Title パインアップル産業合理化上の諸問題（4）

Author(s) 渡辺, 正一

Citation 沖縄農業, 4(1): 35-42

Issue Date 1965-06

URL http://hdl.handle.net/20.500.12001/988

Rights 沖縄農業研究会

パインア ップル産業合理化止の諸問題 (4)♯

渡 辺 正

(香 川 大 学 幾 学 部)

∬ パインの病害虫対策A.琉球において特に問題となっている病害虫

1.. パ ン芯腐病 (帖artRot,TopRot)

普通末結果草本に発生し,特に植付けてから瀞潜する

までの期間中に発生する･場合が多い｡台湾では風梨種新

春成の圃場で輸入種掛 こ発生を認めたが,最 も甚だしい

被害を経験したのは1958年に台湾台東膜下で西部台湾か

ら移入した種菌に発生したもので,発生場所は (a)耐

水が流入し停滞した場所,(b)台地上の 平 地,及 び

(C)傾斜地で常時地下水がにじみ出ている湿地で (a)

及び (b)は崇雨の後に起り甚だしい場所では60-700/0

の壌=敗病を生 じた｡

琉球では1961年の12月から翌春にかけて沖縄本島,石

垣島,西表島の各地に大発生し,特に石垣島に於いては

全滅に近い圃場があった｡

病徴 :最初は生長点に近い雛が爵変あるいはやや紅色を

おぴて先端萎潤し,この薬を引き抜こうとすると生長点

全体がすっぽ りと抜けて基部の白色部が黒褐色を望し,

べ とべとに腐放して懸巣を発する (石垣島に発生してい

る ものの中には悪臭を発せず門地と同様の芯腐放病状を

示す ものがある),但し下葉は健康色杏里し病状が進め

ば茎の腐敗 と共に枯死するが,時に病気の進行が中止し

た ものは葉臓から新芽を生ずる場合もある｡

原因 :PflylobhJLhora cin･nq?JnOmL-というかびが根又は

叢の頂都の発ちかい組孤から以入する為に起ることが一

触 に知 られているが P,cI'1)11aIJ70mi以外にP.parasL'lica

によっても起る場合がある,台粥にはこの例が多いとfl･

われろ｡P.ct'nnamomiは低弧とJ#雨が発LEを助けると

いわれるが,P.♪LZraSilic叫まP.cLnlZal･〝OmL-よりも収かい'Rも弧の下に,かつやや乾燥地でも発生し,特にアルカリ

性に近い土塊に発生し掛 ､ようである｡いずれも腐収柵

か ら分離した胞子で伝助するがL,風見は栄雨時の軌砧水

と瀬に遊ばれ,雅JR のある丑機中では相当戊肋間/J=押す

るO石地砧では敵将した嚇合に発生し易いと鋭く人 も.め

るが ,拘呈地樺ではこの様なこともあり得るわけであるO

胞子がついてから感興迄の欄間は温度集件によって施なり,およそ1腰間から数力月別を要する｡また牌につい

た ものは8-9カ月後に芯部に達し芯勝を屯すが古い串

本 では擬だけが破壊されて芯範に遵しない場合があり,

この様な場合にはあたかも粉介頗虫農凋病の様な病状を

望する｡

病気の発生を助ける条件

(i) 24-32oCが生育適温で冬から春季にかけて

発生しやすい｡

(2) 雨水の停滞する所,地下水のにじみ出ている

傾斜地,あるいは地下水位が拭く排水不良の土地に

発生し易い｡

(3) 東雨時には平地及び傾斜地に於いても土壌及

び流産水が芯部に入 り芯僻を生ずる場合がある｡

(･4) 日本に於いては展風による被害都からFusa-

riwrn歯その他が入 り芯噺,を起す場合があるO

また9月以後の新植株に冬季から容にかけて芯腐病

の発生が多い｡

駆除予防 :病棟に水銀製剤300～4∞倍液,あるいはアグ

リマ イVyl∝氾～1500倍液を散布して効果をあげている

場合があるが,いずれも的確な効果を欄待き頚1ないから

予防に力を注ぐべきである｡

(1) 楼蘭は触全なものを充分日舵(切に!,剃基部)

