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Page 1: yamato.nakano-ngn.ed.jpyamato.nakano-ngn.ed.jp/.../2016/03/fc1e27512cbeb995e…  · Web view目標を意識化し実践につなげる過程評価と確認高社中ブロックの新たな方向高社中ブロック教育理念の共有化高社中【柱3】コミュニティスクール化を指向した高社中ブロックの地域支援1

平成27年度 中野市校長会

教育力向上プラン実践報告

一 27年度「教育力向上プラン」の内容と推進校       「教育力向上プラン」グランドデザイン       「教育力向上プラン」実施計画       27年度「教育力向上プラン」の柱と実践の分担

二 実践報告と今後の方向       Ⅰ 研究(学び合う授業の実践)       Ⅱ 家庭学習       Ⅲ 四小交流       Ⅳ 人権教育       Ⅴ 北部生徒指導連絡協議会

三 資 料   家庭学習ガイドブック   教育力向上プラン実践の引き継ぎ事項

中野市高社中学校ブロック

下川昌平(平岡小)   若松享観(長丘小)阿部恵子(科野小)  宮下 宏 (倭小) 小林弘治(高社中)

 平成 27 年度 高社中学校ブロック教育力向上プラン

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中野市校長会                                   

平成 27 年度「高社中学校ブロック」教育力向上プラン実践報告高社中ブロック小委員

2

高社中ブロック(平岡小・長丘小・科野小・倭小・

高社中)で育てたい児童生徒の姿◇自己実現に向けて学び合い、学び続けていく児童生徒

【柱1】「学び合い」を中核にした学力向上1 学び合う授業づくり(中心校:平岡小・高社中 各校研究主任)

・拠点校の授業公開(高社中で年2回)・「学び合い」の授業参観や高社中研究主任による研修

2 家庭学習のあり方についての検討(中心校:長丘小) ・メディアコントロールから進める家庭生活の見直し

【柱2】児童生徒の健全育成・心の教育1 知り合い学び合う4小交流(中心校:倭小 各小6学年担任) ・6学年の交流活動と各学年の交流活動への広がり

・高社中祭への集いと合同合唱 ・中学授業参観 ・合同学習2 人権教育の推進(中心校:科野小) ・北部人権教区授業公開を通した研修

【柱3】コミュニティスクール化を指向した高社中ブロックの地域支援

1 4小の各信州型 CS を基盤とした高社中ブロック運営委員会の組織づくりの準備とネットワークの整備(事務局:高社中)

2 キャリア教育の視点をもった地域支援の検討と小中接続

小学生自 学 自 習の基礎体験学習

中学校人 間 性 の開花

社会人高校自 分 と の対話

幼 稚 園児 保 育園児ご っ こ 遊

乳幼児自 律 性 のめばえ

目標を意識化し実践につなげる

高社中ブロック教育理念

・「学び合い」のよさを実感する授業づくり・家庭と地域が協働する学校運営

・ メディアコントロ

ー ルの実践

・地区連携挨拶運動

長丘小

高社中

・「ことば」でかかわ

り 合う楽しい授業

づ くり

平岡小 ・特別支援の意識が

行 きとどく学級

・縦割り班活動

科野小 ・表現力の向上

・キャリア教育と連

動 する「やまと

CS 」

倭 小

評価と確認

高社中ブロックの新

高社中ブロックを支える地域の教育力

考える力の育成

基本的生活習慣

自 分の 生活 を組 み立 てら れる 生き方

メリハリのある生

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倭小学校  宮下 宏 一 教育力向上プラン実施計画1 各小中学校の重点目標と高社中ブロックの重点目標   各小中学校の教育目標具現化に向けた重点目標と、高社中ブロック全体の重点目標との関連を明確にするとともに、柱1・2・3としてブロック内の具体的な連携事業によるいっそうの推進を図る。また「高社中学校ブロック教育力向上プラン」を各小中学校の教育計画に入れ、高社中ブロック教職員の共通理解のもとに取り組みを進めていく。  

◇各小中学校と高社中ブロック全体の重点目標の関連中学校の重点目標 高社中ブロック重点目

標 小学校の重点目標

高社中

学びを育てる

学び合いを中核にした学力向上

【 柱1】

よいとこみつけ長丘小しっかり伝える 聴く・書く

すすんであいさつ

学び合いあふれる楽しい授業平岡小

心を育てる

児童生徒の健全育成・心の教育

【 柱2】

気持ちのよい学校みんなでつくる楽しい活動特別支援教育の意識が行きとどく学級・学校づくり

科野小少人数学習集団のよさが発揮される縦割り班活動・授業づくり研修

みんなで育てる

CS を指向した高社中ブロックの地域支援

【 柱3】

からだを動かす「すくすくプラン」

倭 小あたまを働かす「ぐんぐんプラン」

心に感じる「わくわくプラン」

2 高社中ブロックの重点目標に向けた具体的な連携事業◇今年度の柱となる連携事業と中心校(具体的な推進については研究主任会、家庭学習検討委

員会、高社中ブロックコミュニティスクール設置委員会(教頭)によって検討していく)【柱1】「学び合い」の授業の実践と研究・・・・・・・・・・・・ 平岡小・高社中

メディアコントロールと小中接続を見通した家庭学習・・・長丘小【柱2】6 学年を中心とした4小交流と他学年への広がり・・・・・倭小

北部人権教育授業公開と日々の人権意識の高まり・・・・・科野小【柱3】北部生活指導連絡協議会から高社中ブロックコミュニティ

スクール運営委員会への移行とネットワークづくり・・・高社中キャリア教育の視点をもった地域支援の検討・・・・・・・各小中学校教頭

(1)「『学び合い』を中核にした学力向上」のために・・・【柱1】①学び合いの授業実践と職員研修(高社中・平岡小)

・村瀬まさつぐ

正胤先生(麻布教育研究所長)を中心講師としての授業研究会実施    第 1 回授業公開  5月 20日(水) 高社中2年社会科授業 授業研究および講演    第 2 回授業公開  11月 10日(火) 高社中            〃  ・児童生徒の「学び」について具体の姿で語り合う。  ・拠点校の授業公開を通して児童生徒の姿に学び、自校の授業づくりを振り返る。  ・高社中研究主任の指導助言に基づく各校の「学び合い」授業の実践を進める。 ②日々の授業や生活習慣を見直した家庭学習のあり方についての検討(長丘小)  ・生活習慣の見直しによるメディアコントロールの推進とともに学校間、PTA 活動の連携

のもと、家庭学習や家庭読書に取り組んでいく。・児童生徒が関わり合いながら課題を解決していく授業づくりとともに、家庭学習につなぐ授業についての実践研究を進める。

(2)「児童生徒の健全育成・心の教育」のために・・・【柱2】

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① 知り合い学び合う4小交流 ◇6 学年の4小交流を通して知り合い学び合い、高社中進学への期待感を膨らめる。    事前打ち合わせ  5月 19日(火) 4小交流会・研究推進計画の検討  平岡小    第 1 回       7月 9日(木) 4小交流会    高社祭     10月 2日(金) 小中合同合唱 高社祭の見学    第 2 回     12月 3日(木) 4小 6 年生の中学校授業参観    第 3 回      2月 26日(金) 高社中一日入学 ◇学年間の積極的な交流活動の推進    長丘小 6 年・倭小 6 年 5月 14日(木) 市立博物館見学    平岡小 5 年・倭小 5 年 5月 14日(木) 第 1 回交流会 倭小にて    平岡小 5 年・倭小 5 年 6月 29日(月) 第 2 回交流会 平岡小にて    平岡小 5 年・倭小 5 年 7月 8日(水)~9日(木) 第 3 回交流会 志賀高原学習    科野小 4 年・倭小 4 年 6月 22日(月) 消防署・警察署社会科見学     *随時計画実施 ②北部人権教育研究会  ・科野小で行われる北部人権教育研究会を通して、人権意識を高める研修の機会とする。

11月 6日(金) 科野小学校公開  ・特別支援の意識(ユニバーサルデザインへの配慮)が行きとどく学級、学校づくり

・情報モラルを含む日々の実践を通した人権意識の向上

(3)「コミュニティスクール化を指向した高社中ブロックの地域支援」のために・・・【柱3】 ◇北部生活指導連絡会を通した地域連携の推進  ・地域ボランティア、育成会、PTA役員、4小1中の学校職員が参加する北部生活指導専

