t t ∑∆ − exp 13.65 ( ) t t ∑∆ − exp 13.65 ( )2009/07/15  · exp 13.65 t t t t t i n i e...

22
マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説 正誤表 本文 解説、付録 1 9 62 式(4.4) 2 9 62 式(4.4)変数説明 t 0 :材齢を無次元化する値で1日 T 0 :温度を無次元化する値で1℃ 3 9 62 式(4.5) 4 76 解説表5.2 5 10 65 式(4.7)変数説明 6 22 表6.1 別紙 p.1 7 23 表6.2 別紙 p.1 8 103 表6.1 別紙 p.2 9 104 表6.2 別紙 p.2 10 105 解説図6.1 別紙 p.3 11 105 解説図6.2 別紙 p.3 12 106 解説図6.3 別紙 p.4 13 108 解説図6.4 別紙 p.5 14 108 解説図6.5 別紙 p.5 15 109 解説図6.6 別紙 p.6 16 219 付表10.3 別紙 p.7 17 220 付表10.4 別紙 p.8 18 224 付表10.7 別紙 p.9 19 224 付表10.8 別紙 p.10 No. 行、式、図表 ( ) 28 2 / 1 0 / ) ( 28 1 exp c f e e c f T s t s t f = ( ) 28 2 / 1 0 / ) ( 28 1 exp c f e e c f t s t s t f = ( ) 6 . 7 / ) ( 4 28 + = c c H E t E c β ( ) 6 . 7 / ) ( 4 28 0 + = c c H E t E c β ( ) + = = 0 1 / 273 4000 65 . 13 exp t t T t t i n i i e ( ) + = = 0 1 / 273 4000 65 . 13 exp T t T t t i n i i e ( ) 0 , tt φ ( ) 0 , e t t φ

Upload: others

Post on 22-Aug-2020

0 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: t t ∑∆ − exp 13.65 ( ) t t ∑∆ − exp 13.65 ( )2009/07/15  · exp 13.65 T t T t t i n i e i φ(tt, 0 ) φ(tt e, 0 ) マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説

マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説 正誤表

本文 解説、付録

頁 頁

1 9 62 式(4.4)

2 9 62 式(4.4)変数説明   t0:材齢を無次元化する値で1日   T0:温度を無次元化する値で1℃

3 9 62 式(4.5)

4 - 76 解説表5.2

5 10 65 式(4.7)変数説明

6 22 - 表6.1 別紙 p.1

7 23 - 表6.2 別紙 p.1

8 - 103 表6.1 別紙 p.2

9 - 104 表6.2 別紙 p.2

10 - 105 解説図6.1 別紙 p.3

11 - 105 解説図6.2 別紙 p.3

12 - 106 解説図6.3 別紙 p.4

13 - 108 解説図6.4 別紙 p.5

14 - 108 解説図6.5 別紙 p.5

15 - 109 解説図6.6 別紙 p.6

16 - 219 付表10.3 別紙 p.7

17 - 220 付表10.4 別紙 p.8

18 - 224 付表10.7 別紙 p.9

19 - 224 付表10.8 別紙 p.10

No. 行、式、図表 誤 正

( ) 28

2/1

0/)(28

1exp cfe

ec fTst

stf

−−= ( ) 28

2/1

0/)(28

1exp cfe

ec ftst

stf

−−=

( ) 6.7/)( 428 +⋅= ccH EtEcβ ( ) 6.7/)( 4

280 +⋅= ccH EtEcβ

( )

∆+−∆=∑

=0

1/273

400065.13expttT

tti

n

i

ie ( )

∆+−∆=∑

=0

1/273

400065.13expTtT

tti

n

i

ie

( )0,t tφ ( )0,et tφ

Page 2: t t ∑∆ − exp 13.65 ( ) t t ∑∆ − exp 13.65 ( )2009/07/15  · exp 13.65 T t T t t i n i e i φ(tt, 0 ) φ(tt e, 0 ) マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説

マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説 正誤表 別紙

1

表 6.1 版状部材のマスコンクリート対策

[注](1) 「-」は対応不可を表す. (2) 高炉セメント B 種(BB)の場合は,普通ポルトランドセメント(N)と同等とする.

6.2 壁状部材のマスコンクリート対策

[注](1) 「-」は対応不可を表す. (2) 高炉セメント B 種(BB)の場合は,普通ポルトランドセメント(N)と同等とする.

単位セメント量

350kg/m3以下

単位セメント量

450kg/m3以下

単位セメント量

350kg/m3以下

単位セメント量

450kg/m3以下

普通ポルトランドセメント 40 40 40 40

中庸熱ポルトランドセメント 40 40 40 40

低熱ポルトランドセメント 40 40 40 40

普通ポルトランドセメント 34 29 40 40

中庸熱ポルトランドセメント 40 40 40 40

低熱ポルトランドセメント 40 40 40 40

普通ポルトランドセメント - - 10 9

中庸熱ポルトランドセメント 6 5 19 17

低熱ポルトランドセメント 7 6 40 40

軟弱(粘性土)

普通(砂質土)

