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要(一般用) 平成31年度 さいたま市立高等看護学院

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講 義 概 要(一般用)

平成31年度

さいたま市立高等看護学院

基 礎 分 野

基礎分野

科 目 名 科学的思考の基盤【哲学】

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1 単位 30時間

授業時間数(開始時期) 30時間/30時間 (1 年次前期)

【 ね ら い 】

生命倫理学の基本的な諸問題を考えながら、人間のありかたについての哲学的な考え方を理

解する。

【 授業内容 】

(1)生命倫理学の諸問題を通じて倫理学の根本を理解する

「道徳とはどんなものか」 (テキスト 第 1章)

「文化相対主義の挑戦」 (テキスト 第 2章)

「功利主義者のアプローチ」 (テキスト 第 7章)

「フェミニズムとケアの倫理」 (テキスト 第11章)

(2)人間のありかたについて

人を公平に扱うことのむずかしさ

人の死をどう理解すべきか

人間はどのように存在しているのか

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

特になし。 中間試験 (50%)

期末レポート(50%)

【テキスト・参考文献】

テキスト:新版 現実をみつめる道徳哲学 ジェームズ・レイチェルズ,スチュアー

ト・レイチェルズ,次田憲和翻訳,晃洋書房(2017)

参考文献:実践の倫理,ピーター・シンガー,山内友三郎翻訳,昭和堂(2015)

生命倫理のレポート・論文を書く,松原洋子・伊吹友秀編,東京大学出版会

(2018)

基礎分野

科 目 名 科学的思考の基盤【論理学】

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1 単位 30 時間

授業時間 数 30 時間/30 時間 (1 年次後期)

【 ね ら い 】

筋道の通った考え方、物事を客観的に判断できる能力と、事実を正しく解釈できる思考を訓練す

る。

1.論理的思考を養う。(文章の読解及び表現ができる。物事を筋道たてて正しく考える。)

1)「読む」「書く」を中心に文章の書き方を身につける。「一文一義」の文が書けるようになる。

2)「聞く」「話す」を中心に言葉の運用能力の向上を図る。

2.将来、研究論文を書くための文章構成法を身につける。

【 授業内容 】

内容

1. 論理的な思考

2. 文の七原則

3. 事実の読み方(いつ、どこで、誰が、誰に、何を、どうしたのか)

4. 主張と理由

5. 論評 研究論文の批判的検討

方法

1. 資料文を読み、意見文を書く。

2. 意見文を選択し、批判的に検討する。

3. 例文(悪文)を書き直す。

4. 検討意見文で学んだことを反映させ、各自の意見文を検討する。

これを繰り返し行う。

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

1.意見文

2.提出物

【テキスト】

・宇佐美寛・米田和美『看護教育の発想』看護の科学社

・授業中プリントを配布する

基礎分野

科 目 名 科学的思考の基盤 【情報科学】

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1 単位 30時間

授業時間数 30時間/30時間 (1年次後期)

【ねらい】

カルテやレセプト(診療報酬明細)などをはじめ、医療現場ではコンピュータシステムが利用されています。

医療に限らず日常生活においても今やコンピュータはあって当たり前のものとなってきました。患者はインタ

ーネットで病院情報を検索し、予約システムで診療を予約し、家に帰って処方された薬の情報をインターネット

で検索する時代です。

この授業では日常のツールということからの単なるアプリケーションの操作だけでなく、セキュリティや個人情

報の保護といったことも学習していきます。

また臨床に出てからの看護研究を想定して、簡単な質問紙調査(アンケート)の作成と集計、発表を行いま

す。一連の作業を通してアプリケーション操作に慣れるだけでなく、研究法や調査法といったことの概要を理解

してもらえればと考えています。

【授業内容】

・コンピュータに関する基本事項の説明(セキュリティなどを含む)

・質問紙調査を通じたパソコンの基本操作

講義内容(予定)

1.コンピュータとセキュリティ・個人情報保護について

2.計画書、アンケートの作成(Word)

3.データ集計(統計を含む)、グラフ作成(Excel)

4.報告書の作成(Word)

5.発表資料の作成(PowerPoint)

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

各段階での提出物、授業に対する積極性などから総

合的に評価。

【テキスト】

なし

基礎分野

科 目 名 科学的思考の基盤【英語Ⅰ(医療英語)】

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1単位 30時間

授業時間数(開始時期) 30/30時間 (1 年次前期)

【 ね ら い 】

◎ 将来医療現場でも直面するだろう国際化に備えて、医療関連英文の読解力と医療専門用

語力を高める。

◎ コミュニケーションのために必要な語彙力・表現力・文法力の養成を図る。

【 授業内容 】

テキストに沿って医療・看護関連の英文を丁寧に読み進めながら、英語習得のための4

技能(Reading、Writing、Listening、Speaking)をバランスよく向上させる。

テキスト以外の英文も適宜プリント等で提示しなるべく多くの英文に触れるようにする。

授業で出てきた医療専門用語や重要事項は予告をした上で小テストにて確認する。

また英語の歌や映画のセリフ等を活用して、リスニング力・語彙力・表現力の養成を図

る。

更に自信を持って英文が組み立てられるようにプリント等を利用して基本文法を根本か

ら理解し、コミュニケーション能力の向上を図る。

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

・ 授業時に、辞書を持参すること。

(電子辞書も可)

・ 予習、復習を徹底すること。

・ 出席状況、宿題、小テスト、授業における

発表等を平常点とし、学期末テストの結果

と併せて総合的に評価する。

【テキスト・参考文献】

・ クリスティーンのやさしい看護英会話 医学書院

基礎分野

科 目 名 科学的思考の基盤【英語Ⅱ日常英会話】

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1単位 30時間

授業時間数 30/30時間 (2年次前期)

【 ね ら い 】

◎ 医療現場で必要となるコミュニケーション能力の養成を目指す。

◎ 語彙力・表現力・文法力を養成するとともに、論理的思考、異文化理解なども醸成し、英語

によるコミュニケーションの充実を図る。

【 授業内容 】

テキストに沿って医療・看護英語に必要な表現を取り扱い、語彙や表現の暗記から、そ

れらを実際に使用した場面のロールプレイなどで実践的なコミュニケーション能力を養う。

さらに、ディスカッションやプレゼンテーションなども実施し、論理的な思考力、発信力

を養成する。

また、外国の文化や様々な価値観を紹介し、国際的な資質を培う。

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

・予習、復習、宿題は必ず行うこと

・授業時に、辞書を持参すること(電子辞書も

可)

・間違いを恐れずに積極的に英語を使うこと

・出席状況、宿題、小テスト、授業における発表等

を平常点とし、中間テスト、学期末のテストの結果と

併せて総合的に評価する。

【テキスト・参考文献】

・ クリスティーンのレベルアップ看護英会話 医学書院

基礎分野

科 目 名 人間と生活・社会の理解【医療と看護の社会学】

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1 単位 30 時間

授業時間数(開始時期) 30 時間/30 時間 (1 年次前期)

【 ね ら い 】

社会(人間関係)を実例(調査事例)にもとづいて分析する、社会学・文化人類

学の視点と方法を知る。看護研究に応用が期待されるエスノグラフィ手法への入門

となる。受講生各自が追究したい研究テーマを設定し、先行研究(雑誌論文・文献)

を読み進めてレポート(論文)を作成する技術を身につける。

【 授業内容 】

1.社会 文化 エスノグラフィ 民族 人種差別 優生思想

2.家族・親子・婚姻の文化的多様性 近代家族論 ライフコース

3.文化としての生殖補助医療 代理母・代理出産 クィア家族

4.出産の文化 助産者 アクティブ・バース 医療権力

5.通過儀礼 コスモロジー

6.病いの文化 オルタナティヴ・メディスン 統合医療 実存的健康

7.老いの文化 QOL 障がい学 出生前診断

8.死の文化 葬送儀礼 脳死・臓器移植 尊厳死・安楽死

9.ジェンダー セクシュアリティ セクシュアル・マイノリティ

10.リプロダクティヴ・ヘルス/ライツ 性暴力 DV

11.補足

12 15.研究発表会(レポート中間報告)

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

自分の研究をすすめレポートを作成する

ために図書室・公立図書館・コンピュータ

の活用が必須となる。

レポート(2000 8000 字ほどの研究論文)

【テキスト】なし

【参考文献】なし

授業時に各トピックに関連する文献リストを配布する。オリジナルなレポートを作成

するために、各自の研究テーマにあわせて独自に参考文献(先行研究)を探す必要があ

る。その方法・手順は授業中に教示する。

基礎分野

科 目 名 人間と生活・社会の理解【倫理と看護】

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1 単位 30 時間

授業時間 数 30 時間/30 時間 (2年次後期)

【 授業の概要と目標 】

この授業ではまず倫理理論、基本倫理原則、インフォームド・コンセントといった基本的な概念

について学んでもらいそれらについて説明ができるようになってもらう。

次いで医療・科学技術の現代的意味を理解してもらうために映像を用いて具体的な事案を紹介し、

その倫理的是非を論じることを課題とするレポートを作成してもらう。レポート回収後には解説を

加える。これを繰り返すことにより倫理的に妥当な判断を下すために必要な知識や考え方を学んで

もらう。

この授業では特定の事案に関して自分を当事者の立場に置くことなくその事案が倫理的に正当化

されるか否かについて論じることができるようになることを目標とする。

【 授業内容 】

第1回 生命倫理学の成立に影響した数々の出

来事,何故にいま生命倫理学が重要であ

るのか

第2回 倫理理論,看護者の倫理綱領(看護倫理)

第3回 基本倫理原則(1)

第4回 基本倫理原則(2)

第5回 基本倫理原則(3)

第6回 基本倫理原則(4)

第7回 インフォームド・コンセント

第8回 SOL(生命の神聖さ)とQOL(生の

質)

第9回 事案の紹介と解説(1)

第 10 回 事案の紹介と解説(2)

第 11 回 事案の紹介と解説(3)

第 12 回 事案の紹介と解説(4)

第 13 回 事案の紹介と解説(5)

第 14 回 事案の紹介と解説(6)

第 15 回 総括および終講試験

採りあげる事案については受講者の希望を考慮する。特に希望がない場合には生殖補助技

術,安楽死・尊厳死,出生前検査・診断,新生児医療などの問題を採りあげる予定である。

【受講上の注意】 【評価方法】

この授業では自分で考えることを要求する。課題

とされるレポートは文献検索を行えば容易に作

成できるようなものではない。受講者間で意見交

換が活発に行われることが望ましい。

レポート(50%),終講試験(50%)

その他、授業への貢献度(質疑応答など)も含め

て総合的に評価する。

【テキストおよび参考文献】

テキストは使用しない。プリントを適宜配布する。

参考書:森川 功 『生命倫理の基本原則とインフォームド・コンセント』 じほう 2002 年

木村 利人 『自分のいのちは自分で決める』 集英社 2000 年

基礎分野

科 目 名 人間と生活・社会の理解【教育学】

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1 単位 15 時間

授業時間数 15 時間/15 時間 (2年次)

【 ね ら い 】

教育は、だれもがうけてきたもっとも身近な経験の一つです。たとえ教師という職業につかなくとも、

ひとが生きていくことに、教育は否応なく纏わりついています。この授業では、歴史や思想、実践の記

録、現代的な課題とのかかわりといったさまざまな視点から、ひとが生きていくうえで欠かすことのでき

ない教育といういとなみについて思考を深めていきたいとかんがえています。

【 授業内容 】

1. 「教育」とは何か?

2. 近代教育・近代学校の誕生

3. 「遊び」とは何か?

4. 「死ぬ」ってどういうこと?

5. スクールカーストと学級の力学

6. 表現と承認

7. ジェンダー・セクシャリティと教育

8. インクルーシブ教育について

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

特になし 授業毎のコメントシート(30%)

+レポート課題(70%)

【テキスト・参考文献】

授業中に適宜紹介します

基礎分野

科 目 名 人間と生活・社会の理解【心理学】

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1 単位 30 時間

授業時間 数 30 時間/30 時間 (1 年次後期)

【 ね ら い 】

心理学は私たちの日常生活や社会行動に深い関わりを持つものです。私たちの心の世界がど

のような特徴を持つものなのかを実際に体験しながら理解していただきます。

演習的に課題をやってみることによって自分の目で事実を確認すること、心理学的方法や考

え方を学ぶことも重要な目的です。

【 授業内容 】

第 1 回 心理学について、心理学の歴史

第 2 回 知覚心理学1 感覚と知覚

第 3 回 知覚心理学2 知覚の特徴、錯視現象を中心に

第 4 回 認知心理学 人間が行う判断、推論の特徴

第 5 回 発達と学習の心理学1 遺伝と環境の影響

第 6 回 発達と学習の心理学2 古典的条件付けとその応用

第 7 回 発達と学習の心理学3 オペラント条件付けとその応用

第 8 回 発達と学習の心理学4 記憶と学習

第 9 回 パーソナリティ心理学1 パーソナリティとは、特性論と類型論

第10回 パーソナリティ心理学2 知能

第11回 パーソナリティ心理学3 個人差の理解

第12回 社会心理学1 対人魅力と人間関係

第13回 社会心理学2 コミュニケーション

第14回 社会心理学3 他の個体が存在することの影響

第15回 まとめ・終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

特になし 出席と終講試験

【テキスト・参考文献】

なし

基礎分野

科 目 名 人間と生活・社会の理解【人間関係論】

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 2単位 45 時間

授業時間 数 45 時間/45 時間 (1年次前期)

【 ね ら い 】

本授業の目的は、看護師として必要になる患者との信頼関係を作ること、またコミュニケー

ションが円滑になるための視点を探り、患者の求めていることを把握しサポートする能力を養

うこととする。

目的を達成させるために自然体験活動(キャンプ)を実施し、ねらいを以下の内容とする。

①自然に触れ、感性を養う。

②共同生活を通し、他者を理解する。

③それらを通し、自己を見つめ直す。

【 授業内容 】

<主題> <キーワード>

1.自然体験活動の特性と意義 キャンプ、野外教育

2.課題解決プログラムの体験 協調性、フィードバック、PDCA

3.チャレンジプログラム 自己効力感、自己決定

4.自然と人間 感性、時間

5.コミュニケーションスタイル 雰囲気、発言、同意、ディスカッション(反対、反論)

<実施プログラム(変更有り)>

・野外炊飯 ・アイスブレイキング ・選択プログラム(数種類)

・イニシアティブゲーム ・キャンプファイヤー ・軽登山(オリエンテーリング)

・ナイトプログラム

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

受講する以上は本気で自然・仲間・自分と向き

合っていきましょう。

① 受講に対する意欲・態度

② レポート

【テキスト・参考文献】

・授業中に配布、紹介します。

基礎分野

科 目 名 人間と生活・社会の理解【コミュニケーション論Ⅰ】

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1単位 15時間授業時間数(開始時期) 15時間/15時間 (1年次前期)

【 ね ら い 】

コミュニケーションについての基本的知識と技術を学び、他者とのよりよい対人関係を構築

できるよう自分と他者を尊重したコミュニケーションについて理解する。

特にグループワークによる自己と他者の受容、理解、且つ表現する相互交流を通して、体験

的に対人援助の基本となるコミュニケーションスキルを学習する。

【 授業内容 】

第1回:ガイダンス・コミュニケーションとは

第2回:自分を知る、他者を知る体験(エンカウンターグループ)

第3回:コミュニケーションの基礎知識

第4回:コミュニケーションの基本的スキル

第5回:自己理解を深めるワーク

第6回:自分と相手を尊重するコミュニケーション(アサーショントレーニング)

第7回:医療現場における看護のコミュニケーション

第8回:講義のまとめ

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

話し合いや、グループワークなどに積極的に参

加し、分からない事は質問すること。

出席を基本とし、振り返りシートと参加態度で

総合的に評価する。

【テキスト】

プリント使用

【参考文献】

授業の中で適宜紹介

基礎分野

科 目 名 人間と生活・社会の理解【コミュニケーション論Ⅱ】

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1単位 15時間授業時間数 15時間/15時間 (1年次後期)

【 ね ら い 】

今まで学んできたコミュニケーションの技法について確認しながら、医療の現場で使えるよ

うに、実践的な部分を深めてゆくことを目的とする。

具体的には患者の言動を理解するために必要な知識を整理し、看護職者の陥りやすい心理状

態について学ぶ。それらを踏まえ、実際の臨地実習で経験したやり取りをもとに、患者の訴え

や気持ちを十分に理解し、適切な援助が行えるようになるための振り返りを行っていく。

【 授業内容 】

第1回:ガイダンス・コミュニケーションとは

第2回:実習に向けて・患者の言動を理解するために

第3回:看護職者の陥りやすい心理状態・実習の振り返り

第4回:実習での場面をもとにしたワーク、話し合い(1)

第5回:実習での場面をもとにしたワーク、話し合い(2)

