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0 本スピーチに記載されている、ソニーの現在の計画、見通し、戦略、確信などのうち、歴 史的事実でないものは、将来の業績に関する見通しです。これらの情報は、現在入手可 能な情報から得られたソニーの経営陣の仮定、決定ならびに判断にもとづいています。 実際の業績は、多くの重要なリスクや不確実な要素により、これら業績見通しと大きく異な る結果となりうるため、これら業績見通しのみに全面的に依拠することは控えるようお願い します。その他のリスクや不確実な要素、及び業績見通しと大きく異なる結果を引き起こ しうるその他要素については、本日付の発表文をご確認ください (http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/)

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    本スピーチに記載されている、ソニーの現在の計画、見通し、戦略、確信などのうち、歴史的事実でないものは、将来の業績に関する見通しです。これらの情報は、現在入手可能な情報から得られたソニーの経営陣の仮定、決定ならびに判断にもとづいています。

    実際の業績は、多くの重要なリスクや不確実な要素により、これら業績見通しと大きく異なる結果となりうるため、これら業績見通しのみに全面的に依拠することは控えるようお願いします。その他のリスクや不確実な要素、及び業績見通しと大きく異なる結果を引き起こしうるその他要素については、本日付の発表文をご確認ください(http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/)。

  • CFOの吉田でございます。よろしくお願いいたします これから、このニつの内容で、15分ほどご説明します

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  • 2017年度第1四半期の連結売上高は、前年同期から15%増の1兆8,581億円となりました

    連結営業利益は、前年同期から約2.8倍の1,576億円となりました 当社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期から約3.8倍の809億円となりまし

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  • なお、前年度と当年度の第1四半期の営業利益においては、このスライドにあるように、一時的な損益が多く含まれております

    前年度には、熊本地震によるマイナス影響とカメラモジュールの資産の減損があった一方で、当年度は、カメラモジュールの製造子会社の譲渡益や地震に関する保険収益を計上しています

    これらの一時的な要因を除いた、実質ベースでの増益は114億円となり、前年同期からの増益幅は10%強と試算されます

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  • セグメント別の実績はご覧の通りです なお、第1四半期より、従来のコンポーネント分野を廃止し、同分野に含まれていた

    事業は、その他分野に移管しております 従来のコンポーネント分野で、売上の約6割を占める電池事業については、既に発

    表させていただいた通り、株式会社村田製作所様への譲渡が、本年の9月1日に完了する予定となっております

    電池事業以外で、その他分野に残る事業は、ストレージメディアなどです

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  • 次に、通期の連結業績見通しをお示しします 連結での売上高見通しは、主に為替の影響により3,000億円上方修正しております 連結の営業利益、税引前利益、当期純利益の見通しについては、いずれも4月時

    点から変更しておりません 為替の前提は、ここにあるように、ドルで110円、ユーロで120円に変更しています 今年度の配当については、中間配当を12円50銭とさせていただく予定です

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  • 続いて、セグメント別の業績見通しはご覧の通りとなっております ここにある通り、イメージング・プロダクツ&ソリューション、ゲーム&ネットワークサービ

    ス、半導体の各分野で営業利益見通しを変更しております セグメント別見通しにおける為替の前提は、右上に記載しているように、ドルで112円、

    ユーロで128円となっています 先ほど述べました、連結全体の業績見通しに用いた、ドルで110円、ユーロで120円、

    という為替レートとの差による影響額として、新興国通貨による影響も含め、営業利益でおよそ400億円のマイナスを見ており、この金額は全社(共通)および消去に含めております

    では、ここから各分野の概況説明に移ります

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  • まずは、モバイル・コミュニケーション分野についてご説明します 当四半期は、主にスマートフォンの製品ミックスの変化により、前年同期から3%の

    減収となりました 営業利益については、オペレーション費用や研究開発費の削減などにより、増益を

    確保し36億円を計上しました

    通期の見通しについては、4月時点の想定から変更しておりません 営業利益見通しでは、4月時点と比べて、スマートフォンにおける、メモリ等部品の更

    なる価格上昇を織り込んだものの、このマイナス影響は費用削減でカバーできる見通しであることから、50億円を維持しております

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  • 次に、ゲーム&ネットワークサービス分野についてご説明します 当四半期は、前年同期比で5%の増収となりました 営業利益については、前年同期に、自社ソフトの『Uncharted 4』が大きく貢献してい

    たことや、PS4ハードウェアの価格改定の影響などもあって、前年同期から263億円の減益となり、177億円を計上しました

    ネットワークの売上高については、前年同期比で34%の増収となりました

    通期の営業利益見通しは、主に為替のユーロ高ドル安の影響により、100億円上方修正し、1,800億円としております

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  • なお、モバイル向けゲームアプリを手掛けるフォワードワークスは、第一弾として、7月4日に『みんゴル』の配信を開始し、既に200万ダウンロードを超えています

