new 「診療報酬改定の影響(職場の看護師数)」について - medpeer · 2016. 11....
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2014年5月13日
メドピア株式会社
「診療報酬改定の影響(職場の看護師数)」について
全体の約3割が「現状で足りないが、数は変わらない」と回答
医師約66,000人以上が参加する医師専用サイト「MedPeer」(メドピア、https://medpeer.jp/)を運営する
メドピア株式会社<東京都渋谷区、代表 石見陽(医師)>は、会員医師を対象に「診療報酬改定の影響(職場
の看護師数)」についてのアンケートを実施し、以下のとおり、結果を取りまとめました。
医師専門サイトMedPeer調査結果:「診療報酬改定の影響(職場の看護師数)」について(総回答:3,150
人)
順位 回答 回答数(人) 占有率
1 現状で足りないが、数は変わらない 1,004 31.9%
2 現状で足りており、数は変わらない 785 24.9%
3 わからない 728 23.1%
4 現状は足りないが、増員される 285 9.1%
5 現状で足りないのに、減員される 133 4.2%
6 現状で足りているのに、増員される 78 2.5%
7 現状は足りているが、減員される 54 1.7%
8 その他 83 2.6%
‐ 合計 3,150 100.0%
サマリー:
医師専門サイトMedPeer(メドピア)に登録する医師(66,000人以上)を対象に「診療報酬改定の影
響(職場の看護師数)」について質問をしたところ、3,150件の回答が寄せられた。
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「現状で足りないが、数は変わらない」という回答が31.9%で最も多い。「忙しいので定着せず、ずっと
定員割れ」「現状維持で精一杯」というコメントがみられた。
「現状で足りており、数は変わらない」は24.9%、1位と合わせると、「数は変わらない」という回答が
過半数を占めることになる。
「わからない」は23.1%、「現状は足りないが、増員される」は9.1%だった。
全体的に、「看護師は簡単にやめてしまうので、補充し続けるのが大変」といった声が多く、「慢性的に人
手不足」「常に増員を計っている」という声が多くみられた。また、看護師不足は「診療報酬とは別の問
題」という意見もあった。
▼総合結果
回答コメント(回答一部を抜粋)
「現状で足りないが、数は変わらない」 1,004件
・慢性的に看護師は足りていません。しんどいのでどんどんやめていきます。(40代、血液内科)
・小病院なので、看護師を募集しているが、集まらない。(50代、整形外科・スポーツ医学)
・慢性的に足りないのは現状です。診療報酬改定したからではないと思いますが。(40代、消化器外科)
・およそ400床の市民病院です。7対1はかろうじて維持できるようですが、ギリギリのようです。(30代、リハビリテー
ション科)
・大学病院勤務ですが、看護師やスタッフが少なく、医師の仕事がますます増えています。(40代、整形外科・スポーツ
医学)
・忙しいので定着せず、ずっと定員割れ。今の数は病院ががんばって維持していると思います。(30代、麻酔科)
・現在まで、7:1看護を維持し続けている。毎年、退職者や離職者が出現するので、常に補充していかなければならな
い状況です。(50代、消化器外科)
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「現状で足りており、数は変わらない」 785件
・現在7:1の病院です。入れ替わりは多いので一概には言えませんが、自施設は現状キープすると思います。(40代、
循環器内科)
・産科クリニックです、分娩があるので診療報酬にかかわらず一定数のスタッフは必要です。(50代、産婦人科)
・市中病院220床、7対1看護です。毎月やめていく人、入ってくる人がいますが、トータル数はかわらないと思います。
(30代、眼科)
・市中病院、7対1病床ですが、これからキープが困難になります。(40代、消化器内科)
・新年度退職者と入職者の数はだいたい同じようです。(30代、麻酔科)
・今回の改訂による現場への影響は微々たるものであり、数は変わらない。(60代、血液内科)
・大学病院・960床・補充していますが、辞めていくので、総数は変わりません。(50代、リハビリテーション科)
・単科精神科病院です、今回の診療報酬改訂ではあまり大きな影響を受けませんでした。(60代、精神科)
・たりなかった部分をパートで増やしたようで、現状では足りてるように思います。(50代、腎臓内科・透析)
・看護師はそのままで療養介助員が増えました。(60代、小児科)
「わからない」 728件
・今年結構新人が入ってきているので増えたようにもみえるが、辞めていく人も多くわかりません。(50代、皮膚科)
・診療報酬改定の影響が看護師数にどこまで及ぶのかイメージできません。(40代、消化器外科)
・なんともいえない。足りないと思うときもあるが、十分と思う時もある。(40代、小児科)
・地方大学病院です。病棟は足りているようにも感じますが、夜勤可能なメンバーは少ないようです。(40代、形成外科)
・医者の数と看護師の数は増えていますが、診療報酬改定と関係があるかどうかは、分かりません。(50代、一般外科)
・看護部の情報はあまりしりませんが、外来の看護師が減ってきている気がします。(30代、整形外科・スポーツ医学)
・病院側としても今後どのような経営戦略を立てるのか、岐路に立っている状態です。病棟・外来業務から訪問診療への
シフトが起きる可能性はあると思います。(30代、総合診療)
・7:1を維持するために看護度の再評価が必要です。そのため今のまま7:1を維持するのか、回復期病棟への転換などの病
院方針が決まるまで不明です。(50代、循環器内科)
「現状は足りないが、増員される」 285件
・急性期(一般)病院で、7:1看護としている。今後、個室の割合を増やし、外来にも看護師を増やす計画である。(60代、
