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SQL Server 2008 徹底検証シリーズ 大規模データ ウェアハウス実践ガイド(環境構築 - 詳細編) Microsoft Office Excel 2007 Excel 2003 の比較 Published2008 11 20

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SQL Server 2008 徹底検証シリーズ

大規模データ ウェアハウス実践ガイド(環境構築 - 詳細編)

Microsoft Office Excel 2007 と Excel 2003 の比較

Published.2008 年 11 月 20 日

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Microsoft Office Excel 2007 と Excel 2003 の比較

この資料では、CQI-DWH(データ ウェアハウス)シナリオにおける、Analysis Services で構築した

多次元データベース(キューブ)のクライアントとなる「Excel 2007」および「Excel 2003」の動作の

違いを詳しく説明します。

説明内容は、以下のとおりです。

目次

1.Excel 2007 と Excel 2003 の比較 .................................................................................... 4

1.1 既存機能の比較 5

1.2 Excel 2003 からの Analysis Services への接続手順 6

1.3 Excel 2007 からの Analysis Services への接続手順 9

1.4 Excel 2003 と Excel 2007 の動作比較 11

1.5 ピボット テーブルを作成保存後、再度開いて利用する場合 17

1.6 Excel 2007 のみの機能 23

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1.Excel 2007 と Excel 2003 の比較

この資料では、Excel 2007 と Excel 2003 の違いを説明します。

1. 前提条件

2. 既存機能比較

Analysis Services への接続

ピボット テーブルのフィールド リスト

ピボット テーブルのフィールド設定

ピボット テーブルを作成保存後、再度開いて利用する場合

3. Excel 2007 のみの機能

詳細データの表示

追加アクション

KPI

前提条件

SQL Server 2008 環境の Analysis Services(SSAS)へ接続して、Excel 2003 と Excel

2007 との比較を行う。

比較に使用した Excel の Version

・Microsoft Office Professional Edition 2003

・Microsoft Office Professional Plus 2007

使用サーバー/キューブ

・サーバー名 : MSBI1

・キューブ : MSCQIDWH_AS

2003

SSAS

2007

SQL Server 2008

Windows認証

Windows認証

MSCQIDWH_AS

比較

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1.1 既存機能の比較

Analysis Services への接続(.odc ファイル)

Excel 2003 および Excel 2007 から Analysis Services データベースへの接続を作成する手

順は、それぞれ次のとおりです。

Excel 2003 の場合は、Analysis Services データへ接続するには、以下のコンポーネントがイ

ンストールされている必要がありあす。

Microsoft Core XML Services(MSXML)6.0

Microsoft SQL Server 2008 Analysis Services 10.0 OLE DB Provider

Excel 2007 の場合は、データの接続方法へ「Analysis Services」を選択することで、OLE DB

プロバイダの選択は不要です(Excel 2003 では、OLE DB プロバイダの選択が必要です)。

Excel 2007 には、Analysis Services データベースへアクセスするために必要なデータソース

とクライアント ソフトウェアが含まれていますが、最新のプロバイダ「Microsoft SQL Server

2008 Analysis Services 10.0 OLE DB Provider」をインストールしておく必要があります。

Excel 2007 のインストールでは、SQL Server 2005 の Analysis Services へ接続するための

「Microsoft SQL Server 2008 Analysis Services 9.0 OLE DB Provider」はインストールされ

ていますが、SQL Server 2008 へ対応したプロバイダは、インストールされていません。

「Microsoft SQL Server 2008 Analysis Services 10.0 OLE DB Provider」は、最新の

“Microsoft SQL Server 2008 用 Feature Pack”からダウンロードすることができます。

Microsoft SQL Server 2008 用 Feature Pack 2008 年 10 月版

http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=228de03f-3b5a-428a-92

3f-58a033d316e1&DisplayLang=ja(2008 年 10 月時点 )

なお、SQL Server 2008 の共有機能の「クライアント ツール接続」をインストール済みの場

合は、クライアント ツール接続の中に「Microsoft SQL Server 2008 Analysis Services 10.0

OLE DB Provider」が含まれているため、追加インストールは不要です。

接続先の種類選択

OLD DB プロバイダの選択

サーバー/認証方法の設

キューブの選択

データ接続ファイルの保

データの表示方法選択

Excel 2003 の場合

接続先の種類選択

サーバー/認証方法の設

キューブの選択

データ接続ファイルの保

データの表示方法選択

Excel 2007 の場合

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1.2 Excel 2003 からの Analysis Services への接続手順

1. Excel 2003 から Analysis Services へ接続するには、[データ]メニューから[外部デー

タの取り込み]→[データの取り込み]を選択します。

2. [データ ファイルの選択]画面で、「新しいデータソースへの接続」を選択します。

3. データソースの種類一覧から「その他/詳細」を選択します。

4. [プロバイダ]タブで、「Microsoft OLE DB Provider for Analysis Services 10.0」を選

択します。

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5. データソースと場所を入力し、使用する初期カタログからキューブを選択します。

