agilent technologies 1670gシリーズ・ ポータブル・ロジッ...

20
Agilent Technologies 1670Gシリーズ・ ポータブル・ロジック・アナライザ Technical Data ユーザのニーズに合わせて設計された 手頃な価格のロジック・アナライザ Agilent Technologiesの1670Gシリーズ のポータブル・ロジック・アナライザ の中から、ニーズや予算に合ったロジ ック・アナライザを選択できます。 1670Gシリーズのモデルには、ロジッ ク・アナライザによるトリガが可能な 500MHz、2Gサンプル/sのオシロスコ ープをオプションで内蔵することも可 能です。極めて困難なハードウェアの トラブルの中には、ロジック・アナラ イザのディジタル・トリガ機能でのみ 検出できるものや、オシロスコープの アナログ分解能でのみ解決できるもの があります。 1670Gシリーズの別売のパターン・ジェ ネレータを用いれば、未完成のサブシ ステムの代わりにこのジェネレータの スティミュラスを使って、製品の開発 を行うことができます。 1670Gシリーズにおいては別売りの 256Kまたは2Mの大容量メモリを用い て、複雑なイベントを捕捉し、解析す ることも簡単にできます。この大容量 メモリは組み込み型のマイクロプロセッ サ・システムのデバッグに適していま す。 このシリーズにはVGA解像度のカラー・ フラット・パネル・ディスプレイが搭 載されているので、情報をすばやく見 つけ出すことができます。また、優れ たユーザ・インタフェースにより、デ ザイン上の問題の原因をより短時間で 突き止めることができます。ユーザ・ インタフェースは、マウス(オプショ ン)またはフロント・パネルから容易 に操作することができます。また、PC スタイルのキーボードもサポートされ ています。コンパクトなオールインワ ン・デザインになっているので、混雑 した実験室でのスペースの節約にもな ります。 図1. Agilentの1670Gシリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザ には、大容量メモリとオシロスコープまたはパターン・ジェネ レータをオプションとして内蔵できます。 モデル番号 1670G 1671G 1672G 1673G チャネル数 136 102 68 34 タイミング解析速度 250/500 MHz (フル/ハーフ・チャネル) ステート解析速度 150 MHz ステート・クロック/ 4 2 クォリファイア数 メモリ長/チャネル [3] 64/128 K(フル/ハーフ・チャネル) オプション001搭載 [1],[3] 256/512 K オプション002搭載 [3] 2/4 M オプション003 [2] 2チャネル、500 MHz、2 Gサンプル/s、32 K (オシロスコープ) サンプル・オシロスコープ オプション004 [2] 32チャネル、100/200 MHz、256 K (パターン・ジェネレータ) ベクトル・パターン・ジェネレータ 内蔵ディスプレイ カラー LANポート Thin LANおよびEthertwist [1] メモリ・オプション001か002を選択します。 [2] オシロスコープかパターン・ジェネレータのいずれかを選択します(オプシ ョン001または002と同時使用可)。 [3] 未割当てポッドがない場合、タイム・タグまたはステート・タグを使うと捕 捉メモリが半分になります。

Upload: others

Post on 01-Oct-2020

8 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: Agilent Technologies 1670Gシリーズ・ ポータブル・ロジッ …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/5968-6421JA.pdfAgilent Technologies 1670Gシリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザ

Agilent Technologies 1670Gシリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザTechnical Data

ユーザのニーズに合わせて設計された手頃な価格のロジック・アナライザ

Agilent Technologiesの1670Gシリーズのポータブル・ロジック・アナライザの中から、ニーズや予算に合ったロジック・アナライザを選択できます。

1670Gシリーズのモデルには、ロジック・アナライザによるトリガが可能な500MHz、2Gサンプル/sのオシロスコープをオプションで内蔵することも可能です。極めて困難なハードウェアのトラブルの中には、ロジック・アナライザのディジタル・トリガ機能でのみ検出できるものや、オシロスコープのアナログ分解能でのみ解決できるものがあります。

1670Gシリーズの別売のパターン・ジェネレータを用いれば、未完成のサブシステムの代わりにこのジェネレータのスティミュラスを使って、製品の開発を行うことができます。

1670Gシリーズにおいては別売りの256Kまたは2Mの大容量メモリを用いて、複雑なイベントを捕捉し、解析することも簡単にできます。この大容量メモリは組み込み型のマイクロプロセッサ・システムのデバッグに適しています。

このシリーズにはVGA解像度のカラー・

フラット・パネル・ディスプレイが搭載されているので、情報をすばやく見つけ出すことができます。また、優れたユーザ・インタフェースにより、デザイン上の問題の原因をより短時間で突き止めることができます。ユーザ・インタフェースは、マウス(オプション)またはフロント・パネルから容易に操作することができます。また、PCスタイルのキーボードもサポートされています。コンパクトなオールインワン・デザインになっているので、混雑した実験室でのスペースの節約にもなります。

図1. Agilentの1670Gシリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザには、大容量メモリとオシロスコープまたはパターン・ジェネレータをオプションとして内蔵できます。

モデル番号 1670G 1671G 1672G 1673G

チャネル数 136 102 68 34タイミング解析速度 250/500 MHz(フル/ハーフ・チャネル)ステート解析速度 150 MHz ステート・クロック/ 4 2クォリファイア数メモリ長/チャネル[3] 64/128 K(フル/ハーフ・チャネル)オプション001搭載[1],[3] 256/512 K オプション002搭載[3] 2/4 M オプション003[2] 2チャネル、500 MHz、2 Gサンプル/s、32 K(オシロスコープ) サンプル・オシロスコープオプション004[2] 32チャネル、100/200 MHz、256 K (パターン・ジェネレータ) ベクトル・パターン・ジェネレータ内蔵ディスプレイ カラーLANポート Thin LANおよびEthertwist

[1] メモリ・オプション001か002を選択します。[2] オシロスコープかパターン・ジェネレータのいずれかを選択します(オプション001または002と同時使用可)。

[3] 未割当てポッドがない場合、タイム・タグまたはステート・タグを使うと捕捉メモリが半分になります。

kani
Page 2: Agilent Technologies 1670Gシリーズ・ ポータブル・ロジッ …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/5968-6421JA.pdfAgilent Technologies 1670Gシリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザ

2

1670Gシリーズの仕様

特長 諸 利 点

ステート/ 用途に合わせてチャネル数を選択(34、68、102、136)できます。タイミング・アナライザ

オプションの大容量メモリ 256 Kまたは2 Mのメモリの搭載により、長時間にわたる実行結果の捕捉や解析が可能。はっきりと分かっていない問題や再現が難しい問題を解決するのに役立ちます。

