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J2X1-7480-01Z0(01) 20108Windows/Solaris/Linux Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書(ダッシュボード編)

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J2X1-7480-01Z0(01)2010年8月

Windows/Solaris/Linux

Systemwalker Service Quality Coordinator

使用手引書(ダッシュボード編)

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まえがき

■本書の目的

本書では、Systemwalker Service Quality Coordinatorのダッシュボード機能(Systemwalker Service Quality Coordinatorが収集する情

報の中から、常に把握して運用に役立てたい重要な情報を集めて表示する機能)の使用方法について説明しています。

■本書の読者

本書は、Systemwalker Service Quality Coordinatorの運用方法、および利用方法の概要を理解しSystemwalker Service QualityCoordinatorの導入を検討する方を対象としています。

また、本書を読む場合、OSやGUIの一般的な操作、およびTCP/IPやSMTPなどの一般的な知識をご理解の上でお読みください。

■本製品のマニュアル体系

Systemwalker Service Quality Coordinator のマニュアル構成は以下です。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator 解説書

機能の概要について説明しています。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator 導入手引書

インストール、セットアップについて説明しています。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書

機能の使用方法について説明しています。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書(コンソール編)

機能の使用方法のうち、画面の使用に関する説明をしています。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書(ダッシュボード編)

機能の使用方法のうち、ダッシュボードの使用に関する説明をしています。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator リファレンスマニュアル

コマンド、データフォーマット、メッセージ等について説明しています。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator トラブルシューティングガイド

トラブルの対処方法について説明しています。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Web利用状況管理編

本製品の提供する機能のうち、Web 利用状況分析機能、Web コンテンツの改ざん監視機能について説明しています。

■本書の構成

本書は、以下の構成になっています。

・ 第1章 概要

ダッシュボードの機能概要について説明しています。

・ 第2章 設計

ダッシュボードの動作環境や運用モデルについて説明しています。

- i -

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・ 第3章 導入

ダッシュボード機能の導入方法について説明しています。

・ 第4章 運用

ダッシュボード機能の基本的な操作について説明しています。

■本書の位置づけ

本書は、Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Editionのマニュアルです。本書は、以下の製品に対応しています。

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Windows版

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Linux版

・ Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Solaris(TM) オペレーティングシステム版

■略語表記について

・ Microsoft(R) Windows NT(R) Server network operating system Version 4.0およびMicrosoft(R) Windows NT(R) Workstationoperating system Version 4.0を"Windows NT(R)"と表記します。

・ Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional operating system、Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server operating systemおよび

Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server operating systemを"Windows(R) 2000"と表記します。

・ Microsoft(R) Windows(R) 98 operating systemを"Windows(R) 98"と表記します。

・ Microsoft(R) Windows(R) XP Professionalを"Windows(R) XP"と表記します。

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 Enterprise Edition、Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 Standard Edition、Microsoft(R)Windows Server(R) 2003 Web Editionを、 "Windows(R) 2003" と表記します。

・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise、Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standardを、 "Windows(R) 2008" と表記します。

・ Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate、Microsoft(R) Windows Vista(R) Home Premium、Microsoft(R) Windows Vista(R) HomeBasic、Microsoft(R) Windows Vista(R) Business、Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterpriseを"Windows Vista(R)"と表記します。

・ Microsoft(R) Windows(R) 7 Ultimate、Microsoft(R) Windows(R) 7 Professional、Microsoft(R) Windows(R) 7 Home Premium、

Microsoft(R) Windows(R) 7 Home Basicを"Windows(R) 7"と表記します。

・ Microsoft(R) SQL Server(TM) を、"SQL Server"と表記します。

・ Microsoft(R) Cluster Serverを"MSCS"と表記します。

・ Solaris(TM) オペレーティングシステムを"Solaris"と表記します。

・ Systemwalker Centric Managerを"Centric Manager"と表記します。

・ Symfoware Serverを"Symfoware"と表記します。

・ Interstage Application Serverを"Interstage"と表記します。

・ Interstage Business Process Manager Analyticsを"Interstage BPM-A"と表記します。

・ Oracle Databaseを"Oracle"と表記します。

・ Systemwalker Resource Coordinatorを"Resource Coordinator"と表記します。

・ Windows上、およびItaniumに対応したWindows上で動作するSystemwalker Service Quality Coordinatorを"Windows版"と表記し

ます。

・ Itaniumに対応したWindows上で動作するSystemwalker Service Quality Coordinatorの固有記事を"Windows for Itanium版"と表記します。

・ Solarisで動作するSystemwalker Service Quality Coordinatorを"Solaris版"と表記します。

- ii -

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・ Linux上、Itaniumに対応したLinux上で動作するSystemwalker Service Quality Coordinatorを"Linux版"と表記します。

・ Itaniumに対応したLinux上で動作するSystemwalker Service Quality Coordinatorの固有記事を"Linux for Itanium版"と表記しま

す。

・ Solaris版、Linux版およびLinux for Itanium版のSystemwalker Service Quality Coordinatorを包括して、“UNIX版”と表記します。

・ Agent for Server/Agent for Businessの共通記事を"Agent"と表記します。

■本書の表記について

・ Windows版とUNIX版の固有記事について

本書は、Windows版、UNIX版共通に記事を掲載しています。Windows版のみの記事、UNIX版のみの記事は、以下のように記号

をつけて共通の記事と区別しています。

【Windows版】

Windows版固有の記事です。

【UNIX版】

UNIX版固有の記事です。

本文中でSolaris/Linux/AIX/HP-UXの記載が分かれる場合は、「【Solaris版】」、「【Linux版】」、「【AIX版】」、「【HP-UX版】」のよう

に場合分けして説明しています。

■記号について

コマンドで使用している記号について以下に説明します。

【記述例】

[PARA={a |b |c |… }]

【記号の意味】

記号 意味

[] この記号で囲まれた項目を省略できることを示します。

{} この記号で囲まれた項目の中から、どれか1つを選択することを示します。

__ 省略可能記号“[ ]”内の項目をすべて省略したときの省略値が、下線で示された項目であること

を示します。

| この記号を区切りとして並べられた項目の中から、どれか1つを選択することを示します。

… この記号の直前の項目を繰り返して指定できることを示します。

■商標について

・ MS-DOS、Microsoft、Windows、Windowsロゴ、Windows NTは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商

標または登録商標です。

・ Sun、Sun Microsystems、Sunロゴ、Java(TM) およびすべてのJava(TM)に関連する商標およびロゴは、米国およびその他の国にお

ける米国Sun Microsystems,Inc.の商標または登録商標であり、同社のライセンスを受けて使用しています。

・ UNIXは、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。

- iii -

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・ Solaris(TM) オペレーティングシステムおよびすべてのSolaris(TM) オペレーティングシステムに関連する商標およびロゴは、米国

およびその他の国における米国Sun Microsystems,Inc.の商標または登録商標であり、同社のライセンスを受けて使用しています。

・ Oracleは、米国Oracle Corporationの登録商標です。

・ Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

・ Red Hat、RPM、および Red Hat をベースとしたすべての商標とロゴは、米国およびその他の国における Red Hat, Inc. の商標また

は登録商標です。

・ Intel、Pentium、およびItaniumは、Intel Corporationの登録商標です。

・ Systemwalkerは、富士通株式会社の登録商標です。

・ Interstageは、富士通株式会社の登録商標です。

・ Symfowareは、富士通株式会社の登録商標です。

・ その他、本書に記載の会社名および製品名などは、該当する各社の商標または登録商標です。

■謝辞

This product includes software developed by the OpenSSL Project for use in the OpenSSL Toolkit. (http://www.openssl.org/)

2010年2月

■お願い

・ 本書を無断で他に転載しないようお願いします。

・ 本書は予告なしに変更されることがあります。

■関連マニュアル

ダッシュボード環境構築のために使用する製品については、以下のマニュアルを参照してください。

・ Interstage Application Server インストールガイド

・ Interstage Business Process Manager Analytics V11.0 導入ガイド

・ Interstage Business Process Manager Analytics 使用手引書 (Analytics Studio)

・ Symfoware Serverインストールガイド(サーバ編) EE/SE用

■変更履歴

追加・変更内容 変更箇所 マニュアルコード

Eclipseの入手先についての誤りを修正しました。 1.2 J2X1-7480-01Z0(01)

J2X1-7480-01Z2(01)

クラスタシステムで運用している場合の説明の誤りを修正しました。 2.2 J2X1-7480-01Z0(01)

J2X1-7480-01Z2(01)

Solaris 9の説明を削除しました。 3.2.1 J2X1-7480-01Z0(01)

J2X1-7480-01Z2(01)

インストールの途中で表示される画面の説明についての誤りを修正しました。 3.2.3.1 J2X1-7480-01Z0(01)

J2X1-7480-01Z2(01)

- iv -

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追加・変更内容 変更箇所 マニュアルコード

rdbddlexコマンドのオプションの誤りを修正しました。 3.2.3.2 J2X1-7480-01Z0(01)

J2X1-7480-01Z2(01)

Interstage Business Process Manager Analyticsのセンサー用のテンプレートファ

イルの配置手順の、コピー元のパスの誤りを修正しました。

3.2.4.3 J2X1-7480-01Z0(01)

J2X1-7480-01Z2(01)

EclipseおよびGEFの入手先についての誤りを修正しました。 3.3.1 J2X1-7480-01Z0(01)

J2X1-7480-01Z2(01)

Copyright FUJITSU LIMITED 2003-2010

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目 次

第1章 概要................................................................................................................................................................................11.1 ダッシュボードとは...............................................................................................................................................................................11.2 システム構成.......................................................................................................................................................................................2

第2章 設計................................................................................................................................................................................52.1 動作環境.............................................................................................................................................................................................5

2.1.1 ダッシュボードサーバの資源.......................................................................................................................................................52.1.1.1 ハードウェア...........................................................................................................................................................................52.1.1.2 ソフトウェア.............................................................................................................................................................................6

2.1.2 モニタリングデザイナの資源......................................................................................................................................................132.1.2.1 ハードウェア.........................................................................................................................................................................132.1.2.2 ソフトウェア...........................................................................................................................................................................13

2.2 運用モデル........................................................................................................................................................................................14

第3章 導入..............................................................................................................................................................................153.1 導入手順...........................................................................................................................................................................................153.2 ダッシュボードサーバ環境の構築....................................................................................................................................................16

3.2.1 導入前の作業【UNIX版】...........................................................................................................................................................163.2.2 Interstage Web Serverの導入.....................................................................................................................................................203.2.3 Symfoware Serverの導入...........................................................................................................................................................26

3.2.3.1 Symfoware Serverのインストール........................................................................................................................................263.2.3.2 Symfoware Serverのセットアップ........................................................................................................................................35

3.2.4 Interstage Business Process Manager Analyticsの導入.............................................................................................................553.2.4.1 Interstage Business Process Manager Analyticsのインストール..........................................................................................553.2.4.2 Interstage Business Process Manager Analyticsへのjarファイルの登録............................................................................603.2.4.3 Interstage Business Process Manager Analyticsへの定義ファイルの登録.........................................................................623.2.4.4 Interstage Business Process Manager Analyticsのデータベース作成...............................................................................64

3.2.5 Configration Management DataBaseの導入..............................................................................................................................693.2.5.1 Configration Management DataBaseのインストール...........................................................................................................693.2.5.2 Configration Management DataBaseのセットアップ............................................................................................................72

3.3 モニタリングデザイナ環境の構築.....................................................................................................................................................743.3.1 Eclipse SDKの導入....................................................................................................................................................................743.3.2 Interstage Business Process Manager Analyticsクライアントのインストール..............................................................................743.3.3 モニタリングデザイナ定義の適用..............................................................................................................................................78

3.4 ダッシュボードサーバ環境の削除....................................................................................................................................................853.4.1 Configration Management DataBaseの削除..............................................................................................................................863.4.2 Interstage Business Process Manager Analyticsの削除.............................................................................................................863.4.3 Symfoware Serverの削除...........................................................................................................................................................873.4.4 Interstage Web Serverの削除.....................................................................................................................................................91

3.5 モニタリングデザイナ環境の削除.....................................................................................................................................................923.5.1 Interstage Business Process Manager Analyticsクライアントの削除..........................................................................................923.5.2 Eclipse SDKの削除....................................................................................................................................................................92

第4章 運用..............................................................................................................................................................................934.1 Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードテンプレート.........................................................................................93

4.1.1 概要............................................................................................................................................................................................934.1.2 ダッシュボードの使用方法.........................................................................................................................................................97

4.1.2.1 ダッシュボードの表示..........................................................................................................................................................974.1.3 ダッシュボードテンプレートのカスタマイズ................................................................................................................................98

4.1.3.1 ダッシュボードテンプレート.................................................................................................................................................984.1.3.2 監視対象Agentの設定......................................................................................................................................................1004.1.3.3 ダッシュボードサーバのデータ収集間隔の変更.............................................................................................................1024.1.3.4 ダッシュボードの監視対象情報の追加............................................................................................................................1024.1.3.5 アカウント管理...................................................................................................................................................................104

4.2 イベントフォーマット.........................................................................................................................................................................105

- vi -

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4.2.1 イベント名..................................................................................................................................................................................1054.2.1.1 サマリ情報.........................................................................................................................................................................1054.2.1.2 詳細/レポート情報.............................................................................................................................................................106

4.2.2 イベント属性..............................................................................................................................................................................1064.3 Agentの追加....................................................................................................................................................................................1074.4 接続先ManagerのIPアドレス変更方法...........................................................................................................................................1074.5 ダッシュボードサーバのデータ保持期間の設定...........................................................................................................................1084.6 ダッシュボードサーバ環境のバックアップおよびリストア...............................................................................................................108

4.6.1 Interstage Web Serverのバックアップおよびリストア................................................................................................................1084.6.2 Interstage Business Process Manager Analyticsのバックアップおよびリストア........................................................................1094.6.3 Configuration Management DataBaseのバックアップおよびリストア.......................................................................................109

4.6.3.1 Configuration Management DataBaseのバックアップ.......................................................................................................1094.6.3.2 Configuration Management DataBaseのリストア...............................................................................................................110

4.6.4 モニタリングデザイナ環境での設定事項................................................................................................................................111

用語集...................................................................................................................................................................................112

- vii -

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第1章 概要

本章では、ダッシュボードの概要について説明します。

1.1 ダッシュボードとは

ダッシュボードは、本製品が収集する情報の中から、常に把握して運用に役立てたい重要な情報だけを抽出して表示する機能です。

コンソールが本製品の標準的で固定的なビューであるのに対し、ダッシュボードはユーザーの目的に合わせてカスタマイズして利用

するビューです。この2つのビューは、例えば、以下のように使い分けて運用することができます。

コンソール

システム部門の管理者が、社内のシステム全体を把握・分析するために利用します。

ダッシュボード

業務の運用者が、担当する業務システムの状況を把握するために利用します。

ユーザーは、本製品が提供するモニタリングデザイナを利用することにより、どのような情報を、どのようなレイアウトで、どのようなグラ

フで表示するかなどを設定してダッシュボードを作成します。作成されたダッシュボードは、Webブラウザを使用して表示されます。

- 1 -

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1.2 システム構成

ここでは、ダッシュボードを利用するためのシステム構成について説明します。

- 2 -

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ダッシュボードは、大きく以下の2つのコンポーネントから構成されます。

ダッシュボードサーバ

ダッシュボードが動作するための仕組みを提供します。マネージャが動作するサーバ上で動作させることも可能です。

モニタリングデザイナ

ダッシュボードを作成、カスタマイズするための仕組みを提供します。運用管理クライアントと同じサーバ上で動作させることができ

ます。

ダッシュボードサーバは、以下の製品で構成されます。これらの製品は、すべて本製品に同梱しています。

・ Interstage Business Process Manager Analytics V11.0

・ Interstage Web Server V9.1.0

・ Symfoware Server Enterprise Edition V9.1.1(Windows)Symfoware Server Enterprise Edition V9.1.0(Solaris/Linux)

モニタリングデザイナは、以下で構成されます。

・ Interstage Business Process Manager Analytics V11 クライアント

・ Eclipse 3.4.1 + GEF 3.4.1

・ Adobe Flash Player 10.0.12以降

ただし、Eclipseについては、本製品には同梱されていません。Eclipseのサイトから入手してください。

なお、ダッシュボードの表示に利用できるWebブラウザは以下のとおりです。

・ Microsoft Internet Explorer 6.0 (Service Pack 1)

・ Microsoft Internet Explorer 7.0

・ Microsoft Internet Explorer 8.0

- 3 -

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注意

ダッシュボードを表示するにはWebブラウザを実行するマシンにAdobe Flash Player 10.0.12以降がインストールされている必要があり

ます。

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第2章 設計

本章では、ダッシュボードの設計について説明します。

2.1 動作環境

Systemwalker Service Quality Coordinatorのダッシュボードを導入するために必要な環境について説明します。

2.1.1 ダッシュボードサーバの資源

Systemwalker Service Quality Coordinatorの、ダッシュボードサーバで必要な資源を説明します。

2.1.1.1 ハードウェア

動作ハードウェア(推奨)

【Windows版】

ハードウェア種別 条件

CPU Intel® Xeon® 3GHz以上

メモリ 4GB以上

【Solaris版】

ハードウェア種別 条件

CPU SPARC64V 1.1GHz以上

メモリ 4GB以上

【Linux版】

ハードウェア種別 条件

CPU Intel® Xeon® 3GHz以上

メモリ 4GB以上

静的ディスク容量:インストール領域

ダッシュボードサーバをインストールする場合、以下のディスク容量が必要です。

【Windows版】

使用領域 条件

システムドライブ 110MB

インストールドライブ 1800MB

【Solaris版】

使用領域 条件

/opt 1400MB

/etc/opt 10MB

/var/opt 200MB

【Linux版】

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使用領域 条件

/opt 1500MB

/etc/opt 50MB

/var/opt 100MB

動的ディスク容量:ダッシュボードサーバのデータベース領域

ダッシュボードサーバを運用する場合、Managerとは別にダッシュボードサーバ用のデータベースの容量が必要になります。

データベースの容量は、ダッシュボードサーバの管理対象となるリソースのインスタンス数やAgent/Proxy Manager数に応じた容量が

必要になります。

容量の見積もりは、まず、ダッシュボードで管理するレコードを決定します。レコードは「Systemwalker Service Quality Coordinatorリファ

レンスマニュアル」”第4章 データフォーマット”を参照してください。

注意

ダッシュボードサーバで管理できるレコードの種類は100種類程度となります。

管理するレコードのデータ容量見積もりはManagerと同様の算出方法となりますので、「Systemwalker Service Quality Coordinator導入

手引書」 ”2.1.1.2 性能データベース容量の見積もり方法について” を参照して見積もりを行います。なお、ダッシュボードサーバで処

理可能なレコード数は1分間当たり100レコード程度となります。

注意

データ保持期間はManagerとは別にダッシュボードサーバで別途設定する必要があります。ダッシュボードで管理する管理対象(レコー

ド)毎に保持期間を決定してください。

データ保持期間はダッシュボードサーバの導入後に「4.5 ダッシュボードサーバのデータ保持期間の設定」を参照して設定してくださ

い。

動的ディスク容量:ダッシュボードサーバの作業領域

作業領域とはManagerからダッシュボードサーバに転送された性能情報を一時的に格納したり、設定情報を保管するための領域で

す。

見積もりはまず、データ保持期間を1日とした場合のデータ容量見積もりを行います。

見積もり結果を元に以下の計算式で作業領域のサイズを算出してください。

作業領域=データ容量見積もり結果 ÷ 1440 × 収集間隔(分) × 安全係数(1.5)

