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AMDDの協力関係団体 ・ 機関 先進医療技術工業会(AdvaMed先進医療技術工業会(AdvaMed)は米国ワシントンに本部を置く、世界 最大の医療技術事業者団体です。メンバー企業は、米国で販売されてい る医療機器 ・ 診断薬・システムの90 %近く、世界的にはその50 %以上 を生 産しています。AMDDの会員企業の親会社のほとんどがAdvaMed のメンバー企業であり、AMDDAdvaMedは綿密な協力関係にあります。 Website : www.advamed.org AMDDの広報活動 医療機器やIVDなどの先進医療技術の役割を、一般、医療関係者、行政・ 政治家、メディアなど、多くの方々に認知いただくために、AMDDではさ まざまな機会を捉えて広報活動を行っています。 2002年より「先進医療技術の役割」啓発キャンペーンを開始し、報道機関 における先進医療技術の認知・理解向上を目指して行っているメディアレ クチャーは25回を超え、他団体との共催セミナーも数多く開催しています。 その成果は多くの新聞・雑誌・TV等で取り上げられ、医療機器などの先 進医療技術の認知向上に貢献しています。各イベントの資料はAMDDWebsite でご覧いただけます。 また先進医療技術が、患者さんにどのように役立っているのかをお伝えす るため、先進医療技術を選んだ患者さんたちのエッセー集「出会えてよかっ た!」 2009年)、「出会えてよかった!Ⅱ」 2014年)の 2 冊を刊行しています。 同エッセー集は、AMDDWebsite でもお読みいただけます。 Website www.amdd.jp 2016 January 164-0001 東京都中野区中野4-10-2 中野セントラルパークサウス15F Tel.03-6853-4180( 代表) Fax.03-6853-4183 Websitewww.amdd.jp Organization Profile 団体概要 AMDDの沿革 1980年代 在日米国商工会議所(ACCJ)内で、MOSS協議などに おける医療機器のTask Forceを立ち上げる 1990年代 ACCJ ヘルスケア委員会内に、医療機器小委員会が 発足 1997 提言書「日本における医療システムの効率と質の向 上に対する医療機器の役割」を発表 1999 提言書「転換期を迎えた日本の医療システム」を発表 2002 改正薬事法が成立(20054 月施行) ACCJ 医療機器・ IVD 小委員会、 「先進医療技術の役割 Value of Medical Technology)啓発キャンペーン」をス タート(座長・桜井靖久 東京女子医科大学名誉教授) 2004 シンポジウム「患者中心の医療」を開催 2007 「デバイス・ラグ」という言葉が使われ始める 2008 10「デバイス・ラグレポート」発表 12経済財政諮問会議がアクションプログラムで 「デバイス・ラグ」の解消を指示 2009 4 1 ACCJから離れ、 「米国医療機器・ IVD工業会」 を設立、初代会長にケイミン・ワング(エドワーズラ イフサイエンス株式会社代表取締役社長)就任 5エッセー集『出会えてよかった! 先進医療技術 を選んだ患者さんたちのエッセー集』を刊行 7「医療機器提供コストの日欧比較調査」を発表 11提言書「医療機器の保険償還価格の改定にあ たって(要望)」を行政に提出 2010 412代会長にデイビッド・ W ・パウエル氏(ジョ ンソン・エンド・ジョンソン株式会社代表取締役社 長)就任 4 提言書「新成長戦略『ライフ・イノベーションに よる健康大国戦略』策定に向けた医療機器業界から の提言」を行政に提出 8 ポジションペーパー「体外診断用医薬品の取り 扱いに関する考え方」を行政に提出 11提言書「医療安全問題-医療機器の保守点検 に関するコンプライアンス」を行政に提出 2011 7 提言書「医療機器の薬事法改正に係る提言書」 「体外診断用医薬品の薬事法改正に係る要望」を行 政に提出 8 「日本の医療と先進医療技術に関する意識調 査」を発表 9「医療機器における日中韓三ヵ国の市場環境比 較調査」を発表 11提言書「個別化医療を促進するためのコンパ ニオン診断薬のインフラ整備に関する提案書」を行 政に提出 2012 41 3代会長に島田隆氏(日本メドトロニック 株式会社代表取締役社長)就任 6 提言書「感染予防による医療安全に向けての 提案」を発表 2013 11「医薬品・医療機器等法」が成立(201410施行) 2014 4『出会えてよかった!Ⅱ 先進医療技術を選んだ 患者さんたちのエッセー集・第2集』を刊行 6 提言書「体外診断用医薬品の適正な提供に関 する考え方」を行政に提出 2015 81 4代会長に加藤幸輔氏(エドワーズライフ サイエンス株式会社代表取締役社長)就任 2016 1一般社団法人に移行