楽協議会を年 3 回開催し、信州型コミュニティスクールの周知、人材バンクづくりなどの協力要請を行っていく。

    第 1 回 6月 2日(火)信州型コミュニティスクールについて(北信教育事務所より)    第 2 回 9月 3日(木)信州型コミュニティスクールの取り組みの事例報告(倭小)    第 3 回 12月 1日(火)本会のまとめと来年度に向けて(高社中)  ・信州型コミュニティスクールの礎となる人材バンクと準備委員会づくりの推進を図る。 ◇キャリア教育の視点をもった地域支援の検討と小中接続する指導計画の作成

・校長会、教頭会の教育改革班の提言を受けて、小中 9 年間を見通したキャリア教育の指導計画を二学期中に作成する。

3 27 年度「教育力向上プラン」の柱と実践の分担

【柱1】「学び合い」の授業の実践と研究メディアコントロールと小中接続を見通した家庭学習

【柱2】6 学年を中心とした4小交流と他学年への広がり北部人権教育授業公開と日々の人権意識の高まり

【柱3】北部生活指導連絡協議会から高社中ブロックコミュニティスクール運営委員会への移行とネットワークづくり

キャリア教育の視点をもった地域連携や地域支援(あいさつ運動)           

Ⅰ 研究(学び合う授業の実践)・・【平岡小】【高社中】Ⅱ 家庭学習 ・・・・・・・・・・【長丘小】Ⅲ 4小交流 ・・・・・・・・・・【倭 小】Ⅳ 人権教育 ・・・・・・・・・・【科野小】

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Ⅴ 北部生活指導連絡協議会 ・・・・・連絡会の概要             【高社中】

学校運営委員会とコミュニティスクール【倭 小】あいさつ運動       【長丘小】

二 実践報告Ⅰ 研究(学び合う授業の実践)

【平岡小学校 実践報告】 

1 これまでの実践・経過・概要・今後の取り組み(1)高社中学校ブロック研究主任会の開催<5月 19日(火) 於平岡小学校>

① 学力について…低学年の学力はどうかも大切。点数だけに気持ちがいきがち。家庭学習の意味…学習の習慣をつけることを。

② 授業研究会高社中…全職員公開(別紙中学校からの報告)長丘小…総合的な学習の時間<5月 11日(月)教育課程事前 講師牛山先生(高社中)>

学び合いの授業公開    <秋に一回 講師牛山先生>平岡小…一人一回授業 「学び合い」<9月 8日(火) 算数・理科の公開授業研究会>倭小 …教育課程図工(全校図工デーの計画)体育を連学年 読む力 ピサ型読解力科野小…へき地山間地教育研究公開授業 <9月 29日(火)>

③「学び合い」については子ども同士の関わり合いを増やし、子どもの姿から発見し語り合う。

④ 公開授業は授業と講演をセットで参加できるようにし、参観する視点を明確にする。⑤道徳は学び合いの原点でもあるので充実させていく。⑥ 子どもが変わる姿をはっきりさせる。(話す聞く力・コミュニケーション活動・学力のと

らえ・授業改善・説明する力等)

2 研究の実際(1)学校長の願い①授業の公開、授業の参観を日常的なものにし、職員間でともに学び合う関係づくりを進め 、

授業づくりを通した同僚性の向上を図る。②学校としての目標は掲げるが、自己課題を元にした授業改善を中心に進める。③教科の本質にせまる課題、全ての子どもに学びを保障できる課題づくりのために教師の専門性向上のための研鑽を積む。

 ・授業公開を特別な指名等なしで自主的な申し出によって行っているが、互いに参観することが時間的にもむずかしく、また今まで経験してきた授業研究への姿勢をぬぐえず、公開することが積極的なものになっていない。本校規模の小学校で授業公開の体制としてどのような形が可能なのか検討していく必要がある。

・小学校では、1つの教材(1 つの授業)をその教員が再び行える可能性は低い。また単級の学年では、それについて見合うこともできない。こういった中、教科としての縦のつながりを意識した教材研究が教科係を中心に少しでも進められ蓄積できればと願っている。

・授業者は、本校 1 年目。行事等での指導でもつけたい力を明確にし、子どもたちにも伝え考えながら行動できるよう活動を設定する力がある。授業の中で子ども同士のかかわりで学び合いが進められるような教師の関わり方をつかんでいけることを期待している。

(2)職員の研究の自己課題の例「学び合う子どもの姿を授業の中から拾い、アクティブラーニング、協働的な学びの姿を

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具体的に先生方に伝える。」「子どもたち関わりながら、思いや願いを表現しようとする支援のあり方」「子どもたち一人一人が主体的に学び合うための教師の支援」

(3)本校全校授業研究会 <算数・理科>①目的…日々の授業改善を図りながら全職員が互いに学び合う場とし、お互いに高め合って

いける研究にするとともに算数の教育研究を深める。②日時 平成27年9月8日(火)③全校研究テーマ

「自分の見方や考え方を大切にして、自ら学ぼうとする子ども―ことばを手がかりにして気づき、考え、伝え合う力を育てる支援のあり方― 」

④指導者から支援を受けたい要点授業者が育てたい子どもへの願いに向け、自己課題から子どもの願いへの支援が適切で

あったか、また自己課題に向けて今後の取り組む方向への示唆⑤全校研究授業

5 年東組研究授業 算数(2 校時)3 年東組研究授業 理科(3 校時)

(4)研究主任 授業者の願いや課題、①研究主任

自己課題の取り組みを日常的に職員が見合い、子どもの捉えや姿を具体的に見取る中で、教師の支援・指導のあり方を探っていく。本校で進めてきている自己課題に向けた授業改善を行い、互いの教師が学び合う授業公開の形を継続していく。学校目標の具現化に向けて自己課題を明確にし、課題解決に向けた手だての工夫を個人、またはグループで出し合い、日々改善しながら授業実践を積み重ねていく。全職員で互いに悩みを出し合い、学び合い、授業に生かしていける研究にしていきたい。今年度はさらに「子どもたちの学び合い」を日々の授業の中に取り入れ、改善や実践を積み重ね、部会ごと情報交換を行い、さらに実践に役立てていく形体を取り、互いに学び合い磨き合う時間を持ちたいと考えてきている。②算数科授業者本年度より本校では、子どもたちの学び合いに焦点をあて取り組みを始めた。それを受

けて「関わり合い、学び合う授業の日常化を」テーマに、つける力を明確にして、学び合いを意識した授業作りを目指している。

5 年東組の子どもたちは、男子を中心に元気である。学習での子どもたちの姿は、発言力のある児童が元気に発言するので一見活気のある授業に感じられたが、友だち同士の関わりがあまり見られなかった。友との学び合いについては、むずかしく感じていた。そのような子どもたちの具体的な姿として次のような育ちを願っている。

・自分の考えたことや疑問点を語り合って欲しい。・仲間の考えを聞き合うことで、自分の考えを深めたり広げたりして、問題解決・数理追究の力を高めて欲しい。

③理科授業者理科は、比較的多くの児童が興味・関心をもって行える授業である。しかし、見通しを

もてないままに、実験・観察を行なうことは、その後の考察の話し合いにも参加できないことにもつながる。「子ども自身が見通しをもって活動する」ことの大切さを日々感じている。見通しをもって行なうことは、自信にもつながり、「分かったことを伝えたい」という関心も高まるのではないかと考える。そこで、「だれもが見通しをもって観察・実験を行うための教師の支援」を研究テーマとして設定し、だれもが楽しく集中して授業に取り組める方法について考えてみたい。

・一人一人が明確な予想を持つこと。

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・予想から、各々の本時行なう課題を決めだし、結果にどんなことを書けばよいか事前に話し合うこと。

・実験結果から分かったことを話し合う場を設けること。

(5)授業を振り返って①算数科授業者本時の授業の山をどこにもっていくのか 子どもはどこでつまずくのかいつも難しく悩、むところだが、その見極めの大切さをあらためて痛感した。今後の授業づくりに活かしていく。また、学び合いの方向としてもこの方向で良いとの言葉をいただいた。子どもたちがつながる授業を目指し 進めていきたい。、

