news 44 自研センターニュース 2007年4月号 2.塗料使用量...

20
News JIKEN CENTER 平成19年4月15日発 (通巻379号) 昭和51年5月27日 第三種郵便物認可 自研センターニュース C O N T E N T S 特別記事 ・・・・・・・・・・・・・・ 2 補修用水性塗装の作業性と特徴 リペアインフォメーションS ・・・・・・・・・・6 フロントフェンダの 「構造調査シリーズ」新刊のご案内・・・・・・・・8 特別記事 ・・・・・・・・・・・・・・ 9 電子機器部品等の再設定時間 (参考値) トヨタクラウンマジェスタ180系、レクサスLS40系 日本アウダテックス ・・・・・・・・・・・・15 指数テーブル「2007年4月号」発行のご案内 輸入車指数作業トピック ・・・・・・・・・・・16 接着剤によるルーフの取付け リサーチングスケルトンズ ・・・・・・・・・・18 日産スカイライン(V36系) 別冊 新型車情報 1三菱 デリカD:5(CV5 ・・・・・・・・1 ~□ 12 2マツダ CX-7(ER3P) ・・・・・・・・・・1 ~□ 12 4 APRIL 2007

Upload: others

Post on 23-Apr-2020

1 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: News 44 自研センターニュース 2007年4月号 2.塗料使用量 水性塗料は溶剤系塗料に比べ塗着効率が高く、隠ぺい力も高いため一般的に塗料使用量は少なくて

NewsJIKEN CENTER

平成19年4月15日発行 毎月1回15日発行(通巻379号)昭和51年5月27日 第三種郵便物認可自研センターニュース

C O N T E N T S

特別記事 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

補修用水性塗装の作業性と特徴

リペアインフォメーションS ・・・・・・・・・・6

フロントフェンダの脱着作業事例

「構造調査シリーズ」新刊のご案内・・・・・・・・8

特別記事 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9

電子機器部品等の再設定時間について(参考値)

トヨタクラウンマジェスタ180系、レクサスLS40系

日本アウダテックス社 ・・・・・・・・・・・・15

指数テーブル「2007年4月号」発行のご案内

輸入車指数作業トピック ・・・・・・・・・・・16

接着剤によるルーフの取付け

リサーチングスケルトンズ ・・・・・・・・・・18

日産スカイライン(V36系)

別冊新型車情報

1三菱デリカD:5(CV5W)・・・・・・・・□1~□12

2マツダCX-7(ER3P) ・・・・・・・・・・□1~□12

4APRIL 2007

Page 2: News 44 自研センターニュース 2007年4月号 2.塗料使用量 水性塗料は溶剤系塗料に比べ塗着効率が高く、隠ぺい力も高いため一般的に塗料使用量は少なくて

2 自研センターニュース 2007年 4月号

2006年4月に改正大気汚染防止法が施行され水性塗料の開発が加速しています。そこで今回は自研セ

ンターでこれまでに行なった補修用水性塗料(以下、水性塗料)の作業性を、従来の溶剤系塗料との比較

で紹介するとともに、水性塗料の特徴やVOC規制の概要について説明いたします。

1.作業性比較調査結果

外資系、国内系各1塗料メーカーの上塗り水性塗料(ベースコート)について溶剤系塗料と作業性を比較

しました。結果は表1のとおりです。

(前提条件)

※使用パネル:トヨタカローラ(120系)

※時間は水性と溶剤系で作業性に差が生じる下記の平均作業時間

上塗り関連  : 塗料のカップ移し、塗料の塗布、乾燥(エアブロー)

調色・準備関連: テストピース作成、ガン洗浄、ドライヤ準備・かたづけ

※上塗り作業はパネル裏面の塗り作業を含む        

※溶剤系塗料は関西ペイント レタンPGハイブリッド(2K塗料、速乾タイプ)

パネル名溶剤系 水性

国内系 国内系 外資系

フロントフェンダ 38 13.4分 19.0分 20.9分

フロントドア 69 18.0分 30.6分 28.2分

フード 110 19.6分 33.7分 34.4分

上記3パネル同時 49.0分 61.3分 57.1分

調色・準備関連作業 10.3分 34.0分 30.8分

平均気温(ブース内) - 26.2℃ 31.2℃

平均湿度(ブース内:乾湿計) - 65.9% 72.4%

ブース プッシュプル型ブース内作業

塗装ガン FINER-G14 NR2000HVLP

乾燥方法 フラッシュオフ ドライヤ使用(手持式+設置式)

使用塗色(カラーコード) 1D9 1D9,202,040 1D9,209,040,8P4

平均塗り回数 表4、裏2 表4、裏2 表3、裏2

上塗り関連作業

作業条件設備工具等

面積(dm2)

表1 作業性比較結果

補修用水性塗料の作業性と特徴

特別記事

Page 3: News 44 自研センターニュース 2007年4月号 2.塗料使用量 水性塗料は溶剤系塗料に比べ塗着効率が高く、隠ぺい力も高いため一般的に塗料使用量は少なくて

3自研センターニュース 2007年 4月号

○主な作業時間増加要因         

・上塗り塗料乾燥(エアブロー)時間

・調色用テストピース乾燥時間

・ドライヤの準備時間         

・ガン洗浄時間

○主な作業時間減少要因

・塗り時間(塗着効率向上による塗り回

数減少)