岩盤

地盤条件 使用するセメントの種類

部材の目標性能に応じた長さ高さ比(L/H)の限度値

漏水抵抗性 鉄筋腐食抵抗性

単位セメント量

350kg/m3以下

単位セメント量

450kg/m3以下

単位セメント量

350kg/m3以下

単位セメント量

450kg/m3以下

普通ポルトランドセメント - - 2 -

中庸熱ポルトランドセメント - - 10 10

低熱ポルトランドセメント - - 10 10

普通ポルトランドセメント - - 2 -

中庸熱ポルトランドセメント - - 10 7

低熱ポルトランドセメント - - 10 8

普通ポルトランドセメント - - 2 -

中庸熱ポルトランドセメント - - 5 4

低熱ポルトランドセメント - - 6 5

軟弱(粘性土)

普通(砂質土)

岩盤

地盤条件 使用するセメントの種類

部材の目標性能に応じた長さ高さ比(L/H)の限度値

漏水抵抗性 鉄筋腐食抵抗性

Page 3: t t ∑∆ − exp 13.65 ( ) t t ∑∆ − exp 13.65 ( )2009/07/15  · exp 13.65 T t T t t i n i e i φ(tt, 0 ) φ(tt e, 0 ) マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説

マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説 正誤表 別紙

2

表 6.1 版状部材のマスコンクリート対策 [注](1) 「-」は対応不可を表す.

(2) 高炉セメント B 種の場合は,普通ポルトランドセメントと同等とする.

6.2 壁状部材のマスコンクリート対策

[注](1) 「-」は対応不可を表す.

(2) 高炉セメント B 種の場合は,普通ポルトランドセメントと同等とする.

単位セメント量

350kg/m3以下

単位セメント量

450kg/m3以下

単位セメント量

350kg/m3以下

単位セメント量

450kg/m3以下

普通ポルトランドセメント 40 40 40 40

中庸熱ポルトランドセメント 40 40 40 40

低熱ポルトランドセメント 40 40 40 40

普通ポルトランドセメント 34 29 40 40

中庸熱ポルトランドセメント 40 40 40 40

低熱ポルトランドセメント 40 40 40 40

普通ポルトランドセメント - - 10 9

中庸熱ポルトランドセメント 6 5 19 17

低熱ポルトランドセメント 7 6 40 40

軟弱(粘性土)

普通(砂質土)

岩盤

地盤条件 使用するセメントの種類

部材の目標性能に応じた長さ高さ比(L/H)の限度値

漏水抵抗性 鉄筋腐食抵抗性

単位セメント量

350kg/m3以下

単位セメント量

450kg/m3以下

単位セメント量

350kg/m3以下

単位セメント量

450kg/m3以下

普通ポルトランドセメント - - 2 -

中庸熱ポルトランドセメント - - 10 10

低熱ポルトランドセメント - - 10 10

普通ポルトランドセメント - - 2 -

中庸熱ポルトランドセメント - - 10 7

低熱ポルトランドセメント - - 10 8

普通ポルトランドセメント - - 2 -

中庸熱ポルトランドセメント - - 5 4

低熱ポルトランドセメント - - 6 5

軟弱(粘性土)

普通(砂質土)

岩盤

地盤条件 使用するセメントの種類

部材の目標性能に応じた長さ高さ比(L/H)の限度値

漏水抵抗性 鉄筋腐食抵抗性

Page 4: t t ∑∆ − exp 13.65 ( ) t t ∑∆ − exp 13.65 ( )2009/07/15  · exp 13.65 T t T t t i n i e i φ(tt, 0 ) φ(tt e, 0 ) マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説

マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説 正誤表 別紙

3

解説図 6.1 版状部材における長さ高さ比(L/H)と応力強度比の関係(軟弱地盤)

解説図 6.2 版状部材における長さ高さ比(L/H)と応力強度比の関係(普通地盤)

0.0

0.5

1.0

1.5

0 10 20 30 40長さ高さ比(L/H)

応力強度比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

0.0

0.5

1.0

1.5

0 10 20 30 40長さ高さ比(L/H)

応力

強度

比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

0.0

0.5

1.0

1.5

0 10 20 30 40長さ高さ比(L/H)

応力強度比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

(1)普通ポルトランドセメント

(2)中庸熱ポルトランドセメント (3)低熱ポルトランドセメント

0.0

0.5

1.0

1.5

0 10 20 30 40長さ高さ比(L/H)

応力強度比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

0.0

0.5

1.0

1.5

0 10 20 30 40長さ高さ比(L/H)

応力

強度

比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

0.0

0.5

1.0

1.5

0 10 20 30 40長さ高さ比(L/H)

応力

強度

比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

(1)普通ポルトランドセメント

(2)中庸熱ポルトランドセメント (3)低熱ポルトランドセメント

Page 5: t t ∑∆ − exp 13.65 ( ) t t ∑∆ − exp 13.65 ( )2009/07/15  · exp 13.65 T t T t t i n i e i φ(tt, 0 ) φ(tt e, 0 ) マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説

マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説 正誤表 別紙

4

解説図 6.3 版状部材における長さ高さ比(L/H)と応力強度比の関係(岩盤)

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

0 10 20 30 40長さ高さ比(L/H)

応力強度比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

0 10 20 30 40長さ高さ比(L/H)

応力

強度

比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

0 10 20 30 40長さ高さ比(L/H)