オプションのオシロスコープ アナライザから内蔵オシロスコープへのトリガ、またはその逆が可能。アナログ信号とディジタル信号の同時表示機能があります。

オプションの 内蔵パターン・ジェネレータは、未完成のコンポーネントの代りにスティミュパターン・ジェネレータ ラスを提供するので、システムが完成する前にテストを開始することが

できます。

トリガ機能 トリガ機能は、グラフィックやテキストで表示されます。トリガ機能を組み合わせて用いることによって、カスタム・トリガ・シーケンスを作成し、一連の複雑なイベントを捕捉することも可能です。

グローバル・マーカ ある領域(例えば、タイミング)にある1つの徴候を捕え、別の領域(例えば、アナログ)にあるその原因までをトラッキングできます。

ドキュメンテーション機能 標準的なTIFF、PCX、EPSフォーマットで、スクリーン・ショットをディスク上に保存。スクリーン・ショットやトレース・リストをローカル・プリンタにプリント。ポスト・プロセッシング用に、捕捉したデータをASCIIフォーマットで保存できます。

プロセッサおよびバスのサポート 多種多様なプロセッサやバスへの迅速かつ信頼性の高い接続が可能。逆アセンブラは、アセンブリ・レベルでのデータの表示を可能にします。

LAN EthertwistおよびThinLANコネクタは、FTP、PC/NFSプロトコルをサポートし、X11ウィンドウで動作します。ユーザは、テルネット・ソケット経由で、アナライザのプログラム、データのアーカイブ、ファイルのセットアップを行うことができます。

プロービング 多種多様なICクリップ、QFPアダプタ、QFPプローブ、ヘッダの使用が可能なので、アナライザの被試験システムへの接続も容易に行えます。

図2.ロジック・アナライザの外形寸法と質量

質量=13kg

330 mm 367 mm

205 mm

440 mm

図3.ロジック・アナライザの前面パネルおよび裏面パネル図

1660ESLOGIC ANALYZER

MENU

C

Q

A S D F G J L

Z X C V B N M

KH

Y U I O PW E R T

D E F

BA9

4

0 1 2 3

5 6 7

8

System

Trigger

Done Select Clearentry

RunCont

Stop

Page Page

PrintAll

Don'tcare

±

.

Wave-form

Listing

Config Format

ディスプレイ

Doneキー Selectキー

クイック・メニュー・キー

データ入力キー

ディスク・ドライブ

移動キー電源オン/オフ

Shiftキー

オシロスコープ・チャネル

ポッド 外部トリガBNC

RS-232-Cコネクタ

GPIBコネクタ

キーボード

パラレル・プリンタ・コネクタ

LANコネクタ 電源

モジュール

マウス

Page 3: Agilent Technologies 1670Gシリーズ・ ポータブル・ロジッ …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/5968-6421JA.pdfAgilent Technologies 1670Gシリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザ

3

Run-指定のトレース・モードでデータの捕捉を開始します。

Stop-データの捕捉を停止し、現在のデータを表示します。

捕捉モードとチャネル数(ポッドの割当て)が指定されています。タイミング測定とステート測定が同時に実行されます。

ユーザは、アクティビティ・インジケータによって、アナライザがセットアップ中の被試験デバイスの動作をモニタすることができます。

定義済みのユーザ・ニーモニック(ビット・パターンまたはレンジに対する)または一般的なオブジェクト・モジュール・フォーマットから抽出された最大1000個までのシンボル。シンボル・モードでは、データの代わりにシンボルが表示されます。

ロジックしきい値レベル。

アナライザがステート・モードにある場合は、ステート速度を指定できます。タイミング・モードでは、フル・チャネル(250MHz)かハーフ・チャネル(500MHz)を指定できます。(スクリーン・ショットはステート・モードにあります)。

アクティビティ・インジケータ。

ラベルに割り当てられている該当チャネル。

チャネルをグループ分けして、6文字のラベルを付けることができます。最高126個までのラベル(それぞれ最高32チャネルまで割当て可能)。

図4.コンフィギュレーション画面

図5.フォーマット画面

1670Gシリーズの各画面の説明

Page 4: Agilent Technologies 1670Gシリーズ・ ポータブル・ロジッ …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/5968-6421JA.pdfAgilent Technologies 1670Gシリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザ

4

アナライザとオシロスコープまたはパターン・ジェネレータを互いにクロスアーミングすることができます。アーミングは、Run、Group Run、またはPortIn BNC(立ち上がりエッジ)によって開始されます。PortOutは、PortOutBNCの立ち上がりエッジとしてアサートされます。

23種類のトリガ機能(グラフィックやテキストで表示)を組み合わせて、カスタム・トリガ・シーケンスを作成することができます。

分岐やタイマを持つ最高12までのシーケンス・レベルを定義できます。

10のパターン・リコグナイザ(および各ラベル内のビット・パターン)を定義できます。

エッジ・タームは、複数の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジでのトリガ設定を容易にします。3.5ns以上のグリッチでのトリガにも使用できます。

ノブを使って(またはマウスの右ボタンを押し続けて)、リスト表示内をスクロールします。

マーカは、イベント間の時間を測定したり、特定のイベントを検索したり、また統計データを捕捉したりします。

トリガ位置はライン0です。

1670Gシリーズの各画面の説明

図6.トリガ画面

図7.トリガ機能のグラフィック表示

図8.リスト表示

Page 5: Agilent Technologies 1670Gシリーズ・ ポータブル・ロジッ …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/5968-6421JA.pdfAgilent Technologies 1670Gシリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザ

5

Accumulate-連続的なデータ捕捉間の波形は消去されません(残光表示)。

表示はすべて時間的に相関が保たれているので、各表示におけるトリガ、XおよびOマーカは、時間上同じ位置にあります。

Overlay-複数のチャネルが1つのライン上に表示されます。スペースがある場合には、選択することにより、数値が表示されます。1画面当たり最高24ライン、96ラインまでのスクロールが可能です。

チャート・モードでは、指定ラベルの値(Y軸上)対ステート番号または別のラベル(X軸上)がプロットされます。両軸ともスケーリングが可能です。A/Dコンバータやバス・アクティビティ(アドレス・フローやデータ・フロー)の概要をビジュアルに理解するのに役立ちます。

次の3種類のSPAモードの使用が可能です:ステート・オーバビュー(メモリの使用状況がビジュアル表示されます。図11を参照)、ステート・ヒストグラム(各機能に費やされた時間の%表示)、タイム・インターバル(特定の関数の実行時間)。

1670Gシリーズの各画面の説明

図9.波形表示

図10.チャート表示(ステート・モードのみ)

図11.システム・パフォーマンス・アナライザ(SPA)