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Page 1: AMDD Organization ProfileOrganization Profile 団体概要 AMDDの沿革 1980年代 在日米国商工会議所(ACCJ)内で、MOSS協議などに おける医療機器のTask Forceを立ち上げる

AMDDの協力関係団体・機関

先進医療技術工業会(AdvaMed)先進医療技術工業会(AdvaMed)は米国ワシントンに本部を置く、世界

最大の医療技術事業者団体です。メンバー企業は、米国で販売されてい

る医療機器 ・診断薬・システムの90 %近く、世界的にはその50 %以上

を生産しています。AMDDの会員企業の親会社のほとんどがAdvaMed

のメンバー企業であり、AMDDとAdvaMedは綿密な協力関係にあります。

Website : www.advamed.org

AMDDの広報活動医療機器やIVDなどの先進医療技術の役割を、一般、医療関係者、行政・

政治家、メディアなど、多くの方々に認知いただくために、AMDDではさ

まざまな機会を捉えて広報活動を行っています。

2002年より「先進医療技術の役割」啓発キャンペーンを開始し、報道機関

における先進医療技術の認知・理解向上を目指して行っているメディアレ

クチャーは25回を超え、他団体との共催セミナーも数多く開催しています。

その成果は多くの新聞・雑誌・TV等で取り上げられ、医療機器などの先

進医療技術の認知向上に貢献しています。各イベントの資料はAMDDの

Websiteでご覧いただけます。

また先進医療技術が、患者さんにどのように役立っているのかをお伝えす

るため、先進医療技術を選んだ患者さんたちのエッセー集「出会えてよかっ

た!」(2009年)、「出会えてよかった!Ⅱ」(2014年)の2冊を刊行しています。

同エッセー集は、AMDDのWebsiteでもお読みいただけます。

Website:www.amdd.jp

2016 January

〒164-0001 東京都中野区中野4-10-2 中野セントラルパークサウス15FTel.03-6853-4180(代表) Fax.03-6853-4183Website:www.amdd.jp

Organization Profile団体概要

AMDDの沿革1980年代 在日米国商工会議所(ACCJ)内で、MOSS協議などに

おける医療機器のTask Forceを立ち上げる1990年代 ACCJヘルスケア委員会内に、医療機器小委員会が

発足1997 提言書「日本における医療システムの効率と質の向

上に対する医療機器の役割」を発表1999 提言書「転換期を迎えた日本の医療システム」を発表2002 改正薬事法が成立(2005年4月施行)

ACCJ医療機器・IVD小委員会、「先進医療技術の役割(Value of Medical Technology)啓発キャンペーン」をスタート(座長・桜井靖久 東京女子医科大学名誉教授)

2004 シンポジウム「患者中心の医療」を開催2007 「デバイス・ラグ」という言葉が使われ始める2008 10月 「デバイス・ラグレポート」発表

12月 経済財政諮問会議がアクションプログラムで「デバイス・ラグ」の解消を指示

2009 4月1日 ACCJから離れ、「米国医療機器・IVD工業会」を設立、初代会長にケイミン・ワング(エドワーズライフサイエンス株式会社代表取締役社長)就任5月 エッセー集『出会えてよかった! 先進医療技術を選んだ患者さんたちのエッセー集』を刊行7月 「医療機器提供コストの日欧比較調査」を発表11月 提言書「医療機器の保険償還価格の改定にあたって(要望)」を行政に提出