第6回:自己理解を深めるワーク

第7回:看護職者の受けやすいストレスとそのコーピング・講義まとめ

第8回:終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

実習で体験したことについての話し合いや、グ

ループワークなどに積極的に参加し、分からない

事は質問すること。

出席を基本とし、振り返りシートと終講試験で

総合的に評価する。

【テキスト】

プリント使用

【参考文献】

・下園壮太 ナースのためのストレスコントロール術 中央法規

・吉本武史 看護現場のストレスケア 医学書院

専 門 基 礎 分 野

専門基礎分野

科 目 名 人体の構造と機能【解剖生理学Ⅰ】

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1 単位 30 時間

授業時間数(開始時期) 14 時間/30 時間 14 時間/30 時間 2 時間/30 時間

(1年次前期)

【 ね ら い 】

医療を行うための最も基本的な知識である「人体の成り立ち」を理解するために学ぶ学問で

ある。人体で営まれているさまざまな生命現象をみると生命を維持するはたらきの植物機能

と、生命活動をするはたらきの動物機能との2つの群に大別される。

ここでは前者の血液と血液循環・呼吸・消化・代謝・排泄などのように生命の維持に働く器

官系群を対象に学習する。器官系毎に解剖学と生理学の知識を効果的に関連させ、最終的には

人体を一個の統合体として有機的に理解する。

【 授業内容 】

第1回 人体の素材としての細胞・組織・皮膚(身体を構成し臓器を守るしくみ)

第2~7回 栄養の消化と吸収(食物を摂取して消化・吸収し排泄するしくみ)

口腔・咽頭・食道の構造と機能、腹部の消化管と機能、膵臓・肝臓・胆嚢の構

造と機能

第8~14回 血液の循環(体のすみずみまで血液を送るしくみ)

循環器系の構成、心臓の構造、心臓の排出機能、末梢循環器系の構造、血

液循環と血圧・血流量の調節、血液の構成成分とその機能(物質を運搬す

るしくみ)赤血球の発生と破壊、血漿タンパク質と赤血球沈降、血液凝固

と線維素溶解、リンパ

第15回 解剖見学事前講義

第16回 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

受講にあたっては予復習を十分に行うことを心

がけて欲しい。また、講義は学習の一手段に過ぎな

いことを認識し、各人に適した学習方法を追加す

ることにより更に知識を深め、確実なものとする

よう心がけてほしい。

終講試験100点

【テキスト】

系統看護学講座 解剖生理学 医学書院

【参考文献】

日本人体解剖学 上巻・下巻 南山堂 →図書室で閲覧できる

目でみるからだのメカニズム 医学書院

専門基礎分野

科 目 名 人体の構造と機能【解剖生理学Ⅱ】

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1 単位 30 時間

授業時間数(開始時期) 6/30時間 12/30時間 12/30時 (1年次前期)

【 ね ら い 】

医療を行うための最も基本的な知識である「人体の成り立ち」を理解するために学ぶ学問で

ある。

人体で営まれているさまざまな生命現象をみると、生命を維持するはたらきの植物機能と生

命活動をするはたらきの動物機能との2つの群に大別される。

ここでは前者の血液循環・呼吸・消化・代謝・排泄などのような生命の維持に働く器官系群

を対象に学習する。器官系毎に解剖学と生理学の知識を効果的に関連させ、最終的には人体を一

個の統合体として有機的に理解する。

【 授業内容 】

第1~3回 解剖見学実習(順天堂大学)

第4~6回 呼吸(酸素を取り入れて二酸化炭素を排出するしくみ)

呼吸器系の構成(鼻、喉頭、気管、肺、縦隔)、ガス交換とガス運搬、

肺の循環と血流、呼吸運動の調節

第7~9回 体液の調節(尿をつくるしくみ)

泌尿器系の構造と機能(腎臓、尿管、膀胱、尿道)、尿生成のメカニズム、

酸塩基平衡、脱水、電解質の異常

第 10~15 回 生殖・発生・老化(子孫を残すしくみと老化のしくみ)

生殖器2系の構造と機能(精巣、精管、前立腺、精嚢、卵巣、卵管、子宮)、

受精と胎児の発生、成長と老化

第 16 回 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

受講にあたっては、予復習を十分に行うことを

心がけて欲しい。

また講義は学習の一手段に過ぎないことを認識

し、各人に適した学習方法を追加することにより

更に知識を深め、確実なものとするよう心がけて

欲しい。

終講試験100点

【テキスト】

系統看護学講座 解剖生理学(テキスト)医学書院

【参考文献】

人体の正常構造と機能シリーズ 全10巻 日本医事新報社 →図書室で閲覧できる

目でみるからだのメカニズム 医学書院

専門基礎分野

科 目 名 人体の構造と機能【解剖生理学Ⅲ】

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1 単位 30 時間

授業時間数(開始時期) 30/30 時間 (1 年次前期)

【 ね ら い 】

医療を行うための最も基本的な知識である「人体の成り立ち」を理解するために学ぶ学問であ

る。人体で営まれているさまざまな生命現象をみると、生命を維持するはたらきの植物機能と生

命活動をするはたらきの動物機能との2つの群に大別される。

ここでは前者の血液循環・呼吸・消化・代謝・排泄などのような生命の維持に働く器官系群を

対象に学習する。器官系毎に解剖学と生理学の知識を効果的に関連させ、最終的には人体を一個

の統合体として有機的に理解する。

【 授業内容 】

第1~3回 総論 器官の位置 人体の方向・区分

第4~6回 外部環境からの防御(外部の攻撃から身体を守るしくみ)

皮膚の構造と機能、生体防御(非特異的防御作用と免疫)、体温とその調節

第7~10回 からだの支持と運動(体を支え動かすしくみ)

運動器系の構造(骨格系、筋系、関節・靭帯)、関節の形状・可動性、骨格筋の作

用と神経支配、体幹の骨格と筋、上肢の骨格と筋、下肢の骨格と筋、骨格筋の

収縮機構、不随筋の収縮の特徴

第 11~14 回 神経系(情報の受容と伝達するしくみ)

神経系の構造(中枢神経系、末梢神経系)、ニューロン・シナプスでの情報の

伝達、脊髄・脳の構造と機能、脊髄神経と脳神経、脳の高次機能、

運動機能と下行伝達路

第15回 まとめ

第16回 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

受講にあたっては、予復習を十分に行うことを心がけて欲し

い。また、講義は学習の一手段に過ぎないことを認識し、各人に

適した学習方法を追加することにより、更に知識を深め、確実な

ものとするよう心がけて欲しい。

終講試験100点

【テキスト】

系統看護学講座 解剖生理学 医学書院

【参考文献】

人体の正常構造と機能シリーズ 全10巻 日本医事新報社 → 図書室で閲覧できる

目でみるからだのメカニズム 医学書院

専門基礎分野

科 目 名 人体の構造と機能 【解剖生理学Ⅳ】

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1単位 15 時間

授業時間数(開始時期) 15/15 時間 (1 年次前期)

【 ね ら い 】

医療を行うための最も基本的な知識である「人体の成り立ち」を理解するために学ぶ学問で

ある。

人体で営まれているさまざまな生命現象をみると、生命を維持するはたらきの植物機能と生

命活動をするはたらきの動物機能との2つの群に大別される。

ここでは前者の血液循環・呼吸・消化・代謝・排泄などのような生命の維持に働く器官系群を

対象に学習する。器官系毎に解剖学と生理学の知識を効果的に関連させ、最終的には人体を一個

の統合体として有機的に理解する。

【 授業内容 】

第1~2回 感覚器系(外部からの情報を取り入れるしくみ)

眼の構造と感覚、耳の構造と聴覚・平衡覚、味覚と嗅覚、疼痛

第3~7回 内臓機能の調節(内部の環境を整えるしくみ)

自律神経による調節、内分泌系による調節、防御機能、創傷治癒、全身の内分

泌線と内分泌細胞(脳下垂体、甲状腺、上皮小体、副腎)、ホルモンの分泌の調

節、ホルモンによる糖・カルシウム代謝の調節、ストレス・乳汁分泌・高血圧と

ホルモン

第 8 回 まとめ

第 9 回 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

受講にあたっては、予復習を十分に行うことを心がけ

て欲しい。また、講義は学習の一手段に過ぎないこと

を認識し、各人に適した学習方法を追加することによ

り、更に知識を深め、確実なものとするよう心がけて

欲しい。

終講試験:100点

【テキスト】

系統看護学講座 解剖生理学 医学書院

【参考文献】

人体の正常構造と機能シリーズ 全10巻日本 医事新報社 →図書室で閲覧できる

目でみるからだのメカニズム 医学書院

専門基礎分野

科 目 名 人体の構造と機能 【生化学】

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1 単位 30 時間

授業時間数(開始時期) 30 時間/30 時間 (1 年次後期)

【 ね ら い 】

生体構成成分の性質と機能を十分に理解する。

【 授業内容 】

1~ 4回 生体構成成分の糖質の構造と生理作用

〃 脂質 〃

〃 タンパク質・核酸 〃

5回 代謝について

6~ 7回 糖質代謝

8回 脂質代謝

9~10回 タンパク質・核酸代謝

11回 ポルフィリン・尿生成

12回 代謝異常

13~14回 酸・塩基平衡

15回 まとめ

16回 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

解剖生理学を復習してから授業にのぞんでくだ

さい。

終講試験 100点

【テキスト】

系統看護学講座 生化学 医学書院

【参考文献】

わかりやすい生化学 ヌーヴェルヒロカワ

病気の成立とからだⅠ 医歯薬出版株式会社各出版社

病気を理解するための生理学・生化学 金芳堂株式会社

専門基礎分野

科 目 名 人体の構造と機能 【臨床栄養学】

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1 単位 30 時間

授業時間数(開始時期) 16 時間(張替)14 時間(西村)/30 時間(1年次後期)

【 ね ら い 】人間の健康における栄養の摂取の意義と機能について内部環境や代謝の機能を基盤として理解し、ライフ

ステ-ジの各段階における食事摂取基準と栄養状態の判定を理解する。また健康障害と栄養療法について疾患系統別の食事

療法の実際を学び、栄養管理に必要な知識とテクニックを修得する。

【 授業内容 】

1回 国の健康栄養政策

国民栄養の現状(国民健康栄養調査、健康日本 21、食生活指針、メタボリックシンドロームの保健指導)

2回 臨床栄養学の基礎知識

①臨床栄養学の意義と看護 ②栄養素の分類と働き(たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル)

3回 臨床栄養学の基礎知識

③栄養アセスメント ④たんぱく質、脂質、炭水化物の消化吸収 食品成分と食事摂取基準(2015 年版)

4回 食事摂取基準の活用 演習:BMI、P:FC 比、栄養価計算、食品群、食品構成、献立作成

5回 ライフステージ別の栄養(乳幼児期、学童期、思春期、成人期、高齢期)、食事バランスガイド

6回 医療と臨床栄養管理

医療施設と栄養管理システム 治療における栄養管理の意義 栄養サポートチーム (NST)

7・8回 調理実習:健常者の食事(基本献立を参考に)

9回 病院食栄養基準 一般治療食の栄養管理、栄養成分別コントロール食、特別用途食品

10回 疾患別食事療法(内分泌・代謝疾患・骨粗しょう症) 演習:糖尿病の交換表の活用

11回 疾患別食事療法(消化器系疾患・循環器系疾患)

12回 疾患別食事療法(検査食・静脈栄養)

13回 嚥下食 今までのまとめ

14回・15回 調理実習:疾患別 代謝疾患・循環器系の食事

16 回 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

課題、レポート、調理実習の献立表の提出

※期限を守ること。

終講試験、レポート、授業態度などを総合的に評価する。

講師1(終講試験 40点・レポート 10 点)

講師2(終講試験 40点・レポート 10 点)

【テキスト】

ナーシンググラフィカ 臨床栄養学:メディカ出版

(副教材)七訂食品成分表 2019:女子栄養大学出版部、食品 80kcal ミニガイド:女子栄養大学出版部,

糖尿病食事療法のための食事交換表 第7版:日本糖尿病協会・文光堂

【参考文献】臨床栄養学Ⅱ 疾患・病態別:第一出版

計 100 点

専門基礎分野

科 目 名 人体の構造と機能 【臨床薬理学】

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1 単位 30 時間

授業時間数(開始時期) 6 時間/30 時間 (1 年次後期)

【 ね ら い 】

薬物治療は医療の場では重要なウエイトを占めており、看護師は薬物を取り扱う機会が

多い。

そこで薬物の有効性と安全性を高めるために知っておくべき薬理学総論および各疾患

に主な治療薬と薬理作用がわかることをねらいとする。

【 授業内容 】

第 1 回 医薬品総論①(医薬品とは、薬の知識の重要性、医薬品の分類、法律上の区分)

第 2回 医薬品総論②(作用機序、受容体、薬物動態、毒性、副作用と有害作用、相互作

用)

第 3回 医薬品総論③(小児・高齢者への投与、薬剤の保管、配合変化、お薬手帳の活用

法)

第 4回 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

終講試験20点(次ページ分と合わせて100

点)

【テキスト・参考文献】

系統看護学講座 薬理学 医学書院

専門基礎分野

科 目 名 人体の構造と機能 【臨床薬理学】

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1 単位 30 時間

授業時間数(開始時期) 24 時間/30 時間 (1 年次後期)

【 ね ら い 】

薬物治療は医療の場では重要なウエイトを占めており、看護師は薬物を取り扱う機会が多い。

そこで薬物の有効性と安全性を高めるために知っておくべき薬理学総論および各疾患に主な治療

薬と薬理作用がわかることをねらいとする。

【 授業内容 】

<日比講師>

第1回 中枢神経疾患治療薬①(抗精神病薬、抗てんかん薬、パーキンソン病治療薬)

第2回 中枢神経疾患治療薬②(睡眠薬、抗不安薬、抗うつ薬)

第3回 末梢神経作用薬

第4回 末梢神経作用薬

<菊地講師>

第5回 循環器系薬①(高血圧)

第6回 循環器系薬②(狭心症、心筋梗塞)

第7回 循環器系薬③(脂質異常治療薬、心不全)

第8回 循環器系薬④ (不整脈、利尿薬)

第5~8回 血液凝固系・線溶系に作用する薬物、血液に作用する薬物

<中沢講師>

第9回 解熱・消炎・鎮痛薬、抗アレルギー薬

第 10 回 糖尿病治療薬

第 11 回 消化器系疾患治療薬(制酸薬、胃粘膜保護剤、制吐薬、下剤、下痢止め)

第 12 回 抗がん剤、感染症に使用する薬(抗菌薬、抗ウイルス薬、抗真菌薬

第 13 回 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

終講試験80点(前ページ分と合わせて 100 点)

【テキスト・参考文献】

系統看護学講座 薬理学 医学書院

専門基礎分野

科 目 名 疾病の成り立ちと回復の促進【病理学】

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1 単位 30 時間

授業時間数(開始時期) 30 時間 (1 年次前期)

【 ね ら い 】看護師として知っておかねばならない病理学の基礎の学習について、これらが実際の

臨床現場でどのように活かされるかを解説し、理解してもらう。病気の成り立ちについて、具体的な

臓器・組織の形態変化(病変)から説明する。看護師として患者に接するとき、その患者にどのよう

な変化(病態)が起こっているのか、またどのような意図を持って治療しているのかを理解する。【 授業内容 】

病理学とは何か?という基本的な内容とともに、基礎分野でありながら臨床分野でもある“臨床病理学”

について解説する。普段の生活から病気の成り立ち、さらに看護師として臨床的に知っておかねばならな

い事項を重点的に学習する。病理学は病気の成り立ちを主に臓器や組織の形態の変化を通して追求してき

た。時代とともに生化学・免疫学・分子生物学等が研究方法に取り入れられ、新たな学問の展開が示され

ている。しかしあくまでも病理学は形態学を基盤にして研究を進めていくことに変わりはない。授業では

病理学の総論を講義する。総論は人体に起こる病的現象を炎症や腫瘍といった病変群に分けて説明する。

病気の理解を深めるために臓器別の病変(各論)も適宜加えて説明する。講義の時間も限られているので、基本的な、重要な事項を選んで解説する。

第1章 病理学で学ぶこと

第2章 細胞・組織の障害と修復

第3章 循環障害

第4章 炎症と免役、アレルギー、自己免疫疾患、移植

第5章 感染症

第6章 代謝障害

第7章 老化と死

第8章 先天異常と遺伝子異常

付章 病理検査

第9章 腫瘍

終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

授業中に多くの臨床病理学的事項を説明するため、集中して講義に臨むこと。

講義では多様な専門用語が使われる。言葉の意味や定義を正確に理解すること。

病理学の教科書だけでなく解剖生理学、生化学等の教科書の関連事項にも目を通

すこと。授業内容を必ずその日のうちに教科書を読んで確認すること。

終講試験 100点

【テキスト】

系統看護学講座 病理学 医学書院

【参考文献】

1.系統看護学講座 病態生理学 医学書院

2.藤田尚男・藤田恒夫:標準組織学総論、第 5 版、医学書院 2015 年

3.藤田尚男・藤田恒夫:標準組織学各論、第 4 版、医学書院 2010 年

4.菊地浩吉:病理形態学、第 17版、南山堂 2004 年

5.長村義之:エッセンシャル病理学、第 6 版、医歯薬出版 2009 年

6.シンプル病理学 改定 7 版 編集 笹野公伸,岡田保典,安井弥 南江堂

7.クイックマスター病理学 新訂版 第 2 版 堤寛著 サイオ出版

専門基礎分野

科 目 名 疾病の成り立ちと回復の促進【病原微生物学】

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1 単位 30時間

授業時間数(開始時期) 30時間/30時間 (1 年次前期)