Page 6: Agilent Technologies 1670Gシリーズ・ ポータブル・ロジッ …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/5968-6421JA.pdfAgilent Technologies 1670Gシリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザ

6

1670Gシリーズの各画面の説明

Compareは、捕捉したステート・データと比較イメージ・データとのビット毎の比較を後処理で実行します。捕捉されたステート・データを比較イメージ・バッファにコピーします(比較イメージのいかなるビットも編集可能です)。比較機能の使用により、メモリ長は半分になります(オプション002の場合は、メモリ長は1/4になります)。

Stop Measurementは、現在の捕捉と比較捕捉が等しくても、等しくなくても、繰り返し捕捉を停止します。

Compare Partialは、特定のビットだけを比較したり、ステート(列)の範囲を設定(使用可能チャネルおよび指定レンジ内のデータを比較)できるようにするために、比較イメージのマスキングを可能にします。

Difference Listingは、現在のステート・リストと比較イメージ間の違いを強調表示します(基準リストには、比較イメージとビット・マスクが示されます)。

オシロスコープのディスプレイには、数種類の表示があります。それぞれに異なる制御オプションが含まれています。ここでは、Scope Channelが表示されています。

パターン・ジェネレータを用いた場合には、ユーザは、提供されているマクロまたは各種外部ソースを使ってデータ・ストリームを作成し、作成したデータ・ストリームを使ってターゲットにデータを送ることができます。パターン・ジェネレータはロジック・アナライザに内蔵されているので、ロジック・アナライザを使ってターゲット応答を測定して、誤った出力やターゲット・システムの潜在的な動作不良箇所を識別することが可能です。

図12.比較画面(ステート・モードのみ)

図13.オシロスコープのディスプレイ(オプション003)

図14.パターン・ジェネレータのシーケンス・ウィンドウ(オプション004)

Page 7: Agilent Technologies 1670Gシリーズ・ ポータブル・ロジッ …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/5968-6421JA.pdfAgilent Technologies 1670Gシリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザ

7

1670Gシリーズの仕様および特性

プローブ(汎用リード・セット)

入力抵抗 100 kΩ、±2%

寄生容量 1.5 pF

最小電圧スイング 500 mV p-p

しきい値確度* ±(100 mV+設定しきい値の3%)

最大入力電圧 ±40 Vピーク

ステート解析

最小ステート・クロック・パルス幅 3.5 ns

タイム・タグ分解能[3] 8 nsまたはタイム・タグ値の±0.1%(どちらか大きい方)

ステート間の最大タイム・カウント 34.4 s

ステート間の最大 4.29×109ステートステート・タグ・カウント[3]

最小マスタ・マスタ間クロック時間* 6.67 ns

最小マスタ・スレーブ間クロック時間 0.0 ns

最小スレーブ・マスタ間クロック時間 4.0 ns

クロック・クォリファイア・ 4.0/0 ns固定セットアップ/ホールド時間

タイミング解析

サンプル周期確度 サンプル周期の0.01%

チャネル間スキュー 2 ns(代表値)、3 ns以下

タイム・インターバル確度 ±(サンプル周期確度+チャネル間スキュー+タイム・インターバル読み取り値の0.01%)

最小検出可能グリッチ 3.5 ns

トリガ

シーケンサ速度 >150 MHz

最大発生カウンタ値 1,048,575

レンジ幅 32ビット

タイマ値レンジ 400 ns~500 s

タイマ分解能 16 nsまたはタイム値の0.1%(どちらか大きい方)

タイマ確度 ±32 nsまたはタイム値の±0.1%(どちらか大きい方)

動作環境

温度 測定器:0~55ディスク媒体:10~40プローブ・リード・セットおよびケーブル:0~65

湿度 測定器:最高相対湿度95%(+40で)ディスク媒体およびハード・ドライブ:相対湿度8%~85%

高度 4,572m

[3] 未割当てポッドがない場合、タイム・タグまたはステート・タグを使うと捕捉メモリが半分になります。

* 保証される仕様

1.5pF 7.4pF

370Ω

100kΩ

グランド

図15. 01650-61608汎用リード・セット用の等価プローブ負荷

Page 8: Agilent Technologies 1670Gシリーズ・ ポータブル・ロジッ …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/5968-6421JA.pdfAgilent Technologies 1670Gシリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザ

8

1670Gシリーズの仕様および特性

PortInからロジック・アナライザ 信号入力からドントケア条件でのロジック・アナライザのトリガへのアーム までの遅延15 ns(代表値)

PortInからオシロスコープへのアーム 信号入力からオシロスコープのトリガまでの遅延40 ns(代表値)

ロジック・アナライザからPortOut ロジック・アナライザのトリガから信号出力までの遅延120 nsへのアーム (代表値)

オシロスコープからPortOutへのアーム オシロスコープのトリガから信号出力までの遅延60 ns(代表値)

アーミング・スキュー 表示されているタイミング信号とオシロスコープの信号の間の公称スキュー値に対する補正率は、オペレーティング・システムに組み込まれている。ユニット間のバラツキに対する追加補正は、Skewfieldを使って行うことができる。入力されたスキュー値は、現在の捕捉表示ではなく、次の捕捉表示から有効

タイミング解析

コンベンショナル・タイミング 最小サンプル周期4 ns/2 ns、最大サンプル周期10 µs/2.5 µs表示できる時間=サンプル周期×メモリ長

プリント 画面イメージは、Printフィールドを使って、すべてのメニューから、白黒またはカラーでプリントできる。ステート・リストやタイミング・リストも、Print Allを選択することによって、全部または部分的(センタ・スクリーンから開始)にプリントできる。HPプリンタ制御言語(PCL)を使用し、パラレル・セントロニクス、RS-232またはGPIBインタフェースを備えているプリンタがサポートされている。サポートされているプリンタ:HPのDeskJet、LaserJet、QuietJet、PaintJet、ThinkJetの各モデルと、Epson 8ビット・グラフィックス・モードのRS-232またはセントロニクス・インタフェースを備えたEpson FX80、LX80、MX80プリンタ

記憶装置 2 GB内部ハードディスク・ドライブ、1.44 MB、3.5インチ・フロッピー・ディスク・ドライブ。ロジック・アナライザのオペレーティング・システムは、フラッシュROMに常駐しており、フロッピー・ディスク・ドライブまたは内部ハードディスク・ドライブからアップデート可能

ファイル・フォーマット TIFF、カラーPCX、または白黒Encapsulated Adobe®PostScript®

(EPS)フォーマット

コンフィギュレーション・ファイル 構成情報やデータ情報(もしあれば)が含まれているロジック・アナライザやオシロスコープのファイルは、バイナリ・フォーマットでエンコードされている。これらのファイルは、ハードディスク・ドライブまたはフロッピー・ディスク・ドライブにストアしたり、そこからロードすることができる。バイナリ・フォーマットのコンフィギュレーション/データ・ファイルは、捕捉時間や記憶時間と共にストアされる

