webex システム要件...webex productivity tools...

34
WebEx システム要件 ここでは、Cisco WebEx Meetings ServerCWMS)のハードウェア、CPU とメモリ、ネットワー ク、およびストレージの要件の概要を示します。 一般システム要件, 1 ページ WebEx Productivity Tools, 7 ページ ユーザ, 7 ページ システムの展開サイズ, 8 ページ vCenter 共在の要件 , 8 ページ システムの仮想マシン, 8 ページ 最小ハードウェア要件, 9 ページ システム容量マトリックス, 28 ページ リリース 2.7 アップグレードおよび更新マトリックス, 32 ページ 一般システム要件 Cisco WebEx Meetings ServerCWMS)は、この項に示す仕様を満たしているか上回っている Cisco UCS サーバと互換性があります。 Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニング ガイドおよびシステム要件 1

Upload: others

Post on 27-Mar-2020

2 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

WebEx システム要件

ここでは、Cisco WebEx Meetings Server(CWMS)のハードウェア、CPUとメモリ、ネットワーク、およびストレージの要件の概要を示します。

• 一般システム要件, 1 ページ

• WebEx Productivity Tools, 7 ページ

• ユーザ, 7 ページ

• システムの展開サイズ, 8 ページ

• vCenter共在の要件 , 8 ページ

• システムの仮想マシン, 8 ページ

• 最小ハードウェア要件, 9 ページ

• システム容量マトリックス, 28 ページ

• リリース 2.7アップグレードおよび更新マトリックス, 32 ページ

一般システム要件CiscoWebExMeetings Server(CWMS)は、この項に示す仕様を満たしているか上回っているCiscoUCSサーバと互換性があります。

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件1

リリース 1.xからリリース 2.0またはリリース 2.5へなど、CWMSのメジャーリリースへのアップグレードを実行する場合は、管理仮想マシンが配置されているESXiホスト(CiscoUCSサーバ)に、最低 1.5-TBの空きディスク容量が必要です。50人規模のユーザシステム, (12ページ)で始まるさまざまなサイズのユーザシステムについて説明しているこのマニュアル

の項を参照してください。アップグレード中は、リリース 1.xを実行している元の仮想マシンと、新しいリリースをサポートするアップグレード仮想マシンの2つの仮想マシンのセットがネットワーク上に同時に存在します。詳細については、http://www.cisco.com/en/US/products/ps12732/prod_installation_guides_list.htmlで『CWMS Administration Guide』の「Upgrading theSystem」の項を参照してください。

重要

要件の注意事項モジュール

• Cisco UCS Cシリーズラックサーバまたは同等の Bシリーズブレードサーバ。

• AES-NI命令セットのサポート。

• 2.4 GHz以上のプロセッサクロック速度。

サードパーティ製ハードウェアはサポートされ

ていません。

(注)

ホストサーバおよびプロセッサ

•非冗長設定用の最低 1つの物理 NIC。インターネットリバースプロキシ(IRP)と管理仮想マシンがホストを共有している場合の特別な要件については、

「50人規模のユーザシステム, (12ページ)」の項を参照してください。

•冗長設定では、すべてのNICインターフェイスが複製されており(チーム化または結合)、独立したス

イッチングファブリックに接続されている必要があ

ります。

• VMware管理ネットワークの追加の NIC(オプション)。

ネットワークインターフェイス

ESXiホスト(Cisco WebEx MeetingsServerの仮想マシン用)とイーサネットスイッチ(外部ネットワークイン

ターフェイス行きではない)間の

NIC。

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件2

WebEx システム要件一般システム要件

要件の注意事項モジュール

• RAID-10または RAID-5設定で最低 4台のドライブ

•新しいシステム展開またはアップグレードのための最低 1.5-TBの使用可能なストレージ。

• CWMSリリース 1.Xからリリース 2.Xにアップグレードする場合は、システムと仮想マシンのサイズ

に応じて、それぞれのESXiホストに 172~ 1118-GBの空きディスク容量が必要です。50人規模のユーザシステム, (12ページ)で始まるさまざまなサイズのユーザシステムについて説明しているこのマニュ

アルの項を参照してください。

• ESXi用のオプションの 2番目のアレイ

仮想マシンは、ストレージにシックプロビジョ

ニングを使用する必要があります。

(注)

1内部仮想マシンが展開される ESXiホストの内部(DAS)ストレージ

• RAID-1設定で最低 2台のドライブ

•最低 300-GBの使用可能なストレージ

•内部仮想マシンと同じ設定を使用できます

仮想マシンは、ストレージにシックプロビジョ

ニングを使用する必要があります。

(注)

IRP仮想マシンが展開される ESXiホストの内部(DAS)ストレージ

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件3

WebEx システム要件一般システム要件

要件の注意事項モジュール

• DASの代替として使用できます。(同じ容量の記憶域を割り当てることを推奨します)。

• Bシリーズブレードサーバには、2台のハードディスクドライブしかありません。Cisco UCS Bシリーズブレードサーバを使用していて、CWMSリリース 2.Xにアップグレードする予定の場合は、SANストレージを使用して、RAID 5または RAID 10設定の 4台のハードディスクドライブを満たす必要があります。

•サポートスタッフに SANパフォーマンスのモニタリングと調整の経験がある展開環境に対してのみ推

奨されます。

新しいVMwareの要件と将来のシステムの成長のためにストレージを追加する責任が

あります。

(注)

•ファイバチャネル(Fiber Channel)または FiberChannel over 10-GB Ethernet(FCoE)のみ。

•パフォーマンス要件は DASと同じです。

• vSphereによって測定されたように、許容最大合計遅延は 20 msです。詳細については、http://docwiki.cisco.com/wiki/UC_Virtualization_Supported_Hardware#Storageの「Storage」の項を参照してください。

•仮想マシンに必要な合計容量:CWMSシステムの各仮想マシンに予約済みのストレージリソースの合

計。

仮想マシンは、ストレージにシックプロ

ビジョニングを使用する必要があります。

(注)

SANストレージ

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件4

WebEx システム要件一般システム要件

要件の注意事項モジュール

• DASまたは SANの代替として使用できます。(同じ容量の記憶域を割り当てることを推奨します)。

• CiscoUCSCシリーズラックサーバでNASストレージサーバを使用することを推奨します。

•サポートスタッフに NASパフォーマンスのモニタリングと調整の経験がある展開環境に対してのみ推

奨されます。

新しい VMwareの要件と将来のシステムの成長のためにストレージを追加する責任があります。

•ファイバチャネル(FC)、ネットワークファイルシステム(NFS)、またはSCSIのみ。詳細については、http://docwiki.cisco.com/wiki/UC_Virtualization_Storage_System_Design_Requirements#General_Guidelines_for_SAN.2FNASを参照してください。