【 ね ら い 】

人が生活する場には、さまざまな肉眼では見ることのできない微生物が存在する。微生物の活動は人

その他の生物の生活にとってなくてはならないものであるが、なかには人の生体を生息場所とする種もあ

り、これらの微生物は人の生命活動における健康と病態に深く関わっている。人の健康とは何か、病気と

は何かを微生物との関わりを通して理解する。

【 授業内容 】

人に関わる微生物の種類と生態を学び、これらの微生物が生体に及ぼす影響を微生物側の要因と生

体側の要因から理解し、対処方法を学ぶ。

微生物側を微生物学、人の生体側を免疫学として学ぶ。

微生物学総論:病原微生物の生物分類における位置

病原微生物の性状、生息環境

滅菌と消毒、感染防止対策

感染症の診断

感染症の治療(化学療法)

免疫学 :感染と発病(感染症)

生体防御(免疫)反応のしくみ

免疫病

微生物学各論:細菌、真菌、原虫、ウイルスなどからなる主要な微生物の種類と性状、感染症への

関わり

感染症法

終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

理解のためにはテキストを読んでくるなどの予習

が大切となる。

終講試験 100点

【テキスト】

系統看護学講座 微生物学 医学書院

【参考文献】

講義中に紹介する。

専門基礎分野

科 目 名 疾病の成り立ちと回復の促進【病態学Ⅰ】

<放射線治療> <臨床検査><麻酔学>

担 当講師 院外講師

単位・時間数 1単位 30時間

授業時間数(開始時期) 放射線治療:9/30時間、 臨床検査: 11/30時間

麻酔学:10/30時間 (2 年次前期)

【 ね ら い 】

<放射線治療>

放射線診断・治療の目的と特徴、種類と適応、放射線防護と健康管理について理解し、看護の役割を学ぶ。

<臨床検査>

臨床検査の目的、種類とその方法・留意点を理解し、看護師の役割を学ぶ。

<麻酔学>

麻酔治療の目的・方法・合併症を理解し、看護師の役割を学ぶ。

【 授業内容 】

<放射線医学>

1.放射線医学の成り立ち

2.放射線診断学 X線の性質・種類・X線検査の看護と患者指導

3.MRI、超音波診断、核医学診断

4.放射線治療、放射線防護と健康管理

<臨床検査>

1.臨床検査とその役割、臨床検査の流れと看護師の役割、尿検査、系統別臨床検査の進め方

免疫・血清検査

2.一般検査、生化学検査、ホルモン検査

3.血液検査 輸血検査

4.病理検査、微生物検査

5.生理機能検査

<麻酔学>

1.全身麻酔、腰椎麻酔等について

2.術中輸液管理、サードスペース、ペインコントロールについて

3.気管挿管、手術室における生命維持装置について

4.~5.手術看護

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

終講試験 100点

【テキスト】

系統看護学講座 別巻 臨床放射線医学

系統看護学講座 別巻 臨床外科看護総論

系統看護学講座 別巻 臨床検査

専門基礎分野

科 目 名 疾病の成り立ちと回復の促進 【病態学Ⅱ】<循環器>

担 当 講 師 院外講師

単 位 ・時 間 数 1単位 30 時間

授 業 時 間 数 17時間/30時間

【 ね ら い 】

・主な循環器疾患について、原因・症状・診断・治療などの理解を深め、循環器疾患患者を看護する上で

必要な基礎知識を習得することとする。

・内科的治療の側面から、各種疾患の検査・治療を理解するようにする。

・各種疾患の外科的治療および術式について理解するようにする。

【 授業内容 】

<内科>

1回

1) 循環機能低下のメカニズムと主な症状

(1) 心不全の原因と主な症状 ①形態の異常 ②刺激伝導系の異常 ③冠状動脈の異常

(2) 血圧の異常

2・3・4回

1)虚血性心疾患 (1)狭心症 (2)心筋梗塞

2)主な検査 (1)心電図 (2)負荷心電図 (3)心エコー (4)心臓カテーテル法

3)主な治療 (1)カテーテルによる治療 (2)薬物療法

5回

1)主な疾患 (1)心臓弁膜症 (2)心筋症 (3)高血圧症

2)主な治療 薬物療法

<外科>

6・7・8回

1)主な症状 (1)血管の形態の異常・閉塞 (2)弁機能障害

2)主な疾患 (1)大動脈瘤 (2)先天性心疾患 (3)虚血性心疾患

3)主な治療 (1)A―Cバイパス術と術後合併症 (2)人工血管置換術 (3)弁置換術

(4)ペースメーカー挿入

9 回 講義のまとめ 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

終講試験 100点

【テキスト・参考文献】

系統看護学講座 専門分野Ⅱ 循環器 成人看護学〔3〕 医学書院

専門基礎分野

科 目 名 疾病の成り立ちと回復の促進 【病態学Ⅱ】<整形外科>

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1 単位 30 時間

授業時間数(開始時期) 13 時間/ 30 時間 (2 年次前期)

【 ね ら い 】

・主な整形外科疾患について、原因・症状・診断・治療などの理解を深め、整形外科疾患患者を看護する上

で必要な基礎知識を習得することとする。

・外科的治療の側面から、各種疾患の検査・治療を理解するようにする。

【 授業内容 】

1回

1)運動機能障害のメカニズムと主な症状

(1) 骨折 ①骨折の分類 ②転位 ③骨折治癒の病態生理 ④治療 整復 固定 後療法

(2) 脱臼

2 回

(3)神経麻痺

①腓骨神経麻痺 ②橈骨神経麻痺 ③正中神経麻痺 ④尺骨神経麻痺

3 回

2)主な疾患と治療・検査

(1) 大腿骨頸部骨折、上腕骨骨折、脊椎・脊髄損傷

疼痛 形態の異常―変形

X線検査

ギプス包帯法 絆創膏包帯法 牽引

手術療法

4 回

(2) 腰椎椎間板ヘルニア、脊椎分離症および脊椎辷り症

脊髄造影検査 CTミエログラフィー バレー徴候 ラセーグ徴候

手術療法

5 回

(3) 変形性関節症 (膝・股関節)、関節リウマチ

関節の疼痛 関節可動域制限

手術療法 薬物療法

6 回

(4) 骨腫瘍および軟部腫瘍,

(5) 先天性疾患

7回 講義のまとめ 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

終講試験 100点

【テキスト・参考文献】

系統看護学講座 専門分野Ⅱ 運動器 成人看護学〔10〕 医学書院

専門基礎分野

科 目 名 疾病の成り立ちと回復の促進 【病態学Ⅲ】<消化器>

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1単位 30 時間

授業時間数(開始時期) 12時間/30時間 (1 年次後期)

【 ね ら い 】

おもな消化器疾患について、原因・症状・診断・治療などの理解を深め、消化器疾患患者を看護するうえで

必要な基礎知識を習得する。

内科的治療の側面から、消化器疾患の検査・治療を理解する。

【 授業内容 】

1・2 回

消化・吸収障害と通過障害のメカニズムと主な症状

1)消化・吸収障害と主な症状 腹痛 嘔吐 吐血 食欲不振

2)主な疾患 胃炎 胃・十二指腸潰瘍 食道炎 胃癌

3)主な検査 内視鏡検査 血液検査

4)主な治療 内視鏡治療 薬物療法 食事療法

3.4回

1)代謝障害と主な症状 腹水 黄疸 門脈圧亢進症

2)主な疾患 肝炎,肝硬変,肝癌 胆石,胆道癌 膵炎

3)主な検査 内視鏡検査 肝生検

4)主な治療 肝・胆道ドレナージ(PTCD,ENBT)

内視鏡的硬化療法,内視鏡的食道静脈瘤結紮療法,EST 塞栓療法

インターフェロン

5.6回

1)排泄障害と主な症状 イレウス 下痢・便秘

2)主な疾患 潰瘍性大腸炎 大腸ポリープ

3)主な検査 内視鏡検査

4)主な治療 イレウスチューブ挿入 薬物療法 食事療法

7回 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

終講試験100点

【テキスト 】 系統看護学講座 専門分野Ⅱ 消化器 成人看護学〔5〕 医学書院

【参考文献】消化器疾患ビジュアルブック 学研

専門基礎分野

科 目 名 疾病の成り立ちと回復の促進 【病態学Ⅲ】

<一般外科・消化器外科>

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1単位 30 時間

授業時間数(開始時期) 18時間/30時間 (1年次後期)

【 ね ら い 】

手術療法を理解しその生体反応や人が手術を受けることの意味や問題についての理解を得る。

おもな消化器疾患について、原因・症状・診断・治療などの理解を深め、消化器疾患患者を看護するうえ

で必要な基礎知識を習得することとする。

各種疾患の外科的治療および術式について理解するようにする。

【 授業内容 】

1回 外科総論

手術侵襲と生体の反応,サイトカインによる生体調節機構

2・3回 創傷治癒について

4回 術後合併症について

5回 1.主な疾患 食道癌 胃癌

2.主な治療 食道再建術 胃切除術

3.術後後遺症 ダンピング症候群 逆流性食道炎 吻合部狭窄

6回 1.主な疾患 大腸癌 肛門の疾患

2.主な治療 人工肛門造設術 痔核の手術

3.術後合併症 術後イレウス

7回 1.主な疾患 膵臓癌肝臓癌 胆のう炎 胆石症

2.主な治療 膵頭十二指腸切除術・肝切除術 胆のう炎・胆石症の手術

3.術後合併症 術後出血 縫合不全 感染

8回 乳癌の病態と治療

9回 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

解剖生理学を復習して講義に望むこと 終講試験 100点

【テキスト・参考文献】

系統看護学講座 別巻 臨床外科看護総論 医学書院

系統看護学講座 別巻 臨床外科看護各論 医学書院

専門基礎分野

科 目 名 疾病の成り立ちと回復の促進 【病態学Ⅳ】<内分泌・血液・免疫>

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1単位 30 時間

授業時間数(開始時期) 14 時間/30時間(血液 4時間、内分泌6時間、免疫4時間)

(1年次後期)

【 ね ら い 】

・主な造血・内分泌・代謝・免疫疾患について、原因・症状・診断・治療などの理解を深め、看護する上で必

要な基礎知識を習得することとする。

・内科的治療の側面から、各種疾患の検査・治療を理解することにする。

【 授業内容 】

1・2回

1)1)造血機能の異常のメカニズムと症状 (1)貧血 (2)出血傾向

2)主な疾患

(1) 白血病 (2)悪性リンパ腫 (3)播種性血管内凝固症候群

3)主な検査 (1)末梢血検査 (2)骨髄穿刺・生検

4)主な治療 (1)化学療法 (2)造血幹細胞移植

3・4・5 回

1)内分泌器官とホルモンの機能

2)代謝の概要と機能

3)主な疾患

(1) バセドウ病 (2)褐色細胞腫 (3)クッシング症候群

4)主な治療 (1)薬物療法

5)糖代謝障害のメカニズムと症状

(1)高血糖(2)低血糖(3)ケトアシドーシス

2)主な疾患 (1)糖尿病

3)主な検査 (1)血糖 (2)ブドウ糖負荷試験

4)主な治療

(1) 薬物療法 (2)食事療法 (3)運動療法

6・7回

1) 免疫機能低下のメカニズムと主な症状 (1)アレルギー

2)主な疾患

(1) 自己免疫疾患

(2) 膠原病 ①関節リウマチ②全身性エリテマトーデス ③全身性硬化症 ④多発性筋炎

(3) 膠原病類縁疾患 ①ベーチェット病②シェーグレン症候群 (4)エイズ

3)主な検査(1)免疫学的検査 4)主な治療 (1)薬物療法

8 回 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

終講試験(血液・内分泌・免疫)計 100 点

【テキスト・参考文献】

系統看護学講座 専門分野Ⅱ 血液・造血器 成人看護学〔4〕 医学書院

系統看護学講座 専門分野Ⅱ 内分泌・代謝 成人看護学〔6〕 医学書院

系統看護学講座 専門分野Ⅱ アレルギー・膠原病・感染症 成人看護学〔11〕 医学書院

専門基礎分野

科 目 名 疾病の成り立ちと回復の促進 【病態学Ⅳ】<呼吸器>

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1単位 30 時間

授業時間数(開始時期) 16時間/30時間 (1年次後期)

【 ね ら い 】

・主な呼吸器疾患について、原因・症状・診断・治療などの理解を深め、呼吸器疾患患者を看護するうえで

必要な基礎知識を習得することとする。

・内科的治療の側面から、各種疾患の検査・治療を理解することにする。

【 授業内容 】

1・2回

1)呼吸機能障害のメカニズムと主な症状

(1)呼吸困難 ①ガス交換障害 ②気道障害 ③呼吸中枢障害

3回

1)肺炎 ①X線検査 ②動脈血ガス分析 ③酸素療法 ④薬物療法

2)肺結核 ①喀痰検査

4・5回

1)気胸 ①胸腔ドレナージ

2)肺癌 ①手術療法 ②薬物療法

6回

1)慢性閉塞性肺疾患

①呼吸機能検査 ②酸素療法 ③呼吸リハビリテーション

7回

1)呼吸不全

①人工呼吸療法

8回

1)気管支喘息

①吸入薬物療法

9回 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

終講試験 100点

【テキスト・参考文献】

系統看護学講座 専門分野Ⅱ 呼吸器 成人看護学〔2〕 医学書院

専門基礎分野

科 目 名 疾病の成り立ちと回復の促進 【病態学Ⅴ】<脳神経>

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1単位 30 時間

授業時間数(開始時期) 15時間/30時間 (2年次前期)

【 ね ら い 】

・主な脳神経疾患について、原因・症状・診断・治療などの理解を深め、脳神経疾患患者を看護する上で

必要な基礎知識を習得することとする。

・内科的治療の側面から、各種疾患の検査・治療を理解することとする。

【授業内容】

<脳神経内科>

1・2回

1)脳神経障害のメカニズムと主な症状

(1)意識障害 (2)高次脳機能障害 (3)運動機能障害 (4)感覚機能障害 (5)反射性運動の障害

(6)髄膜刺激症状 (7)頭痛

3回

1)脳血管障害

①脳梗塞 ②TIA ③高血圧性脳症

2)主な検査 ①神経学的検査 ②CT ③MRI

3)主な治療 薬物療法

4回

1)パーキンソン病 2)脊髄小脳変性症 3)多発性硬化症 4)筋萎縮性側索硬化症

主な検査 (1)神経学的検査 (2)自律神経機能検査

<脳神経外科>

5回

1)脳神経障害のメカニズムと主な症状

(1)頭蓋内圧亢進と脳ヘルニア (2)バイタルサインの変化

6・7回

2)主な疾患

(1)脳血管障害 ①クモ膜下出血 ②脳内出血 ③脳動脈奇形

(2)脳腫瘍 (3)頭部外傷(硬膜下出血) (4)脳神経手術後のてんかん (5)水頭症

3)主な検査

(1)脳血管造影 (2)SPET PET (3)脳シンチグラフィー

4)主な治療

(1)手術療法

8回 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

終講試験 100点

【テキスト・参考文献】

系統看護学講座 専門分野Ⅱ 脳・神経 成人看護学〔7〕 医学書院

専門基礎分野

科 目 名 疾病の成り立ちと回復の促進 【病態学Ⅴ】<腎・泌尿器>

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1単位 30 時間

授業時間数(開始時期) 15時間/30時間 (2 年次前期)

【 ね ら い 】

・主な腎泌尿器疾患について、原因・症状・診断・治療などの理解を深め、腎泌尿器疾患患者を看護する

上で必要な基礎知識を習得する。

・内科的・泌尿器科的治療の側面から、各種疾患の検査・治療を理解する。

【授業内容】<泌尿器科>

1 回目

1)腎機能障害のメカニズムと主な症状

(1)尿の異常 (2)浮腫 (3)高血圧 (4)水と電解質の異常 (5)循環器系の異常 (6)尿毒症

2・3・4・5回目

2)主な症状

(1)疼痛 (2)腫脹、腫瘤

3)主な疾患

(1)尿路結石 (2)膀胱癌 (3)前立腺癌 (4)前立腺肥大症

4)主な検査

(1)腎機能検査 ①IVP ② DIP ③ RP

5)主な治療

(1)手術療法(術後の管理含む)

①膀胱全摘術 ②尿路変更術 ③経皮的前立腺切除 ④体外衝撃波砕石術(ESWL)

<腎臓内科>

6・7回目

1)主な疾患

(1)腎不全 (2)糸球体腎炎 (3)ネフローゼ症候群

2)主な検査

(1)超音波検査 (2)血液・尿検査 (3)腎生検

3)主な治療

(1)人工透析 (2)食事療法

8回目 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

終講試験 100点

【テキスト・参考文献】

系統看護学講座 専門分野Ⅱ 腎・泌尿器 成人看護学〔8〕 医学書院

専門基礎分野

科 目 名 疾病の成り立ちと回復の促進【病態学Ⅵ】<産婦人科>

担当講師 院外講師

単位・時間数 1単位(15時間)