ポイント

ダッシュボードサーバの収集間隔の初期値は10分になります。

収集間隔を変更する場合は「4.1.3.3 ダッシュボードサーバのデータ収集間隔の変更」を参照してください。

ダッシュボードサーバをメンテナンス等により運用を停止するような場合、停止する時間(分)を上記の式の結果に乗算して作業領域を

見積もってください。

2.1.1.2 ソフトウェア

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動作OS

以下のオペレーティングシステムで動作します。

【Windows版】

項目 内容 備考

動作OS Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition Service Pack 2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition Service Pack 2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition Service Pack 2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition Service Pack 2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard(x86) Service Pack 2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard(x64) Service Pack 2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard(x64) Service Pack なし

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise(x86) Service Pack 2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise(x64) Service Pack 2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise(x64) Service Pack なし

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without Hyper-V(TM) (x86) Service Pack 2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without Hyper-V(TM) (x64) Service Pack 2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without Hyper-V(TM) (x86) Service Pack 2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without Hyper-V(TM) (x64) Service Pack 2

【Solaris版】

項目 内容 備考

動作OS Solaris 10 Solaris 10のNon-global Zoneが存在する環境にはインストールできません。

Global Zoneだけが存在する環境にインストールしてください。

【Linux版】

項目 内容 備考

動作OS Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)

Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)

排他製品

ダッシュボードサーバでは、以下のソフトウェアと共存できません。

【Windows版】

製品 V/L

INTERSTAGE(注1) 全バージョン

Interstage Application Server(注2) 全バージョン

Interstage Application Framework Suite(注3) 全バージョン

Interstage Business Application Server (注4) 全バージョン

Interstage Business Process Manager Analytics 全バージョン

Object Director 全バージョン

Interstage CollaborationRing シリーズ(注5) 全バージョン

Interstage Traffic Director 全バージョン

- 7 -

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製品 V/L

Interstage Apworks 全バージョン

Interstage Studio 全バージョン

Interstage Solution Suite Commerce Enterprise Edition 全バージョン

Interstage Data Collector 全バージョン

Interstage List Manager(注6) 全バージョン

Interstage List Works(注7) 全バージョン

Interstage Navigator Server 全バージョン

Interstage Security Director 全バージョン

Interstage Web Server 全バージョン

INTERSTAGE SUCCESS SERVER 全バージョン

SUCCESS SERVER 全バージョン

SUCCESS SERVER 開発セット 全バージョン

SUCCESS SERVER J/COBOL開発ツール for Partners 全バージョン

SymfoWARE Server 全バージョン

Symfoware Server Standard Edition 全バージョン

Symfoware Server Enterprise Edition 全バージョン

Symfoware Server Enterprise Extended Edition 全バージョン

Symfoware Server for Windows 全バージョン

Symfoware Server Base Edition 全バージョン

Symfoware Server(クライアント機能) 全バージョン

ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 全バージョン

TRADE MASTER 全バージョン

Systemwalker Centric Manager(注8) 全バージョン

Systemwalker IT Process Master 全バージョン

Systemwalker IT Change Manager 全バージョン

SystemWalker/Getaccess 全バージョン

Systemwalker PKI Manager 全バージョン

SystemWalker/PkiMGR 全バージョン

InfoCA 全バージョン

PKI Manager 全バージョン

Enterprise PKI Manager 全バージョン

InfoProxy for Middleware 全バージョン

Securecryptoライブラリ

Securecryptoライブラリ ランタイム for 暗号プロセッサ

全バージョン

注1) INTERSTAGEは、以下の製品を含みます。

- INTERSTAGE - INTERSTAGE Standard Edition - INTERSTAGE Enterprise Edition

注2) Interstage Application Serverは、以下の製品を含みます。

- 8 -

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- INTERSTAGE Application Server Standard Edition - INTERSTAGE Application Server Enterprise Edition - INTERSTAGE Application Server Web-J Edition - Interstage Application Server Standard Edition - Interstage Application Server Standard-J Edition - Interstage Application Server Enterprise Edition - Interstage Application Server Plus - Interstage Application Server Plus Developer - Interstage Application Server Web-J Edition

注3) Interstage Application Framework Suiteは、以下の製品を含みます。

- Interstage Application Framework Suite Standard Edition - Interstage Application Framework Suite Enterprise Edition - Interstage Application Framework Suite Web Edition

注4) Interstage Business Application Serverは、以下の製品を含みます。

- Interstage Business Application Server Standard Edition - Interstage Business Application Server Enterprise Edition - Interstage Business Application Manager

注5) Interstage CollaborationRing シリーズは、以下の製品を含みます。

- Interstage CollaborationRing PM - Interstage CollaborationRing PM Enterprise Edition - Interstage CollaborationRing PM Standard Edition - Interstage CollaborationRing TPM - Interstage CollaborationRing TPM Connector - Interstage CollaborationRing FTI - Interstage CollaborationRing Process Manager - Interstage CollaborationRing Flow Controller - Interstage CollaborationRing Business Connector - Interstage CollaborationRing Trading Server - Interstage CollaborationRing File Transfer Intergrator - Interstage CollaborationRing Interaction Server - Interstage CollaborationRing EDI Server

注6) Interstage List Managerは、以下の製品を含みます。

- Interstage List Manager Enterprise Edition - Interstage List Manager Standard Edition

注7) Interstage List Worksは、以下の製品を含みます。

- Interstage List Works Enterprise Edition - Interstage List Works Standard Edition

注8) Systemwalker Centric Managerは、以下の製品を含みます。

- SystemWalker/CentricMGR - SystemWalker/CentricMGR-M - SystemWalker/CentricMGR-A - SystemWalker/CentricMGR GEE - SystemWalker/CentricMGR EE - SystemWalker/CentricMGR SE - Systemwalker Centric Manager Global Enterprise Edition - Systemwalker Centric Manager Enterprise Edition - Systemwalker Centric Manager Standard Edition

【Solaris版】

- 9 -

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製品 V/L

INTERSTAGE(注1) 全バージョン

Interstage Application Server(注2) 全バージョン

Interstage Web Server 全バージョン

Interstage Application Framework Suite(注3) 全バージョン

Interstage Business Application Server(注4) 全バージョン

Interstage Business Process Manager Analytics 全バージョン

Object Director 全バージョン

Interstage CollaborationRing シリーズ(注5) 全バージョン

Interstage Traffic Director 全バージョン

Interstage Security Director 全バージョン

Interstage Data Collector 全バージョン

InterAPLINK 全バージョン

Interstage List Manager(注6) 全バージョン

Interstage List Works(注7) 全バージョン

SymfoWARE Server 全バージョン

Symfoware Server Standard Edition 全バージョン

Symfoware Server Enterprise Edition 全バージョン

SymfoWARE Parallel Server 全バージョン

Symfoware Server(クライアント機能) 全バージョン

Symfoware Server 並列クエリオプション 全バージョン

Systemwalker Centric Manager(注8) 全バージョン

Systemwalker IT Process Master 全バージョン

Systemwalker IT Change Manager 全バージョン

Systemwalker/ListWORKS EE 全バージョン

Systemwalker PKI Manager 全バージョン

Systemwalker Network Topology Manager 全バージョン

Systemwalker Network Manager 全バージョン

Systemwalker/StorageMGR 全バージョン

ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 全バージョン

Java版 Meridio 全バージョン

TRADE MASTER 全バージョン

InfoProxy for Middleware 全バージョン

Internet Navigware Server Enterprise Edition 全バージョン

Securecryptoライブラリ

Securecryptoライブラリ ランタイム for 暗号プロセッサ

全バージョン

注1) INTERSTAGEは、以下の製品を含みます。

- INTERSTAGE - INTERSTAGE Standard Edition - INTERSTAGE Enterprise Edition

注2) Interstage Application Serverは、以下の製品を含みます。

- 10 -

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- INTERSTAGE Application Server Standard Edition - INTERSTAGE Application Server Enterprise Edition - INTERSTAGE Application Server Web-J Edition - Interstage Application Server Standard Edition - Interstage Application Server Standard-J Edition - Interstage Application Server Enterprise Edition - Interstage Application Server Plus - Interstage Application Server Plus Developer - Interstage Application Server Web-J Edition

注3) Interstage Application Framework Suiteは、以下の製品を含みます。

- Interstage Application Framework Suite Standard Edition - Interstage Application Framework Suite Enterprise Edition - Interstage Application Framework Suite Web Edition

注4) Interstage Business Application Serverは、以下の製品を含みます。

- Interstage Business Application Server Standard Edition - Interstage Business Application Server Enterprise Edition - Interstage Business Application Manager

注5) Interstage CollaborationRing シリーズは、以下の製品を含みます。

- Interstage CollaborationRing PM - Interstage CollaborationRing PM Enterprise Edition - Interstage CollaborationRing PM Standard Edition - Interstage CollaborationRing TPM - Interstage CollaborationRing TPM Connector - Interstage CollaborationRing FTI - Interstage CollaborationRing Process Manager - Interstage CollaborationRing Flow Controller - Interstage CollaborationRing Business Connector - Interstage CollaborationRing Trading Server - Interstage CollaborationRing File Transfer Intergrator - Interstage CollaborationRing Interaction Server - Interstage CollaborationRing EDI Server

注6) Interstage List Managerは、以下の製品を含みます。

- Interstage List Manager Enterprise Edition - Interstage List Manager Standard Edition

注7) Interstage List Worksは、以下の製品を含みます。

- Interstage List Works Enterprise Edition - Interstage List Works Standard Edition

注8) Systemwalker Centric Managerは、以下の製品を含みます。

- SystemWalker/CentricMGR - SystemWalker/CentricMGR-M - SystemWalker/CentricMGR-A - SystemWalker/CentricMGR GEE - SystemWalker/CentricMGR EE - SystemWalker/CentricMGR SE - Systemwalker Centric Manager Global Enterprise Edition - Systemwalker Centric Manager Enterprise Edition - Systemwalker Centric Manager Standard Edition

【Linux版】

- 11 -

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製品 V/L

Interstage Application Server(注1) 全バージョン

Interstage Application Framework Suite(注2) 全バージョン

Interstage Business Application Server(注3) 全バージョン

Interstage Business Process Manager Analytics 全バージョン

Interstage CollaborationRing シリーズ(注4) 全バージョン

Interstage Web Server 全バージョン

Interstage Security Director 全バージョン

Interstage Traffic Director 全バージョン

Symfoware Server Standard Edition 全バージョン

Symfoware Server Enterprise Edition 全バージョン

Symfoware Server Enterprise Extended Edition 全バージョン

Symfoware Server(クライアント機能) 全バージョン

Systemwalker Centric Manager(注5) 全バージョン

Systemwalker IT Process Master 全バージョン

Systemwalker IT Change Manager 全バージョン

Systemwalker Desktop Inspection 全バージョン

Systemwalker Network Manager 全バージョン

ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 全バージョン

Softek AdvancedCopy Manager 全バージョン

Interstage Navigware Server 全バージョン

注1) Interstage Application Serverは、以下の製品を含みます。

- INTERSTAGE Application Server Standard Edition - INTERSTAGE Application Server Enterprise Edition - INTERSTAGE Application Server Web-J Edition - Interstage Application Server Standard Edition - Interstage Application Server Standard-J Edition - Interstage Application Server Enterprise Edition - Interstage Application Server Plus - Interstage Application Server Plus Developer - Interstage Application Server Web-J Edition

注2) Interstage Application Framework Suiteは、以下の製品を含みます。

- Interstage Application Framework Suite Standard Edition - Interstage Application Framework Suite Enterprise Edition - Interstage Application Framework Suite Web Edition

注3) Interstage Business Application Serverは、以下の製品を含みます。

- Interstage Business Application Server Standard Edition - Interstage Business Application Server Enterprise Edition - Interstage Business Application Manager

注4) Interstage CollaborationRing シリーズは、以下の製品を含みます。

- Interstage CollaborationRing PM - Interstage CollaborationRing PM Enterprise Edition - Interstage CollaborationRing PM Standard Edition - Interstage CollaborationRing TPM - Interstage CollaborationRing TPM Connector

- 12 -

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- Interstage CollaborationRing FTI - Interstage CollaborationRing Process Manager - Interstage CollaborationRing Flow Controller - Interstage CollaborationRing Business Connector - Interstage CollaborationRing Trading Server - Interstage CollaborationRing File Transfer Intergrator - Interstage CollaborationRing Interaction Server - Interstage CollaborationRing EDI Server

注5) Systemwalker Centric Managerは、以下の製品を含みます。

- SystemWalker/CentricMGR - SystemWalker/CentricMGR-M - SystemWalker/CentricMGR-A - SystemWalker/CentricMGR GEE - SystemWalker/CentricMGR EE - SystemWalker/CentricMGR SE - Systemwalker Centric Manager Global Enterprise Edition - Systemwalker Centric Manager Enterprise Edition - Systemwalker Centric Manager Standard Edition

2.1.2 モニタリングデザイナの資源

2.1.2.1 ハードウェア

動作ハードウェア(推奨)

【Windows版】

ハードウェア種別 条件

CPU Intel® Pentium III processor 1GHz以上

メモリ 1GB以上

静的ディスク容量:インストール領域

モニタリングデザイナをインストールする場合、以下のディスク容量が必要です。

【Windows版】

使用領域 条件

インストールディレクトリ 45MB

2.1.2.2 ソフトウェア

動作OS

以下のオペレーティングシステムで動作します。

【Windows版】

項目 内容 備考

動作OS Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition Service Pack 2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition Service Pack 2

- 13 -

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項目 内容 備考

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard(x86) Service Pack 2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise(x86) Service Pack 2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without Hyper-V(TM) (x86) Service Pack 2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without Hyper-V(TM) (x86) Service Pack 2

Microsoft(R) Windows(R) XP Professional Service Pack 3

Microsoft(R) Windows Vista(R) Business(x86) Service Pack 1

Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate(x86) Service Pack 1

Windows(R) 7 Home Premium(x86) Service Pack なし

Windows(R) 7 Professional(x86) Service Pack なし

Windows(R) 7 Ultimate(x86) Service Pack なし

2.2 運用モデル

ダッシュボードサーバを構成する基本的なモデルです。

上図では、ダッシュボードサーバとManagerが別々のマシンで構成されていますが、同じマシンにインストールして1つのマシンで構成

することができます。ただし運用性能の(データアクセスの競合を避ける)観点からダッシュボードサーバとManagerは別サーバで稼働

させる運用を推奨とします。

注意

・ Managerをクラスタシステムで運用している場合は、Managerとダッシュボードサーバを同じマシンにインストールすることはできませ

ん。このような場合、ダッシュボードサーバは別サーバにインストールしてください。

・ ManagerとSystemwalker Centric Managerが同じマシンにインストールされている場合、ダッシュボードサーバを同じマシンにインス

トールすることはできません。このような場合、ダッシュボードサーバは別サーバにインストールしてください。

- 14 -

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第3章 導入

本章では、ダッシュボードサーバおよびモニタリングデザイナの導入について説明します。

3.1 導入手順

ダッシュボードサーバおよびモニタリングデザイナ環境の導入手順について説明します。

注意

・ 上図ではダッシュボードサーバ環境での作業とモニタリングデザイナ環境での作業を色分けして表示しています。

・ Managerが導入された環境が既にあることを前提としています。

・ 各ソフトウェアのインストールをリモートデスクトップより行う場合は、コンソールモードで起動してください。

・ ダッシュボードサーバ及びモニタリングデザイナの導入を行う場合に必要な権限は以下の通りです。

[Windows] Administratorsグループに所属するユーザー権限

[UNIX] システム管理者(スーパ・ユーザー)権限。

・ ダッシュボードサーバおよびモニタリングデザイナの構築に使用するソフトウェアが使用するポート番号の一覧を以下に示します。

既存の他製品との重複がないように調整してください。

ポートを使用するソフトウェア ポート番号 備考

Interstage Web Server 12000(既定) 変更可能です。

Symfoware Server 任意 リモートアクセスで使用するポート番号で、RDBシス

テムセットアップ時に指定します。

- 15 -

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ポートを使用するソフトウェア ポート番号 備考

54000~54002(既定) WebAdmin接続用ポート。変更可能です。

54003~54004(既定) WebDBtools接続用ポート。変更可能です。

Configration ManagementDataBase

2345(固定) Managerに格納されているデータを、ダッシュボード

サーバに格納するための通信に使用します。

モニタリングデザイナ 80(既定) モニタリングデザイナとダッシュボードサーバ間の通

信に使用します。ダッシュボードサーバで使用する

Interstage HTTP Serverのポート番号を指定してくだ

さい。

・ 上図にある以下の3つの製品はダッシュボードサーバと排他製品です(2.1.1.2 ソフトウェアの排他製品の欄を参照)。以前のバー

ジョンのものなどがある場合は各製品のマニュアルに従いアンインストールしてください

- Interstage Web Server

- Interstage Business Process Manager Analytics

- Symfoware Server

3.2 ダッシュボードサーバ環境の構築

ダッシュボードサーバに必要なソフトウェアをインストールし、設定を行います。

3.2.1 導入前の作業【UNIX版】

ダッシュボードサーバでは、各ソフトウェアが使用する共用資源に関してシステムパラメタのチューニングを行う必要があります。チュー

ニングが必要なシステムパラメタとその値については以下の表を参照してください。パラメタにより、既に設定されている値(初期値)に

加算する場合と、既に設定されている値と比較し大きい方の値( 大)を設定する必要があります。(加算の場合、設定のシステム上限

値も確認してください)各パラメタがどちらに当たるかは、表の”種別”を参照してください。

詳細についてはSolarisおよびLinuxのマニュアルなどを参照してください。

■ Solarisの場合

ダッシュボードサーバは、以下のプロジェクト配下で動作します。

・ systemプロジェクト

OS初期設定状態で存在するデーモンなどが動作するプロジェクト

・ user.rootプロジェクト

OS初期設定状態でroot権限で動作するプロセスが所属するプロジェクト

システムパラメタのチューニング値

【共有メモリ】

パラメタ 説明 値 種別 特権

project.max-shm-memory 共有メモリセグメントの 大サイ

78304035 加算 特権レベル

project.max-shm-ids 共有メモリ識別子の 大数 52 加算 特権レベル

【セマフォ】

- 16 -

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パラメタ 説明 値 種別 特権

project.max-sem-ids セマフォ識別子の数 1095 加算 特権レベル

process.max-sem-nsems セマフォ識別子ごとの 大セマ

フォ数

72 大 特権レベル

process.max-sem-ops セマフォコールごとの 大操作

50 大 特権レベル

【メッセージキュー】

パラメタ 説明 値 種別 特権

process.max-msg-qbytes 待ち行列上の 大バイト数 65536 大 特権レベル

project.max-msg-ids メッセージ待ち識別子の数 526 加算 特権レベル

process.max-msg-messages メッセージキュー内のメッセージ

の 大数

27 加算 特権レベル

ポイント

特権レベルは、/etc/projectファイルに”privileged”を指定します。

チューニング作業手順

システムパラメタを編集するには、/etc/projectファイルを編集します。

注意

システムパラメタを設定する際には、システムの初期値および、設定可能な値の上限を確認した後、値を確認してください。確認方

法の例は以下のとおりです。

1. 以下のコマンドを使用して現在システムに設定されている上記表に該当するパラメタの設定値を確認します。

# projects -l

[確認コマンド実行例]

# projects -l

system

projid : 0

comment: "System account"

users : (none)

groups : (none)

attribs:

user.root

projid : 1

comment: "root user"

users : root

groups : root

attribs:

noproject

projid : 2

comment: ""

users : (none)

groups : (none)

attribs:

default

projid : 3

- 17 -

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comment: "Default project setting"

users : (none)

groups : (none)

attribs:

