迫 鉄平 / SAKO,Teppei

写真には絵に描き起こしたくなるものと、そうでないものとの２種類しか存在しません。

一冊の雑誌を眺めてすべての写真を描き起こしたくなる場合もありますし、自分で撮

影するときはかなり意図的に絵に描き起こしたくなるものを探しますが、結局1000枚に

1枚でも描きたくなる写真があればマシというような場合もあります。私がシルクスクリー

ンを用いてケント紙にプリントする写真は、テレビ画面や映画を再生するパソコンのデ

ィスプレイ、低俗な雑誌のグラビア、観光写真などの、基本的に絵に描き起こすことす

らできないどうしようもない屑写真です。

略歴

1988年 大阪生まれ

2012年 京都精華大学芸術学部卒業

「submission」246×330 ㎜、四色分解、2012 年

「しおりん(サンタさん衣装)」238×178 ㎜、四色分解、2011 年

「道頓堀倶楽部」100×130 ㎜、四色分解、2011 年