20111206 techwavecafe public
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「智の時代」へ向かうための 空気読み的生き方
株式会社空気読み 跡部 徹
まずは、自己紹介
•職業:不定(吟遊詩人?) • 株式会社空気読み代表 • メディアコンセプター • 著者
空気読み =時代センス+Compromise
=「兆し」を掴む+折り合いを付ける
株式会社空気読み=一人株式会社
•戦略コンサルとメディア構築の掛け合せ • 働き方=案件によってチーム最適化 • プロフェッショナルを束ねて仕事 • 実質はフリーでも法人格
著書
• 世の中をより良くするために、ユーザーニーズを理解する→空気読み企画術
• 心に従う/リスクを取ることで人生が動く→前に進む力 • 正直は最大の戦略/資本主義以前の商売へ→顧客に愛される会社のソーシャル戦略
なんで、こんな 働き方をしているのか?
この働き方、生き方自体が 「空気読み」
兆しを掴みながら、 現実と歩み寄る 自分自身が実験台w
「やりたいことがはっきりあって、 それしかやらないのではなく。 やりたくないことがあって それ以外はやってみる」
岡本仁
自分が嫌いなこと/許せないこと
•妄信的にルールに従うこと • すでに答えが出ていること • 世の中の固定概念や既得権益によって、進化が歪められていること
• 社会に貢献している人が報われないこと
じゃあ、世の中を どんな文脈で 見ているのか?
変わるものと変わらないもの 根に近いものが大切
(「空気読み」企画術/日本実業出版/2010年)より
「血はインターネットより濃い」 高城剛
人間や動物が 昔から行っている
習性に逆らうことは難しく、 DNAに記憶され、
生き延びる過程で獲得してきたことは そう簡単には変わらない
そもそも動物としての人間に 埋めこまれているもの
• 集団秩序のために、ヒエラルキーを作る • 部族の長が管理しやすいルールが用いられる(ルールに従うことが部族が生き延びる戦略)
• 命を守るために、なわばり/コミュニケーション(笑顔、握手)/仲間か敵かを判断
• 生き延びるために、備える(時代によって、食料/金/信頼)
• 返報性の法則(貸し借り)
社会の固定概念って何? 今の部族の長が決めたルールは?
既得権者
アウトサイダー部族の人たち
「富の時代」から「智の時代」へ 「お金」から「信頼」へ
『情報社会学序説 ラストモダンの時代を生きる』(公文俊平 著/NTT出版/2004年)より
資本主義社会のルールから 評価社会のルールへ
大きな資本 大量生産できる 工場
マス広告 マス流通 財務諸表
蓄積された信頼課題解決できる プロフェッショナルチーム
共感・バイラル個配
ブランド? のれん?
財務諸表を優先しない働き方があってもいいよね?
変革タイミングは Hybridに生きる
(資本主義のプラットフォームを活用しながら、智の時代への生き方を模索)
1.「右肩上がり・成長・大きくなる」ことを否定
• 「信頼」に価値を置けば、自分がやるべきでない仕事は断れる(例:競合プレゼン案件は受けない)
• 社員を抱え始めると、収益を確保する必要性が生まれる。一人で、信頼できるプロフェッショナルと案件ごとにチームを組んだほうが「信頼」を担保できる
1.「右肩上がり・成長・大きくなる」ことを否定
マイクロ法人 空気読み
個人事業 跡部徹
所得
利益
経費
給与 賃貸料
外部パートナーへの支払い
法人で契約 ※「富の時代」のプレーヤーが喜
ぶ
法人税/法人住民税
所得税/住民税
現在の仕組みを使いながら、自分のありたい働き方の器をカスタマイズ
2.「智の時代」の働き方=「信頼」で案件として声をかけてもらう
• 営業しない/売り込まない/商品もない • 口コミ/人からの紹介で相談が来る • 書籍/Blogなどから興味を持ってもらう • そもそも相談に来る段階で、要件がニッチ。上流から入って、まとめて処理できるのが自分しかいないようなポジション
• クライアントともチームになりやすい • 自分がやるべきでない案件は、自社を絡めず他社を紹介
「楽しくたって、仕事はできる」 糸井重里
2.「智の時代」の働き方=知的好奇心、信頼できる人と働く
給与をもらって 働く
資金、能力を提供して 働く
自分がやりたいことを、好奇心をベースに働く集団でありたい。給与をもらって働きたい人ではなく、自分の能力を提供して後から対価をもらえる人たちと仕事する
3. 一つに縛られない。複数所属。流動化
国
コミュニティ収入源
• 一つに縛れると、そこに依存する • 自由に発想するために、複数に所属し流動性を高める • 個として「信頼」を蓄積していく
職業プロジェクトチーム・仲間書籍・読者
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分散化 信頼の蓄積
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