# newtask -p default

# prctl $$

process: 1000: sh

NAME PRIVILEGE VALUE FLAG ACTION RECIPIENT

process.max-port-events

privileged 65.5K - deny -

system 2.15G max deny -

process.max-msg-messages

privileged 8.19K - deny -

system 4.29G max deny -

system 16.8M max deny -

*

2. 上記の表(システムパラメタのチューニング値)を参照し、現在の設定値と比較を行い、パラメタごとに 大、加算の種別を考

慮して、適切な設定値を算出します。算出した結果を/etc/projectファイルに定義します。

注意

- 設定値は、プロジェクトごとに1行で記載してください。

- チューニングパラメタの設定は、システムとスーパーユーザーに対して行ってください。

システムパラメタの確認

上記設定をした後、以下のコマンドにより設定情報を確認できます。

# projects -l

[確認コマンド実行例]

# projects -l

system

projid : 0

comment: "System account"

users : (none)

groups : (none)

attribs: project.max-msg-ids=(privileged,527,deny) ←projectファイル設定内容が"attribs"に反映されていることを確認

process.max-msg-qbytes=(privileged,162972,deny) (各変数に手順2で算出した値が設定されていれば成功)

process.max-sem-nsems=(privileged,512,deny)

process.max-sem-ops=(privileged,50,deny)

project.max-sem-ids=(privileged,829,deny)

project.max-shm-memory=(privileged,3398861600,deny)

user.root

projid : 1

comment: "root user"

users : root

groups : root

attribs: project.max-msg-ids=(privileged,527,deny)

process.max-msg-qbytes=(privileged,162972,deny)

process.max-sem-nsems=(privileged,512,deny)

process.max-sem-ops=(privileged,50,deny)

project.max-sem-ids=(privileged,829,deny)

project.max-shm-memory=(privileged,3398861600,deny)

noproject

projid : 2

- 18 -

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comment: ""

users : (none)

groups : (none)

attribs:

default

projid : 3

comment: "Default project setting"

users : (none)

groups : (none)

attribs:

■ Linuxの場合

システムパラメタのチューニング値

【共有メモリ】

パラメタ 説明 値 種別

shmmax 共有メモリの 大セグメントサイズ 28287488 大

shmmni 共有メモリセグメントの 大数 8000053 加算

【セマフォ】

パラメタ 説明 値 種別

para1 セマフォ識別子あたりの 大セマフォ数 72 大

para2 システム全体のセマフォ数 2336 加算

para3 セマフォコールあたりの 大演算子数 50 大

para4 システム全体のセマフォ識別子数 1098 加算

【メッセージキュー】

パラメタ 説明 値 種別

msgmax メッセージの 大サイズ 16384 大

msgmnb 1つのメッセージキューに保持できる 大値 32768 大

msgmni メッセージキューIDの 大値 526 加算

チューニング作業手順

システムパラメタを編集するには、/etc/sysctl.confファイルにチューニングのためのレコードを以下のように追加します。

1. 以下のコマンドを使用して、現在システムに設定されている上記表に該当するパラメタの設定値を確認します。

#/sbin/sysctl -a

2. 上記の”システムパラメタのチューニング値”を参照し、現在の設定値と比較を行い、パラメタごとに 大、加算の種別を考慮

して、適切な設定値を算出します。

3. /etc/sysctl.confを編集します。

システムパラメタをチューニングするために、手順 2の算出結果を元に/etc/sysctl.confファイルを編集します。

4. /etc/sysctl.confへの編集内容が反映されていることを、以下のコマンドで確認します。

#/bin/cat /etc/sysctl.conf

- 19 -

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5. 上記設定を有効にするために、下記のどちらかの方法を実行します。

方法1: システムをリブートして設定を反映

# cd /

# /sbin/shutdown -r now

方法2: /sbin/sysctl -pを使用して設定を反映

# /sbin/sysctl -p /etc/sysctl.conf

6. 設定したシステムパラメタが反映されていることを、以下のコマンドの出力から確認します。

# /sbin/sysctl -a

[確認コマンド実行例]

# /sbin/sysctl -a

(省略)

kernel.sem = 738 54761 60 3898

kernel.msgmnb = 44237

- 8 -

kernel.msgmni = 1911

kernel.msgmax = 19815

kernel.shmmni = 4298

kernel.shmall = 2097152

kernel.shmmax = 139986287

(省略)

3.2.2 Interstage Web Serverの導入

Interstage Web Serverのインストール手順について、以下に説明します。

参考

詳細は「Interstage Application Server インストールガイド」を参照してください。

【Windows版】

1. インストーラを起動します。

以下のCD-ROMをコンピュータのCD-ROMドライブにセットします。

- Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Disc No.2/4

- 20 -

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ポイント

インストールするマシンの設定によっては、自動的にインストーラが起動しないことがあります。その場合は、以下の操作を行い、

手動でインストーラを起動してください。

1. [スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択します。

2. [ファイル名を指定して実行]ウィンドウの[参照]で、以下のファイルを選択し、[OK]をクリックします。

CD-ROMドライブ:\swSetup.exe

表示された画面で[セットアップ]→[Interstage Web Serverのインストール]を選択します。

2. Interstage Web Serverインストーラ画面で、[インストール]をクリックします。

- 21 -

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3. インストールタイプを選択します。

[インストールタイプの選択]画面で[標準インストール]を選択し、[次へ]をクリックします。

4. インストールを確認します。

[インストールの確認]画面で入力内容の確認を行います。インストール先など変更を行う場合は[変更する]を選択して[次へ]をクリックし、設定の変更を行ってください。内容に問題がなければ[変更しない]を選択し、[次へ]をクリックしてください。インストー

ルが開始されます。

- 22 -

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5. インストールを終了します。

インストール完了後、[完了]ボタンをクリックして終了してください。

【Solaris版】

1. CD-ROM媒体をCD-ROM装置にセットします。

“Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Disc No. 2/7”のCD-ROMをCD-ROM装置にセットしま

す。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。

# mkdir -p /cdrom/cdrom0 (*1)

# /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/cntndnsn /cdrom/cdrom0(*2)

(*1)/cdrom/cdrom0が無い場合のみ必要です。

(*2)nは各インストールマシンのCD-ROMドライブに合わせてください。

2. インストーラを起動します。

インストーラの起動方法を以下に示します。(CD-ROMのマウントポイントが/cdrom/cdrom0の場合)

# cd / <RETURN>

# /cdrom/cdrom0/install.sh /cdrom/cdrom0 <RETURN>

注意

- CD-ROMのマウントポイント以外の任意のディレクトリで、CD-ROMに格納されているinstall.shに、CD-ROMのディレクトリを

指定して実行してください。この時、install.shとCD-ROMの指定はフルパスで行う必要があります。

- CD-ROM上にディレクトリを移動した状態で実行しないでください。

CD-ROM上に移動した状態で実行した場合、CD-ROMの入れ替えができない場合があります。

この場合、インストールを中断し、インストールした全てのパッケージをアンインストールし、再度正しい手順でインストールを

行ってください。

3. インストール開始を確認されますので、“y”を入力してください。

インストールを開始しますか?(省略: y) [y,n]: y

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4. 以下の各項目を設定します。

+----------------------------------------------------------+

| Interstage Web Server V9.1.0 |

| |

| All Rights Reserved, Copyright(c) FUJITSU 2008 |

+----------------------------------------------------------+

セキュリティモードを選択してください。(1: 強化モード, 2: 互換モード) (省略: 1) [1,2,q]:

Interstage運用コマンドを操作するシステムのグループ名を入力してください。(省略: root) [?,q]:

インストール方法を選択してください。(1: 標準, 2: カスタム) [1,2,q]: 1

インストールディレクトリを指定してください。(省略: /opt) [?,q]:

定義ファイルディレクトリを指定してください。(省略: /etc/opt) [?,q]:

テンポラリファイルディレクトリを指定してください。(省略: /var/opt) [?,q]:

Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号を指定してください。(省略: 80) [?,q]:

Interstage管理コンソールのポート番号を指定してください。(省略: 12000) [?,q]:

Interstage管理コンソールでSSL暗号化通信を使用するか選択してください。(省略: y) [y,n,q]:

Interstage管理コンソールでメッセージマニュアルを使用するか選択してください。(省略: y) [y,n,q]:

インストール情報:

インストールパッケージ:

FSUNtd FJSVisas FSUNextp FSUNod FJSVjdk5 FJSVsclr FJSVsmee FSUNssll FJSVjs2su FJSVisscs FJSVihs FJSVisjmx

FJSVejb FJSVj2ee FJSVjs5 FJSVxmlpc FJSVisgui FJSVisspl

インストールディレクトリ: /opt

定義ファイルディレクトリ: /etc/opt

テンポラリファイルディレクトリ: /var/opt

Interstage管理コンソールのポート番号: 12000

Interstage管理コンソールのSSL使用有無: 使用する

Interstage管理コンソールのメッセージマニュアル有無: インストールする

JDKまたはJRE: JDK

Webサーバ(Interstage HTTP Server)のホスト名: virgo-v0

Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号: 80

セキュリティ設定: 強化セキュリティモード

Interstage運用グループ名: root

インストールを開始しますか? [y,q]: y

5. 次のメッセージが表示されたら、“Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Disc No. 3/7”ディスクと

交換し、1<Enter>を入力します。

インストールディスク3枚目を設定してください。(1: 継続, q: 停止) [1,q]: 1

6. 次のメッセージが表示されたら、“Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Disc No. 4/7”ディスクと

交換し、1<Enter>を入力します。

インストールディスク4枚目を設定してください。(1: 継続, q: 停止) [1,q]: 1

- 24 -

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7. ドットコマンドを使用してsetISASEnv.shを実行しInterstageの運用に必要な環境変数を設定します。

# ./opt/FJSVisas/bin/setISASEnv.sh

8. OSを再起動してください。

# cd /

# /usr/sbin/shutdown -y -i6 -g0

【Linux版】

1. CD-ROM媒体をCD-ROM装置にセットします。

“Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Disc No. 2/4”のCD-ROMをCD-ROM装置にセットしま

す。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。

# mount -r -t iso9660 /dev/cdrom /mnt/cdrom(*1)

(*1)CD-ROM装置のマウントポイント/mnt/cdromについては、各システム環境に合わせてください。

2. インストーラを起動します。

インストーラの起動方法を以下に示します。(CD-ROMのマウントポイントが/mnt/cdromの場合)

# cd /mnt/cdrom

# ./install.sh

注意

自動的にマウントされた場合に、実行許可がないために、以下のメッセージが出力される場合があります。

-bash: ./install.sh: /bin/sh: bad interpreter: 許可がありません

その場合は、アンマウントしてから、1の手順で再度マウントしてください。

3. インストール開始を確認されますので、“y”を入力してください。

インストールを開始しますか?(省略: y) [y,n]: y

4. 以下の各項目を設定します。

+----------------------------------------------------------+

| Interstage Web Server V9.1.0 |

| |

| All Rights Reserved, Copyright(c) FUJITSU 2008 |

+----------------------------------------------------------+

セキュリティモードを選択してください。(1: 強化モード, 2: 互換モード) (省略: 1) [1,2,q]:

Interstage運用コマンドを操作するシステムのグループ名を入力してください。(省略: root) [?,q]:

インストール方法を選択してください。(1: 標準, 2: カスタム) [1,2,q]: 1

Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号を指定してください。(省略: 80) [?,q]:

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Interstage管理コンソールのポート番号を指定してください。(省略: 12000) [?,q]:

Interstage管理コンソールでSSL暗号化通信を使用するか選択してください。(省略: y) [y,n,q]:

Interstage管理コンソールでメッセージマニュアルを使用するか選択してください。(省略: y) [y,n,q]:

インストール情報:

インストールパッケージ:

FJSVtd FJSVisas FJSVextp FJSVod FJSVjdk5 FJSVsclr FJSVsmee FJSVjs2su FJSVisscs FJSVihs FJSVisjmx FJSVejb

FJSVj2ee FJSVjs5 FJSVxmlpc FJSVisgui FJSVisspl

Interstage管理コンソールのポート番号: 12000

Interstage管理コンソールのSSL使用有無: 使用する

Interstage管理コンソールのメッセージマニュアル有無: インストールする

JDKまたはJRE: JDK

Webサーバ(Interstage HTTP Server)のホスト名: cmdb-rx5-217

Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号: 80

セキュリティ設定: 強化セキュリティモード

Interstage運用グループ名: root

インストールを開始しますか? [y,q]: y

5. ドットコマンドを使用してsetISASEnv.shを実行しInterstageの運用に必要な環境変数を設定します。

# ./opt/FJSVisas/bin/setISASEnv.sh

6. OSを再起動してください。

# cd /

# /sbin/shutdown -r now

3.2.3 Symfoware Serverの導入

Symfoware Serverのインストール手順およびセットアップ手順について説明します。

3.2.3.1 Symfoware Serverのインストール

Symfoware Serverのインストール手順について、以下に説明します。

参考

詳細は以下のマニュアルを参照してください。

・ 「Symfoware Server インストールガイド(サーバ編)」

・ 「Symfoware Server インストールガイド(クライアント編)」

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【Windows版】

1. インストーラを起動します。

以下のCD-ROMをコンピュータのCD-ROMドライブにセットします。

- Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Disc No.3/4

ポイント

インストールするマシンの設定によっては、自動的にインストーラが起動しないことがあります。その場合は、以下の操作を行い、

手動でインストーラを起動してください。

1. [スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択します。

2. [ファイル名を指定して実行]ウィンドウの[参照]で、以下のファイルを選択し、[OK]をクリックします。

CD-ROMドライブ:\swSetup.exe

表示された画面で[セットアップ]→[Symfoware Serverのインストール]を選択します。

2. [次へ]をクリックします。

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3. [標準インストール]を選択し、[次へ]をクリックします。

4. インストールを確認します。

[初期インストールの確認]画面で入力内容の確認を行います。インストール先など変更を行う場合は[変更する]を選択して[次へ]をクリックし、設定の変更を行ってください。内容に問題がなければ[変更しない]を選択し、[次へ]をクリックしてください。イン

ストールが開始されます。

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5. 「はい、今すぐコンピュータを再起動します。」を選択し、[完了]ボタンをクリックします。

再起動の完了後、Symfoware Server Clientのインストールを行います。

6. 手順1.のSystemwalker Service Quality Coordinatorインストーラ初期画面から「セットアップ」→「Symfoware Clientのインストー

ル」を選択します。

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7. [次へ]をクリックします。

8. [標準インストール]を選択し、[次へ]をクリックします。

9. インストールを確認します。

[初期インストールの確認]画面で入力内容の確認を行います。インストール先など変更を行う場合は[変更する]を選択して[次

- 30 -

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へ]をクリックし、設定の変更を行ってください。内容に問題がなければ[変更しない]を選択し、[次へ]をクリックしてください。イン

ストールが開始されます。

注意

インストールの途中で以下の画面が表示されることがあります。

上記画面のメッセージに従って、3つの対象ファイルをAssemblyディレクトリ(通常はC:\Windows\assembly)にドラッグ&ドロップ

した後、[OK]ボタンをクリックしてください。

注意

インストールの途中で「自己登録エラー」が表示された場合は、[OK]ボタンをクリックしインストールを続行してください。

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10. [完了]ボタンをクリックし、次節「Symfoware Serverの設定」を行います。

注意

再起動を要求された場合は、画面の表示に従って再起動を行ってください。

【Solaris版】

1. CD-ROM媒体をCD-ROM装置にセットします。

“Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Disc No. 5/7”のCD-ROMをCD-ROM装置にセットしま

す。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。

# mkdir -p /cdrom/cdrom0 (*1)

# /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/cntndnsn /cdrom/cdrom0(*2)

(*1)/cdrom/cdrom0が無い場合のみ必要です。

(*2)nは各インストールマシンのCD-ROMドライブに合わせてください。

2. インストーラを起動します。

インストーラの起動方法を以下に示します。(CD-ROMのマウントポイントが/cdrom/cdrom0の場合)

# LANG=ja;export LANG

# cd /cdrom/cdrom0

# ./symfo_install

注意

symfo_install コ マ ン ド を 実 行 す る コ ン ソ ー ル 画 面 上 の 環 境 変 数 LANG に は 、 表 示 環 境 に あ わ せ

て、“ja”、“ja_JP.PCK”、“ja_JP.UTF-8”または“C”を設定してください。環境変数LANGが適切に設定されていない場合、英語

表示されたり、場合によっては文字化けしたりして表示されることがあります。

3. 標準インストールを選択します。

インストール方法を選択してください。

1: 標準 (全機能をインストールします)

2: カスタム (機能を選択してインストールします)

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q: インストールせずに終了します

[1,2,q](省略値は1):

4. 設定パラメータを確認し、インストールを開始します。

インストールする機能

- RDB機能

- JDBC機能

- WebAdmin機能

- WebDBtools機能

- ホットスタンバイ機能

変更不可能なインストール情報

インストールディレクトリ: /opt

変更可能なインストール情報

データベースの文字コード系: UTF-8

WebAdmin/WebDBtoolsのセットアップ: 実行する

Webサーバのポート番号: 54000

WebAdmin/WebDBtoolsの内部ポート番号1: 54001

WebAdmin/WebDBtoolsの内部ポート番号2: 54002

WebAdmin/WebDBtoolsの内部ポート番号3: 54003

WebAdmin/WebDBtoolsの内部ポート番号4: 54004

上記の情報でインストールを開始しますか?

y: インストールを開始します

c: インストール情報を変更します

q: インストールせずに終了します

[y,c,q](省略値はy):

注意

- 以下のメッセージが表示されることがありますが、特に問題はありません。

INFO: ホットスタンバイ機能はインストールされませんでした。クラスタ機能を使用する場合は、クラスタ製

品"PRIMECLUSTER"をインストールした後に"symfo_install"コマンドを再度実行してください。

- 同じ標準インストールでも環境により設定値が異なる場合がありますが、問題はありません。

5. インストール完了メッセージを確認します。

"Symfoware Server Enterprise Edition"の初期インストールが正常終了しました。

注意

Windowsとは異なり、UNIX系OSではSymfoware Server Clientのインストールは必要ありません。

(Symfoware Serverのインストールに含まれるため)

- 33 -

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【Linux版】

1. CD-ROM媒体をCD-ROM装置にセットします。

“Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Disc No. 3/4”のCD-ROMをCD-ROM装置にセットしま

す。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。

# mount -r -t iso9660 /dev/cdrom /mnt/cdrom(*1)

(*1)CD-ROM装置のマウントポイント/mnt/cdromについては、各システム環境に合わせてください。

2. インストーラを起動します。

インストーラの起動方法を以下に示します。(CD-ROMのマウントポイントが/mnt/cdromの場合)

# LANG=ja_JP.UTF-8;export LANG

# cd /mnt/cdrom/symfo

# ./symfo_install

注意

- symfo_installコマンドを実行するコンソール画面上の環境変数LANGには、表示環境にあわせて、“ja_JP.UTF-8”また

は“C”を設定してください。環境変数LANGが適切に設定されていない場合、英語で表示されたり、文字化けしたりして表示

されることがあります。

- 自動的にマウントされた場合に、実行許可がないために、以下のメッセージが出力される場合があります。

-bash: <マウントポイント>/symfo/symfo_install: /bin/sh: bad interpreter: 許可がありません

その場合は、アンマウントしてから、1の手順で再度マウントしてください。

3. 標準インストールを選択します。

インストール方法を選択してください。

1: 標準 (全機能をインストールします)

2: カスタム (機能を選択してインストールします)

q: インストールせずに終了します

[1,2,q](省略値は1):