② 理科授業者写真だけではなく、映像で子どもの姿を追えたので、ふだん、見落としてしまう子ども

の様子や気づきがわかった。N 生はふだん問題行動のある子どもですが その子のよさが再、発見でき、自分にとってもその子にとってもプラスになる指導をいただいた。

③ 研究会から・学び合うことの基本は 相手の話を聞くこと 相手の思いを受け止める雰囲気作りと 教、 、 、材を絡めた場の設定が相まって、より深い学び合いにつながっていくと思う。

・授業者の自己課題を追究し 解決していく一つの場面で、授業のねらいをどこに据える、か、どう教材化するか、また本校で今年度から進める「学び合い」の授業をいかに展開していくかについて 校内職員が議論でき 今後の方向を見出すことができてきた。、 、

・3 年生になって教科「理科」が始まり、この時期に「理科っておもしろい」という思いを子どもたちに多くもってほしい。そのためにも、今回のように手製の教材をつくり、動かし、日常の遊びの中にも自然な形で取り入れていくことで、より高まっていく。

・ねらいを明確にし、追究し、課題や問題解決を自らしていくことを、理科の教科から学ばせてもらった。今後、より能動的に 主体的に学び合う一歩になっていくのではない、か。

【高社中学校 実践報告】

1 対象  高社中ブロック小中学校職員   

2 名称  「学び合い」授業研究会

3 ねらい(内容)高社中ブロックの教育力向上のために、講師を招いて授業公開を行い、授業や研究会をとお

して、授業を観る観点や児童生徒の学びのとらえ方などについて、指導助言をいただき、教師の授業力向上に資する。

4 期日  (1)第 1 回  5月 20日(水)       学年内授業参観 3-1数学 宮本亨教諭「式の展開と因数分解」               1-2国語 小林武男教諭「複数の情報を正確に聞き取ろう」       全体授業参観  2-1 社会 中村有希教諭「世界から見た日本の気候」(2)第 2 回 11月 10日(火)       学年内授業参観 3-1音楽 佐藤雅美教諭「作曲家の卵デビュー」               2-3 保健 小林翔教諭「きずの手当て」       全体授業参観  1-3英語 別府輝樹教諭「Lesson 6 My Family in the UK」

5 予算  講師謝礼補助 30,000円  ※講師:麻布教育研究所長 村瀬 公胤 先生

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6 成果と課題(1)第1回全体授業参観から

① 成果・困った時に級友にすぐ聞くという関係が着実に根づいている。・先生方も学び合いの授業に真摯に向き合って、生徒の学びの姿をしっかりと受け止めよ

うとしている。だから、生徒もまっすぐに育っている。②課題

・「何、何、何?」と生徒がつぶやき出すような発問にしたい。・小グループでの話し合いをとる場合は6分以内を目安とする。・指遊びしている生徒、聞いているふりをして何も反応していない生徒もどこかで必ずつぶやく瞬間がある。非を咎めるのではなく、先生がそこを観ていることを伝える。

(2)第 2 回全体授業参観から① 成果

・困った時に級友にすぐ聞くという関係が授業への安心感につながっている。・単なる話し合い、伝え合いではなく、ストーリー性を持たせることで、生徒が基本的な

事項を活用する学びが生まれるという授業であった。・「生徒のつぶやきや発問をつなげる」という先生の役割が明確になった。

②課題・課題:全ての学級で 2 人、あるいは、4 人で机を寄せ合うことを位置づけたい。・自分から困り感のサインを出せない生徒がいる。困った時にすぐに聞ける級友を育てて

いく。・生徒の発言の後、先生がその発言を繰り返すというような関係を変えていく。

7 次年度に向けて  ・村瀬公胤先生を講師とした「学び合い」授業研究会を年 2 回(5、11月)実施する。

・引き続き児童生徒の学びのとらえ方や、「共有の学び」、「ジャンプの課題」の設定の仕方などについて「学び合い」の授業の研究をさらに深めていく。

・小学校の先生方が参加しやすいように当日の日程を工夫する。あらかじめ研究会の日がわかるようなら、各校はその日に会議等を入れない。

Ⅱ 家庭学習

【長丘小学校 実践報告】    「家庭学習の手引き」資料を参照

1 これまでの経過(1)組織の確認…学力向上に向けて(授業改善研究部会で主に提案し取り組むことにする)  家庭学習の充実をはかる。 ・家庭学習のやり方を教えることが必要→「家庭学習マニュアル」作成

・保護者にも「子どもの話を聴く」大切さを折りにふれ、強調していく。  ・宿題には既習の問題の中に翌日の問題を入れる。(2)教務会にて

 今までの所属の学校での「家庭学習の手引き」を持ち合い検討し合う。(3)部会中心に長丘小「家庭学習の手引き」の素案を作成する。(4)高社ブロック研究主任会打ち合わせ会にて素案を提案し、進行具合を紹介する。

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2 成果と課題 ・授業改善研究部会では「家庭学習の手引き」の作成にあたり、その目的は学力向上をめざ

すものであるが、机に向かう姿勢・宿題をやるという習慣づくりなど、まずは学習習慣づくりに焦点を絞っていくことを確認し合った。家庭での学習習慣定着のための家庭学習の内容や方法についての参考資料となるようにすることを検討した。

 ・長丘小学校の取り組むメディアコントロールも含めた「家庭学習の手引き(低・中・高学年)」を作成し、「家庭学習を支えるポイント」とともに二学期末、長丘小全家庭に配布した。

 ・中学校まで見越した手引きにしたいが、中学校の先生たちとの検討会がとれない。また、小学校との検討会もとれていない。誰に連絡をとり、進めてもらえるのかなどの検討会の組織化が課題である。

3 今後の取り組み ・今後、家庭や児童の感想・意見を参考にして、「家庭学習の手引き」の改善を進める。ま

た平岡小、科野小、倭小でも使用し、さらに充実した手引きにしていく。Ⅲ 四小交流

【倭小学校 実践報告】1 実施内容(1)5月 19日(火)…6学年4小交流打ち合わせ会 (於:科野小)①年間計画の確認

・第1回交流: 7月 9日(木)…平岡小体育館にて コミュニケーションゲーム・第 2 回交流:12月 3日(木)…高社中にて    授業参観(5 校時)・清掃参観・全体会・第 3 回交流: 2月 26日 (金)…高社中にて    中学校一日入学

②第 1 回交流の計画:長岡小が企画して進める【企画の順番 】長丘小 → 平岡小 → 科野小 → 倭小 →

       H27 H28 H29 H30

(2)7月 9日(木)…第 1 回4小交流会 (於:平岡小体育館)①目的…お互いの顔や名前を覚え、来年の 4月から高社中学校に通う同じ 6 年生の仲間と

感じられる交流の場とする② 内容…下記次第のとおり

9

1 はじめの言葉2 長丘小児童代表あいさつ3 交流ゲーム

・班づくり ・名札づくり ・自己紹介・コミュニケーションゲーム

4 感想発表5 校長先生(阿部校長先生)のお話6 終わりの言葉

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③児童の様子・班づくりでは、同じ学校の友だちが1~2人となるので、最初は緊張した様子だった。・班ごとに名札をつくり、その後に自己紹介をしたので、名札が会話のきっかけとなり、

よい流れで活動がスタートした。・お互いにコミュニケーションのとれるエンカウンター的なゲームをグループで協力して

進めたので、会が終わる頃には表情がゆるみ、だんだん打ち解けて交流できた。

(3)10月 2日(金)…高社祭見学 (於:高社中)・意見文発表や英語弁論の見学 ・合同合唱「翼をください」 ・学年発表見学

(4)12月 3日(木)…第 2 回4小交流会は、高社中の意向により中止。・授業参観は 2月の一日入学と合わせて行うこととなった。

(5) 2月 26日(金)…高社中一日入学実施予定 (於:高社中)・体験授業

(6)その他の交流①6 年生

  ・長丘小と倭小…社会見学(市立博物館)

 ② 5 年生  ・平岡小と倭小…高原学習に向けた交流会(2回)

