション・ジャパン2017~大学見本市&ビジネスマッチング~
「イノベーションが創出する未来の新産業!国内最大規模!産学マッチングのチャンス」
東京ビックサイトにてイノベーション・ジャパン2017が開催されました。毎年、500を超える大学・ベンチャー・中小企業が出展しており、大学と企業のマッチングとしては国内最大規模のイベントとなります。研究推進社会連携センター(CRC)産官学交流センターが窓口
となり出展の申請を行っておりますが、今年度は、本学から過去最大の7名の先生が採択され、それぞれ研究成果の展示(CRC研究コー
ディネーター・産学連携コーディネーターが来場者の技術相談を支援しました。)や、ショートプレゼンテーションを行いました。 平成29年8月31日(木) 19:30 ~ 17:30
平成29年9月31日(金) 10:00 ~ 17:00
東京ビックサイト 東1・4ホール
「ロボット群の集団移動手法」
鈴木 剛 教授(工学部情報通信工学科)
「超分散ネットワーク技術を活用した安全安心ディザスタリカバリシステム」
宮保 憲治 教授(システムデザイン工学部情報システム工学科)
「蝶をモデルとした小型はばたきロボット」
藤川 太郎 助教(未来科学部ロボット・メカトロニクス学科)
「切る、残す、水力は自在。ウォーターパルスジェットメス」
荒船 龍彦 准教授(理工学部理工学科電子・機械工学系)
「ロボットで行う、脳卒中片麻痺の方の車いす使用リハビリテーション」
岩瀬 将美 准教授(未来科学部ロボット・メカトロニクス学科)
「脳血管障害後の最終可動域低下を防ぐロボット手指装具」
大西 謙吾 准教授(理工学部理工学科電子・機械工学系)
「常温で有機発光体による手軽にガスセンシング」
足立 直也 准教授(理工学部理工学科理学系)
国内最大規模のイノベーション・ジャパン2017に7名の先生が採択・発表!
会 場
日 時
出 展
研究推進社会連携センター(CRC)産官学交流センターは、事業者
を対象とした「IoT×福祉・介護」関連開発勉強会を開催いたしまし
た。
現代、急速に進む高齢化社会に向けて、IoTによる効果的な介護の
方法が注目されています。そのような実情の中で、高齢者家族の見
守りシステムを開発した志幸技研工業㈱(経営同友会会員企業)がその
取り組みの背景や事例などを具体的に紹介いたしました。
講演の後には、IoTによる福祉・介護製品開発のための意見交換が
行われ、すでに介護機器の開発に取り組まれている企業も多く
参加されたことから、より具体的な意見交換が行われました。
今回、現代社会で大変関心が高いテーマであったことから、多く
の参加者が来場し、講師の吉川裕氏との交流を深めておりました。
平成29年7月13日(木) 18:30 ~ 20:30
東京電機大学東京千住キャンパス5号館2階5205教室
「IoT活用事例“ネットミル”見守りシステム」
吉川 裕 氏(志幸技研工業㈱代表取締役)
参加者による意見交換会(グループディスカッション)
志幸技研工業㈱吉川裕代表取締役を講師
に迎えIoT×福祉・介護技術を研鑽!
技術勉強会
「ロボット工学の基礎と実際」
事例から学ぶ IoT×福祉・介護関連開発勉強会
「デジタル×ものづくりで福祉・介護の未来を考える」
会 場
日 時
講義内容
第1回
日 時
講義内容
第2回
日 時
講義内容
第3回
講 師
講義する伊藤裕教授 会場の模様
会 場
日 時
講演をする吉川裕氏 会場の模様
講 演
そ の 他
ブースの模様 ブースの模様 ブースの模様 会場の模様
防 災
防 災
防 災
医 療
ライフサイエンス
ライフサイエンス
ナノテクノロジー
入場ゲートの様子
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c CRC PRESS vol.14 Center for Research and Collaboration 平成29年9月15日 発行
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イベント開催・出展報告(ピックアップ)
研究推進社会連携センター(CRC)地域連携推進センターでは、
運営する創業支援施設「かけはし」の入居者指導を担当している
インキュベーションマネージャー(中小企業診断士:以下「IM」)と
の戦略会議を毎年2~3回ほど開催しております。第7回となる
今回は、CRC地域連携推進センター、IM、足立区産業経済部
中小企業支援課の代表が集い、今後の創業支援施設「かけはし」の
運営方針について協議をいたしました。特にシェアードオフィス
の活用方法については入居企業の状況や施設の入居率などを鑑
み、創業支援の将来的な展望について協議を行いました。 平成29年6月27日(火) 11:30 ~ 13:30 東京千住アネックス3階 交流室2
阿髙 松男 CRC客員教授(名誉教授)/
谷口 久子 足立区産業経済部中小企業支援課創業支援係長/
関口 武英 CRC次長(兼)地域連携推進センター課長/
増田 瑞紀 氏(地域連携推進センター)/
小倉 光雄 氏(創業支援施設「かけはし」事務局)/
山部 久世 氏(創業支援施設「かけはし」事務局)/
溝井 伸彰 IM/平澤 明 IM/菅生 將人 IM/
酒井 勇貴 IM
平成29年度創業支援施設「かけはし」の
活動方針を関係者で協議!
創業支援施設「かけはし」
第7回インキュベーションマネージャー会議
研究推進社会連携センター(CRC)地域連携推進センターでは、
文部科学省の方針に基づき、高齢者向けの生涯学習の機会として、
マンツーマン方式のパソコン教室を開講いたしました。
今回、パソコン教室に開講にあたり、パソコンの設置など総合
メディアセンターの協力のもと、講師にはCRC地域連携推進セン
ターでボランティア登録をしている、本学学生の大塚勇人さん(未来
科学部情報メディア学科3年)が担当し、テキストについてはCRC
地域連携推進センターの増田瑞紀氏が作成いたしました。
また、受講者募集に際しては足立区広報室シティプロモーション
課大学連携担当係の浅野喜之係長にご尽力頂きました。
大塚勇人さんは初めて応対した受講者のPCスキルにあわせ、臨機
応変かつ懇切丁寧に操作方法を講義してくださいました。受講者か
らも「なかなか聞くことが出来なかった初歩的な操作など大変わかり
やすく教えて頂き感謝しています。」との感想を頂きました。
高 齢 者 向 け パ ソ コ ン 教 室 を 開 講 !
平成29年8月22日(火) 10:00 ~ 11:30
平成29年8月24日(木) 10:00 ~ 11:30
東京千住キャンパス5号館 2階地域連携推進センター室
高齢者向けパソコン教室の開講 研究推進社会連携センター(CRC)地域連携推進センター主催
足立区創業支援施設事業として研究推進社会連携センター
(CRC)地域連携推進センターが運営創業支援施設「かけはし」と
足立区が運営する創業支援館「かがやき」「はばたき」の3施設合
同セミナーを東京千住アネックスにて開催いたしました。
今回、中小企業診断士の酒井勇貴インキュベーションマネー
ジャー(以下「IM」)がプロデュースし、行政書士の阿部隆昭氏が
講演しました。当日は入居者だけでなく、各施設の卒業企業など
が参加され、交流会では「大変に勉強になった」「早速ビジネスに
役立てたい」などの感想が述べられるなど、大変有意義なセミ
ナーとなりました。
平成29年7月20日(木) 14:00~18:00
東京千住アネックス3階プレゼン室&交流室1(交流会)
阿髙 松男 CRC客員教授(名誉教授)
「行政書士が教える!ソーシャルメディアポリシーの
正しい定め方~事例で学ぶ、ソーシャルメディアポリ
シーの実際~」
阿部 隆昭 氏(行政書士阿部総合事務所代表)
山崎 宏 足立区産業経済部中小企業支援課長
創 業 3 施 設 合 同 の セ ミ ナ ー を 開 催 !
