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FUJITSU Storage ETERNUS AB/HB Series, FUJITSU Storage ETERNUS AX/HX Series Active IQ OneCollect 2.2 インストールおよびセットアップ ガイド A3CA08733-A819-01

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FUJITSU Storage ETERNUS AB/HB Series, FUJITSU Storage ETERNUS AX/HX Series Active IQ OneCollect 2.2 インストールおよびセットアップ ガイド

A3CA08733-A819-01

2 インストールおよびセットアップ ガイド Copyright 2021 FUJITSU LIMITED. All rights reserved

目次

1 Active IQ OneCollectの概要 .............................................................................. 3 1.1 主要な概念 ................................................................................................................ 3

2 Active IQ OneCollectのシステム要件 ................................................................... 3

3 データ収集に対応しているデバイス タイプとプロトコル .............................................. 4 3.1 デバイスベースの収集タイプ ......................................................................................... 4 3.2 ソリューションベースの収集タイプ ................................................................................ 5

4 Active IQ OneCollectのダウンロード ................................................................... 6

5 Active IQ OneCollectのインストールとセットアップ ............................................... 6 5.1 インストール要件 ....................................................................................................... 6 5.2 Windowsへの Active IQ OneCollectのインストール ......................................................... 6 5.3 Linuxへの Active IQ OneCollectのインストール .............................................................. 7 5.4 Macへの Active IQ OneCollectのインストール ................................................................ 8 5.5 Active IQ OneCollectポートの設定 ............................................................................... 8 5.6 nginx(HTTPS)を使用した Active IQ OneCollectの設定 .................................................. 9

6 データ収集の目的の選択 ..................................................................................... 11 6.1 アップグレードと移行................................................................................................ 11 6.2 ケースのトラブルシューティング ................................................................................. 11 6.3 インベントリ ........................................................................................................... 11

7 収集ジョブの作成 .............................................................................................. 11 7.1 手動作成 ................................................................................................................. 11 7.2 デバイスの検出 ........................................................................................................ 12

表一覧

表 1) デバイスベースの収集タイプ .............................................................................................. 4 表 2) ソリューションベースの収集タイプ ..................................................................................... 5 表 3) インストール要件 ............................................................................................................ 6

図一覧

図 1) 収集ジョブの手動作成 .................................................................................................... 11

図 2) 保存したクレデンシャルを使用したデバイスの検出 ............................................................... 12

3 インストールおよびセットアップ ガイド Copyright 2021 FUJITSU LIMITED. All rights reserved

1 Active IQ OneCollectの概要 Fujitsu Active IQ OneCollectは、ストレージ、ホスト、スイッチからのデータ収集を支援するWebベースのユーザ インターフェイスです。SANおよび NAS環境からコンテンツ データを収集します。また、環境から収集した診断コンテンツを富士通に送信して分析することもできます。Active IQ OneCollectではコマンドライン インターフェイス(CLI)モードもサポートされます。 データの収集とアップロードに使用できる目的は次のとおりです。 • アップグレードまたは移行用のデータ収集:環境内のデバイスのデータを収集およびアップロー

ドして、アップグレードや移行のプロセスが可能かどうかを効果的に検証することができます。 • 問題のトラブルシューティング用のデータ アップロード:環境内のデバイスのデータを収集お

よびアップロードして、データセンターの問題を簡単に分析して解決することができます。 • カタログへの登録用のデータ収集:大量のデバイスから最小限のデータを収集して、インベント

リ情報を取得することができます。OS、パッチ、プラットフォーム モデル、ホットフィックス、インストール済みのアプリケーションに関する情報など、最低限の詳細の収集に使用できます。

各目的の詳細については、「データ収集の目的の選択」を参照してください。

1.1 主要な概念 • [収集]メニューでは、データ収集の目的を選択できます。前回の収集ジョブを表示して、アーカ

イブやデータファイルからデータをインポートすることもできます。 • [ジョブ モニタ]メニューでは、作成したジョブの概要を確認できます。各ジョブの ID、目的、

開始時間、進捗などが表示されます。 • [収集の表示]メニューでは、詳細を確認したいジョブのすべてのコンポーネントを表示できま

す。 • [保存済みジョブ]メニューでは、定期的にまたはオンデマンドで実行できる保存済みの評価ジョ

ブが表示されます。これらのジョブを使用して、要件に応じて定期的な監査を実施することができます。

• [クレデンシャル管理]メニューでは、デバイスのグループのクレデンシャルを保存して再利用することができます。これらのクレデンシャルを使用すれば、収集ジョブのスケジュールを手動で入力しなくても簡単に設定することができます。