応力強度比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

(1)普通ポルトランドセメント

(2)中庸熱ポルトランドセメント (3)低熱ポルトランドセメント

Page 6: t t ∑∆ − exp 13.65 ( ) t t ∑∆ − exp 13.65 ( )2009/07/15  · exp 13.65 T t T t t i n i e i φ(tt, 0 ) φ(tt e, 0 ) マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説

マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説 正誤表 別紙

5

解説図 6.4 壁状部材における長さ高さ比(L/H)と応力強度比の関係(軟弱地盤)

解説図 6.5 壁状部材における長さ高さ比(L/H)と応力強度比の関係(普通地盤)

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

0 5 10長さ高さ比(L/H)

応力強度比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

0 5 10長さ高さ比(L/H)

応力

強度

比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

0 5 10長さ高さ比(L/H)

応力

強度

比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

(1)普通ポルトランドセメント

(2)中庸熱ポルトランドセメント (3)低熱ポルトランドセメント

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

0 5 10長さ高さ比(L/H)

応力

強度

比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

0 5 10長さ高さ比(L/H)

応力強度比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

0 5 10長さ高さ比(L/H)

応力

強度

比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

(1)普通ポルトランドセメント

(2)中庸熱ポルトランドセメント (3)低熱ポルトランドセメント

Page 7: t t ∑∆ − exp 13.65 ( ) t t ∑∆ − exp 13.65 ( )2009/07/15  · exp 13.65 T t T t t i n i e i φ(tt, 0 ) φ(tt e, 0 ) マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説

マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説 正誤表 別紙

6

解説図 6.6 壁状部材における長さ高さ比(L/H)と応力強度比の関係(岩盤)

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

0 5 10長さ高さ比(L/H)

応力

強度

比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

0 5 10長さ高さ比(L/H)

応力強度比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

0 5 10長さ高さ比(L/H)

応力強度比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

(1)普通ポルトランドセメント

(2)中庸熱ポルトランドセメント (3)低熱ポルトランドセメント

Page 8: t t ∑∆ − exp 13.65 ( ) t t ∑∆ − exp 13.65 ( )2009/07/15  · exp 13.65 T t T t t i n i e i φ(tt, 0 ) φ(tt e, 0 ) マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説

マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説 正誤表 別紙

7

UPTFt

σ

付表 10.3 最大応力強度比の推定式の偏回帰係数(版状部材)

目的変数: 普通ポルトランド

セメント

中庸熱ポルトランド

セメント

低熱ポルトランド

セメント

重相関係数 0.987 0.988 0.983

残差自由度 75 75 74

残差標準偏差 0.002 0.002 0.002

説明変数名 分散比 偏回帰係数 分散比 偏回帰係数 分散比 偏回帰係数

定数項:a 63.4 0.02859 76.3 0.020 81.3 0.0206

UPT :b 24.8 -0.00077 23.3 -0.0006 19.9 -0.0007

1000

2UPT :c 12.6 0.00568 10.9 0.0052 8.1 0.0067

MMCG

G HLEE

E⋅

+44 :d

644.8 0.00242 674.8 0.0020 429.1 0.00227

CG

G

EEE+4

4 :e 13.8 0.05447 26.0 0.0548 25.9 0.07209

1000GE :f 5.9 -0.00300 12.7 -0.0033 14.5 -0.0047

下線 修正分

Page 9: t t ∑∆ − exp 13.65 ( ) t t ∑∆ − exp 13.65 ( )2009/07/15  · exp 13.65 T t T t t i n i e i φ(tt, 0 ) φ(tt e, 0 ) マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説

マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説 正誤表 別紙

8

付表 10.4 応力強度比の補正後の推定式(版状部材)

目的変数:Ft

σ 普通ポルトランド

セメント

中庸熱ポルトランド

セメント

低熱ポルトランド

セメント

説明変数名 偏回帰係数 偏回帰係数 偏回帰係数

定数項:a 0.02859 0.020 0.0206

UPT :b -0.00077 -0.0006 -0.0007

1000

2UPT :c 0.00568 0.0052 0.0067

MMCG

G HLEE

E⋅

+44 :d

0.00242 0.0020 0.00227

CG

G

EEE+4

4 :e 0.05447 0.0548 0.07209

1000GE :f

-0.00300 -0.0033 -0.0047

補正項:g 0.10 0.075 0.05

下線 修正分

Page 10: t t ∑∆ − exp 13.65 ( ) t t ∑∆ − exp 13.65 ( )2009/07/15  · exp 13.65 T t T t t i n i e i φ(tt, 0 ) φ(tt e, 0 ) マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説

マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説 正誤表 別紙

9

WWWM

M HLAA

A⋅

+

WWCG

CWM

MG

HLEE

EAA

AE⋅

++

+

付表 10.7 最大応力強度比の推定式の偏回帰係数(壁状部材)