放射線腫瘍科)
・2人増えました。全体では不足で閉鎖されている病棟があります。(50代、一般外科)
・いつも現状では足りないので増員予定と説明されているが、満たされたためしがないです。(50代、一般外科)
・300-400床の中規模病院で7対1でやっています。人手は慢性的に不足していますが、看護学校を併設しているので何と
か増員する予定と聞いています。(40代、一般内科)
・500床規模の救命救急センターのある市中病院です救急病棟の加算をとるためにも看護師は増員されます。(40代、救急
医療科)
・看護師は常に不足しています。様々な募集を掛けています。その結果、看護師の質は年々低下しています。数ではなく
質の維持も大切です。(40代、小児科)
「現状で足りないのに、減員される」 133件
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・退職者が多く、入職者が少なかったので看護基準を満たせません。(50代、整形外科・スポーツ医学)
・配置換えなどがあって大混乱中。全スタッフが疲労困憊で、いかに現場を見ていない制度変更かがよくわかる。(30代、
一般外科)
・施設要件を満たすのが大変なので病院の規模縮小に向かうようです。(40代、精神科)
「現状で足りているのに、増員される」 78件
・ベッドの稼働率上昇を目指して増員のようです。(50代、消化器外科)
・24年改訂で7対1にし、必死で看護師をかき集めました。今後は安定させるために新卒を採用しています。(30代、呼吸
器外科)
・どうしても看護師さんは入れ替わりが激しく、足りていそうですぐに足りなくなってしまいます。機能維持のためにも
常に募集があります。(40代、救急医療科)
「現状は足りているが、減員される」 54件
・7:1病床の基準をクリアするのは、難しくなり、一部を地域包括ケア病棟に変更しなくてはならなくなりそうで、そう
すると看護士数は減少する。(50代、産婦人科)
・現状は何とか7:1を維持しているが、退職者分を充足するのが困難になりつつある。(50代、血液内科)
・患者の高齢化が顕著であり、人手が要ります。人手不足感は10対1でも7対1でもおんなじです。(50代、腎臓内科・透
析)
「その他」 83件
・すべて自由診療なので関係ないです。(40代、美容・アンチエイジング)
・精神科クリニックのため、最初から看護師は必要ありません。(50代、精神科)
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※調査方法
□期間:
2014年4月16日(水) ~ 2014年4月20日(日)
□有効回答:
3,150人(回答者はすべて、医師専門サイトMedPeerに会員登録をする医師)
□設問:
医師専用サイト MedPeer内の「ポスティング調査」コーナーにおいて、MedPeer事務局(運営:メドピア株式会社)よ
り、以下の質問を投げかけました。
調査フォーム(設問文 抜粋)
MedPeer(メドピア)事務局からの質問です。
いつでも好きなところで自由に受けられる医療から「必要なときに適切な医療を適切な場所で最小の費用で受ける」医療
に転換させていくための政策誘導が、2014年度の診療報酬改定に反映されました。
機能分化の促進により、大病院では一般外来の縮小が促され、診療所や中小病院では主治医機能の評価が新設されました。
7対1病床は絞り込みが行われ、ICU、HCUなどは評価内容が見直されました。在宅医療に対してもさまざまな評価が加
わりました。
厚生労働省資料
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000038855.html
そこで質問です。
2014年度および今後の診療報酬改定の影響により、皆さまがお勤めの施設において、看護師数は増えるとお考えですか。
あるいは減るとお考えですか。選択肢より、ご選択ください。
なお、コメント欄には、「お勤めの施設規模やタイプ(病床数や大学/市中病院、7対1病床/10対1病床/療養病棟など)」
と、「選択肢を選んだ理由」をご記載ください。
1. 現状で足りているのに、増員される
2. 現状は足りているが、減員される
3.現状で足りており、数は変わらない
4.現状は足りないが、増員される
5.現状で足りないのに、減員される
6.現状で足りないが、数は変わらない
7.わからない
8.その他
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【本件に関するお問い合わせ先】
メドピア株式会社 管理部 TEL:03-6805-0345 / e-Mail:[email protected]
【記事掲載に際してのお願い】
・「医師専用サイト MedPeer 調べ」、であることの明記をお願い致します。
・web 上での引用に際しましては、https://medpeer.jp へのリンクをお願い致します。
■MedPeer(メドピア)とは - 2014年4月末日時点 -
MedPeer は、メドピア株式会社が運営する、医師専用のインターネットサイトです(URL: https://medpeer.jp/)。
会員医師同士による情報共有サービス「薬剤評価掲示板」や、特定疾患治療に関するエキスパート医師による情報提供
「Meet the Experts (MTE)」、有名臨床指定病院の所属医師参加のオンライン症例検討会「インタラクティブ・ケース・
カンファレンス」などを MedPeer 上に設け、”臨床の決め手がみつかるサイト”として、多くの医師に利用されています。
現在の会員は 66,000 人以上で、日本の医師の約 4 人に 1 人が利用するサービスです。また、「薬剤評価掲示板」では、
約 2,000 の医療用医薬品に対して、30 万件以上の医師会員による処方実感、クチコミ評価が投稿されています。
以上
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