•パフォーマンス要件は DASと同じです。

• vSphereによって測定されたように、許容最大合計遅延は 20 msです。詳細については、http://docwiki.cisco.com/wiki/UC_Virtualization_Supported_Hardware#Storageを参照してください。

•仮想マシンに必要な合計容量:CWMSシステムの各仮想マシンに予約済みのストレージリソースの合

計。

•ファイルサーバは、vStorageAPIs for Array Integration(VAAI)をサポートし、シックプロビジョニングを使用する必要があります。

NASストレージのデフォルトのプロビジョニング方式はシンプロビジョニングです

が、仮想マシンはストレージにシックプロ

ビジョニングを使用する必要があります。

(シンプロビジョニングはサポートされて

いません)。NASストレージによる展開にシックプロビジョニングを有効にするに

は、VAAI用の storage-vendor-providedプラグインを Cisco WebEx Meetings Serverの展開で使用するすべての UCSサーバにインストールする必要があります。

(注)

2NASストレージ

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件5

WebEx システム要件一般システム要件

要件の注意事項モジュール

ESXiのバージョンとvSphereライセンスについては、「最小ハードウェア要件, (9ページ)」の項で説明します。

VMware Vsphereは必須であり、サポートされる唯一の製品です。他のハイパーバイザ製品はサポートされません。

vCenter Server 5.0、5.0アップデート 1、5.0アップデート2、5.1、5.1アップデート 1、5.5、および 6.0(CWMS2.6MR1以降)

vSphereライセンスについては、「最小ハードウェア要件」の項で説明します。

プロセッサソケットごとに 1つの VMwareライセンス。

共存:

•プロセッサおよびメモリの要件をシステム要件に追加するという条件で、vCenterを CWMSと共存させることができます。

• vCenterの共存設定は、50人および 250人規模のユーザシステムでのみサポートされます。

•同じ物理 ESXiホスト上の Cisco UnifiedCommunications製品との共存はサポートされていません。

•同じ物理 ESXiホスト上の CWMS以外の仮想マシンとの共存はサポートされていません。

システムの電源がオンになっている間の、分散リソース

スケジューラ(DRS)、複製、耐障害性(FT)、vMotionまたはストレージ vMotionなどのVMware vSphere拡張機能は、サポートされていません。

ハイパーバイザ

•システムが電子メールを送信するために使用するメールサーバの完全修飾ドメイン名(FQDN)。

•ポート番号:SMTPポート番号のデフォルト値は 25または 465(セキュアな SMTPポート番号)です。

•サードパーティ証明書を持つ TLS対応電子メールサーバを使用するには、システムに証明書をインポー

トする必要があります。詳細については、http://www.cisco.com/en/US/products/ps12732/prod_installation_guides_list.htmlでアドミニストレーションガイドの「Managing Certificates」を参照してください。

電子メールサーバ

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件6

WebEx システム要件一般システム要件

要件の注意事項モジュール

MDCライセンス:MDCライセンスは、マルチデータセンターシステム内の各データセンターに必要です。MDCライセンスは、単一のデータセンターを含むシステムに

は必要ありません。

ホストライセンス:会議をホストする各ユーザには、

WebEx Web、WebEx Audio、ブラストダイヤルミーティング、またはパーソナル会議を開始するためのホストラ

イセンスが必要です。ホストライセンスの詳細について

は、ホストライセンスについてを参照してください。

ライセンス

1組織にストレージエリアネットワーク(SAN)の管理に関する専門知識がある場合は、ダイレクトアタッチドストレージ(DAS)経由のSANを推奨します。SANは、ローカルディスクアレイより信頼できます。

2ネットワークファイルシステム(NFS)に、データベースと会議の録画の通常の自動バックアップを保存するのに十分なストレージ容量があることを確認します。(CWMSは NFSバージョン 2、3、および 4をサポートしています。)

WebEx Productivity ToolsWebEx Productivity Toolを使用して、ユーザは、Microsoft®Outlook®などのアプリケーション内から、WebExミーティングセッションの開始、スケジュール、または会議への参加が可能になります。ユーザは、http://www.webex.com/support/productivity-tools.htmlで Cisco WebEx Productivity Toolの詳細を確認できます。

Cisco WebEx Meetings Serverは、[設定(Settings)] > [ダウンロード(Downloads)]ページで使用可能な、最新バージョンのWebExアプリケーションをサポートしています。システムのアップグレードを実行した後、古いバージョンのWebEx Productivity Toolを実行しているユーザは、会議のスケジュールや開始、会議への参加はできますが、最新の機能は使用できません。最適なエク

スペリエンスのために、最新のWebEx Productivity Tool .msiをサイレントでプッシュすることを推奨します。(Cisco WebExミーティングアプリケーションおよび生産性向上ツールの互換性マトリックスを参照)。

ユーザシステムは、最大400,000のユーザアカウントのライフタイムをサポートしています。この数は、アクティブなユーザアカウントと非アクティブなユーザアカウント両方の合計数を表します。こ

のライフライムの最大数は、ユーザデータベースの予想される増加に対応するのに十分な大きさ

です。

管理者がシステムからユーザを削除することはできません。代わりに、ユーザは非アクティブに

なります。この設計により、管理者はユーザが長期間非アクティブな状態であった後でも、以前

に非アクティブ化されたユーザアカウントを再度アクティブにすることができます。ユーザの会

議とその他のコンテンツ(録画を含む)が復元されます。

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件7

WebEx システム要件WebEx Productivity Tools

システムの展開サイズシステムのサイズを決定する際は、任意の時点でシステムを使用すると予想されるユーザの数を

検討してください。たとえば、50人規模のユーザシステムでは、同時に会議に参加するユーザの最大数は 50です。50人を超えるユーザが会議に参加しようとすると、ユーザの最大数を超えた後に会議に参加しようとしたすべてのユーザにエラーメッセージが表示され、これらのユーザは

会議に参加できません。

• 50人規模のユーザシステム, (12ページ)

• 250人規模のユーザシステム, (16ページ)

• 800人規模のユーザシステム, (19ページ)

• 2000人規模のユーザシステム, (22ページ)

以下は、システムのサイズを決定する際に検討するいくつかの事項です。

•任意の時点で会議に参加すると予想されるユーザの最大数を決定します。これには、まれなイベントや珍しいイベントなどが含まれます。

•ハードウェアがより大きいサイズのシステムの最小要件を満たしているか上回っていれば、システムサイズをいつでも拡大することができます。それ以外の場合は、追加のハードウェ