講義時間(開始時期) 15/15 時間 (2 年次前期)

【 ね ら い 】 周産期の生理的経過の理解を踏まえ、周産期の異常の病態と治療を理解し、看護の役割を学ぶ。

【 授業内容 】 <周産期の異常>

第 1回・2回 異常妊娠の病態と治療

1) 流早産

2) 子宮外妊娠

3) 妊娠高血圧症候群

4) 糖尿病合併妊娠

5) 胞状奇胎

6) 多胎妊娠

7) 妊娠中の主な感染症 (1)主な感染症と母児への影響

第 3回・4回 異常分娩の病態と治療

1) 狭骨盤

2) 骨盤位分娩

3) 前置胎盤

4) 常位胎盤早期剥離

5) 異常分娩時の治療

<女性生殖器疾患>

第5回 女性生殖器の機能

女性機能障害時の主な症状とそのメカニズム

第6回 主な疾患

1)膣炎 2)子宮筋腫 3)卵巣腫瘍

主な検査

1)超音波検査法 2)内診 3)細胞診 4)組織診 5)CT 6)MRI

主な治療

1)手術療法 2)薬物療法

第7回 主な疾患

1)子宮内膜症 2)不妊症 3)性感染症 4)子宮頸がん 5)子宮体がん

主な検査

1)超音波検査法 2)細胞診 3)組織診 4)卵管検査法 5)精液検査 6)フーナーテスト

主な治療

1)化学療法 2)放射線療法 3)体外受精 4)顕微授精

第8回 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

終講試験 100点

【テキスト】

系統看護学講座 専門分野Ⅱ 母性看護学各論 母性看護学〔2〕 医学書院

病気が見える vol.10 産科 メディックメディア

系統看護学講座 専門分野Ⅱ 女性生殖器 成人看護学〔9〕 医学書院

専門基礎分野

科 目 名 疾病の成り立ちと回復の促進【病態学Ⅶ】<感覚器・病態まとめ>

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1単位 15 時間

授業時間数 15時間 (3年次後期)

【 ね ら い 】

・主な感覚器疾患について、原因・症状・診断・治療などの理解を深め、感覚器疾患患者を看護する上で必

要な基礎知識を習得する。

・内科的治療、外科的治療の側面から、各種疾患の検査・治療を理解する。

【授業内容】 <耳鼻咽喉科>1・2回

1)耳鼻咽喉の構造と機能

2)耳・喉頭にあらわれる症状と病態生理

(1)難聴 (2)耳鳴り (3)めまい (4)臭覚障害 (5)鼻閉 (6)音声障害 (7)呼吸障害 (7)嚥下障害

3)主な疾患の検査と治療 (1) 聴力検査 (2)平衡感覚検査

4)主な疾患と治療 (1)中耳炎 (2)内耳疾患(内耳炎・メニエール病・突発性難聴)

(3) アレルギー性鼻炎(4)副鼻腔炎 (5)扁桃炎 (6)咽頭・喉頭がん

<眼科>3回

1) 眼球及び付属器の構造と機能

2) 眼症状とその病態

3) 主な検査 (1)視力検査 (2)視野検査 (3)眼球運動検査

4)主な疾患と治療 (1)白内障(2)緑内障症(3)網膜剥離

<皮膚科>4・5回

1)皮膚の構造と機能

2)皮膚症状とその病態生理

3)主な検査(1)貼付試験 (2)血液・尿検査(3)病理検査 (4)光線過敏検査 (5)その他

4)主な疾患と治療

(1)熱傷 (2)アトピー性皮膚炎 (3)帯状疱疹 (4)白癬 (5)疥癬

6・7・8回 国家試験に準じた病態のまとめ

模擬試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

テキストを読んで講義に臨むこと 終講試験 100点

【テキスト】

系統看護学講座 専門分野Ⅱ 耳鼻咽喉 成人看護学〔14〕 医学書院

系統看護学講座 専門分野Ⅱ 眼 成人看護学〔13〕 医学書院

系統看護学講座 専門分野Ⅱ 皮膚 成人看護学〔12〕 医学書院

【参考文献】 レビューブック メディックメディア

専門基礎分野

科 目 名 疾病の成り立ちと回復の促進 【リハビリテーション論】

担当講師 院外講師

単位・時間数 1単位(15時間)

授業時間数 15/15 時間 (2 年次前期)

【 ね ら い 】

今日、リハビリテーションについての考え方は「全人的立場に立って、その人の尊厳や権利、資格を、本来

あるべき姿に回復することが必要である」というものである。したがって、リハビリテーションとは、サービスであ

り、技術であるとともに一つの考え方、思想であることを学び、看護の役割についても考察する。

【 授業内容 】

第1回 リハビリテーションについて

第2回 作業療法について/言語聴覚療法について

第3回 関節可動域テストおよび訓練

第4回 徒手筋力テスト(上下肢)

第5回 脳卒中のリハビリテーション(片麻痺機能評価法)

第6回 脳卒中のリハビリテーションの進め方と介助方法

第7回 脳卒中のリハビリテーション(歩行・ADL について)

第8回 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

病態学・解剖生理学の既習内容を確認してから授業に

臨んでください。

終講試験100点

【テキスト】

新体系 看護学全書 別巻 リハビリテーション看護 メヂカルフレンド社

専門基礎分野

科 目 名 健康支援と社会保障制度 【社会福祉】

担当講師 院外講師

単位・時間数 2 単位 30 時間

授業時間数(開始時期) 30/30時間 (2 年次前期)

【 ね ら い 】

保健、医療、社会福祉は、それぞれ密接な関わりを持つものだが、ともに社会や時代によって常に影響を

受けている。本講義では、社会福祉を歴史的展開から理解することにより、その理念の本質を理解していくこ

ととする。また、それぞれの分野における包括的な視点を養っていくことによって、人間としての生きるという

行為を支援する体制を学んでいく。さらに、現在の社会福祉の各制度の概要、社会動向や課題を学習する

ことによって、より看護師の専門性や役割についての理解を深めていくことをねらいとする。

【 授業内容 】

1. 社会福祉とは 社会福祉の概要

2. 社会福祉の歴史① 社会福祉の成り立ちと変遷 -英国の社会福祉-

3. 社会福祉の歴史② 英国の貧困問題とアメリカの社会福祉

4. 社会福祉の歴史③ 日本の社会福祉の歴史 -家族関係、家庭環境の変化-

5. 社会福祉の歴史④ 現代社会と社会福祉の対象

6. 児童・家庭と福祉

7. 障害者と福祉

8. 高齢者と福祉

9. 生活保護

10. 地域福祉と脱施設化 -ノーマライゼーション-

11. 社会保険制度① 年金、医療保険

12. 社会保険制度② 介護保険 雇用保険等

13. 包括的支援 ネットワークと自立生活-

14. 施設見学

15. まとめ・終講試験

進行状態に合わせて変化することがある。

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

1.対人援助の対象者は、様々な社会的な問題や影響

が隠されている。社会的な動向にも日頃から目を向

けて、専門職としての自覚を養って行きたい。

2.積極的な発言や意見交換を期待する。

終講試験、レポート、出席、授業態度等を総合的

に判断し、評価する。

【テキスト】

ナーシング・グラフィカ③ 健康支援と社会保障 「社会福祉と社会保障」 メディカ出版

【参考文献】

授業内容に合わせて、配布物、メディア等も含めて紹介する。

専門基礎分野

科 目 名 健康支援と社会保障制度【公衆衛生】

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 2 単位 30 時間

授業時間数(開始時期) 30/30 時間 (2 年次後期)

【 ね ら い 】

公衆衛生の概念や健康の概念を学び、さらに歴史的変遷や食品衛生・環境衛生も含めた公衆衛

生に必要な基礎知識を理解する。

また地域における保健活動を、母子・精神・感染症・難病・生活習慣病・健康づくりなど分野別に取

り上げ、根拠法令や活動の実際を理解する。

さらに学校保健、産業保健に関わる根拠法令と活動の実際を理解する。

【 授業内容 】

第1回 公衆衛生とは

第2回 公衆衛生と環境、免疫的方法

第3回 健康指標

第4回 感染とその予防

第5回 食品保険と栄養

第6回 生活環境の保全

第7回 医療制度

第8回 地域保健活動(ヘルスサービスの構造)

第9回 母子保健

第 10 回 学校保健

第 11 回 生活習慣病・難病

第 12 回 健康教育とヘルスプロモーション

第 13 回 精神保健福祉

第 14 回 産業保健・これからの公衆衛生

第 15 回 まとめ・終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

公衆衛生を学ぶ上で、テレビ報道や新聞記事の中

に関連するものがないか、興味を持って収集して

ください。

毎回の小テスト

筆記試験100点

【テキスト】

わかりやすい公衆衛生学 ヌーベルヒロカワ

【参考図書】国民衛生の動向 (財)厚生統計協会

専門基礎分野

科 目 名 健康支援と社会保障制度【関係法規】

担当講師 院外講師

単位・時間数 1単位 15時間

授業時間数(開始時期) 15/15時間 (2 年次)

【 ね ら い 】

保健医療従事者として必要な我が国の保健・医療・福祉に関する諸制度の概要とこれらに関

係する法規および医療事故の動向とその対応について基本的なことを学習する。

【 授業内容 】

第1回 法の概念と看護法;保健師助産師看護師法等

第2回 看護事故の法的責任

第3回 医事法;医療法、医療・保健医療福祉資格法等

第4回 保健衛生法;地域保健法・精神保健及び精神障害者福祉に関する法律等

第5回 薬務法と看護;医薬品医療機器等法・麻薬及び向精神薬取締法等

第6回 社会保険法・福祉法

第7回 労働法・社会基盤整備と看護

第8回 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

終講試験 100点

【テキスト】

系統看護学講座 専門基礎 看護関係法令 健康支援と社会保障制度 医学書院

【参考文献】

看護法令要覧 日本看護協会出版会

専門基礎分野

科 目 名 健康支援と社会保障制度【医学概論】

担当講師 院外講師

単位・時間数 1 単位(15時間)

授業時間数 9時間/15時間 6時間/15時間 (1年次前期)

【 ね ら い 】

現在の医学・医療がどのように発展してきたのか学ぶ。

医学・医療とはなにか、病気はどのように診断され、治療され、予防されるべきかについて学ぶ。

現代医療の特徴と課題を理解し、チーム医療に携わる看護師としての考え方や役割を学ぶ。

【 授業内容 】

<講師1> 講義4回

1.医学・医療の歩み

1)医学の起源 2)古代の医学 3)中世の医学

4)近代化医学 5)近代化医学の発展 6)今後の医学・医療の方向

2.医学と医療

1)医学と医療の違い 2)現代医療の本質 3)医療の実践

3.現代医療における諸問題

1)医療の進歩と医の倫理 2)医療における患者の権利

<講師2> 講義3回

1. 健康と疾病

1)健康の概念 2)疾病 3)生活と健康

2. 我が国の医療供給体制

1)医療供給体制の現状と整備の経過 2)医療関係者の現況と養成の実態

3)医療保障の現状と課題

第8回 講義のまとめ・試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

終講試験 100点

講師1 60点、講師2 40点

【テキスト】

新体系 看護学全書 健康支援と社会保障制度 「現代医療論」 メヂカルフレンド社

【参考文献】

学生のための医学概論 医学書院

専 門 分 野 Ⅰ

専門分野Ⅰ

科 目 名 基礎看護学 看護学概論

担 当 講 師 学院長 長谷川幸恵(臨床実務経験あり)

単 位 ・ 時 間 数 1単位・30時間

授 業 時 間 数 30/30時間 (1年前期)

【ねらい】

1.看護の概念を理解する。

2.看護の構成要素である「人間」「健康」「環境」「看護」の概念を関連させて理解する。

3.看護の変遷を理解し、現代の看護のあり方を考える。

4.看護の組織や実践の場、看護に関する諸制度について理解する。

5.看護活動における倫理の重要性を理解する。

【授業内容】

第1・2回

看護とは何か

第3回

健康とは、環境とは

第4・5回

歴史に見る看護の誕生と発展

第6・7回

看護理論と概要

第8~10回

看護の対象と看護の目標・機能

第11回

看護実践の方法

第12・13回

看護と倫理

第14回

保健医療福祉活動における看護の特徴と課題

第15回

終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

課題学習、グループ討議には積極的に参加しましょう。

事前に「看護覚え書」「看護の基本となるもの」は読んでお

くこと

終講試験 100点

出席数・出席態度・レポート内容

100点満点とし60点以上を合格とする

【テキスト】

系統看護学講座 看護学概論 医学書院

看護覚え書 現代社出版

看護の基本となるもの 日本看護協会出版

【参考文献】

現代看護の探求者たち 日本看護協会出版

専門分野Ⅰ

科 目 名 基礎看護学 看護研究

担当講師 藤本 美鈴(臨床実務経験あり)

単 位 数 1単位

授業時間数 15時間 (3年前期~後期)

【ねらい】

基本的な研究方法とそのプロセスを学習する。また、ケーススタディをとおし、問題解決への

科学的思考力を養い、研究態度を身につけていく。

【授業内容】

第1~15回

・看護における研究の意義,看護研究の目的,看護研究の歴史

看護研究の種類

・看護研究の進め方,研究のプロセス,研究テーマの検討と決定

文献検索・検討

・研究デザインの決定,事例研究のまとめ方,看護研究における倫理

・文献検索法,文献検索計画書の書き方,看護研究計画書の書き方

看護理論の使用法

・文献検索の実際と文献検討

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

ケーススタディ演習では、実習での看護実践

をもとに テーマを抽出しケーススタディを作

成していきます。計画的に文献検索をしていき

ましょう。

看護研究授業参加度合いを評価

看護研究レポート・ケーススタディの取り組

み状況等あわせて 100 点

100点満点とし60点以上を合格とする

【テキスト】

系統看護学講座 別巻 看護研究 医学書院

専門分野Ⅰ

科 目 名 基礎看護学 生活援助論Ⅰ

担 当 講 師 中村 麗子(臨床実務経験あり)

単位・時間数 1単位・30時間

授業時間数 30/30時間 (1年前期)

【ねらい】

活動と休息は人間の基本的欲求であり、その充足が心身に与える影響は大きい。自身の日常生活や体験を振り

返りながら学習することで、活動と休息の重要性・バランスの大切さを理解するとともに活動が阻害・障害され

たときの心身への影響を理解し、安全安楽な体位の取り方、車椅子での移送、ボディメカニクスの基本技術を習

得する。

また、快適な環境を整えることは対象の健康生活の支えであり、健康障害を持つ対象にとって、自然治癒力を

最大限に引き出し健康回復への援助につながることを理解し病床の整備のあり方とベッドメーキングの方法を知

り基礎技術を習得する。

【授業内容】

第1~4回

環境と人間の健康生活

第5~8回

活動と休息

第9~12回

ボディメカニクス

患者と運動

安楽への援助

第13・14回

睡眠とは

睡眠への援助

第15回

終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

各自の日常生活や睡眠・環境について振りかえる。

演習前には、技術の手順と根拠の事前学習が不可欠で

ある。筆記試験受験資格として演習にはすべて出席し

ていること。

終講試験 100点

100点満点とし60点以上を合格とする

【テキスト】

系統看護学講座 専門Ⅰ 基礎看護技術Ⅱ 医学書院

【参考文献】

系統看護学講座 専門基礎1 解剖生理学 医学書院

基本的看護ケアEBNの実践に向けて:医歯薬出版

看護学生のための物理学 医学書院

看護技術がみえるVol.1,Vol.2 メディックメディア

目で見るからだのメカニズム 医学書院

写真でわかる看護技術 インターメディカ

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

演習前には技術の手順と根拠についての事前学習が

不可欠である。演習後には学び・気付きのレポートを

まとめ提出する。

全ての演習に出席することが筆記試験の受験資格の

要件となる。

本科目の合格は基礎看護学実習Ⅱの履修要件である。

終講試験 100点

100満点とし60点以上を合格とする

【テキスト】

系統看護学講座 専門Ⅰ 基礎看護技術Ⅰ・Ⅱ 医学書院

看護実践のための根拠がわかる基礎看護技術 メジカルフレンド社

【参考文献】

系統看護学講座 専門基礎分野 人体の構造と機能[1] 解剖生理学 医学書院

写真でわかる基礎看護技術② インターメディカ

看護学生のための物理学 医学書院

専門分野Ⅰ

科 目 名 基礎看護学 生活援助論Ⅱ

担 当 講 師玉野 久美(臨床実務経験あり)

畑 悦子(臨床実務経験あり)

単位・時間数 1単位・30時間

授業時間 数 30/30時間 (1年前期)