連日奮闘する起業家が集結
創業支援3施設合同セミナー 「行政書士が教える!ソーシャルメディアポリシーの正しい定め方」
会 場
講演する阿部隆昭氏 司会の酒井勇貴IM
会 場
日 時
出 席 者
会議の模様 会議の模様
日 時
開会挨拶
講 演
開会挨拶
研究推進社会連携センター(CRC)
平成29年度 第1回アドバイザリーボード意見交換会 平成29年度の研究推進社会連携センター(CRC)アドバイザリーボードとして、5名の名誉教授にご担当して頂くことが決定いたしま
した。
各先生方への委嘱に伴い平成29年度第1回となる「アドバイザリー
ボード意見交換会」を東京千住キャンパスにおいて開催いたしまし
た。
安田進副学長の開会挨拶の後、研究推進社会連携センター(CRC)
からは、髙橋時市郎CRC長、佐々木良一総合研究所長、柴田滝也
研究推進部長、清水康夫産官学交流センター長並びに各事務局担当
から平成28年度のCRC事業報告を軸に、私立大学等改革総合支援
事業への取り組みや平成28年度研究ブランディング事業の申請概要
等について報告が行われました。意見交換においては、CRCの今後
の活動方針や研究戦略について活発な意見交換が行われました。
平 成 2 9 年 度 ア ド バ イ ザ リ ー ボ ー ド
意見交換会を開催! 平成29年8月25日(金) 10:30 ~ 13:30
東京千住キャンパス1号館 3階法人・大学共用会議室
阿髙松男名誉教授/中松亘名誉教授/福井康裕名誉教授/ 松井邦人名誉教授/村上伸一名誉教授(五十音順)
日 時
パソコン教室の模様 大塚 勇人 さん
第1回
会 場
日 時
第2回 会 場
日 時
記念撮影 意見交換会の模様
アドバイザリーボード
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c CRC PRESS vol.14 Center for Research and Collaboration
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平成29年9月15日 発行
イベント開催・出展報告(ピックアップ)
研究推進社会連携センター(CRC)地域連携推進センターでは、「郡山市と東京電機大学との連携協力に関する協定書」に基づき、
郡山市との地域連携活動を行っております。
このたび、品川萬里郡山市長を始め、市内42の自主防災組織の代
表ならびに市職員の代表あわせて126名が集った「自主防災講演会」
が開催されました。
講演会では、本学の安田進副学長が講師として招かれ、防災・減
災をテーマに講演されました。
本学からは、CRC地域連携推進センターを代表して網田雄治地域
連携推進コーディネーターが出席いたしました。
平成29年5月31日(水) 13:00 ~ 14:40
郡山市役所 特別会議室
品川 萬里 郡山市長 「防災・減災のまちづくりを考える~過去を学び未来に備える~」
安田 進 副学長(理工学部理工学科建築・都市環境学系教授)
国立研究開発法人産業技術総合研究所 他
郡山市「自主防災講演会」で安田進副学長
が講演!126名が参加
「歯と口の健康週間(6月4日~6月10日)」に伴い、東京千住
キャンパス事務部学生厚生担当、足立区衛生部、足立区保健所、
学生食堂(ロイヤルコントラクトサービス㈱)がコラボレーション
(研究推進社会連携センター(CRC)地域連携推進センターが広報
等サポート)した「野菜からかむカムランチ」が、東京千住キャン
パス3号館2階学生食堂において平成29年6月8日(木)限定で
販売されました。
当日、学食ではオープンする前から食券を求めて並ぶ姿が多く
見受けられました。
また、オープン直後、学食の席はみるみるうちに学生、教職
員、近隣の方で埋め尽くされ、用意された限定118食は午後1時
前に販売が完了いたしました。
平成29年6月8日(木) 11:30 ~ 13:00
東京千住キャンパス3号館 2階学食
「れんこん入りハンバーグ・きんぴら混ぜご飯・ビーンズと
きのこのスープ・ごぼうとほうれん草のサラダ」
(野菜量268g)
学食で野菜からかむカムランチを開催!
限定118食が即時完売
足立区連携事業
「野菜からかむカムランチ」開催
足立区内に設置あるいは移転が予定されている六大学の地域連
携活動の実務者が集い、「足立区六大学実務者会議」が足立区役所
本庁舎にて開催されました。同会議では、近藤やよい足立区長と
の懇談形式で実施され、平成29年8月30日(水)に本学を会場校
として開催される足立区六大学学長会議の内容や運営方法、学生
ボランティアの考え方等について意見交換が行われました。
その他、足立区政策経営部から、吉田厚子広報室長、根岸彰雄
広報室シティプロモーション課長、中村明慶政策経営課
長、坂田光穂協働・協創推進担当課長が出席されました。
また、本学からは、山本明史東京千住キャンパス事務部課長
(学生厚生担当)、関口武英研究推進社会連携センター(CRC)次長
(兼)地域連携推進センター課長が代表として参加いたしました。
平成29年6月1日(木) 18:00 ~ 19:15
足立区役所本庁舎12階 会議室
東京電機大学/帝京科学大学/東京藝術大学/
東京未来大学/文教大学/放送大学
近藤 やよい 足立区長
足立区六大学実務者会議が開催!地域
連携担当者と近藤やよい区長が懇談。
研究推進社会連携センター(CRC)地域連携推進センター並びに
東京千住キャンパス事務部庶務担当が、足立区立千寿常東小学校
の保護者で構成されている「おやじの会(PTA内任意団体)」の依頼
を受け、平成29年6月24日(土)千寿常東小学校体育館にて小学
4年生~6年生を対象とした「こどもサイエンスラボ」を開講いた
しました。今回講師には田中里美講師(工学部・未来科学部・
システムデザイン工学部自然科学系列)にご担当頂き、6名の学生
さんと一緒に小学生に対して理科実験を行って頂きました。
会の途中には、加藤敦彦校長、村松治副校長が生徒の激励に
参加いたしました。
平成29年6月24日(土) 9:00 ~ 12:00
足立区立千寿常東小学校 体育館
菊地 展宏 氏(足立区立千寿常東小学校PTAおやじの会会長)
田中 里美 講師 (工学部・未来科学部・システムデザイン工学部自然科学系列)
①リトマス紙を作る ②指紋手帳
千寿常東小学校「こどもサイエンスラボ」
を開講!田中里美講師が講義
足立区立千寿常東小学校
電大コラボ「こどもサイエンスラボ」
日 時
会 場
挨 拶
会 場
日 時
メニュー
会 場
日 時
参加大学
講 義
講演する安田進副学長 会場の模様
会 場
日 時
挨 拶
講 演
視 察
イベントに参加された
安田浩学長と佐々木良一CRC総合研究所長
研究推進社会連携センター(CRC)から参加した
増田瑞紀さん、池田桂さん、橘啓子さん
近藤やよい区長を中心とした記念撮影 実務者会議の模様
挨 拶
挨拶する田中里美講師 班別の実験の模様
内 容
平成29年度 第1回足立区六大学実務者会議
近藤やよい足立区長との地域連携担当者が懇談 郡山市「自主防災講演会」
「防災・減災のまちづくりを考える~過去を学び未来に備える~」
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平成29年9月15日 発行
C
CRC PRESS vol.14 Center for Research and Collaboration
イベント開催・出展報告(ピックアップ)
巣鴨信用金庫が主催し、大学知財群活用プラットフォーム
(PUiP)が共催する「s-bizチャレンジセミナー」が、巣鴨信用金庫
本店にて開催されました。
本学の研究推進社会連携センター(CRC)で研究コーディネーター
(以下「CD」)を務める安江準二氏が講演いたしました。
講演において安江準二CDは、「これから医療福祉分野に進出した
い、自社の技術やノウハウが医療福祉技術に応用できるか」といった
異分野からの新規参入を考えている法人や、既に医療福祉分野に
進出している法人を対象に「健康で長寿な社会を支える次世代技術」
のテーマを中心に講演いたしました。
また、大学が保有している『知的財産・特許等』の知財群活用
方法等についても語りました。
平成29年7月18日(火) 17:00 ~ 18:30
巣鴨信用金庫 本店 3階ホール
「中小企業と産学連携成功事例・産学連携利用のすすめ」
「健康で長寿な社会を支える次世代技術とは」
安江 準二 氏 (東京電機大学研究推進社会連携センター(CRC)研究コーディネーター)
巣鴨信用金庫と連携で安江準二研究CDが
「s-bizチャレンジセミナー」で講演!