アを購入する必要があります。

•高可用性(HA)またはマルチデータセンター(MDC)をシステムに追加する予定の場合は、ハードウェアを購入する際に、HAまたはMDCシステムをサポートするのに必要な追加の仮想マシンを含めてください。

vCenter 共在の要件

VMware vCenter Serverまたは vCenter Serverアプライアンスは、一部のインスタンスにおいて、他の仮想マシンまたは Cisco WebEx Meetings Server(CWMS)の仮想マシンと共存できます。

50人または 250人規模のユーザシステムでは、VMware vCenterは CWMSと同じホスト上に存在できます。しかし、追加の RAMを注文するか、または Cisco UCSサーバとともにインストールする必要があります。必要な RAMの正確な量については、「最小ハードウェア要件」でそのシステムサイズの要件を参照してください。

システムの仮想マシンこれらはシステムに作成された仮想マシンです。一部の機能は、より小さいシステムサイズ用に

1つの仮想マシンに結合されます。

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件8

WebEx システム要件システムの展開サイズ

•管理:システムの中心ノード。システムデータベースを含み、管理機能を提供します。

•メディア:メディアサービス(音声ビデオ機能、テレフォニーおよびミーティングサービス)を提供します。

50人規模の同時ユーザシステムの管理仮想マシンに含まれます。

• Web:Webサービスを提供します(会議リストと録画)。ユーザが将来の会議をスケジュールできるようにします。

50人、250人、または 800人規模の同時ユーザシステムの管理仮想マシンに含まれます。

エンドユーザはWebEx Webサイトにサインインします。管理者は管理Webサイトにサインインします。

•インターネットリバースプロキシ:パブリックアクセスを提供し、ユーザがインターネットやモバイルデバイスから会議を主催したり、会議に参加できるようにします。インター

ネットリバースプロキシは、モバイルワーカーが会議に出席するために必要です。

この製品に付属の IRPのみをこのシステムで使用できます。他のベンダーによって提供されるインターネットリバースプロキシまたはWebロードバランサはサポートされません。この製品に付属の IRPは、インターネットから会議に参加している外部ユーザからのリアルタイムのWeb、オーディオ、およびデータ共有トラフィックを処理するために最適化されています。

(注)

このマニュアルでは、内部仮想マシンという用語を使用して、管理仮想マシン、および該当す

る場合は、メディア仮想マシンとWeb仮想マシンを指します。(注)

IRPは、DMZネットワーク(非スプリットホライズンおよびスプリットホライズンネットワークトポロジ)または内部ネットワーク(完全内部ネットワークトポロジ)に配置されます。

•非スプリットホライズンのネットワークトポロジ

•スプリットホライズンのネットワークトポロジ

•内部インターネットリバースプロキシ(IRP)のネットワークトポロジ

最小ハードウェア要件この項では、各サイズのシステムで使用できる Cisco UCSサーバの一部を示します。各システムの特定の要件については、以下を参照してください。

• 50人規模のユーザシステム

• 250人規模のユーザシステム

• 800人規模のユーザシステム

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件9

WebEx システム要件最小ハードウェア要件

• 2000人規模のユーザシステム

http://www.cisco.com/c/en/us/products/conferencing/webex-meetings-server/sales-resources-listing.htmlで『Cisco WebEx Meetings Server Ordering Guide』も参照してください。

表 1:ESXi バージョンとライセンスタイプ

vSphere ライセンスタイプESXi バージョンシステムのサイズ

Standard Edition、EnterpriseEdition、Enterprise Plus Edition

5.0、5.0アップデート 1、5.1、5.5、または 6.0

50または 250

Enterprise Plus Editionのみ5.0または 5.0アップデート 1800または 2000

Enterprise Edition、EnterprisePlus Edition

5.1~ 5.53

Standard Edition、EnterpriseEdition、Enterprise Plus Edition

5.5以降1

Standard Edition、EnterpriseEdition、Enterprise Plus Edition

6.0

3「以降」は、通常版ではなく、アップデートを参照します。たとえば、5.5アップデート 1または 5.1アップデート 2などです。

表 2:ホストモデル

UCS モデルの例展開サイズ

• UCS C220 M3

• UCS B200 M3

• UCS C220 M4S

• C240 M4S2

50人のユーザ

• UCS C220 M3

• UCS B200 M3

• UCS C220 M4S

• C240 M4S2

250人のユーザ

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件10

WebEx システム要件最小ハードウェア要件

UCS モデルの例展開サイズ

• UCS C460 M2

• UCS B440 M2

• UCS B420 M3(2.0以降)

800人のユーザ

• UCS C460 M2

• UCS B440 M2

• UCS B420 M3(2.0以降)

2000人のユーザ

vCenterとの共存は、50人および 250人規模のユーザシステムの展開でのみサポートされます。同じ物理ホスト上の Cisco Unified Communications製品との共存はサポートされていません。

古いモデルのUCSハードウェアをシステムで使用できますが、よりよいユーザエクスペリエンスのためには、表に示すハードウェアを使用してください。たとえば、ハードウェアがすでに使用

可能な場合は、UCS C220 M3を 250人規模のユーザシステムに使用できます。

Cisco WebEx Meetings Serverリリース 2.0にアップグレードすると、アップグレードされたシステムが仮想マシンに SANストレージを使用していれば、2台のローカルハードドライブを搭載したCisco UCS B200M3ブレードサーバを使用することができます。BシリーズブレードサーバでSANストレージを使用すると、システムは、Cisco WebEx Meetings Serverリリース 2.0の RAID 5または RAID 10設定要件の 4台のハードディスクドライブを満たすことができます。

2.0以降を実行している 800人および 2000人規模のユーザシステムでは、DMZホストに追加の仮想マシンを展開することは推奨していません。これにより、パケット損失が増加し、メ

ディア接続の遅延が顕著になる可能性があります。

(注)

CWMS および ESXi ホストによって消費されるリソースCisco WebEx Meetings Serverは、ESXiホスト上の 1つ以上の仮想マシンに展開されます。CPUとメモリリソース、および記憶域は、Cisco WebEx Meetings Server(CWMS)および ESXi(物理Cisco UCSサーバで仮想化を可能にする VMwareコンポーネント)によって消費されます。システムのサイズによって、vCenterおよび複数の仮想マシンが同じ Cisco UCSサーバで動作する可能性があります。

CWMSは、システムの拡張性を保証するために、その仮想マシンにリソース予約を使用します。他の VMwareワークロードでは、CPUやその他のリソースが仮想マシンから奪われることはありません。各システムサイズの最小要件には、次をサポートするための十分なリソースが含まれて