4. 設定パラメータを確認し、インストールを開始します。

インストールする機能

- RDB機能

- JDBC機能

- WebAdmin機能

- WebDBtools機能

- ホットスタンバイ機能

変更不可能なインストール情報

インストールディレクトリ: /opt

変更可能なインストール情報

データベースの文字コード系: UTF-8

WebAdmin/WebDBtoolsのセットアップ: 実行する

Webサーバのポート番号: 54000

WebAdmin/WebDBtoolsの内部ポート番号1: 54001

WebAdmin/WebDBtoolsの内部ポート番号2: 54002

WebAdmin/WebDBtoolsの内部ポート番号3: 54003

WebAdmin/WebDBtoolsの内部ポート番号4: 54004

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上記の情報でインストールを開始しますか?

y: インストールを開始します

c: インストール情報を変更します

q: インストールせずに終了します

[y,c,q](省略値はy):

注意

- 以下のメッセージが表示されることがありますが、特に問題はありません。

INFO: ホットスタンバイ機能はインストールされませんでした。クラスタ機能を使用する場合は、クラスタ製

品"PRIMECLUSTER"をインストールした後に"symfo_install"コマンドを再度実行してください。

- 同じ標準インストールでも環境により設定値が異なる場合がありますが、問題はありません。

5. インストール完了メッセージを確認します。

"Symfoware Server Enterprise Edition"の初期インストールが正常終了しました。

注意

Windowsとは異なり、UNIX系OSではSymfoware Server Clientのインストールは必要ありません。

(Symfoware Serverのインストールに含まれるため)

3.2.3.2 Symfoware Serverのセットアップ

ダッシュボードサーバで使用するデータベースの作成と、設定を行います。

参考

詳細は以下のマニュアルを参照してください。

・ 「Symfoware Serverセットアップガイド EE/SE用」

・ 「Interstage Business Process Manager Analytics V11.0 導入ガイド」”8.2.1.3 Symfoware”(DBを作成する方法について)

【Windows版】

1. WebAdminのセットアップを行います。

a. Windowsスタートメニューから「すべてのプログラム」-「Symfoware Server Enterprise Edition」-「WebAdminセットアップ」

をクリックします。

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Page 44: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/...本書は、Systemwalker Service Quality Coordinatorの運用方法、および利用方法の概要を理解しSystemwalker

b. 初期設定が表示されるので、そのまま[OK]をクリックします。

c. 確認画面が表示されるので、[はい]をクリックします。

d. [OK]をクリックします。

2. WebDBtoolsのセットアップを行います。

a. Windowsスタートメニューから「すべてのプログラム」-「Symfoware Server Enterprise Edition」-「WebDBtoolsセットアッ

プ」をクリックします。

b. 初期設定が表示されるので、そのまま[OK]をクリックします。

c. 確認画面が表示されるので、[はい]をクリックします。

- 36 -

Page 45: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/...本書は、Systemwalker Service Quality Coordinatorの運用方法、および利用方法の概要を理解しSystemwalker

d. [OK]をクリックします。

3. RDBシステムのセットアップを行います。

a. Windowsスタートメニューから「すべてのプログラム」-「Symfoware Server Enterprise Edition」-「RDBシステム セットアッ

プ」をクリックします。

b. [新規作成]ボタンをクリックします。

c. RDBシステム名とデータ格納先にそれぞれ以下の値を入力し、[OK]をクリックします。

RDBシステム名 SWSQC(変更不可)

データ格納先 C:\SWFD(変更可能)

d. 「リモートアクセスで使用するポート番号」を入力します。(未使用ポートから任意に選択)

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注意

ウェルノウンポート(HTTP通信用の80番など)および、OSが使用するポート番号は避けて選択してください。

e. [システム用の動作環境]タブに移動し、以下の定義種別/定義値を入力します。(以下の値をそのまま使用してください)[設定]をクリックし、その後[作成]をクリックします。

定義種別 DEFAULT_DSI_NAME

定義値 CODE

f. [キャンセル]をクリックして終了し、さらに[閉じる]をクリックします。

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Page 47: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/...本書は、Systemwalker Service Quality Coordinatorの運用方法、および利用方法の概要を理解しSystemwalker

g. [OK]をクリックします。

4. データベースの作成と設定を行います。コマンドプロンプトを起動してください。

a. 環境変数にRDBシステム名として“SWSQC”を設定します。その後、setコマンドを利用し正しくRDBシステム名が設定され

たことを確認してください。

> set RDBNAME=SWSQC

> set

b. データベースシステムを起動します。

> C:\SFWSV\RDB\BIN\rdbstart

c. Windowsスタートメニューから「すべてのプログラム」-「Symfoware Server Enterprise Edition」-「RDBシステム セットアップ

(Web)」をクリックし、表示された画面上で、[Symfoware WebDBtools]のリンクをクリックします。

注意

次のようなエラー画面が表示されたときは、該当するサービスを起動してください。

具体的には、「管理ツール」-「サービス」をクリックし、「Symfoware WAD ap」と「Symfoware WAD web」および「SymfowareWDT」の3つのサービスを起動します。

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d. ユーザIDとパスワードを聞かれるので、Symfoware Serverをインストールしたときのログインアカウントを入力します。

e. [定義操作]のリンクをクリックします。

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Page 49: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/...本書は、Systemwalker Service Quality Coordinatorの運用方法、および利用方法の概要を理解しSystemwalker

f. 左上の<RDBシステム名>のリンクをクリックすると操作メニューが表示されるので、「利用者登録の使用宣言」のリンクを

クリックします。

g. [実行]をクリックします。

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Page 50: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/...本書は、Systemwalker Service Quality Coordinatorの運用方法、および利用方法の概要を理解しSystemwalker

h. [終了]をクリックし、さらに[閉じる]ボタンをクリックします。操作メニューに戻ったら[ログアウト]をクリックします。

i. あらかじめSQL文を記述した.datファイル(ファイル名は任意)を利用し、データベースの作成と設定を同時に行います。

> C:\SFWSV\RDB\BIN\rdbddlex <.datファイルのパス>

.datファイルの例を以下に示します。(青字部分は可変項目です)

-- BPM-Aのイベント格納データベースを作成

CREATE DATABASE EVENT;

CREATE DBSPACE EVENTSPACE ALLOCATE FILE C:\SWFD\RDB\USR\EVENT ATTRIBUTE SPACE(10000M);

CREATE SCHEMA EVENTSCHEMA;

CREATE USER EVENTUSER WITH DBMS PASSWORD 'password' FOR USER;

GRANT ALLOCATE ON DBSPACE EVENTSPACE TO EVENTUSER;

GRANT CREATE ON SCHEMA EVENTSCHEMA TO EVENTUSER;

可変項目の設定項目は以下のとおりです。

可変項目

(上記例での設定値)設定内容

EVENT データベース名です。

上記例の“EVENT”のまま特に変更する必要はありません。

EVENTSPACE データベーススペース名です。

上記例の“EVENTSPACE”のまま特に変更する必要はありません。

C:\SWFD\RDB\USR\EVENT

データベーススペースの作成先ファイルを指定します。

ファイル名は、絶対パス名で指定します。ファイル名に指定できる長さは、255バイト以内です。

10000M データベーススペースのサイズを指定します。

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可変項目

(上記例での設定値)設定内容

サイズは、「2.1.1 ダッシュボードサーバの資源」を参照し、見積もった値を設

定してください。

EVENTSCHEMA データベーススキーマ名です。

上記例の“EVENTSCHEMA”のまま特に変更する必要はありません。

EVENTUSER RDBシステムに登録するユーザ名を指定します。

18文字以内の先頭が英字で始まる英数字、または9文字以内の日本語文字

列を指定します。

なお、設定したユーザ名は、「3.2.4.4 Interstage Business Process ManagerAnalyticsのデータベース作成」でデータベース作成時に入力します。

password RDBシステムに登録するユーザのパスワードを指定します。

設定できるパスワードの条件は以下のとおりです。

パスワードは、以下の文字で構成される文字列定数で指定します。

- 英字

- 数字

- 特殊文字

- 拡張文字

パスワードは、6バイト以上8バイト以下の長さで指定します。

パスワードは、文字列中に2つ以上の英字を含まなければなりません。また、

1つ以上の数字、特殊文字または拡張文字を含まなければなりません。

パスワードは上記ユーザ名(EVENTUSER)と比較して、同じもの、ずらしたも

のまたは反転したものであってはなりません。

なお、設定したユーザ名は、「3.2.4.4 Interstage Business Process ManagerAnalyticsのデータベース作成」でデータベース作成時に入力します。

j. Interstage Web Server向けの環境設定を行います。

「Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編) - FUJITSU -」の”5.3.1 Interstage Application Serverを使

用する場合の環境設定”を参考にしてください。

注意

クラスパスの設定のみ行ってください。

【Solaris版/ Linux版】

注意

本手順ではWindows環境からダッシュボードサーバに対してWebアクセスを行います。Windows環境としては、モニタリングデザイナ

のマシンをご利用下さい。

注意

データベースの作成先のディレクトリは設定前に作成しておく必要があります。

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以下のRDBシステムのセットアップ手順において、OS上に存在しないディレクトリを指定するとエラーになりますので、必ず事前にディ

レクトリを作成してください。

1. RDBシステムのセットアップを行います。

a. WebブラウザのURLにWebAdminのトップURLを指定して、WebAdminの実行環境が起動できることを確認します。

次のURLを指定してください。

http://<ダッシュボードサーバのIPアドレス>:54000/

b. WebAdminにログインします。

注意

Symfoware Serverをインストールした時のOSのログインアカウントとパスワードでログインが可能です

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c. [DBサーバ]ボタンをクリックし、表示された「RDBシステム作成」画面で[次へ]をクリックします。

d. RDBシステム名およびシステム規模に以下の値を入力し、[次へ]をクリックします。

RDBシステム名:SWSQC(変更不可)

システム規模:中規模(接続数256)

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注意

- システム規模は第2章の設計結果により適宜変更してください。

- チェックボックスの指定は必要に応じて行います。

(チェックするとOS再起動時にRDBシステムが自動起動するようになります)

e. 必須項目になっている各ディレクトリ名を指定し、[次へ]をクリックします。

注意

- ディレクトリの指定は任意ですが、OS上に存在しないディレクトリを指定するとエラーになります。(指定ディレクトリを作

成してから、再び[次へ]をクリックすることで作業を続行できます)

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Page 55: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/...本書は、Systemwalker Service Quality Coordinatorの運用方法、および利用方法の概要を理解しSystemwalker

- その他のパラメータは必要に応じて適宜変更してください。

f. 必須項目になっている各ディレクトリ名とポート番号を指定し、[次へ]をクリックします。

注意

- ディレクトリの指定は任意ですが、OS上に存在しないディレクトリを指定するとエラーになります。(指定ディレクトリを作

成してから、再び[次へ]をクリックすることで作業を続行できます)

- [ヘルプ]ボタンをクリックすることで説明を見ることができます。

参考

詳細は以下のマニュアルを参照してください。

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- 「FUJITSU Symfoware Server セットアップガイド」

g. 確認画面が出るので、内容を確認して[作成]ボタンをクリックします。

続けてポップアップ画面が表示されるので[OK]をクリックします。

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h. 作成が完了したら[終了]ボタンをクリックします。

i. 下の画面に戻るので、[RDBシステム起動・停止]をクリックし、さらに表示された画面で[起動]をクリックします。

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j. 起動が完了したら[終了]ボタンをクリックし、左下の[ログアウト]ボタンをクリックしてブラウザを閉じます。

k. システム用の動作環境ファイルを編集し、RDBシステムを再起動します(上記手順i.を参照してください)。

【Solaris版】/opt/FSUNrdb2b/etc/<RDBシステム名>.env

【Linux版】/opt/FJSVrdb2b/etc/<RDBシステム名>.env

上記ファイルに次の1行を追加します(すでに値が定義されている場合は書き換えてください)。

DEFAULT_DSI_NAME=CODE

l. Interstage Web Server向けの環境設定を行います。

注意

クラスパスの設定とライブラリパスの設定のみ行ってください。

参考

詳細は以下のマニュアルを参照してください。

- 「Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編) - FUJITSU -」”5.3.1 Interstage Application Serverを使用する場合の環境設定”

m. OSを再起動します。

【Solaris版】

# cd /

# /usr/sbin/shutdown -y -i6 -g0

【Linux版】

# cd /

# /sbin/shutdown -r now

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2. データベースの作成と設定を行います。

a. ダッシュボードサーバに以下の環境変数を設定します。

【Solaris版】

- 環境変数PATHに/opt/FSUNrdb2b/binを追加します。

- 環境変数LD_LIBRARY_PATHに/opt/FSUNrdb2b/libを追加します。

- 環境変数RDBNAMEに"SWSQC"を設定します。

- 環境変数MANPATHに/opt/FSUNrdb2b/manを設定します。

【Linux版】

- 環境変数PATHに/opt/FJSVrdb2b/binを追加します。

- 環境変数LD_LIBRARY_PATHに/opt/FJSVrdb2b/libを追加します。

- 環境変数RDBNAMEに"SWSQC"を設定します。

- 環境変数MANPATHに/opt/FJSVrdb2b/manを設定します。

b. WebAdminのトップ画面から[Symfoware WebDBtools]リンクをクリックします。

c. WebDBtoolsにログインします。

注意

- Symfoware Serverをインストールした時のOSのログインアカウントとパスワードでログインが可能です。

- ログインする際にセションに関するエラーが表示された場合は、ブラウザ設定を見直し、すべてのクッキーを受け入れ

るようにしてください。

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d. [定義操作]のリンクをクリックします。

e. 左上の<RDBシステム名>のリンクをクリックすると操作メニューが表示されますので、「利用者登録の使用宣言」のリンク

をクリックします。

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f. [実行]をクリックします。

- 53 -

Page 62: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/...本書は、Systemwalker Service Quality Coordinatorの運用方法、および利用方法の概要を理解しSystemwalker

g. [終了]をクリックし、さらに[閉じる]ボタンをクリックします。操作メニューに戻ったら[ログアウト]をクリックし、ブラウザを閉じま

す。

h. あらかじめSQL文を記述した.datファイル(ファイル名は任意)を利用し、データベースの作成と設定を同時に行います。

ダッシュボードサーバ上で以下のコマンドを実行してください。

【Solaris版】

# /opt/FSUNrdb2b/bin/rdbddlex <.datファイルのパス>

【Linux版】

# /opt/FJSVrdb2b/bin/rdbddlex <.datファイルのパス>

.datファイルの例を以下に示します。(青字部分は可変項目です)

-- BPM-Aのイベント格納データベースを作成

CREATE DATABASE EVENT;

CREATE DBSPACE EVENTSPACE ALLOCATE FILE /opt/SWFD/RDB/USR/EVENT ATTRIBUTE SPACE(10000M);

CREATE SCHEMA EVENTSCHEMA;

CREATE USER EVENTUSER WITH DBMS PASSWORD 'password' FOR USER;

GRANT ALLOCATE ON DBSPACE EVENTSPACE TO EVENTUSER;

GRANT CREATE ON SCHEMA EVENTSCHEMA TO EVENTUSER

可変項目の設定項目は以下のとおりです。

可変項目

(上記例での設定値)設定内容

EVENT データベース名です。

上記例の“EVENT”のまま特に変更する必要はありません。

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可変項目

(上記例での設定値)設定内容

EVENTSPACE データベーススペース名です。

上記例の“EVENTSPACE”のまま特に変更する必要はありません。

/opt/SWFD/RDB/USR/EVENT

データベーススペースの作成先ファイルを指定します。

ファイル名は、絶対パス名で指定します。ファイル名に指定できる長さは、255バイト以内です。

10000M データベーススペースのサイズを指定します。

サイズは、「2.1.1 ダッシュボードサーバの資源」を参照し、見積もった値を設

定してください。

EVENTSCHEMA データベーススキーマ名です。

上記例の“EVENTSCHEMA”のまま特に変更する必要はありません。

EVENTUSER RDBシステムに登録するユーザ名を指定します。

18文字以内の先頭が英字で始まる英数字、または9文字以内の日本語文字

列を指定します。

なお、設定したユーザ名は、「3.2.4.4 Interstage Business Process ManagerAnalyticsのデータベース作成」でデータベース作成時に入力します。

password RDBシステムに登録するユーザのパスワードを指定します。

設定できるパスワードの条件は以下のとおりです。

パスワードは、以下の文字で構成される文字列定数で指定します。

- 英字

- 数字

- 特殊文字

- 拡張文字

パスワードは、6バイト以上8バイト以下の長さで指定します。

パスワードは、文字列中に2つ以上の英字を含まなければなりません。また、1つ以上の数字、特殊文字または拡張文字を含まなければなりません。

パスワードは上記ユーザ名(EVENTUSER)と比較して、同じもの、ずらしたも

のまたは反転したものであってはなりません。

なお、設定したユーザ名は、「3.2.4.4 Interstage Business Process ManagerAnalyticsのデータベース作成」でデータベース作成時に入力します。

3.2.4 Interstage Business Process Manager Analyticsの導入

Interstage Business Process Manager Analyticsのインストールおよびセットアップ手順について説明します。

3.2.4.1 Interstage Business Process Manager Analyticsのインストール

Interstage Business Process Manager Analyticsのインストール手順について、以下に説明します。

参考

詳細は以下のマニュアルを参照してください。

・ 「Interstage Business Process Manager Analytics V11.0 導入ガイド」" 4.1 インストール"

- 55 -

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【Windows版】

注意

「インストールの選択画面」では「サーバ」を選択してください。

1. インストーラを起動します。

以下のCD-ROMをコンピュータのCD-ROMドライブにセットします。

- Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Disc No.3/4

ポイント

インストールするマシンの設定によっては、自動的にインストーラが起動しないことがあります。その場合は、以下の操作を行い、

手動でインストーラを起動してください。

1. [スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択します。

2. [ファイル名を指定して実行]ウィンドウの[参照]で、以下のファイルを選択し、[OK]をクリックします。

CD-ROMドライブ:\swSetup.exe

表示された画面で[セットアップ]→[Interstage Business Process Manager Analyticsのインストール]を選択します。

- 56 -

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2. [インストール]をクリックします。

3. 「サーバ」を選択し、[次へ]をクリックします。

4. インストールを確認します。

[インストールの確認]画面で入力内容の確認を行います。インストール先など変更を行う場合は[変更する]を選択して[次へ]を

- 57 -

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クリックし、設定の変更を行ってください。内容に問題がなければ[変更しない]を選択し、[次へ]をクリックしてください。インストー

ルが開始されます。

5. [完了]をクリックします。

【Solaris版】

1. CD-ROM媒体をCD-ROM装置にセットします。

“Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Disc No. 6/7”のCD-ROMをCD-ROM装置にセットしま

す。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。

# mkdir -p /cdrom/cdrom0 (*1)

# /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/cntndnsn /cdrom/cdrom0(*2)

(*1)/cdrom/cdrom0が無い場合のみ必要です。

(*2)nは各インストールマシンのCD-ROMドライブに合わせてください。

2. インストールに必要なInterstageのサービスを起動します。以下のコマンドを実行してください。

Interstage JMXサービスを起動します。

# /opt/FJSVisjmx/bin/isjmxstart

GUIサービスを起動します。

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# /opt/FJSVisgui/bin/ismngconsolestart

Interstageサービスを起動します。

# /opt/FSUNtd/bin/isstart

3. インストーラを起動します。

インストーラの起動方法を以下に示します。(CD-ROMのマウントポイントが/cdrom/cdrom0の場合)

# cd /cdrom/cdrom0/bpma

# ./install.sh

4. 標準設定のままインストールを行います。何も入力せず[Enter]キーを押します。

This package's installation information is as follows:

Installation Type: server (fixed value)

Install directory: /opt (fixed value)

Workspace directory: /var/opt (fixed value)

Application Server Type: Interstage (fixed value)

Java Home directory: /opt/FJSVawjbk/jdk5 (fixed value)