2010 4月1日 第2代会長にデイビッド・W・パウエル氏(ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社代表取締役社長)就任4月 提言書「新成長戦略『ライフ・イノベーションによる健康大国戦略』策定に向けた医療機器業界からの提言」を行政に提出8月 ポジションペーパー「体外診断用医薬品の取り扱いに関する考え方」を行政に提出11月 提言書「医療安全問題-医療機器の保守点検に関するコンプライアンス」を行政に提出

2011 7月 提言書「医療機器の薬事法改正に係る提言書」・「体外診断用医薬品の薬事法改正に係る要望」を行政に提出8月 「日本の医療と先進医療技術に関する意識調査」を発表9月 「医療機器における日中韓三ヵ国の市場環境比較調査」を発表11月 提言書「個別化医療を促進するためのコンパニオン診断薬のインフラ整備に関する提案書」を行政に提出

2012 4月1日 第3代会長に島田隆氏(日本メドトロニック株式会社代表取締役社長)就任6月 提言書「感染予防による医療安全に向けての提案」を発表

2013 11月 「医薬品・医療機器等法」が成立(2014年10月施行)

2014 4月 『出会えてよかった!Ⅱ 先進医療技術を選んだ患者さんたちのエッセー集・第2集』を刊行6月 提言書「体外診断用医薬品の適正な提供に関する考え方」を行政に提出

2015 8月1日 第4代会長に加藤幸輔氏(エドワーズライフサイエンス株式会社代表取締役社長)就任

2016 1月 一般社団法人に移行

Page 2: AMDD Organization ProfileOrganization Profile 団体概要 AMDDの沿革 1980年代 在日米国商工会議所(ACCJ)内で、MOSS協議などに おける医療機器のTask Forceを立ち上げる

● 心臓・脳・血管の診断・治療機器AMDDメンバー企業の多くが、心臓ペースメーカーやICD(埋め込み式除細動器)、冠動脈や頸動脈、さらには脳動脈の治療に用いられるステントやコイルなどの循環器系の技術をもっており、心臓突然死や心筋梗塞、さらには脳卒中など、現在の日本の三大死因の内の脳疾患と心臓疾患の予防に大きな貢献をしています。また、そうした治療の際に用いられる心臓の血行動態のモニタリングや、血管内の診断にもAMDDの先進医療技術が使われています。

● 検査・診断技術フローサイトメーター・自己血糖測定器・自動生化学分析装置・経皮的血液ガス分析・遺伝子診断・DNAチップ・POCT・コンパニオン診断薬など、生化学や分子生物学・分析化学機器の発展にともない検査・診断技術は著しく進歩しています。微量な血液サンプルから数十項目~数百項目もの測定を全自動で行うことができる他、患者さんに適した治療を導き出すための遺伝子診断なども開発されています。

● その他手術ロボット・CAS(コンピュータ手術支援システム)・ナビゲーション・遠隔医療・電子カルテシステム・ナノテクノロジーなど最先端の生命科学とハイテクを利用した革命的診断や治療法が実用化されつつあります。精密な再現性のある手術映像を、遠方の医療機関と結びつけることにより適切なドクターがアドバイスすることを可能にする遠隔医療など、今後のさらなる発展が期待できる新しい分野です。

● 生体画像診断1895年にレントゲン博士が発見したX線を利用した検査法は、今では広く医療に応用され、画像診断として認知されています。その後、画像診断技術は著しい進歩をとげ、CT検査やMRI検査、超音波診断など、さまざまな手法が誕生しました。近年では、画像データはデジタル化され、三次元モデリングなどが可能になったほか、代謝情報を画像化するPET