います。

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件11

WebEx システム要件CWMS および ESXi ホストによって消費されるリソース

•ピーク時のシステム使用率(最大容量)での CWMSの継続的な QoS。

• VMware ESXi。

• VMware vCenter(共存させる場合)。

vCenter Serverの要件については、『Knowledge Base』を参照し、「Installing vCenter Server5.0 best practices」または「Installing vCenter Server 5.1 best practices」、あるいは「InstallingvCenter Server 5.5 best practices」をそれぞれ検索してください。

•仮想マシンのVMwareスナップショット(これらはできるだけ早く削除してください。そうしないと、パフォーマンスが著しく低下する可能性があります)。

一部のスナップショットは元の仮想マシンほど大きくなる可能性があるため、スナップショッ

トには余分なディスク容量が必要です。場合によっては、vSphereによってスナップショットが削除されて記憶域が作成され、以前のスナップショットにロールバックする機能が損な

われる場合があります。

•サーバの一般的なライフサイクルにわたる Cisco UCSサーバの使用。

OVAファイルで指定されているハードウェア要件は、Cisco WebEx Meetings Serverを展開するために必要な最小要件です。これらの要件には、VMware vCenterまたは ESXiの CPU、メモリ、またはストレージの要件は含まれていません。

このドキュメントの表に記載されている設定以外の共存はサポートされていません。シスコの

システム要件を無視すると、仮想マシンが起動しない可能性があります。仮想マシンの展開

は、vCenter OVAの展開中に、一番最初の製品画面内で停止する可能性があります。

注意

50 人規模のユーザシステム50人規模のユーザシステムは、マイクロシステムとしても表現されます。(マルチデータセンター(MDC)はマイクロシステムでは使用できません)。次の図は、2つのバージョンの 50人規模のユーザ展開を示しています。(「冗長」仮想マシンは、高可用性(HA)のサポートを示します)。

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件12

WebEx システム要件50 人規模のユーザシステム

次の表に、システムの ESXiホスト(Cisco UCSサーバ)の最小のハードウェア要件を示します。最後の 2つの列は、CiscoWebExMeetings Serverの新規インストールに必要なディスク容量と、既存の Cisco UCSサーバを使用して Cisco WebEx Meetings Serverリリース 1.5MR3をリリース 2.5にアップグレードするために自動アップグレードを使用する場合に必要な空きディスク容量を示し

ています。詳細については、「一般システム要件」を参照してください。

帯域幅要件については、ネットワーク帯域幅要件を参照してください。

IOPSについては、VMware vSphereにシステムを展開する利点を参照してください。(注)

vCenterとの共存は、次の表で設定されているように、50人規模のユーザシステムの展開でサポートされています。

1.5MR3 から 2.5への自動アッ

プグレードに

必要なハード

ドライブの空

きストレージ4

新規インス

トールの

ハードドラ

イブスト

レージ要件

イーサネットポートメモリ

(GB)CPU コアESXi ホストの仮想マシ

ン(Cisco UCS サーバ)

自動インス

トール用に

1118 GB。

1.5 TB(最低 7,200RPM)

管理仮想マシン用に

2(NICチーミングが冗長性に使用される

場合の 1を含む)

1(ESXi管理ネットワークに推奨)

244(ESXi5.0)

6(ESXi 5.1以上)

管理

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件13

WebEx システム要件50 人規模のユーザシステム

1.5MR3 から 2.5への自動アッ

プグレードに

必要なハード

ドライブの空

きストレージ4

新規インス

トールの

ハードドラ

イブスト

レージ要件

イーサネットポートメモリ

(GB)CPU コアESXi ホストの仮想マシ

ン(Cisco UCS サーバ)

1078 GB

この図は、

vCenterを 40GBで設定しているという前

提条件に基づ

いています。

1.5 TB(最低 7,200RPM)

管理仮想マシン用に

2(NICチーミングが冗長性に使用される

場合の 1を含む)

vCenter用に 1

1(ESXi管理ネットワークに推奨)

366(ESXi5.0)

8(ESXi 5.1以上)

管理および vCenter(共存)

172 GB300 GB(最低 7,200RPM)

IRP仮想マシン用に2(NICチーミングが冗長性に使用される

場合の 1を含む)

1(ESXi管理ネットワークに推奨)

124(ESXi5.0)

6(ESXi 5.1以上)

インターネットリ

バースプロキシ

(IRP)

990 GB1.5 TB(最低 7,200RPM)

管理仮想マシン用に

2(NICチーミングが冗長性に使用される

場合の 1を含む)

IRP仮想マシン用に2(NICチーミングが冗長性に使用される

場合の 1を含む)

1(ESXi管理ネットワークに推奨)

368管理および IRP(共存)

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件14

WebEx システム要件50 人規模のユーザシステム

1.5MR3 から 2.5への自動アッ

プグレードに

必要なハード

ドライブの空

きストレージ4

新規インス

トールの

ハードドラ

イブスト

レージ要件

イーサネットポートメモリ

(GB)CPU コアESXi ホストの仮想マシ

ン(Cisco UCS サーバ)

950 GB

この図は、

vCenterを 40GBで設定しているという前

提条件に基づ

いています。

1.5 TB(最低 7,200RPM)

管理仮想マシン用に

2(NICチーミングが冗長性に使用される

場合の 1を含む)

IRP仮想マシン用に2(NICチーミングが冗長性に使用される

場合の 1を含む)

vCenter用に 1

1(ESXi管理ネットワークに推奨)

4012管理および IRPおよびvCenter(すべて共存)

4 [手動アップグレード(ManualUpgrade)]を選択し、すべての仮想マシンを手動で展開し、同じハードウェアを使用している場合は、自動アップグレードに必要な空き領域の 2倍の領域が必要です。

高可用性(HA)システムを使用する予定の場合は、両方のシステムをサポートするために、プライマリシステムのハードウェア要件と数量を 2倍にしてください。

(注)

50 人規模のユーザシステムの仮想マシンによって予約されているリソース

この項では、仮想マシンが使用するメディアの量について説明し、VMwareの専門知識を持つ人を対象としています。CPUリソースは、vCPU(コア)およびMHz(CPUサイクル)として指定されます。VMware VMkernelは、MHzサイクルを使用して CPUスケジュールを制御します。

メモリリソースは、最大メモリおよび予約済みメモリによって指定されます。予約済みメモリ

は、同じ物理 Cisco UCSサーバの他の仮想マシンと共有されません。

ディスクリソース(ストレージ)は、2つの個別の領域で制御されます。OVAの構築時に、CentOSファイルシステムのパーティションサイズによって最小のディスクサイズが決まります。次に、

vCenterが使用可能な最大ディスク容量を制御します。

最低数の vCPUがないまま仮想マシンを展開しようとすると、仮想マシンのOVA展開は失敗します。最低総MHzプロセッサ速度が出ないまま仮想マシンを展開しようとすると、仮想マシンの電源はオンになりません。