して他え付けること｡

(2) 遠方から矧笠l'魯送る場合には,郁柚をよく乾

燥してスカV欄に入れ,到5Yd'･したならば遮ちに出し

て空域及び田光をよく透し800-ユ･000位のクスプJレ

ン液あるいは1-i-3ポルドゥ櫨に16-20分聞役

糾して後例文し,水分を充分に切Y'てから帆丸榔 す

ること｡糾 え付け後払 こ上陀ポル ドグ碓あるいはク

スゾルソ,セVサンの1000-2000lr'll油riL,2-3位日放

/fJ'すると-帆 よい糾niが1Wt,'pされるO(3) 恥 ●l-Tの収機はPT執 こ1jT,EいlJi:J勅:rtに伽を作らないこと｡

(4) 地下水位の砧い所,あるいは水のに じみ州で

いる郎地頂には机見付けないこと｡ 小.む奇相ない勘

合には翻 り主とすること｡

･(5) 噺 由の多い判 地では戯雌のJl)い･ノ蜘町を作りで排水を,よくするとJ帥二敷群を触して忠相の朋倣J肋L･.と

雨水の紗題をよくする.傾斜地では猫 柳射こ軌 LZ･水

が帖を桝断しないよう陀水叫抑(i/loo-3/lOOの

傾斜)を作り速 見縦楢に援鋭すること｡

(6) 9- 3月で特に･yR1滴のある鴫IPjには枇見付け

はnJ.Jlわないこと｡

(フ) 深帆をさけ敷革を行なうことo

+捻理府特別地域適格周長ならびに坊球政府経済局屈へ挺出されT=報11稚さ(1962年m月)をPr打の /Jと.TB番えて

前号に引き碗き掲載した｡この号で完結｡

36 枠 組 虚 業 第 4聴 解 1号 ･(196.5)

(8) 冠牙,えい罫は流走水が芯鰍 こ入り易く被宵

が多い o

(9) 階段加,探緋,敷革は雨水を地下に惨透せし

め,土塊や流定水が芯瓢に入ること･を防ぐのに役立

つ○

(10) 東商のあるころは芯麟病の発生に注意,発生

したならば旧ちに引き抜いて新穂する｡土地はクス

プルγの1∝叫控液で消鳩するとよい0

2. 基併病 (BaseRot)

机見付け後rmもなくかかるのが普通であるが,時には

輸送｢卜の燐舵不充分な執Jnこも発生し,あるいは植え付

け後2年位を経た堤本にかかることもある｡

病徽 :この摘果はCeya/oslom･ellaParadoxa が疎街の切

Llから舶人L,,ねばねばしたすっぱい韻を出す恩蘭の病

状魯新し,発根雅を破壊して生皮を｣しめ時には薬を輩朋

させるo この状鳩になった草ノ和則 Eき抜こうとすると地

際からおれやすい｡賊腐れにかかった単純は芯樹病とち

がい申心の廉がしっかりと叢につついて離れない｡

仰閉 :桐原であるCe.raLoslomc(/a♪ayado∬a は果実を優

し峡樹榊を屈すカビとはじものであるOこの節はまた条

件が嫡当であると.パ インのあらゆる部分を出す｡峯の

J'･E･桝のil凪い也は兜モ数の触/4の存在を示すもので,この胞

pl･脱ニlこ鳩及びFIQ矧 =こ倣仰して果実や他の柚物体を出す

瀬I仁.魚作 :刷細 洞 の避鹿を凪すことができないから融介拙蛾の机雑ていないイ軌Jから駿入する｡従って戯典,畑小の糾相即 馴こよりて此奴部あるいは地下翻 こ協が出来ると病嵐は容易に伝染する｡将に種笛の切口から伝染

し易いから切口の乾燥が不充分であったり,二ヒ地に湿索

が多く気温が翻 1時には被晋が大きい｡夏季及び秋の始

めに多く.頚生し,比蚊的紀燥した夜間の涼しい春には発

生が少ない｡

駆除予防 :幼地物の韮腐れを予防する為には捜商の切口

を柑見付け師 こ充分乾燥する｡噛送する為に袋に入れる

脇合も同様である｡感蘭を山の康に掛んだり湿潤朋に絶

え付けてはならないo特に高温朋で雨期の植え付けには

脚にlを日光にさらすとよい｡lヨ乾は2- 3田でよい.良

い芽は果板から離して植え付け朋まで母株の上におくと

よい｡韮腐れ痛の起った所は充分に乾燥した宙を植え変

えること｡

glenOUSBrownSpoモ)

ハワイ及び傾亜で閲歴削こなっており,マラヤ及び比良

では発生が少ないC気供条件が関係するものの 様 であ

るo歯槽にも多く発生し,琉球では1961-･1962年にかけ

て冬動 こ多く発生し,開梱となっ†こO

病散 :病散は果実が成熟する前に鼎心の附近に生ずる｡

一般に病徴が外部に現われない｡但しひどく被害をうけ

た果輿は果皮が黒ずんで冠芽は葉が長くやわらかい,ま

た小発育不良となる｡初めの徴候は果実を縦に切ってみ

ると巣は基部から1-2吋の所,異心と果皮の間の果肉i･こ

淡褐色の温浸状の斑点が生じ,これが前後左右に大きく

なり,.果度の直上ya～y2吋の厚さを除いて果心も果肉も

特殊なガラス 質の暗褐色杏里するにいたる.被宮部は固

く.舌をさす様な味となる｡

発生条件 :冬の･終 りから春にかけてかかり易い｡西風が

発生に関係しているようである｡夏季にも発生するが,

この場合は若探 りをするかあるいは雨季に採った場合が

多いといわれる｡大巣に多く小果に発生が少ない｡潜度

の低い果栗にかかり易い 様である｡ 成熟期の田照不充

分,日陰樹下栽培とも関係がありそう･であり,また晩秋,

早番に窒索肥料を多施すると発生も多いといわれる｡

駆除予防 :完全な予防方法が見出されていない｡人為開

花を行なって2.-3カ月早く冬実を採るようにすると被

害が少ないと云われる｡なお低温地方や樹陰のある所に

植えないこと,また泉り勝ちの所では余り密櫨しないこ

と.,敷革をして土地の乾燥を防ぎ根の発育をよくするこ

とが発生予防によいと云われ,晩秋,冬季及び早春に結

実中の草本に施肥しないことも効果があると云われる0

4. 花櫛病 (MarbledFru･it･DiLSeaSe)