目的変数:Ft

σ 普通ポルトランド

セメント

中庸熱ポルトランド

セメント

低熱ポルトランド

セメント

重相関係数 0.963 0.952 0.926

残差自由度 129 66 66

残差標準偏差 0.076 0.063 0.07

説明変数名 分散比 偏回帰係数 分散比 偏回帰係数 分散比 偏回帰係数

定数項:a 161.5 0.576 81.0 46.6 0.426 0.314

ln(DW 148.8 ):b -0.298 32.3 23.2 -0.220 -0.210

UPT :c 131.5 0.012 66.3 94.7 0.011 0.015

LW 8.6 /Hw:d -0.018 0.6 1.3 0.008 0.013

:e 641.4 -0.712 256.9 166.8 -0.549 -0.487

:f 792.8 0.792 312.8 190.5 0.575 0.495

下線 修正分

Page 11: t t ∑∆ − exp 13.65 ( ) t t ∑∆ − exp 13.65 ( )2009/07/15  · exp 13.65 T t T t t i n i e i φ(tt, 0 ) φ(tt e, 0 ) マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説

マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説 正誤表 別紙

10

WWWM

M HLAA

A⋅

+

WWCG

CWM

MG

HLEE

EAA

AE⋅

++

+

付表 10.8 補正後の偏回帰係数(壁状部材)

普通ポルトランド

セメント

中庸熱ポルトランド

セメント

低熱ポルトランド

セメント

説明変数名 偏回帰係数 偏回帰係数 偏回帰係数

定数項:a 0.634 0.345 0.468

ln(DW -0.328 ):b -0.231 -0.242

UPT :c 0.013 0.017 0.012

LW -0.020 /Hw:d 0.014 0.009

:e -0.783 -0.536 -0.604

:f 0.871 0.545 0.633

下線 修正分

Page 12: t t ∑∆ − exp 13.65 ( ) t t ∑∆ − exp 13.65 ( )2009/07/15  · exp 13.65 T t T t t i n i e i φ(tt, 0 ) φ(tt e, 0 ) マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説

マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説 正誤表 解説

1

クリープ関数の訂正に伴うパラメトリックスタディーの再計算について 1.はじめに 「4章 性能設計」と,「5章 チャートによる応力強度比の予測」のチャート導出のために実施し

たパラメトリックスタディーにおいて,使用したクリープ関数のパラメータの取り方に相違があった.

クリープ関数を4章で規定するように訂正した場合にクリープ係数がどのようにかわってくるのか,

そして温度応力がどのようにかわってくるのか,代表的な条件について再計算を行いその影響度合い

を調べた. 2.クリープ関数の違いについて

クリープ関数を表1に比較して示す.「4章 性能設計」では,(4.9)式のβHの第一項のなかのEc(t0)はt0載荷時材令(有効材令)におけるヤング係数であるのに対し,「5章 チャートによる応力強度比

の予測」のチャート導出では,βHの第一項をEc(t)とし,tとして時々刻々の材令(有効材令)を使用

して計算を行った. (4.8)~(4.10) 式の係数は,実験データを載荷材齢t0

図 1 に,クリープ関数の取り方によってクリープ係数がどのように経時的に変化するのか,また,

両者の比率がどう変化するかを比較して示す.4章で規定するクリープ関数を用いたほうが材齢の初

期で大きく,載荷材齢が長くなるにつれほとんど影響がみられなくなることがわかる.貫通ひび割れ

につながりマスコンクリートの検討において重要な部材中央付近の応力は,一般に打ち込んだ後の温

度上昇によって圧縮応力が生じ,温度が降温するにつれ引張応力に変化してゆく.材齢初期にクリー

プ係数を小さく評価するということは,昇温時に発生する圧縮応力が大きくなり,また,温度降下に

伴って引張応力に変化するときの変化量も大きいことを意味する.クリープ係数は刻々と変化してゆ

くため,このクリープ関数の違いが応力解析の結果にどの程度の影響を及ぼすか把握する必要がある.

で整理して得られているため,

材齢tを使用すると結果が違ってくる.

Page 13: t t ∑∆ − exp 13.65 ( ) t t ∑∆ − exp 13.65 ( )2009/07/15  · exp 13.65 T t T t t i n i e i φ(tt, 0 ) φ(tt e, 0 ) マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説

マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説 正誤表 解説

2

表1 クリープ関数の比較 4章 性能設計(正) 5章 チャートによる応力強度比の予測(誤)

( )0.3

0 10 0

0 1

( ) /,( ) /

ee

H e

t t tt tt t t

φ φβ −

= × + − (4.7)

( ) 1.040 0 281.05 ( ) /c cE t Eφ −= ⋅ (4.8)

( )40 28( ) / 7.6H c cc E t Eβ = ⋅ + (4.9)

28117 1.11 cc f= − (4.10) ここに,

( )0,t tφ :材齢 28 日のヤング係数を基準とした載荷

時材齢を考慮したクリープ係数 0φ :クリープ係数の終局値 Hβ :クリープの進行速度を表す係数

0t :載荷時材齢(日)

et :有効材齢(日)

1t :材齢を規格化する単位で 1 日を表す

28cf :有効材齢 28 日の圧縮強度(N/mm2

28cE

:有効材齢 28 日のヤング率 (N/mm2

0( )cE t

) :載荷時材齢t0日におけるヤング率 (N/mm2

)

同左

同左

( )428( ) / 7.6H c cc E t Eβ = ⋅ + (4.9)

同左 ※ (4.9)式中のEc(t)の中のt=te

(有効材齢)

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

3.0

3.5

4.0

4.5

5.0

0 10 20 30 40 50 60

有効材齢(te)