Server FQDN or IP address: cmdb-rx5-217

Port Number: 80

Would you like to change the install information? n [y,n,?,q]

【Linux版】

1. CD-ROM媒体をCD-ROM装置にセットします。

“Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Disc No. 3/4”のCD-ROMをCD-ROM装置にセットしま

す。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。

# mount -r -t iso9660 /dev/cdrom /mnt/cdrom(*1)

(*1)CD-ROM装置のマウントポイント/mnt/cdromについては、各システム環境に合わせてください。

2. インストールに必要なInterstageのサービスを起動します。以下のコマンドを実行してください。

Interstage JMXサービスを起動します。

# /opt/FJSVisjmx/bin/isjmxstart

GUIサービスを起動します。

# /opt/FJSVisgui/bin/ismngconsolestart

Interstageサービスを起動します。

# /opt/FJSVtd/bin/isstart

3. インストーラを起動します。

インストーラの起動方法を以下に示します。(CD-ROMのマウントポイントが/mnt/cdromの場合)

# cd /mnt/cdrom/bpma

# ./install.sh

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注意

自動的にマウントされた場合に、実行許可がないために、以下のメッセージが出力される場合があります。

-bash: ./install.sh: /bin/sh: bad interpreter: 許可がありません

その場合は、アンマウントしてから、1の手順で再度マウントしてください。

4. 標準設定のままインストールを行います。何も入力せず[Enter]キーを押します。

This package's installation information is as follows:

Installation Type: server (fixed value)

Install directory: /opt (fixed value)

Workspace directory: /var/opt (fixed value)

Application Server Type: Interstage (fixed value)

Java Home directory: /opt/FJSVawjbk/jdk5 (fixed value)

Server FQDN or IP address: cmdb-rx5-217

Port Number: 80

Would you like to change the install information? n [y,n,?,q]

3.2.4.2 Interstage Business Process Manager Analyticsへのjarファイルの登録

Interstage Business Process Manager Analyticsへのjarファイルの登録を行います。

参考

詳細は以下のマニュアルを参照してください。

・ 「Interstage Business Process Manager Analytics V11.0 使用手引書 (管理コンソール)」"5.6 JARファイル管理"

Systemwalker Service Quality Coordinatorダッシュボードを構築する上で必要となる.jarファイルを登録します。

1. Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールに接続します。

[Windows版]

「Windowsスタートメニュー」→「Interstage Business Process Manager Analytics」→「運用管理コンソール」をクリックし、ログインします

(初期パスワード: bpm)。

[Solaris版 / Linux版]

モニタリングデザイナ環境のWebブラウザから以下のURLにアクセスして、Interstage Business Process Manager Analyticsの運用

管理コンソールを起動してください。

http://<ダッシュボードサーバのIPアドレス>/ibpmm/BPMAdminTool.do

- 60 -

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ポイント

本手順の実行はWindows環境であれば特にモニタリングデザイナ環境でなくても構いません。

2. Manager環境から、Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールを表示している環境に、以下のファイル

を持ってきて、任意のディレクトリに格納します。

格納したファイルは自己解凍形式です。ダブルクリックして解凍します。

[ManagerがWindows版の場合]

<Managerのインストールディレクトリ>\dashboard\dashboard.exe

[ManagerがSolaris版/Linux版の場合]

/opt/FJSVssqc/dashboard/dashboard.exe

- 61 -

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3. [システム設定]-[JARファイル管理]から、必要な.jarファイルを登録します。

[参照]ボタンをクリックし、.jarファイルを指定して[追加]ボタンをクリックします。

手順2で解凍したファイルから以下のjarファイルを登録します。

- <解凍先ディレクトリ>\dashboard\sensor\lib\pdb-sensor.jar

- <解凍先ディレクトリ>\dashboard\cmdb\lib\cmdb-common.jar

- <解凍先ディレクトリ>\dashboard\cmdb\lib\axiom-dom-1.2.5.jar

- <解凍先ディレクトリ>\dashboard\cmdb\lib\commons-logging-1.1.jar

- <解凍先ディレクトリ>\dashboard\cmdb\lib\wsdl4j-1.6.2.jar

3.2.4.3 Interstage Business Process Manager Analyticsへの定義ファイルの登録

Interstage Business Process Manager Analyticsへの定義ファイルの登録を行います。

1. Interstage Business Process Manager Analyticsのセンサー用のテンプレートファイルを配置します。

「3.2.4.2 Interstage Business Process Manager Analyticsへのjarファイルの登録」の手順2で、Manager環境から持ってきて解凍し

たファイルの中にあるPDBディレクトリをディレクトリごとダッシュボードサーバ環境にコピーします。

なお、PDBディレクトリには以下のファイルが格納されています。

- agenttype.xml

- template.xml

- template_resource.properties

- template_resource_ja.properties

[Windows版]

- コピー元(Manager環境からファイルを持ってきた環境)

<解凍先ディレクトリ>\dashboard\sensor\types\PDB

- コピー先(ダッシュボードサーバ環境)

C:\Interstage\J2EE\var\deployment\ijserver\IBPMMServer\apps\ibpmm.war\conf\types

[Solaris版 / Linux版]

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- コピー元(Manager環境からファイルを持ってきた環境)

<解凍先ディレクトリ>\dashboard\sensor\types\PDB

- コピー先(ダッシュボードサーバ環境)

/var/opt/FJSVj2ee/deployment/ijserver/IBPMMServer/apps/ibpmm.war/conf/types

2. Interstage Business Process Manager Analyticsのセンサー用のログ定義ファイルを配置します。

C:\Interstage\J2EE\var\deployment\ijserver\IBPMMServer\apps\ibpmm.war\conf\logの下に、「3.2.4.2 Interstage BusinessProcess Manager Analyticsへのjarファイルの登録」の手順2で、Manager環境から持ってきて解凍したファイルの中にある

BPMAS_PDB_Log4jConfiguration.xmlをダッシュボードサーバ環境にコピーします。

[Windows版]

- コピー元(Manager環境からファイルを持ってきた環境)

<解凍先ディレクトリ>\dashboard\sensor\log\BPMAS_PDB_Log4jConfiguration.xml

- コピー先(ダッシュボードサーバ環境)

C:\Interstage\J2EE\var\deployment\ijserver\IBPMMServer\apps\ibpmm.war\conf\log

[Solaris版 / Linux版]

- コピー元(Manager環境からファイルを持ってきた環境)

<解凍先ディレクトリ>\dashboard\sensor\log\BPMAS_PDB_Log4jConfiguration.xml

- コピー先(ダッシュボードサーバ環境)

/var/opt/FJSVj2ee/deployment/ijserver/IBPMMServer/apps/ibpmm.war/conf/log

3. Interstageのワークユニットを停止して、再起動します。再起動後に、設定が有効となります。

参考

詳細は以下のマニュアルを参照してください。

- 「Interstage Web Server 運用ガイド(基本編)」"2.2 ワークユニットの起動・停止"

以下のURLを指定し、Interstage管理コンソールを表示します。

- SSL暗号化通信を使用する場合(Interstage Web Serverをデフォルトの設定でインストールした場合)

https://ホスト名:ポート番号/IsAdmin/

- SSL暗号化通信を使用しない場合

http://ホスト名:ポート番号/IsAdmin/

ポイント

- ホスト名

ダッシュボードサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。

- ポート番号

Interstage管理コンソール用のInterstage HTTP Serverのポート番号を指定します。ポート番号はInterstage Web Serverのイン

ストール時に設定します。デフォルトは12000です。

ホスト名、ポート番号の指定については、SSL暗号化通信を使用しない場合と同様です。

- 63 -

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Interstage Web Serverインストール時のアカウントでログインします。

4. [システム]-[ワークユニット]-[IBPMMServer]を選択すると以下の画面が表示されますので、[停止]ボタンをクリックします([停止]ボタンと[強制停止]ボタンの選択画面が表示されることがありますが、[停止]ボタンを選択して[実行]ボタンをクリックします)。以下の画面に戻ったら[起動]ボタンをクリックします。

3.2.4.4 Interstage Business Process Manager Analyticsのデータベース作成

Interstage Business Process Manager Analyticsのデータベースを作成します。

参考

詳細は以下のマニュアルを参照してください。

・ 「Interstage Business Process Manager Analytics V11.0 導入ガイド」"第8章実行環境のセットアップ手順"

- 64 -

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1. Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールに接続します。

[Windows版]

「Windowsスタートメニュー」→「Interstage Business Process Manager Analytics」→「運用管理コンソール」をクリックし、ログインします

(初期パスワード: bpm)。

[Solaris版 / Linux版]

モニタリングデザイナ環境のWebブラウザから以下のURLにアクセスして、Interstage Business Process Manager Analyticsの運用

管理コンソールを起動してください。

http://<ダッシュボードサーバのIPアドレス>/ibpmm/BPMAdminTool.do

2. [システム設定]-[データベース管理]-[イベント格納データベース設定]から、JDBC用のドライバファイルを登録します。

ダッシュボードサーバ環境にある以下のfjsymjdbc2.jarファイルを登録します。

ポイント

必要に応じてローカル環境にファイルを転送し、転送先のパスを指定するようにしてください。

[Windows版]

- <Symfoware Clientのインストールディレクトリ>\JDBC\fjjdbc\lib\fjsymjdbc2.jar

[Solaris版/Linux版]

- /opt/FJSVsymjd/fjjdbc/lib/fjsymjdbc2.jar

3. Interstageのワークユニットを停止して、再起動します。再起動後に、設定が有効となります。

参考

詳細は以下のマニュアルを参照してください。

- 「Interstage Web Server 運用ガイド(基本編)」"2.2 ワークユニットの起動・停止"

- 65 -

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「Windowsスタートメニュー」-「Interstage Web Server」-「Interstage管理コンソール」をクリックします。

Interstage Web Serverインストール時のWindowsアカウントでログインします。

4. [システム]-[ワークユニット]-[IBPMMServer]を選択すると以下の画面が表示されますので、[停止]ボタンをクリックします([停止]ボタンと[強制停止]ボタンの選択画面が表示されることがありますが、[停止]ボタンを選択して[実行]ボタンをクリックします)。以下の画面に戻ったら[起動]ボタンをクリックします。

5. イベント格納データベースの設定を行います。

「JDBCドライバ」の欄で"Symfoware com.fujitsu.symfoware.jdbc.SYMDriver"を選択すると、確認画面が表示されますので、[OK]をクリックします。

- 66 -

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6. 以下の項目をそれぞれ入力し、[変更]をクリックします。

設定値 内容

[JDBC接続URL] 「JDBC接続URL」の欄に表示されたURL内の各パラメーター([host], [port], [dbName],[schemaName])を実際の運用環境のものに置き換えます。

[host] ダッシュボードサーバ名またはIPアドレスに置き換えます。

[port] 「3.2.3.2 Symfoware Serverのセットアップ」の手順3-dで設定した「リモート

アクセスで使用するポート番号」の値に置き換えます。

[dbName] 「3.2.3.2 Symfoware Serverのセットアップ」の手順4-iで作成した.datファイ

ルに定義した“EVENT”に置き換えます。データベース名“EVENT”を変

更している場合は変更後の名称に置き換えてください。

[schemaName] 「3.2.3.2 Symfoware Serverのセットアップ」の手順4-iで作成した.datファイ

ルに定義した“EVENTSCHEMA”に置き換えます。データベーススキーマ

名“EVENTSCHEMA”を変更している場合は変更後の名称に置き換えて

ください。

[DBスペース名] 「3.2.3.2 Symfoware Serverのセットアップ」の手順4-iで作成した.datファイルに定義し

た“EVENTSPACE”を設定します。データベーススペース名“EVENTSPACE”を変更してい

る場合は変更後の名称を設定してください。

[ユーザ名] 「3.2.3.2 Symfoware Serverのセットアップ」の手順4-iで作成した.datファイルに定義したユー

ザー名(.datファイルの例で“EVENTUSER”に設定した実際の値)を設定します。

[パスワード] 「3.2.3.2 Symfoware Serverのセットアップ」の手順4-iで作成した.datファイルに定義したユー

ザーのパスワード(.datファイルの例で“password”に設定した実際の値)を設定します。

- 67 -

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7. [DBテーブル管理]タブに移動し、イベント格納データベースと分析データベースの横にある[テーブル作成]ボタンをクリックしま

す。

8. [イベント格納データベース]の状態欄が"作成済み"となったのを確認します。

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9. [BPM Analytics Server]タブをクリックし、右に表示された画面上で[起動]ボタンをクリックします。[状態]欄が"停止"から"起動"に変わったのを確認し、右上の[ログアウト]ボタンをクリックします。

3.2.5 Configration Management DataBaseの導入

Configration Management DataBaseのインストールおよびセットアップ手順について説明します。

3.2.5.1 Configration Management DataBaseのインストール

Configration Management DataBaseのインストール手順について、以下に説明します。

【Windows版】

1. インストーラを起動します。

以下のCD-ROMをコンピュータのCD-ROMドライブにセットします。

- Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Disc No.3/4

ポイント

インストールするマシンの設定によっては、自動的にインストーラが起動しないことがあります。その場合は、以下の操作を行い、

手動でインストーラを起動してください。

1. [スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択します。

2. [ファイル名を指定して実行]ウィンドウの[参照]で、以下のファイルを選択し、[OK]をクリックします。

CD-ROMドライブ:\swSetup.exe

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表示された画面で[セットアップ]→[CMDB Managerのインストール]を選択します。

2. CMDBのインストール先を聞かれるので、[参照]ボタンを押してインストール先を指定します。

(例: C\SWPM\CMDB)

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3. インストール情報の確認画面が表示されるので、[次へ]ボタンをクリックします。

4. インストール完了画面が表示されるので、[完了]ボタンをクリックし終了します。

【Solaris版】

1. CD-ROM媒体をCD-ROM装置にセットします。

“Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Disc No. 6/7”のCD-ROMをCD-ROM装置にセットしま

す。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。

# mkdir -p /cdrom/cdrom0 (*1)

# /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/cntndnsn /cdrom/cdrom0(*2)

(*1)/cdrom/cdrom0が無い場合のみ必要です。

(*2)nは各インストールマシンのCD-ROMドライブに合わせてください。

- 71 -

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2. インストーラを起動します。

インストーラの起動方法を以下に示します。(CD-ROMのマウントポイントが/cdrom/cdrom0の場合)

# /cdrom/cdrom0/cmdb/cmdbmanagerinstall.sh

【Linux版】

1. CD-ROM媒体をCD-ROM装置にセットします。

“Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Disc No. 3/4”のCD-ROMをCD-ROM装置にセットしま

す。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。

# mount -r -t iso9660 /dev/cdrom /mnt/cdrom(*1)

(*1)CD-ROM装置のマウントポイント/mnt/cdromについては、各システム環境に合わせてください。

2. インストーラを起動します。

インストーラの起動方法を以下に示します。(CD-ROMのマウントポイントが/mnt/cdromの場合)

# /mnt/cdrom/cmdb/cmdbmanagerinstall.sh

注意

自動的にマウントされた場合に、実行許可がないために、以下のメッセージが出力される場合があります。

-bash: ./install.sh: /bin/sh: bad interpreter: 許可がありません

その場合は、アンマウントしてから、1の手順で再度マウントしてください。

3.2.5.2 Configration Management DataBaseのセットアップ

Configration Management DataBaseのセットアップを行います。

【Windows版】

1. mdrdb.propertiesを編集し、Systemwalker Service Quality Coordinator Managerの接続先を設定します。

[対象ファイル]

<CMDB Managerのインストール先>\FJSVcmdba\service\mdr_sqc\mdrdb.properties

[編集箇所]

mdbad.sqc.server.name=< Systemwalker Service Quality Coordinator ManagerのIPアドレス>

注意

「FJSVcmdbm」の下ではなく「FJSVcmdba」の下にあるmdrdb.propertiesを編集してください。

- 72 -

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2. 以下の順に2つのコマンドを実行し、それぞれ”Command Successful!”と表示されることを確認します。

<CMDB Managerのインストール先>\FJSVcmdbm\bin\cmdbsetupenv -k MGR

<CMDB Managerのインストール先>\FJSVcmdbm\bin\cmdbstop

<CMDB Managerのインストール先>\FJSVcmdbm\bin\cmdbsetupenv -k AGT_SQC

3. CMDB Managerを起動します。

<CMDB Managerのインストール先>\FJSVcmdbm\bin\cmdbstart

4. 次に以下のコマンドを実行し、Managerから構成情報を収集します。

<CMDB Managerのインストール先>\FJSVcmdbm\bin\cmdbrefresh -q epr=http://localhost:80/axis2/services/

MdrAdministrationService_SQC

5. 構成情報の収集に成功すると以下のファイルが作成されるので、ファイルの存在を確認します。

<CMDBのインストール先>\FJSVcmdba\var\mdr_sqc\cache\<数字>\<数字>.xml

注意

- cmdbrefreshコマンドが失敗した場合は、インストール時に指定したManagerが起動しているかどうかを確認してください。

- プロンプト上にコマンド成功のメッセージが出ていても、実際にコマンドの結果が反映されるまでには時間がかかる場合があ

ります。

- 作成されるXMLファイルの数は環境により異なります。

【Solaris版/Linux版】

1. mdrdb.propertiesを編集し、Systemwalker Service Quality Coordinator Managerの接続先を設定します。

[対象ファイル]

/opt/FJSVcmdba/service/mdr_sqc/mdrdb.properties

[編集箇所]

mdbad.sqc.server.name=< Systemwalker Service Quality Coordinator ManagerのIPアドレス>

注意

「FJSVcmdbm」の下ではなく「FJSVcmdba」の下にあるmdrdb.propertiesを編集してください。

2. 以下の順に2つのコマンドを実行し、それぞれ"Command Successful!"と表示されることを確認します。

/opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbsetupenv.sh -k MGR

/opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbstop.sh

/opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbsetupenv.sh -k AGT_SQC

3. CMDB Managerを起動します。

/opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbstart.sh

- 73 -

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4. 次に以下のコマンドを実行し、Managerから構成情報を収集します。

/opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbrefresh.sh -q epr=http://localhost:80/axis2/services/MdrAdministrationService_SQC

5. 構成情報の収集に成功すると以下のファイルが作成されるので、ファイルの存在を確認します。

/opt/FJSVcmdba/var/mdr_sqc/cache/<数字>/<数字>.xml

3.3 モニタリングデザイナ環境の構築

モニタリングデザイナ環境を構築するために必要なソフトウェアの設定を行います。

注意

モニタリングデザイナはWindows環境にのみ導入できます。

ダッシュボードサーバがWindows環境の場合には同居させることも可能です。

3.3.1 Eclipse SDKの導入

1. Eclipse SDK 3.4.1およびGEF SDK 3.4.1を、Eclipseのページからダウンロードしてください。

注意

Eclipse SDKおよびGEF SDKは必ずバージョン3.4.1のものを使用してください。

2. Eclipse SDK 3.4.1のZIPファイルを解凍し、eclipseフォルダを適当なディレクトリ(例: C:\)へコピーします。

3. GEF SDK 3.4.1のZIPファイルを解凍し、eclipseフォルダ配下を<Eclipseのインストール先>\eclipseへ上書きコピーします。

3.3.2 Interstage Business Process Manager Analyticsクライアントのインストール

本節の作業手順は、どのOS対応のSQCをご購入されたかで手順が変わります。

【Windows版】

1. インストーラを起動します。

以下のCD-ROMをコンピュータのCD-ROMドライブにセットします。

- Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Disc No.3/4

ポイント

インストールするマシンの設定によっては、自動的にインストーラが起動しないことがあります。その場合は、以下の操作を行い、

手動でインストーラを起動してください。

1. [スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択します。

- 74 -

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2. [ファイル名を指定して実行]ウィンドウの[参照]で、以下のファイルを選択し、[OK]をクリックします。

