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HASLユーザー会発表資料 株式会社セイロジャパン Moldex SC マネージャー 後藤 昌人 2014/11/21 1

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  • HASLユーザー会発表資料

    株式会社セイロジャパンMoldex SC

    マネージャー 後藤 昌人2014/11/21

    1

  • 社 名 : 株式会社セイロジャパン 本 社 : 千葉市美浜区中瀬1-3

    幕張テクノガーデンB棟2F 設 立 : 1981年11月 資本金 : 3億4750万円 代表取締役 : 大嶋 秀幸

    セイロジャパン紹介

    従業員 : 70名(他海外現地法人に30名) 適用規格 : ISO9001:2008/JIS Q9001:2008 事業内容

    1)製造業向けサービス:CAD/CAM/CAEシステムの販売,サポート,データサービス,生産情報管理システム構築

    2)システム開発部: セキュリティシステム開発FAシステム開発

  • 国内拠点国内拠点

    金型テクニカルセンター群馬県太田市

    長野出張所

    国内を結ぶ信頼のサービスネットワーク

    本社千葉市美浜区

    テクニカルセンター千葉市花見川区

    関東営業所埼玉県春日部市

    長野出張所長野県長野市

    名古屋営業所名古屋市南区

    大阪営業所大阪府吹田市

    四国出張所香川県綾歌群

    広島営業所広島市西区

  • 海外拠点(現地法人)

    JapanSaeilo Offices •• セイロ・シンガポーセイロ・シンガポールル

    –– 設立設立19981998年年99月月

    4

    ThailandMalaysia Singapore

    Indonesia

    •• セイロ・マレーシアセイロ・マレーシア–– 設立設立19911991年年33月月

    •• セイロ・タイランドセイロ・タイランド–– 設立設立19931993年年66月月

  • > 射出成形シミュレーションの完全3D CAE ソフトウェアの世界最先端技術を提供するイノベータ

    > 200名以上の社員が顧客の製品開発の成功の為に従事しています:– 70名以上:研究&開発/技術研究 エンジニア– 70名以上:顧客サービスコンサルタント

    CoreTech System & Moldex3D

    70名以上:顧客サービスコンサルタント

    > 世界規模のセールス/サービスネットワーク:– 世界に9 拠点– 世界に160以上の代理店/ 250以上の販売拠点

    > 世界に1,200 社以上の顧客 / 6000件以上の事例の蓄積

  • セイロ・レオロジーセンター

    6

  • レオロジーセンター外観写真

    77

  • フィラー充填系の流動特性の特徴

    フィラー充填によって,下記のような典型的な流動挙動を示すようになる.

    ①粘度が上昇(流動性低下).

    ②「ニュートン流動域」がなくなる.

    0%4%

    13%

    22%

    36%

    88

    (1)流動性低下により,成形性が悪くなる.(2)純粘性流体の粘度モデル式(Cross, Carreauなど)は適用できなくなる.

    → 降伏応力を考慮した粘度式の適用

    ③「降伏応力(値)」が現れる.

    HDPEにTiO2を充填(0,4,13,22,36vol%)

  • 塑性流動の代表的な粘度モデル

    ビンガム体

    py

    塑性粘度降伏応力, :: py

    py

    Binghamの式

    Viscosity

    ビンガム体

    99

    非ビンガム体

    ny K

    1 ny K

    擬塑性粘度:K

    Herschel-Bulkleyの式

    Shear rate

    非ビンガム体

  • 1 ny K

    n

    y

    1*

    0

    0

    /1

    <Herschel-Bulkleyモデルの変形版>

    Herschel-Bulkley Crossモデル

    フィラー充填量が比較的低い場合,ニュートン流動を示すPlateau部が現れる.

    1010

    Shear rate

    Viscosity

    Herschel-Bulkley

    Shear rate

    Viscosity

    Herschel-Bulkley Cross

    Plateau部

  • GF30wt%充填PBT樹脂

    降伏応力を考慮しないCrossモデルによるFitting結果

    1111

  • GF30wt%充填PBT樹脂

    降伏応力を考慮したHerschel-Bulkley CrossモデルによるFitting結果

    1212

  • 超高速DSC 測定例1

    13

  • 超高速DSC 測定例2

    14

  • 非等温結晶化挙動の測定例

    結晶化温度の冷却速度の依存性

    GF30wt%充填PBT樹脂

    1515

  • 非等温結晶化挙動の評価例

    非等温結晶化挙動~冷却過程

    GF30wt%充填PBT樹脂

    1616

  • 参考資料

    PA6 POM

    17日本工業大学様ご提供

  • なぜPA6ではバリが出やすいか

    • 金型は同じ– PA6は、バリが出やすい– POMは、ほとんどバリが少ない

    • 原因は原因は–仮説

    • PA6の方がPOMより結晶潜熱の発熱量が大きく冷えにくいので温度が下がりにくくバリがでるのではないか

    18

  • 比熱比較 DSC

    PA6 POM

    1919

    結晶潜熱 87~60 J/g 151~136 J/g

    結晶ピーク温度 185~164 ℃ 149~143℃

  • 比熱比較 FlashDSC

    PA6 POM3000℃/min冷却速度で結晶化をほぼしなくなる

    12000℃/min冷却速度で結晶化をしている

    2020

  • まとめ

    • PA6は、冷却速度が3000℃/minでは、結晶化をしない

    • POMは、冷却速度5000℃/minを越えても結晶化する

    • PA6は、冷却速度が速いと結晶化しにくいので粘度が上がりにくい

    • POMは、冷却速度が速くても結晶化するので粘度が上がりやすい

    • 結晶化による粘度上昇を考慮する必要がある

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  • HASL MATERIALFIT

    PC光学歪解析粘弾データ応力緩和係数GiscusPTT

  • 動粘度データー

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  • マスターカーブ

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  • スペクトル計算

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  • 緩和スペクトル計算

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  • 動粘度モデルフィット

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  • 粘度

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  • E-PTTフィティング

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  • Moldex3D解析

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  • 画像2

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  • まとめ

    • HASL Matrial Fit で簡単に応力緩和係数を求められる。

    • 解析精度もよい• 要望要望

    – Giscusモデルをサポートしてほしい

    • 課題–樹脂の降伏値のサポート

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