・平岡小と倭小…合同高原学習・科野小と倭小…社会見学(明治産業・信濃化学工業・NHK長野)③4 年生

  ・科野小と倭小…社会見学(消防署・警察署)  ・科野小と倭小…社会見学(浄水場・下水処理場・クリーンセンター)

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【市立博物館で6年生の合同学習】 【2校合同で5年生の高原学習】

同じシール集まれで 班の仲間をみつけよう 呼んでほしい名前(ニックネーム)で名札づくり

手をつないで フラフープ渡し 風船を落とさないように運ぼう

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④3 年生 ・科野小と倭小…社会見学(あさひ培養センター・中山晋平記念館・警察署・市立図書館

・市役所・オギワラ精機) ⑤ 1・2 年生  ・科野小と倭小…交流会(2回) ⑥中野市・育成会  ・4小学校…北部駅伝大会  ・長丘小・平岡小・倭小…リーダー研修会  ・市内小学校…市合同音楽会  ・科野小・倭小…ガキ大将フェスティバル

2 成果と課題(1)第 1 回交流会(7月)

・企画を担当する学校にとっては、計画・運営と少し負担感があると思うが、交流会を通しての児童の様子をみると、4小学校が一堂に会して、顔を合わせて交流する機会を一度はもちたい。

・企画が負担にならないように、企画は担当の学校に一任する。(児童が進行しても、担任が  進行しても形式にとらわれなくてよい)

・交流日が決まったら、市バスの予約を早めに入れて確保する。

(2)第 2 回交流会(12月) ・体験授業が 2月の一日入学で計画されていることもあり、授業参観と清掃参観を中止とした。

・「4小学校で集まり、小学生だけの交流会を行えば」という考えもあったが、校内音楽会や合同音楽会、修学旅行の行事を終えたばかりの学校もあり、新たに計画して行うということはむずかしかった。

(3)高社中一日入学 2月に実施予定

(4)その他の交流 ・科野小と倭小は同じ保育園出身の児童同士ということもあり、1 年生の頃から交流学習や

合同学習を行いやすい環境にあるので継続していく。・長丘小と平岡小との交流活動や合同学習の場がもてるよう考えていかれるとよい。・合同学習で顔見知りになった児童同士が、北部駅伝などの育成会行事で集まった時に、 お互いの集合場所を訪ねて話をするなど、自然な形での交流する姿がみられた。

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4 年生の合同学習:安全を守る施設や生活を支える施設を見学

北部駅伝でのお互いのがんばりを讃え合う児童

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Ⅳ 人権教育

【科野小学校 実践報告】一 これまでの実践または経過(研究会、委員会も含む)1 北部人権同和教育研究会 11月 6日(金)の授業公開

(1)当日の日程及び内容①受  付  13:20~13:35②開会行事 13:40~13:55

(2)公開授業 14:05~14:50   1 年 (学級活動)「ふわふわ言葉とちくちく言葉」 山 敏子(﨑 1 年教室)   3 年 (道徳)  「あなたならどうする」     小林英二(3 年教室)   5 年 (道徳)  「夕やけがうつくしい」    黒岩浩平(5 年教室)(3)授業研究会 15:00~16:00

① 授業者反省 ( 2 分)② グループ討議(40 分)③ 意見交換 (20 分)「『有効な学び合いの場面を設定するために』努力・工夫してい

ること」(4)授業研究全体会 16:10~16:40 体育館①質疑応答・特に話題にしたいことなど                 (10 分)②ご指導           平岡小学校長 下川昌平 先生(20 分)

(5)閉会行事 16:40~16:50

2 参加者・高社ブロック小中学校 PTA 会長・高社ブロック小中学校 PTA 人権教育担当役員・高社ブロック小中学校職員・学校人権教育担当者会長または校長会代表・学校人権教育担当者会委員及び推進協議会学校人権教育部会部員・部落解放同盟中野市協議会会長及びブロック内の支部長・支部員 ・子ども人権教室ブロック内親の会会長・人権・男女共同参画課・人権センター・教育委員会関係職員*教職員以外の皆様は、授業の感想及び人権教育の課題等について、別室で意見交換会

3 当日の授業公開並びに意見交換会から 【授業公開から】

(1)成果と課題   ① 1 年生

○少人数の学校である事を生かし、縦割り活動や全校での活動で全校の児童がふれ合いを深める事ができている。

○なかよし集会の定例化やなかよし通信によって、ふれ合いの機会や意識をさらに高める事ができた。

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1年生の授業風景 3年生の授業風景 5年生の授業風景

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○「あいさつ」や「くつそろえ」など日常生活の中にも「相手への意識や接し方」を育てる機会ととらえ、毎日を大切に生きる子どもを育てる事が、「相手を大切にする人権感覚」を育てる事につながった。

○今年度の重点を「あいさつ」「よびすて」の2点に絞り、年間を通して子どもたちと共に考える事で、子どもたちの意識に変化がみられるようになってきた。

○子どもたちには「ふわふわした物」「ちくちくした物」のイメージが強く、「ふわふわ」と「ちくちく」の言葉から想像した事を出し合った事が、「気持ちを温かくする」「気持ちを傷つける」という人の気持ちを考える学習につながりにくくなってしまった。学級の実態からは、具体的な言葉を2つのグループに分けながら違いを考える、具体的な体験を語ったりロールプレーをしたりなど、児童の実態に合わせた学習方法や別の支援を考えるとよかった。

▼最後の場面で、「ふわふわことば」を友だちに言っていってもらった子どもが、とても嬉しそうな表情をしていた事から、友だちに言ってもらう事は、「ふわふわ言葉」のよさを感じるのによい手立てとなった。しかし、充分時間がとれず、進んで使おうとする所までは思いを高めることができなかった。

▼さらに「自分を好きになる」「自分に自信が持てる」子どもを育てること、そのことが「相手を大切にする子ども」を育てることにつながっていくことを明らかにしていきたい。

②3 年生○活発な発言がなされ、気持ちよい授業でした。ロールプレーを試みられていて、と

ても素晴らしい。続けることで、より心が開かれた学級づくりにつながっていくと思う。

○子どもたちは自分の思いを素直に語られていて、とても良いなと思った。友達の考えを聞きながら自分の意見が変わったことを語れていて素晴らしい。

○子どもたちにとって身近な題材で、日常ありうる場面設定だったので、自分のことのように考え、思考を深めていた。一時間の中で変容が見られる子どもも多く、考えを深める授業であった。

○自分のことが自分の言葉でしっかり語れている。「最初は○○だったけど、今は□□」と素直に語れる子どもたち、素晴らしいと思った。この伸びやかさはご指導のたまものかと思う。このまま、あまり終着場所を考えず、考える力を伸ばしていってほしいと思う。

○意欲を育てる研究に学ばせていただきました。○少人数であることを生かして、児童に力をつけていこうとする学校全体をあげての

体制がとてもいいなあと思った。▼ロールプレーのときにもう少し掘り下げて、その時の気持ちを聞いていければよ

かったのではないか。▼先生が、少し丁寧すぎたかなと感じた。子どもたちにもっとじっくり時間を与え、追究する力を育てていただきたいと思う。それだけの力が子どもたちにあると思う。

③5 年生○3 クラスの公開はとても良かった○「夕やけが美しく感じた」気持ちを考えさせることは難しい問いであったが、しっ

かりと考えていた。○導入部分の「外国の言葉」を使って字がわからないことへの気持ちを考えさせ、展

開へつなげたことは、児童の興味関心を引き出すことにつながった。○手紙にルビをふって北代さんのことを考える優しい児童がいた。○資料から、北代さんの心の変化に触れる場面が本時の山場だった。色々な児童の意

見を広げることで北代さんのつらさや喜びが交流できたと思う。

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○自分で考え、発表しようとする姿がよかった。自分の意見を(求められても含めて)出すことに抵抗が少ない子が多く、よい人間関係が伺えた。