CD-ROMドライブ:\swSetup.exe

表示された画面で[セットアップ]→[Interstage Business Process Manager Analyticsのインストール]を選択します。

2. [インストール]をクリックします。

- 75 -

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3. [クライアント]を指定して、Interstage Business Process Manager Analyticsクライアントをインストールします。

注意

Interstage Business Process Manager Analyticsサーバとの同居環境の場合には以下の画面が表示されるので、クライアントに

チェックを入れて[次へ]をクリックしてください。

「サーバ」に入っているチェックは外さないでください。

4. [Analytics Studioプラグインのインストール先]が「3.3.1 Eclipse SDKの導入」でEclipseをインストールしたフォルダになっているこ

とを確認したら、[変更しない]の選択のまま[次へ]をクリックします。

- 76 -

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注意

- [Analytics Studioプラグインのインストール先]がEclipseのインストール先と異なるときは、[変更する]を選択し[次へ]をクリック

した後に正しいインストール先を指定してください。

- Interstage Business Process Manager Analyticsサーバとの同居環境の場合にはEclipseフォルダ名の入力を求められるので、

「3.3.1 Eclipse SDKの導入」でEclipseをインストールしたフォルダ名を指定し、[次へ]をクリックします。

5. [続行]ボタンをクリックします。

- 77 -

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6. インストールが終了したら、[完了]ボタンをクリックします。

【Solaris版/Linux版】

1. インストーラを起動します

a. 以下のCD-ROMをコンピュータのCD-ROMドライブにセットします。

- [Solaris版]Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Disc No.6/7

- [Linux版]Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Disc No.3/4

b. 以下のファイルを手動で実行します。

CD-ROMドライブ:\Client\IBPMM\setup.exe

2. インストールを実行します。

【Windows版】の手順4.~手順6.を実行してください。

3.3.3 モニタリングデザイナ定義の適用

1. ダッシュボードサーバへの接続設定を行います。

a. Eclipseインストールフォルダ内の“eclipse.exe“を起動します。

b. ワークスペース名の確認画面が表示されるので、デフォルトのまま[OK]ボタンをクリックしてください。

- 78 -

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c. 「ウィンドウ」の「パースペクティブを開く」を選択し、「その他」をクリックすると下の画面が表示されます。ここで「AnalyticsStudio」を選択し、[OK]ボタンをクリックします。

d. 「接続先モニタリングサーバ」の欄にダッシュボードサーバのIPアドレスを入力し、[OK]ボタンをクリックします。(ダッシュ

ボードサーバとの同居環境の場合は”localhost”も指定可能です)

e. 「Studio設定」(アイコンリストの歯車)を選択し、表示された画面で「JDBCドライバをインポートする」を選択します。ここで登

録するJDBCドライバはダッシュボードサーバ環境にある以下のファイルを指定してください。

ポイント

必要に応じてローカル環境にファイルを転送し、転送先のパスを指定するようにしてください。

[Windows版]

- <Symfoware Clientのインストールディレクトリ>\JDBC\fjjdbc\lib\fjsymjdbc2.jar

[Solaris版/Linux版]

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- /opt/FJSVsymjd/fjjdbc/lib/fjsymjdbc2.jar

f. Analytics Studioを終了します。

2. 設定ファイルを修正します。

<Eclipseのインストール先>\plugins\com.fujitsu.bpm.designer_10.2.0\conf配下のファイルactiveFunction_ja.propertiesを以下の

ように修正します。

[インストール直後]

#

# Sensor type

#

active.sensortype=RDB,ISI,Text,BPMFlow,MaintenanceBPMFlow

[修正後]

#

# Sensor type

#

active.sensortype=RDB,ISI,Text,BPMFlow,MaintenanceBPMFlow,PDB

- 80 -

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3. 定義したモニタリングデザイナをInterstage Business Process Manager Analyticsサーバへ適用します。

a. Eclipseを起動し、編集モードをシングルユーザモードに変更します。

「Analytecs Studio Perspective」を開き、[編集モードの変更]ボタンをクリックします。(以降の作業はこの画面を基点として

行います)

注意

[編集モードの変更]ボタンが押せないときは、右隣の[サーバより定義を取得]ボタンを押して定義を取得してください。(初

期アカウント、および初期パスワード: bpm)

[Yes]ボタンをクリックすると処理が始まります。

- 81 -

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b. テンプレートファイルを指定して、Interstage Business Process Manager Analyticsサーバにテンプレートを登録します。

ポイント

Manager環境から、モニタリングデザイナの環境に、以下のファイルを持ってきて、任意のディレクトリに格納します。

格納したファイルは自己解凍形式です。ダブルクリックして解凍します。

[ManagerがWindows版の場合]

<Managerのインストールディレクトリ>\dashboard\dashboard.exe

[ManagerがSolaris版/Linux版の場合]

/opt/FJSVssqc/dashboard/dashboard.exe

[テンプレート管理]ボタンをクリックすると下の画面が表示されますので、[テンプレートを適用する]を選択して[OK]をクリッ

クします。

[参照]ボタンをクリックし、解凍したファイルの中の以下のフォルダを指定します。

<解凍先ディレクトリ>\dashboard\template\01-StandardTemplate

- 82 -

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「適用先の選択」画面が表示されるので、[テンプレート内のセンサー]の隣にある「対応するセンサー」の欄をクリックしま

す。セレクトボックスが現れるので、以下を指定し[OK]をクリックします。

[Windows版]

- ダッシュボードサーバのホスト名

[Solaris版/Linux版]

- localsensor

- 83 -

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[OK]をクリックします。

c. 「4.1.3.5 アカウント管理」を参照し、適用したテンプレートのビュープロファイルにアカウントの設定をします。

d. 編集したテンプレートをサーバへアップロードします。

[サーバへのアップロード】ボタンをクリックし、下の画面が表示されたら[OK]をクリックします。

e. 完了画面が表示されたら、[閉じる]ボタンをクリックします。

f. Interstage Business Process Manager Analytics 運用管理コンソールに接続します。運用管理コンソールの接続方法につ

いては「3.2.4.4 Interstage Business Process Manager Analyticsのデータベース作成」の手順1を参照してください。

- 84 -

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g. Interstage Business Process Manager Analytics Serverの再起動を行います。

[BPM Analytics システム]-[サーバ管理]-[BPM Analytics Server]タブをクリックし、右に表示された画面上で[再起動]ボタ

ンをクリックして再起動を行ってください。

h. センサーの接続情報(01:Summary_ECO)の起動を行います。

[センサー管理]-[<センサー名>]タブをクリックし、右に表示された画面上で接続情報名[01:Summary_ECO]のチェックボッ

クスをチェックして[起動]ボタンをクリックします。[状態]欄が"停止"から"起動"に変わったのを確認し、右上の[ログアウト]ボタンをクリックします。

ポイント

- 本手順dで[アップロードと同時に、定義を反映する。]にチェックを入れた場合、既に接続情報名[01:Summary_ECO]が起動状態になっている場合があります。その場合は再度起動する必要はありません。

- <センサー名>は本手順bで選択した[対応するセンサー]名になります。

3.4 ダッシュボードサーバ環境の削除

ダッシュボードサーバ環境の削除方法を説明します。

- 85 -

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ポイント

再頒布可能パッケージのアンインストールについて

ダッシュボードサーバはインストール時に以下の再頒布可能パッケージがインストールされていないシステムに対し、自動インストール

を行います。

・ Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable

・ Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable (x64) ※Windows x64マシンにインストールした場合

ダッシュボードサーバ環境の削除時には、自動アンインストールは行われません。

3.4.1 Configration Management DataBaseの削除

【Windows版】

1. Configration Management DataBaseを停止します。

<CMDB Managerのインストール先>\FJSVcmdbm\bin\cmdbstop

2. Configration Management DataBaseのアンセットアップを行い、それぞれ”Command Successful!”と表示されることを確認します。

<CMDB Managerのインストール先>\FJSVcmdbm\bin\cmdbunsetupenv -k AGT_SQC

<CMDB Managerのインストール先>\FJSVcmdbm\bin\cmdbunsetupenv -k MGR

3. Configration Management DataBaseのアンインストールを行います。

[コントロールパネル]-[プログラムの追加と削除]の一覧より「Systemwalker CMDB Manager」を選択して[削除]ボタンをクリックし

ます。完了画面が表示されたら終了です。

4. <CMDB Managerのインストール先>ディレクトリを削除します。

<CMDB Managerのインストール先>ディレクトリを確認し、ディレクトリが残っている場合は削除します。

5. ダッシュボードサーバを再起動します。

【Solaris版/Linux版】

以下のコマンドを実行し、それぞれ”Command Successful!”と表示されることを確認します。

/opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbstop.sh

/opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbunsetupenv.sh -k AGT_SQC

/opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbunsetupenv.sh -k MGR

/opt/FJSVcmdbm/setup/cmdbmanageruninstall.sh

3.4.2 Interstage Business Process Manager Analyticsの削除

Interstage Business Process Manager Analyticsの削除手順について、以下に説明します。

参考

詳細は以下のマニュアルを参照してください。

・ 「Interstage Business Process Manager Analytics V11.0 導入ガイド」"第7章アンインストール"

- 86 -

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【Windows版】

1. [コントロールパネル]-[プログラムの追加と削除]の一覧より「Interstage Business Process Manager Analytics」を選択して[削除]ボタンをクリックします。

【Solaris版】

1. CD-ROM媒体をCD-ROM装置にセットします。

“Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Disc No. 6/7”のCD-ROMをCD-ROM装置にセットしま

す。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。

# mkdir -p /cdrom/cdrom0 (*1)

# /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/cntndnsn /cdrom/cdrom0(*2)

(*1)/cdrom/cdrom0が無い場合のみ必要です。

(*2)nは各インストールマシンのCD-ROMドライブに合わせてください。

2. 以下のコマンドを実行します。

# cd /cdrom/cdrom0/bpma

# ./uninstall.sh

【Linux版】

1. CD-ROM媒体をCD-ROM装置にセットします。

“Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Disc No. 3/4”のCD-ROMをCD-ROM装置にセットしま

す。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。

# mount -r -t iso9660 /dev/cdrom /mnt/cdrom(*1)

(*1)CD-ROM装置のマウントポイント/mnt/cdromについては、各システム環境に合わせてください。

2. 以下のコマンドを実行します。

# cd /mnt/cdrom/bpma

# ./uninstall.sh

注意

自動的にマウントされた場合に、実行許可がないために、以下のメッセージが出力される場合があります。

-bash: ./uninstall.sh: /bin/sh: bad interpreter: 許可がありません

その場合は、アンマウントしてから、1の手順で再度マウントしてください。

3.4.3 Symfoware Serverの削除

Symfoware Serverの削除手順について、以下に説明します。

参考

詳細は以下のマニュアルを参照してください。

- 87 -

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・ 「Symfoware Serverインストールガイド(サーバ編)」

【Windows版】

1. Symfoware Server Clientのアンインストールを実行します。

[コントロールパネル]-[プログラムの追加と削除]の一覧より「Sysmfoware Server Client」を選択して[削除]ボタンをクリックします。

注意

64ビット環境のOSでは、Symfoware Server Clientのインストール時にアセンブリに関する以下のようなエラーが表示され、以下の

ファイルを手動で登録している場合があります。

この環境でアンインストールを行う場合、アセンブリに関するエラーが表示されることがありますので、以下のファイルが存在して

いる場合は削除してください。

なお、アンインストール処理は正常に完了していますので、そのまま次の手順を実施してください。

[ファイル格納先]

"OSのインストール先"\Assembly (通常はC:\Windows\assembly)

[ファイル名]

- Fujitsu.Symfoware

- Fujitsu.Symfoware.resources

- policy.1.80.Fujitsu.Symfoware

2. サービスを停止します。

削除を実施する前に、あらかじめ以下のサービスを停止させてください。[管理ツール]-[サービス]をクリックし、以下のサービス

のうち状態が「開始」となっているものについては、右クリックして[停止]を選択します。

- Symfoware WAD web

- Symfoware WAD ap

- SymfoWARE WDT

- SymfoWARE RDB xxx (注)

注) xxx は、RDBシステム名です。

- 88 -

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3. アンインストーラを起動します。

[コントロールパネル]-[プログラムの追加と削除]の一覧より「Sysmfoware Server Enterprise Edition」を選択して[削除]ボタンをク

リックします。

【Solaris版/Linux版】

以下の手順でアンインストールしてください。

1. WebDBtoolsを停止します。

以下のコマンドを実行してください。

# cd /opt/FJSVsymwd/sbin

# ./WebScriptStop

2. WebAdminを停止します。

以下のコマンドを実行してください。

# cd /opt/FJSVsymwa/sbin

# ./WebAdminStop

3. Symfoware/RDBを停止します。

以下のどちらかのコマンドを実行します。

- 例1 Symfoware/RDBを停止する場合

$ rdbstop

- 例2 アプリケーションおよびRDBコマンドの強制終了を行い、Symfoware/RDBを停止する場合

$ rdbstop -mc

ポイント

上記2つのどちらのコマンドでもエラーが出る場合は、「rdbstop -e」を実行することで強制停止することができます

4. ネーミングサービスを停止します。

killコマンドで、ネーミングサービスのプロセスを終了させてください。

記述例を以下に示します。

kill -9 プロセスID

以下のコマンドを実行することで、ネーミングサービスのプロセスIDを調べることができます。

ps -ef | grep fujitsu.symfoware.

5. スーパユーザへ切り替えます。

以下のコマンドを実行し、スーパユーザに切り替わります。

(すでにスーパユーザでログインしている場合には本操作は必要ありません)

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# su

# Password:******

6. CD-ROM媒体をCD-ROM装置にセットします。

[Solaris版]

“Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Disc No. 5/7”のCD-ROMをCD-ROM装置にセットし

ます。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。

# mkdir -p /cdrom/cdrom0 (*1)

# /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/cntndnsn /cdrom/cdrom0(*2)

(*1)/cdrom/cdrom0が無い場合のみ必要です。

(*2)nは各インストールマシンのCD-ROMドライブに合わせてください。

[Linux版]

“Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Disc No. 3/4”のCD-ROMをCD-ROM装置にセットし

ます。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。

# mount -r -t iso9660 /dev/cdrom /mnt/cdrom(*1)

(*1)CD-ROM装置のマウントポイント/mnt/cdromについては、各システム環境に合わせてください。

7. アンインストールを実行します。

以下のコマンドを実行し、アンインストールを開始します。

[Solaris版]

# LANG=ja;export LANG

# cd /cdrom/cdrom0

# ./symfo_remove

注意

symfo_install コ マ ン ド を 実 行 す る コ ン ソ ー ル 画 面 上 の 環 境 変 数 LANG に は 、 表 示 環 境 に あ わ せ

て、“ja”、“ja_JP.PCK”、“ja_JP.UTF-8”または“C”を設定してください。環境変数LANGが適切に設定されていない場合、英

語表示されたり、場合によっては文字化けしたりして表示されることがあります。

[Linux版]

# LANG=ja_JP.UTF-8;export LANG

# cd /mnt/cdrom/symfo

# ./symfo_remove

注意

- symfo_install コ マ ン ド を 実 行 す る コ ン ソ ー ル 画 面 上 の 環 境 変 数 LANG に は 、 表 示 環 境 に あ わ せ

て、“ja”、“ja_JP.PCK”、“ja_JP.UTF-8”または“C”を設定してください。環境変数LANGが適切に設定されていない場

合、英語表示されたり、場合によっては文字化けしたりして表示されることがあります。

- 自動的にマウントされた場合に、実行許可がないために、以下のメッセージが出力される場合があります。

-bash: ./symfo_remove: /bin/sh: bad interpreter: 許可がありません

その場合は、アンマウントしてから、6の手順で再度マウントしてください。

アンインストール実行中に、以下の画面が表示されますので"all"を指定します。

- 90 -

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アンインストールする機能を選択してください。

1: RDB機能

2: JDBC機能

3: WebAdmin機能

4: WebDBtools機能

5: ロードシェア機能

複数選択する場合は","で区切ります。(例: 1,2)

[all:全機能,1,2,3,4,5,q]: all

「"製品名"のアンインストールが正常終了しました。」というメッセージが表示されればアンインストールは完了です。

3.4.4 Interstage Web Serverの削除

Interstage Web Serverの削除手順について、以下に説明します。

参考

詳細は以下のマニュアルを参照してください。

・ 「Interstage Application Server アンインストールガイド」

・ 「Interstage Web Server インストールガイド -Solaris(TM) オペレーティングシステム -」"第2章 アンインストール"

・ 「Interstage Web Server インストールガイド -Linux-」"第6章 アンインストール"

【Windows版】

[コントロールパネル]-[プログラムの追加と削除]の一覧より「Interstage Web Server V9.1.0」を選択して[削除]ボタンをクリックします。

【Solaris版】

1. シングルユーザモードまたはマルチユーザモードにおいて、「Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0Disc No.2/7」を挿入し、本ソフトウェアを削除します。

カレントディレクトリをCD-ROMの先頭に移動しuninstall.shを実行してください。

注)シングルユーザモードでは、すでに上記CDが挿入されている場合があります。

# cd /cdrom/cdrom0

# ./uninstall.sh

【Linux版】

1. スーパユーザに変更します。

アンインストールを行う場合、スーパユーザになります。

# su -

2. 「Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Disc No.2/4」を挿入します。

3. uninstall.shを実行します。

アンインストールシェルスクリプト(uninstall.sh)を実行します。アンインストールシェルスクリプトはCD-ROM上のディレクトリに移動

し、実行してください。

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# mount /dev/デバイスファイル名 <CD-ROMマウントディレクトリ>

# cd <CD-ROMマウントディレクトリ>

# ./uninstall.sh

注意

自動的にマウントされた場合に、実行許可がないために、以下のメッセージが出力される場合があります。

-bash: ./uninstall.sh: /bin/sh: bad interpreter: 許可がありません

その場合は、アンマウントしてから、3の手順のmountコマンドで再度マウントしてください。

3.5 モニタリングデザイナ環境の削除

モニタリングデザイナ環境の削除方法を説明します。

3.5.1 Interstage Business Process Manager Analyticsクライアントの削除

1. [コントロールパネル]-[プログラムの追加と削除]の一覧より「Interstage Business Process Manager Analytics」を選択して[削除]ボタンをクリックします。

2. 確認ダイアログにしたがってアンインストールを実行します。

3. アンインストール完了後に、モニタリングデザイナの作業領域を削除します。

以下のディレクトリを削除してください。

<Eclipse起動時に選択したworkspace>\Interstage BPM Analytics

参考

詳細は以下のマニュアルを参照してください。

・ 「Interstage Business Process Manager Analytics V11.0 導入ガイド」

注意

Interstage Business Process Manager Analyticsサーバと同居環境の場合には、サーバのアンインストール時にクライアントも同時にアン

インストールされるため、本節の作業は必要ありません。

3.5.2 Eclipse SDKの削除

<Eclipseのインストール先>\eclipseディレクトリを削除します。

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第4章 運用

本章では、モニタリングデザイナを使用したSystemwalker Service Quality Coordinatorダッシュボードテンプレートのカスタマイズ方法

および、運用時における設定の変更方法について説明します。

4.1 Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードテンプレート

Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードテンプレートの概要およびカスタマイズ方法について説明します。

4.1.1 概要

Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードテンプレートでは、以下の情報を監視するためのビューを提供しています。