研究推進社会連携センター(CRC)総合研究所主催で、総合研究所
研究課題成果発表会を8月3日(木)に開催いたしました。発表会は
佐々木良一総合研究所長の司会進行で進められ、情報交換会も含め
教職員、学生、企業等が集い大盛況で終了いたしました。
平成29年8月3日(木) 13:00 ~ 16:30
東京千住キャンパス1号館エントランス/100周年ホール
安田 進 東京電機大学副学長 「シリコンはなぜ発光しない?発光するシリコンの作製
~ナノフォトニクスと発光するシリコンの応用~」
川添 忠 プロジェクト研究教授 (先端レーザー技術研究所)
「Fog+s:大規模施設・屋外フィールド向けIoT基盤の研究」
岩井 将行 准教授(未来科学部情報メディア学科) 「細胞足場環境における原子層体積アルミナ被膜の生体適合性評価」
大越 康晴 准教授(理工学部理工学科電子・機械工学系) 「神経回路ネットワークを起源とする同期発火と図領域の皮質表現 メカニズム—計算論的モデル研究—」
我妻 伸彦 助教(理工学部理工学科情報システムデザイン学系) 「杖歩行訓練に適する片麻痺患者用歩行器の多環境対応に向けた 検討」
井上 淳 助教(未来科学部ロボット・メカトロニクス学科) 「ピロリン酸イオンを利用した新たな金属二中心反応場の 構築」
宮里 裕二 助教(理工学部理工学科理学系)
総勢31名の先生が研究成果を公開!
研究推進社会連携センター(CRC)総合研究所
平成29年度 総合研究所研究成果発表会
第9回 シグマバンクグループビジネス交流会
企業とつながる。地域とつながる。 研究推進社会連携センター(CRC)産官学交流センターでは、足立成和信用金庫との連携から、毎年8月に開催されている「シグマバン
クグループビジネス交流会」に協力し、参加する企業等からの技術相
談に対応をしています。今年度は、ブースを設置し、阿髙松男CRC
産官学交流センター特別顧問、齋藤裕也CRC産官学交流センター
課長、鈴木啓介CRC産学連携コーディネーターがブース対応を行
い、来場者からの技術相談などに対応をいたしました。
平成29年8月4日(金) 13:00 ~ 17:00
東武ホテルレバント東京3階~4階
足立成和信用金庫/亀有信用金庫/小松川信用金庫/
東榮信用金庫
コザ信用金庫/興能信用金庫
①「日本政策金融公庫の海外展開支援について
~海外展開企業への支援制度及び専門機関の紹介等~」
②「人材派遣支援について~プロフェッショナル人材が
中小企業を変える!~」
CRC産官学交流センターがシグマバンク
グループビジネス交流会に出展!
研究推進社会連携センター(CRC)産官学交流センターと三井住友
海上火災保険㈱が主催した「第1回最先端スマート林業シンポジウム」
が平成29年8月2日(水)に本学東京千住キャンパスにて開催されまし
た。今回のシンポジウムでは、平成28年7月から開始された
「スマート林業勉強会」(ロボット・IoT分野、林業活性化・地方創生
など各分野における産官学のスペシャリストが集結)を軸とした活動
を紹介することにより、出口戦略(実用化・ビジネス化)に繋げていく
ことを目的に開催されました。
平成29年8月2日(水) 13:00 ~ 18:00
東京千住キャンパス1号館 2階1204室
岩瀬 将美 准教授(未来科学部ロボット・メカトロニクス学科)
佐々木浩二 ㈱アドイン研究所代表取締役社長
北河 博康 三井住友海上(埼玉県ロボットプロジェクト事業化 推進アドバイザー)
秋田県仙北市(特区にてドローン・ロボット実証実験を展開)
静岡県浜松市(日本三大人工美林『天龍材』を生む先端取組)
合同会社ツクル 三宅 創太 氏(地域活性化のスペシャリスト) 事例紹介3件
三井住友海上火災保険㈱と連携で最先端
スマート林業シンポジウムを開催!
巣鴨信用金庫「s-bizチャレンジセミナー」
第1回 知財産学連携
第1回最先端スマート林業シンポジウム
~儲かる林業の実現に向けたロボット&IoTの活用~
講演する安江準二コーディネーター
日 時
講 演
会 場
日 時
開会挨拶
会 場
特別講演
研究発表
研究発表の模様 ポスターセッション
会場の模様
日 時
基調講演
会 場
講 演
会場の模様 清水康夫CRC産官学交流センター長
日 時
会 場
セミナー
主 催
共 催
技術相談対応の阿髙松男顧問と鈴木啓介CD 開会式の模様
そ の 他
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平成29年9月15日 発行
c CRC PRESS vol.14 Center for Research and Collaboration
各キャンパスでの地域連携活動
昨年、鳩山中学校長から理工学部へ「中学1年次の時には将来なりたい
職業について意識させ、2年次になったらその職業につく為にはどんな
大学に行ったら良いか、3年次になったらその大学へ進むにはどんな
高等学校へ入学するべきかを考えさせる為に、協力をして欲しい」との要
請がありました。そこで、鳩山町立鳩山中学校2年次生99名への進路
指導・キャリア教育として7月の2日間、本学の教員による講義や学食
体験・学生によるキャンパスツアーを実施しました。
講義については上原歩先生が担当されました。先生はご自身の専門分
野である植物を中心に、「様々な問題解決に取り組むことが世の中に必要
なことであり、大学は色々な分野で活躍できる人を育てるところである」
ことを中学生たちに伝えていました。
平成29年7月7日(金) 12:00 ~ 14:40
平成29年7月14日(金) 12:00 ~ 15:20
鳩山町立鳩山中学校2学年
上原 歩 助教(理工学部理工学科生命理工学系)
地元鳩山中学校生が埼玉鳩山キャンパス
において大学を体験!
埼玉鳩山キャンパス
鳩山中学校への大学体験
実習の模様
千葉ニュータウンキャンパスでは、毎年、地元の小学生を対象とし
た、「でんだいキッズセミナー」を年2回、開催しています。平成29年度
夏は、8月2日(水)~3日(木)の2日間に渡り開催されました。会場では、
夏休みということで大変多くの小学生が参加し、にぎわいをみせており
ました。
平成29年8月2日 (水) 10:30 ~ 12:00
「棒でいえをデザインしてみよう!」
江川 香奈 助教(情報環境学部情報環境学科)
平成29年8月2日(水) 14:00 ~ 15:30
「錯覚の不思議」
日根 恭子 助教(情報環境学部情報環境学科)
平成29年8月3日(木) 10:30 ~ 12:00
14:00 ~ 15:30
「プログラミングでリモコンカーを動かそう!」
新津 靖 教授(システムデザイン工学部情報システム工学科)
東京電機大学/TDUいんざいイノベーション推進センター
いんざい産学官まちづくり懇話会教育・健康専門部会
「 で ん だ い キ ッ ズ 」 セ ミ ナ ー を 開 催 !