▼机間指導ではどの子とどの子をつなげられそうか、見通しをもつことが大切だと感じた。

▼ただ意見を言わせるのではなく、「なぜそう思ったの。」など考えの根拠を聞くともっと互いの考えが深まったり広がったりするのではないか。

▼控えめな子たちが多い印象だったが、発言がよかったので自信をもってほしいと思った。

◇子どもたちからの意見が活発に出ていた。意見が出ることで、意見を言っていない児童からも意見が出始めた。1、3、5年生すべてのクラスがそうだった。先生と子どもたちのコミュニケーションが良く取れている。(倭小学校 PTA 会長)

(2)来年に向けて・会場となり授業を公開した学校としては、この秋の公開をめざして目標を持ち、具体的な活動を考えて教育活動を展開してきた。小中学校の多くの先生方や地域、解放同盟の皆さんに見て評価していただき、この一年間の成果と課題を確認することができた。参観者の声を聞き、今後の教育活動の参考とすることができありがたかった。

・「三つの学年の公開をしていただいてありがたかった」という声をいただいた。職場の合意で実現できたことに感謝し、学び合いの授業づくりを柱に公開しあう流れとしたい。

・小グループでの授業研究会は特に問題はなかったが、他のグループの様子や指導者の意見を聞きたいという声があった。

→ もし変更するとなると、公開する授業の数、指導者の人数、この日の日程、内容および時間の割り振りなど、関連することが多くあり、これらを調整する必要がある。

・授業はその学校の子どもたちの実態を見て、「どういう子どもたちになってほしいか」という願いを持って展開される。各校とも「全く同じ実態」ということはないだろうが、授業を提案し、研究会で意見交換することで、それぞれの学校で参考となったり、取り入れてみたい展開があったりする。それだけに上記のように、もう少し大きなグループや参観者全員が集まった場で意見を聞いたり、指導者からの指導を受けたりしたいという考えも出てくるのではないか。

・情報交換として各学校の人権同和教育のカリキュラムの交換はあってもよいが、最低限中学校 1 年生の段階で、各小学校で学んできたことがそろえられるように、また中学校1年生の展開のスタートに合わせて小学校での学習が終わるように、中学校1年生の人権同和教育のカリキュラムを各小学校に知らせておくことは必要だろう。

・公開を機にブロックの人権教育カリキュラム作りと、職員研修について検討を始めた。今回のような「授業、研究会、課題についての意見交換」という時間配分にして2年目になる。中野市職員会がなくなったため、中学校区の教員が集まり、中学校区の子どもたちの実態を知り、どう育てるかということについて意見交換できるようにと限られた時間を有効に使おうと考えてきている。そのため授業のあとの研究会はその後の意見交換に続くこともあり、「教員の研究会」と「教員以外の方の研究会」に分けて実施している。「教員以外の方の研究会」には解放同盟の皆さんや PTA、各学校からの保護者の皆さんの参加を考えているが、結果として今回集まっていただいた方は、中野市 PTA の人権教育担当である倭小学校 PTA 会長だけだった。研究会後の「課題についての意見交換」には人権同和教育には直接かかわりのないことが話題になる可能性があり、参加していただいても協議に加われない可能性が高い。「授業研究会は終わりました。解放同盟、PTA の皆さんはここでご退席ください」とは言いづらい面がある。授業研究会はいっしょに参加していただいてもよいのではないかとも考える。

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 【意見交換会から】「『有効な学び合いの場面を設定するために』努力・工夫していること」

(1)成果と課題   ①各グループの協議内容から

○話を聞ける子どもを育てたい。人の話を聞けることは、相手の気持ちを受け入れようとする構えであり、学力向上、友人関係の広がりにもつながる。

○「私、分かった」「じゃあ、みんなのために説明してよ」が難しかったが、だんだんできるようになってきている。積み重ねていくこと、課題が明確であり、魅力あるものであることが大切ではないか。

○「学び合い」についても、今後北部ブロックで、より研修を深めていければと思いました。

○「学び合い」については、いろいろと考えていかないといけない感じがしました。まだまだ研究が必要な気がします。

○「学び合い」をどのようにやるのか、具体的に高社ブロックで深まっていないと感じる。高社中の「学び合い授業」だけでは多くの人には広まらないと思った。

○「学び合いを深めるための工夫」は討議の幅が広がりすぎて、人権同和教育の会の趣旨からは離れていくのでは、と思います。

○小学校、中学校でもっと授業公開など、オープンにできるとよい。子どもも見られた方が聞き方、発言の仕方、思考の深まりがよくなる。

○小学校低学年の土台をどう作っていくかが課題。ペア学習などやったことがないし、見たこともないから不安がある。

○グループでやるときのやり方は低学年のころから少しずつ教えていってよい。しかし方法だけを教えてはいけない。

○通す芯は、小中同じにしておく必要がある。○子どもが間違えられる関係づくりが大切。間違えられるクラスを作ることで学び合

いができる。○自分の思いを言えるということが小学校からできていないと、中学校ではさらに出せなくなる。

○学び合いを積み重ねてきているが、発言できる子の考えが浅い。他の子の意見は何となく聞いてしまう。「学び合いって何」と児童に問う。学び合いの約束を作っていかないと、対先生になってしまう。教師の出のむずかしさ。わからない子が「わからない」と聞けるとよい。でもわからない所がわからない。

○教師はコンダクターと言われるが、むずかしい。課題に取り組んだときに、友と確認し合っている。やっているうちに、自分の考えを言えるようになっている。隣のグループの話も聞きながら、自分のグループに取り入れている。やっているうちに友の良さを取入れている。自信を持って取り組んでいる。説明をすごくされるので、どうやって表現してよいかも話し合っている。人間関係も良くなっている。やりやすいのは社会、国語、算数。理科は少しむずかしい。総合も同じようにやっている。自分の考えを説明させるときに有効だと思う。人間関係が円滑になるように、体を

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1年生 研究会場 3年生 研究会場 5年生 研究会場

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動かす活動を取り入れた。○技術だと、友だちとの見せ合いをしている。○カードなどに書いたりすると発言しやすい子もいる。話したい子がいると、その子

が進めて行ってしまう。答えが分裂するような発問をする。同じような考えを持った人とグループになり、話し合い活動をさせている。討論から考えが変わり、どんどん深まっていく。既習したものをかき集めて考えさせるのは有効。既習のないものを与えるのはだめだろう。

○この児童の皆さんが高社中学校に来て下さることを思うと、とても楽しみでなりませんでした。生活経験と学びが強くつながっていることの大切さを改めて感じさせられました。

(2)来年に向けて・高社中の授業研修を柱に学び合いの授業を目指していることから、授業研究会後の語

る会を学び合いをテーマにする意見交換会とした。「メモする時間がなかった」というくらい活発に意見交換がなされた様子がうかがえる。

・先生方からは多くの意見をいただく中で、有効性が分かって来ている先生がいればそうではない先生もいて、さらにこのブロックで研究を進めていきたい。中学校からの提案や先生方の意見にもあるように、小中学校で授業を公開し、先生方が学ぶ場を増やすことを大事にしたい。ただそのためには、今の段階では目指す子どもの姿はブロック共通ではなく、各学校それぞれでもよいが、「子どもが有効に学び合う場の設定を」など、研究部において授業を公開する場合のテーマを共通にしたり、授業を調整したりする事前打ち合わせを、年度当初にしておきたい。

Ⅴ 北部生活指導連絡協議会

【高社中学校 実践報告】    北部生活指導連絡協議会の概要

1 対象  高社中ブロック小中学校職員、育成会、PTA、交番、警察ボランティア、区長会等

2 名称  北部生活指導連絡協議会

3 ねらい(内容) 地域の人材を活用し、多様な教育活動、児童生徒と地域の方との交流、地域、母校に誇りを思う郷土愛の情操、地域の方の学校運営への参画、等を推進する高社中ブロックの信州型コミュニティスクール運営委員会を設立するための準備会を運営する。

4 期日  第 1 回  6月 2日(火)14:50~17:00 科野小学校       年度当初の各校の児童生徒の様子       信州型コミュニティスクールの説明(北信教育事務所)       長丘小学校「ふれあいあいさつ運動」の取り組み      第 2 回  9月 3日(木)14:40~16:30 倭小学校       夏休み明けの各校の児童生徒の様子       各地区育成会の取り組み       高社交番所長様の講話       倭小学校「やまとコミュニティスクール運営委員会」設置に向けた取り組み      第 3 回 12月 1日(火)14:40~16:25 高社中学校       2 学期の各校の児童生徒の様子       高社交番所長様の講話       高社中学校「学習支援ボランティア」の取り組み