クリ

ープ

係数

4章: 16時間 後載荷 5章: 16時間 後載荷

4章: 1日 後載荷 5章: 1日 後載荷

4章: 3日 後載荷 5章: 3日 後載荷4章: 28日 後載荷 5章: 28日 後載荷

Fc=30N/mm2

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

3.0

0 10 20 30 40 50 60

有効材齢(te)

クリ

ープ

係数

の比

率(4

章/5

章)

16時間 後載荷

1日 後載荷

3日 後載荷

28日 後載荷

Fc=30N/mm2

a) クリープ係数 b)5章に対する4章のクリープ係数の比率

図1 クリープ関数の訂正に伴うクリープ係数の変化 3.クリープ関数の訂正に伴うパラメトリックスタディーの再計算結果 表2に再計算を行った解析ケースを示す.部材の種類は版状部材と壁状部材の2種類とし,セメン

ト種類は3種類とした.他の条件は部材厚さが異なる場合,単位セメント量が異なる場合,地盤剛性

が異なる場合,および部材長さが異なる場合の 9 パターンとした.したがって,合計で部材 2 種類×

Page 14: t t ∑∆ − exp 13.65 ( ) t t ∑∆ − exp 13.65 ( )2009/07/15  · exp 13.65 T t T t t i n i e i φ(tt, 0 ) φ(tt e, 0 ) マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説

マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説 正誤表 解説

3

セメント 3 種類×9 パターンの 54 ケースについて再計算を行った.なお,ここに示していない条件は,

5章と同じ条件とした. 図2に普通ポルトランドセメントを使用した場合の版状部材および壁状部材で,部材の中央部付近

で応力強度比が最大となる部位の応力の経時変化を比較して示す.クリープ関数を訂正することで初

期のクリープ係数が大きくなり,昇温時に生じる圧縮応力が緩和され,結果的に最大引張り応力が大

きくなっていることがわかる.しかし,クリープ係数が大きく変化するわりに,いずれの解析ケース

においても最大の引張応力の増加率は 1 割以下で比較的小さいことがわかる. 図3に4章のクリープ関数に訂正して再計算した結果と,現行5章のチャート導出のために実施し

た解析結果の比較を示す.両者の関係はいずれの部材種類,セメント種類においても正比例の関係が

あり,クリープ関数を訂正して得られた応力強度比は,現状のパラメトリックスタディーで得られて

いた応力強度比に対し,版状部材で 1.02~1.05 倍,壁状部材で 1.08~1.09 倍となっている.回帰式の

寄与率はいずれも 0.98 以上と大きくなっており,代表的な9パターンの解析で得られた結果ではある

が,ここで得られた比例係数を用いて,現行5章の解析結果を補正しても差し支えないものと推測さ

れる.表3に,「4章のクリープ関数に訂正して再計算した場合の最大応力強度比と,現行5章のチャ

ート導出のために実施した解析における最大応力強度比との比率」をまとめて示す.

表2 解析ケース

Case No 部材種類 セメント

種類 部材厚さ(m)

単位セメン

ト量(kg/m3地盤剛性

(N/mm) 2 部材長さ(m) )

検討内容

1

版 状

壁 状

普 通

中庸熱

低 熱

1 350 500 25

部材厚さの影響 2* 2 350 500 25

3 3.5 350 500 25

4 2 250 500 25 単位セメント量の

影響 5 2 450 500 25

6 2 350 50 25 地盤剛性の影響

7 2 350 5000 25

8 2 350 500 10 部材長さの影響

9 2 350 500 40

*印は基本パターンを示す

表3 応力強度比の比較

部材の種類 セメントの種類 最大応力強度比の比率

(4章/現行5章)

版状部材

普通ポルトランドセメント 1.0246

中庸熱ポルトランドセメント 1.0468

低熱ポルトランドセメント 1.0543

壁状部材

普通ポルトランドセメント 1.0801

中庸熱ポルトランドセメント 1.0751

低熱ポルトランドセメント 1.0885

Page 15: t t ∑∆ − exp 13.65 ( ) t t ∑∆ − exp 13.65 ( )2009/07/15  · exp 13.65 T t T t t i n i e i φ(tt, 0 ) φ(tt e, 0 ) マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説

マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説 正誤表 解説

4

図2 部材中央部付近の温度応力の比較(普通ポルトランドセメント)

-4

-3

-2

-1

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20 25 30 35 40

材齢(日)

応力

σy(

N/m

m2)

壁状部材

細線:Case No.4普通:Case No.2太線:Case No.5

実線(5章),点線(4章(正))

-4

-3

-2

-1

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20 25 30 35 40

材齢(日)

応力

σy(

N/m

m2)

壁状部材

細線:Case No.6普通:Case No.2太線:Case No.7

実線(5章),点線(4章(正))

-4

-3

-2

-1

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20 25 30 35 40

材齢(日)

応力

σy(

N/m

m2)

壁状部材

細線:Case No.8普通:Case No.2太線:Case No.9

実線(5章),点線(4章(正))

-2.5

-2

-1.5

-1

-0.5

0

0.5

1

1.5

2

0 5 10 15 20 25 30 35 40

材齢(日)