楳州,-ワィ,マラヤ,比良,西印度,台簡等で聞題

になっており,なお漸増の傾向魯示している.また年に

より大発生をしている｡年中発生するが特に春から夏に

かけて多いが発生場所は年により異なる｡沖縄でも甚だ

しい所では30ヲOにも達する場合があり,10/O位の発生は

めずらしくない｡

病徴 :Erwin!aanalWSが寄生して子屠胎座及び 側 壁

が褐色になっでやや硬化したもので,外観からは判別し

ようになっている.果肉の色は褐色,帯褐色,黒色と色

々あり被害部は硬 くてもろい,打者が中空あるいは未熟

県のようである｡

発生条件 :開花後間もなく感艶するものと思われる｡然

しどの様な条件下で感染が起 り易いか分らない｡果実の

含糖率と食酸率が低い場合にかかり易い｡晩冬から春に.

かけて成熟する果実の糖度及酸度が低いとかかり易いこ

とはホルモy処理にこの病気が多い原因とも考え ら れ

る｡第 1回結果中の大果は裸出異の小申巣より発生率が

商■い｡

駆除予防 :早春から初夏の果実を少しおくらし冬実の成

熟期を人為開花で早 くすることによって効果をあげてい

渡辺 :パイソアップル産業合理化上の諮問掴

る換合がある｡他に的確な予防方法は現在わかっていな

い｡台湾では開花時に空紫を多く施すと本病の発生を促

進すると説く人がある｡

Rot)

晩春から早春にかけて多く発生するが夏巽中にも存在

する,かって台湾では在来種に大発生したことがあるO

スムースカイエソ種では比較的少ないが台湾,琉球共に

発生が認められている｡

病徽 :外観では分 りにくいがある場合には1コまたは数

コの小県が緑色に残 り,他が藤色していることがある.

この緑色の小巣は-一般に発育不全で病気に樺されてい

る｡ 果物を縦断してみると病状は様々であって花LTzi'壁の

み梅色あるいは黒色になって硬化しているもの,.花博及

び子静壁が変色硬化しているもの,数個の花脚及び子界

壁が連続して一団とな り変色硬化している｡

原因 :室として Penわiliium.Fura-ium 薗等によるも

のであるがこれが花鰹円に侵入することを助けるものは

パ イyコナカイガラムV,その他の小動物であるO比島

では PhylomollraSSerranOの寄生 によるものといわれ

る｡

駆除予防 :開花終了後小動物によって歯が柁政内に運ば

れ るか らこれ等の虫を殺すための薬の散布,蘭を敷すた

めの ボ ル ドー合剤の散布がC3:いといわれているが未だ躍

爽な方法がない｡

台湾では閉場の漕潔,日陰樹の整理,北面の加をさけ

ることなどがすすめられているoホルモy処郡によって

冬糞の収機制を早めることも一法であるといわれる｡

6.. パ イン繍触病 (鼎粛病,赦官癖,SoftRo･t,Water

Blister)

この構安は 踊場からr助,市場等濠での配賦が適い所

や･,娃食用として遠方に送る勘合.,輸送貯蔵中によく起

る柄範である｡台湾,沖縦とも把捉実に発生する.