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5 成果と課題   成果・どの学校でも大きな生徒指導事案の報告はなく、特に、中学校でどの生徒も大変

落ち着いて学校生活を送っている状況から、本会の設立当初の目的「4地区の警察、育成会、PTA、学校の関係者が生活指導等における課題や情報を共有、児童生徒の学校生活の様子を参観して、共に連携、課題解決に取り組み、児童生徒の健全な育成に資する」は大いに達成された。

・信州型コミュニティスクール運営委員会立ち上げに向けて、各校の取り組みの工夫があり、地域に根ざした多様な教育活動、地域の方と児童生徒の交流、郷土愛の情操、地域の方の学校運営等の参画が形になりつつある。

   課題・本会活動の目的、活動内容、成果と課題等をこれまで以上に地域に発信し、一層、地域との連携を深める。本会の当初の目的に即した会にもどす。

6 次年度に向けて     ・開催回数を年2回(長期休業前の 7、12月)とする。会場は第1回を小学校、第

2回を中学校とする。※H28 年度は長丘小学校と高社中学校      協議内容は、各校の児童生徒の様子(授業参観を実施)、北部地区の児童生徒の生

徒指導関係、高社交番所長様の講話、各地区育成会の取組等 ※特に、メディアコントロール、SNS トラブルなどを継続的に協議

      本会の取り組み等を地区の回覧板等で周知する。     ※信州型コミュニティスクール等の協議は別組織に移行する。

7 予算  会議費 5,000円 ※通信費、湯茶代等 ※新規で検討をお願いしたい                                     

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高社中学校ブロック<教育力向上>プラン  人 もの こととかかわり合い ふるさとに自負を持ち学び続けていく子ども   ~縦横斜めのかかわりをつくりながらわたしらしく生きる~

 1 「学び合い」を中核にした学力向上    ~キャリア教育と4小交流を柱に~ 2 児童生徒の健全育成・心の教育    ~生活・生徒指導および人権教育の充実~

【倭小学校 実践報告】    高社中ブロックにおけるコミュニティスクール化構想

高社中ブロック学校運営委員会構想北部生徒指導連絡協議会や既存の組織と機能を活かして    (コミュニティスクール:CS に略)                               全小中学校に学校運営委員会設置

      現在                        平成 29 年4月からスタート

現在の構成員・PTA 会長・地区育成会長・警察ボランティア・中野警察署

 ・校長・教頭・生徒指導

現在の北部生徒指導連絡協議会の目的  ・平岡、長丘、科野、倭の4地区の警察、

育成会、PTA、小中学校関係者による生徒指導上の課題や情報の共有

  ・児童生徒の健全な成長に資する取り組み

CS化に向けて新たに加わる目的  ・4小間の連携、小中を一貫としてとらえ

た学習指導や生徒指導のあり方の検討  ・地域支援本部(ボランティア)として

の機能的役割

CS化 に伴う構成 員(例)・各小中学校の

コーディネーター・運営委員会会長  *継続的に当該校との

パイプ役になれる立場の人が必要

アドバイザー

・保育園・社会教育委員・区長会長参画

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                                                                           中野市立倭小学校

安全事業支援部 体験活動支援部 学習健康支援部 地域交流支援部部長

◎佐藤昌樹 ◎小林芳文 ◎永沢美代子 ◎山岸一恵

PTA

PTA 会長  ○新井寛隆前 PTA 会長 丸山清憲

育成会   ○佐藤 勝 PTA副会長 ○髙野宏美 PTA副会長 ○山本悟導

厚生部   ○池田 潤      部員

郊外指導部 ○畔上一男       部員

学年会長   ○小島静一       各学年会長

施設教養部 ○上野広樹       部員

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長丘小CS

  同 左 

科野小CS

同 左

平岡小CS

学校の願い・地域の願いを大事にして

学校の特色を大切にして

既存の組織を活かして

倭小CS

(倭小学校評議員会)

 *倭 小 の構想は次ページ

 

高社中CSコーディネーターを中心に高社中ブロックで必要な学校支援本部事業の検討

地域と学校の願い  「ふるさとを知り ふるさとに学び ふるさとを大切にする子」の育成     学校 → 地域の支援を受けることによる指導と教育環境の整備拡充     地域 → 学校を支援することを通した充実感や満足感と地域の絆の深まり

やまとコミュニティスクール構想

倭小学校評議員会 ⇔ やまとコミュニティスクール運営委員会              高社中学校ブロック(高社中・平岡小・長丘小・科野)との連携

学校評議員会長◇武田貞夫 (倭奨学会長)   学校評議員  小林芳文 (有識者)     学校評議員  佐藤昌樹 (H26区長会長) 学校評議員  永沢美代子(JA農協女性部) 学校評議員  山岸一恵 (児童クラブ指導員)

 学校評議員  柴垣顕郎 (社会教育委員)  

校長     宮下 宏教頭     原沢あけみ教務主任   鬼熊正樹*PTA 会長 新井寛隆(必要に応じて)

・ 学 校評議 員制度 と 「 やまと コ ミ ュ ニ テ ィ ス ク ー ル(YCS)」運営委員会と並行。平成 29 年度以降は学校評議員制度廃止

・平成 28 年度は現在策定中の中野市学校運営委員会要領に

① 学校運 営へ の参画

② 学校支援

③ 学校関 係

運営委員会長安全 事 業 支 援 部長体 験 活 動 支 援 部長学 習 健康支 援 部

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協力者・講師

ボランティ

職員

原沢 髙木 松井 上田 鬼熊 古畑 岩崎 南 鈴木

 

 

 

◇学校安全連絡協議会の設置と運営

◇通学路の安全確保・危険個所の点検・安心安全 の 家 の登録制

と連携・見守り隊の組織づくり◇緊急災害時対応・ 区 長 会 や 市 と 連携し た災害時対応に つ い て の検討

◇学校行事・事業への支援・資源回収・運動会・プール清掃

◇「やまとじゅく」の指導

・自然エネルギー体験・マレットゴルフ・木工体験◇里山「高社山」での

自然体験◇カヤノ平でキャンプ

体験◇伝統芸能的活動・お祭り・昔の遊び◇栽培・飼育活動等へ

の支援・米作り支援・畑や花作り支援・動物飼育支援

◇読み聞かせ ◇書写◇歴史学習 →柳沢遺跡委員会との

連携・柳沢遺跡の学習・中野市立博物館や長野県埋蔵文化財センターとの連携

◇生活改善・習慣づくり・メディアコントロール

と家庭読書の推進・情報モラルの推進◇食育・郷土料理など、食育を

通した交流・流しそうめんの会◇体力づくり◇和心を育む活動

◇地域との交流・高齢者・かすたねっと・地域(祖父母)参観・懇談懇親会への協力◇保育園との交流◇小学校との交流・科野小、長丘小、平岡

小との四小交流・合同の社会科見学や授

業等の支援◇中学校との交流支援◇異文化理解・地域に住む外国の方と

の交流◇バザー・支援部事業費の確保◇情報発信活動

キャリア教育的視点をもった取り組み「人間関係形成・社会形成能力」「自己理解・自己管理能力」「課題対応能力」「キャリアプランニング能力」

【長丘小学校 実践報告】    ふれあいあいさつ運動

1 長丘地区でおこなっている「人と人との心をつなぐ『ふれあいあいさつ運動』の取り組み」

長丘小学校では、学校重点目標の3つのうちの1つとして「すすんであいさつ」の実践に取り組んできているが、「ふれあいあいさつ運動」が地域をあげての運動となったのは、平成 13 年に端を発する。長丘小学校移転に伴う落成式があった年、大阪の池田小学校児童殺傷事件が起こり、いじめや不登校の問題等が大きな社会問題になってきた。このような背景において地元長丘地域でも田麦、厚貝、壁田地区に新興住宅地が増え、地域とのつながりが少ない家庭が多くなってきていた。そこで PTA役員が地域住民のつながりの必要性を感じ、次のようなふれあいのためのさまざまな企画が考案された。・地域の高齢者の方が児童に読み聞かせや、児童とのふれあいの場となるようにと校内の一