2 Active IQ OneCollectのシステム要件 Active IQ OneCollectを実行するために必要なホスト システム構成、オペレーティング システム、およびブラウザがあることを確認する必要があります。 Active IQ OneCollectは、次のオペレーティング システムで実行できます。 • Windows Server 2019 • Windows 8(64ビット) • Windows 10(64ビット) • Windows Server 2012 R2(64ビット) • Windows Server 2016(64ビット) • Mac OS X 10.10以降(64ビット) • Red Hat Enterprise Linux(RHEL)7.0以降(64ビット) • Ubuntu 12.0以降 Active IQ OneCollectでは、次のブラウザがサポートされます。 • Mozilla Firefox 55以降 • Google Chrome 61以降 • Apple Safari 11以降 • Microsoft Edge 44以降

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3 データ収集に対応しているデバイス タイプとプロトコル 各プロファイルには、プロファイルに関連付けられたデータベースのクレデンシャルが含まれます。クレデンシャルを使用して、Active IQ OneCollectがデータベースに接続され、連携されます。

3.1 デバイスベースの収集タイプ Active IQ OneCollectでは、プロファイルを使用してデバイスやソリューションからデータを収集できます。これらのプロファイルの詳細について把握したうえで、使用するプロファイルを決定してください。各プロファイルには、そのプロファイルに関連付けられたデータベースのクレデンシャルが含まれます。クレデンシャルを使用して、Active IQ OneCollectがデータベースに接続され、連携されます。格納されるクレデンシャルには、ホスト、リポジトリ、データベースにアクセスするためのユーザ名とパスワード、および必要な情報が含まれます。

表 1) デバイスベースの収集タイプ

デバイス カテゴリ

デバイス タイプ サポートされるペルソナ サポートされる プロトコル

ホスト • IBM AIX • Cisco UCS • HP-UX • Linux • Oracle Solaris • Windows

• General、SnapDrive、Diagnostic、Inventory、SMO、SMSAP

• General、Diagnostic、Inventory

• General、SnapDrive、Diagnostic、Inventory、SMO、SMSAP

• General、SnapDrive、Orchestrator、SolidFire_Interop、Diagnostic、Inventory、SMO、SMSAP