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件15

WebEx システム要件50 人規模のユーザシステム

この表の数字には VMware ESXiまたは vCenterのリソースが含まれていません。CWMSおよび ESXiホストによって消費されるリソース, (11ページ)を参照してください。

重要

ディスク

(GB)予約済みメモリ/総メモリ

6(GB)

CPU5(MHz)仮想 CPU

(vCPU)仮想マシンのタイプ

41812/1480004管理者

1284/480004インターネットリバースプ

ロキシ

5物理 CPUの数に CPUチップの速度(MHz)を掛けた数。ハイパースレッディングは、この計算に含まれていません。(物理 CPUには、2.4GHz以上のクロック速度が必要です)。

6メディア機能を持つ仮想マシンには、追加の非予約済みメモリがあります。メモリ =予約済み/合計

250 人規模のユーザシステム250人規模のユーザシステムは、小規模システムとしても表現されます。次の図は、2つのバージョンの250人規模のユーザ展開を示しています。「冗長」仮想マシンは、高可用性(HA)のサポートを示します。システムに HAサポートが含まれていない場合は、プライマリシステムのみを展開します。

次の図は、インターネットリバースプロキシ(IRP)のサポートがあるマルチデータセンター(MDC)システムを形成する 2つのデータセンターから成る 250人規模のユーザシステムのレイ

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件16

WebEx システム要件250 人規模のユーザシステム

アウトを示しています。ライセンスマネージャは、1つのデータセンターでのみ動作します。

次の表に、システムの ESXiホスト(Cisco UCSサーバ)の最小のハードウェア要件を示します。最後の 2つの列は、CiscoWebExMeetings Serverの新規インストールに必要なディスク容量と、既存の Cisco UCSサーバを使用して Cisco WebEx Meetings Serverリリース 1.5MR3をリリース 2.5にアップグレードするために自動アップグレードを使用する場合に必要な空きディスク容量を示し

ています。詳細については、「一般システム要件」を参照してください。

帯域幅要件については、ネットワーク帯域幅要件を参照してください。

IOPSについては、VMware vSphereにシステムを展開する利点を参照してください。

vCenterとの共存は、次の表で設定されているように、250人規模のユーザシステムの展開でサポートされています。

1.5MR3 から2.5 への自動アップグレー

ドに必要な

ハードドライ

ブの空きスト

レージ7

新規インス

トールの

ハードドラ

イブスト

レージ要件

イーサネットポートメモリ

(GB)CPU コア

ESXi ホストの仮想マシン(Cisco UCS サーバ)

990 GB1.5 TB(最低 7200RPM)

•管理およびメディア用に 2(NICチーミングが冗長性に使

用される場合の

1を含む)

• 1(ESXi管理ネットワークに

推奨)

5212管理およびメディア

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件17

WebEx システム要件250 人規模のユーザシステム

1.5MR3 から2.5 への自動アップグレー

ドに必要な

ハードドライ

ブの空きスト

レージ7

新規インス

トールの

ハードドラ

イブスト

レージ要件

イーサネットポートメモリ

(GB)CPU コア

ESXi ホストの仮想マシン(Cisco UCS サーバ)

950 GB

(この図は、

vCenterを 40GBで設定しているという

前提条件に基

づいていま

す)。

1.5 TB(最低 7200RPM)

•管理およびメディア用に 2(NICチーミングが冗長性に使

用される場合の

1を含む)

• 1(ESXi管理ネットワークに

推奨)

• vCenter用に 1

7216(管理およびメディア)お

よび vCenter(共存)

172 GB300 GB(最低 7200RPM)

• IRP用に 2(NICチーミングが冗

長性に使用され

る場合の 1を含む)

• 1(ESXi管理ネットワークに

推奨)

3612インターネットリバース

プロキシ(IRP)

7 [手動アップグレード(ManualUpgrade)]を選択し、すべての仮想マシンを手動で展開し、同じハードウェアを使用している場合は、自動アップグレードに必要な空き領域の 2倍の領域が必要です。

HAシステムを使用する予定の場合は、HAシステムにプライマリシステムと同じハードウェアと数量を購入してください。

(注)

250 人規模のユーザシステムの仮想マシンによって予約されているリソース

この項では、仮想マシンが使用するメディアの量について説明し、VMwareの専門知識を持つ人を対象としています。CPUリソースは、vCPU(コア)およびMHz(CPUサイクル)として指定されます。VMware VMkernelは、MHzサイクルを使用して CPUスケジュールを制御します。

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件18

WebEx システム要件250 人規模のユーザシステム

メモリリソースは、最大メモリおよび予約済みメモリによって指定されます。予約済みメモリ

は、同じ物理 Cisco UCSサーバの他の仮想マシンと共有されません。

ディスクリソース(ストレージ)は、2つの個別の領域で制御されます。OVAの構築時に、CentOSファイルシステムのパーティションサイズによって最小のディスクサイズが決まります。次に、

vCenterが使用可能な最大ディスク容量を制御します。

最低数の vCPUがないまま仮想マシンを展開しようとすると、仮想マシンのOVA展開は失敗します。最低総MHzプロセッサ速度が出ないまま仮想マシンを展開しようとすると、仮想マシンの電源はオンになりません。

この表の数字には VMware ESXiまたは vCenterのリソースが含まれていません。「CWMSおよび ESXiホストによって消費されるリソース」を参照してください。

重要

ディスク

(GB)予約済みメモリ/総メモリ

9(GB)

CPU8(MHz)仮想 CPU

(vCPU)仮想マシンのタイプ

41816/1680004管理者

12813/2316,4808メディア

1286/616,4808インターネットリバースプ

ロキシ

8物理 CPUの数に CPUチップの速度(MHz)を掛けた数。ハイパースレッディングは、この計算に含まれていません。(物理 CPUには、2.4GHz以上のクロック速度が必要です)。

9メディア機能を持つ仮想マシンには、追加の非予約済みメモリがあります。メモリ =予約済み/合計

800 人規模のユーザシステム800人規模のユーザシステムは、中規模システムとしても表現されます。次の図は、2つのバージョンの800人規模のユーザ展開を示しています。「冗長」仮想マシンは、高可用性(HA)のサポートを示します。

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件19

WebEx システム要件800 人規模のユーザシステム

次の図は、インターネットリバースプロキシ(IRP)のサポートがあるマルチデータセンター(MDC)システムを形成する 2つのデータセンターから成る 800人規模のユーザシステムのレイアウトを示しています。ライセンスマネージャは、1つのデータセンターでのみ動作します。