千葉ニュータウンキャンパス
「でんだいキッズセミナー」
東京千住キャンパスものづくりセンター
㈱J:COM足立連携「小学生ものづくり教室」 ㈱J:COM足立からの要請をうけ、藤田聡統括副学長を中心に、
本学の東京千住キャンパス事務部、ものづくりセンター、学長室、
研究推進社会連携センター(CRC)地域連携推進センターが協力し、
小学生を対象とした「小学生ものづくり教室」を開講しました。
東京千住キャンパス5号館に新たに開設された「ものづくりセン
ター」担当の大井雅斗先生による㈱J:COMのイメージキャラクター
「ざっくう」をレーザー加工機でキーホルーダーにし、それぞれ子供
たちの感性で色塗りをしていく作業に、日頃大きな機械を見る機会
がないこともあわせて、終始子供たちは楽しい時間を過ごしまし
た。また、お昼には学食体験を行い、ロイヤルコントラクトサービ
スの「ロイヤルカレーセット」をみんなでおいしく頂きました。今後
も「ものづくりセンター」では、教育、研究を始め将来的には地域
連携や産学連携へと活用されていく予定となっております。
平成29年8月17日(木) 10:30 ~ 12:30
11:40 ~ 13:40
東京千住キャンパス5号館1階ものづくりセンター
東京電機大学/株式会社J:COM足立
足立区教育委員会
小学生ものづくり教室(ざっくうキーホルダー制作)
㈱J:COM足立と東京電機大学がコラボ
レーションし、本学ものづくりセンター
で「小学生ものづくり教室」を開講!
記念撮影 実習の模様 笹川 隆史 助教 日高 章理 助教 八槇 博史 教授
日 時
会 場
主 催
後 援
日 時
参加者
東京千住キャンパス
足立区中学校教育研究会理科部研修会 平成29年8月1日(火)に足立区中学校教育研究会理科部による
理科研修会が、一般社団法人電気学会の支援のもと西方正司教授、
陶山健仁教授、石山仁講師、藤岡守氏(以上工学部電気電子工学科所
属)、田中里美講師(自然科学系列)、竜田藤男講師(未来科学部情報
メディア学科)、学生・院生、学生職員、東京千住キャンパス事務
部、研究推進社会連携センター(CRC)地域連携推進センターが協力
し東京千住キャンパスにて開催されました。研修会では午前に実験
が行われ、午後に3研究室の見学会が行われました。
平成29年8月1日(火) 10:00 ~ 16:00
東京千住キャンパス4号館2階化学実験室
①ダニエル電池の実験
②ボルタ電池の実験
③下水道の基準値や大学での廃液処理の状況説明
④実験の廃液の処理実験
●無響室(1号館5階)
金田 豊 教授(工学部情報通信工学科)
●8K映像・バーチャルリアリティ(1号館5階)
髙橋 時市郎 教授(未来科学部情報メディア学科)
●風力発電(4号館1階)
西方 正司 教授(工学部電気電子工学科)
竜田 藤男 講師(未来科学部情報メディア学科)
足立区中学校の教員27名が参加し、
本学教員による理科研修会を開催!
日 時
テーマ
日 時
会 場
見学会
研修会
実験の模様 見学会の模様(8K映像)
内 容
日 時
テーマ
日 時
テーマ
実習の模様 実習の模様 実習の模様
講 義
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主 催
協 賛
講 師
講 師
講 師
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C
CRC PRESS vol.14 Center for Research and Collaboration
平成29年9月15日 発行
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c CRC PRESS vol.14 Center for Research and Collaboration
平成29年度 東京電機大学「地域連携推進会議」 (足立区・荒川区・鳩山町・坂戸市・印西市・郡山市)
各キャンパスでの地域連携活動
足立区では、毎年、足立区長と各大学の学長が地域課題に関する意見交換を行うことを目的に「足立区六大学学長会議」を開催しています。平成29年度は本学が会場校となり、研究推進社会連携センター(CRC)地域連携推進センター、学長室が運営し、東京千住キャンパス
100周年ホールにおいて、足立区幹部並びに各大学幹部が集う中、盛大に開催されました。
会議では、始めに近藤やよい区長から区の現状や・施策について説明が行われました。挨拶の中で近藤やよい区長は現在足立区が課題と
している“子ども”の育成に向け、足立区と大学の新たな協力と連携を是非お願いしたいとお話されました。続いて、各大学の学長から挨
拶が挨拶が行われた後、長谷川勝美副区長をコーディネーターとし近藤やよい区長と各大学学長によるディスカッションが行われました。
ディスカッションの中で、各大学学長から各大学が取り組む“子ども”への対応について紹介があり、今後の足立区と各大学の“協創”の
理念をもとに、更に足立区と六大学の強固な連携について確認が行われました。
また、懇親会では、会場校の代表として安田浩学長が開会挨拶をいたしました。 平成29年8月30日(水) 15:30 ~ 17:30 (懇親会17:45 ~ 18:45)
東京電機大学東京千住キャンパス 1号館1階100周年ホール
東京電機大学(会場校)/東京藝術大学/東京未来科大学/帝京科学大学/文教大学/放送大学
近藤やよい 区長(足立区)
安田浩学長(東京電機大学)/來生新学長(放送大学)/澤和樹学長(東京藝術大学)/大坊郁夫学長(東京未来大学)/
冲永莊八学長(帝京科学大学)/近藤研至学長(文教大学)
安田浩学長/安田進副学長/平栗健二学長室長/髙橋時市郎研究推進社会連携センター長/徳永勉東京千住キャンパス事務部長/
関口武英研究推進社会連携センター次長(兼)地域連携推進センター課長/大房克学長室課長
足立区六大学学長会議を東京電機大学東京千住キャンパスにて開催!
近藤やよい足立区長と足立区内六大学の学長が地域貢献について協議
研究推進社会連携センター(CRC)地域連携推進センターが主催し、東京電機大学が協定書を締結し協働で地域連携活動を展開している 足立区、荒川区、鳩山町、坂戸市、印西市、郡山市の自治体並びに本学の関係各事務部署の代表がそれぞれ、東京千住キャンパス、埼玉
鳩山キャンパス、千葉ニュータウンキャンパスの3キャンパスに集い「地域連携推進会議」を開催いたしました。
冒頭、安田浩学長から参加された自治体の方に向けて、日頃の連携に対しての感謝が述べられました。
引き続き、髙橋時市郎研究推進社会連携センター(CRC)長(兼)地域連携推進センター長から日頃の連携活動、支援等に関する謝辞が述べ
られ、CRCでの各活動において成果が出ている旨報告がありました。また、本学の各事務部門の代表並びに各自治体の代表から、日頃の
地域連携活動について事例を交えながら報告が行われました。最後に渡辺貞綱理事は「現在、東京電機大学と各自治体との地域連携の多種
多様に驚いたとともに、日頃の自治体や学内の教職員のご尽力に心から感謝したい」との挨拶がありました。 平成29年7月6日(木) 10:30 ~ 12:00 東京千住キャンパス5号館2階 5203~5204教室
(中継)埼玉鳩山キャンパス本館3階 第1会議室/千葉ニュータウンキャンパス教育棟(1号館)1階 105室
安田 浩 東京電機大学 学長
髙橋 時市郎 東京電機大学研究推進社会連携センター長(兼)地域連携推進センター長
関口 武英 CRC次長(兼)地域連携推進センター課長/齋藤 裕也 CRC産官学交流センター課長
高橋 陽子 総合メディアセンター事務部長/徳永 勉 東京千住キャンパス事務部長/
天谷 忠史 理工学部事務部長/桑田 佳雄 情報環境学部事務部長
吉田 厚子 足立区広報室長/山崎 宏 足立区産業経済部中小企業支援課長/陣内 惠子 荒川区産業経済部経営支援課長/
横川 勇 鳩山町政策財政課長/関口 修 坂戸市総合政策部政策企画課/宿城 和憲 印西市環境経済部経済政策課主査/
羽田 康浩 郡山市政策開発部政策開発課長
渡辺 貞綱 学校法人東京電機大学理事
本学と連携協定を締結している6つの市区町村の自治体が初めて一度に
集い、地域連携推進会議を開催!