応力

σy(

N/m

m2)

m1N_4

m1N_5

m2N_4

m2N_5

m3N_4

m3N_5

細線:Case No.1

普通:Case No.2

太線:Case No.3

実線(5 章)点線(4 章(正))

版状部材

-2.5

-2

-1.5

-1

-0.5

0

0.5

1

1.5

2

0 5 10 15 20 25 30 35 40

材齢(日)

応力

σy(

N/m

m2)

m2N_4

m2N_5

m4N_4

m4N_5

m5N_4

m5N_5

細線:Case No.4

普通:Case No.2

太線:Case No.5

実線(5 章)点線(4 章(正))

版状部材

-4

-3

-2

-1

0

1

2

3

4

0 5 10 15 20 25 30 35 40

材齢(日)

応力

σy(

N/m

m2)

m2N_4

m2N_5

m6N_4

m6N_5

m7N_4

m7N_5

細線:Case No.6

普通:Case No.2

太線:Case No.7

実線(5 章)点線(4 章(正))

版状部材

-2.5

-2

-1.5

-1

-0.5

0

0.5

1

1.5

2

0 5 10 15 20 25 30 35 40

材齢(日)

応力

σy(

N/m

m2)

m2N_4

m2N_5

m8N_4

m8N_5

m9N_4

m9N_5

細線:Case No.8

普通:Case No.2

太線:Case No.9

実線(5 章)点線(4 章(正))

版状部材

-4

-3

-2

-1

0

1

2

3

4

5

0 5 10 15 20 25 30 35 40

材齢(日)

応力

σy(

N/m

m2)

壁状部材

細線:Case No.1普通:Case No.2太線:Case No.3

実線(5章),点線(4章(正))

a)部材厚さの影響

b)単位セメント量の影響

c)地盤剛性の影響

d)部材長さの影響

Page 16: t t ∑∆ − exp 13.65 ( ) t t ∑∆ − exp 13.65 ( )2009/07/15  · exp 13.65 T t T t t i n i e i φ(tt, 0 ) φ(tt e, 0 ) マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説

マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説 正誤表 解説

5

図3 現行5章のチャート用解析と4章の方法での解析における最大応力強度比の比較

y = 1.0801x

R2 = 0.9867

0.00

0.25

0.50

0.75

1.00

1.25

1.50

0.00 0.25 0.50 0.75 1.00 1.25 1.50最大応力強度比 5章

最大

応力

強度

比 

4章

N

y = 1.0751x

R2 = 0.9586

0.00

0.25

0.50

0.75

1.00

1.25

1.50

0.00 0.25 0.50 0.75 1.00 1.25 1.50最大応力強度比 5章

最大

応力

強度

比 

4章

M

y = 1.0885x

R2 = 0.9794

0.00

0.25

0.50

0.75

1.00

1.25

1.50

0.00 0.25 0.50 0.75 1.00 1.25 1.50最大応力強度比 5章

最大

応力

強度

比 

4章

L

①普通ポルトランドセメント

版状部材 壁状部材

版状部材 壁状部材

版状部材 壁状部材

②中庸熱ポルトランドセメント

③低熱ポルトランドセメント

Page 17: t t ∑∆ − exp 13.65 ( ) t t ∑∆ − exp 13.65 ( )2009/07/15  · exp 13.65 T t T t t i n i e i φ(tt, 0 ) φ(tt e, 0 ) マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説

マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説 正誤表 解説

6

4.クリープ係数訂正に伴う修正 再計算の結果を踏まえ,「5章 チャートによる応力強度比の予測」および「6章 仕様設計」にお

ける取り扱いは,以下とする. (1)「5章 チャートによる応力強度比の予測」における取り扱い 現行のチャートは「付 10. チャートの導出方法」に示すように,重回帰分析で得られた回帰式に補

正を加え,解説図 5.8 および解説図 5.11 に示すような安全側の評価ができるようにしている.版状部

材ではセメント種類によって 0.05~0.10 だけ応力強度比を大きくするという補正を行い,壁状部材に

ついては予測式を 1.1 倍することで補正を行っている. 4章のクリープ関数を用いた場合の応力強度比の解析値を表3の比率を用いて予測し,現行のチャ

ートによる予測値と比較した結果を図4~5に示す. 版状部材では,クリープ係数を訂正することにより解説図 5.8 とくらべると安全率は小さくなってい

るが,それでも概ねチャート読み取り値の応力強度比のほうが解析推定値より大きくなる傾向で,多

くは安全側の評価となっている.危険側の評価になる場合においても応力強度比にして 0.1 程度と小さ

い. 壁状部材では,解説図 5.11 とくらべて安全率は小さくなっており,版状部材の場合よりチャート予

測値の安全率は小さくなっている.チャートを導出の際に予測式を 10%安全側に補正していたことか

ら,表3の比率を踏まえると,クリープ関数を見直しても 1~3%程度は安全率になっていることにな

る. 以上のことから,版状部材,壁状部材ともに全体としては安全側の評価が可能であるため,現行の

チャートをそのまま用いることにした.

a)普通ポルトランドセメント b)中庸熱ポルトランドセメント c)低熱ポルトランドセメント

図4 訂正したクリープ関数による応力強度比の推定値とチャート読み取り値の比較(版状部材)

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

0.0 0.5 1.0 1.5 2.0

解析値(κ=0.85)