次の表に、システムの ESXiホスト(Cisco UCSサーバ)の最小のハードウェア要件を示します。最後の 2つの列は、CiscoWebExMeetings Serverの新規インストールに必要なディスク容量と、既存の Cisco UCSサーバを使用して Cisco WebEx Meetings Serverリリース 1.5MR3をリリース 2.5にアップグレードするために自動アップグレードを使用する場合に必要な空きディスク容量を示し

ています。詳細については、「一般システム要件」を参照してください。

帯域幅要件については、ネットワーク帯域幅要件を参照してください。

vCenterとの共存は、800人規模のユーザシステムの展開ではサポートされていません。

IOPSについては、VMware vSphereにシステムを展開する利点を参照してください。

(注)

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件20

WebEx システム要件800 人規模のユーザシステム

1.5MR3 から2.5 への自動アップグレー

ドに必要な

ハードドライ

ブの空きスト

レージ10

新規インス

トールの

ハードドラ

イブスト

レージ要件

イーサネットポートメモリ

(GB)CPU コア

ESXi ホストの仮想マシン(Cisco UCS サーバ)

990 GB1.5 TB(最低 10,000RPM)

•管理およびメディア用に 2(NICチーミングが冗長性に使

用される場合の

1を含む)

• 1(ESXi管理ネットワークに

推奨)

8040管理およびメディア(結

合)

172 GB300 GB(最低 10,000RPM)

• IRP用に 2(NICチーミングが冗

長性に使用され

る場合の 1を含む)

• 1(ESXi管理ネットワークに

推奨)

3640インターネットリバース

プロキシ(IRP)

10 [手動アップグレード(ManualUpgrade)]を選択し、すべての仮想マシンを手動で展開し、同じハードウェアを使用している場合は、自動アップグレードに必要な空き領域の 2倍の領域が必要です。

HAシステムを使用する予定の場合は、プライマリシステムと同じハードウェアの要件と数量を購入してください。

(注)

800人規模のユーザシステムでは、DMZホストに追加の仮想マシンを展開することは推奨していません。これにより、パケット損失が増加し、メディア接続の遅延が顕著になる可能性が

あります。

(注)

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件21

WebEx システム要件800 人規模のユーザシステム

800 人規模のユーザシステムの仮想マシンによって予約されているリソース

この項では、仮想マシンが使用するメディアの量について説明し、VMwareの専門知識を持つ人を対象としています。CPUリソースは、vCPU(コア)およびMHz(CPUサイクル)として指定されます。VMware VMkernelは、MHzサイクルを使用して CPUスケジュールを制御します。

メモリリソースは、最大メモリおよび予約済みメモリによって指定されます。予約済みメモリ

は、同じ物理 Cisco UCSサーバの他の仮想マシンと共有されません。

ディスクリソース(ストレージ)は、2つの個別の領域で制御されます。OVAの構築時に、CentOSファイルシステムのパーティションサイズによって最小のディスクサイズが決まります。次に、

vCenterが使用可能な最大ディスク容量を制御します。

最低数の vCPUがないまま仮想マシンを展開しようとすると、仮想マシンのOVA展開は失敗します。最低総MHzプロセッサ速度が出ないまま仮想マシンを展開しようとすると、仮想マシンの電源はオンになりません。

この表の数字には VMware ESXiのリソースが含まれていません。CWMSおよび ESXiホストによって消費されるリソース, (11ページ)を参照してください。

重要

ディスク

(GB)予約済みメモリ/総メモリ

12(GB)

CPU11

(MHz)仮想 CPU(vCPU)

仮想マシンのタイプ

41816/1620,60010管理者

12814/4460,80030メディア

12810/1041,20020インターネットリバースプ

ロキシ

11物理 CPUの数に CPUチップの速度(MHz)を掛けた数。ハイパースレッディングは、この計算に含まれていません。(物理 CPUには、2.4GHz以上のクロック速度が必要です)。

12メディア機能を持つ仮想マシンには、追加の非予約済みメモリがあります。メモリ =予約済み/合計

2000 人規模のユーザシステム2000人規模のユーザシステムは、大規模システムとしても表現されます。次の図は、高可用性(HA)とインターネットリバースプロキシ(IRP)のサポートがある 2000人規模のユーザシステムを示しています。HA仮想マシンは、冗長仮想マシンとして表されます。システムに HAサポートが含まれていない場合は、プライマリシステムのみを展開します。

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件22

WebEx システム要件2000 人規模のユーザシステム

次の図は、インターネットリバースプロキシ(IRP)のサポートがあるマルチデータセンター(MDC)システムを形成する 2つのデータセンターから成る 2000人規模のユーザシステムの展開を示しています。ライセンスマネージャは、1つのデータセンターでのみ動作します。

図に示されているすべての仮想マシンを展開することを推奨します。物理サーバにさまざまな

タイプの仮想マシンを展開することで、ハードウェアの障害時にシステムのシャットダウンを

回避することができます。たとえば、メディア仮想マシンとWeb仮想マシンを単一の物理サーバに配置すると、同じ物理サーバに両方のWeb仮想マシンを配置する場合よりも復元力が得られます。

重要

大規模システムでは、均等ロードバランスルールからの除外があり(詳細についてはロードバ

ランシングを参照)、メディア 1およびメディア 2では SIPトランクのロードバランサがあり、

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件23

WebEx システム要件2000 人規模のユーザシステム

メディア 3とオプションでメディアHAにはロードバランシングがありません。プライマリシステムでメディア 1および 2の両方に障害が発生すると、CWMSのすべてのテレフォニーサービスが失われます。システムが HA展開の場合、冗長性によって単一の仮想マシンの障害が軽減されます。

次の表に、システムの ESXiホスト(Cisco UCSサーバ)の最小のハードウェア要件を示します。最後の 2つの列は、CiscoWebExMeetings Serverの新規インストールに必要なディスク容量と、既存の Cisco UCSサーバを使用して Cisco WebEx Meetings Serverリリース 1.5MR3をリリース 2.5にアップグレードするために自動アップグレードを使用する場合に必要な空きディスク容量を示し

ています。詳細については、「一般システム要件」を参照してください。

帯域幅要件の詳細については、ネットワーク帯域幅要件を参照してください。

HAシステムを追加する予定の場合は、それらの仮想マシンが「冗長」仮想マシンとして表示されます。HAが必要ない場合は、プライマリシステムのみを展開します。

vCenterとの共存は、2000人規模のユーザシステムの展開ではサポートされていません。(注)

IOPSについては、VMware vSphereにシステムを展開する利点を参照してください。(注)

1.5MR3 から2.5 への自動アップグレー

ドに必要な

ハードドライ

ブの空きスト

レージ13

新規インス

トールの

ハードドラ

イブスト

レージ要件

イーサネットポートメモリ

(GB)CPU コア

ESXi ホストの仮想マシン(Cisco UCS サーバ)