【ねらい】

清潔であることは感染のリスクを減らし、対象が持つ自然治癒力を十分に発揮させるための素地

となる。健康時は特に意識することなく行える清潔と衣生活の行動は、健康障害や療養によって阻

害されたとき看護の対象となる。

本単元では、清潔と衣生活が人間の心身に及ぼす影響を考えながら、それが阻害されたときの援

助に関する基礎的知識と技術を学ぶ。さらに健康時は自分で出来た清潔行動に対して他人の援助を

受けることの苦痛に想いを向け、羞恥心に配慮する態度を習得する。

【授業内容】

第1回

清潔と清潔援助の意義

第2回

衣生活の援助

第3~7回

清拭、入浴、更衣技術

第8~14回

・陰部の清潔援助

・口腔ケア 整容

・頭皮の清潔援助

・部分浴の技術

第15回

終講試験

専門分野Ⅰ

科 目 名 基礎看護学 生活援助論Ⅲ

担 当 講 師松本 美穂子(臨床実務経験あり)

黒沼 夕香里(臨床実務経験あり)

単位・時間数 1単位・30時間

授 業 時 間 数 30/30時間 (1年前期)

【 ねらい 】

食事・排泄は人間が生きていくうえで重要なことである。また,これらの生理的欲求に対する看

護は精神的にも十分な配慮が必要となる。少しのことで食欲がなくなったり,便秘になったりと,

看護師を含む周りの環境が影響することも多い。それらの影響を少しでも少なくするための援助,

および食欲低下や排泄困難となった場合にはその状態を少しでも改善するための援助が必要とな

る。そのための知識と援助方法について理解することをねらいとする。

また限られた環境・条件の中で,患者が心身共に快適に食事・排泄できる援助ができるよう,知識,技術,

態度を習得することをねらいとする。

【 授業内容 】

第1~3回

・食事の意義、摂食行動のアセスメント

・食事を妨げる要因

・病院で提供される食事と食事介助

第4・5回

食事介助の実際

第6回

排泄の意義、排泄行動のアセスメント

第7・8回

排泄介助の実際

第9回

排泄の基本動作、排泄援助

第10回

排便障害のある人の援助

第11・12回

排泄障害のある人の援助の実際

第13・14回

排尿障害のある人の援助

第15回

終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

科目試験受験資格は、演習すべてに出席していることとする。

消化と吸収,排泄物の排泄のメカニズムについて予習してお

く。

終講試験 100点

100点満点とし60点以上を合格

とする

【テキスト】

系統看護学講座 専門Ⅰ 基礎看護技術Ⅱ 医学書院

看護実践のための根拠がわかる基礎看護技術 メジカルフレンド社

【参考文献】

系統看護学講座 専門基礎 1 解剖生理学 医学書院

目で見るからだのメカニズム 医学書院

専門分野Ⅰ

科 目 名 基礎看護学 共通基本技術

担 当 講 師森田 美穂子(臨床実務経験あり)

青木 美香 (臨床実務経験あり)

単 位 ・ 時 間 数 1単位・30時間

授 業 時 間 数 30/30時間 (1年前期)

【ねらい】

本単元では、看護実践に必要な看護の共通基本技術について科学的根拠に基づいた理論と実際

を理解し、安全で安楽な共通基本技術を提供できることをねらいとする。

【授業内容】

第1回

看護技術の概念と展開方法

第2・3回

観察

第4回

コミュニケーション

第5回

記録

第6回

看護の継続性と情報共有

第7・8回

感染予防の技術

第9~14回

技術試験

第15回

終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

受講にあたっては予習を十分に行うことを心が

けてほしい。

また、講義は学習の一手段に過ぎないことを認識

し、各人に適した学習方法を追加することにより

更に知識を深め、確実なものとするよう心がけて

ほしい。

終講試験 100点

100点満点とし60点以上を合格とする

ほか、技術試験に合格することが単位修得の

要件である。

【テキスト・参考文献】

系統看護学講座 専門Ⅰ 基礎看護技術Ⅰ・Ⅱ 医学書院

看護実践のための根拠がわかる基礎看護技術 メヂカルフレンド社

看護技術がみえる Vol.1,Vol.2 メディックメディア

専門分野Ⅰ

科 目 名 基礎看護学 診療過程援助論Ⅰ

担 当 講 師中村 未織(臨床実務経験あり)

河野 美貴(臨床実務経験あり)

単位・時間数 1単位・30時間

授業時間数 30/30時間 (1年後期)

【ねらい】

看護実践の基本は安全を意識し、対象を危険にさらすことなく、かつ医療者自身の安全も守る

ことである。診療行為を安全に実施・補助するために必要な知識・技術の基本的治療行為につい

て学び、治療や処置・検査を受ける対象の援助方法を理解する。

検査、処置、治療が安全・安楽に実施できる技術と態度が必要であり、医療の進歩に伴い看護

師が関わる検査に対する知識について常に新しい情報を得ておく必要がある。

【授業内容】

第1回

院内感染防止対策

第2~4回

滅菌と消毒

第5~8回

創傷処置

第9・10回

検査前・中・後の看護

第11~14回

血液検査時の看護

第15回

終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

・病原微生物学の復習を要する。

・演習は援助の根拠を書いた手順書を作成する。

・演習後は演習目標の達成度、学び・気づきのレポ

ートを提出する。

・科目試験受験資格は、演習すべてに出席している

こととする。

終講試験80点+レポート20点

合計100点

100点満点とし60点以上を合格とする

【テキスト】

系統看護学講座 専門Ⅰ 基礎看護技術Ⅱ 医学書院

看護技術がみえる Vol.1,Vol.2 メディックメディア

【参考文献】

系統看護学講座 専門基礎分野 微生物学 医学書院

系統看護学講座 専門基礎分野 人体の構造と機能 解剖生理学 医学書院

実践するヘルスアセスメント 学研

基礎看護技術ビジュアルブック 手順と根拠がよくわかる 照林社

専門分野Ⅰ

科 目 名 基礎看護学 診療過程援助論Ⅱ

担 当 講 師 新島 貴子(臨床実務経験あり)

畑 悦子 (臨床実務経験あり)

単位・時間数 1単位・30時間

授業時間数 30/30時間 (1年後期)

【ねらい】

安全な医療を提供するうえで医療事故の防止は重要である。幾重に確認を徹底していても与薬に関する事故

は常に医療事故の上位に挙がる。与薬の技術は間違うと医療事故につながる取り返しのつかない技術である

ことを認識し、安全に確実に与薬を行うために、正しい知識と技術の基本を身につけることをねらいとする。

【授業内容】

第1・2回 薬剤の投与について

第3回 中心静脈カテーテルの管理、輸液・輸注ポンプの取り扱い

第4・5回 直腸内与薬

第6回 輸血

第7~11回 皮下注射、皮内注射、筋肉内注射

第12~14回 点滴静脈内注射

第15回 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

演習前に手順書の作成、演習後に学び・気づきの

レポート提出がある。注射針や薬剤の取り扱いに

は危険が伴うため、教員の監督のもとに事故の無

いように演習に望むこと。科目試験受験資格は、

演習すべてに出席していることとする。

終講試験 100点

レポート提出状況

100点満点とし60点以上を合格とする

【テキスト】

系統看護学講座 専門Ⅰ 基礎看護技術Ⅱ 医学書院

看護実践のための根拠がわかる基礎看護技術 メジカルフレンド社

看護技術がみえる Vol.1,Vol.2 メディックメディア

【参考文献】 系統看護学講座 専門基礎分野 人体の構造と機能[1] 解剖生理学 医学書院

目でみるからだのメカニズム 医学書院

写真でわかる基礎看護技術② インターメディカ

専門分野Ⅰ

科 目 名 基礎看護学 看護過程

担 当 講 師 森田 美穂子(臨床実務経験あり)

単位・時間数 1単位・30時間

授 業 時 間 数 30/30時間 (1年後期)

【ねらい】

看護実践に必要な看護過程の展開についての理論と実際を理解し、事例展開によりデータに基づ

く論理的思考、個々の対象者に応用できる問題解決能力を学習する。

【授業内容】

第1・2回

看護過程とは(看護過程の定義・看護過程の構成要素)

第3~8回

ヘンダーソンが考える概念の解釈について

情報の分類・アセスメントの実際(事例をもとに)

第9・10回

関連図と問題の抽出

第11・12回

看護計画の立案

第13回

実施と評価

第14回

SOAP 看護サマリー

第15回

終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

・看護学概論で学習した「看護」「健康」「人間」

「環境」「看護理論」を復習しておく。

・ヘンダーソンの看護理論を復習しておく。

・第 5 回以降は、授業終了後に課題が出ます。課

題を基に、次の授業に展開しますので学習して

くること。

終講試験90点+レポート10点 合計100点

100点満点とし60点以上を合格とする

【テキスト】

系統看護学講座 専門Ⅰ 基礎看護技術Ⅰ 医学書院

根拠がわかる症状別看護過程 南江堂

看護の基本となるもの 日本看護協会出版会

【参考文献】

看護過程を使ったヘンダーソン看護論の実践 第4版 ヌーベル廣川

ヘンダーソン・ゴードンの考えに基づく実践 看護アセスメント ヌーベル廣川

専門分野Ⅰ

科 目 名 基礎看護学 ヘルスアセスメント

担 当 講 師熊谷 霞 (臨床実務経験あり)

小田桐 知子(臨床実務経験あり)

単位・時間数 1単位・30時間

授業時間数 30/30時間 (1年前期~後期)

【ねらい】

健康状態のアセスメントをするためのフィジカルアセスメントの意義と基本技術を学ぶ。呼吸

器・循環器・消化器のフィジカルイグザミネーションを学ぶ。また、バイタルサインは生命徴候と

訳され、身体器官が発する生命の合図である。バイタルサインの意義と、看護上の重要性を理解す

るとともに、呼吸・脈拍・体温・血圧の4つの測定技術を習得する。

【授業内容】

第1~4回

ヘルスアセスメントとは

第5~8回

バイタルサイン

第9~14回

フィジカルアセスメント

・呼吸器のフィジカルイグザミネーション

・循環器のフィジカルイグザミネーション

・腹部・消化器のフィジカルイグザミネーション

第15回

終講試験

【受講上の注意】 【評価方法】

・演習は手順書を作成し事前学習をして臨む

・演習後は学び・気づきのレポートを提出する

・解剖生理学を復習して学ぶ

終講試験80点+課題20点

合計100点

100点満点とし60点以上を合格とする

【テキスト】

看護実践の根拠がわかる基礎看護技術 メヂカルフレンド社

フィジカルアセスメントがみえる メディックメディア

系統別看護学講座 専門Ⅰ 基礎看護技術Ⅰ 医学書院

【参考文献】

実践するアセスメント 学習研究社

専門分野Ⅰ

科 目 名 基礎看護学 臨床看護総論

担 当 講 師 齋藤 圭子 (臨床実務経験あり)

大谷 幸久良(臨床実務経験あり)

単 位 数 1単位・30時間

授業時間 数 30/30時間 (2年後期)

【ねらい】

これまでの基礎看護学で学んだ技術の具体的方法や観察について、事例を用いてその対象の状態に

応じた看護技術を適用する方法の基礎を学ぶ。

【授業内容】

第1~14回

・事例に基づいた援助計画の立案

・事例に対して立案した看護計画の実施(演習)

・評価・修正

第15回

終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

・看護過程で立案した援助計画をもとに実践し、

その結果を

事実に基づいて記録する。

・成人看護学実習の記録用紙を用いる。

・科目試験受験資格は、演習すべてに出席してい

ることとする。

終講試験+援助計画及び記録+授業態度・演習参加状

況+グループワーク参加状況を合わせて100点

100点満点とし60点以上を合格とする

【テキスト】

系統看護学講座 専門Ⅰ 基礎看護技術Ⅰ 医学書院

系統看護学講座 専門Ⅰ 基礎看護技術Ⅱ 医学書院

看護技術がみえるVol.1 メディックメディア

看護技術がみえるVol.2 メディックメディア

【参考文献】

系統看護学講座 専門基礎 病態生理学 医学書院

写真でわかる 基礎看護技術 インターメディカ

写真でわかる 実習で使える看護技術 インターメディカ

基礎看護技術ビジュアルブック 手順と根拠がよくわかる 照林社

専 門 分 野 Ⅱ

専門分野Ⅱ

科 目 名 成人看護学 概論

担 当 講 師熊谷 霞(臨床実務経験あり)

院外講師

単位・時間数 1単位・30時間

授 業 時 間 数 30/30時間(1年前期~後期)

【 ね ら い 】

ライフサイクルにおける成人期にある人の特徴(身体的・精神的・社会的側面)を捉え、それら

の人々が抱えている健康問題と援助方法について理解する。

また、近年産業構造、生活環境、疾病構造等が急激に変化し、生活習慣が大きく影響する疾病や

症状が急増しており、成人期にある人の健康問題はかなり深刻である。このような疾病の予防、あ

るいは早期に発見、さらに健康の保持増進への理解を深めることは重要である。病気にならない、

病気が治ればよしとしてきた時代から障害を持ちながらも生活の質の充実を求めるようになってき

た。このような成人期にある人への看護の機能や役割を理解することをねらいとする。

【 授業内容 】

第 1回 成人とは 成人の定義 成人期の身体機能の特徴

第 2回 エリクソンの発達理論 ライフサイクルからみた成人期の特徴と発達課題

第 3回 成人保健の動向 保健・医療・福祉政策と今日の課題

第 4回 生活習慣に関連する健康障害

第 5 回 生活習慣に関連する健康障害

第 6 回 職業に関連する健康障害

第 7 回 生活ストレスに関連する健康障害

第 8 回 生活ストレスに関連する健康障害

第 9 回 健康状態に応じた看護

第 10 回 危機理論

第 11 回 成人期にある人を看護するための基本的な考え方

第 12 回 成人看護を充実させる実践的環境

第 13 回 症状別グループワーク

第 14 回 グループワーク発表、まとめ

第 15 回 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

現代の成人問題に取り組んでいきます。

メディアや新聞等にも目を通してくださ

い。

終講試験 100点

レポート評価

100点満点とし60点以上を合格とする

【テキスト】

成人看護学 成人看護学概論 南江堂

【参考文献】

健康危機状況 セルフケアの再獲得 メディカ出版

厚生の指標 国民衛生の動向 厚生労働統計協会

専門分野Ⅱ

科 目 名 成人看護学 方法論Ⅰ(急性期)

担 当 講 師 そうとめ坂 真澄(臨床実務経験あり)

単位・時間数 1単位・30時間

授 業 時 間 数 30/30時間 (2年前期)

【ねらい】

急性期にある患者は、急激に健康障害をきたし、生命を脅かすような状況になることもあり、患

者・家族と共に心理的動揺をきたす。急性期の症状の悪化を防ぐと共に、患者・家族への精神的サ

ポーとが必要となる。急性期に看護の特徴を理解し、回復を促すための看護について学ぶことをね

らいとする。

【授業内容】

第1・2回

生命危機状態にある患者の看護の特徴

第3~8回

呼吸困難のある患者の看護

第9回

急性中毒の患者の看護

第10~14回

虚血性心疾患の患者の看護

第15回

終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

解剖生理学および病態学の既習内容を確認して

から授業に臨んでください。

終講試験 100点

100点満点とし60点以上を合格とする

【テキスト】

成人看護学 急性期看護Ⅰ 概論・周手術期 南江堂

系看 別巻 救急看護学 医学書院

系看 専門分野Ⅰ 基礎看護技術Ⅱ 医学書院

系看 専門分野Ⅱ 成人看護学② 呼吸器 医学書院

系看 専門分野Ⅱ 成人看護学③ 循環器 医学書院

看護技術がみえる② 臨床看護技術 メディックメディア

【参考文献】

系看 人体の構造と機能① 解剖生理学 医学書院

系看 疾病の成り立ちと回復の促進② 病態生理学 医学書院

写真でわかる 実習で使える看護技術 インターメディカ

写真でわかる 臨床看護技術② インターメディカ

専門分野Ⅱ

科 目 名 成人看護学 方法論Ⅱ(回復期)

担 当 講 師中村 有加里(臨床実務経験あり)

大谷 幸久良(臨床実務経験あり)

単位・時間数 1単位・30時間

授業時間数 30/30時間 (2年前期)

【ねらい】

リハビリテーションの過程は障害を持つ人の自然回復力を最大限引き出し、その回復過程に当事

者が適応していくように援助する過程である。障害を持った人を対象に自立を支援し、人間の権利

としての生活の質向上を目標としている。リハビリテーション看護は生活の再構築に直面した人々

を生活の観点から全体的にとらえ、人間の尊厳と可能性に焦点を合わせて、患者中心のケアを提供

することで患者の自立を支援する。そのような概念を理解し、回復過程とリハビリテーション看護

の方法について学習していく。

【授業内容】

第1・2回

回復過程とリハビリテーション期にある患者の身体的特徴

第3回

身体運動機能障害を有する人の看護

第4回

血液・免疫系の障害を有する人の看護

第5回

高次脳機能障害

第6回

言語機能障害

第7回

摂食・嚥下障害

第8~14回

クモ膜下出血患者の看護 ―事例検討―

第15回

終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

解剖生理学の既習内容を確認してから授業に臨

んでください。

終講試験 100点

100点満点とし60点以上を合格とする

【テキスト】

成人看護学 リハビリテーション看護論 南江堂、成人看護学 慢性期看護 南江堂

系看 専門分野Ⅱ 成人看護学⑦ 脳・神経 医学書院

系看 専門分野Ⅱ 成人看護学⑩ 運動器 医学書院

系看 専門分野Ⅱ 成人看護学⑪ アレルギー 膠原病 感染症 医学書院

【参考文献】

系看 人体の構造と機能① 解剖生理学 医学書院

系看 疾病の成り立ちと回復の促進② 病態生理学 医学書院

専門分野Ⅱ

科 目 名 成人看護学 方法論Ⅲ(慢性期)