補正

後の

推定

値(κ

=0.8

5)

C250軟弱 C350軟弱 C450軟弱

C250普通 C350普通 C450普通

C250岩盤 C350岩盤 C450岩盤

マット中央付近最大応力強度比(普通ポルトランドセメント)σ/F/dT*100×Tup

チャート読み取り値

0.0

0.5

1.0

1.5

0.0 0.5 1.0 1.5解析値(κ=0.85)

チャ

ート

読取

り値

C250軟弱 C350軟弱 C450軟弱

C250普通 C350普通 C450普通

C250岩盤 C350岩盤 C450岩盤

マット中央付近最大応力強度比(中庸熱ポルトランドセメント)σ/F/dT*100×Tup

0.0

0.5

1.0

1.5

0.0 0.5 1.0 1.5解析値(κ=0.85)

チャ

ート

読取

り値

C250軟弱 C350軟弱 C450軟弱

C250普通 C350普通 C450普通

C250岩盤 C350岩盤 C450岩盤

マット中央付近最大応力強度比(低熱ポルトランドセメント)σ/F/dT*100×Tup

チャ

ート

読取

り値

Page 18: t t ∑∆ − exp 13.65 ( ) t t ∑∆ − exp 13.65 ( )2009/07/15  · exp 13.65 T t T t t i n i e i φ(tt, 0 ) φ(tt e, 0 ) マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説

マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説 正誤表 解説

7

a)普通ポルトランドセメント b)中庸熱ポルトランドセメント c)低熱ポルトランドセメント

図5 訂正したクリープ関数による応力強度比の推定値とチャート読み取り値の比較(壁状部材)

(2)「6章 仕様設計」における取り扱い 仕様設計においては,チャート導出のための解析を元に解説図 6.1~6.6 を作成し,この図を読み取

って表 6.1~6.2 の仕様を決定している.その際,コンクリートの打込み温度と外気温との差および外

気温の変化に対する応力強度比の余裕度を 0.1 だけ見込んでいるが,解析結果そのものに対する余裕を

見込んでいない.このため今回の修正では,表3に示す比率を用いて解説図 6.1~6.6 を修正し,修正

した解説図 6.1~6.6 を元に表 6.1~6.2 を修正することとした. 修正後の解説図を図6~11に,部材の目標性能に応じた長さ高さ比(L/H)の限度値を表4~5に

示す. 版状部材,壁状部材共に部材の目標性能に応じた長さ高さ比(L/H)の限度値が小さくなり,仕様設

計の適用条件が厳しくなる.特に壁状部材においては,目標性能を漏水抵抗性とする場合の長さ高さ

比(L/H)がきわめて小さくなり,現実的な値を定めることができない.このため,壁状部材で目標性

能を漏水抵抗性とする場合は,仕様設計によらず,性能設計(「4 章 性能設計」または「5章 チャ

ートによる応力強度比の予測」)による検討が必要となる.

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

0.5 1.0 1.5 2.0 2.5

解析値(κ=0.85)

補正

後の

推定

値(κ

=0.8

5)

C250軟弱 C350軟弱 C450軟弱

C250普通 C350普通 C450普通

C250岩盤 C350岩盤 C450岩盤mat0.5m H=2.5m

梁・壁中央付近最大応力強度比(普通ポルトランドセメント)σ/F

チャート読み取り値

0.5

1.0

1.5

2.0

0.5 1.0 1.5 2.0

解析値(κ=0.85)

チャ

ート

読取

り値

C250軟弱 C350軟弱 C450軟弱

C250普通 C350普通 C450普通

C250岩盤 C350岩盤 C450岩盤H=2.5m

梁・壁中央付近最大応力強度比(中庸熱ポルトランドセメント)σ/F

0.0

0.5

1.0

1.5

0.0 0.5 1.0 1.5

解析値(κ=0.85)

チャ

ート

読取

り値

C250軟弱 C350軟弱 C450軟弱

C250普通 C350普通 C450普通

C250岩盤 C350岩盤 C450岩盤H=2.5m

梁・壁中央付近最大応力強度比(低熱ポルトランドセメント)σ/F

チャ

ート

読取

り値

Page 19: t t ∑∆ − exp 13.65 ( ) t t ∑∆ − exp 13.65 ( )2009/07/15  · exp 13.65 T t T t t i n i e i φ(tt, 0 ) φ(tt e, 0 ) マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説

マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説 正誤表 解説

8

図6 訂正した版状部材における長さ高さ比(L/H)と応力強度比の関係(軟弱地盤)

図7 訂正した版状部材における長さ高さ比(L/H)と応力強度比の関係(普通地盤)

0.0

0.5

1.0

1.5

0 10 20 30 40長さ高さ比(L/H)

応力

強度

比(

MPa

/MPa

)   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

0.0

0.5

1.0

1.5

0 10 20 30 40長さ高さ比(L/H)

応力

強度

比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

0.0

0.5

1.0

1.5

0 10 20 30 40長さ高さ比(L/H)

応力強度比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

(1)普通ポルトランドセメント

(2)中庸熱ポルトランドセメント (3)低熱ポルトランドセメント

0.0

0.5

1.0

1.5

0 10 20 30 40長さ高さ比(L/H)