990 GB1.5 TB(最低 10,000RPM)

• Media1および管理用に 2(NICチーミングが冗

長性に使用され

る場合の 1を含む)

• 1(ESXi管理ネットワークに

推奨)

8040Media1および管理(結合)

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件24

WebEx システム要件2000 人規模のユーザシステム

1.5MR3 から2.5 への自動アップグレー

ドに必要な

ハードドライ

ブの空きスト

レージ13

新規インス

トールの

ハードドラ

イブスト

レージ要件

イーサネットポートメモリ

(GB)CPU コア

ESXi ホストの仮想マシン(Cisco UCS サーバ)

768 GB1 TB(最低10,000RPM)

• Media2およびWeb1用に 2(NICチーミングが冗長性に使

用される場合の

1を含む)

• 1(ESXi管理ネットワークに

推奨)

8040Media2とWeb1(結合)

768 GB1 TB(最低10,000RPM)

• Media3およびWeb2用に 2(NICチーミングが冗長性に使

用される場合の

1を含む)

• 1(ESXi管理ネットワークに

推奨)

8040Media3およびWeb2(結合)

172 GB300 GB(最低 10,000RPM)

• IRP用に 2(NICチーミングが冗

長性に使用され

る場合の 1を含む)

• 1(ESXi管理ネットワークに

推奨)

3640インターネットリバース

プロキシ(IRP)

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件25

WebEx システム要件2000 人規模のユーザシステム

1.5MR3 から2.5 への自動アップグレー

ドに必要な

ハードドライ

ブの空きスト

レージ13

新規インス

トールの

ハードドラ

イブスト

レージ要件

イーサネットポートメモリ

(GB)CPU コア

ESXi ホストの仮想マシン(Cisco UCS サーバ)

990 GB1.5 TB(最低 10,000RPM)

•メディアおよび管理用に2(NICチーミングが冗

長性に使用され

る場合の 1を含む)

• 1(ESXi管理ネットワークに

推奨)

8040HA用のメディアおよび管理(結合)

896 GB1 TB(最低10,000RPM)

• Web用に 2(NICチーミングが冗

長性に使用され

る場合の 1を含む)

• 1(ESXi管理ネットワークに

推奨)

8040HA用のWeb

172 GB300 GB(最低 10,000RPM)

• IRP用に 2(NICチーミングが冗

長性に使用され

る場合の 1を含む)

• 1(ESXi管理ネットワークに

推奨)

3640HA用の IRP

13 [手動アップグレード(ManualUpgrade)]を選択し、すべての仮想マシンを手動で展開し、同じハードウェアを使用している場合は、自動アップグレードに必要な空き領域の 2倍の領域が必要です。

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件26

WebEx システム要件2000 人規模のユーザシステム

2000人規模のユーザシステムでは、DMZホストに追加の仮想マシンを展開することは推奨していません。これにより、パケット損失が増加し、メディア接続の遅延が顕著になる可能性が

あります。

(注)

2000 人規模のユーザシステムの仮想マシンによって予約されているリソース

この項では、仮想マシンが使用するメディアの量について説明し、VMwareの専門知識を持つ人を対象としています。CPUリソースは、vCPU(コア)およびMHz(CPUサイクル)として指定されます。VMware VMkernelは、MHzサイクルを使用して CPUスケジュールを制御します。

メモリリソースは、最大メモリおよび予約済みメモリによって指定されます。予約済みメモリ

は、同じ物理 Cisco UCSサーバの他の仮想マシンと共有されません。

ディスクリソース(ストレージ)は、2つの個別の領域で制御されます。OVAの構築時に、CentOSファイルシステムのパーティションサイズによって最小のディスクサイズが決まります。次に、

vCenterが使用可能な最大ディスク容量を制御します。

最低数の vCPUがないまま仮想マシンを展開しようとすると、仮想マシンのOVA展開は失敗します。最低総MHzプロセッサ速度が出ないまま仮想マシンを展開しようとすると、仮想マシンの電源はオンになりません。

この表の数字には VMware ESXiのリソースが含まれていません。「CWMSおよび ESXiホストによって消費されるリソース」を参照してください。

重要

ディスク

(GB)予約済みメモリ/総メモリ

15(GB)

CPU14

(MHz)仮想 CPU(vCPU)

仮想マシンのタイプ

418

バージョン

2.6以降、OVAファイルを使用して

展開された新

しいシステム

の場合は

513。

16/1620,60010管理者

12814/4460,80030メディア

12816/1620,60010Web

12810/1041,20020インターネットリバースプ

ロキシ

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件27

WebEx システム要件2000 人規模のユーザシステム

14物理 CPUの数に CPUチップの速度(MHz)を掛けた数。ハイパースレッディングは、この計算に含まれていません。(物理 CPUには、2.4GHz以上のクロック速度が必要です)。

15メディア機能を持つ仮想マシンには、追加の非予約済みメモリがあります。メモリ =予約済み/合計

システム容量マトリックスキーポイント:

•この項に示す情報の基本的な前提の 1つは、会議に参加している人物が少なくとも 2人いるということです。

•同時会議接続数は、任意の時点で会議に参加している人の数として定義されます。たとえば、50人規模のユーザシステムの場合、最大同時会議接続数は、それぞれの会議に合計 10人(たとえば、1人のホストと 9人の参加者)が参加している 5つの同時会議で構成できます。

•任意の時点で会議の参加者の最大数に達した後、他のユーザは会議を開始したり、会議に参加したりできません。会議の参加者の最大数(2000人、800人、250人、または 50人)のうち、ビデオを使用できるのは参加者の半分だけです。ビデオは送信または受信と定義されま

す。つまり、ユーザは、WebEx Webカメラビデオまたはビデオファイル共有オプションを使用して、ビデオを共有できます。

•デスクトップ共有は、ビデオと見なされません。つまり、250人規模のユーザシステムでは、会議中の任意の時点で 250人のユーザがデスクトップを共有できます。

•高可用性またはマルチデータセンターを追加しても、会議を開催するシステムの容量は増えません。800人規模のユーザシステムは、800人規模のユーザシステムのままです。

次の表内の数字は、CiscoWebExMeetings Serverシステムの設計容量を示しています。これらの仕様を超える容量でシステムを動作させると、ユーザエクスペリエンスが低下し、システムが不安

定になる可能性があります。シスコは、これらのレベルで容量制限を実施する権限を保有してい

ます。

システムが単一のデータセンターで構成されているか、マルチデータセンターシステムで構

成されているかにかかわらず、次の表内のこれらの値は同じです。

(注)