日 時
会 場
開 会 挨 拶
挨 拶 謝 辞
活 動 報 告
自治体報告
開会の挨拶 安田 浩 学長
日 時
会 場
ス ピ ー チ
本学出席者
参 加 大 学
閉 会 挨 拶
閉会の挨拶 渡辺 貞綱 理事 会議の模様 会議の模様
平成29年度「足立区六大学学長会議」 ~六大学の地域連携を、さらに前に進めるために/そのための区の役割とは/地域に求めるものとは~
会場校代表挨拶 安田 浩 学長 会議の模様 会議の模様 懇親会の模様
学 長 挨 拶
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各自治体委員等就任のご紹介
平成29年9月15日 発行
「足立区ひとり親家庭学習支援事業(派遣型)
プロポーザル選定委員会」委員長就任 足立区からの要請により、山本宏樹助教(理工学部共通教育群)
が、同区のひとり親家庭学習支援事業(派遣型)の事業者を選定す
るプロポーザル選定委員会の委員長に就任されました。
特に山本宏樹先生におかれては、これまで研究課題として取り
組まれてきた子供たちの貧困問題等へのアドバイスも期待されて
います。
足立区福祉部親子支援課
足立区ひとり親家庭学習支援事業
(派遣型)プロポーザル選定委員会
山本 宏樹 助教
(理工学部共通教育群)
平成29年7月~委託事業者決定まで
山本宏樹助教が足立区プロポーザル
選定委員会委員長に就任!
「印西市男女共同参画推進懇話会」委員就任
印西市からの要請により、渡邉祐子講師(システムデザイン工
学部デザイン工学科)が、同市の男女共同参画推進懇話会委員
(学識経験者)に就任されました。
特に渡邉祐子先生におかれては、学識経験者として男女共同
参画に関する諸問題ならびに政策等へ意見が求められ、男女
共同参画社会の形成の推進が期待されています。
印西市市民部市民活動推進課
印西市男女共同参画推進懇話会委員
渡邉 祐子 講師
(システムデザイン工学部デザイン工学科)
平成29年9月1日~平成31年8月31日
渡邉祐子講師が印西市男女共同参画
推進懇話会委員に就任!
「足立区生活保護システム再構築業務委託事業者
プロポーザル選定委員会」委員長就任 足立区からの要請により、桧垣博章教授(未来科学部ロボッ
ト・メカトロニクス学科)が、同区の生活保護システムを再構築
するための業務委託事業者を選定するプロポーザル選定委員会の
委員長に就任されました。
特に桧垣博章先生におかれては、事業者の選定のみならず専門
的なご見識等で足立区のシステム設計の構築などにアドバイス
等も期待されています。
足立区政策経営部情報システム課
足立区生活保護システム再構築業務
委託事業者選定委員会
桧垣 博章 教授 (未来科学部ロボット・メカトロニクス学科)
平成29年6月~委託事業者決定まで
桧垣博章教授が足立区プロポーザル
選定委員会委員長に就任!
郡山市教育委員会
「郡山市社会教育委員」委員就任 郡山市からの要請により、宮保憲治教授(システムデザイン
工学部情報システム工学科)が、同市の社会教育委員に就任され
ました。同委員会は、教育委員会の諮問機関として設置されてお
り、特に宮保憲治先生におかれては、「産学官連携による地域
教育」「ICTを利用した生活環境の向上」への貢献が期待されてい
ます。宮保憲治先生は「郡山市と東京電機大学との連携協力に関
する協定書」締結時に同市の「情報化推進アドバイザー」にも就任
されております。
郡山市教育委員会教育総務部生涯学習課
郡山市社会教育委員
宮保 憲治 教授 (システムデザイン工学部情報システム工学科)
平成29年6月1日~平成31年5月31日
宮保憲治教授が郡山市教育委員会
社会教育委員に就任!
桧垣 博章 教授
渡邉 祐子 講師
「足立区学校管理業務委託事業者選定に係る委員」就任
足立区からの要請により、井山義信管財部長が、同区の学校
管理業務委託事業者を選定する委員に就任されました。
同委員会では、校内清掃、樹木剪定等を始め学校施設運営上の
業務全般のサポートを行う事業者を選定します。
特に井山義信管財部長におかれては、本学での校舎建設や、
日常的な学内施設・設備等管理の統括などの
経験から業者選定に係るアドバイス等が期待さ
れています。
足立区学校教育部学校経理課
足立区学校管理業務委託事業者選定に
係る委員
井山 義信 管財部長
平成29年10月~委託事業者決定まで
井山義信管財部長が足立区学校管理
業務委託事業者選定委員に就任!
「印西市市民活動推進委員」就任
印西市からの要請により、桑田佳雄情報環境学部事務部長が、同
市の市民活動推進委員に就任されました。
同委員会では、市民活動の推進に関して必要な事項を専門的な見
地から調査審議し、総合的な施策について検討・協議を行う機関と
なり、特に桑田佳雄事務部長におかれては、教育機関(大学)という
観点から市民活動推進の支援が期待されています。桑田佳雄事務部
長はその他同市から「ふるさとづくり運営会議委員
(任期平成29年8月1日~平成31日7月31日)」に継
続してご就任され、前回は、印西市市制施行20周
年記念事業の選定に関わりました。
印西市市民部市民活動推進課
印西市市民活動推進委員
桑田 佳雄 情報環境学部事務部長
平成29年5月14日~平成31年5月13日
桑田佳雄情報環境学部事務部長が
印西市市民活動推進委員に就任!
本学の教職員による社会貢献活動は年々活発化してきており、特にキャンパス所在地を中心に各自治体から教職員個々人に各種委員等を 委嘱されることが増加しております。今回、研究推進社会連携センター(CRC)地域連携推進センターに自治体や各学部事務部から寄せられ
た情報をもとに教職員の委員就任等をご紹介いたします。
依頼元
名 称
就任者
期 間
依頼元
名 称
就任者
期 間
依頼元
名 称
就任者
期 間
宮保 憲治 教授
依頼元
名 称
就任者
期 間
山本 宏樹 助教
依頼元
名 称
就任者
期 間 桑田 佳雄 部長
依頼元
名 称
就任者
期 間 井山 義信 部長
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c CRC PRESS vol.14 Center for Research and Collaboration
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各自治体での委員等就任情報
平成29年9月15日 発行
「足立区空き家利活用促進事業コーディネート業務
委託事業者選定委員会」委員長就任 足立区からの要請により、土田寛教授(未来科学部建築学科)
が、同区が現在計画中の“北千住駅東口周辺地域をモデルエリア
とした空き家利活用”事業をコーディネイトする業務委託事業者
を選定する委員会の委員長に就任されました。
特に土田寛先生におかれては、業者の選定のみならず、専門的
なご見識等で足立区の空き家の利活用に関するアドバイス等が
期待されています。
足立区都市建設部建築室住宅課
足立区空き家利活用促進事業コーディ
ネート業務委託事業者選定委員会
土田 寛 教授
(未来科学部建築学科)
平成29年7月~平成29年10月
土田寛教授が足立区委託事業者選定
委員会委員長に就任!
「足立区ユニバーサルデザイン推進会議」委員就任&「足立区バリアフリー協議会」委員就任
足立区からの要請により、山田あすか准教授(未来科学部建築学科)が、同区のユニバーサルデザイン推進会議委員並びにバリア
フリー協議会の2つの委員に就任されました。
「ユニバーサルデザイン推進会議」は、あらゆる生活の場面において、自助・共助・公助による心豊かな社会づくりを推進する
ことを目的とした「ユニバーサルデザインのまちづくり条例」に基づき設置された推進会議となります。
また、「バリアフリー協議会」は、足立区内における高齢者や障害者などが区内を移動する際の、利便性や安全性などの向上を図
ることを目的としています。
特に山田あすか先生におかれては、専門分野である“医療・福祉・教育系建築学科の計画”や“環境行動学”などの観点から
同区に対してアドバイスや提案等が期待されています。
山田あすか准教授が足立区ユニバーサルデザイン推進会議、足立区バリア
フリー協議会の委員に就任!