担 当 講 師小田桐 知子(臨床実務経験あり)

院外講師

単位・時間数 1単位・30時間

授 業 時 間 数 30/30時間(2年前期)

【ねらい】

慢性的な経過をたどり、生涯にわたって生活のコントロールを必要とする対象とその家族への看護を

学習する。主な機能障害として、糖代謝機能障害、腎機能障害をとりあげ、慢性疾患で治療を受ける患

者の理解を深め、慢性疾患を有する人の身体、心理、社会的特徴とその家族の特徴を理解する。

糖尿病の事例を用い看護過程を展開しながら、慢性疾患の特徴や病気の認知と受容、セルフケア能力

を高めるための援助方法を学習する。

【授業内容】

第 1回 慢性期の看護とは

第 2回 慢性疾患を有する人とその家族への援助・支援方法

第 3回 糖尿病をもつ患者の特徴 身体的特徴と社会的特徴

第 4回 食事療法 運動療法 薬物療法(経口 インスリン)について

第 5回 糖尿病の三大合併症 合併症の予防対策 自己血糖測定法について

第 6回 自己血糖測定(演習)

第 7回 慢性腎不全の看護 血液透析療法中の看護・腎移植

糖尿病の事例を提示し看護過程の展開

情報から対象に起きていることを考える

情報分析・解釈・情報関連図・看護目標・看護計画を個人で行う

個人の結果を持ち寄り、グループで討議しグループとしての看護計画までを完成する

グループの発表を通して修正する SOAPの書き方を学習する

第 15回 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

慢性疾患をもって生活する人の

問題点と看護が 解るように学

習してください。

筆記試験 50点

看護過程はグループワークの参加状況とレポートで評価 50点

100点満点とし60点以上を合格とする

【テキスト】

成人看護学 慢性期看護 南江堂

系看 専門分野Ⅱ 成人看護学⑥ 内分泌・代謝 医学書院

系看 専門分野Ⅱ 成人看護学⑧ 腎・泌尿器 医学書院

疾患別看護過程 南江堂

【参考文献】

系看 人体の構造と機能① 解剖生理学 医学書院

系看 疾病の成り立ちと回復の促進② 病態生理学 医学書院

第8~14回

専門分野Ⅱ

科 目 名 成人看護学 方法論Ⅳ(終末期)

担 当 講 師齋藤 圭子(臨床実務経験あり)

院外講師

単位・時間数 1単位・30時間

授 業 時 間 数 30/30時間 (2年前期)

【 ね ら い 】

死を迎えつつある人に必要な症状のコントロール、コミュニケーション、家族のケアについて学

習する。

満足した看取りができるための緩和ケアおよび臨死期の看護について学習する。

がんの治療と看護(化学療法、放射線療法、疼痛緩和)について学習する。

【 授業内容 】

第 1回 ターミナルケア・緩和ケアとは

第 2 回 生と死どう考えるか 死生観

第 3回 死にまつわる文化 スピリチュアルの概念

第 4回 終末期おける倫理・安楽死・尊厳死

第 5回 緩和ケア

第 6回 倦怠感 リンパ浮腫 呼吸器症状 消化器症状等のケア

第 7回 化学療法

化学療法を受ける患者の看護 化学療法時の管理とケア

痛みに対するケア

がん患者の痛みの発生と機序

鎮痛薬(オピオイド系 非オピオイド系) 副作用と対処法

第 10 回 放射線療法を受ける患者の看護 放射線の有害反応と対策 放射線防護

第 11 回

第 12 回

第 13 回

第 14 回 臨終時の看護・死後の処置

第 15 回 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

患者や家族の苦痛をわかろうとする態度で授業

に臨んでください。

終講試験

レポート評価

100点満点とし60点以上を合格とする

【テキスト】

成人看護学 緩和ケア 南江堂

系看 別巻 臨床放射線医学 医学書院

系看 病気の成り立ちと回復の促進③ 薬理学 医学書院

系看 専門分野Ⅱ 成人看護学⑤ 消化器 医学書院

【参考文献】

系看 人体の構造と機能① 解剖生理学 医学書院

系看 疾病の成り立ちと回復の促進② 病態生理学 医学書院

事例を通し終末期の看護を考える

肝臓がん(腹水・肝性脳症・食道静脈瘤の看護も含める)

第 8回

第 9回

専門分野Ⅱ

科 目 名 成人看護学 方法論Ⅴ(周手術期)

担 当 講 師熊谷 霞 (臨床実務経験あり)

中村 麗子(臨床実務経験あり)

単位・時間数 1単位・30時間

授 業 時 間 数 30/30時間 (2年後期)

【ねらい】

周手術期とは、手術療法の必要性を医師から提示された時点から始まる。術前・術中・術後の全

期間を通して手術患者が最大限早期に健康回復がもたらされるよう、一貫した全人的看護ケアの方

法を学ぶ。そのためには、合併症発生リスクを予測し、予防看護を提供するとともに術後回復を促

進するための援助についても学習する。

【授業内容】

第1~5回

手術療法を受ける患者の身体・心理的特徴

・開腹手術を受ける患者の看護

・手術を受けた患者の術後経過と回復に向けた援助

第6~14回

周手術期にある対象の看護過程の展開 ―事例検討―

第15回

終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

解剖生理学を復習して授業に臨んでください。

演習は手順書を作成し、事前学習をして臨んでく

ださい。演習後は学び・気づきのレポートを提出

してください。

終講試験 50点

事前学習・レポート 50点

科目試験受験資格は、演習に出席していること。

100点満点とし60点以上を合格とする

【テキスト】

系看 臨床外科看護各論 医学書院

成人看護学 急性期看護Ⅰ 概論・周手術期 南江堂

周手術期看護 2 術中/術後の生体反応と急性期看護 医歯薬出版

疾患別看護過程 南江堂

【参考文献】

系看 人体の構造と機能① 解剖生理学 医学書院

系看 クリティカルケア看護学 医学書院

写真でわかる 臨床看護技術② インターメディカ

専門分野Ⅱ

科 目 名 老年看護学 概論Ⅰ(老年期の理解と支援)

担 当 講 師中村 有加里(臨床実務経験あり)

玉野 久美 (臨床実務経験あり)

単位・時間数 1単位・30時間

授 業 時 間 数 30/30時間 (1年前期)

【ねらい】

高齢者を理解するうえでは加齢による機能低下のみにとらわれることなく維持・向上・発達する存在として

とらえる。高齢者の持てる機能を正しく理解しその人なりの自律した生活を支援するための素地とする。

高齢者を尊重する態度を養う。

自らがいずれ迎える老年期を生きる意味と価値を高く置き、老いを前向きにとらえられるようにする。

【授業内容】

第1・2回

超高齢社会への変遷と現状

ライフサイクルからみた老年期(老年期の発達課題)

第3・4回

活動と休息

第5回

消化・吸収

第6回

排泄

生殖器・セクシュアリティ

第7回

皮膚・清潔

第8・9回

高齢者体験

第10回

バイタルサイン

第11回

老年期の社会学的理論

第12・13回

加齢による身体機能の変化と生活への影響

第14回

加齢による精神機能の変化と生活への影響

認知機能低下

第15回

終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

・身近な高齢者や社会の高齢者に興味を持ちましょう。参

加型の授業を望みます。

・高齢者を多角的に見て、自己の老年観を育てましょう。

終講試験 100点

100点満点とし60点以上を合格とする

【テキスト】

ナーシング・グラフィカ 老年看護学① 高齢者の健康と障害 第5版 メディカ出版

ナーシング・グラフィカ 老年看護学② 老年看護の実践 第4版 メディカ出版

専門分野Ⅱ

科 目 名 老年看護学 概論Ⅱ(超高齢社会を支える保健医療福祉)

担 当 講 師 玉野 久美(臨床実務経験あり)

単位・時間数 1単位・15時間

授 業 時 間 数 15/15時間 (1年後期)

【ねらい】

わが国は先進国でも類を見ない速さで超高齢社会に突入している。医療費の高騰などにより医療保険制度

や介護保険制度の見直しなど高齢者の保健医療福祉対策が課題となっている。これらを踏まえて高齢者の人

口学的概要と動向、老人保健・老人福祉法の制定から変革までを学習する。マスメディアや新聞等を通し超

高齢社会である日本が抱える課題と社会政策について学ぶ。

【授業内容】

第1・2回

保健医療福祉制度の変遷/保健医療福祉システムの構築

介護保険制度の整備と見直し/地域包括支援センター

高齢者を支える職種と活動の多様化/保健医療の新しいしくみ

高齢者とソーシャルサポート/日本の高齢者対策の現状と課題

第3回

・災害に際して高齢者が置かれる状況と必要な支援

第4・5回

高齢者に対するスティグマと差別/高齢者虐待/身体拘束(体験学習)

高齢者の権利擁護のための制度(成年後見人制度・日常生活自立支援事業)

第6・7回

超高齢社会までの変遷/高齢者のいる世帯

高齢者の健康状態/高齢者の生活

第8回

終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

近年の高齢者問題についてテーマをもって調べます。

メディアなどからの情報に関心を向けてください。

終講試験 100点

100点満点とし60点以上を合格とする

【テキスト】

ナーシング・グラフィカ 老年看護学① 高齢者の健康と障害 第5版 メディカ出版

ナーシング・グラフィカ 老年看護学② 老年看護の実践 第4版 メディカ出版

専門分野Ⅱ

科 目 名 老年看護学 方法論Ⅰ(老年期に特徴的な健康障害と看護)

担 当 講 師

青木 美香 (臨床実務経験あり) 大小島 美佳(臨床実務経験あり) 中村 ゆかり(臨床実務経験あり) 院外講師

単位・時間数 1単位・30時間

授業時間数 30/30時間 (2年前期)

【ねらい】

高齢者はホメオスタシスの維持が困難であることから生理機能・予備力・回復力が低下し、様々な疾病に罹

患しやすい。1つの障害が次の障害を招き、複数の疾患を併せ持つことが多い。また典型的な症状が表れない

ことが特徴で、発見が遅れ重篤になりやすく回復も難しい。老いの自覚は疾病により一層助長され、回復への

諦めや死の予感などから心理的にも自律が損なわれやすい。

本単元では老年期に特徴的な健康障害、廃用症候群の予防、生活リハビリ、手術療法のリスク、エンドオブ

ライフケアを通して老年期の看護の在り方について学ぶ。超高齢社会である日本の最重要課題の1つである認

知症について、家族への支援も含めて理解し、「尊厳ある暮らし」について考える。

【授業内容】

第1回 受療形態に応じた高齢者の看護

第2回 高齢者の特徴的な症状と看護

第4~6回 治療における高齢者の看護

第7・8回 廃用症候群の予防・アセスメント・援助

第9回 褥瘡の発生機序・好発部位・分類・評価・治療とポジショニング

第10・11回 体圧測定

第12回 脳梗塞事例における言語療法・嚥下訓練

第13回 パーキンソン症候群の看護

第14回 老年期のうつ病の看護 認知症(ユマニチュード)

第15回 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

老年期にある人の特徴を踏まえた看護の実践を学びます。

アセスメントを基盤とした支援の方法を考えましょう。

終講試験 100点

100点満点とし60点以上を合格とする

【テキスト】系統看護学講座 老年看護学 / 系統看護学講座 老年看護 病態・疾患論

【参考文献】ナーシング・グラフィカ 老年看護学 ② 老年看護の実践 メディカ出版

専門分野Ⅱ

科 目 名老年看護学 方法論Ⅱ

(老年期に特徴的な疾患の理解と看護過程)

担 当 講 師 青木 美香(臨床実務経験あり)

単位・時間数 1単位・30時間

授 業 時 間 数 15/30時間 (2年前期)

【 ね ら い 】

老年期の心不全急性期の対象を事例として看護過程の展開方法を学ぶ。

加齢現象と健康障害を合わせてアセスメントし、高齢者の特徴を踏まえた問題を抽出する。

看護目標の設定は既存の能力を活かした生活行動の維持・拡大に着目する。

看護計画を立案する際は療養が生活の中で行われることに留意する。

【 授業内容 】

第 1回 老年期にある対象の事例展開 事例紹介

心不全の病態生理と看護

加齢現象と病態 老化に影響する因子 老化のしくみ

個人ワーク

第 2・3回 グループワーク

老年期の特徴を踏まえたアセスメントの視点

アセスメント(情報の分類 分析・解釈 問題抽出)

①健康認識・健康管理 ②呼吸・循環・体温 ③栄養・代謝 ④排泄

第 4・5回 グループワーク

⑤活動・休息 ⑥清潔 ⑦認識・知覚 ⑧自己概念・自己像 ⑨役割・関係 ⑩性

⑪ストレス・コーピング

第 6・7回 グループワーク

情報関連図 統合 問題抽出 目標設定 看護計画立案

第 8回 講義のまとめ 個人ワークまとめ 提出

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

アセスメントでは加齢現象とともに健康な部分にも着目しま

しょう。

高齢者看護の役割について自己の考えを持ちましょう。

個人ワークやグループワークの進行スケジュールは第 1 回の

講義内で詳細を説明します。

提出物の評価(100点)

100点満点とし60点以上を合格

とする

【テキスト】

系統看護学講座 老年看護学 医学書院

系統看護学講座 老年看護 病態・疾患論 医学書院

【参考文献】

疾患別看護過程 南江堂

症状別看護過程 南江堂

専門分野Ⅱ

科 目 名 老年看護学 方法論 II 担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1単位 30時間

授業時間数 15/30時間 (2年前期)

【 ね ら い 】

老化が生体において避けられない生物現象であることを理解する。老化はなぜ起こるのか、そのメ

カニズムを理解し、加齢に伴う身体的変化の特徴を学ぶ。

さらにこれらの身体的変化に深く関わって起こる老年期の疾患のメカニズムを理解する。

【 授業内容 】 第 1回 老化のメカニズム

老化と寿命,老化の研究,老化の原因

第 2回 脳神経系の加齢変化と老人性疾患の特徴

認知症,脳血管疾患

第 3回 感覚器系の加齢変化と老人性疾患の特徴

視覚・聴覚・嗅覚・味覚・皮膚感覚の加齢変化と疾患

第 4回 呼吸器系の加齢変化と老人性疾患の特徴

肺炎、慢性閉塞性肺疾患

第 5回 循環器系の加齢変化と老人性疾患の特徴

動脈硬化性疾患と危険因子、心不全

第 6回 骨・関節の加齢変化と老人性疾患の特徴

骨粗鬆症と骨折、変形性骨関節疾患

第 7回 泌尿器系の加齢変化と老人性疾患

腎不全、前立腺肥大症、排尿障害

第 8回 筆記試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

老年病になる原因について、基礎的なことから理解

するよう努力してください。

筆記試験 100点

授業出席率は評価の対象になる。

【テキスト】

系統看護学講座 老年看護学 医学書院

系統看護学講座 老年 病態・疾患論

【参考文献】

ナースのための生化学・栄養学 香川靖雄・野澤義則 南山堂

専門分野Ⅱ

科 目 名 小児看護学 概論Ⅰ(小児の特徴と理解)

担 当 講 師 黒沼 夕香里(臨床実務経験あり)

単位・時間数 1単位・30時間

授 業 時 間 数 30/30時間 (1年後期)

【ねらい】

子どもは常に成長・発達を遂げていることが特徴である。子どもを理解するためには、小児の特徴である「成

長・発達」を理解することが必要となる。小児期の分類を理解し、形態的成長、運動機能の発達、生理機能の

発達、精神機能の発達について月齢、年齢ごとの特徴を学習し、それらを統合してどのような基本的生活習慣

の確立を遂げていくのかを理解する。また、小児にとっての家族・家庭、小児を取り巻く社会等についても学

習し、「小児とその家族」についての理解を深めることで小児をイメージすることができ、小児の健やかな成

長・発達を支援する基本的生活習慣獲得のための生活援助について理解する。

【授業内容】

第1回

小児看護の対象

第2回

小児医療・看護の変遷

第3回

子どもの権利とその保障

第4・5回

成長・発達総論

第6・7回

発達理論の概観

第8~10回

小児各期の成長・発達の特徴

第11・12回

小児各期の発達課題

第13・14回

発達段階別の小児の世話と健康増進のための看護

第15回

終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

提示された課題の学習をし、積極的にグループワーク

に臨んでください。

終講試験100点

100点満点とし60点以上を合格とする

グループワークと発表による評価を参考にする

【テキスト】

小児看護学概論 小児保健 メヂカルフレンド社

健康障害をもつ小児の看護 メヂカルフレンド社

【参考文献】

日本子ども資料年鑑 KTC中央出版

系統看護学講座 小児看護学概論 小児臨床看護総論 医学書院

専門分野Ⅱ

科 目 名 小児看護学 概論Ⅱ(小児臨床看護総論)