トリガ・リソース

パターン 10

レンジ 2

エッジおよびグリッチ 2ターム(タイミングのみ)

タイマ 2

発生カウンタ 4

トリガ・シーケンス・レベル 12ステート/10タイミング

セットアップ/ホールド時間 3.5/0 ns~0/3.5 ns(0.5 ns刻みで調整可能)

しきい値範囲 TTL、ECL、ユーザ定義:±6.0 Vの範囲(50 mV刻みで調整可能)

Adobe®PostScript®は、Adobe Systems社の登録商標です。

Page 9: Agilent Technologies 1670Gシリーズ・ ポータブル・ロジッ …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/5968-6421JA.pdfAgilent Technologies 1670Gシリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザ

9

1670Gシリーズ(オプション003)オシロスコープの仕様および特性

一般情報

モデル番号 1670G オプション003

チャネル数 2

最大サンプリング・レート 1チャネル当たり2 Gサンプル/s

帯域幅[4][8] DC~500 MHz(リアルタイム、DC結合)

立ち上がり時間[5][8] 700 ps

垂直軸分解能 8ビット・フル・スケール

メモリ長 32 Kサンプル

オシロスコープのプロービング

入力結合 1 MΩ:AC、DC50 Ω:DCのみ

入力抵抗[8] 1 MΩ±1%50 Ω±1%

入力容量 7 pF以下

付属プローブ 2個のAgilent 1160Aプローブ(10:1、10 MΩ、9 pF 1.5 m)

垂直軸(BNCコネクタにおいて)

最大安全入力電圧 1 MΩ:±250 V50 Ω:5 Vrms

垂直軸感度レンジ(1:1プローブ) 16 mVフル・スケール~40 Vフル・スケール

プローブ・ファクタ 1:1~1000:1の範囲の整数比

垂直軸(DC)利得確度[6] フル・スケールの±1.25%

DCオフセット・レンジ(1:1プローブ) ±2 V~±250 V(垂直軸感度による)

DCオフセット確度[8] ±[チャネル・オフセットの1.0%+フル・スケールの2.0%]

電圧測定確度[8] ±[フル・スケールの1.25%+オフセット確度+0.016 V/div]

チャネル間アイソレーション DC~50 MHz:-40 dB、50 MHz~500 MHz:-30 dB

水平軸

タイム・ベース・レンジ 0.5 ns/div~5 s/div

タイム・インターバル測定確度[7][8] ±[(∆tの0.005%)+(2×10-6×遅延設定)+150 ps]

オシロスコープ・トリガ

トリガ・レベル・レンジ チャネル表示ウィンドウ内に制限される

トリガ感度[8] DC~50 MHz:0.063×フル・スケール50 MHz~500 MHz:0.125×フル・スケール

トリガ・モード

即時 アーミング条件が満たされるとすぐにトリガがかかる(アーミング条件としては、Run、Group Run、cross arming signal、またはPortIn BNC signalが挙げられる)

エッジ チャネル1または2からの立ち上がりまたは立ち下がりエッジでのトリガ。

パターン チャネル1または2の指定された開始または終了パターンでのトリガ。エッジ・トリガ・メニューのレベル設定に関して、各チャネルをハイ(H)、ロー(L)またはドントケア(X)と指定することができる。パターンの持続時間は、認識されるためには1.75 nsより長くなければいけない

タイム・クォリファイ・パターン ユーザ指定の持続時間基準に適合するパターンの終了エッジでのトリガ。Greater than、Less than、またはWithin rangeの持続時間基準の使用が可能。持続時間レンジは20ns~160ns。パターン検出後持続時間が無効になった場合の回復時間は12 ns未満

イベント遅延 ユーザ指定のn番目のエッジまたはパターンでのトリガ。タイム・クォリファイは、n個のパターンのうちの最初のパターンにだけ適応される

自動トリガ アーミングから50ms以内にトリガ条件が検出されない場合には、セルフ・トリガを実行

測定機能

タイム・マーカ 2つのマーカ(XとO)は、タイム・インターバルを手動で、または統計を基にして自動的に測定する

電圧マーカ 2つのマーカ(aとb)は、電圧および電圧差を測定する

自動測定 持続時間、周波数、立ち上がり時間、立ち下がり時間、正パルス幅、負パルス幅、p-p電圧、オーバシュートおよびアンダーシュート

[4] 35以上では、上限帯域幅は1当り2.5MHz減少します。

[5] tr=0.35/帯域幅として計算された立ち上がり時間

[6] 垂直軸利得確度は、ソフトウェア校正温度からの差1当り0.08%低下します。

[7] 仕様は、最大サンプリング・レートの場合に適用されます。それより遅いレートでは、この式の150psを(0.15×サンプリング間隔)に置き換えます。この場合、サンプリング間隔は1/サンプリング・レートと定義されます。

[8] 仕様は、自動校正温度の±10の範囲内で有効です。

Page 10: Agilent Technologies 1670Gシリーズ・ ポータブル・ロジッ …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/5968-6421JA.pdfAgilent Technologies 1670Gシリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザ

10

1670Gシリーズ(オプション004)パターン・ジェネレータの仕様および特性

最大メモリ長 258,048ベクトル

出力チャネル数(100 MHz~200 MHzのクロックで) 16

出力チャネル数(100 MHz以下のクロックで) 32

最大ラベル数 126

最大ラベル幅 32ビット

最大"IF条件"ブロック数(50 MHz以下のクロックで) 1

マクロの最大種類数 100

1マクロ当たりの最大ライン数 1024

1マクロ当たりの最大パラメータ数 10

最大マクロ呼出し回数 1,000

1繰返しループ当たりの最大ループ・カウント 20,000

最大繰り返しループ呼出し回数 1,000

最大待ちイベント・パターン数 4

待ちパターンを定義するための入力ライン数 3

リード・セットの特性

Agilent 10474A 1670Gシリーズのクロックおよびデータ・ポッド用の最もコスト・8チャネル・プローブ・リード・セット パフォーマンスのよいリード・セット。ICクリップは含まれて

いない

Agilent 10347A 8チャネル・プローブ・ Agilent 10465A ECLデータ・ポッド(未終端)に必要な未終端信号リード・セット 用の50Ω同軸リード・セット。ICクリップは含まれていない

データ・ポッドの特性

Agilent 10461A TTLデータ・ポッド

出力タイプ 10H125(100 Ω直列抵抗)