• General、SnapDrive、Diagnostic、Inventory、SMO、SMSAP

• General、Diagnostic、Inventory

• SSH • UCSM XML

API • SSH • SSH • SSH • WMI

ハイパーバイザー

• Citrix XenServer • IBM HMC • KVM • Microsoft Hyper-

V • Oracle VM

Manager • Oracle VM Server • IBM PowerVM • VMware ESXi • VMware vCenter

Server

• General、Diagnostic、Inventory

• General、Diagnostic • General、SnapDrive、

Orchestrator、SolidFire_Interop、Diagnostic、Inventory、SMO、SMSAP

• General、Diagnostic、Inventory

• General、Diagnostic • General、Diagnostic、

Inventory • Generalと Inventory • General、Diagnostic、

Inventory • General、Diagnostic、

Inventory、Analysis

• SSH • SSH • SSH • SSH • SSH • SSH • SSH • SSH • vCenter Web

API

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デバイス カテゴリ

デバイス タイプ サポートされるペルソナ サポートされるプロトコル

イーサネットスイッチ

• Brocade• Cisco• Cisco Catalyst• Mellanox• Fujitsu

• General、Diagnostic• General、Diagnostic• General、Diagnostic、

Analysis、InstallChecks• Generalと Analysis• General、Diagnostic、

Analysis、InstallChecks

• SSH• SSH• SSH• SSH• シェルと SSH

FC スイッチ

• Brocade• Cisco

• General、Diagnostic、Inventory、Basic、Analysis

• General、Diagnostic、Inventory、Basic、Analysis、InstallChecks

• SSH• SSH

ハイブリッドスイッチ

• Cisco Nexus • General、Diagnostic、Inventory、Basic、Analysis、InstallChecks

• SSH

ストレージ コントローラ

• ETERNUS AB/HB

シリーズ

• ETERNUS AX/HX

シリーズ

• ETERNUS AX/HX

シリーズ ServiceProcessor

• General、Diagnostic、Inventory、Analysis

• General、Data module、Diagnostic、Inventory、Analysis、InstallChecks

• Diagnostic• General、Diagnostic、

Inventory• General

• SMcliとWebServices

• ONTAPI、HTTPS、SSH、WMI

• ONTAPIとSPI

• SSH

アプリケーション

• SnapCenter • General、Diagnostic • API

3.2 ソリューションベースの収集タイプ

表 2) ソリューションベースの収集タイプ

デバイス カテゴリ

デバイス タイプ 対応するデバイス サポートされるプロトコル

富士通の ソリューションスタック

• ETERNUS AX/HX

シリーズ

• クラスタ ノード• クラスタ スイッチ• 管理スイッチ

• HTTPSとSSH

• SSH• SSH

• MetroCluster • クラスタ ノード / シミュレーション ノード

• ファブリック スイッチ• ATTOブリッジ

• SSH、HTTPS、Telnet

• SSH• Telnet

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4 Active IQ OneCollect のダウンロード 製品添付の DVD、サポートデスクサイト、もしくはソフトウェアダウンロードサイトからダウンロ ードできます。

FUJITSU Storage ETERNUS AB/HB シリーズ ソフトウェア https://www.fujitsu.com/jp/products/computing/storage/download/firmware/abhb/ FUJITSU Storage ETERNUS AX/HX シリーズ ソフトウェア https://www.fujitsu.com/jp/products/computing/storage/download/firmware/axhx/

5 Active IQ OneCollect のインストールとセットアップ Active IQ OneCollect をシステムにインストールして、ストレージ、ホスト、およびスイッチからデータを収集できます。

5.1 インストール要件 Active IQ OneCollect をインストールするためには、次の要件を満たしている必要があります (表 3)。

表 3) インストール要件

プラットフォーム 要件

Windows • Active IQ OneCollectを実行するために必要なホスト システム構成、オペレーティング システム、およびブラウザを設定しておく必要があります。

• 使用しているプラットフォーム用の Active IQ OneCollectの実行可能バイナリ Active_IQ_OneCollect_2.2_Win64.exeまたは Active_IQ_OneCollect_2.2_Win64.zip をダウンロードしておく 必要があります。

Linux • オペレーティング システム:RHEL 7.0以降、Ubuntu 12.0以降• 使用しているプラットフォーム用の Active_IQ_OneCollect_2.2 の

実行可能バイナリをダウンロードしておく必要があります。• アプリケーションをインストールするには、適切な権限が必要です。

Mac • Mac OSX 10.10.xまたは Mac OSX 10.11.xが実行されている必要があります。

5.2 Windowsへの Active IQ OneCollectのインストール Active IQ OneCollectでは、Hyper Text Transfer Protocol Secure(HTTPS)がサポートされます。次のいずれかの方法を使用して Active IQ OneCollectをインストールできます。 • カスタム インストール:インストール ディレクトリとデータ ディレクトリのパスを指定して、

Active IQ OneCollectを好きな場所にインストールできます。• 高速インストール:Active IQ OneCollectをデフォルトの場所にインストールできます。インス

トール ディレクトリは Program Filesフォルダに、データ ディレクトリはユーザ ディレクトリに保存されます。Active IQ OneCollect AutoSupportはデフォルトで有効になり、HTTPSで実行されるように設定されます。

手順 1. インストール ウィザードの手順に従って、Active IQ OneCollectをインストールします。デフ

ォルトのインストール フォルダ(64ビット版Windows):C:\ProgramFiles\Fujitsu\OneCollect

2. 必要に応じてデータ ディレクトリに別のパスを選択します。3. 次の URLから Active IQ OneCollectを起動します。

https://localhost:8444/

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注:

• ソフトウェア アーカイブを使用して Active IQ OneCollectをセットアップする場合、HTTPで実行されるようにデフォルトで設定されます。次の URLから Active IQ OneCollectにアクセスできます。http://localhost:8888/