    また、10月上旬には初のオリジナルコンテンツとなる、『ソラとウミのアイダ』の配信を予定しており、今後の展開に期待しております

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  • 次に、イメージング・プロダクツ&ソリューション分野についてご説明します 前年同期は、熊本地震によって部品の供給不足が生じていましたが、当四半期は、

    主にこの影響がなくなったことにより、前年同期から27%の増収となりました 営業利益は、この増収の効果などによって、前年同期から157億円増加し、232億

    円となりました

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  • なお、このスライドにあるように、前年同期との比較で、熊本地震の影響を除いた実質ベースでの増益額は61億円と試算されます

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  • デジタルイメージングでは、5月に、高い連写機能を実現した、フルサイズミラーレス一眼カメラ『α9』を発売しました

    プロスポーツカメラマンはもちろんのこと、報道カメラマンの皆様からも非常に高い評価をいただいております

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  • 通期の営業利益見通しは、主に為替の円安の影響により、120億円上方修正し、720億円としております

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  • 次に、ホームエンタテインメント&サウンド分野についてご説明します 当四半期は、前年同期比で9%の増収となりました 営業利益は、23億円の増益となり、226億円を計上しました 4Kテレビを中心とした高付加価値商品へのシフトによる製品ミックスの改善が順調

    に進んでおります

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  • また、6月に発売を開始した有機ELテレビについても、優れた画質や音質、デザインなどにより、販売は堅調に推移しています

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  • 通期の営業利益見通しは、変更しておりません

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  • 次に、半導体分野についてご説明します 当四半期は、前年同期比で41%の増収、990億円の損益改善となり、554億円の

    営業利益を計上しました この増収は、モバイル向けイメージセンサーの数量増に加え、前年同期に熊本地震

    の影響があったことなど、によるものです

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  • 営業損益については、冒頭でも触れました通り、一時的な要因として、熊本地震とカメラモジュールの影響があることから、このスライドにあるように、これらを除いた実質ベースでの営業増益は、211億円と試算されます

    先ほど述べました、モバイル向けイメージセンサーの数量増が、実質ベースでの増益の主な要因となっております

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  • 通期の見通しにおいては、モバイル向けイメージセンサーの販売数量が、4月時点の想定から減少することを反映して、売上高を200億円下方修正しております

    営業利益については、この減収のマイナス影響はあるものの、これまで取り組んできているコスト削減の効果などにより、100億円上方修正し、1,300億円を見込んでおります

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  • 次に、映画分野についてご説明します 当四半期は、前年同期比で12%の増収、営業損益は11億円改善し、95億円の営

    業赤字を計上しました この損益改善は、主にテレビ番組制作の貢献によるものです

    通期の見通しについては変更しておりません

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  • なお、本日午前に発表させていただいた通り、米国において、日本のアニメコンテンツの配給及び配信事業を営む、Funimationを買収することとしました

    同社の持分の95%を1億4,300万米ドルで取得する予定としております

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  • また、既にご案内の通り、6月1日よりソニーピクチャーズのCEOにアンソニー・ヴィンシクエラが就任しました

    彼は、多様なエンタテインメント事業を経営した経験と実績を有するマネジメントであり、現在、各事業の責任者と共に、スピード感を持って、ビジネスの現状や課題の把握に努めているところです

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  • なお、7月7日に『スパイダーマン・ホームカミング』の公開を開始し、米国を中心に劇場興行収入は堅調に推移しております

    日本では8月11日の公開を予定しております

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  • また、スパイダーマンからの派生作品として、『ヴェノム』の公開を2018年の秋に予定しています

    これらを含めて、ソニーが映画化権を有するマーベルのキャラクターは 数多くあることから、こうしたIPを積極的に活用していきたいと考えております

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  • 続いて、音楽分野についてご説明します 当四半期は、前年同期比で19%の増収となりました 営業利益は、91億円の増益となり、250億円を計上しました 引き続き、モバイル向けゲームアプリの『Fate/Grand Order』が業績に貢献しており

    ます

    通期の見通しについては変更しておりません

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  • 最後に、金融分野についてご説明します 当四半期は、前年同期比で30%の増収となったものの減益となり、462億円の営業

    利益を計上しました 主力のソニー生命において、当四半期の日本の株式相場が上昇したことなどによっ

    て、特別勘定の運用損益が改善し、増収となりましたが、この運用損益は最終的には保険契約者に帰属することから、営業利益へのプラス影響は限定的となっています

    前年同期からの減益の要因は、会計上「その他有価証券」に分類される、株式についてのヘッジ取引の損益悪化や、前年同期と比較して有価証券売却益が減少したことなど、によるものです

    通期の見通しについては変更しておりません

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  • 最後に、セグメント別の業績見通しを再度お示しします 私からの説明は以上です

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