担 当 講 師 河野 美貴(臨床実務経験あり)

単位・時間数 1単位・30時間

授 業 時 間 数 30/30時間 (2年前期)

【ねらい】

小児の健やかな成長発達を支援するために、小児看護の役割、小児保健、健康の保持・増進および疾病の予

防のための援助について、これまでの学習(小児の成長発達の特徴、成長発達の支援)と統合しながら学習す

る。具体的には、小児看護の場の特徴とその場における小児の反応、さまざまな状況にある小児と家族への看

護、社会資源の内容やその活用について理解する。

【授業内容】

第1・2回

小児保健の動向と対策

第3回

小児医療・看護の変遷

第4回

小児看護実践の場の特徴と看護の特徴について

第5~8回

急性期の子どもの看護

第9・10回

慢性期疾患の子ども・予後不良の子どもへの看護

第11~13回

心身障害のある子どもと家族への看護

第14回

災害を受けた子どもと家族・虐待を受けたこどもと家族への看護

第15回

終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】 提示された課題の学習をし、積極的に講義・施設見学に

参加してください。

重症心身障害児施設見学実習も出席時間数に入るので、

筆記試験までに出席時間数を満たしておくようにして

ください。

終講試験 100点

100満点とし60点以上を合格とする

施設見学の事前学習・見学レポート

【テキスト】

小児看護学概論 小児保健 メヂカルフレンド社

健康障害を持つ小児の看護 メヂカルフレンド社

【参考図書】

系統看護学講座 小児看護学概論 小児臨床看護総論 医学書院

系統看護学講座 小児臨床看護学各論 医学書院

ナーシング・グラフィカ 小児看護学①小児の発達と看護 メディカ出版

ナーシング・グラフィカ 小児看護学③小児の疾患と看護 メディカ出版

専門分野Ⅱ

科 目 名 小児看護学 方法論Ⅰ(小児病態学)

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1単位(30時間)

授 業 時 間 数 30/30時間 (2年前期)

【ねらい】

小児に特徴的な内科的疾患について、疾患の原因、症状、検査、治療について理解する。

小児に特徴的な外科的疾患について、疾患の原因、症状、検査、外科的治療(手術療法など)について理解

する。

【授業内容】

1.小児の疾病の成り立ちと治療回復過程(小児内科疾患)

第1回 出生前小児科学

第2回 新生児期の診断と治療

第3回 乳幼児期の疾患と感染症

第4回 神経・筋疾患の診断と治療

第5回 免疫疾患・膠原病の診断と治療

第6回 内分泌・代謝性疾患の診断と治療

第7回 悪性新生物(小児がん)の診断と治療

第8回 循環器疾患の診断と治療

第9回 アレルギー性疾患の診断と治療

第10回 腎疾患の診断と治療

2.外科的疾患と手術を要する小児の診断と治療

第11~14回 1)小児の外科的疾患

2)手術療法を要する疾患の回復過程

第15回終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

授業内容の1が小児内科、2が小児外科の疾患と治

療となっています。1・2とも2/3以上出席して

ください。

小児内科、小児外科それぞれに終講試験(100点)があ

ります。2回の試験の平均点で最終評価となります。

【テキスト】

系統看護学講座 小児臨床看護各論 医学書院

【参考文献】

カラー版 現場で役立つ小児救急アトラス 西村書店

専門分野Ⅱ

科 目 名 小児看護学 方法論Ⅱ(小児看護技術、看護過程展開)

担 当 講 師 黒沼 夕香里(臨床実務経験あり)

藤本 美鈴 (臨床実務経験あり)

単位・時間数 1単位・30時間

授業時間数 30/30時間 (2年後期)

【ねらい】

小児看護では、小児および家族の抱える健康問題を理解し、小児の成長発達を促すような日常生活援助

が重要である。そのため、小児看護に必要な技術の特徴の理解、小児の症状の観察と看護について理解す

る。また、これまでの学習(成長発達の特徴、病態の理解、日常生活援助、小児看護技術、症状の観察と

看護など)と他分野の知識(基礎専門分野、各看護学での看護過程の展開)を統合する機会として、小児

の事例展開をする。事例展開では、情報の分析・解釈、看護問題、看護目標、看護計画の立案を通して、

小児の健康の維持・回復・予防と成長発達を支援する方法について理解を深めることで、健康障害を持つ

小児およびその家族の看護を理解する。

【授業内容】

第1~6回

小児看護の技術の特徴と看護

第7・8回

症状の観察と看護

第9回~14回

小児の特徴的な疾患をもつ子どもの事例についての看護計画立案(事例展開)

第15回

終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

演習、グループワークに積極的に参加してくださ

い。事前学習も行い。

事例展開では個人での展開をきちんと行ってくだ

さい。

終講試験80点+事例展開とグループワーク参加

への態度20点 合計100点

100点満点とし60点以上を合格とする。

【テキスト】

小児看護学概論 小児保健 メヂカルフレンド社

健康障害をもつ小児の看護 メヂカルフレンド社

写真でわかる小児看護技術 インターメディカ

【参考文献】

小児対症ケア 学研

小児看護過程&関連図 日総研

看護過程に沿った対症看護 学研

ナーシング・グラフィカ 小児看護学② 小児看護技術

発達段階からみた小児看護過程+病態関連図 医学書院

系統看護学講座 小児看護学概論 小児臨床看護総論 医学書院

専門分野Ⅱ

科 目 名 母性看護学 概論Ⅰ(対象理解、母性看護の特徴)

担 当 講 師 中村 美織(臨床実務経験あり)

単位・時間数 1単位・30時間

授 業 時 間 数 30/30時間 (1 年後期)

【ねらい】

母性看護学は性と生殖に関する健康をまもるという観点から、女性およびその家族に対し生涯を通じた健

康の維持増進、疾病予防を目的とした看護活動である。近年、平均寿命の延長と出生率の低下は、わが国の

少子高齢化をもたらしている。少子化の原因として、女性の生き方・価値観の多様化、高学歴化や勤労女性

の増加、家族形態の多様化が考えられる。一方で性行動の低年齢化は、10代の若者の妊娠中絶・性感染症の

増加をもたらし様々な問題がある。このような社会の変化は母性看護に新たな対応を求めており、母性看護

の役割はますます拡大されてきている。これらを認識し、母性看護の対象の特徴や役割を学ぶとともに、個々

の女性の生き方や価値観を尊重し、女性に寄り添う看護、家族中心の看護を考えるきっかけにしてほしい。

女性のライフサイクル各期の身体的・心理社会的特徴を理解し、ライフサイクル各期で抱える健康問題と看

護について理解を深める。また、現代女性のライフサイクル各期に共通し、健康に大きな影響を及ぼす問題

となっている人工妊娠中絶、喫煙、DV、虐待についてその現状と健康への影響や看護を学ぶ。

【授業内容】

第1回

母性とは

第2回

母子関係と家族発達

第3回

セクシャリティの概念と発達 リプロダクティブヘルス/ライツの概念と課題

ヘルスプロモーション

第4・5回

母性看護の変遷 母子保健統計から見た動向 母性看護に関する組織と法律

第6・7回

母子保健施策からみた現状 母性看護の場と職種

第8回

母性看護の対象を取り巻く環境

第9・10回

母性看護の目的 国際化の中での母性看護の役割

第11・12回

母性看護で用いられる理論 必要な技術

第13・14回

ライフサイクルにおける各期の女性の健康と看護

第15回

終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

文献やネットから得た情報をそのまま写すので

はなく、要約し自分の考えを記述しましょう。

終講試験・レポート 100点

100点満点とし60点以上を合格とする。

【テキスト】

母性看護学Ⅰ 概論・ライフサイクル 南江堂

専門分野Ⅱ

科 目 名母性看護学 概論Ⅱ

(生殖器の形態・機能、妊産褥婦、新生児の経過と診断)

担 当 講 師 新島 貴子(臨床実務経験あり)

中村 美織(臨床実務経験あり)

単位・時間数 1単位・15時間

授業時間数 15/15時間 (2年前期)

【 ね ら い 】

女性は生まれながらに形態的生殖器の特徴をもつが、性周期を獲得していく過程で形態的にも性

機能的にも変化し母性機能が成熟する。そのしくみについて性の分化から女性生殖器の形態と機能

について学ぶ。

妊娠・分娩・産褥期の対象の健康をまもるためには、経過の判断・対象の健康状態をアセスメン

トし看護していく必要がある。そのためには妊娠・胎児の発育・分娩・産褥期・新生児期の経過と

身体的ならびに精神的な特徴・生理的な変化を理解し、その診断法について学ぶ。

【 授業内容 】

第1・2回

セクシャリテイの発達と課題

第3・4回

妊娠期の生理的経過と診断

第5回

分娩の経過と診断

第6回

産褥期の正常経過

第7回

新生児の経過

第8回

終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法.】

母性看護学の基礎となる知識であり、後に学習する方法論を理

解し、実習で援助をしていくために根拠となる内容を学習する

ため、十分な予習と復習をしたうえで講義に望んでください。

終講試験・レポート100点

100点満点とし60点以上

を合格とする

テ【 【テキスト】

母性看護学Ⅰ 概論・ライフサイクル 南江堂

母性看護学Ⅱ マタニティサイクル 南江堂

専 門 分 野Ⅱ

科 目 名 母性看護学 方法論Ⅰ (妊婦・産婦の看護)

担 当 講 師 松本 美穂子(臨床実務経験あり)

単位・時間数 1単位・30時間

授業時間数 30/30時間(2年後期)

【 ね ら い 】

母性には、尊い生命を創造し、健全な人間を育てるという人類繁栄の基盤を作る重要な役割がある。特に成熟期は母

性としての性成熟が完成し、自分の身体の中に胎芽を育て、分娩し、出産後は母乳を与え、子を養育する。大昔から繰

り返されてきた種族保存の行為ではあるが、時代とともに出生率の低下や、不妊治療、母子・父子家庭の増加、核家族

化、児童虐待など、あらゆる問題がクローズアップされてきている。それらの問題を念頭に入れた上で、妊娠とは何か、

妊婦が安心して妊娠期間を過ごすためにはどんな看護が必要なのか、安全・安心・満足感のある出産をするにはどのよ

うな看護が必要なのかを学ぶ。また、生命の誕生を学ぶことで、生命の尊さを改めて感じ、自分の生い立ちを振り返る

ことにより、今後の人生を有意義なものにする働きかけとしたい。

【 授業内容 】

第1回

妊娠に伴う生理的変化と胎児の健康状態に関するアセスメントと看護

第2~5回

妊婦健診時の看護技術

第6・7回

セルフケア能力を高めるための援助

第8・9回

ハイリスク妊婦への看護

第10回

分娩の経過と看護

第11・12回

分娩期の看護の実際

第13・14回

分娩の主な異常と看護

第15回

終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

自分自身の性と性機能を理解すること、自己の周囲の女性の

健康に関われるように学びましょう。

終講試験・レポート100点

100点満点とし60点以上を合格とする

【テキスト】

母性看護学Ⅱマタニティサイクル 南江堂

【参考文献】

母性看護技術 医学書院

専門分野Ⅱ

科 目 名母性看護学 方法論Ⅱ

(褥婦・新生児の看護、母性看護技術)

担 当 講 師 新島 貴子(臨床実務経験あり)

単位・時間数 1単位・30時間

授 業 時 間 30/30時間 (2年後期)

【ねらい】

産褥期である母親の健康状態は、新生児の健全な成長・発達に影響を及ぼす。また、新生児の健康状態

は、母親を中心に家族に影響を及ぼす。母親・新生児がより健康にすごすことは、家族をはじめ誰もが願

うことである。そこで、本科目では、褥婦・新生児の身体的・精神的変化を理解し、褥婦・新生児のセル

フケア不足に伴うニーズへの援助、育児技術の相談・指導、新生児を迎えた家族へのかかわりなど、早期

の産褥期・新生児および退院後、褥婦が持ちやすい不安を軽減するための看護について学ぶ。

【授業内容】

第1~4回

産褥期おける対象の特徴と看護

第5~8回

新生児の特徴と看護

第9回

母性看護過程の特徴

第10~14回

母性看護過程

第15回

終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

事前学習をしっかり行い、講義・演習を有意義なもの

にしましょう。

終講試験・レポート100点

100点満点とし60点以上を合格とする

【テキスト】

母性看護学Ⅱマタニティサイクル 南江堂

写真でわかる母性看護技術 インターメデイカ

【参考文献】

ウェルネス看護診断にもとづく母性看護過程 医歯薬出版社

専門分野Ⅱ

科 目 名 精神看護学 概論Ⅰ(精神の構造と発達障害)

担当講師 院外講師

単位・時間数 1単位 30時間

授業時間数 30/30時間 (2年前期)

【 ね ら い 】

精神保健看護の歴史と理念を学び,患者および看護師-患者関係について理解する。

精神の構造,発達,および精神的健康に及ぼす影響要因について理解する。

生活の場とこころの健康について理解する。

【 授業内容 】

第 1 回 : 社会の動向と精神保健看護

第 2 回 : パーソナリティの理解

第 3 回 : 心の発達と健康

第 4 回 : 危機状況と心の働き

: 人間関係と心の働き,発達課題と危機

第 5~7 回: 生活の場とこころの健康について

第 8~9 回: 欧米における精神医療の歴史

第 10~11回: 日本における精神医療の歴史

第 12~13回: 精神福祉の法制度

第 14 回: 精神しょうがい者の権利と社会参加 ・看護師の役割

第 15 回: 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

必要に応じて,配付資料やビデオなどを用いて理解

を深めていく。

出席状況

終講試験: 100点

【テキスト】

① 系統看護学講座 精神看護学〔1〕 精神看護の基礎 医学書院

② 系統看護学講座 精神看護学〔2〕 精神看護の展開 医学書院

③ 史上最強図解 よくわかる発達心理学 ナツメ社

【参考文献】

『パーソナリティ発達論―生涯発達と心の危機管理―』 岡堂 哲雄 (編) 金子書房 2000年

『生涯人間発達理論―人間への深い理解と愛情を育むために―』 服部祥子 医学書院 2004年 など

新体系 32 精神看護概論・精神保健 メヂカルフレンド社

ナーシング・グラフィィカ 32 情緒発達と看護の基本 メヂィカ出版

精神看護実習ガイド 照林社

専門分野Ⅱ

科 目 名 精神看護学 概論Ⅱ

(治療的なコミュニケーションと自己理解)

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1単位 15時間

授業時間数 15/15時間 (2年次)

【 ね ら い 】

精神看護の対象は、精神科で治療を受ける人々に限らず、一般診療科や地域の様々な施設や組織

にも広がっている。

本講義においては、自己の理解を深めながら、患者理解や治療関係のあり方、コミュニケーショ

ン技法、さらにメンタルヘルスに関する知識を修得することをねらいとする。

講義だけでなく、グループワーク、事例検討やロールプレイなどを適宜入れながら、実際の体験

を通して理解できることを目指す。

【 授業内容 】

第1回:ガイダンス・ケアを目的としたコミュニケーション

第2回:患者理解の方法

第3回:自己の理解と問題解決の方法 認知行動療法

第4回:自己の理解と問題解決の方法 内観療法

第5回:効果的なコミュニケーションの技法 事例検討

第6回:災害時の精神保健医療活動

第7回:看護師のメンタルヘルス・ストレスへの対処法を知る

第8回:終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

演習やワークにも積極的に参加し、分からない

ことは質問すること。

出席を基本とし、振り返りシートと終講試験

で、総合的に評価する。

【テキスト】

プリント使用

【参考文献】

・大森武子 他 仲間とみがく看護のコミュニケーション・センス 医師薬出版株式会社

・五十嵐透子 自分を見つめるカウンセリング・マインド 医師薬出版株式会社

・中井久夫 他 看護のための精神医学 医学書院

専門分野Ⅱ

科 目 名 精神看護学 方法論Ⅰ(病態と治療)

担 当 講 師 院外講師

単位時間数 1 単位(30時間)

授業時間数 15/30時間 (2年後期)

【 ね ら い 】

社会生活に適応できない心の状態を、病気として分類し、原因、状態像(症状)、治療に

ついて学ぶ。現代社会におけるさまざまな心の歪みにも目を向け、看護師として同時に社

会人として役立つような講義内容にしたい。

【授業内容】

第1回: 統合失調症:基本的症状と自我障害、思考・感情の障害、異常意味体験

第2回:気分(感情)障害:躁うつ病、日内変動、特有の妄想

理解の仕方

第3回:心身症と神経症:強迫障害、パニック障害、適応障害、解離性障害、身体表現性障害など

第4回:人格障害:シュナイダーの分類、国際分類など

第5回:薬物依存症:アルコール、麻薬、覚醒剤など

第6回:てんかん、神経細胞の電気発射の異常と、その分類、症状

第7回:精神病の治療(薬物療法と副作用、精神療法、生活・作業療法

第8回:講義まとめ・終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

・テキスト、講師の作成した資料を用

いて講義を進めます。

・終講試験:100点

【テキスト】

① 系統看護学講座 精神看護学〔1〕 精神看護の基礎 医学書院

② 系統看護学講座 精神看護学〔2〕 精神看護の展開 医学書院

【参考文献】

専門分野Ⅱ

科 目 名 精神看護学 方法論Ⅰ(精神看護におけるケアの方法)

