news 30 aug

4
8/3/2019 news 30 aug http://slidepdf.com/reader/full/news-30-aug 1/4 11県の農業団体が賠償請求 8 31  18 44 東京電力福島第一原子力発電所の事故で被害を受けたとして、宮城や 新潟など東日本の11の県の農業団体が、東京電力に対して合わせ1 06億円の損害賠償を合同で請求しました。  JA グループなどが各県で作る協議会は、福島第一原発の事故の発生後、4月から毎月、  農業や畜産の被害の損害賠償を東京電力に合同で請求しています。31日は 宮城や山形、 新潟、埼玉、静岡の協議会が初めて参加し、これまでで最も多い11の県の代表が東京電  力の本店で西澤俊夫社長と会い、損害賠償を請求しまし た。事故で被害を受けた肉牛や お茶などが対象で、今回の請求額は106億円、これまでの累計では574億円となりま  す。また、協議会側からは、東京電力が 発表した賠償金の支払い手続きの中で、3か月 ごとに賠償金を支払う方針を示していることについて、農家の資金繰りが厳しいなか、支  払いの期間が長すぎると 強い不満が示されました。JA宮城中央会の菅原章夫会長は 「東京電力には誠意ある 対応を1日も早く求めたい。農家は限界だから、3か月も4か月  も長い期間 は待てない。賠償金を 月、支払っていただけるよう求めたい」と話してい  ました。これに対し、東京電力の廣瀬直己常務は「あらゆる方に賠償金をお支払いす る のは相当の業務量になり、毎月、支払うのは物理的に無理な状況だが、検討はしていきた い」と述べました。 福島県人口減り200万下回る

Upload: deeanaf

Post on 06-Apr-2018

218 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: news 30 aug

8/3/2019 news 30 aug

http://slidepdf.com/reader/full/news-30-aug 1/4

11県の農業団体が賠償請求8 月 31  日 18 時 44 分

東京電力福島第一原子力発電所の事故で被害を受けたとして、宮城や新潟など東日本の11の県の農業団体が、東京電力に対して合わせ106億円の損害賠償を合同で請求しました。

 JA グループなどが各県で作る協議会は、福島第一原発の事故の発生後、4月から毎月、 農業や畜産の被害の損害賠償を東京電力に合同で請求しています。31日は宮城や山形、新潟、埼玉、静岡の協議会が初めて参加し、これまでで最も多い11の県の代表が東京電 力の本店で西澤俊夫社長と会い、損害賠償を請求しまし た。事故で被害を受けた肉牛やお茶などが対象で、今回の請求額は106億円、これまでの累計では574億円となりま す。また、協議会側からは、東京電力が 発表した賠償金の支払い手続きの中で、3か月ごとに賠償金を支払う方針を示していることについて、農家の資金繰りが厳しいなか、支 払いの期間が長すぎると強い不満が示されました。JA宮城中央会の菅原章夫会長は

「東京電力には誠意ある対応を1日も早く求めたい。農家は限界だから、3か月も4か月 も長い期間 は待てない。賠償金を 月、支払っていただけるよう求めたい」と話してい毎  ました。これに対し、東京電力の廣瀬直己常務は「あらゆる方に賠償金をお支払いす るのは相当の業務量になり、毎月、支払うのは物理的に無理な状況だが、検討はしていきたい」と述べました。

福島県人口減り200万下回る

Page 2: news 30 aug

8/3/2019 news 30 aug

http://slidepdf.com/reader/full/news-30-aug 2/4

8 月 31  日 18 時 38 分

福島県の先月1日現在の人口は、震災と原発事故のあと、住民票を県外に移した人が多かったことから、33年ぶりに200万人を下回りました。

 福 島県のまとめによりますと、先月1日現在の県の推計人口は199万7400人とな り、震災と原発事故の前の3月1日から4か月のうちに2万7001人、率にして1.33%減少しました。減少した人数は、去年の同じ時期のおよそ4倍に当たり、内訳を見 ると、死亡数から出生数を引いた「自然動態」の減少が 5037人だった一方、県外への転出者から転入者を引いた「社会動態」の減少が2万1964人に上り、住民票を県外 に移した人が多かったことが要因となっ ています。また、地域別でみると、原発事故で「避難区域」になっている県東部の減少率が高く、特に「警戒区域」に入っている富岡町、 浪江町、双葉町では減 少率が6%を超えています。今回のまとめには住民票を移さずに県外に避難している住民は含まれていません。福島県の人口は平成10年の213万84

 54人をピークに減少を続けていますが、200万人を割ったのは昭和53年以来33 年ぶりです。県は「いずれ200万人を下回ることは想定していたが、ペースが 予想以上に早まった。県外に避難している人が少しでも早く戻って来られるように、原発事故の 収束と復興に全力を上げたい」と話しています。福島市では、先 月1日現在の推計人口がおよそ28万9800人で震災前の3月1日と比べておよそ2200人減りました。

福島市では人口減少の背景には原発事故のあと、市民の間に放射線の影響への不安が広がったこともあるとみています。福島市市民課の安藤浩源係長は「震災後4月から5月にかけて転出の手続きをする人が多かった。原発事故の影響もあったのではないか」と話しています。

 埼 玉県加須市には、東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、双葉町の住民が役場 の機能ごと避難していて、使わなくなった高校の校舎で今もおよそ800人 余りが一緒に避難生活を続けています。住民の話では、一緒に避難生活を続けている人たちのほとん どは住民票は双葉町のままだということです。福島県の人口 が、先月1日現在で33年ぶりに200万人を下回ったことについて、避難生活をしている高校2年生の娘を持つ5 3歳の女性は「200万人を割ったことは寂 しく思いますが、体のことや子どもの成長を考えると、人口の流出が続くのはしばらくはしかたないと思う。私は住民票は移さず、 希望は残して双葉町にいつか は帰りたいと思っている」と話していました。同じく住民票を移していない67歳の男性は「学校が再興できないと人口流出はどうしようもない。 それが一番の 問題だと思う。自分は住民票を移すつもりはないが、いつ戻れるのか、国