最大クロック 200 MHz

スキュー(注記1) <2 ns(代表値)、ワーストケース=4 ns

推奨するリード・セット Agilent 10474A

Agilent 10462A 3ステートTTL/CMOSデータ・ポッド

出力タイプ(注記2) 74ACT11244(100 Ω直列抵抗)、非3ステート・チャネル7では10H125

3ステート・イネーブル 負論理、100 kΩ~GND、接続なしの場合イネーブル

最大クロック 100 MHz

スキュー(注記1) <4 ns(代表値)、ワーストケース=12 ns

推奨するリード・セット Agilent 10474A

注記1:GNDとの間に約10pF/50kΩの負荷を持つポッド・コネクタにて行われた代表的なスキュー測定。ワーストケースのスキュー値は、回路のワーストケース条件を計算した結果得られたものです。

注記2:3ステート・ポッドのチャネル7は、非3ステート信号として並列に出力されています。この出力を3ステート・イネーブル・ラインにループバックすることにより、このチャネルを3ステート・イネーブルとして使用できます。

ECL/TTL 100 Ω

10H125

100 Ω74ACT11244

Page 11: Agilent Technologies 1670Gシリーズ・ ポータブル・ロジッ …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/5968-6421JA.pdfAgilent Technologies 1670Gシリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザ

11

Agilent 10464A ECLデータ・ポッド(終端)

出力タイプ 10H115(330 Ωプルダウン、47 Ω直列抵抗)

最大クロック 200 MHz

スキュー(注記1) <1 ns(代表値)、ワーストケース=2 ns

推奨するリード・セット Agilent 10474A

Agilent 10465A ECLデータ・ポッド(未終端)

出力タイプ 10H115(未終端)

最大クロック 200 MHz

スキュー(注記1) <1 ns(代表値)、ワーストケース=2 ns

推奨するリード・セット Agilent 10347A

Agilent 10469A 5V PECLデータ・ポッド

出力タイプ 100EL90(5V、348Ωプルダウン、42Ω直列抵抗)

最大クロック 300 MHz

スキュー(注記1) <1 ns(代表値)、ワーストケース=2 ns

推奨するリード・セット Agilent 10498A

Agilent 10471A 3.3V LVPECLデータ・ポッド

出力タイプ 100LVEL90(215Ωプルダウン、42Ω直列抵抗)

最大クロック 300 MHz

スキュー(注記1) <500 ps(代表値)、ワーストケース=1 ns

推奨するリード・セット Agilent 10498A

Agilent 10473A 3ステート 2.5Vデータ・ポッド

出力タイプ 74AVC16244

3ステート・イネーブル 負論理、38kΩ-GND、接続なしの場合、イネーブル

最大クロック 300 MHz

スキュー(注記1) <1.5 ns(代表値)、ワーストケース=2 ns

推奨するリード・セット Agilent 10498A

Agilent 10476A 3ステート 1.8Vデータ・ポッド

出力タイプ 74AVC16244

3ステート・イネーブル 負論理、38kΩ-GND、接続なしの場合、イネーブル

最大クロック 300 MHz

スキュー(注記1) <1.5 ns(代表値)、ワーストケース=2 ns

推奨するリード・セット Agilent 10498A

Agilent 10483A 3ステート 3.3Vデータ・ポッド

出力タイプ 74AVC16244

3ステート・イネーブル 負論理、38kΩ-GND、接続なしの場合、イネーブル

最大クロック 300 MHz

スキュー(注記1) <1.5 ns(代表値)、ワーストケース=2 ns

推奨するリード・セット Agilent 10498A

注記1:GNDとの間に約10pF/50kΩの負荷を持つポッド・コネクタにて行われた代表的なスキュー測定。ワーストケースのスキュー値は、回路のワーストケース条件を計算した結果得られたものです。

注記2:3ステート・ポッドのチャネル7は、非3ステート信号として並列に出力されています。この出力を3ステート・イネーブル・ラインにループバックすることにより、このチャネルを3ステート・イネーブルとして使用できます。

47 Ω10H115

– 5.2 V330 Ω

10H115

Page 12: Agilent Technologies 1670Gシリーズ・ ポータブル・ロジッ …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/5968-6421JA.pdfAgilent Technologies 1670Gシリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザ

クロック・ポッドの特性10460A TTLクロック・ポッド

クロック出力タイプ 10H125(47 Ω直列)、真および反転

クロック出力レート 最大100 MHz

クロック出力遅延 9ステップ内で最大11 ns

クロック入力タイプ TTL-10H124

クロック入力レート DC~100 MHz

パターン入力タイプ TTL-10H124(接続なしは論理1)

クロック入力から 約30 nsクロック出力まで

パターン入力から認識まで 約15 ns+1クロック周期

推奨するリード・セット Agilent 10474A

10463A ECLクロック・ポッド

クロック出力タイプ 10H116差動未終端、および-5.2 Vに対し330 Ω、47 Ω直列抵抗を持つ差動

クロック出力レート 最大200 MHz

クロック出力遅延 9ステップ内で最大11 ns

クロック入力タイプ ECL-10H116(-5.2 Vに対し50 kΩ)

クロック入力レート DC~200 MHz

パターン入力タイプ ECL-10H116、50 kΩ(接続なしは論理0)

クロック入力から 約30 nsクロック出力まで

パターン入力から認識まで 約15 ns+1クロック周期

推奨するリード・セット Agilent 10474A

Agilent 10468A 5V PECLクロック・ポッド

クロック出力タイプ 100EL90(5V、348Ωプルダウン、42Ω直列抵抗)

クロック出力レート 最大300 MHz

クロック出力遅延 9ステップ内で最大11 ns

クロック入力タイプ 100EL91 PECL(5V)、未終端

クロック入力レート DC~300 MHz

パターン入力タイプ 100EL91 PECL(5V)、未終端(接続なしは論理0)

クロック入力から 約30 nsクロック出力まで

パターン入力から認識まで 約15 ns+1クロック周期

推奨するリード・セット Agilent 10498A

12

47Ω 10H125

10H124

クロック出力

待ち

クロック入力

10H116

–5.2 VVBB 50 kΩ

10H116

–5.2 V

330 Ω

47 Ω

クロック入力

クロック出力

Page 13: Agilent Technologies 1670Gシリーズ・ ポータブル・ロジッ …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/5968-6421JA.pdfAgilent Technologies 1670Gシリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザ

Agilent 10470A 3.3V LVPECLクロック・ポッド

クロック出力タイプ 100LVEL90(3.3V、215Ωプルダウン、42Ω直列抵抗)

クロック出力レート 最大300 MHz

クロック出力遅延 9ステップ内で最大11 ns

クロック入力タイプ 100LVEL91 PECL(3.3V)、未終端

クロック入力レート DC~300 MHz

パターン入力タイプ 100EL91 PECL(3.3V)、未終端(接続なしは論理0)