• HTTPSで Active IQ OneCollectを使用する方法の詳細については、「nginx(HTTPS)を使用した Active IQ OneCollectの設定」を参照してください。

• 別のポートで実行するようにアプリケーションを設定する手順は、「Active IQ OneCollectポートの設定」を参照してください。

終了後の操作 システムの起動時に Active IQ OneCollectを自動的に実行するには、次の手順を実行します。1. <Installation_directory>\Fujitsu\OneCollectAIDE\に移動し、[OneCollect.exe]

を右クリックして[コピー]を選択します。2. [すべてのプログラム]で[スタートアップ]フォルダを右クリックします。3. [開く]をクリックすると、Windowsエクスプローラで Active IQ OneCollectが開きます。4. Windowsエクスプローラ上の任意の場所を右クリックして、[ショートカットの貼り付け]を

クリックします。Active IQ OneCollectのショートカットがフォルダ内に表示され、次回Windowsにログインすると、Active IQ OneCollectが自動的に起動します。

5.3 Linuxへの Active IQ OneCollectのインストール コマンドライン インターフェイスを使用して、Linuxシステムに Active IQ OneCollectをインストールできます。Active IQ OneCollectを初めてインストールする場合の手順は次のとおりです。手順1. 管理者権限で tar -xzf Active_IQ_OneCollect_2.2_Linux64.tar.gzを実行して、

tar.gzインストーラを展開します。管理者権限がない場合は、sudo tar -xzfActive_IQ_OneCollect_2.2_Linux64.tar.gzを実行します。安全にアクセスするために HTTPSを使用することを推奨します。HTTPSで Active IQOneCollectを使用する方法の詳細については、「nginx(HTTPS)を使用した Active IQOneCollectの設定」を参照してください。注: Chromeブラウザを使用して Active IQ OneCollectをダウンロードした場合は、自動的

に.tarファイルに展開されます。その場合は、tar -xf Active_IQ_OneCollect_2.2_Linux64.tar.gzを実行してください。

2. 展開したフォルダに移動(cd)します。3. Active IQ OneCollectのデータ ディレクトリ パスをカスタマイズする場合は、

<installation_directory>/Fujitsu/OneCollectAIDE/に「data_dir.txt」という名前のファイルを作成し、好きなパスを入力します。

4. 管理者権限がある場合は「/OneCollect」と入力し、Enterキーを押します。ない場合は「sudo./OneCollect」と入力して、Enterキーを押します。

5. バックグラウンドでプロセスを実行するには、「nohup./OneCollect &」と入力します。Active IQ OneCollectはポート 8888で実行されます。Active IQ OneCollectを実行する前に、ポートが空いていることを確認してください。データベースは、ホーム ディレクトリのFujitsu/OneCollectAIDE/Dbに保存されます。注: アプリケーションを rootとしてインストールしない場合は、上記の手順で説明したコマン

ドを実行する際に sudoを使用してください。 注: 別のポートで実行またはリモートから接続するようにアプリケーションを設定する手順は、

「Active IQ OneCollectポートの設定」を参照してください。

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終了後の操作 システムの起動時に Active IQ OneCollectを自動的に実行するには、次の手順を実行します。 1. rc.localファイルを開きます(vi /etc/rc.local)。 2. ファイルの末尾に Active IQ OneCollectプロセスを開始する行

(nohup /path_to_OneCollect/OneCollect &)を追加します。 3. rc.localの権限を変更します(chmod +x /etc/rc/local)。これで、次回リブートから

Active IQ OneCollectプロセスが自動的に起動します。

5.4 Macへの Active IQ OneCollectのインストール Active IQ OneCollectを Mac OS Xシステムにインストールするには、次の手順を実行します。 手順 1. 管理者権限で tar -xzf Active_IQ_OneCollect_2.2_Mac64.tar.gzを実行して、

tar.gzインストーラを展開します。管理者権限がない場合は、sudo tar -xzf Active_IQ_OneCollect_2.2_Mac64.tar.gzを実行します。 安全にアクセスするために HTTPSを使用することを推奨します。HTTPSで Active IQ OneCollectを使用する方法の詳細については、「nginx(HTTPS)を使用した Active IQ OneCollectの設定」を参照してください。 注: 展開したフォルダに移動(cd)します。