画に「長丘文庫」をつくる。・中庭に子どもや地域の方が自然とふれあえるビオトープを作ることを考える。・「ふれあいあいさつ運動」が始まり、平成 13 年度 PTA 会長を中心にPTA役員が一体と

なって推進した

2「ふれあいあいさつ運動」について(1)ねらい:ふれあいあいさつ運動を通して長丘地区の人と人とのつながりを豊かにする。(2)実施予定内容

活 動  時期 参加者あいさつ標語作り 5 月 全校児童があいさつ標語を作成する。(指導・各担任)

PTA会長,育成会長,各地区長(ふれあいあいさつ集会の朝、書いていただく。)

あいさつの花の回収 5月 6 年生が地域に置かれているあいさつの花を片付けるあいさつ看板外し 6月6日(土) 各支部長(PTA担当)あいさつ看板上塗り 6月6日(土) 職員,保護者(PTA担当)  PTA資源回収後

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あいさつ看板づくり 6月下旬 5・6年児童(指導5・6年担任)あいさつの花づくり 6月下旬 5・6年生プランター定植・表示づくり(指導担任)

ふれあいあいさつ集会

7月 13日(火)朝の活動

全校,職員        (計画進行 生徒指導係)校長、PTA会長,育成会長,各地区長 看板書き(通知PTA担当)  ・PTA会長の話  ・育成会長、各地区長の紹介とあいさつ  ・5・6 年による あいさつ看板の紹介

あいさつ看板とあいさつの花の設置

7月13日(火) 各支部長(通知PTA担当)ふれあいあいさつ集会終了後に、設置する。

3「ふれあいあいさつ運動」の実際長丘小学校では、右図のような

項目で児童・保護者・教師による学校評価を行っている。昨年度の「あいさつ」に関する評価結果は、児童・教師・保護者共に約 90%の人が、家庭内、地域においてあいさつができているという意識をもっていることから、長丘地区ではあいさつが日常的にかわされる環境にあると考えられる。児童も地域の方とあいさつができているという意識を持っており、地域の方と子どもとのあいさつやふれあいが活発で、子ども達が地域の方に信頼と親しみを寄せていることが推察できる。看板については、「書かれた標語であいさつの価値を再認識し、考える機会になっ

た。」「あいさつを通して地域の人とつながりが広がった。」「児童の標語やあいさつの花が、温かな雰囲気をつくり、癒してくれる。」などその効果を感じ、肯定的にとらえられている。「あいさつの花」への水くれも、子どもたちと共に保護者や地域の方にもご協力をお願いしている。また、5,6 年生はあいさつ看板を作る活動を通して、あいさつの意味を考え、あいさつに

対して主体的に取り組む意欲が育まれていくと考えられる。全校で行う「あいさつ集会」で標語などを発表し合うことを通して、下級生にとっては「あいさつ看板とあいさつ集会等の5、6年生の活動の姿」が、これからの自分たちのモデル、あこがれの活動になり、長丘小の伝統としていくことができている。今まで地域で取り組んできた「ふれあいあいさつ運動」の取り組みを今後も大切にしていきたい。

   

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あいさつに関する学校評価

保護者の評価項目…子どもたちは、あいさつがきちんとでき、ていねいな言葉づかいができる。

教師の評価項目……あいさつやていねいな言葉づかいの指導に心がけてきたけっか、実現してきている。

児童の評価項目……進んであいさつをし、ていねいな言葉づかいに心がけている。

 自分で考えた標語を立て看板に書く。区長さんやPTA 会長さんの方々にも制作していただく、できた標語は全校集会で披露したあと、地域の通学路に設置する。平成 24 年から花もいっしょに置くようになる。

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三 資料

4 あいさつ看板についての地域の方の声や様子

【あいさつの価値の再認識・考える機会】○あいさつについて考えるきっかけになるので今後も続けていってほしいと思います。○あいさつ看板を見ると、ほのぼのとなり、なかなか良い事を言っているなあと思います。○自分の子が高学年になってあいさつ看板を書くようになり、前よりもあいさつ看板を見るようになりまし

た。○娘があいさつ看板を設置することになり、あいさつ標語を考えることから始まり、設置後は花の水くれを

するなど、毎日看板を見る事が出来ました。○あいさつについて改めて考える良い機会で、看板の標語も子どもの個性が出ていて面白いです。【豊かな人間関係・人と人のつながり】○小学校のころから、あいさつから始まる人とのつながりを知って頂くことは、とても良いと思っておりま

す。○看板の名前を見て、どの家の子どもかと気にする(小学生がいないお宅でも覚えてくれる) 【安心・安全】○長丘地区のあいさつは防犯にも役立っていると聞いた事があります。これからもあいさつ看板を続けて、明るく安全な長丘地区でいてほしいと思います。

【温かな雰囲気づくり・癒し】○看板があると、ついつい見て心の中で繰り返し言っています。花も一緒に置いてあるのが癒されます。 ○花が付いて、とても明るい感じで良いです。【地域の方の姿】○あいさつ看板の下にある花のプランターに生える雑草を地域の方が取り除いてくれているのを、たまたま見かけました。心温まりました。○高齢者が立ち止まって見ていました。○私自身、個人的なつきあいはあまりないのですが、犬の散歩等すれちがう方はみなさんあいさつされるの

でうれしく思います。○あいさつ看板を見て、良い事書いてあるとほめてくださる方が多いです。新聞などでとりあげていただい

ているので、長野から来た人などにもわかってもらえているようです。○花の水くれを地域の方もやってくれている。花の場所を移動させてくれている。○地域の方々も長丘小学校のあいさつ看板は特色として誇れることと感じている方が多い。【児童の姿】○子ども自身が、お友達の看板を探して楽しんでいました。○朝の出勤時間に外に出るとちょうど子どもたちが元気に挨拶してくれます。

平成27年度

家庭学習ガイドブック「わかった!」「できた!」「次もがんばろ

う!」勉強の楽しさと自信を育てる、家庭学習の方法をご紹介します。

                

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保護者の皆さまへ

このガイドブックでは、子どもたちが家庭学習を習慣化させていくためのポイントを連学年ごとにまとめました。小学校段階で身に付けた学びの習慣は、中学・高校へと発展し生涯に渡って役立ちます。お子様と一緒にお読みいただき、これからの家庭学習にご活用いただければ幸いです。

中野市立長丘小学校

家庭学習を支えるポイント

~保護者の方へのお願い~               

Ⅰ 学ぶ雰囲気をつくりましょう(メディアコントロールを意識して) 1 学習に集中できる環境をつくりましょう。

   ・ スイッチを切って静かな環境をつくる。(テレビ、音楽、ゲームなど)   ・ 学習に必要ない物を片付けさせる。(漫画・雑誌、おやつ、ゲームなど)   ・ 国語辞典、漢字辞典、図鑑、地図や地球儀などを身近に置いて、調べや

すい環境にする。

 2 生活のリズム作り = 学力アップ ・「早寝、早起き、朝ご飯」は、生活のリズムを作る上で大切です。全国学

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家庭学習の目的とその効果

1 学校で学習した内容を、より確かなものにします。

2 自分から進んで学ぶ習慣や、学習に対する自信が身につきます。

3 「読み・書き・計算」を毎日繰り返すことで脳が活性化します。

4 がまん強さ・根気・集中力がつきます。   

    5 家族のふれあいやコミュニケーションの機会が増えます。 

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力・学習状況調査において、朝食をとる子どもの集中力や学習意欲が高い傾向が見られるという結果が出ました。朝食は体温を上昇させ、脳の働きを活発にさせてくれます。

 ・睡眠時間は、7~8時間以上は取るようにしましょう。

 3 時間割をあわせ、持ち物を用意できるようにしましょう。家庭学習をやり終えたら、時間割をあわせ、持ち物を用意することが大切

です。発達段階に応じて、最初はお子さんと一緒に整え、だんだん一人でできるようにしていきましょう。学校に持って行く物を前日か、その日の朝に確かめることは、忘れ物をなくしたり、学習に向かう姿勢を作ったりすることにつながります。