噴散 :初朋には外から殆どわからない｡しかし円都は果

肉の色がやや措 く,軟くて水温状,になっている｡被軍部

の外僻の果皮は薄 くて傷つき易く僅かの圧力でもこわれ

払い,戯後には果心及び果肉が分離し,果実は乱凝な淑

扱いをするとつぶれ易い,勝敗が果唖の遊郭から始まる

と果実の下部が外観上やや軟化した時には果肉の腐敗は

全体におよんでいるO園敗がおころと芳香を発するから

この点で酵紫病 (すっぱい様な発酵臭)と鑑別出来る｡

曙関 こ基臓病 と同じ カビ CeraLosroTntel/aParade,vaの

寄生によっておころ｡腐敗LI=果実や柄矧 こかかった草

と果心 に々 って胞子が出来るo胞子は乾燥に強く適当な

37

湿気と温度の下で数カ月休眠するoわずかな寒気の移動

でも飛散することが出来る｡

感触経絡 :感染は主として収 穫,運 搬,貯蘭中におこ

り.,胞子は被習練や果実容軌 放棄きれた被脊輿から飛

散し位牌するOしかし胞子は鎌傷の果皮から侵入出来な

いから,果寒の傷口に蘭かなければならない｡カビの発

きれるO 感歎の大部分 は すりきず,打搾症,裂傷,輿

称の切口であるが爾穿刺 文紗時に除去する場合にはその

切口からも入る腸合があるo俊入部は果実の側面 に 多

い,これは乾燥後降雨があると果実の側面に他裂ができ

易いからである｡

発生条件 :高温が柄気の発生を促進するO感触は収穫後

におこり,好条件下に於いても感巣から病徴が現われる

までには2日間を醇する｡従って酢 軌d:闇協でねこるこ

とが少ないが暑い気温下では的選貯蔵中に進行し,途中

腐敗果がつぶれると果汁が滴下する.噂紫の剛円は病巣を多くするといわれる｡

予防方法 :収機および輸送中の取扱に注意して打撲症その他をなくし,保管場所および近辺に脚政柄にかかった

果実が残っていないようにしておけば被宙は少ない｡加工原料は成るべく早く処理することが醒ましいO生娘と

して出荷する時には巨大輿は傷つき易いからさけた方が

よいO保簡場所は5.0,bのホルマ91Jで消磁し,床は脚 こ

水洗いするとよい｡Jj:輿用架陳の跡コを消毒するには'

メチルアルコール (9･5.%)32cc,安息静物2.5g,水68

ccの怖液で軌｣か 即喋鞄2糊 問以円に輪押すべきであ

ら.LooC以 Fの所に鵬購すれば腐敗柄の馴 三劉醐qすることが迅来る｡

7. 世帯癖 (YeastRot)

過熱パ インに発/Jiする勘合が多く蜘 こ以畢コ:脚 こ据作

中に発生する勘合が多い ｡

柄徽 :･JTd初の散僕は娼触した翻分から軸が拍て卿いが批れ細る｡ひどくなると果汁の批火のT;めに脚 代が減りザ

黒皮は明11化し湖刺 状になるO脚枇が的渡ると朋地 は鮎也になる.風軸ま繊柚のみとな州 昭の火IRで Jd まれ

る｡

相川 :SaGCharomyccsSPIP.の滞./JLにJ:-'て船 舶,'雅仰するためであるが媒雌の切りLJからは鳩触しない｡紬脱

のみが促され,岬虫その他が果栗の梨傷軌 口焼取 出

虫の食背部等に Saccliaromyccs叩 P.を橿ぽんするo

感染条件 :感興は璃候炎件にノ王点される｡かどい陀煤の

後家繭が来ると成沸果頻の-恥に小さい仙親ができ,こ

の割れ目から歯が侵入するo 同様に 収掛 FJの外傷からも

感触するO

38 沖 縄 曲 菜 第 4 啓 発 1 号 (1965)

予防方法 :確場の過熱果,.日放巣の発生を防ぎ病巣が出

来たならばすみやかに除去する｡収機中の外傷を防ぐた

めには作業及び用津に注意することは勿論,傷晋紫はそ

の日の叫 こ処理し,柄架は僧ちに保管場所から離れた所

に放兜し頻制敬花を行なって昆虫の飛来を予防すべきで

ある0

8.パイン藁凋病 (P護neapp8eWilt)とパインコナカ

イガラムシ

Ⅲ人の被笹をおよはLf=が琉球に於いても現在石垣臥

pq.滋瓜,K発生し今後の増加が懸念きれるOパ イy萎凋病

の恐るべ き点は生育rF嘲れの時間を問わず発生し,新艇

脚ではttF.戚な生育をしていたパ インのやや若い感の尖端

那,/Ltこ盛珊し,やがて柿死する凝合があり,あるいは下

腿が漸次枯死して的物体は大きくならず結局結実せず,

粥JL=しても小娘のみ座し,緑折的に引き合わない0時に

i-2年の生育収弧を経てようやく開花した時は急に避

調IIII一死する幼合が多く糾神的打喋を受けることが 大 き

い ｡

柄敵 :藁朋柄とは曲が亦妨也となり尖端が凝凋しひいては 卜齢も下ITi抑賊する-･駿的摘名で,この中には稚馳Jlil

机とh朋脚こ公報に戦渦する棚倉と結実卿 こ下弘から肺次戯が頼れあがりそのまま鐘紡を拙げでいる腐食があるO

馴 山:バイV礎購蛸といわれるものの中には米華欠乏に

止りて.JJこるもの,軌一也に戊Flxiせられるために椴が桃死

LTLXi的 するものr鯨山のRl･埠のナこめに山背不 良 のも

の,乾燥による歩調およびパ インコナカイガラムVによ

るもの等が含まれているが周場に於ける芙蓉からみると

コチかイガラによる賓ちェう病が蚊も重大であり,例え

ば台湾および比良に於いてはコナカイガラを駆除するこ

とにより殆ど萎ちよう病がなくなり,ノ､ワイでも線虫被

畳を除いては殆どコナカイガラによる萎ちょう病であっ

た｡ただしコナカ1ガラによる挙ちょう病の発生は上芽己

の碓条件が加わると更に被鞍の皮が増加することは確奥

である｡現在ではパ イyコナカイガラムVが関供して発

生する串ち止う柄を時にパ イyコナカでガラムV輩ちJ.