「足立区公共施設等総合管理計画の個別計画策定業務委託事業者選定委員会」委員就任
足立区からの要請により、遠藤薫特別専任教授、松下希和准教授(ともに未来科学部建築学科)が、同区の公共施設等総合管理計画
の個別計画策定業務委託事業者を選定するプロポーザル選定委員会の委員に就任されました。本委員会は、平成29年「足立区公共
施設等総合管理計画」が策定され、定められた公共施設等の管理に関する基本的な方針に基づき、施設の再配置や改善など足立区
公共施設個別施設計画を策定するための事業者選定の委員会となります。特に遠藤薫先生、松下希和先生におかれては、事業者の
選定のみならず、専門的なご見識等で足立区の公共施設の総合管理計画等へのアドバイス等も期待されています。
足立区資産管理部施設再編整備担当課
公共施設等総合管理計画の個別計画策定業務委託事業者選定委員会委員
遠藤 薫 特別専任教授
松下 希和 准教授 (ともに未来科学部建築学科)
平成29年9月~委託事業者決定まで
遠藤薫特別専任教授/松下希和准教授が足立区プロポーザル選定委員会
委員に就任!
遠藤 薫 特別専任教授
依頼元
名 称
就任者
期 間
依頼元
名 称
就任者
期 間
土田 寛 教授
松下 希和 准教授
「東松山市総合計画審議会」委員就任
依頼元
名 称
就任者
期 間
井浦 雅司 教授
山田 あすか准教授
東松山市からの要請により、井浦雅司教授(理工学部理工学科
建築・都市環境学系)が、同市の総合計画を推進するための審議
会の委員に就任されました。
審議会では平成28年度からの10年間、東松山市の第五次総合
計画に基づく市制全般にわたる方向性を定める重要な機関となり
ます。
特に井浦雅司先生におかれては、元理工学部等をお努めになら
れたご見識等からのアドバイスが期待されています。
東松山市
東松山市総合計画審議会委員
井浦 雅司 教授
(理工学部理工学科建築・都市環境学系)
平成29年7月1日~平成31年6月30日
井浦雅司教授が東松山市総合計画
審議会委員に就任!
依頼元
名 称
就任者
期 間
ユニバーサルデザイン推進会議
足立区都市建設部都市計画課
足立区ユニバーサルデザイン推進会議
山田 あすか 准教授 (未来科学部建築学科)
平成29年5月23日~平成31年3月31日
足立区都市建設部都市計画課
足立区バリアフリー協議会
山田 あすか 准教授 (未来科学部建築学科)
平成29年7月~平成31年3月31日
依頼元
名 称
就任者
期 間
バ リ ア フ リ ー 協 議 会
井浦 雅司 教授
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c CRC PRESS vol.14 Center for Research and Collaboration
川井 悟(かわい さとる) 教授 理工学部長
理工学部理工学科生命理工学系
出身企業:わかもと製薬株式会社
➣平成29年4月に理工学部長にご就任さ
れました。理工学部開設40周年の節目を
迎える学部長となられましたが、現在の
ご心境についてお聞かせください。
川井学部長「開設40周年に向けては、前任
の柏﨑尚也前学部長(理工学部情報システ
ムデザイン学系教授)の代から準備の為の
小委員会なども設置し、私も研究科委員長
という立場で携わっておりましたので、
心構えは出来ておりましたが、実際に40
周年という大きな佳節を迎えますと、学部
長として大変緊張した毎日を過ごしていま
す。」
➣学部長になられて、ご多忙の毎日では
ないでしょうか。
川井学部長「やはり学部長という職務は
責任も重く大変ですね。とても忙しいで
す。(笑)。なかなかゆっくりする時間が
取れないという状況です。」
➣平成30年に理工学部では学部改編を実
施しますが、どのような改革が行われるの
でしょうか。
川井学部長「この度の学部改編で、新たに
『生命科学系』『電子工学系』『機械工学
系』という新たに3つの学系が誕生し、
従来の『理学系』『情報システムデザイン
学系』『建築・都市環境学系』を加えた全
6学系の体制となります。
大学研究者への道!(第7回)
平成29年9月15日 発行
大学研究者への道~学生時代から企業人、そして大学研究者へ~ 平成29年度4月新たに理工学部長にご就任されました川井悟教授(理工学部理工学科生命理工学系)にお話を伺いました。
川井悟先生は、誰にでも分け隔てなく穏やかに、そして時には教育・研究に対して熱く語って下さるお人柄は、学内の教職員を
始め学生などからも大変慕われている先生です。今回学生時代のお話や、企業在籍時のお話を伺ってきました。学生への思いも
お聴きしてきましたので、是非ご覧ください。
また、一番大きな変更点として、意欲あ
る学生がさらに高いレベルの研究に取り組
めるよう『オナーズプログラム(次世代技術
者育成プログラム)』を取り入れたことで
す。
このプログラムは専門分野を幅広く学ん
でいくための“世界標準の学び”である
主コース・副コース制を推し進め、学系間
を横断するような複合学問領域を学習し、
同時に大学院教育との連携も強化したプロ
グラムです。成績優秀者を対象に3年次か
ら設置いたします。
また、このプログラムは専門性に深化し
た主・副コース制を補完する新たな縦横
連携プログラムとなります。
まずは、これからの産業界のニーズを
先取りした『宇宙工学・生体医工学・環境
工学』という3つのプログラムを開講しま
す。」
➣先生が学生の時は、どのような時代背景
でしたでしょうか。
川井学部長「大学への入学は昭和52年でし
たので、ちょうど第1次・第2次オイル
ショックの狭間という時代でした。入学す
る3年前、日本では-1.2%という戦後初め
てのマイナス成長を経験し、高度経済成長
が終焉を迎えた時でもありました。当時の
社会は、景気問題などの不安を抱えながら
という時代でした。
当時、学生運動は下火になっていました
ので、授業等はきちんと行われておりまし
たが、まだ一部の学生が教室を占拠するな
どの姿も見受けられました。
一部、非常に“自由”な先生方もいまし
て、例えば授業に先生が来なくなってし
まったり、3回位講義して急に海外へ留学
してしまったりと、ついていく私達学生は
非常に大変でした(笑)。」
➣先生が学生時代に熱中されたことはござ
いますか。またどのような学生さんでした
でしょうか。
川井学部長「同じ大学の仲間や、近隣の女
子大学との合同で備中国分寺周辺の散策や
ハイキング、サイクリングなど行いまし
た。終了後、学生にはよくある話です
が、必ず飲み会を開いていました(笑)。
私は人と出会うことがとても好きでした
ので、学生時代そこで多くの友人を作る
ことも出来、楽しい思い出でした。今で
もその時の友人と会ったりします。
もう1つ残っている思い出として、私は
岡山大学に在学しておりましたが、その
当時、岡山県は酒造メーカーの数も日本
では上位に位置し、日本酒の生産が盛ん
な県でした。しかし、段々当時の若者が
日本酒離れしていくことを、岡山県酒造
組合が大変危惧し、何かいい打開策はな
いかということで、岡山大学の先生を通
して、私達学生に協力の依頼がありまし
た。そこで私たちは『日本酒研究会』と
いうサークルを立ち上げ、時には学園祭
などの来場者にリサーチをしたり、自分
たちでも色々試しながら、日本酒を使っ
た新しいカクテルや、新しい日本酒の飲
み方などを提案いたしました。今でも
いい思い出の1つです。」
➣就職の際にわかもと製薬㈱を選ばれた
理由をお聞かせください。
川井学部長「当時岡山大学には博士課程が
なかったため、修士を修了するにあた
り、当時、抗生物質の研究や微生物の生
産に取り組みたかったため、製薬会社へ
の就職を希望いたしました。当時、ビタ
ミンの発酵生産量では日本一でしたの
で、わかもと製薬㈱を選択し、入社後は
発酵に関する研究室に所属しました。」
(次のページへ続く)
【所属学会】
日本農芸化学会/アメリカ化学会
【学 位】
学術博士(岡山大学)
【専門分野】
創薬化学, 生物有機化学(キーワード:有機合成
化学、構造活性相関、ジフェニルアルカン)
【東京電機大学職歴】
評議員(平成22年就任)
理工学研究科委員長(平成25年就任)
理事 (平成28年就任)
先端科学技術研究科委員長(平成28年就任)
理工学部長(平成29年就任)
-
