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2019年度 事 業 概 要 2019年4月

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Page 1: 事 業 概 要 - mlit.go.jp · 東紀州地域には、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」(以後熊野古道と呼ぶ)をはじめとした、 魅力的な観光資源が多数存在しています。紀勢自動車道や熊野尾鷲道路が整備されたことにより、

2019年度

事 業 概 要

2019年4月

中 部 地 方 整 備 局

紀 勢 国 道 事 務 所

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三重県は南北約180km、東西約160km と南北に細長く、伊勢平野に鈴鹿山脈、大台ヶ原など

の高地に緩やかな海岸線の伊勢湾に面し、変化に富むリアス式海岸と様々な地形と豊かな自然を有し

ています。また、伊勢神宮や熊野古道のような歴史遺産・観光資源にも恵まれた地域です。

一方、毎年のように台風や豪雨の被害を受けやすく、地域の人は災害と直面してきました。魅力に

富む紀勢の道が、もっと安全、安心で、暮らしの中に活用でき、もっと多くの皆さまに親しんでもら

えるよう、私たちはよりよい道づくりを目指します。

防災・減災のために 道の防災能力を高め、地域の安全を支えます

平成 23 年の東日本大震災で、多くのインフラが被災し復旧に取り組む中で、幹線道路ネッ

トワークの重要性のほか、避難場所、災害時の活動拠点など道路が有する副次的機能の活用な

ど再確認させられました。私たちは災害に強い国土づくりを進める上で、これまで以上に東紀

州地域の防災・減災機能を高める道づくりを行っていきます。

利便・安心のために 道の連絡機能・利便性を高め、暮らしの安心を支えます

人びとの暮らしの利便や安心を支えてきた紀勢の道。私たちは、北部都市地域の慢性渋滞や

中・南部地域の未整備状況を解消し、救急・医療面の備えも含めて、さらに道の連絡機能・利

便性を高め、地域の安心を支えます。

観光・経済 道の運輸機能・付加価値を高め、地域の活性化に寄与します

豊かな自然・観光資源に恵まれながらも、中京や関西からのアクセスに乏しかった東紀州地

域。私たちはこの地域をつなぐ幹線を完成させ、観光・経済を振興し、地域の活性化に貢献す

る広域ネットワークをつくります。

地域の暮らしに根差し、親しまれてきた紀勢の道

もっと強く、もっと安全に、もっと豊かに

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1.事務所の所管

紀勢国道事務所は、国道42号(松阪市~紀宝町間)の改築事業と紀勢自動車道(尾鷲北I

C~紀伊長島IC間)、国道42号(松阪市~紀宝町間)の管理を行っています。

主な事業箇所

11

雨量規制区間 L=3.5km

E42

雨量規制区間 L=5.5km

: 自動車専用道 開通済区間

: 事業中区間

凡 例

: 直轄国道

紀宝熊野道路

熊野道路

雨量規制区間 L=11.4km

熊野尾鷲道路(Ⅱ期)

松阪多気バイパス E23

E23

E42

E42

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2.事 業 費

2019年度の事業費は、下表のとおりです。

(単位:百万円)

事 業 種 別 事 業 費

備 考 2018年度 2019年度

熊野尾鷲道路(Ⅱ期) 4,320 5,180

熊野道路 700 1,395

紀宝熊野道路 - 100 新規事業化

松阪多気バイパス 530 680

改 築 計 5,550 7,355

交通安全関係 710 785

電線共同溝 10 10

合 計 6,270 8,150

2019年度のポイント

【改 築 事 業】

◆一般国道42号熊野く ま の

尾鷲お わ せ

道路(Ⅱ期):尾鷲お わ せ

北きた

IC~尾鷲お わ せ

南みなみ

IC間で、改良工事、橋梁上部工

事、橋梁下部工事、トンネル工事を推進。

◆一 般 国 道 4 2 号 熊 野く ま の

道 路:熊野く ま の

大 泊おおどまり

IC~熊野く ま の

IC(仮称)(東紀州ひがしきしゅう

(紀き

南なん

)広

域防災拠点)間で、各種調査・設計・埋蔵文化財調査の

実施及び用地買収を推進するとともに、新たに改良工事、

橋梁下部工事に着手。

◆一般国道42号紀宝き ほ う

熊野く ま の

道路:熊野く ま の

IC(仮称)(東紀州ひがしきしゅう

(紀き

南なん

)広域防災拠点)~紀宝き ほ う

IC(仮称)間で、測量、各種調査を実施。

(2019年度新規事業化)