う柄 (Pineapplemea一y-bugWilt)と呼んでいるO

発蛙条件 :パイyコナ カ1ガラムV萎ちよう病は輩ちJ:

う偶力をもつコナカイガラムVが草本の華,茎,根等に

脊生して-柾の番紫を草本円に注入するためにおころも

のであつてカイガラムVの移動および保 敏 は蟻が行な

う｡従って蟻がいなければコナカ1ガラムVは2-･3週

間で死滅するし,またパ IyコナカイガラムUの生育に

過しない低温地やその他6)気候条件の悪い所では輩ちェ

う病は少ない｡カイガラムVの萎ちよう病発生能力はパ

イソ以外の草本に寄生するものは殆ど発生能力がないか

あるいは極めて底いが生育不良のパ インに寄生するもの

の緒力は強い｡またパイソ草本自体 も栄養状態によって

抵抗性が違うからある場合には多数のコナカイガラが蒼

いていても萎ちようは起 らないしある場合には一･匹のコ

ナカイガラムVのために株全体が輩ちょうする場合があ

ち.なお生育不良のバイソに暫くカイガラムVの萎ちよ

う病発生緒力の強いこと及び垂らょう病発生能力のない

カイガラムV も一度董ちJ.う病棟につくと能力を回復す

るから一度事ちよう病が発生するとその後の増加が予想

されるわけで特にカ1'ガラム･Vの繁殖する生育不良麿を

そのまま放'&すると発生の増加を助けることとなる｡同

一緒力のカイガラムVが萎ちよう病を発生する割合は寄

生するカイガラムVの敬 と寄生期間の長短に比例する｡

萎ちよう病の発生勤 ま外界の条件に左右きれるところ

が多い.乾燥潤の続く所は発生が多く,降雨が多く低温

の所は発生が少ない.沌地,病原菌,線虫の根部寄生が

発生を助けることは既述した通 りである｡拳ちよう能力

のあるコナカイガラが寄生すると40-･70日で根の生育が

不良になり,更に1週間位で根が勝敗し始め,2-･3カ

月で薬が萎ちようする. この様な時にはコナカイガラは

蛾によって他に移されているから,,見当たらない場合が

多い｡

駆除予防 こく1)唖茂はマラソy乳剤 (1000倍),パラチオ

ン■(2000倍)剤中に3- 5分間浸潰してから抱え付け更

に1- 2回顧笛の小さい間にマヲソy剤 (2000倍),チ

ナポソ粉剤,C-3粉剤を散布する｡

(2) 蟻を駆除するために植え付け前から各月1回位3

カ月間BHC,DDTの粉剤を散布すること (周囲

の草は焼き払 うこと｡)

(3)更新期に適したパイソ園は早く整理してBHC,

DDTを散布し,旧植園には喧按隣接して新櫨しな

いこと,接近して新値する時には境界に3-5列の緑

植えを行なってこれに月1回位(1)の薬剤を散布し,

蛾及びかイガラムVの侵入を防止すること0

9.パイン短葉病 ･(仮称)(:Spike)

台湾には極めて希に発生し,西表にはやや多く,沖縄

北部及び奄美には極めて多く発度する｡久米島にも発生

している｡フロリダで Spikeと呼ばれるものと同様か否

か不明である｡新旭のまま生育せず,発生した塊茎芽が

発育して結果する場合には結果期が不揃いとな りおくれ

るた糾 こ損失をおこし.-_Ei生育を中止したものが再び

短共を出す場合には結果せず,開花しても小栗となって

販売できない｡奄美では約5%の発生があり沖縄本島の

宜野座村では50%も発生している圃場もあるO

病散 :病徴が様々で剣状をなした饗が短くて厚く淡緑色

香里し,中心に近い葉には蔚色あるいは黄緑色の斑点が

出て生長を中止しているものは時に生長点が枯死してい

ち (沖縄北部,奄美),この場合には正常な吸芽を発生

す る｡沖縄中部の宣野座では上記の形態の草本が時に開

花 し,短い花度の上に小県をつけている場合が認められ,

ある場合には途中で生育を開始する葉が短く茎が伸長す

るO .久兼島及び西表では上記の ものが更に尖東部に於い

て長薬を出している｡

が時には田場全面的に発生する場合 もあるO薬分析の結

果によれば亜鉛及び鋼の欠乏が認められるが,まだ要紫

欠乏症 と認めるところまで到っていない｡フロリダでは

肥料配合が不適当のためにおこるといわれている｡

予防方法 :堆厩肥の使用をすすめているが原因不明のた

め的確な防除法がない｡目下FTEの施用試験を依頼中

であ る｡

川 . 鳥,.拷,良,コウモ リ,コウロギ,カタツムリ,

ナメクジの害

共同駆除の必要があるO得 手こ開花貼果師 こ駐韓する必

要が認められる｡

日. 寒 害

伸し純北部にみ られる二段果,.裂果の原因が鍵晋による

ものではなかろうかと考えられる｡栽他地域の選定,翠

節風を防 ぐ防風垣の設値が必腰であるo

B. 琉球 におい て今後 注意す べき病虫害

12. 頼 虫

石垣島で一部問題にしているが現在はあまり韮大でな

い｡ただし今後の増加Iむ注憲する必要がある.