クロック入力から 約30 nsクロック出力まで

パターン入力から認識まで 約15 ns+1クロック周期

推奨するリード・セット Agilent 10498A

Agilent 10472A 2.5V クロック・ポッド

クロック出力タイプ 74AVC16244

クロック出力レート 最大200 MHz

クロック出力遅延 9ステップ内で最大11 ns

クロック入力タイプ 74AVC16244(最大3.6V)

クロック入力レート DC~300 MHz

パターン入力タイプ 74AVC16244(最大3.6V、接続なしは論理0)

クロック入力から 約30 nsクロック出力まで

パターン入力から認識まで 約15 ns+1クロック周期

推奨するリード・セット Agilent 10498A

Agilent 10475A 1.8V クロック・ポッド

クロック出力タイプ 74AVC16244

クロック出力レート 最大200 MHz

クロック出力遅延 9ステップ内で最大11 ns

クロック入力タイプ 74AVC16244(最大3.6V)

クロック入力レート DC~300 MHz

パターン入力タイプ 74AVC16244(最大3.6V、接続なしは論理0)

クロック入力から 約30 nsクロック出力まで

パターン入力から認識まで 約15 ns+1クロック周期

推奨するリード・セット Agilent 10498A

Agilent 10477A 3.3V クロック・ポッド

クロック出力タイプ 74AVC16244

クロック出力レート 最大200 MHz

クロック出力遅延 9ステップ内で最大11 ns

クロック入力タイプ 74AVC16244(最大3.6V)

クロック入力レート DC~300 MHz

パターン入力タイプ 74AVC16244(最大3.6V、接続なしは論理0)

クロック入力から 約30 nsクロック出力まで

パターン入力から認識まで 約15 ns+1クロック周期

推奨するリード・セット Agilent 10498A

13

データ・ケーブルの特性(データ・ポッドなし)

Agilentパターン・ジェネレータのデータ・ケーブル(データ・ポッドなし)は、ECL終端(-5.2Vへ1kΩをプルダウン)の差動信号を(10E156または10E154タイプのドライバから)提供する。差動レシーバによって受信される場合に使用される。この場合ライン間を100Ωで終端するのが好ましい。これらの信号は、立ち下がり時間の遅延と電圧しきい値の変移を引き起すため、シングル・エンド(一端終端)で使用しないこと(ECLとの互換性はない)。

Agilent 1670Cシリーズ(オプション004)データ・ケーブル

10E156または10E154

差動出力

–5.2 V

1 kΩ

1 kΩ

–5.2 V

Page 14: Agilent Technologies 1670Gシリーズ・ ポータブル・ロジッ …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/5968-6421JA.pdfAgilent Technologies 1670Gシリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザ

14

プロービング製品

被試験デバイスのプロービングは、ディジタル・デザインのデバッギングを行う上で最も難しい作業の1つであり、しかも最も重要な作業の1つです。このため、アジレント・テクノロジーでは、与えられた状況に応じて優れた性能を発揮する、業界で最も広範囲に及ぶプロービング・ソリューションを提供しています。

プロービング製品 諸利点 制限事項

汎用リード・セットおよび 最も柔軟性のある方法。以下にリスト 多数のチャネルを接続する場合表面実装ICチップ されているSMDクリップやウェッジ・アダプ には使い難い(図16および17) タと共に使用される。ロジック・アナライザ

の付属品

極小ピッチ表面実装 今日までの業界において最も小型のIC 上記と同様であり、追加コストデバイス・クリップ(図18) クリップ(0.5 mmまで)。ロジック・アナラ が少しかかる

イザとオシロスコープ・プロービング・システムの両方にて使用可能

QFPパッケージ用 隣接するICのピン間に押込み可能な2本の 上記と同様であり、追加コストウェッジ・プローブ・ 導線を用いることにより、3~16の隣接す が少しかかるアダプタ(図19) る信号用リード線をロジック・アナライザ

やオシロスコープ・プロービング・システムに接続可能

汎用QFPパッケージ用 汎用QFPパッケージ(カスタムICを含む) 最小限のキープ・アウト領域がエラストメリック(図20) 用のあらゆる信号リード線へのアクセス 必要。追加コストは中程度の額

を可能にする。プローブ・アダプタ1個とフレキシブル・アダプタ4個、汎用リード・セットを組み合わせて使用

内蔵のコネクタによる 頻繁にプローブを接続する必要がある場合 設計過程への統合を事前に計画被試験デバイスへの直接接続 (例えば、製造時やフィールド・テスト時)で する必要がある。(図21および22) あっても非常に信頼性が高く、便利なプロー 追加コストは実装密度によって

ビング・システム。被試験デバイスの最適 異なる:通常実装密度の場合はな位置にコネクタを配置可能。Agilent提 中程度の額、高実装密度の場合供の逆アセンブラと共に動作 は高額

特定のプロセッサおよび 200種類を超えるプロセッサやバスを プロセッサまたはバスの周囲にバス用の解析プローブ サポート。信頼性の高いロジック・ は適度な隙間が必要。追加費用

アナライザ・プローブ・ポッド・コネクタ、 は低額から高額まで(特定のロジック・アナライザ・コンフィギュレー プロセッサまたはバスによる)ション・ファイル、デバイス固有の逆アセンブラを含む

図16.汎用リード・セット

図17.表面実装ICチップ 図18.極小ピッチ表面実装デバイス・クリップ

図19.QFPパッケージ用ウェッジ・プローブ・アダプタ

Agilentウェッジ・プローブ・アダプタ

ICピン間隔 信号数 パック内のウェッジ数 モデル番号

0.5 mm 3 1 E2613A0.5 mm 3 2 E2613B0.5 mm 8 1 E2614A0.5 mm 16 1 E2643A0.65 mm 3 1 E2615A0.65 mm 3 2 E2615B0.65 mm 8 1 E2616A0.65 mm 16 1 E2644A

Page 15: Agilent Technologies 1670Gシリーズ・ ポータブル・ロジッ …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/5968-6421JA.pdfAgilent Technologies 1670Gシリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザ