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c TDU CRC PRESS vol.10 Center for Research and Collaboration C c CRC PRESS vol.14 Center for Research and Collaboration
平成29年9月15日 発行
ります。
そして、益々存在感を示していかなけれ
ばならないと実感しています。そういった
意味でも学部改編を機に本学の理念を実践
する学生の育成が私たちの教職員の大きな
使命であると考えています。」
➣先生は普段どのような書籍を読まれてい
ますか。
川井学部長「歴史物が大好きですね。特に
江戸後期が書かれている小説は好んで愛読
しています。池波正太郎氏の作品は、ほぼ
読破した記憶があります。
その中でも大好きなのが、ファンも多い
かと思いますが、やはり『鬼平犯科帳』で
すね。実は池波正太郎氏はグルメで有名な
方ですので、小説で描かれている食べ物の
話は非常に詳細に書かれており、興味深く
読ませて頂いたいます。
その他、司馬遼太郎氏なども多く読みま
した。
また、これはレプリカでさえ入手が困難
な資料ですが、ニッカウイスキー創立者の
マッサンこと竹鶴政孝氏が記した『ウイス
キー実習報告書(竹鶴ノート)』と言われる
ものです。こちらは非常に貴重な価値があ
り、現物は蒸留所に保管されているため
ガラス越しにしか見ることが出来ないので
すが一度手に取って読んでみたいです
ね。」
➣先生は現在大変ご多忙かと思いますが、
ご趣味やリラックス方法等はございますで
しょうか。
川井学部長「旅行が好きですね。特に東北
地方に出かけていき、お祭りを見に行く
ことが多いかと思います。
最近では、下北最大の田名部まつり(田名
部神社例大祭)が一番好きですね。その他の
地域では、東京電機大学の教員になる前に
住んでいた北海道も好きで、よく旅行しま
す。」
➣それでは最後に先生が本学の学生に期待
していることをお聞かせください。
川井学部長「伝統ある東京電機大学生であ
ることに誇りを胸に、自身の目標をもち、
その目標の実現に向かって全力を尽くして
欲しいと思います。
また、多くの卒業生が多方面で活躍して
いるように、社会に役立つ人材に育って
頂きたいと強く願います。」
➣本日は大変にありがとうございました。
(取材:CRC 関口武英/増田瑞紀)
➣わかもと製薬㈱はどのような社風でした
しょうか。先生が感じられた雰囲気など
お聞かせください。
川井学部長「そうですね、昭和4年の創立
ですので、長い歴史と伝統のある企業でし
た。ご存知ない方もいらっしゃるかもしれ
ないのですが、実は、わかもと製薬㈱は
1950年代に『わかもとフラビンズ』とい
う女子プロ野球チームを運営していたこと
で有名です。
また、皆さんの中でお酒を飲みすぎた
り、食べ過ぎてしまった時にお世話になっ
た方もいるのではないかと思いますが、
『強力わかもと』という胃腸薬が有名な
企業です。」
➣企業時代の思い出はございますか?
川井学部長「製薬会社でしたので、消防訓
練は本格的でしたね。年2回行いました
が、消防士さんになった気分でした(笑)。
また、私は会社の寮に住んでいたのです
が、私の部屋にテレビがあり、物があまり
なく広いということから、入寮者の飲み会
の会場になってしまいました(笑)。
私が就業を終え寮に戻ると、管理人が既
に鍵を開けていて、既に部屋には先輩や同
期がいる(笑)といった状況が日常茶飯事で
した。6畳の部屋に15人位いました(笑)
毎晩飲みながら取り交わされる会話は、
いつも仕事の内容という熱い企業時代でし
た。」
➣企業時代はどのような業務に携わりまし
たでしょうか。
川井学部長「発酵に関する研究室に配属に
なりました。そこで抗生物質の研究や、
補酵素の製造に関する研究に取り組みまし
た。当時、発酵でつくる製法から化学合成
に切り替える時期で、新たに生じる問題等
の解決に向けての研究に携わらせて頂きま
した。」
➣企業をお辞めになられて研究者になられ
たきっかけをお聞かせください。
川井学部長「実は、私が岡山大学の農学研
究科修士を修了するときには、博士課程が
なかったのですが、新たに博士課程が設置
されたことが1つの理由になるかと思いま
す。また、企業の研究は、どうしても目の
前の成果が求められことが多々あります。
そこで再び大学に戻り、もう一度自分自身
の研究を見つめなおしたい、もっと専門
分野の研究の視野を広げたいということが
大きな理由です。」
➣先生からみた企業と大学の違いをお聞
かせください。
川井学部長「企業では、自分の研究成果や
それによって生産されたものに責任が生
じます。また、分からないということは
言えない状況です。しかし、大学の研究
活動では分からないことは普通にあり、
その分からないことを追求し、研究する
ことが出来ます。
また、企業では、研究し生産されるも
のについてコストや原価など検討し、
利益が生じないとなりませんが、大学の
研究ではそれが全てではないということ
ですね。」
➣先生からみた東京電機大学とは?
川井学部長「やはり創立110年という伝統
と歴史があり、建学の精神である『実学
尊重』と教育・研究理念『技術は人な
り』がしっかりと実践されている大学で
はないかと思います。学生も大変真面目
で、企業の方にお聞きすると、卒業生は
非常に真面目に働いていますよとお褒め
頂くことが多々あります。」
➣先生が研究されている「生命有機化学」
についてお聞かせください。
川井学部長「研究の内容としては、資源と
してまだ利用されていない植物や微生物
から、有用な生理活性をもつ物質、特に
がんや高血圧などの生活習慣病を予防す
る活性をもつ物質を検索して、その化学
構造を明らかにし、作用メカニズムを
研究するために類緑体の化学合成を行っ
ているといった研究をしています。」
➣川井悟先生が学部長としてこれから
目指していく教育・研究の理想像をお聞
かせください。
川井学部長「理工学部も開設されてから
40周年という大きな節目を迎えます。
東京電機大学においても、理工学部の
特徴を更に活かしていきたいと考えてお
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c CRC PRESS vol.14 Center for Research and Collaboration
平成29年9月15日 発行
コーディネーターの一押しシーズ
佐藤 慶介 准教授(工学部電気電子工学科)の研究をご紹介します
概 要
【研究目的及び背景】
無機/有機ハイブリッド太陽電池は、第3世代型太陽電池として
期待されているが、変換効率等の性能面においてまだ実用化レベ
ルに達していない。本研究では、太陽電池を「安価」、「簡便」に
創れる技術を考案し、さらには「高性能」にするためのナノ構造体
やナノ粒子を利用した太陽電池の開発を行っている。
【技術の概要】
本技術では、「コスト削減」、「誰もが身近に使える」、「性能向上」
のキーワードを満足させるために、化学試薬のみを用いた安価で
簡便な製造手法による無機ナノ構造体と有機導電性ポリマーを
ハイブリッド化した高効率な太陽電池の開発を可能にしている。
太陽電池は、可視光領域における光反射率を低くし、光吸収効率
を高くする事によって、エネルギー変換効率を高めることができ
る。今回は、無機ナノ構造体と有機導電性ポリマーをハイブリッ
ド化した高効率な太陽電池を目指し、各種ナノ構造体における
太陽電池性能についての比較検討結果を示す。
なお、シリコンナノ構造体とシリコンナノ粒子を組み合わせる
技術は、太陽光の吸収帯域の拡張が可能となり、セル性能の更な
る向上が図れる可能性がある。現在、更なる太陽電池の性能向上
を図る技術について開発を進めている。
【想定される用途】
◆光電変換用の環境・エネルギー材料
◆太陽電池用のn型、p型ナノ粒子材料
◆リチウムイオン二次電池用の負極材料
【従来技術より優れている点】
◆ナノ構造体の利用により、セル性能を飛躍的に
改善
◆ナノ構造体の製造コストを約1/6程度まで削減
【特許情報】
◆出願名称「n型不純物含有シリコンナノ粒子の製造
方法、太陽電池素子の製造方法、及び半導体デバ
イスの製造方法」(特願2017-031317)
◆出願名称「p型不純物含有シリコンナノ粒子の製造
方法、太陽電池素子の製造方法、及び半導体デバ
イスの製造方法」(特願2017-031342)
ナノ構造体でクリーンなエネルギーを創る! ~安価で高品質な導電性シリコンナノ粒子の高効率無機/有機ハイブリッド太陽電池への展開~
ここがポイント!