担 当 講 師 院外講師

平芳 悠 (臨床実務経験あり)

青木 美香(臨床実務経験あり)

単位時間数 1単位・30時間

授業時間数 15/30時間 (2年後期)

【 ね ら い 】

看護師は看護の提供を通して、さまざまな人間関係に関わっている。最も典型的な関係が、患

者やその家族との関係、保健医療チームとの関係、看護師同士の関係である。特に精神看護にお

いては患者-看護者関係は治療と密接に関連する重要な課題である。心を病み不安のなかにある

人が安らげ、安心できる患者-看護者関係を発展させる方法を理解する。また、精神の健康問題の

とらえ方と対応について学び、対象の生活にアプローチする方法について理解を深める。

【授業内容】

第1~2回:セルフケア理論

第3~4回:日常生活・社会生活援助技術

1)空気・水・食事・薬剤

2)排泄

3)個人衛生

4)活動と休息のバランス

5)孤独と付き合い

6)安全を保つ能力

第5回:リエゾン精神看護

1)リエゾン精神看護とは

2)リエゾンナースの活動

第6~7回:患者-看護者関係の発展

1)プロセスレコード

第 8 回 : 講義まとめ 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

テキスト、プリントを合わせ講

義を進めます。大切なことは黒

板に書きますので、ノートを必

ず用意して書き取って下さい。

終講試験 100点

100点満点とし60点以上を合格とする

【テキスト】

① 系統看護学講座 精神看護学① 精神看護の基礎 医学書院

② 系統看護学講座 精神看護学② 精神看護の展開 医学書院

【参考文献】

新体系 32 精神看護概論・精神保健 メヂカルフレンド社

33 精神しょうがいをもつ人の看護 メヂカルフレンド社

ナーシング・グラフィカ 32 情緒発達と看護の基本 メヂィカ出版

33 生活障害と看護の実践 メヂィカ出版

専門分野Ⅱ

科 目 名 精神看護学 方法論Ⅱ(精神症状と援助)

担 当 講 師 平芳 悠(臨床実務経験あり)

畑 悦子(臨床実務経験あり)

単位・時間数 1単位・30単位

受 賞 時 間 30/30時間 (2年後期)

【ねらい】

精神障がいの主な症状について学び、患者の精神的問題に対応する看護援助のあり方を理解する。

多くの事例を用いてそれぞれの援助技術を理解できるように必要な知識を学習する。さらに具体的

な事例を通して精神症状によって影響された患者の状態をアセスメントし、患者援助の必要性を明

らかにして看護計画の立案をする。

【授業内容】

第1回

急性期/回復期/慢性期

第2~5回

精神看護に必要な知識

第6~9回

主な精神症状と援助方法

第10~14回

精神障害を持つ人の看護過程の展開(事例)

第15回

終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

テキスト、プリントを合わせて講

義を進めます。大切なことは黒板

に書きますので、ノートを必ず用

意して書き取って下さい。

終講試験 50点

事例展開 50点

(グループワークと発表による評価,個人提出内容による評価)

100点満点とし60点以上を合格とする

【テキスト】

系統看護学講座 精神看護学① 精神看護の基礎 医学書院

系統看護学講座 精神看護学② 精神看護の展開 医学書院

【参考文献】

看護技術実習ガイド5 精神看護技術-その手順と根拠-第2版 メヂカルフレンド社

精神看護学 学生―患者のストーリーで綴る実習展開 医歯薬出版

統 合 分 野

統合分野

科 目 名 在宅看護論 概論Ⅰ(対象の理解)

担当講師 院外講師

単位・時間数 1単位(15時間)

授業時間数(開始時期) 15時間/15時間 (1 年次後期)

【 ね ら い 】

急速な高齢社会を迎えたことや医療費削減の為の入院短縮化・社会入院の抑制などの社会状況の変化により

在宅看護が求められている現状を知り、在宅看護の必要性を学習する。また、療養者を地域で暮らしている生活

者として捉えそれらの人々が抱えている健康問題や生活ニーズを学習し、療養者の生活を健康面から支えていく

ことを理解する。

【 授業内容 】

第1回 在宅看護の概念

第2回 在宅看護が必要とされている社会背景

第3・4回 地域で生活している療養者と家族・コミュニティ

第5回 療養者の特徴

第6回 家族介護者の理解

第7回 家族を理解するための基礎理論

第8回 講義のまとめ ・ 筆記試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

普段から在宅看護に関する新聞記事などに興味を持ち

授業に臨んでください。

・ 終講試験:100点

【テキスト】

・地域療養を支えるケア メディカ出版

・在宅療養を支える技術 メディカ出版

・系統看護学講座 統合分野 在宅看護論 医学書院

統合分野

科 目 名 在宅看護論 概論Ⅱ(保健医療福祉の連携と継続看護)

担 当 講 師 大小島 美佳(臨床実務経験あり)

単位・時間数 1単位・30時間

授業時間数 30時間/30時間 (2年次前期)

【 ね ら い 】 今後の高齢死亡者数の増加、医療施設内医療から在宅医療への移行の促進に伴って在宅看護

の需要が必要になってきた。「医療施設内医療から在宅医療へ移行するためには、高度な医療処置や適切な症状コン

トロールを在宅で安全かつ継続的に提供できる体制がなければ実現することはできない。そのため、施設間、また他

職種との連携、制度の活用、訪問看護師の適切な判断能力が求められるため、基礎的知識を学習する。

【 授業内容 】

第1回 在宅看護の変遷と動向

第2回 訪問看護

第3回 訪問看護における安全管理

第4回 療養の場の移行に伴う看護

第5回 ケアマネジメントと看護の役割

第6回 在宅看護にかかわる法令・制度

第7回 地域包括支援センターの役割

第8・9回 地域包括支援センター見学

第 10.11 回 療養者の症状・状態に合わせた看護

日常生活活動の低下予防を必要とする人の看護

回復期にある療養者の看護(脳梗塞後遺症)

第 12 回 慢性期にある療養者の看護

第 13 回 終末期にある療養者の看護

第 14 回 在宅療養者の権利擁護と訪問看護師の倫理的態度

第15回 講義のまとめ・終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

社会における在宅看護の課題が考えられるように学

習してください。

グループワーク発表、レポート、終講試験の

合計100点

100点満点とし60点以上を合格とする

【テキスト】

地域療養を支えるケア メディカ出版

在宅療養を支える技術 メディカ出版

系統看護学講座 統合分野 在宅看護論 医学書院

統合分野

科 目 名 在宅看護論 方法論Ⅰ(在宅療養支援技術)

担当講師 院外講師

単位・時間数 1単位(15時間)

授業時間数(開始時期) 15時間 (2年次前期~後期)

【 ね ら い 】

高齢人口の増大や入院短縮化により医療施設から在宅に拡大してきている今日、療養者とその家族が療養生活

を継続できるように安全・安楽な生活援助技術を学ぶ。

【 授業内容 】

第1回 在宅での療養支援技術の考え方

《生活を支える技術の実際》

第 2 回 在宅における環境・移動への支援

第 3・4回 在宅における食への支援

第 5 回 在宅における排泄・清潔への支援

第6・7回 演習 1.摘便 2.洗髪方法の検討と工夫

第 8 回 講義のまとめ ・ 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

・基礎看護技術、老年看護学の既習内容を復習してから授業

に臨んでください。

・病態学・解剖生理の既習内容を確認してから授業に臨んで

ください。

終講試験、レポート100点

【テキスト】

・地域療養を支えるケア メディカ出版

・在宅療養を支える技術 メディカ出版

・ 系統看護学講座 統合分野 在宅看護論 医学書院

統合分野

科 目 名 在宅看護論 方法論Ⅱ(医療管理の実際と看護過程)

担 当 講 師 大小島 美佳 (臨床実務経験あり)

そうとめ坂 真澄(臨床実務経験あり)

単位・時間数 1単位・30時間

授業時間数 30/30時間 (2年後期)

【ねらい】

在宅ケア支援システムの確立、医療技術の発達で医療依存度が高い人が在宅で療養できるように

なった。医療処置を行いながら生活する療養者と家族への看護を理解する。

看護過程では、在宅で療養する人の事例を通して療養者の健康障害、生活・家族を合わせてアセス

メント・問題抽出をする。また療養者のQOLを考慮した計画を立案し療養者・家族が望む暮らしを

考えられるようにする。

【授業内容】

第1~3回 在宅酸素療法・在宅人工呼吸器療法を行っている人の看護

第4~6回 経管栄養を行っている人の看護

第7回 慢性腎不全で CAPD を行っている人の看護

第8回 訪問看護師の基本姿勢

第9~12回 在宅看護の対象の事例展開

第13回 認知症高齢者の看護

第14回 看取りの看護

第15回 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

事前学習をふまえ、演習、GW に参加すること。

単元で取り上げる疾患については解剖生理・病

態の理解は復習して授業に臨むこと。

終講試験80点

レポート20点 合計100点

100点満点とし60点以上を合格とする

【テキスト】

地域療養を支えるケア メディカ出版

在宅療養を支える技術 メディカ出版

系統看護学講座 統合分野 在宅看護論 医学書院

【参考文献】

写真でわかる訪問看護 インターメディカ

統合分野

科 目 名 看護マネジメント

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1 単位 15 時間

授業時間数(開始時期) 15/15時間(3年前期)

【 ね ら い 】

対象者に質の高い継続したケアを提供する為に、対象者を取り巻くあらゆる資源(人的・物的・

財的)を有効利用し活用する為の「しくみ」やマネジメントを理解する。対象者への看護は多くの

場合継続性を必要とし、質の高い看護サービスを提供する為には、看護職同士の協働、多職種との

連携と協働、家族の協力とともに、対象を取り巻く資源の活用が必要になる。

また、チーム医療という概念が浸透している中で、看護者もまた医療チームの一員として、他職

者との連携を図り協働していくことが期待されている。チームや組織をつくり、動かしていくこと

は管理者だけの仕事ではなく、ケアを提供しているすべての看護職が担う役割であることを理解す

る。また身近なチーム医療・看護ケアにおける看護師としての調整とリーダーシップ及びマネジメ

ントの必要性を理解する。

【 授業内容 】

第1回 医療現場の構造

1)患者をめぐる医療チームの構造

2)情報の発生・伝達・管理 医療情報の電子化 医療情報の扱い方

第2回 看護師のチームワークとコミュニケーション

1)組織員としての指示と報告 看護業務におけるチームワークとリーダーシップ

2)情報の伝達と共有の方法

第3回 病院経営と診療報酬制度

他職種のチームワークとコミュニケーション

1)チームワークの実際

2)クリティカルパスの役割

第4回 多重課題の対処

1)看護現場における多重課題 2)多重課題への対処の原則

3)多重課題への対処の実例 4)これから多重課題を経験するにあたって

第5回 1日の業務の組み立て

1)複数患者を受け持つための情報収集・管理

2)1日のスケジュールの立て方と業務時間の管理

第6回 看護職の健康管理

1)看護実践と健康管理 2)看護師が被害者となる事故とその対策―事故、感染、被曝

第7回 キャリア設計

1)キャリアについての考え方 2)生涯学習 3)ジェネラリストとスペシャリスト

第8回 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

終講試験 100 点

【テキスト】

新体系看護学全書 看護の統合と実践① 看護実践マネジメント 医療安全 メヂカルフレ

ンド社

【参考文献】

ナーシンググラフィカ 20 基礎看護学 看護管理 メディカ出版

系統看護学講座 看護管理 医学書院

統合分野

科 目 名 医療安全

担 当 講 師 院外講師

森田 美穂子 (臨床実務務経験あり)

単位 ・時間数 1単位(15時間)

授 業 時 間 数 7/15時間 (2 年後期)

8/15時間 (2年後期)

【 ね ら い 】

頻発する医療事故を概観し、医療職を取り巻く社会的環境と医療現場の現状を理解し、医療事故に対する

リスクマネジメントについて学習する。さらに、患者安全の視点を身につけるべく危機予知トレーニング(KYT)や

実際に起きた医療事故事例の分析を通して、その原因と要因を自分達の問題として捉えながら考察し、医療

事故の予防対策のあり方や事故発生時の対処方法について深く理解できるようにする。

【 授業内容 】

第1回 医療安全を学ぶ意義

第 2回 医療安全の基本

第 3回 個人・チーム・組織としての医療安全

第4・5回 看護援助の実際の場面を危機予知トレーニング(KYT) ・ヒヤリハット検討会

第6・7回 実際に起こった医療事故(医薬品・医療機器・輸血・チューブカテーテル類)事例分析

第 8回 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

・医療を取り巻く現状を医療事故報道や情報から注目

し、医療事故がなぜ起こるのか、どのように対応

すればよいか、常時考えるようにして下さい。

・自分達の普段の行為も振り返り、考えられるように

しておいて下さい。

終講試験

各教員50点で評価し、両方の合計点

【テキスト】

医療安全 南江堂

【参考文献】

看護学生してはいけないケースファイル 臨地実習禁忌集 丸善出版

学生のためのヒヤリハットに学ぶ看護技術 医学書院

ヘンダーソンの基本的ニードに基づく看護学実習ヒヤリハット防止マニュアル 医歯薬出版株式会社

統合分野

科 目 名 災害看護・国際看護

担 当 講 師 院外講師

単位・時間数 1単位(30時間)

授業時間(開始時期) 30時間(2年後期)

【 ね ら い 】

<国際看護>

医療や看護は各国の医療を取り巻く諸条件(経済、法律、社会福祉政策、文化など)により異なった展開をしている。

諸外国の看護事情を知ることにより、国際保健医療の中での看護の問題を把握し、看護職の果たす役割を理解する。

<災害看護>

近年、国内外問わず、大災害が頻発している。看護職であるならば、誰もが災害看護活動ができる能力を求められて

いる。災害という通常ではない特殊な状況で適切なケアができるよう、災害に関する基本的な知識を習得する。

1.災害に関する認識を深め、災害看護の基礎的知識を理解する。

2.災害が人々の心身に及ぼす影響を理解する。

3.災害の種類、特殊性と発生からの時期に応じた看護援助の実際を知る。

【 授業内容 】

第1回 国際看護の概念 異文化と看護 国際協力と看護

第2回 先進国にみる保健医療システム

第3回 発展途上国にみる保健医療システム

第4回 災害の定義 災害の種類(自然災害、人為災害、CHE)と疾病構造 災害サイクルについて

第5回 災害が人々の健康や生活に与える影響

災害種別に見た健康問題・災害時期別に見た健康問題

第6回 被災者と救護者に対するこころのケア

第7回 災害サイクルに対応した看護の役割 急性期・亜急性期の看護

第8回 トリアージ演習

第9回 災害救護の演習(止血法・三角巾での包帯法・担架での搬送)

第10回 救護所の看護 避難所の看護

第11回 災害サイクルに対応した看護の役割

・中長期-被災者の生活を基盤とする支援、地域復興の支援、支援する多職種との連携

第12回 災害サイクル<静穏期の看護>地域防災、防災教育、避難訓練、ボランティアの育成

第13回~14回 集団災害訓練参加(学院側で引率する)

第15回 終講試験

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

終講試験 100点

【テキスト】

系統看護学講座 統合 災害看護学・国際看護学 医学書院

災害看護 心得て起きたい基本的な知識 南山堂

統合分野

科 目 名 技術統合

担 当 講 師 小田桐 知子(臨床実務経験あり)

星野 知美 (臨床実務経験あり)

単位・時間数 1単位 30時間

授業時間数20時間/30時間(3 年前期)

10時間/30時間(3 年後期)

【 ね ら い 】

3 年間学習してきた既習の知識や技術を統合し、臨床現場で看護技術を実践するための能力をつける。

対象に応じた援助方法を選択し、それが適切であるか演習を通し検討する。

安全で質の高い看護が提供できるように看護技術の演習をする。

【 授業内容 】

第 1回 多重課題をどう考えるか、どう対処するか

第 2回 事例1のアセスメントをグループでまとめる

第 3~4回 アセスメントした患者に起きた事象に対しケアプランを考える。演習するための計画作成

第 5~6回 計画にそった演習・ディスカッション

第7回 複数患者を受け持ったときに起きる多重課題の対処方法を、DVD を見ながら学習する

第 8回 事例2を提示し、事例1と合わせて2人の患者を受け持ったときの行動計画をグループで立てる

第9回 行動計画を発表し、評価・検討する

第10回 終講試験

第 11回~15回 卒業前技術演習

【受講上の注意・その他】 【評価方法】

各分野の知識が必要になるため、復習しておく。

演習はすべて出席していることとする。

① 前半 20時間

終講試験 80 点・レポート 20 点の合計点

② 後半 10時間 出席をもって評価

100点満点とし60点以上を合格とする

【テキスト・参考文献】

専門分野で使用したテキスト 授業初日に提示します