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件28

WebEx システム要件システム容量マトリックス

表 3:バージョン 2.5 以降のシステム容量マトリックス

注記50 人規模の

ユーザ

システ

250 人規模の

ユーザ

システ

800 人規模

ユー

ザシ

ステ

2000 人規模

ユー

ザシ

ステ

システム容量

任意の時点で同時会議に参加している

ユーザ数。

502508002000最大同時会議接続数

(音声、ビデオ、およ

びWebユーザ)

システム容量は、使用されている次の

機能の組み合わせに関係なく、左記の

とおり変わりません。

• G.711、G.722、G.729音声コーデック

• IPv4または IPv6の電話会議

• TLS/SRTP音声の暗号化

502508002000最大同時音声接続数

(会議クライアントか

らのコンピュータを使

用した電話会議の電話

および音声接続)

これらの数字は、同時にビデオ共有を

使用できる同時会議接続(または参加

者)の最大数を示しています。同時会

議でビデオ共有を使用するユーザの数

がこの制限に達すると、同時会議に招

待された残りのユーザは、会議には参

加できますが、ビデオウィンドウはグ

レー表示されます。

会議内の 1人の参加者がビデオを使用している場合、同じ

会議内の他のすべてのユーザ

は、ビデオを使用していない

場合でも、ビデオユーザとし

てカウントされます。

(注)

デスクトップ共有は、ビデオ

と見なされません。

(注)

25125400100016

最大同時ビデオおよび

ビデオファイル共有

ユーザ数

これらの数は、会議に参加できる参加

者の最大数を示します。

502505005001つの会議の最大参加者数

これは、録画機能を同時に使用できる

会議の合計数です。

31340100同時に録画できる最大

会議数

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件29

WebEx システム要件システム容量マトリックス

注記50 人規模の

ユーザ

システ

250 人規模の

ユーザ

システ

800 人規模

ユー

ザシ

ステ

2000 人規模

ユー

ザシ

ステ

システム容量

これは、同時に実行できる録画再生セッ

ションの合計数です。これは、ストレー

ジシステムに保存されている録画を指

し、ユーザのデスクトップにダウンロー

ドされた録画は含まれません。

これらの再生セッションは、

システムの同時会議接続数に

は含まれません。

(注)

1263200500最大同時録画再生セッ

ション数

この数には、アクティブなユーザと非

アクティブ化されたユーザが含まれて

います。

400,000400,000400,000400,000ユーザプロファイル

の最大数

同時にアクティブにできる個別の会議

数。

251254001000最大同時会議数

これは、1秒間に会議にダイヤルできる平均ユーザ数です。システムがこの数

に達すると、次に会議にダイヤルする

一部のユーザは、会議に接続するまで

数秒かかる可能性があります。

13820最大帯域(1秒あたりのコール数)

これは、1秒間にWebExサイトに同時にサインインできる平均ユーザ数です。

システムがこの数に達すると、次に

WebExサイトにサインインする一部のユーザは、会議に参加できるまでに数

秒かかる可能性があります。

1秒あたり 1人

1秒あたり 3人

1秒あたり 8人

1秒あたり

20人

最大同時サインイン

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件30

WebEx システム要件システム容量マトリックス

注記50 人規模の

ユーザ

システ

250 人規模の

ユーザ

システ

800 人規模

ユー

ザシ

ステ

2000 人規模

ユー

ザシ

ステ

システム容量

最大帯域幅でテストシステムを使用す

る場合、これはテストシステムが処理

できる最大帯域幅です。帯域幅使用率

に関する詳細については、『プランニ

ングガイド』の「システムのネット

ワーキングトポロジ」の章の「ネット

ワーク帯域幅要件」の項を参照してく

ださい。また、『WebEx NetworkBandwidthWhite Paper』を参照してください。

125Mbps

625Mbps

2 Gbps5 Gbps最大集約帯域幅利用率

16連邦情報処理標準(FIPS環境)では 800

Cisco WebEx Meetings Serverリリース 2.0以降の新規インストールについては、ストレージ要件は次のとおりです。

(注)

•ディスク容量は、ローカル(DAS)または外部(SANまたは NAS)にできます。

•管理仮想マシン搭載の ESXiホスト(Cisco UCSサーバ)には、1.5 TBのディスク容量が必要です。

•管理仮想マシンが非搭載の ESXiホスト(Cisco UCSサーバ)には、1 TBのディスク容量が必要です。

•既存の Cisco UCSサーバを使用しして Cisco WebEx Meetings Serverをアップグレードする場合、UCSサーバに管理仮想マシン(プライマリまたはHAシステム)しかない場合は、ESXiホストに 1118 GBの空きディスク容量が必要で、UCSサーバに 1台の管理仮想マシンと 1台のメディア仮想マシン(プライマリまたは HAシステム)がある場合は 990 GBの空きディスク容量が必要です。

完全な詳細については、http://www.cisco.com/c/en/us/support/conferencing/webex-meetings-server/products-installation-and-configuration-guides-list.htmlの「Resources Consumed by Cisco WebExMeetings Server and the ESXi Host」の項を参照してください。

会議の最大長は、すべてのサイズのユーザシステム展開で 24時間です。ヒント

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件31

WebEx システム要件システム容量マトリックス

アップグレードを検討する際は、アップグレードされたシステムのテストが完了し元のシステ

ムが削除されるまで、元のシステムとアップグレードされたシステムはデータストアを共有

するので、データストアの規模の拡張を計画します。

(注)

さまざまなサイズのユーザシステムのネットワーク帯域幅要件については、本書の「システムの

ネットワーキングトポロジ」の章の「ネットワーク帯域幅要件」の項を参照してください。

リリース 2.7 アップグレードおよび更新マトリックス次の表を使用して、Cisco WebEx Meetings Serverリリース 2.7への更新またはアップグレードする方法を確認してください。

パスインストール

するリリース

インストールされて

いるリリース

1 1.5に更新。

2 1.5MR5に更新。

3 2.7にアップグレード。

2.71.0~ 1.1

1 1.5MR5に更新。

2 2.7にアップグレード。

2.71.5~ 1.5MR4

2.7にアップグレード。2.71.5 MR5以降

1 2.0MR9に更新。

2 2.7に更新。

2.72.0~ 2.0MR8

2.7に更新。2.72.0MR9以降

1 2.5MR6に更新。

2 2.7に更新。

2.72.5~ 2.5MR5

2.7に更新。2.72.5MR6

2.7に更新。2.72.6または 2.6MR

2.7MRに更新。2.7MR2.7または 2.7MR

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件32

WebEx システム要件リリース 2.7 アップグレードおよび更新マトリックス

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件33

WebEx システム要件リリース 2.7 アップグレードおよび更新マトリックス

Cisco WebEx Meetings Server リリース 2.7 プランニングガイドおよびシステム要件34

WebEx システム要件リリース 2.7 アップグレードおよび更新マトリックス