リソース・ダッシュボード

リソース情報(CPU/メモリ/ディスク)を監視するためのビューです。

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グラフタイトル 表示データ 表示期間 備考

SUM_PROC_totproc レコード名:SUM_PROCフィールド名:totproc

2時間 システム名単位に表示

SUM_MEM_freemem レコード名:SUM_MEMフィールド名:freemem

2時間 システム名単位に表示

SUM_DISK_dsksrvctim レコード名:SUM_DISKフィールド名:dsksrvctim

2時間 システム名単位に表示

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注意

収集間隔が異なるAgentの情報(Agentをインストールしたサーバの情報とインストールレス型Agentで監視するサーバの情報など)を1つの折れ線グラフに表示させると、収集間隔が大きいAgentのグラフが途切れて見えなくなります。

同一のグラフに収集間隔が異なるAgentの情報を表示させる場合は、モニタリングデザイナの[チャートの設定]-[オプション]のプロッ

ト量の補正機能を使用して、プロット間隔を収集間隔が 大のものと合わせてください。

例:テンプレートとして用意しているSUM_PROC_totprocの場合

インストール型Agent:1分間隔

インストールレス型Agent:5分間隔

表示期間:2時間

上記の条件の場合は、「プロット量の補正」の「項目のプロット上限」の値を24に設定してください

グリーン・ダッシュボード

消費電力/マシンの温度を監視するためのビューです。

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グラフタイトル 表示データ 表示期間 備考

ECO_POWER_ALL レコード名:ECO_POWERフィールド名:power

新の値 システム全体の総和

大値:5000(デフォルト)※1

ECO_POWER レコード名:ECO_POWERフィールド名:power

2時間 リソースID単位に表示

ECO_TEMPERATURE レコード名:

ECO_TEMPERATUREフィールド名:temperature

2時間 リソースID単位に表示

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※1:運用環境にあわせて変更してください。

用意されているビュー以外の情報を監視する場合は、「4.1.3 ダッシュボードテンプレートのカスタマイズ」を参照し、テンプレートをカス

タマイズしてください。

4.1.2 ダッシュボードの使用方法

ダッシュボードの使用方法について説明します。

参考

Interstage Business Process Manager Analytics V11.0 使用手引書 (Analytics Studio)を参考にしてください。

4.1.2.1 ダッシュボードの表示

以下のURLからダッシュボードのログイン画面が表示されます。

http://<ダッシュボードサーバのIPアドレス>/ibpmm

ユーザーIDおよびパスワードの初期値は、以下のとおりです。ユーザーの追加・変更を行う場合は「4.1.3.5 アカウント管理」を参照して

ください。

・ ユーザーID:bpm

・ パスワード:bpm

リソース・ダッシュボードの表示

[KPI]-[リソース・ダッシュボード]を選択することで、CPU/メモリ/ディスクのダッシュボードを表示することができます。

グリーン・ダッシュボードの表示

[KPI]-[グリーン・ダッシュボード]を選択することで、電力量/温度のダッシュボードを表示することができます。

ポイント

一つのチャート中に凡例の数が多い場合、凡例が全て表示されないことがあります。その場合はチャート中央(下図の赤丸の箇所)を

ドラッグし凡例の表示領域を変更するか、チャートの 大化表示を行ってください。

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4.1.3 ダッシュボードテンプレートのカスタマイズ

Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードテンプレートのカスタマイズは、モニタリングデザイナを使用して行います。

ポイント

モニタリングデザイナの詳細な使用方法(チャートやビューなどのカスタマイズ方法)については、「Interstage Business Process ManagerAnalytics 11.0 使用手引書(Analytics Studio)」を参照してください。

注意

本節で解説に用いている画像の中で[01:Summary_ECO]という表現が出てきますが、この名称はテンプレートの設定によって変わりま

す。実際の画面と見比べて適宜読みかえていただくようお願いいたします。

4.1.3.1 ダッシュボードテンプレート

ダッシュボードテンプレートは管理対象ごとに分かれています。

以下の表を参照し、管理対象の情報がが含まれているテンプレートを適用してください。

テンプレートの適用方法については「3.3.3 モニタリングデザイナ定義の適用」を参照してください。

テンプレート名 接続情報名 収集情報 備考

01-StandardTemplate 01:Summary_ECO ServerMonitor

ZoneMonitor/ZoneStackMonitor/ZoneStackMonitor(All)

ECOフォルダ配下/ECO~レポート

02:Windows Windowsフォルダ配下/Windows~レポート

03:Unix(Unix共通

_Solaris) Solaris&Linuxフォルダ配下/UNIX~レポート

収集情報

のうち

RecordIDが"UX_xxx"のレ

コードが

定義され

ています。

04:Unix(Linux) Solaris&Linuxフォルダ配下/UNIX~レポート

収集情報

のうち

RecordIDが"LX_xxx"のレ

コードが

定義され

ています。

05:Unix(AIX_HP_UX) Solaris&Linuxフォルダ配下/UNIX~レポート

収集情報

のうち

RecordIDが"AX_xxx"およ

び"HP_x

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テンプレート名 接続情報名 収集情報 備考

xx"のレ

コードが

定義され

ています。

02-VirtualMachineTemplate 06:仮想サーバ

(VMWare)Vmware(Virtual)StackMonitor

Vmware(Physical)Monitor

Vmwareフォルダ配下/Vmware~レポート

07:仮想サーバ(Hyper-V) HyperV(Virtual)StackMonitor

HyperV(Physical)Monitor

Hyper-Vフォルダ配下/Hyper-V~レポート

08:仮想サーバ(Xen) Xen(Virtual)StackMonitor

Xenフォルダ配下/Xen~レポート

03-Response&ServiceTemplate 09:Response_Service UserResponseMonitor

ServiceAvailMonitor

WebTrnMonitor

ResponseConditionフォルダ配下/エンドユーザレスポンスレポー

ServiceConditionフォルダ配下/(HTTP/DNS/SMTP/PORT)サー

ビスレポート

WebTrnフォルダ配下/Webトランザクションレポート

04-Network&StrorageTemplate 10:Network TcpNetworkMonitor

詳細無し/Systemwalker Network Manager~レポート

TcpNetworkフォルダ配下/TcpNetworkレポート

11:Storagemonitor StorageMonitor

StorageResourceフォルダ配下/Storage~レポート

05-FujitsuMiddlewareTemplate 12:Systemwalker OperationMgrMonitor

詳細無し/CentreicManager~レポート

OperationMgrフォルダ配下/OperationManager~レポート

13:Interstage(サマリー) Interstage(EJB)Monitor

Interstage(TD)Monitor

Interstage(CORBA)Monitor

Interstage(IJServer)Monitor

TxnSyncMonitor

TxnAsyncMonitor

ISI SequenceMonitor

ISI QueueMonitor

14:Interstage(詳細) Interstageフォルダ配下/Interstage~レポート

Interstage(TxnAnalysis)フォルダ配下/レポート無し

TxnAnalysis(Sync)フォルダ配下/レポート無し

TxnAnalysis(Async)フォルダ配下/レポート無し

ISIフォルダ配下/ISI~レポート

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テンプレート名 接続情報名 収集情報 備考

06-DatabaseTemplate 15:SymfoWARE SymfowareMonitor

Symfowareフォルダ配下/Symfoware~レポート

16:Oracle OracleMonitor

Oracleフォルダ配下/Oracle~レポート

17:MS-SQL MS-SQL_Monitor

07-MiddlewareTemplate 18:MS-NET MS-.NET_Monitor

MS-.NETフォルダ配下/MS-.NET~レポート

19:SAP SAP Monitor

SAPフォルダ配下/SAP~レポート

08-UserdataTemplate 20:UserDataMonitor UserDataMonitor

21:UserData UserDataフォルダ配下/詳細レポート(UDATA1~20)

注意

ダッシュボードサーバに収集可能なAgentの性能情報は、以下になります。

・ サマリデータ

・ リソースデータ(10分)

4.1.3.2 監視対象Agentの設定

監視対象Agentの設定を行うことにより、指定したAgentの情報だけがダッシュボードサーバへデータ転送されるようになるため、ダッ

シュボードサーバへの負荷を軽減することができます。

- 100 -

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■手順

1. モニタリングデザイナの「定義」ビューの[監視対象システムへの接続]-[01:Summary_ECO]を選択します。

2. 「01:Summary_ECO」ビューが表示されるので、[接続情報]-[01:Summary_ECO]を選択します。

3. [PDBSensorConf]配下の[TargetServerNameList*:]テキストボックスに、ダッシュボードで監視するAgentのIPアドレスを記載しま

す。複数のAgentを監視する場合は、カンマ区切りでサーバのIPアドレスを追加してください。

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注意

インストールレス型Agentおよび仮想化ソフトウェア(Vmware、Hyper-V、Xen)の場合は、IPアドレスではなく、Manager/ProxyManagerで作成したリモート監視定義ファイルのDISPLAYNAME(DISPLAYNAMEがない場合は、HOSTNAME)の値を追加し

てください。

ポイント

[PDBSensorConf]-[ TargetServerNameList*:]のテキストボックスには初期値として「*」が入力されており、この場合、PDBに格納

されている全てのAgentの性能情報を取得することになります。

取得するAgentを指定する場合は、Agentのホスト名、または、IPアドレスを入力してください(半角英数43,644文字まで)。なお、

ホスト名やIPアドレスには「*」での前方一致および後方一致が可能です。

以下に例を示します。

- 「Win*」を指定 → 「Win」で始まるホストが対象

- 「*dows」を指定 → 「dows」で終わるホストが対象

- 「*ndo*」を指定 → 「ndo」を含むホストが対象

- 「192.168.0.*」 → 192.168.0.0~255までのAgentに対応

4. 「定義」ビューの[サーバへアップロード]を選択し、修正した定義情報を、ダッシュボードサーバへ反映します。

4.1.3.3 ダッシュボードサーバのデータ収集間隔の変更

ダッシュボードサーバがManagerから収集している監視対象のデータの収集間隔の変更方法について説明します。

注意

データ収集間隔をデフォルト値(10分)よりも小さい値を設定しないでください。ダッシュボードサーバが高負荷状態となりデータが正常

に収集されない場合があります。

■手順

1. モニタリングデザイナの[定義]ビューから[01:Summary_ECO]を選択します。

2. [01:Summary_ECO]ビューからデータ収集間隔を変更するイベントを選択します。

3. 収集条件の[Condition_<イベント名>]を選択します。

4. [スケジュール]-[スケジュール設定]-間隔の欄の時間を変更するデータ収集間隔に設定します。

5. 「定義」ビューの[サーバへアップロード]を選択し修正した定義情報をダッシュボードサーバへ反映を行います。

4.1.3.4 ダッシュボードの監視対象情報の追加

Systemwalker Service Quality Coordinator ダッシュボードテンプレート(01-StandardTemplate)では、以下のイベントが監視対象として

有効化されており、Managerからダッシュボードサーバへ性能情報が転送されます。

イベント名 備考

PDB_M_SUM_PROC モニタ情報(CPU)

PDB_M_SUM_MEM モニタ情報(メモリ)

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イベント名 備考

PDB_M_SUM_DISK モニタ情報(Disk)

PDB_D_ECO_POWER 消費電力

PDB_D_ECO_TEMPERATURE

温度

上記以外のイベントを監視対象として追加する場合、「4.1.3.1 ダッシュボードテンプレート」を参照し該当するテンプレートを適用後、

以下の手順を実施してください。

注意

・ イベントを監視対象として追加する場合や新たなダッシュボードテンプレートを適用する場合は、Interstage Business Process ManagerAnaliticsの運用管理コンソールの[センサー管理]から接続タイプが"PDB"になっている全ての接続情報を停止させてください。停

止しない場合、監視対象の追加・アップロード処理に長時間かかる場合があります。

・ 新たなダッシュボードテンプレートを複数適用する場合は、テンプレートの適用-アップロード-定義の反映を、テンプレート1つずつ

繰り返してください。一度に複数のテンプレートを適用しアップロードを行うと、処理に長時間かかる場合があります。

■手順

1. モニタリングデザイナの「定義」ビューの[監視対象システムへの接続]-[01:Summary_ECO]を選択します。

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2. 「01:Summary_ECO」ビューが表示されるので、[イベント]-[<イベント名>]を選択します。

3. [収集条件]-[Condition_<イベント名>]を選択します。

4. [有効]チェックボックスを、チェック状態にします。

5. 「定義」ビューの[サーバへアップロード]を選択し、修正した定義情報をダッシュボードサーバへ反映します。

6. Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールを使用してInterstage Business Process Manager AnalyticsServerの再起動および、センサーの接続情報(本手順例では01:Summary_ECO)を起動します。

運用管理コンソールにログイン後、[BPM Analytics システム]-[サーバ管理]-[BPM Analytics Server]タブをクリックし、右に表示

された画面上で[再起動]ボタンをクリックして再起動を行ってください。

また、接続情報(01:Summary_ECO)の起動は、運用管理コンソールにログイン後に[センサー管理]-[<センサー名>]を選択、

接続情報名01:Summary_ECOのチェックボックスをチェックし[起動]ボタンをクリックしてください。

ポイント

[有効]チェックボックスを無効にすることで、監視が不要なイベント情報のダッシュボードサーバへの転送を抑止することができます。

4.1.3.5 アカウント管理

アカウント管理では、ダッシュボードのアクセス権限を定義します。

ユーザー管理

ダッシュボードで監視を行う各利用者を、ダッシュボードのユーザーとして登録します。

ロール作成

ロールを作成しユーザー管理で作成したユーザーと関連づけることで、ダッシュボードのアクセス権限を与えることができます。

- ロール

ダッシュボードを利用するユーザーには、ダッシュボードのアクセス権限を与える必要があります。あるIDに対応する権限が与

えられている場合、対象イベントのダッシュボードを参照することができます。この権限のことを「ロール(役割)」と呼びます。

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- ゲストロール

ゲストロールはシステムに1つ存在し、どのロールにも属していないユーザーがゲストロールに属します。ユーザーはゲストロー

ルとロールの両方に属することはできません。

■ユーザー登録手順

1. モニタリングデザイナの「定義」ビューの[ウィザード起動]を選択します。

2. Analyticsウィザードの[ダッシュボードの作成]を選択します。

3. [ダッシュボード定義の作成]ウィンドウの[ユーザの作成]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。

4. [ユーザの作成]ウィンドウが表示されるので、ユーザID/ユーザ名/パスワードを入力し[OK]ボタンをクリックします。

■ロール作成手順

1. モニタリングデザイナの「定義」ビューの[ウィザード起動]を選択します。

2. Analyticsウィザードの[ダッシュボードの作成]を選択します。

3. [ダッシュボード定義の作成]ウィンドウの[ロールの作成]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。

4. [ロールの作成]ウィンドウが表示されるので、ユーザ設定および作成したロールで表示可能なビュープロファイルの選択を行い、

[OK]ボタンをクリックします。

詳細については、Interstage Business Process Manager Analytics V11.0使用手引書(Analytics Studio)を参照してください。

4.2 イベントフォーマット

ダッシュボードテンプレートで定義されるイベント名およびイベント属性の構成について説明します。

4.2.1 イベント名

ダッシュボードテンプレートで定義されているイベント名と、「Systemwalker Service Quality Coordinator リファレンスマニュアル」”第4章データフォーマット”に記載されているRecord IDとの対応関係について説明します。

4.2.1.1 サマリ情報

「Systemwalker Service Quality Coordinatorリファレンスマニュアル」”4.1 サマリ情報”に記載されている各種サマリ情報のRecord IDの

頭に“PDB_M”を追加したものがサマリ情報のイベント名となります。

例:ServerMonitorの場合

Record ID イベント名

SUM_PROC PDB_M_SUM_PROC

SUM_MEM PDB_M_SUM_MEM

SUM_DISK PDB_M_SUM_DISK

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4.2.1.2 詳細/レポート情報

「Systemwalker Service Quality Coordinatorリファレンスマニュアル」“4.2 詳細/レポート情報”に記載されている各種詳細/レポート情報の

Record IDの頭に“PDB_D”を追加したものが詳細/レポート情報のイベント名となります。

例:Windowsフォルダ配下/Windows~レポートの場合

Record ID イベント名

WIN_DISKSPACE PDB_D_WIN_DISKSPACE

WIN_PROCESS PDB_D_WIN_PROCESS

WIN_LOGDISKBUSY PDB_D_WIN_LOGDISKBUSY

WIN_PHYDISKBUSY PDB_D_WIN_PHYDISKBUSY

WIN_MEMORY PDB_D_WIN_MEMORY

WIN_PAGEFILE PDB_D_WIN_PAGEFILE

WIN_CPUBUSY PDB_D_WIN_CPUBUSY

WIN_NET_INTERFACE PDB_D_WIN_NET_INTERFACE

WIN_NET_SYSTEM PDB_D_WIN_NET_SYSTEM

WIN_SYSTEM PDB_D_WIN_SYSTEM

4.2.2 イベント属性

ダッシュボードテンプレートで定義されているイベント内のイベント属性について説明します。

以下の表は、各イベントの属性のヘッダ情報となります。

イベント属性名 説明

SYSTEM_NAME システム名

RECORD_ID レコードID

RESOURCE_ID リソースID

START_DATE_TIME GMT(グリニッジ標準時)

END_DATE_TIME GMT(グリニッジ標準時)

CONSOL_FLAG 0~3

・ 0:サマリデータ

・ 1:10分データ

・ 2:1時間データ

・ 3:1日データ

CONSOL_INTERVAL 収集間隔(秒)

NS0_ID AgentのIPアドレスもしくはホスト名

NS0_HOSTNAME Agentのホスト名

上記の属性に加え、各イベントの性能情報がイベント属性として定義されます。

性能情報の定義名は、「Systemwalker Service Quality Coordinator リファレンスマニュアル」”第4章 データフォーマット”に記載されて

いる各種レコードフォーマットの“Field Name”をすべて大文字にした名前になります。

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注意

監視対象サーバが仮想環境もしくはエージェントレスの場合には、NS0_IDにホスト名を設定してください。具体的にはリモート監視定

義ファイルのDISPLAYNAMEに設定された値を使用してください。

4.3 Agentの追加

運用中にSystemwalker Service Quality Coordinator Agentを追加した場合、構成情報をダッシュボードサーバに反映する必要がありま

す。

ダッシュボードサーバではAgentの構成情報を4:00に定時収集していますが、即時に反映させる場合は、ダッシュボードサーバで以下

のコマンドを実行してください。

【Windows版】

<CMDBインストールディレクトリ>\FJSVcmdbm\bin\cmdbrefresh -q

【UNIX版】

/opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbrefresh.sh -q

4.4 接続先ManagerのIPアドレス変更方法

ダッシュボードサーバから接続している、Systemwalker Service Quality Coordinator ManagerのIPアドレスを変更する場合は、ダッシュ

ボードサーバで以下の手順を実施してください。

■手順

1. 以下のコマンドを実行し、ダッシュボードサーバのCMDBのサービスを停止します。

【Windows版】

<CMDBインストールディレクトリ>\FJSVcmdbm\bin\cmdbstop

【UNIX版】

/opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbstop.sh

2. 以下のファイルを修正し、IPアドレスを変更します。

【Windows版】

ファイル:<CMDBインストールディレクトリ>\FJSVcmdbm\axis2\WEB-INF\services\mdr_sqc\mdrdb.properties

【UNIX版】

/opt/FJSVcmdbm/axis2/WEB-INF/services/mdr_sqc/mdrdb.properties

(修正前)

mdbad.sqc.server.name=<古い接続先IPアドレス>

(修正後)

mdbad.sqc.server.name=<新しい接続先IPアドレス>

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3. 以下のコマンドを実行し、新しい接続先Managerに登録されているAgentの構成情報をダッシュボードサーバに反映します。

【Windows版】

<CMDBインストールディレクトリ>\FJSVcmdbm\bin\cmdbstart<CMDBインストールディレクトリ>\FJSVcmdbm\bin\cmdbrefresh -q

【UNIX版】

/opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbstart/opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbrefresh.sh -q