2. Active IQ OneCollectのデータ ディレクトリ パスをカスタマイズする場合は、<installation_directory>/Fujitsu/OneCollectAIDE/に「data_dir.txt」という 名前のファイルを作成し、好きなパスを入力します。

3. 管理者権限がある場合は「./OneCollect」と入力し、Enterキーを押します。ない場合は「sudo ./OneCollect」と入力して、Enterキーを押します。

4. バックグラウンドでプロセスを実行するには、「nohup ./OneCollect &」と入力します。Active IQ OneCollectはポート 8888で実行されます。Active IQ OneCollectを実行する前に、ポートが空いていることを確認してください。データベースは、ホーム ディレクトリのFujitsu/OneCollectAIDE/Dbに保存されます。

5. 次の URLから Active IQ OneCollectを起動します。 http://localhost:8888/

注: 別のポートで実行するようにアプリケーションを設定する手順は、「Active IQ OneCollect ポートの設定」を参照してください。

終了後の操作 システムの起動時に Active IQ OneCollectを自動的に実行するには、次の手順を実行します。 1. Appleメニュー > [システム環境設定]を選択し、[ユーザとグループ]をクリックします。 2. ユーザを選択し、[ログイン項目]をクリックします。 3. [追加]([+])ボタンをクリックし、<installation_directory>/OneCollectから

[onecollect]を選択します。 4. [追加]をクリックします。

5.5 Active IQ OneCollectポートの設定 Active IQ OneCollectアプリケーションを任意のポートに設定するには、次の手順を実行します。 手順 1. インストール時、アプリケーションを起動する前にインストール ディレクトリの CONFIGファ

イルを変更できます。アプリケーションを起動したあとで変更する場合は、<user_home_directory>/OneCollectAIDE/にある CONFIGファイルの PORT値を変更してから、アプリケーションを再起動します。

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2. リモート ホストからアクセスできるように Active IQ OneCollectサーバを一元的にホストするには、CONFIGファイルでポート番号の前に IPアドレスを指定します。

3. PORTを新しい値に設定します(例:PORT = 8044)。リモートから接続する場合(特にLinuxサーバの場合)は、CONFIGファイルに次のエントリを追加します:REMOTE = True。アプリケーションを再起動します。

4. Windowsでデフォルトの HTTPSポートを変更するには、<Installation_directory>\nginxの nginx.confファイルを編集して listen 8445を希望するポートで置き換えます(例:listen 9445)。ユーザ インターフェイスから[Shutdown]を選択してアプリケーションをシャットダウンし、再起動します。

注: Linuxで HTTPを使用してリモートでホスティングする場合、ポート値に IPアドレスをバインドする必要があります。たとえば、PORT = 0.0.0.0:8044とした場合、ホストのすべての使用可能なポートでアプリケーションがホストされます。

5.6 nginx(HTTPS)を使用した Active IQ OneCollectの設定 Active IQ OneCollectを一元的にホストして、nginx(HTTPS)で使用できます。

Windowsでの nginx(HTTPS)を使用した Active IQ OneCollectの設定 Active IQ OneCollectを一元的に設定して nginx(HTTPS)で使用するには、次の手順を実行し ます。 手順 1. Windows用の nginxは http://nginx.org/en/download.htmlからダウンロードできます。

nginxはインストール ウィザードにあらかじめ組み込まれていますが、ソフトウェア アーカイブを使用してインストールした場合は別途設定する必要があります。

2. CLIを開いてインストール フォルダに移動し、type nul >> httpsを実行します。 3. 次の構成ファイルを使用して有効な SSLまたは TLS証明書をインストールします。

<installation_directory>/nginx/conf/nginx.conf 4. ユーザ インターフェイスから[Shutdown]を選択してアプリケーションをシャットダウンし、

再起動します。 注: あるいは、インストール ディレクトリから OneCollect.exe、stop-nginx.bat、

start-nginx.batを再起動することもできます。 5. ブラウザで次の URLを入力して Active IQ OneCollectを起動します。

https://localhost:8444 注: 認証局(CA)証明書を nginx構成に追加するには、「nginx構成への CA証明書の追加」を

参照してください。

LinuxおよびMacでの nginx(HTTPS)を使用した Active IQ OneCollectの設定 Active IQ OneCollectを一元的に設定して、LinuxおよびMacの nginx(HTTPS)で使用でき ます。 注: Macと Linuxでユーザ管理機能を有効にするには、~/OneCollectAIDE/にある CONFIGファ