6. キューブが選択されていることを確認します。

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7. [完了]を選択すると、データ接続ファイルが作成されます。

8. ピボット テーブル作成場所を設定して[完了]をクリックします。

9. キューブへ接続できました。

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1.3 Excel 2007 からの Analysis Services への接続手順

1. Excel 2007 から Analysis Services へ接続するには、[データ]タブから[その他のデー

タソース]→[Analysis Services]を選択します。

2. サーバー名を入力し、認証方法として「Windows 認証を使用する」を選択します。

3. キューブを選択して、[次へ]をクリックします。

4. [完了]をクリックすると、データ接続ファイルが作成されます。

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5. 表示形式から「ピボット テーブル レポート」を選択して、ピボット テーブル作成場所

を設定して[OK]をクリックします。

6. キューブへ接続できました。

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1.4 Excel 2003 と Excel 2007 の動作比較

ピボット テーブルのフィールド リスト

Excel 2003 と Excel 2007 でのフィールド リストの表示差異は、以下のとおりです。

Excel 2007 Excel 2003

項目のグループ表示

メジャーグループ、ディメンション、KPI ごとにグループ化して表示

全てのメジャーと階層を一覧で表示

KPI の表示有効。フィールドリストに表示される

無効。フィールドリストに表示されない

エリアセクションデフォルトの設定でエリアセクションが表示される

なし

フィールド フィルタ

有効。[次に関連するフィールドを表示] からメジャーグループを選択することで、関連する項目のみにフィルタをかけることが可能

無効

エリアの名称

列ラベル行ラベル値レポートフィルタ

列範囲行範囲データ範囲ページ範囲

Excel 2007 Excel 2003

関連項目のみにフィルタリング可能

KPIは表示されない

(Excel 2007のみ有効)

項目は全て一覧表示

エリア名称の差異エリア名称の差異

項目をグループ化して表示

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ピボット テーブルのフィールド設定

ピボット テーブルのフィールド設定の差異は、以下のとおりです。

Excel 2007 Excel 2003

フィールドの設定エリアセクションにドラッグ&ドロップして設定

ピボットテーブルの各フィールドエリアにドラッグ&ドロップして設定。またはフィールドリストのドロップダウンリストから追加エリアを選択し、[追加] をクリックして設定

フィールド追加後の表示

階層のメンバ全てが階層レベルごとにグループ化された状態で表示される

一番上の階層レベルのメンバのみ表示され、下位階層レベルのメンバは、列/行ともにデフォルトでは、非表示になっている⇒表示させることは可能

階層の表示階層、階層メンバは、すべて同じ列に表示される

階層メンバごとに、1列ずつ表示される

集計行の表示 前に表示される 後に表示される

複数のデータ項目の表示

行方向に表示される⇒列方向への変更は可能

列方向に表示される⇒行方向への変更は可能

Excel 2007

Excel 2003

フィールドをエリアセクションにドラッグ& ドロップ

フィールドをピボットテーブルの各フィールドエリアにドラッグ&ドロップ

ピボットテーブルの各フィールドエリアから追加するフィールドを選択し、追加するエリアを選択して[追加]

をクリック

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フィールドの設定

フィールド追加後の表示の差異は、次のとおりです。

階層メンバーの表示

Excel 2003 では、階層のメンバーをすべて表示するには、階層を右クリックして、「詳細デー

タの表示」を選択します。

Excel 2007 では、フィールドをすべて展開するには、行ラベルを右クリックして、「フィール

ド全体の展開」を選択します。

フィールド追加後の表示Excel 2007 Excel 2003

各階層の一番レベルの高いメンバのみが表示され、他のメンバは、デフォルトでは非表示となっている。

Excel 2003 ・ 階層を全て表示する方法

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階層の表示

階層の表示の差異は、次のとおりです。

Excel 2007 ・ 階層メンバをすべて展開する方法

階層の表示Excel 2007 Excel 2003

各階層メンバごとに1列ずつ分かれて表示される

各階層メンバは全て1列に表示される。

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集計行の表示

集計表の表示の差異は、次のとおりです。

複数データ項目の表示

複数データ項目の表示の差異は、次のとおりです。

階層の表示Excel 2007 Excel 2003

集計行は後に表示される。

集計行は前に表示される。

Excel 2007 Excel 2003

複数データがある場合は行方向に並ぶ

複数データがある場合は列方向に並ぶ

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「∑値」を行ラベルに

変更することで行方向へ

の変更可能

Excel 2007

値の項目を列範囲に変更

することで列方向への変更可能

Excel 2003

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1.5 ピボット テーブルを作成保存後、再度開いて利用する場合