応力

強度

比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

(2)中庸熱ポルトランドセメント (3)低熱ポルトランドセメント

(1)普通ポルトランドセメント

0.0

0.5

1.0

1.5

0 10 20 30 40長さ高さ比(L/H)

応力

強度

比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

0.0

0.5

1.0

1.5

0 10 20 30 40長さ高さ比(L/H)

応力

強度

比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

Page 20: t t ∑∆ − exp 13.65 ( ) t t ∑∆ − exp 13.65 ( )2009/07/15  · exp 13.65 T t T t t i n i e i φ(tt, 0 ) φ(tt e, 0 ) マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説

マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説 正誤表 解説

9

図8 訂正した版状部材における長さ高さ比(L/H)と応力強度比の関係(岩盤)

図9 訂正した壁状部材における長さ高さ比(L/H)と応力強度比の関係(軟弱地盤)

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

0 5 10長さ高さ比(L/H)

応力強度比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

0 5 10長さ高さ比(L/H)

応力

強度

比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

0 5 10長さ高さ比(L/H)

応力

強度

比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

(1)普通ポルトランドセメント

(2)中庸熱ポルトランドセメント (3)低熱ポルトランドセメント

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

0 10 20 30 40長さ高さ比(L/H)

応力強度比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

0 10 20 30 40長さ高さ比(L/H)

応力強度比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

0 10 20 30 40長さ高さ比(L/H)

応力

強度

比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

(2)中庸熱ポルトランドセメント (3)低熱ポルトランドセメント

(1)普通ポルトランドセメント

Page 21: t t ∑∆ − exp 13.65 ( ) t t ∑∆ − exp 13.65 ( )2009/07/15  · exp 13.65 T t T t t i n i e i φ(tt, 0 ) φ(tt e, 0 ) マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説

マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説 正誤表 解説

10

図10 訂正した壁状部材における長さ高さ比(L/H)と応力強度比の関係(普通地盤)

図11 訂正した壁状部材における長さ高さ比(L/H)と応力強度比の関係(岩盤)

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

0 5 10長さ高さ比(L/H)

応力

強度

比(

MPa

/MPa

)   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

0 5 10長さ高さ比(L/H)

応力

強度

比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

0 5 10長さ高さ比(L/H)

応力強度比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

(1)普通ポルトランドセメント

(2)中庸熱ポルトランドセメント (3)低熱ポルトランドセメント

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

0 5 10長さ高さ比(L/H)

応力強度比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

0 5 10長さ高さ比(L/H)

応力強度比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

0 5 10長さ高さ比(L/H)

応力

強度

比(

MPa

/MPa

   厚さ1.0m 厚さ1.0m厚さ2.0m 厚さ2.0m厚さ3.5m 厚さ3.5m

C=350kg/m3    C=450kg/m3

応力強度比1.3

応力強度比0.8

(2)中庸熱ポルトランドセメント (3)低熱ポルトランドセメント

(1)普通ポルトランドセメント

Page 22: t t ∑∆ − exp 13.65 ( ) t t ∑∆ − exp 13.65 ( )2009/07/15  · exp 13.65 T t T t t i n i e i φ(tt, 0 ) φ(tt e, 0 ) マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説

マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説 正誤表 解説

11

表4 訂正した版状部材のマスコンクリート対策 [注 ](1) 「-」は対応不可を表す.

(2) 高炉セメント B 種の場合は,普通ポルトランドセメントと同等とする.

表5 訂正した壁状部材のマスコンクリート対策 [注 ](1) 「-」は対応不可を表す.

(2) 高炉セメント B 種の場合は,普通ポルトランドセメントと同等とする.

単位セメント量

350kg/m3以下

単位セメント量

450kg/m3以下

単位セメント量

350kg/m3以下

単位セメント量

450kg/m3以下

普通ポルトランドセメント 40 40 40 40

中庸熱ポルトランドセメント 40 40 40 40

低熱ポルトランドセメント 40 40 40 40

普通ポルトランドセメント 34 29 40 40

中庸熱ポルトランドセメント 40 40 40 40

低熱ポルトランドセメント 40 40 40 40

普通ポルトランドセメント - - 10 9

中庸熱ポルトランドセメント 6 5 19 17

低熱ポルトランドセメント 7 6 40 40

鉄筋腐食抵抗性

部材の目標性能に応じた長さ高さ比(L/H)の限度値

使用するセメントの種類地盤条件

軟弱(粘性土)

普通(砂質土)

岩盤

漏水抵抗性

単位セメント量

350kg/m3以下

単位セメント量

450kg/m3以下

単位セメント量

350kg/m3以下

単位セメント量

450kg/m3以下

普通ポルトランドセメント - - 2 -

中庸熱ポルトランドセメント - - 10 10

低熱ポルトランドセメント - - 10 10

普通ポルトランドセメント - - 2 -

中庸熱ポルトランドセメント - - 10 7

低熱ポルトランドセメント - - 10 8

普通ポルトランドセメント - - 2 -

中庸熱ポルトランドセメント - - 5 4

低熱ポルトランドセメント - - 6 5

岩盤

地盤条件 使用するセメントの種類

部材の目標性能に応じた長さ高さ比(L/H)の限度値

漏水抵抗性 鉄筋腐食抵抗性

軟弱(粘性土)

普通(砂質土)