◆一般国道42号松阪まつさか

多気た き

BP:松阪市まつさかし

上川町うえがわちょう

において、機能補償道路の整備を推進、

松阪市まつさかし

朝田町あさだちょう

において、新たに橋梁下部工事に着手。

【交通安全事業】

国道42号 三浦み う ら

地区事故対策事業に着手。

国道42号 新志し ん し

原橋はらばし

歩道整備事業を継続。

国道42号 大 泊おおどまり

地区事故対策事業を継続。

国道42号 御浜み は ま

紀宝き ほ う

地区自転車通行空間整備事業を継続。

【電線共同溝事業】

国道42号 熊野く ま の

木本きのもと

電線共同溝事業を継続。

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3.事業の内容

(1)改築事業

◎ 近畿自動車道紀勢線

近畿自動車紀勢線は、大阪府松原市おおさかふまつばらし

を起点に紀伊半島沿岸を通り三重県み え け ん

多気郡た き ぐ ん

多気町たきちょう

で伊勢自

動車道につながる延長約335kmの国土開発幹線自動車道です。この道路は、中京圏、関西圏と

三重県南部地域を結ぶ広域ネットワークを形成し、周辺地域の産業開発や世界遺産の熊野古道の

ある東紀州や伊勢志摩への観光アクセスの向上などに貢献する道路として整備が進められていま

す。

※( )のIC名は仮称

近畿自動車道紀勢線全体路線図

起 大阪府松原市

終 三重県多気郡多気町

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◆【42号】

◎ 熊野く ま の

尾鷲お わ せ

道路(Ⅱ期)

一般国道42号熊野尾鷲道路(Ⅱ期)は、紀勢自動車道、一般国道42号熊野尾鷲道路・熊野

道路・紀宝熊野道路と一体となって、南海トラフ巨大地震時における広域的防災に資する道路ネ

ットワークの強化を目的に計画された一般国道の自動車専用道路であり、尾鷲北IC~尾鷲南I

C間について、2012年度に事業化されました。 2019年度は、改良工、橋梁上部工、橋梁下部工、トンネル工等を推進します。

改良工、橋梁上下部工、トンネル工、環境調査、水文調査、関係機関協議

熊野尾鷲道路(Ⅱ期)延長5.4㎞

尾鷲市

三重県

くまの おわせ

至 松阪

矢ノ川

中川

至 熊野

至 熊野

近畿自動車道紀勢線

紀勢本線

銚子川

尾鷲駅

尾鷲南IC

尾鷲港

(重要港湾)

海山IC

紀北町

近畿自動車道紀勢線

(尾鷲北~紀伊長島)熊野尾鷲道路

至 松阪

T’15=11,489台/日

K=1.05

T’15=5,560台/日

K=0.34

T’15=12,843台/日

K=0.54

T’15=9,303台/日

K=0.87

T’15=911台/日

K=0.13

三重県尾鷲市

坂場西町

さかばにしまち

三重県尾鷲市

南浦

みなみうら

くまの おわせ

きんき きせい

おわせきた きいながしま

尾鷲北IC

至 十津川

至 熊野

凡         例

開 通 済

事 業 中

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◎ 熊野く ま の

道路

一般国道42号熊野道路は、紀勢自動車道、一般国道42号熊野尾鷲道路・紀宝熊野道路と一

体となって、南海トラフ巨大地震時における広域的防災に資する道路ネットワークの強化を目的

に計画された一般国道の自動車専用道路であり、熊野大泊IC~熊野IC(仮称)(東紀州(紀南)

広域防災拠点)間について、2014年度に事業化されました。 2019年度は、各種調査・設計・埋蔵文化財調査の実施及び用地買収を推進するとともに新

たに改良工事、橋梁下部工事に着手します。

凡         例

開 通 済

事 業 中

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◎ 紀宝き ほ う

熊野く ま の

道路

一般国道42号紀宝熊野道路は、紀勢自動車道、一般国道42号熊野尾鷲道路・熊野道路と一

体となって、南海トラフ巨大地震時における広域的防災に資する道路ネットワークの強化を目的

に計画された一般国道の自動車専用道路であり、熊野IC(仮称)(東紀州(紀南)広域防災拠点)

~紀宝IC(仮称)間について、2019年度に新規事業化しました。 2019年度は、測量、各種調査を実施します。

凡         例

開 通 済

事 業 中

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〔熊野く ま の

尾鷲お わ せ

道路(Ⅱ期)・熊野く ま の

道路・紀宝き ほ う

熊野く ま の

道路の整備効果〕

◆南海トラフ地震への備え

並行する一般国道42号は南海トラフ巨大地震による津波浸水想定区域を通過しており、東紀州地

域で浸水が予測されています。

緊急時における東紀州への物資輸送のため、津波浸水想定区域を回避する第一次緊急輸送道路を

確保することにより、災害時における安全性・信頼性が確保されます。

◆観光客の増加

東紀州地域には、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」(以後熊野古道と呼ぶ)をはじめとした、