と病変部の形態異常を捉えるCTを一緒した、PET-CTなどさらに進化が進んでいます。

● 低侵襲治療内視鏡下手術・血管内手術・PCI(PTCA)・マイクロサージャリ-・レーザー治療・ガンマナイフ治療・放射線治療・DDSなど体を大きく切開せずに、小さな傷口から内視鏡やカテーテルを挿入しモニターを見ながら治療を行う手術や、衝撃波や超音波を使って病変部だけに狙いを定めて行う手術を、低侵襲治療といいます。低侵襲治療は、患者QOLの向上や入院期間の減少、医療コストの削減に繋がっています。

● 人工臓器・再生医療補助人工心臓・人工心臓弁・人工肺・人工腎臓・人工骨・人工関節・眼内レンズ・人工内耳・培養組織など、病んだ臓器の代替となり患者さんのQOLを向上させるのが人工臓器や再生医学です。まだすべての臓器には応用されていませんが、バイオメディカル・エンジニアリングの成果として、心臓から肺、関節、そして眼球にいたるまで、幅広い分野で臨床に用られています。

先進医療技術とは先進医療技術は、患者の救命、

延命、疾患の早期発見といった成

果に繋がることはもちろん、深く体

を傷つけない低侵襲な技術で患者

の負担を軽減し、QOLを向上させ

ることができるなど、その過程に

おいても大きな役割を果たしていま

す。また先進医療技術は、医療の

質を高め効率を図ることができる

と同時に、入院期間の短縮による

医療費の削減や、患者QOLの向上

による生産性の向上といった経済

的な効果ももたらします。

米国医療機器・IVD工業会(AMDD)について

米国医療機器・IVD工業会(AMDD)は、主として米国に本社があり、医療機器や体外診断用医薬品(IVD)を扱っている企

業の日本法人等60数社によって構成される工業会で、2009年に設立されました。AMDDは、日本の医療現場と患者さんのニー

ズに応え、最新の医療技術(治療技術および診断技術)や情報をお届けしていくことを目指しています。当工業会の会員企業は、

製品の輸入販売を行うだけでなく、日本での研究開発や製造、また日本で開発製造された部品を製品に活用するなど、日本

の医療機器産業と密接な協力関係を持っています。さらに、当工業会の会員企業は、日本の医療機器の国内販売額の約7

割(約1兆8,000億円)を売り上げ、日本国内において約 22,000人もの直接雇用(2015年)を創出しているほか、修理・メンテ

ナンス施設をはじめとする国内の拠点はほぼ全都道府県に広がり、日本の医療機器産業の発展に貢献しています。

AMDDのミッション大切な人々の健やかな日々のために、価値ある医療テクノロジーや情報をお届けします。

AMDDの活動内容①医療機器の迅速かつ適切な導入に向けた提言世界で使われている先進医療技術を迅速かつ適切に日本の医療

現場へ届けることを目指し、米国政府および米国に本部のある

先進医療技術工業会(AdvaMed)との協力のもと、規制制度な

どに対する提言を行っています。

②行政との窓口の役割医療費の総合的な抑制および適切な配分を実現するため、医療

保険償還価格および制度の改定等に関して、加盟企業を代表し

て厚生労働省をはじめとした行政に対する窓口の役割を果たして

います。

③先進医療技術の価値を発信先進医療技術の価値やその具体的な役割について、一般の方を

はじめ、医療関係者、行政・政治家、メディアなど多くの方々に

認知していただくために、さまざまな活動を行っています。

関係団体と連携した活動AMDDは、日本の医療の発展のために使命や目的を共有するほ

かの医療機器関係業界団体とも協力して業界活動を行っていま

す。これまで、日本医療機器産業連合会、日本医療機器テクノ

ロジー協会、欧州ビジネス協会や、日本臨床検査薬協会などと

共同提言書の提出や、共同メディアセミナーの開催などを行って

います。