Ⅱ 時間や学習の計画を立てましょう1 お子さんと話し合い、なるべく決まった場所で、決まった時間に学習できる

ようにしましょう。『継続は力なり』です。

 2 先に学校の宿題に取り組ませて、時間や余裕がある場合は自主学習に取り組ませましょう。

Ⅲ やる気を育てる声がけをしましょう 1 子どもたちはがんばっています。そんながんばりを認め、ほめたり励ました

りしましょう。そうすると、更に意欲が高まると考えられます。   【効果的な声がけの例】

 て い が くねん

低学年のか て い

家庭がくしゅう

学習アドバイス

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つくえでべんきょう 1年生

やくそく1 いつもきまったばしょで、べんきょうしましょ

う。

2 まいにちつづけて、べんきょうしましょう。

3 がっこうからのれんらくや おたよりは、

頑張っているね。よくやっているね。自分からできたね。丁寧にやっているね。難しい問題にも挑戦しているね。

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がくしゅうのめやす・・・10ぷん~20ぷん(がくねん×10ぷん)

きょうか べんきょうすること やりかた・きをつけることこくご もじの れんしゅう

おんどくの れんしゅう

○かきじゅんにきをつけて、ていねいに、こく、かきましょう。

○「、」や「。」にきをつけて、こえにだしてはっきりとよみましょう。

さんすう さんすうの もんだい ○プリントやドリルのもんだいを、よくよんでやりましょう。

○やりおわったら、かならずみなおしましょう。

にっき ○「、」や「。」にきをつけてかきましょう。

○はなしたいことを、じゅんじょよくかきましょう。

* べんきょうがおわったら ○ えんぴつを けずりましょう。 ○ れんらくちょうをみて、あしたのじゅんびをしましょう。

中学年の家庭学習アドバイス

最後までとりくむ3年生調べながらとりくむ4年生

やくそく

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 1 テレビをけして、集中して学習しましょう。

 2 あまった時間は、しゅくだいのほかにもできそ

うな学習をしましょう。

 3 やりおわったら、見なおし、たしかめをしま

しょう。家庭学習の時間の目安・・・30分~40分(学年×10分)

教科 学習内容 学習方法

国語 漢字

音読

視写

〇筆順やとめ、はね、はらいなどに気をつけ、てい

ねいに書きましょう。

〇言葉や文のまとまりに気をつけ、すらすら読める

ようにしましょう。

〇物語文や説明文を正かくにきれいに写しましょ

う。

算数 教材

ドリル

プリント

〇位に気をつけ、筆算を正しくしましょう。わり算

やかけ算など、早くとけるように練習しましょ

う。

〇問題文をじっくり読み、図や表に表しながら考え

てみましょう。

日記 〇習った漢字を使って、ていねいに書きましょう。

* べん強がおわったら

 ○ えんぴつを けずりましょう。

 ○ れんらくちょうを見て、明日のじゅんびをしましょう。

高学年の家庭学習アドバイス

家庭学習を毎日続け、学力をつける5年生

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自分で計画、自主学習のできる6年生

家庭学習の時間の目安・・・ 50分~60分 (学年

×10分)教科等 学習内容 学習方法国語 漢字

音読○おぼえる漢字をノートにていねいに書きましょう。

○文の内容を読み取りながら、音読しましょう。

算数 教科書ドリル

・プリント

○学習したことをノートを見るなどしてふり返りながら、問題に取り組みましょう。

日記(生活の記録)

○1日の生活をふり返り 思ったこと 感じ、 、たことを習った漢字を使って 丁ねいに、書きましょう。

読書 10分読書 ○図書館の本を自分のペースで読み進めましょう。

自主学習 復習 ・ や ってみた い 学習

○自主学習ノートに学習したことをまとめ、自分でやってみたい学習に取り組んでみましょう。

平成 27 年度 中野市校長会                          

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やくそく1 テレビを消して、集中できる

かんきょう

環境で取り組んで

みましょう。

2 5年生は、宿題の後に自主学習に取り組んでみ

ましょう。

3 6年生は中学進学に向けて、自主学習をしゅうかんか

習慣化し

ていきましょう。

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教育力向上プラン実践の引き継ぎ事項(教育長の指示事項も含めて)                                 倭小学校  宮下 宏1 四小交流の様子を各小学校の保護者に伝えていくために(1)各学年で行ってきた交流活動、交流体験の様子をおたよりやホームページで発信する   → 教育委員会からも積極的な発信を進めてほしいとの要請があった(2)6学年については、特に中学校への進学を意識して他校の6年との交流を紹介していく

→ 保護者や地域の関心、理解を深めていく→ H27 年度は平岡小と倭小の 5 年による合同の高原学習が実現した。さらに他学年、他校との交流、また修学旅行の合同の可否も含めて検討していく

2 小中相互の理解を深めるために(1)高社中ブロックの職員間の交流

→ 校長会・教頭会・教務主任会・研究主任会・学年会・専科会・特別支援会・養護会等→ 校長会や教頭会の検討会、6 年担任による四小交流についての打ち合わせなどは、これまでも行われてきており、年間計画にも位置付いている。それ以外の(1)にある必要とされる会議は、年間を見通した期日の設定等、前年度に計画を立てておく

(2)「学び合い授業研究会」への積極的な参加   → 高社中で行っている村瀬先生を招聘した授業研究会は、職員研修として基本的に全

員参加とし、日時についてブロック間の連携をとる   → ブロック内の教職員を講師として、学習指導のあり方について研修を行う(3)教員相互の研修   → 教育課程事前等の授業研究会、あるいは日々の授業公開、講演会などの研修が行わ

れる場合には、ブロック内の小中学校へ案内を出し、相互に学び合う機会とする(4)保護者の他校の自由参観

→ 特に6年保護者に解放された中学校の授業参観、また近隣の学校の授業参観についても自由にできるよう地域開放型の授業参観のあり方を検討していく

3 人権教育をいっそう進めていくために(1)小中学校の年間指導計画の確認   → 人権教育係主任でブロック内の年間指導計画を集約し、各校に配布することを検討(2)高社中ブロック全体の人権教育年間指導計画の作成

→ すでに平岡小学校長が推進役となって指導計画づくりに取り組んでいる(3)地区懇談会・職員研修   → 長丘小と倭小は研修会を行った。解放同盟長野県連合会中野市協議会と連携し、PTA

参加を前提とした地区懇談会を開催する方向で検討していく

4 地域との連携をより深めていくために(1)高社中ブロックコミュニティスクールの設置のために、各小学校の学校運営委員会組織

づくりを進めていく。さらに支援部を視野に入れ、郷土を知る学習やふるさと学習につながる題材を掘り起こし、地域の方に学びながら取り組んでいく

(2)学校の取り組みや地域の取り組み、子ども育ちなどを発信することで、地域の方とのつながりをいっそう深めていく

5 その他(1)予算関係

高社中ブロック 全体の予算 60,000円     村瀬先生への謝礼として高社中へ 30,000円     4 小 1 中へ事務費として       6,000円×5 校

→ 今年度は一律 6,000円を事務費として配当したが、必要となるところは、その都度検討していく

(2)教育力向上プラン推進担当者   H24 上原(平岡小) H25 阿部(科野小) H26 阿部(科野小) H27 宮下(倭小)

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 平成27年度 中野市校長会 教育力向上プラン実践報告

  【高社中学校ブロック各小中学校 校長・教頭・教務主任・研究主任名】 

平岡小学校    校長  下川 昌平   教務主任  武居 和紀教頭  征矢野 亘   研究主任  浦野  紫

長丘小学校    校長  若松 享観   教務主任  宇田 和彦         教頭  若林 幸裕   研究主任  小林 恭子

科野小学校    校長  阿部 恵子   教務主任  黒川  稔教頭  宮津 和範   研究主任  小林 英二

倭 小 学 校  校長  宮下  宏    教務主任  鬼熊 正樹教頭  原沢 あけみ  研究主任  松井 真由美

高社中学校    校長  小林 弘治   教務主任  渡邊 浩司教頭  加藤 好章   研究主任  牛山 通高

作成  平成 28 年 3月 3日(木)