Active Directory を利用していない環境で、Analysis Services サーバーに対して、ローカル

ユーザー/パスワードを指定してログインする場合、ピボット テーブルを作成保存後に、再

度開いて利用する場合には、以下の設定が必要になります。

ただし、この設定の場合は、パスワードが平文で接続ファイル(.odc ファイル)に設定される

ため、特別な注意が必要であり、可能な限り Active Directory を利用することを推奨します。

上記設定を行って、保存した Excel ファイルを開き、再度 Analysis Services へ接続して操作

を行う場合の差異は、次のとおりです。

このエラーの発生は、「常にこのファイルを使用してデータを更新する」の設定が Excel 2007

では可能となっているため、Excel 2007 では回避できます。

保存後再利用するための設定

設定 Excel 2007 Excel 2003

「パスワードをファイルに保存する」チェックボックス

オンに設定

「常にこのファイルを使用してデータを更新する」チェックボックス

オンに設定 (設定不可)

作成保存後再度開いて利用 Excel 2007 Excel 2003

エラー発生有無なし。

外部データに接続する旨の確認のセキュリティ通知のみ

あり。接続ファイル(.odc)の使用確認が必要

Excel 2003Excel 2007

ログインユーザ/パスワードを入力します。

「パスワードを保存する」に

チェックを入れる。

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Excel 2003 で保存後再利用(再接続)した場合の動作

1. ピボット テーブルを作成し、名前を付けて保存します。

2. 保存したファイルを開き、データ範囲に「売上数量」を追加します。

Excel 2003Excel 2007

「パスワードをファイルに保存する」

にチェックを入れる。

「常にこのファイルを使用して」にチェックを入れる。

⇒ここにチェックを入れることでエラーが回避される。

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Excel 2003・保存後再利用(再接続)した場合

ピボットテーブルを作成し、名前をつけて保存します。

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3. Analysis Services への接続時にエラーが発生します。

4. 接続情報使用の確認画面が出てきます。接続に使用する .odc ファイルが合っていること

を確認して、[はい]を選択します。

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保存したファイルを開き、データ範囲に「売上数量」を追加します。

43SSASに接続時にエラーが発生します。

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5. Analysis Services へ再接続して、値を追加できました。

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接続情報使用の確認画面がでてきます。接続に使用する.odcファイルがあっていることを確認して[はい]を選択します。

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Excel 2007 で保存後再利用(再接続)した場合の動作

1. ピボット テーブルを作成して、名前を付けて保存します。

2. 保存したファイルを開き、値に「売上数量」を追加します。

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Excel 2007・保存後再利用(再接続)した場合

ピボットテーブルを作成し、名前をつけて保存します。

保存したファイルを開き、値に「売上数量」を追加します。

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3. 外部データへ接続するための確認画面がでてきます。

4. Excel 2007 では、エラーが発生することなく、Analysis Services へ接続し、値を追加で

きました。

外部データに接続するための確認画面がでてきます。

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1.6 Excel 2007 のみの機能

詳細データの表示

Excel 2007 では、データをダブルクリックするか、または「詳細データの表示」を選択する

ことで、集計値の詳細データを表示することができます。

詳細データを表示するセルをダブルクリックするか、または右クリックし、[詳細の表示]を選択します。

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新しいシートに詳細データの最初の1000行が表示されます。

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詳細データの行数(デフォルトは 1000 行)を変更したい場合は、[データ]タブの[プロパ

ティ]から、接続のプロパティを開いて、「取得するレコードの最大数」を変更します。

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詳細データの行数を変更する場合は、[データ]タブ>[プロパティ]で接続のプロパティを開き、「取得するレコードの最大数」を変更します。

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追加アクション

Excel 2007 では、Analysis Services で定義されたアクションを実行することができます。ア

クションを利用すると、キューブのメンバやメジャーをパラメータとしてクエリに取り込み、

キューブに詳細を保存したり、ブラウザなどの別のアプリケーションを起動することも可能で

す。

詳細データを表示するセルを右クリックして、[追加アクション] から任意のアクションを選択します。

Excelからバラメータを受け取り、レポートを実行しました。

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KPI(主要業績評価指標)

KPI は、Analysis Services で定義される特別な集計基準です。これによって、

状態(現在値が特定の数値に一致しているか)

傾向(時間の経過と共に値がどう変化しているか)

などの“主要業績評価指標”を追跡できます。

これらのデータが表示されると、サーバーから Excel の新しいアイコン セットに類似する関

連アイコンが送信され、

状態インジケータ(ブレーキ ランプのアイコン)

傾向インジケータ(方向表示の矢印アイコンなど)

を示すことができます。

以上

59

KPIの「状態」を値に追加すると、設定されたアイコン(今回は信号機)で状態が表示されます。