プロービング・ソリューションパッケージ・タイプ ピン・ピッチ エラストメリック・ソリューション

240ピンPQFP/CQFP 0.5 mm E5363Aプローブ・アダプタ

E5371A 1/4フレキシブル・アダプタ

208ピンPQFP/CQFP 0.5 mm E5374Aプローブ・アダプタ

E5371A 1/4フレキシブル・アダプタ

176ピンPQFP 0.5 mm E5348Aプローブ・アダプタE5349A 1/4フレキシブル・アダプタ

160ピンQFP 0.5 mm E5377Aプローブ・アダプタE5349A 1/4フレキシブル・アダプタ

160ピンPQFP/CQFP 0.65 mm E5373Aプローブ・アダプタ

E5349A 1/4フレキシブル・アダプタ

144ピンPQFP/CQFP 0.65 mm E5361Aプローブ・アダプタE5340A 1/4フレキシブル・アダプタ

144ピンTQFP 0.5mm E5336Aプローブ・アダプタE5340A 1/4フレキシブル・アダプタ

15

図20.エラストメリック・プロービング・ソリューション

特定のプロセッサおよびバス用の解析プローブ

解析プローブの詳細およびオーダ情報については、"Processor and Bus Supportfor Agilent Logic Analyzers"(カタログ番号5966-4365E)を参照してください。プロービングの詳細については、"ProbingSolutions for Agilent Logic AnalysisSystems"(カタログ番号5968-4632E)を参照してください。

AgilentE5346A高密度アダプタ・ケーブル

ロジック・アナライザからのプローブ・ケーブル

内部RC回路

オプションのシュラウド(Agilentパーツ番号E5346-44701)

Mictor(Agilentパーツ番号E5346-68701)

図21.高密度直接接続ソリューション

ロジック・アナライザからのプローブ・ケーブル

終端アダプタ(Agilentパーツ番号01650-63203)

20ピン・コネクタ(Agilentパーツ番号1251-8106 2×10ピン・ヘッダ、0.1"×0.1"の間隔)

図22.通常密度直接接続ソリューション

Page 16: Agilent Technologies 1670Gシリーズ・ ポータブル・ロジッ …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/5968-6421JA.pdfAgilent Technologies 1670Gシリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザ

1670Gシリーズ・ロジック・アナライザ用のアクセサリ

16

図23.Agilent 1182B標準テストモービル

図24.Agilent 1184Aデラックス・テストモービル

図25.Agilent 1160プローブおよびアクセサリ

オシロスコープ・プローブ

Agilent 1160ファミリの小型パッシブ・プローブ当社では、徹底的な市場調査の結果、プロービングするテスト・ポイントからスリップしたり、隣接ポイントへ短絡したりしないブラウザ付きのAgilent 1160小型プローブを開発しました。ブラウザにははんだに食い付くクラウン・ポイントがあるので、すべりを生じることはありません。これらのプローブには、異なるグランド・ポイントへの接続を可能にする、多種多様なグランド・リードや50ミルSMDクリップが含まれています。オプション003搭載の1670Gシリーズのロジック・アナライザには、1160ファミリ・パッシブ・プローブが付属しています。

1160ファミリ・プローブには以下が含まれています。

• プローブ・アセンブリ1個• フック・チップ1個• ブラウザ1個• バレル絶縁体2個• スプリング・グランド4個• わに口グランド・リード1本• ソケット付きグランド・リード1本• デュアル・リード・アダプタ1個• SMD ICクリップ2個• スペア・ブラウザ・ポゴ・ピン1個• スペア・プローブ・チップ1個• ドライバ1本• ユーザーズ・リファレンス1冊• 3年間の保証

Agilent 1170Aロー・マス・パッシブ・プローブもご利用いただけます(オプションのオシロスコープ・プローブについては、オーダ情報をご覧ください)。

Page 17: Agilent Technologies 1670Gシリーズ・ ポータブル・ロジッ …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/5968-6421JA.pdfAgilent Technologies 1670Gシリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザ

1670Gシリーズオーダ情報

Agilent 1670Gシリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザ

アナライザ 説明

1670G 136チャネル・カラー・ロジック・アナライザ

1671G 102チャネル・カラー・ロジック・アナライザ

1672G 68チャネル・カラー・ロジック・アナライザ

1673G 34チャネル・カラー・ロジック・アナライザ

オプション003 オシロスコープ・オプション

オプション004 パターン・ジェネレータ・オプション

オプション005 トレーニング・キット

注記:お客様は、オシロスコープかパターン・ジェネレータのいずれか(両方は不可)とメモリ・オプションを1つ選択できます。

Agilent 1670Gシリーズ用の製品オプション

オプションOB1 追加ユーザ・マニュアル

オプションOB3 サービス・マニュアル追加

オプションOBF プログラミング・マニュアル追加

オプションICM ラック・マウント・キット

オプションIBP 標準適合校正

オプションABJ 日本語版ユーザ・マニュアル

オプションUK9 フロント・パネル・カバー

オプションW30 3年間の引取り修理サービス

オプションW50 5年間の引取り修理サービス

パターン・ジェネレータ(オプション004)用の製品オプションAgilent 1670Gシリーズ・オプション004(パターン・ジェネレータ)に関しては、少なくとも1つのクロック・ポッドとリード・セットを注文してください。

また、使用される8つの出力チャネル各々について1個のデータ・ポッドを注文してください。Agilent 1670Gシリーズ・パターン・ジェネレータ1台に、全部で1つのクロック・ポッドと4つのデータ・ポッドがあります。

011 TTLクロック・ポッドおよびリード・セット

012 トライ・ステートTTL/3.3 Vデータ・ポッドおよびリード・セット

013 トライ・ステートTTL/CMOSデータ・ポッドおよびリード・セット

014 TTLデータ・ポッドおよびリード・セット

015 2.5Vクロック・ポッドと15cmリード・セット(10472Aと10498A)

016 2.5V 3ステート・データ・ポッドと15cmリード・セット(10473Aと10498A)

017 3ステートTTL/3.3Vデータ・ポッドと15cmリード・セット(10483Aと10498A)021 ECLクロック・ポッドおよびリード・セット

022 ECL(終端)データ・ポッドおよびリード・セット

023 ECL(未終端)データ・ポッドおよびリード・セット031 5V PECLクロック・ポッドと15cmリード・セット(10468Aと10498A)032 5V PECLデータ・ポッドと15cmリード・セット(10469Aと10498A)033 3.3V LVPECLクロック・ポッドと15cmリード・セット(10470Aと10498A)034 3.3V LVPECLデータ・ポッドと15cmリード・セット(10471Aと10498A)041 1.8Vクロック・ポッドと15cmリード・セット(10475Aと10498A)042 1.8V 3ステート・データ・ポッドと15cmリード・セット(10476Aと10498A)

Agilent 1670Gシリーズ・ロジック・アナライザ(オプション003搭載)用のオシロスコープ・プローブ(別売)

1145A 2チャネル、750 MHzアクティブ・プローブ

1142A Agilent 1145用外部電源

1170A ロー・マス・パッシブ・プローブ

17

Page 18: Agilent Technologies 1670Gシリーズ・ ポータブル・ロジッ …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/5968-6421JA.pdfAgilent Technologies 1670Gシリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザ

1670Gシリーズオーダ情報(続き)