13. 兼 斑 病

現在全 く見当たらないが-ワイから種菌を輸入する際

には注意する必要がある｡特に冠評の輸入に.は旺点すべ

きである｡

14. ピ ン ク 病

突然大発生の危険があるから注意すべきである｡外観

か らは見分けがつかず碓語数避時果肉が紅色となるから

工場側の損失が大 きい｡

15. 萎青病 (薫白化現象)

石垣島の各所に認められる｡中性土康,アルカ9性土

壌にバ イソを縫 え付けることを避けると共に,海岸の砂

れ さ等を敷いた道路の側には溝を作り,あるいは防風虚

を設けてアルカリ性砂書を防がなければならない｡

肝.琉球に於けるパイン病害虫及び栽培に関す る研究指導の現状

A. パイン病害虫 に関する研究の現状

パイソの病晋虫は一般粒産物とともに一括研究の対称

となっており,現状では次の様である｡

10 琉球集葉拭験鴇

本場,名簡支場,コザ支場,嘗古文場及び入電山支場か

らなっているが,これらの申パイン病虫宵及び戴増の研

究が取りあげられている所は本場の病理昆虫研究室と名

護及び八重山支場であるoなお本場に懲いては土壌肥料

研究室,頗芸化学研究室等に於いて戒壇に閲卑する場面

もあるが,現状では特記に櫓しない｡

パ 1y関係に使用される経資は全予算が一括経理され

るために明らかでないがその割合は纏めて少ないようで

ある｡今参考のために試験場 (支場を含む)予算を示す

と次の様である｡

農業試験場授 177,252ドル

内訳 一般職 (LO6人)給料 86,152ドル

常軌的非常勤散見 (71人)手当 35,406

臨樽的非常勤職艮 (⊥06人)手当 26,541

畑 末 手 当 14,665

越 ･;& 執 務 手 当

暗 唱 手 当

職 艮 旅 費

消 l:t･ 品

油 JJP及び燃料押

光熱及びJk迫glL

通 イ㌔ 1lLr役 戯 於

雛 押

勝 締 出

977

1.,992

2,035

6.FOOO994

4,164

i,510306

80

ユ,500

tl)柄灘昆虫研死 体 勘)技師1名,抜 -T13,抑助

i.,非催物3が執務し,巾I斜(1止血)がパイyfE4J係を馴 耶こ姐増しているo この研究'Bでは一触作物

の柄肌毛虫に鵬する刑務研究以伸 こ桐国虫の靴l押

黙及び脱亜麟蔵鯛雄の中の出物献験怨も揖当してい

る｡:id:験研兜地役としてほ[lnl似1Mj.,桐や轟12坪

(網室なし)を掩っているが就験に仙川司椎の櫛比

(物品偶人班)は年徽240ドルjItu鹿に過ぎず,抜手以

上1人当たりの年間調教出弓艮勝野は 14.91ドルであ

るo

l2) 令灘文例 柄宵出発Jl=.1,察只として常勤 IVlが恥

lnLきれ,調度研究は本部の相木･に従-'て行なう｡

(31 八韮山安物技手1と病智虫発生予察艮'&'助1名が

40 沖 縄 地 業 第 4 巻 第 1 号 (1.965)