イルを編集し、次のエントリを追加します。 HOSTED = True

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オペレーティング システムごとのコマンドとインストール パスは次のとおりです。 • Linux – RHEL

− nginxをインストールするコマンド - yum install nginx − インストール パス: − nginx実行可能ファイルのインストール パス - /usr/sbin/nginx − nginxの設定ディレクトリ - /etc/nginx

• Linux - Ubuntu − nginxをインストールするコマンド - sudo apt-get install nginx

インストール パス: − nginx実行可能ファイルのインストール パス - /usr/sbin/nginx − nginxの設定ディレクトリ - /etc/nginx

• Mac − nginxをインストールするコマンド - brew install nginx

インストール パス: − nginx実行可能ファイルのインストール パス - /usr/local/bin/nginx − nginxの設定ディレクトリ - /usr/local/etc/nginx

手順 1. インストール ディレクトリに空の HTTPSファイルが作成されていることを確認します。インス

トール フォルダに移動し、touch httpsを実行します。 2. nginx -Vを使用して nginx構成ファイルを検索します。 3. この構成ファイルをインストール ディレクトリにある nginxフォルダの nginx構成ファイルと

置き換えます。 4. <installation_directory>/nginx/sslの dhparam.pemファイルを、nginx構成ファイ

ルに記述されているパスに移動します。 5. サーバとの通信を保護するために、nginx構成ファイルを使用して有効な SSLまたは TLS証明

書をインストールします。<installation_directory>/nginxにある localhost.crtとlocalhost.key を一時的に使用して nginx構成ファイルに移動することもできます。

6. ユーザ インターフェイスから[Shutdown]を選択してアプリケーションをシャットダウンし、再起動します。

7. nginx -s stopと nginxを使用して nginxを再起動します。 8. ブラウザで次の URLを入力して Active IQ OneCollectを起動します。

https://localhost:8444 注: CA証明書を nginx構成に追加するには、「nginx構成への CA証明書の追加」を参照して

ください。

nginx構成への CA証明書の追加 CA証明書を nginx構成に追加するには、次の手順を実行します。 手順 1. 認証局(CA)から証明書を取得します。 2. Macまたは Linuxの場合、nginx -Vを実行して nginx構成のディレクトリを取得します。 3. Windowsの場合、nginxはインストール ウィザードにあらかじめ組み込まれています

(<installation_directory>/nginx)。 4. nginx構成ファイル(nginx.conf)を開き、ssl_certificateおよび

ssl_certificate_key属性のパスを確認します。 5. これらのパスにある、CAによって生成された証明書とキーを置き換え、nginx構成ファイルを

新しい証明書ファイルの値とキーで更新します。

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6. LinuxおよびMacの場合、sudo nginxを使用して nginxプロセスを再起動し、Active IQ OneCollectを再起動します。Windowsの場合は、ユーザ インターフェイスから[Shutdown]を選択してアプリケーションをシャットダウンします。

6 データ収集の目的の選択

6.1 アップグレードと移行 [アップグレードと移行]ウィジェットでは、MetroCluster、ETERNUS AB/HBシリーズ、ONTAPなどの富士通 ソリューションや富士通以外のソリューションでも環境内のデバイスのデータを収集およびアップロードして、簡単にアップグレードや移行を実行することができます。

6.2 ケースのトラブルシューティング [ケースのトラブルシューティング]ウィジェットでは、環境内のデバイスのデータを収集およびアップロードして、問題を分析して解決できます。

6.3 インベントリ [インベントリ]ウィジェットでは環境内のデバイスの最小限のデータを収集して、デバイスのイン ベントリを作成および保持できます。OS、パッチ、プラットフォーム モデル、ホットフィックス、インストール済みのアプリケーションなどの基本情報を収集します。

7 収集ジョブの作成 [収集]メニューに表示されるウィジェットを使用して、保存されたクレデンシャルを使用したりデータをインポートすることで収集ジョブを手動で作成することができます。