は早く方針を示して欲しい」と話していました

福島第一原発周辺に活断層か

8 月 31  日 5 時 10 分

東日本大震災の発生後、福島第一原子力発電所の周辺にある断層を東

京電力が再調 したところ、5つの断層について、原発への影響が否査

定できない活断層のおそれがあることが分かり、東京電力は、原子力

安全・保安院に報告するとともに、さらに詳しく調査することになりました。 原発作業員 急性白血病で死亡

Page 3: news 30 aug

8/3/2019 news 30 aug

http://slidepdf.com/reader/full/news-30-aug 3/4

8 月 30  日 22 時 35 分

福島第一原子力発電所で今月上旬、一時働いていた40代の男性作業

員が、急性白血病で亡くなっていたことが分かりました。東京電力は

「被ばく量が少ないため、放射線が原因とは考えられない」と説明し

ています。

 東 京電力によりますと、この男性は今月上旬、下請け企業を通じて福島第一原発で働き

 始め、1週間程度、休憩所のドアの開け閉めを担当していたということで す。男性はそ

の後、体の不調を訴えて急性白血病と診断され、病院で治療を受けましたが、亡くなった

 ということです。急性白血病は放射線の被ばくが原因で発 病することもありますが、東京電力によりますと、この男性が福島第一原発で作業した間に浴びた放射線量は0.5ミ

 リシーベルトで、内部被ばくもなかったと いうことです。また、男性は原発で働く為に

必要な放射線管理手帳を今回初めて取得したとみられ、以前に原発で働いた記録がないこ

 となどから、東京電力は 「放射線が原因とは考えられない」と説明しています。

放射性物質含む水浴び作業員被ばく

8 月 31  日 21 時 59  分31日午前、東京電力福島第一原子力発電所の汚染水の処理装置で作業をしていた男性作業員2人が、誤って放射性物質を含む水を浴びたことが分かりました。2人にやけどなどの症状はないということで、東京電力で詳しい状況を調べています。

31日午前9時半すぎ、東京電力福島第一原発で、下請け企業の男性作業員2人が、汚染 水を処理する装置の交換済みの容器から水を抜く作業をしていたところ、突然、容器から水が流れ出て作業員にかかりました。東京電力で調べたところ、このうち1人は放射 線を測定する機器の測定限度以上の放射性物質が体に付着していたため除染を行ったとい うことで、0.16ミリシーベルトの被ばくをしました。また、もう1 人はカッパを着ていたことなどから、体に付着した量は少なかったということですが、0.14ミリシー

 ベルトの被ばくをしたということです。当時2人ははし ごを使って作業をしていて、かっぱを着てはしごに乗った作業員が容器からホースを外したところ、弁が開いていたた め放射性物質を含む水が流れ出てきて、下 ではしごを支えていた作業員にも水がかかったとみられるということです。2人ともやけどなどの自覚症状はなく、内部被ばくも確認 されなかったということ で、東京電力は詳しい状況を調 しています。福島第一原発の査事故を収束させる上で重要な汚染水処理装置を巡っては、今月28日にも部品を交換して いた東京電力の社員2人が誤って被ばくをしていたことが明らかになっています。

[関連ニュース]自動検索

・  放射性物質 土を削り除去実験

・  放射性物質 伝達を話し合う

・  福島 玄米から微量放射性物質

Page 4: news 30 aug

8/3/2019 news 30 aug

http://slidepdf.com/reader/full/news-30-aug 4/4

TEPCO presents plan to extract melted rods

Tokyo Electric Power Company, or TEPCO, has announced a plan to extract melted nuclear fuel

rods at the crippled Fukushima Daiichi nuclear power plant.

TEPCO presented the 9-stage plan on Wednesday to an expert panel of the Atomic Energy

Commission, which is discussing a process to decommission the plant's reactors.

The first 3 stages of TEPCO's plan are devoted to removing radioactive materials from the reactors'

 buildings to repair containment vessels and stop water leaks.

The utility plans to then put water in the vessels and take pictures to determine the amount of 

nuclear fuel that has leaked from the reactors.

In the final stage, the company plans to fill the vessels with water and use robots to extract the rods.

Extraction of fuel rods that have leaked outside of reactors has never been performed at any nuclear  plant.

TEPCO faces the tough challenges of coping with high levels of radiation and developing highly

efficient robots.

Wednesday, August 31, 2011 20:38 +0900 (JST)

TEPCO finds possibly active faults near Fukushima

Tokyo Electric Power Company suspects there are 5 active faults near the Fukushima Daiichi

nuclear power plant that could affect the crippled plant if they cause a tremor.

TEPCO made the discovery after the Japanese government requested utilities and nuclear agenciesto reexamine faults around nuclear plants.

The directive followed a strong earthquake on April 11th from a fault thought to be inactive, 50

kilometers from the Fukushima plant.

TEPCO said on Tuesday that geological deformations were observed for the first time at 5 faults,

suggesting they are active.

The utility will continue drilling to investigate the conditions, though the firm believes any tremors

would be within the quake-resistance standard.

Besides TEPCO, two nuclear agencies reported 9 faults near their nuclear facilities in Ibaraki

Prefecture that could be active.

Wednesday, August 31, 2011 06:16 +0900 (JST)