4.5 ダッシュボードサーバのデータ保持期間の設定

ダッシュボードサーバがManagerから収集している監視対象のデータの保持期間の設定方法について説明します。

参考

Interstage Business Process Manager Analytics V11.0 使用手引書 (Analytics Studio) を参考にしてください。

注意

本設定を行わない場合、ダッシュボードサーバに、データが削除されず滞留し続けます。必ず、各監視対象ごとに保持期間を設定し

てください。

1. Interstage BPM-Aの運用管理コンソールから[システム]-[データ移行]を選択します。

2. [新規作成]タブより以下の設定を行います。

- データ移行定義名:任意

- 移行モードの選択:削除

- 対象イベント定義:保持期間を設定するイベントを指定

- 移行せずに残す範囲:データ保持期間を指定します

4.6 ダッシュボードサーバ環境のバックアップおよびリストア

本節では、ダッシュボードサーバ環境の移行や復元時のためのバックアップおよびリストアについて説明します。

4.6.1 Interstage Web Serverのバックアップおよびリストア

特にバックアップするデータはありません。ダッシュボードサーバ環境を移設する場合には3.2.2 Interstage Web Serverの導入の手順

に従い再インストールしてください。

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4.6.2 Interstage Business Process Manager Analyticsのバックアップおよびリストア

詳細は以下のマニュアルを参考に作業を行ってください。なお、バックアップしたInterstage BPM Analytics環境は、同じシステム構成

の環境に対してのみリストアできます。リストア先としては、イベント管理データベースのデータベース製品種別やセンサーの配置など

のシステム構成が同一である必要があります。

参考

「Interstage Business Process Manager Analytics V11.0 管理者ガイド」“第1章 保守”を参考にしてください。

注意

本マニュアルのダッシュボードサーバが上記管理者ガイドのAnalyticsサーバに相当します。

また、ダッシュボードサーバではイベント管理データベースにSymfoware Serverを用いていますので、データベースのバックアップおよ

びリストアについては以下のマニュアルを参考に作業を行ってください。

参考

「Symfoware Server RDB運用ガイド」“2.4.1 バックアップ運用”および“2.4.2 データベースのリカバリ”を参考にしてください。

4.6.3 Configuration Management DataBaseのバックアップおよびリストア

4.6.3.1 Configuration Management DataBaseのバックアップ

CMDBの環境をバックアップする方法について説明します。

1. 退避先の空き容量を確認します。

退避先に必要な空き容量の目安として、下記ディレクトリ配下の容量を確認してください。

【Windows版】

- <CMDBのインストール先>¥FJSVcmdbm¥Enabler¥EnablerDStores

- <CMDBのインストール先>¥FJSVcmdbm¥Enabler¥EnablerATFiles

- <CMDBのインストール先>¥FJSVcmdbm¥Enabler¥EnablerBackups

【Solaris版/Linux版】

- /opt/FJSVcmdbm/var/Enabler/EnablerDStores

- /opt/FJSVcmdbm/var/Enabler/EnablerATFiles

- /opt/FJSVcmdbm/var/Enabler/EnablerBackups

上記3つのディレクトリのサイズを合計した以上の空き領域が、退避先ディスク上にあることを確認してから、次の手順に進みま

す。

2. CMDBの資源をバックアップします。

バックアップは、バックアップコマンドを実行することによって行います。その際、コマンドのパラメタとして指定する退避先フォル

ダには、上記で確認した容量を確保してください。

【Windows版】

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<CMDBのインストール先>¥FJSVcmdbm¥bin¥cmdbbackup.bat -d <退避先ディレクトリ>

【Solaris版/Linux版】

/opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbbackup.sh -d <退避先ディレクトリ>

注意

- 退避先ディレクトリはフルパスで指定してください。なお、空白を含むディレクトリは指定できません。(【Solaris版/Linux版】の

場合はomsユーザが参照できる必要もあります)

- コマンド実行時にすでにディレクトリが存在する場合は上書きされます。

- バックアップした資源を他のマシンでリストアする場合は、手動でリストア先のマシンに移動させる必要があります。

4.6.3.2 Configuration Management DataBaseのリストア

バックアップしたCMDBの資源をリストアする方法について説明します。

1. CMDBサービスを停止します。

リストアする前にCMDBサービスを停止します。

【Windows版】

<CMDBのインストール先>\FJSVcmdbm\bin\cmdbstop.bat

【Solaris版/Linux版】

/opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbstop.sh

2. CMDBのセットアップを行います。

新しい環境にCMDBをインストールした直後など、CMDBのセットアップがなされていない場合のみ行います。

【Windows版】

<CMDBのインストール先>\FJSVcmdbm\bin\cmdbsetupenv.bat -k MGR

【Solaris版/Linux版】

/opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbsetupenv.sh -k MGR

3. CMDBの資源をリストアします。

リストアは、リストアコマンドを実行することによって行います。その際、コマンドのパラメタとしてバックアップ資源のフォルダ名が

必要です。

【Windows版】

<CMDBのインストール先>¥FJSVcmdbm¥bin¥cmdbrestore.bat -d <退避資産ディレクトリ>

【Solaris版/Linux版】

/opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbrestore.sh -d <退避資産ディレクトリ>

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注意

退避先ディレクトリはフルパスで指定してください。なお、空白を含むディレクトリは指定できません。

4. CMDBサービスを起動します。

CMDBサービスを開始します。

【Windows版】

<CMDBのインストール先>\FJSVcmdbm\bin\cmdbstart.bat

【Solaris版/Linux版】

/opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbstart.sh

4.6.4 モニタリングデザイナ環境での設定事項

ダッシュボードサーバを移設しIPアドレスが変更された場合には、モニタリングデザイナ環境側での設定も必要になります。「3.3.3 モニ

タリングデザイナ定義の適用」の手順1.d.を実行し、新しいダッシュボードサーバのIPアドレスを入力してください。

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用語集 Systemwalker Service Quality Coordinator Standard Edition

標準的な環境における管理機能を提供します。

Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition

Standard Editionに加え、二階層(二階層運用)などの大規模システム運用、二重化運用やクラスタシステム運用などの高信頼シス

テム運用、仮想ドメイン数が20を越える大規模仮想Webサイトシステムに対応します。

二重化

二台のManagerで、同じ対象システムを監視/管理する運用形態です。Managerの信頼性を求める場合や、離れた地域から同じ資

源を監視/管理する場合に有効な分散型の運用形態です。

クラスタシステム

クラスタソフトウェアにより構築した高信頼システム全体を指します。2台のサーバマシンを1台の仮想サーバマシンとして運用するこ

とで、高可用性(High Availability)を実現します。

Enterprise Manager

各部門単位に配置されたManagerを一元管理します。Managerを二階層で構築し、負荷分散することにより、大規模なシステムも管

理することが可能になります。(Enterprise Editionのみ)

Manager

インストール型Agent、インストールレス型Agent、およびProxy Managerが収集した情報を一括管理します。また、サービス(HTTP/S, DNS, SMTP, 任意ポート)稼働の監視や、Browser Agentが採取した情報の収集サーバの役割も果たします。

Proxy Manager

ManagerとAgentの間で中継機能を提供します。ManagerとAgentが、ファイアウォールで区切られる形態で、Proxy ManagerをAgent側に配置して中継することにより、サイトのセキュリティを高めることができます。また、Managerが行う、サービス(HTTP/S, DNS, SMTP,任意ポート)稼働の監視やBrowser Agentが採取した情報の収集サーバの役割を代替することができます。

インストール型Agent

被監視サーバにインストールし、OSまたはミドルウェアが提供しているコマンドやAPIを定期的に発行して、性能情報を収集します。

インストールレス型Agent

被監視サーバのOSが提供しているコマンドやAPIをManagerからリモートで定期的に発行して、性能情報を収集します。被監視サー

バには、Agentはインストールされません。

Agent for Server

インストール型Agentのインストール種別です。サーバ内のリソース情報を管理することができます。

Agent for Business

インストール型Agentのインストール種別です。Agent for Serverの機能に加え、Webサーバ、アプリケーションサーバ、データベー

スサーバといった業務システムに関する資源を管理することができます。

Browser Agent

エンドユーザーがWebサーバにアクセスした情報から、エンドユーザーが実感するレスポンスを測定します。動作プラットフォーム

は、Windowsのみです。

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運用管理クライアント

Manager/Enterprise Managerに接続して、管理・操作するためのコンソール機能を提供します。運用管理者は、運用管理クライアン

トをインストールしたマシンの他、別マシン上からも、Webブラウザを運用管理クライアントに接続することにより、管理操作を行うこと

もできます。

動作プラットフォームは、Windowsのみです。Manager/Enterprise ManagerのプラットフォームがWindowsの場合は、Manager/Enterprise Managerと運用管理クライアントを同一サーバに導入することができます。

エンドユーザレスポンス管理

エンドユーザーがWebにアクセスした時の体感応答時間を管理します。

サービス稼働管理

各種サービス(HTTP/S、DNS、SMTP、任意ポート)の稼働状態を管理します。

Webトランザクション量管理

Webシステムへのリクエスト数や、リクエストに対する応答時間を管理します。

サーバ性能管理

各プラットフォーム(Windows, Solaris, Linux)のOS/カーネルの性能を管理します。

ユーザデータ管理

業務データやシステム稼働データなど、ユーザーの固有データ(CSV形式)を管理します。

Web利用状況管理

本機能については、「Web利用状況管理編」を参照ください。

利用状況分析

Webサイトの利用状況をさまざまな観点から分析することにより、顧客ニーズに見合った商品やサービスを提供することを支援しま

す。

改ざん監視

Webコンテンツを定期的に検査し、改ざんを検出する機能を提供します。

Pull方式

ManagerがAgentまたはProxy Managerに対して問い合わせを行い、性能データを引っ張りあげる形の通信です。また、Pull方式を

使用する場合は、HTTPを使用します。

Push方式

AgentまたはProxy ManagerからManagerに対して性能データをPushする形の通信です。

通常はPush方式の運用になります。

サマリデータ

システムの状況を大まかに把握するためのサマライズされたデータです。

リソースデータ

リソース単位に収集された詳細データです。

リソース

業務を構成するシステムやネットワーク、アプリケーションなどのことをリソースと呼びます。クラスタシステムの場合は、クラスタ化する資源

(サービス、IPアドレス、DISKなど)のことを指します。

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リソースID

リソースID とは、レコードを一意に識別する識別子です。

例えば、プロセス情報なら、プロセス名がリソースID になります。

PDB

収集した性能情報を格納するためのデータベースです。Performance Databaseの略です。

サマリ表示

システム全体の現在状況をすばやく把握するための表示機能です。

詳細表示

問題発生時に詳細情報を表示する機能です。サマリ表示では、システム全体の概要のみを表示するのに対して、詳細表示では、

リソースごとの詳細な情報を表示します。

総点検分析・レポート

システム管理者が、システムの稼働状況を定期的に点検するための分析・レポートです。

カテゴリ別診断分析・レポート

問題があったサーバ内の、ボトルネックの一次切り分けを行うための分析・レポートです。

詳細分析・レポート

特定のデータを観点とした、詳細情報を確認するための分析・レポートです。

分析機能

情報の粒度やレポート目的に応じて、総点検分析、カテゴリ別診断分析、詳細分析の、3つのレベルの分析を提供しています。

分析機能は、確認したいときにすぐにレポートを表示することができます。

定期レポート

情報の粒度やレポートの目的に応じて、総点検レポート、カテゴリ別診断レポート、詳細レポートの、3つのレベルのレポートを提供

しています。予めレポートの条件を登録して、スケジューラに登録しておくことにより、日報、週報、月報などのレポート出力を、自動

化する機能です。

ログデータ(Troubleshoot)

Managerのデータベースに格納されている情報より、さらに詳細な情報(OS情報のみ)が記録されています。

インストールディレクトリ

実行モジュールなど、固定の資源をインストールするディレクトリのパスです。

可変ファイル格納ディレクトリ

動作中に変更、または参照するファイルを格納するためのディレクトリのパスです。

PDBコマンド

PDBにアクセスするためのコマンドです。CSV出力コマンド、ユーザデータ入力コマンド、データ削除コマンド、構成情報移行コマンドの

4つがあります。

現用系

クラスタシステムでクラスタサービスが動作している側のノードです。

待機系

クラスタサービスは通常稼働していないで、異常時に稼働するノードです。

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グループ

クラスタシステムにおいて、切り替える対象となるリソースをまとめたもので、トラブルが発生した場合に待機側に切り替わる単位とな

ります。

共用ディスク

クラスタシステムにおいて、現用系のノードと待機系のノードで共用して使用するディスク領域のことです。

収集テンプレート

本定義には、常時収集する項目が定義されており、ポリシー作成/ポリシー適用の実行時に本定義に従って自動的に収集ポリシー

が作成されます。

しきい値

システムやアプリケーションの性能を監視する値です。

アラームアクション

しきい値監視定義をすると、しきい値超えを管理者に知らせるためのアクションが実行されます。アクションの種類には、以下があり

ます。

イベントログ/syslogSystemwalker Centric Managerメッセージ連携

メール

トラップ

ユーザー任意のコマンド実行

ポリシー配付機能

運用管理クライアント上で、情報収集、しきい値監視するサーバへ、収集ポリシー、しきい値監視定義を配付し、配付先サーバで

収集ポリシーの作成と適用、しきい値監視を実施します。

ポリシー定義情報

ポリシー配付機能で配付することが可能な、収集ポリシーおよび、しきい値監視定義のことです。

ポリシー管理フォルダ

ポリシ-配付を使用するために必要なファイルをフォルダごとに管理します。

ポリシー配付グループ

配付するポリシー定義情報の定義内容が異なる場合に作成します。

ポリシー配付定義

ポリシー定義情報の配付先サーバ情報を定義します。

フェールオーバ

クラスタシステムにおいて、グループ内のリソースにトラブルが発生し、運用側のノードが待機側に切り替わることです。

ホスト名

ネットワーク上の各ノードにおいて、一意的に割り当てられる名前です。HostsファイルやDNS等を利用してIPアドレスとホスト名を対

応づけます。

アプリケーション・サーバ

処理時間、待ち時間、ヒープ量、レスポンス内訳分析など、業務システムの性能を管理します。

以下のアプリケーション・サーバ製品をサポートします。

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Interstage Application ServerInterstage Business Application ServerInterstage Application Framework SuiteInterstage Service IntegratorMicrosoft .NET ServerSAP NetWeaver

データベース・サーバ

IO、メモリ、キャッシュ、スペース、デッドロック、SQL回数など、データベース性能を管理します。下記のデータベース・サーバ製品

をサポートします。

Symfoware ServerOracle Database ServerMicrosoft SQL Server

ジョブ

多重度や実行待ち数など、ジョブ実行性能を管理します。下記のジョブ管理製品をサポートします。

Systemwalker Operation Manager

ネットワーク

トラフィック量、パケット数、エラー数など、ネットワーク性能を管理します。下記のネットワーク管理製品をサポートします。

Systemwalker Network ManagerSystemwalker Centric Manager

ストレージ

IO、スループット、レスポンス、キャッシュなど、ストレージ性能を管理します。下記のストレージ管理製品をサポートします。

Systemwalker Resource CoordinatorETERNUS SF Storage Cruiser

コンソール

本製品のメインの画面です。

サマリ表示、詳細表示、分析機能、定期レポート画面が表示されます。

強制終了

[Systemwalkerコンソール]で、選択しているアプリケーションに対し、プロセスを停止するように指示を出す機能です。停止時には、

強制終了コマンドが使用されます。

DMZ

Demilitarized Zoneの略です。インターネットとイントラネットを分離するネットワークです。

EntryURL

Webサーバへの訪問で 初に参照したページです。

ExitURL

Webサーバへの訪問で 後に参照したページです。

HTTPサーバ

Hypertext Transfer Protocolサーバの略で、Webサーバともいいます。

SQC拡張ログ

SQC拡張ログ採取がSQC拡張ログファイルに蓄積するデータです。

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Page 125: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/...本書は、Systemwalker Service Quality Coordinatorの運用方法、および利用方法の概要を理解しSystemwalker

SQC拡張ログ採取

Webサービスを構成する機能(Webサーバ等)で採取されていないデータを採取して蓄積する機能です。

SQC拡張ログファイル

SQC拡張ログ採取がSQC拡張ログを蓄積するファイルです。

Webサーバ

HTTPサーバのことです。

Webページ表示レスポンス

Webブラウザでコンテンツを表示するのに費やす時間です。

改ざん

ネットワークを通じてコンピュータに侵入し、Webページやアクセスログなどの情報を管理者の許可を得ずに書き換える行為です。

改ざん監視エージェント

改ざん監視プログラムから呼び出され、公開コンテンツの格納ファイルにアクセスし、メッセージダイジェストを生成するCGIです。

改ざん監視設定ファイル

コンテンツ改ざん監視機能の改ざん監視対象に関する設定情報が格納されているファイルです。

改ざん監視環境定義ファイル

コンテンツ改ざん監視機能の環境定義に関する設定情報が格納されているファイルです。

公開Webコンテンツ

Webサイトに公開されているコンテンツです。

コンテンツ公開

正当なコンテンツ管理者がネットワークを通じてWebサーバにコンテンツを転送する行為です。

コンテンツ改ざん監視

公開コンテンツの改ざんを監視する仕組みです。

コンテンツ改ざん監視プログラム

定期的に起動し、公開コンテンツの改ざんを検査するプログラムです。

コンテンツ改ざん監視通知

コンテンツの改ざん監視により改ざんが検出された場合の通知です。

コンテンツ管理者

公開コンテンツを管理している人、およびコンテンツ原本アップデート申告を行う人です。

コンテンツ原本

公開コンテンツの比較対象となるWebサイトコンテンツのオリジナルデータです。

コンテンツ公開申告

公開コンテンツのアップロードを行う際に、コンテンツ原本のアップデートを行う手続きです。

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Page 126: Systemwalker Service Quality Coordinatorsoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100013/...本書は、Systemwalker Service Quality Coordinatorの運用方法、および利用方法の概要を理解しSystemwalker

コンテンツ公開申告コマンド

コンテンツ原本のアップデートを申告する際に使用するコマンドです。

サイトアクセス量分析

サイトにアクセスされた量を観点とした分析です。

サイトナビゲーション分析

サイトにアクセスしたユーザーを観点とした分析です。

スナップショットDB

コンテンツ原本の情報(URL、ハッシュ値等)が格納されているファイルです。

セッション

同一クライアントが行った連続したアクセスのまとまりです。何人の人がアクセスしているかを知る指標となります。同一クライアント

が複数回アクセスしているような場合、そのアクセスの間隔が15分未満の場合は、同一セッションとしてカウントします。

ドリルダウン

現在見ている情報を一歩踏み込んで、より詳細に見ることをドリルダウンといいます。本製品では、現在分析しているレベルからよ

り詳細に分析することをドリルダウン分析といい、例えば、URLの分析を行い、ある特定のURLに対して、どのクライアントが見てい

るかというような分析をドリルダウン分析といいます。

分析画面

利用状況分析機能を構成する機能の一つです。Webブラウザ上で動作し、各種の分析結果ページを表示します。

分析ページ

分析画面がWebブラウザ上で表示するデータの分析結果のページです。

利用状況DB

利用状況分析のための基礎データを格納したデータベースです。

利用状況DB参照エンジン

利用状況分析機能を構成する機能の一つです。インストールマシン上で動作し、分析画面からの要求に応じて利用状況DBから

データを取り出します。

利用状況DB登録エンジン

利用状況分析機能を構成する機能の一つです。インストールマシン上で動作し、Webサービスを構成する各種機能(Webサーバ

等)のログからデータを抽出し、利用状況DBに格納します。

利用状況分析機能

Webサービスの分析を支援する機能です。

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