7.1 手動作成 クレデンシャルを手動で入力して収集ジョブを作成できます(図 1) 収集ジョブの手動作成)。

図 1) 収集ジョブの手動作成

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7.2 デバイスの検出 Credentials Managerを使用して、保存したクレデンシャルで収集ジョブを作成することができます(図 2) 保存したクレデンシャルを使用したデバイスの検出)。

図 2) 保存したクレデンシャルを使用したデバイスの検出

注: • [Use Extended Credential Check]を有効にすると、クレデンシャルの試行回数はデフォル

トで 3回に設定されます。ただし、詳細な検出とマッピングではターゲットのネットワークに 対してクレデンシャルが最大 15回試行されるため、検出に時間がかかる場合があります。

• 検出されたマッピング デバイスの数によっては、[Save & Collect]をクリックするとジョブが複数のサブジョブに分割される場合があります。

• [Import Devices]を使用して収集ジョブを作成し、CSVファイルの形式でデータをアップロードすることもできます。CSVテンプレートは、インストール ディレクトリにあります。CSV ファイルで認識されないデバイスはマップされていないカテゴリに移動されるので、これらの デバイスに対して[Device Category]と[Device Type]を選択する必要があります。

本ドキュメントに記載されている製品や機能のバージョンがお客様の環境でサポートされるかどうかについては、富士通サポート サイトでサポート組み合わせ表を参照してください。富士通サポート組み合わせ表には、富士通がサポートする構成を構築するために使用できる製品コンポーネントやバージョンが定義されています。サポートの可否は、お客様の実際のインストール環境が公表されている仕様に従っているかどうかによって異なります。 著作権に関する情報

Copyright 2021 FUJITSU LIMITED. All rights reserved. このドキュメントは著作権によって保護されています。著作権所有者の書⾯による事前承諾がある場合を除き、画像媒体、電⼦媒体、および写真複写、記録媒体、テープ媒体、電⼦検索システムへの組み込みを含む機械媒体など、いかなる形式および方法による複製も禁⽌します。 富士通の著作物から派生したソフトウェアは、次に示す使用許諾条項および免責条項の対象となります。 このソフトウェアは、富士通によって「現状のまま」提供されています。富士通は明示的な保証、または商品性および特定目的に対する適合性の暗示的保証を含み、かつこれに限定されないいかなる暗示的な保証も行いません。富士通は、代替品または代替サービスの調達、使用不能、データ損失、利益損失、業務中断を含み、かつこれに限定されない、このソフトウェアの使用により生じたすべての直接的損害、間接的損害、偶発的損害、特別損害、懲罰的損害、必然的損害の発生に対して、損失の発生の可能性が通知されていたとしても、その発生理由、根拠とする責任論、契約の有無、厳格責任、不法行為(過失またはそうでない場合を含む)にかかわらず、一切の責任を負いません。 富士通は、ここに記載されているすべての製品に対する変更を随時、予告なく行う権利を保有します。富士通による明示的な書⾯による合意がある場合を除き、ここに記載されている製品の使用により生じる責任および義務に対して、富士通は責任を負いません。この製品の使用または購入は、富士通の特許権、商標権、または他の知的所有権に基づくライセンスの供与とはみなされません。 登録商標 富士通、富士通ロゴ、ETERNUSは富士通の登録商標です。会社名、製品名等の固有名詞は、各社の商号、商標または登録商標です。 https://www.fujitsu.com/jp/products/computing/storage/trademark/ マニュアルの更新について 本書の最新版や本装置に関連する最新の情報は、以下のサイトで公開されています。 https://www.fujitsu.com/jp/products/computing/storage/manual/

必要に応じてご使用モデルのマニュアルを参照してください。

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Active IQ OneCollect 2.2インストールおよびセットアップ ガイド

A3CA08733-A819-01

発行日: 2021 年 3 月

発行責任: 富士通株式会社

• 本書の内容は、改善のため事前連絡なしに変更することがあります。

• 本書の内容は、細心の注意を払って制作致しましたが、本書中の誤字、情報の抜け、本書情報の使用に起因

する運用結果に関しましては、責任を負いかねますので予めご了承願います。

• 本書に記載されたデータの使用に起因する第三者の特許権およびその他の権利の侵害については、当社はそ

の責を負いません。

• 無断転載を禁じます。