佐藤 慶介 准教授 工学部電気電子工学科
安江 準二 (やすえ じゅんじ)
岐阜大学大学院工学研究科
工業化学専攻修士課程修了
出光興産(株)で化学品(樹
脂、化成品等)、潤滑油及
び電子材料(有機ELや透明
電極等)の商品企画、事業
化を事業部、研究所、製造
現場等の各部門で経験。そ
の後、東京理科大学科学
技術交流センターに勤務し
た後、平成27年6月より
CRCの研究コーディネー
ターとして従事 安江 準二
研究コーディネーター
シーズの概要
産学連携コーディネーター(常勤) 研究コーディネーター(常勤)
産学連携コーディネーター
(非常勤:卒業生)
亀井 隆夫 安江 準二
佐々木弘忠 森井 曠雄 上原 康滋 峯澤 意卓 近藤 史生 高山 享
●研究テーマを策定し、研究計画から研究プロジェクトをマネジメント
する。そして研究成果の技術移転までの研究工程を一貫して支援
する。
●大学が所有する特許の実施許諾(技術移転)
●企業等から頂いた技術相談・技術指導の相談支援
●受託研究・共同研究等の研究活動の推進や支援
●地域連携支援(自治体や公設試験場、産業振興団体などと連携し、
地域のニーズを把握)
●学内の知的財産の創出支援
●学内外での講演会・セミナー等の企画・開催
●産官学連携に関する広報活動
研究・産学連携コーディネーターの活動内容
平本 廣幸 鈴木 啓介 許斐 信介 平野 智 古曳 孝明
地域連携推進
コーディネーター
(非常勤:卒業生)
網田 雄治
地域連携推進コーディネーターの活動内容
各コーディネーター紹介
●大学が取り組む各地方行政との連携窓口
●各地における地域連携活動の情報収集
●各地域における本学が取り組む講座等の運営補助
●各地域における補助金等の情報収集
(注)
・短絡電流密度(Jsc)・・・・・・・・ 太陽電池の端子間を電流計で短絡したときに流れる電流を受光部
面積で割った電流値
・開放電圧(Voc)・・・・・・・・・・・・ 太陽電池の端子間に負荷を接続せず、電流を流さない状態で電圧
計で測定した電圧値
・曲線因子(FF)・・・・・・・・・・・・・ 最大出力電力に対して短絡電流密度と開放電圧の積を比で表した
もの
・エネルギー変換効率(PCE)・・最大出力電力を太陽光のパワー密度で割って百分率で表したもの
各種太陽電池のセル性能比較
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c CRC PRESS vol.14 Center for Research and Collaboration
東京電機大学経営同友会 第47回特別講演会
AIと人類の明るい未来 ~AIを最大限活用するために~
平成29年9月15日 発行
各種団体との連携
平成29年4月、研究推進社会連携センター(CRC)総合研究所に新たなプロジェクト研究所として「先端レーザー技術研究所」が設置されまし
た。研究所長には田所貴志教授(工学部電子システム工学科)、研究所員として西川正教授(工学部電子システム工学科)、川添忠プロジェクト研究
教授がそれぞれ就任されました。
先端レーザー技術研究所は、新しい原理に基づくレーザー技術の発展と実用化に貢献することを目的に3つのテーマを掲げ推進します。
光記録メディアやプリンター等レーザー光を用いた記録・加工が幅広い分野で利用されています。特に3Dプリンターをはじめとする加工・造形装置は 急速な普及が進みつつあります。しかしながら、大きな光パワーを必要とする金属加工装置等には大掛かりなレーザー光源が必要であり、効率の低さのため
光 源 その もの より は るか に大 きな 冷 却装 置が 必須 で ある こと など が 装置 コス トや そ の運 用コ スト を 押し 上げ 普及 の 妨げ にな って い ます 。
本研究所では1KWを超える光パワーが出力可能な半導体レーザーの実用化を目標にその開発を行います。
シリコン半導体はCPUやメモリをはじめとして広く電子デバイスに利用されています。またこれら電子デバイス間の長距離情報伝送は光ファイバーを用いたレーザー光によって行われています。電子デ
バイスの実装密度が高くなるにしたがって、より近距離、例えばCPUとメモリ間の情報伝送やCPU内
での信号処理も光で行う研究開発が進みつつあり、その技術はシリコンフォトニクスと呼ばれていま
す。CPUやメモリは1枚のシリコン基板上に作製されますが、シリコン自体は電流を注入しても発光し
ないので、シリコンフォトニクスでは別の材料を光源としてシリコン基板上に作製する必要があり、
実用化の大きな障壁となっています。本研究所ではシリコンを特殊加工することで発光・レーザー
発振させることに成功しており、その動作安定性や高効率化を推し進め、実用化を目指します。
レーザー光は原理的に極めて効率の高い光源であり、例えば、照明やディスプレイ等へ広く応用する
ことでLED等現在省エネルギーであるとされている光源を超えるポテンシャルを有しています。しかし
ながら、レーザー光の干渉性のため生体(肉眼)との親和性は低いのが実情です。この問題は高効率な
波長変換や高速な変調によって解決されます。本研究所では安価で大量生産可能な100%に近い効率の
波長変換材料を開発します。また、新しい方法によるレーザー光変調器を開発します。
これら3つのテーマの最終目標はすべて形と機能を持った製品といっていいものであります。したがって、本学の「モノづくり」志向はこれらの研究開発の強みであります。加えて、開発された製品や開発を通して得られた知見を応用した新しい「モノ」の発案と開発の原動力であります。最先端の研究分野に
つき、今後の研究活動及び成果が楽しみです。
CRC総合研究所に新たに「先端レーザー技術研究所」が誕生!田所貴志教授、
西川正教授、川添忠プロジェクト研究教授が研究を推進します。
研究推進社会連携センター(CRC)産官学交流センターが連携し、支援している東京電機大学経営同友会が主催する「第47回特別講演
会」が開催されました。当日の運営にはCRC産官学交流センター、
研究推進部を始め一般社団法人東京電機大学校友会等が協力いたし
ました。今回講師として中島秀之氏をお迎えし、“AI”をテーマと
した講演がありました。会場は経営同友会会員を始め、学生や教職
員で埋め尽くされ、真剣に講演を拝聴する姿が大変印象的でした。
平成29年6月1日(木) 16:30 ~ 18:00
東京千住キャンパス1号館 2階1204セミナー室
平成29年6月1日(木) 18:10 ~ 20:30
東京千住キャンパス1号館 丹羽ホール・100周年ホール
(中継)埼玉鳩山キャンパス/千葉ニュータウンキャンパス
「AIと人類の明るい未来~AIを最大限活用するために~」
中島 秀之 氏 (東京大学大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻先端 人工知能学教育学寄付講座特任教授)
「AIと人類の明るい未来」をテーマに経営
同友会が第47回特別講演会を開催!
研究推進社会連携センター(CRC)総合研究所 「先端レーザー技術研究所」
(左から) 田所貴志教授/
川添忠プロジェクト研究教授/西川正教授
東京電機大学技術士会が主催す