魅力的な観光資源が多数存在しています。紀勢自動車道や熊野尾鷲道路が整備されたことにより、

東紀州地域の観光入込客数は3年連続200万人以上であるなど堅調に推移しています。

熊野尾鷲道路(Ⅱ期)、熊野道路、紀宝熊野道路の整備により東紀州南部地域へのアクセスが向上

することから、更なる来訪者数の増加が期待されます。

災害時の救援活動支援イメージ

東紀州地域の観光入込客数の変化

紀北町

尾鷲市

御浜町

熊野市

紀宝町

熊野尾鷲道路全線開通(H25.9)

紀勢自動道全線開通(H26.3)

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◎ 松阪まつさか

多気た き

バイパス

一般国道42号松阪多気バイパスは、松阪市街地の環状機能を併せ持ち、松阪市内の慢性的な

交通渋滞の緩和を目的に計画された、三重県松阪市古井町から三重県多気郡多気町仁田に至る延

長11.9㎞の幹線道路です。

現在までに、現道活用部分を含め、全線暫定2車線で開通しています。

2019年度は、松阪市上川町において、引き続き機能補償道路の整備を推進します。

また、松阪市朝田町において、新たに橋梁下部工事に着手します。

凡         例

開 通 済

事 業 中

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〔松阪まつさか

多気た き

バイパスの整備概要〕

◆渋滞緩和

松阪多気バイパスは環状道路の一部として機能し、松阪市中心部への通過交通の流入を抑制しま

す。バイパスの開通による松阪市の通勤時間帯の渋滞損失時間は、1人あたり年間で約2時間削減

しました。

松阪市の通勤時間帯における年間渋滞損失時間の変化 松阪多気バイパス整備による所要時間の変化

開通前:平成 22 年度 全国道路・街路交通情勢調査結果をもとに算出

開通後:ETC2.0 プローブデータをもとに算出

開通前:2018年3月 ETC2.0 プローブデータをもとに算出 開通後:2018年5月 ETC2.0 プローブデータをもとに算出

【松阪多気バイパス】

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(2)管理事業

当事務所は、国道42号(松阪市古井町~南牟婁郡紀宝町成川)142.7㎞、自動車専用

道路の熊野尾鷲道路(尾鷲南IC~熊野大泊IC)18.6km 及び紀勢自動車道(紀伊長島

IC~尾鷲北IC)21.2㎞の計182.5㎞の区間について、道路の維持、交通安全施設

及び防災施設の整備、異常気象時の交通規制、道路占用許認可事務、特殊車両通行許可事務、

道路附属物等の管理、並びに巡視等の管理事務を行っています。なお、雨量通行規制区間は3

箇所に設けられています。

・管理担当区間

(単位:km)

路線名

担当出張所

国道42号 自動車専用道路 計

雨量規制区間

区 間 延長 区 間 延長 箇所名 延長 ( 通行止 )

大台維持 松阪市~度会郡大紀町 57.3 - - 57.3 荷坂 3.5 ( 300mm )

尾鷲維持 北牟婁郡紀北町~尾鷲市 46.3 紀勢自動車道

紀伊長島IC~尾鷲北IC 21.2 67.5 弓山 11.4

( 300mm )

(〈280mm〉)

熊野維持 熊野市~南牟婁郡紀宝町 39.1 国道42号熊野尾鷲道路

尾鷲南IC~熊野大泊IC 18.6 57.7 佐田坂 5.5 ( 300mm )

計 142.7 39.8 182.5 3箇所 20.4

通行止めは連続雨量、〈 〉は実行雨量

紀勢国道事務所

大台維持出張所

松阪市~大紀町 57.3km

尾鷲維持出張所

紀北町~尾鷲市 46.3km

紀勢自動車道 21.2km

熊野維持出張所

熊野市~紀宝町 39.1km

熊野尾鷲道路 18.6km

荷坂

佐田坂

弓山

紀勢自動車道

紀伊長島IC~尾鷲北IC 【21.2km】

一般国道42号熊野尾鷲道路

尾鷲南IC~熊野大泊IC 【18.6km】

一般国道42号

松阪市~紀宝町(県境)