耐思されているQパ iyの柄晋虫研究 として多少と

もみるべ きものありとすれば本文塊である｡係風の

仕事60C/Oはパイy郎係である｡ただしパイy研究闇

として特に定められている予鉦はなく,安城一括予

算から文通されているから耶発掛 こづいては明らか

でない｡

(新 研究境目 土壌線虫及びパ 1.JコナカイガラムU

駆除剤の研究,心賭柄,花樺病,】緒斑柄及び除草剤

等に関する調査を行なっているが,線虫及びコナカ

イガラムV駆除き糾こついては滴非が決定された様で

ある｡

2.琉球大学農家政工学部

癖理研碓蜜 教授 L名 常勤 1名

昆虫研兜窺 教授 1名

水大学では亀当救協が研兜飽田を配出して研究館を要

求するのであるが未だバイyに粥する研究糾 ま従軍きれ

ておらないようである.ただし放近琉球政府が中心 とな

り,火や,戯鵜と擢力してパ イy崩静の矧諸調査を行な

-.,ているO

これは威す馴 こ鰯球に磨けるパ･1y楢宙虫の研究は末

だ極めて低 朋であるといねざる魯得ない現状である｡

臥 パイ ン磯崎 に関す る研究の現状

書. 硫噂漉,耗賦轍鳩

tll 風塵女噛 火脚脚係のぷ触係nとしで故事 2.非

常勤 3部が動赦して如 りす化塀の70%はバイソの戚

柚消℃及びパfy軌ti憎f旭である｡すごだし経兜の大

部分は経済脚 等塵課の種酋繁殖啓発費であって,読

験研究に使用される躍鮒 ま散々たるものであるO試

事項番号 ‡ ユ i 2

項 目

パイyア ップjL/振興費

常勤的非常勤僻見手当

I緋寺的非常勤職艮手当

穐 艮 旅 .班

消

傭

印

借

役

馳

補

寮

講

粗 品 費

晶

製

及

務

設

助

詑

泊

刷料

師

本

損

紺

控

料

粁

兜

函南別～

汁

205,0∞

9,017

ll,513

5,428

15,027

⊥6,599

990

860

8

10,5∞

≡ 二三 .'i

験地は呉故山にあるが試験設備は皆無に近い｡

(21 八重山支場 果樹関係 として技手 1,常軌 1名が

配隈されているが仕事の800/o以上はパイソ関係であ

る｡以上の他に本年から抜手 1名がパイソの肥料試

験を兼任分担 している｡

試験屈場は支場内にあり,また輸入種苗増殖のた

めに大浜町平得の山地開発試敗地を利用しているが

研究施設は皆師 こ近 く,研究規膜 も名護支場に比較

して小さい｡研究熱 ま支場経費に-一･推され,種酋増

殖のための経費は特産課パイy係から支出されてい､タ勺o

(31)研究題 目 パイン液槽規準決定のための各唖試験

が行なわれている｡

これを要するにパ インの栽培試験は専 ら名護と八

重山の支場で行なわれているが,何れ も予算が少な

く人員不屈のために,栽培規準設定のための一般試

験すら満足に行なわれず,基礎試験にはまったく手

がつけられない状態である｡なお研究項 目について

は偲体省石井園芸課藻の調査報告に詳細記職されて

いるから省略するが,私はこの度の渡琉巷機会に必

要資材を機鰭し,微畳元紫,除草剤,土壌調整剤に

関する試験を腰墾し,実施することとなった｡

C. パイ ンの病虫害防除及 び栽培 指導の現 状

1. 経済局特産課

技師 .1 技手 2 常軌 1

歳増の合理化指導のために本年度から次表項目にわT=

り予算が支出されている｡

3 1 4 f 5 r 6 1 7

15,706916.