Agilentポータブル・ロジック・アナライザ用プロービング製品

10467-68701 0.5 mm SMD ICクリップ(4個)

E2613A ウェッジ、0.5 mm、3信号用(1個)

E2613B ウェッジ、0.5 mm、3信号用(2個)

E2614A ウェッジ、0.5 mm、8信号用(1個)

E2643A ウェッジ、0.5 mm、16信号用(1個)

E2615A ウェッジ、0.65 mm、3信号用(1個)

E2615B ウェッジ、0.65 mm、3信号用(2個)

E2616A ウェッジ、0.65 mm、8信号用(1個)

E2644A ウェッジ、0.65 mm、16信号用(1個)

E5346A 高密度終端アダプタ

E5346-44701 高密度終端アダプタ用シュラウド

E5346-68701 Mictor高密度コネクタ(5個)

01650-63203 通常密度終端アダプタ

1251-8106 通常密度20ピン・コネクタ

ポータブル・ロジック・アナライザ用テストモービル

1182B 標準テストモービル

1184A デラックス・モービル

ポータブル・ロジック・アナライザ用アクセサリ

E2427B DIN(PCスタイル)キーボード

1540-1066 ソフト・キャリング・ケース

5062-7379 ラック・マウント・キット(オプションICMと同じ)

1670Gシリーズ追加購入用アップグレード

1670Gシリーズ・ロジック・アナライザには、以下の2種類のアップグレードを後日に追加することが可能。E2460GS 2チャネル、500MHz帯域幅、2Gサンプル/s、32Kメモリのオシロスコープを

1670Gシリーズ・モデルに追加するためのアップグレード

E2495G 32チャネル、100Mベクトル/s、256Kメモリのパターン・ジェネレータを1670Gシリーズ・モデルに追加するためのアップグレード

ロジック・アナライザ・プローブ用の交換パーツ番号

5959-9333 グレイ・プローブ・リード(5本)

5959-9334 グランド短絡リード(5本)

01650-61608 汎用(16チャネル)リード・セット

5959-0288 スルーホールICクリップ(1パッケージ20個)

18

Page 19: Agilent Technologies 1670Gシリーズ・ ポータブル・ロジッ …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/5968-6421JA.pdfAgilent Technologies 1670Gシリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザ

パターン・ジェネレータのプロービング用の交換パーツ番号

1670Gシリーズ(オプション004パターン・ジェネレータ)クロック/データ・ポッドおよびリード・セットの個々のモデル番号を以下に列挙します。通常は、これらのモデルは購入時に製品オプションとして注文してください。

10460A 1670Gシリーズ・オプション004用TTLクロック・ポッド

10461A 1670Gシリーズ・オプション004用8チャネルTTLデータ・ポッド

10462A 1670Gシリーズ・オプション004用8チャネル3ステートTTL/CMOSデータ・ポッド

10463A 1670Gシリーズ・オプション004用ECLクロック・ポッド

10464A 1670Gシリーズ・オプション004用8チャネルECL(終端)データ・ポッド

10465A 1670Gシリーズ・オプション004用8チャネルECL(未終端)データ・ポッド(10347Aリード・セット使用のこと)

10468A 5V PECLクロック・ポッド

10469A 5V PECLデータ・ポッド

10470A 3.3V LVPECLクロック・ポッド

10471A 3.3V LVPECLデータ・ポッド

10472A 2.5Vクロック・ポッド

10473A 2.5V 3ステート・データ・ポッド

10475A 1.8Vクロック・ポッド

10476A 1.8V 3ステート・データ・ポッド

10477A 3.3Vクロック・ポッド

10483A 3ステートTTL/3.3Vデータ・ポッド

10474A 1670Gシリーズ・オプション004用8チャネル・プローブ・リード・セット

10347A 8チャネル(50 Ω同軸)プローブ・リード・セット

10498A 15cmプローブ・リード・セット

関連カタログカタログ名 カタログ種別 Agilentカタログ番号

Logic Analysis and Emulation Solutions Version 5.0 CD-Rom 5965-7502E

Agilent ロジック・アナライザのプロセッサおよびバスのサポート Configuration Guide 5966-4365J

Agilent ロジック解析システム用プロービング・ソリューション Product Overview 5968-4632J

19

Page 20: Agilent Technologies 1670Gシリーズ・ ポータブル・ロジッ …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/5968-6421JA.pdfAgilent Technologies 1670Gシリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザ

5968-6421JA0000-0#L/H

May 18, 2001

サポート、サービス、およびアシスタンスアジレント・テクノロジーが、サービスおよびサポートにおいてお約束できることは明確です。リスクを最小限に抑え、さまざまな問題の解決を図りながら、お客様の利益を最大限に高めることにあります。アジレント・テクノロジーは、お客様が納得できる計測機能の提供、お客様のニーズに応じたサポート体制の確立に努めています。アジレント・テクノロジーの多種多様なサポート・リソースとサービスを利用すれば、用途に合ったアジレント・テクノロジーの製品を選択し、製品を十分に活用することができます。アジレント・テクノロジーのすべての測定器およびシステムには、グローバル保証が付いています。製品の製造終了後、最低5年間はサポートを提供します。アジレント・テクノロジーのサポート政策全体を貫く2つの理念が、「アジレント・テクノロジーのプロミス」と「お客様のアドバンテージ」です。

アジレント・テクノロジーのプロミスお客様が新たに製品の購入をお考えの時、

アジレント・テクノロジーの経験豊富なテ

スト・エンジニアが現実的な性能や実用的

な製品の推奨を含む製品情報をお届けしま

す。お客様がアジレント・テクノロジーの

製品をお使いになる時、アジレント・テク

ノロジーは製品が約束どおりの性能を発揮

することを保証します。それらは以下のよ

うなことです。機器が正しく動作するか動作確認を行い

ます。機器操作のサポートを行います。データシートに載っている基本的な測定

に係わるアシストを提供します。セルフヘルプ・ツールの提供。世界中のアジレント・テクノロジー・サー

ビス・センタでサービスが受けられるグ

ローバル保証。

お客様のアドバンテージお客様は、アジレント・テクノロジーが提供する多様な専門的テストおよび測定サービスを利用することができます。こうしたサービスは、お客様それぞれの技術的ニーズおよびビジネス・ニーズに応じて購入することが可能です。お客様は、設計、システム統合、プロジェクト管理、その他の専門的なサービスのほか、校正、追加料金によるアップグレード、保証期間終了後の修理、オンサイトの教育およびトレーニングなどのサービスを購入することにより、問題を効率良く解決して、市場のきびしい競争に勝ち抜くことができます。世界各地の経験豊富なアジレント・テクノロジーのエンジニアが、お客様の生産性の向上、設備投資の回収率の最大化、製品の測定確度の維持をお手伝いします。