【142.7km】

凡 例

:雨量規制区間

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◎ 維持管理

管理区間182.5kmにわたり、巡回・除草・清掃等の維持作業を実施します。

また、道路通行の安全確保や施設の機能回復を図るため、管内の橋梁及びトンネルの経年劣化

に対応した補修を行います。

大規模地震発生に備え、緊急輸送路の機能を確保するため、橋梁の耐震補強を推進します。

構造物保全の観点から、大型車通行適正化の取り組みも実施していきます。

◎ 国土強靭化

重要インフラの緊急点検の結果等を踏まえた「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対

策」により、豪雨による土砂災害等の発生を防止するため法面の防災対策を実施します。

◎ 交通安全事業

管理区間182.5kmのうち、交差点改良・歩道設置等の一種事業を実施するほか、防護柵・

道路標識・高速道路ナンバリング・区画線・情報提供機器(情報提供板、凍結計)、簡易パーキン

グ(道の駅)の二種事業を行います。

◆交通安全対策

通学路の安全確保をはじめとする交通事故の防止、歩行者等の安全で円滑な移動の確保を目的

に歩道整備を1箇所実施します。(交通安全事業整備箇所位置図④)

◆交通事故対策

三重県事故ゼロプランに基づき、重点的な交通事故対策が必要な区間の事故削減を目的に事故

対策を2箇所実施します。(交通安全事業整備箇所位置図①,②)

◆自転車対策

安全で快適な自転車利用環境創出ガイドラインに基づき、快適な自転車通行空間整備を1箇所

実施します。(交通安全事業整備箇所位置図⑥)

また、太平洋岸自転車道について、利用者がルートとして認知できるよう、矢羽根路面標示・

案内看板等の整備を実施します。

◆道の駅整備

国道42号沿線の道の駅「熊野・花の窟」において、一体型として施設整備を実施します。

また、道の駅「紀宝町ウミガメ公園」において、防災施設の整備を実施します。(交通安全事

業整備箇所位置図③,⑤)

◆生活道路対策

生活道路における事故削減を目指し、ビックデータの分析結果の提供などの技術的支援をはじ

めとする地域との連携を推進します。

また、地方公共団体に対して、中部地方整備局に配備した可搬型ハンプの貸出しも行っていま

す。

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◎ 電線共同溝事業

世界遺産「熊野古道」の観光ルートの景観向上を図るため、国道42号熊野市木本町において、

電線共同溝(0.6km)の整備を実施します。

① 三浦地区事故対策事業

⑥ 御浜紀宝地区自転車通行空間整備事業

⑤ 道の駅「紀宝町ウミガメ公園」

④ 新志原橋歩道整備事業

③ 道の駅「熊野・花の窟」

② 大泊地区事故対策事業

交通安全事業整備箇所位置図

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4.その他

(1)国土交通省の災害への備え・防災への取組

国土交通省では、大規模自然災害が発生し、また発生する恐れがある場合に、被災自治体に対

して技術的な支援を円滑かつ迅速に行うことを目的とした「緊急災害対策派遣隊(TEC-FO

RCE)を2008年4月より設置しています。当事務所職員にもTEC-FORCEの隊員がおり、

広域的な支援に対しても備えています。また、管内自治体で大きな被害が発生した場合、その自

治体との連携を密接に図るため、リエゾン(情報連絡員)派遣に関する協定を締結し円滑な復旧

につなげています。平常時は訓練、講習等を通じて自治体との連絡体制の強化に努めています。

(2)リエゾン(情報連絡員)派遣

災害時に中部地方整備局職員を連絡窓口として自治体に派遣し、中部地方整備局と自治体相互

の情報共有、TEC-FORCEやヘリコプター・照明車・災害対策用機械等の自治体への応援

派遣に係る調整等を行います。

なお、三重県内の各事務所における担当地域等は下記のとおりです。

市町 協定締結日

尾鷲市 2011年7月13日

熊野市 2011年3月10日

大台町 2011年3月 1日

大紀町 2011年3月 1日

南伊勢町 2011年7月26日

紀北町 2011年2月25日

御浜町 2011年7月21日

紀宝町 2011年3月 1日

紀勢国道事務所が担当する 各自治体の協定締結状況

北勢国道

北勢国道

木曽川下流河川

三重河川国道

紀勢国道

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組 織

(平成31年4月1日現在)

総 務 係

経 理 係

総 務 課

契 約 係経 理 課

用 地 第 一 係用 地 課

調 査 係計 画 課

計 画 係

管 理 係

占 用 係管 理 第 一 課

管 理 第 一 係

管 理 第 三 係尾鷲維持出張所

管 理 第 一 係

管 理 第 三 係熊野維持出張所

設 計 係工 務 課

工 務 係

機 械 係

交 通 対 策 係

維 持 修 繕 係

専門職

専門職

専門職

専門職

専門官

副所長(事務)

副所長(技術)(2)

事業対策官

用地対策官

建設専門官(5)

上席専門職

管 理 第 二 課

長 用地官

保 全 企 画 係

熊野尾鷲道路出張所

管 理 第 三 係大台維持出張所

専門官

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