1,170

600

12,720

47,832

ユ,831

10,343

500

2,270

15,828

560

10,500

懐 な経費 慨歎

パ イyアップ .ル工場の総合整備に必要な経費

パ イyア ップル山地農道開発に必整生壁墾 ｣

117,000

775

745

30

バ1y7'･;Iブル褐色斑点病対簸繍鞄垂-

5,00｡

渡辺 :パインアップル産業合理化の諸問題

2.. 経済局改良課

果樹二親培 (パ イン専門家)及び病理昆虫の専技各1名

を配暫し栽培及び病虫嘗防除の指導を行ないつつある｡

またr本年からパ イy特技普及艮 2名,補助見10名がパイ

y鹿培指導のために増員 された0

3. 経済局濃･務評

防災係に於いて,パ イソアップルコナカイガラムVを

葡啓替虫に指定し薬剤補助を行なって防除ほっとめつつ

行なっている｡

4.. 博物防疫所

パ イソの輸入経常の隔離栽培 (1年間)を指示し新病

欝虫の侵入を予防しつつある｡

甘.現状分析及び本土並びに諸外国との

比較

四囲各県並みの経済生長を目標 とする琉球に於いて年

産600万非のパ イン産業に対し,政府が支出してい る指

噂奨励甥は本年度20万 5･千弗であるからこれを関係各県

の果 樹奨励兜と比較すれば決して少ない額ではないoL

かしその支出項目をみると大 きい差異がみられる｡すな

わち琉球に於いては殆どすべてが奨励関係に向けられて

いるの･に反 し四国各県では香川,徳島,愛媛,高知共に

独立の果樹試験場あるいは支場を持ち栽培技術の研究に

力が注がれている｡一方パイン碓譜業の盛んな各国の状

況魯み るに,ノ･､ワ 1では1932壁以来業者の共同出資によ

るパ イソ研死所が-ワ･1大学内I･こ俳風きれ,年碓掛 ま200万 ドルであるといわれる｡台湾 も日本領当時パ 1ソ戚培

加工食玉とする鳳山熟柿園芸試験分所が経営班12万円で

脚 軸12年に改思され,現在 も研兜の韮目榛がパ インに向

けられている外諒強腰莱試験場に於いてもパ イソの病虫

瞥及び親機が行なわれている･｡民間の研究所としては鳳

腰公司が斗六に,台湾触発公司が台鋸パイン銑麟場を殴

宜し.また台鴨大学,台中焼.学院に於いてもパ インの研

良は助手以止で も20･名東に適すろ｡

めには試験研究の必感性が他の国.内座選に比して強く,

マラヤ,比良,プェル トリコ,.ギネヤ等いずれ も研究所,-e

持っている｡

Ⅵ.同報点の提示パ イン碓語は国際的貿易品であ り,座業の消長は価格

と晶質によって決定 されるところが大 如 10従って各J_E

産地に於も,では放 って品質の改善と生産費の低減に閑す

41

る研究に従酎しているが研究の公表枯ついては極めて憤

寵であり,産業に薗按関係をもたない学術的論文以外は

発表しないのが現状である｡例えば-ワ†に於いてはハ

ワイ内の認められた会見以抑こは研究雑誌 (Pineapp】re

News)を配付せず閲覧も許可きれない｡工場及び雌 場

に於いても技術的な説明は禁止され.軌欝の腐外搬出は

組合の申し合わせによって楽Ihされている.(現在琉球に

輸入している概掛 ま組合県外の一･僚膿家の生産種苗であ

ち)台湾も同機で篠笛の搬出は法律を以って執上し蝦近

は琉球の属政_=T=.催.にJ:る琉球伎術者のパ1ソ視察をすら

ことわっている現状である｡従って琉球のパイソ産業が

今後合掛ヒの基礎的資料を得るには栽培加工に於ける独

自の技術研究が必要であり,研究機関の設置が職も竃要

であるo塀在の様に特技･普及艮及び補助風が増艮きれて

も常及すべき披縛の研究がなければ意味をなさない｡

なお研究方面に於いて掛 こ問題となる執 ま沖縄本島と

八重山に於ける研究機関の不均衡である｡琉球に於いて

は八重山と沖縄本島では射乳的な差異があり別個の試験

を必要とする場合が多いが添付報歯の如く沖純水曲はパ

イy親培地としては八韮山に劣り,塗産商も八認山が全

蛙塵商の60%を占めている｡しかるに現在のパイy研究

は主体が名渡文場におかれていろ｡勿輪この執 ま沖細本

島の不利を補うための特別な配慮とも考えられるが,責

に琉球のパイソ産業を考え適地適作の線をおし進めるナこ

めには八重山を盛観すべきであり,少なくとも研兜規模

は両者同様にすべ きであるO

次に技術相掛 こ脚 する剛温点であるo雌述のJ:うに琉

球に於けるパイソ技術相将は収山IY='.7-及比及び馴 rl舶 P偶

によ.って行なわれることになっており.水韓からパイ:y

樽披普及艮 (,2g!)と紺地艮 (10鶴.)が侃旧されたが.従来改良曹及凪にJ:るパイソの戯J.酎馴凱如机 一邦馴輪き殆 ど手がつけられておらないo改良働さの方針とL/では改良粁及良の全部が技術脚馴 EIlr'lTこるしくみにな ってい

るが,,普及Laの多くは的ど州淋し､でめり,･放た抜紳ia)/)(

畔も決して紬 ,と.はいえない状他であるO

ひとえに琉球に於けるパイy亜jriの矧脚ま現イは での

ところは政府の捌廟刷 な肘梯奨bJ=JJによるものではなく,

並として日本の絶世qf期日に.上る伽牌 舶 職 務別 伸鵠して生産地･魯増加し,これを合馴ヒする･[:め･に L助の帆故が云々きれたものでこれを合感化するために政府の馴弘

樹噂奨励の全面にわたる棚[7･lTこる紬血樹髄を必要とする

のである｡ (中略)

パイン峰譜と砂糖は琉球が日本に供給し得る二人座物

42 沖 縄 頻 発 第 4 番 妨 1 号 (1965)

であるが,特にパイy蹄話は新願産業であ,)で琉球住民

の腐心が深い ｡

パイン極款の自由化政髄はこの題味に於いて琉球全体

の間組であり円本政府の域助が要撃されている.

ただし,.戯助の具体的方ほについては悦並に行なう必

Imがあり,他項効果の廠封がなされるべきである｡私は

琉球の留民がパイy塵叢の合潮化に対し,協力一致して

潮間の 遂行に まい遡する決意を有するという耐鍵の下

紘.rl家政肘は次の北軍項を考慮すべき′であると思うO

且..合邦化完遂のため才と一斑の猶予舶間を嘗えること

(パ1叫 ま櫨見付けてから収機までは珊 2カ 年 馨

し,-･盛酢欄間が4年胤であるから急激な自由化は

側軸である｡)

2Nパイソの 叔招及び加rC技術研兜と,放題合理化

に必要な研究をも育む特産物就験堺を石屈曲 (ある

いは西淡曲)に.故旧しこれに技術的弛びに財政的援

助を行なうことO (八重山鹿試場の規横拡大も可)

この事は日本の西表開発援助にも通ずる｡

3.,日本の援助で出来ているモデル盛観をパイy産業

にも閲放し沖縄本島に於ける技術指導の場とするこ

と｡

4.栽培,加工に必要な新式機械の購入貸与 (プル ト

ーザ-,カッター,トラクター,プVパキユタマイ

ザ-)

5.パインの栽培,集荷,加工に必重な経営費の低利

貸出 (階段畑造成費,親増資金,集荷機関経営軌

工場運営費等)

6.パイy工場の整備統合に必要な低利資金の貸与｡

7..パイン産凝安定化促進に必撃な助言を行ない合理

化進行状況を調査報告し,援助資金の有効適切化を

図るために一定期間技術顧問を琉球に駐在させるこ

と｡