調査の結果、面積によって異なりますが、水性塗料の塗り時間はパネル1枚当り約6分~14分長くか

かりました。しかし、作業時間は面積に比例して単純に増加するのではなく、複数パネルでは逆に時

間差が縮小する傾向がありました。これはパネル乾燥時のドライヤによる送風が隣接パネルに影響し、

隣接パネルの乾燥時間が短くなることや、溶剤系に比べて塗り回数が少ない分、広範囲の塗装では動

きが効率化されることなどが原因と考えられます。

なお、水性塗料の作業時間は溶剤系塗料と異なり温度や湿度の影響を受けやすく、特に湿度が高い

場合は乾燥時間が長くなります。

今回の調査では塗料毎に調査時期が異なり、平均的な温度や湿度の条件も異なっています。従って、

この結果だけで水性塗料の作業性・性能比較を行うことはできません。

75.0

(分)�

50.0

25.0

0.0溶剤系�

フロントフェンダ� フロントドア� フード� 3パネル同時�

水性� 溶剤系� 水性� 溶剤系� 水性� 溶剤系� 水性�

乾燥�

塗り�

塗料補充�

15.6 6.420.0

6.7

25.5

7.510.9

7.49.86.4

5.9

4.3 5.7

29.5

17.5

13.835.5

4.01.11.1 1.11.11.1 1.81.81.8 0.90.90.9 2.02.02.0 1.41.41.4

溶剤系と比較すると、�

・乾燥時間は長い。�

・塗り時間は短い。�

水性塗料の上塗り乾燥作業

表2 上塗り関連作業の内訳比較(外資系の場合)

設置式ドライヤ

Page 4: News 44 自研センターニュース 2007年4月号 2.塗料使用量 水性塗料は溶剤系塗料に比べ塗着効率が高く、隠ぺい力も高いため一般的に塗料使用量は少なくて

4 自研センターニュース 2007年 4月号

2.塗料使用量

水性塗料は溶剤系塗料に比べ塗着効率が高く、隠ぺい力も高いため一般的に塗料使用量は少なくて

済むと言われています。今回の調査ではパネル表面と裏面の塗装を行なった場合の塗料使用量を比較

しました。結果は次のとおり、塗料によって差がありますが、溶剤系に比べて約18%~24%少なくて済

むことが確認できました。

3.補修用水性塗料参考値

現在のところ水性塗料の普及率が低く、塗料メーカーによる性能のバラツキがある他、水性塗料の

作業性に最も影響する湿度が地域・季節によって異なるといった問題もあり、水性補修塗料の指数作

成にはさらなるデータ収集が必要です。

しかし、VOC規制がすでに施行されており、今後、補修用水性塗料の使用拡大が見込まれることから、

自研センターでは当面の対応としてこれまでの調査結果をもとに以下のとおり参考値を作成しました。

運用は従来の塗装指数の塗り数値および加算基礎数値(2K)に下記の参考値を加算する方法です。

なお、すでに説明したとおり、水性補修塗料は様々な要因によって作業時間が異なります。適用に

当っては、使用塗料の特性、気象条件、設備条件などをもとに個別に判断する必要があります。

4.VOC規制と補修用水性塗料

2006年4月の改正大気汚染防止法の施行により、修理工場などの事業者は、自主取組みとしてVOCの

排出や飛散抑制のために必要な措置を幅広く講じること(第17条の13)、また一般の国民にもVOC 抑制

に取組んでいる事業者の製品購入に努めること(第17条の14後段)が求められています。

一方、EUでは2007年1月から溶剤系補修塗料の流通規制が始まり、補修用上塗り塗料(ベースコート)

の水性化やクリヤのハイソリッド化が行われるなど、既に厳しい規制が導入されています。日本でも

前述の自主取組みの進展状況によっては今後、さらに厳しいVOC規制が導入される可能性もあります。

水性塗料は湿度が高い環境下では乾燥に時間を要し作業効率が低下する面があります。しかし、

一方で水性塗料は静電気の影響が少なく、ゴミの付着が少なくなる点や、アルミ、パールの配列が綺

麗に並びやすいといったメリットもあります。

一般的に補修塗料は普及が進めば性能もさらに向上する傾向があります。日本においても修理事業

者による水性塗料の使用が一層促進され、水性塗料が違和感なく使用される環境が早期に実現される

ことが望まれます。

溶剤(国内) 水性(国内) 水性(外資)

塗料使用量(10dG当り) 82.1g 67.7g 62.2g

塗料使用量の比較

水性塗料加算(参考値)

※使用量は作業性調査に使用したパネルの平均値

※使用量にはパネル裏面塗装分を含み、パネル表面積10dg当りで表示

※塗料使用量は希釈済み塗料の量(希釈剤配合割合は湿度条件に応じた塗料メーカーの推奨割合)

(注)補修塗膜が2コートタイプ(ベースコート+クリヤ)の場合で、取替パネルまたは修正パネル1/1を適用する場合の参考値です。修正パネル1/2、1/3の場合やコート数が異なる場合は必要に応じて適宣増減してください。

1枚の場合 2枚以上の場合

塗り数値 0.4 0.5

加算基礎数値 0.4

(枚数にかかわらず1回加算)

Page 5: News 44 自研センターニュース 2007年4月号 2.塗料使用量 水性塗料は溶剤系塗料に比べ塗着効率が高く、隠ぺい力も高いため一般的に塗料使用量は少なくて

5自研センターニュース 2007年 4月号

<参考>

日本各地の直近10年の月別平均湿度は地域によって異なりますが、年間を通じて約60%~75%となっ

ています。

札幌(年平均69.1%)�

相対湿度﹇%﹈�

100�

90�

80�

70�

60�

50�

40�

30�

20�

10�

01月�2月�3月�4月�5月�6月�7月�8月�9月�10月�11月�12月�

東京(年平均60.8%)�

相対湿度﹇%﹈�

100�

90�

80�

70�

60�

50�

40�

30�

20�

10�

01月�2月�3月�4月�5月�6月�7月�8月�9月�10月�11月�12月�

大阪(年平均63.5%)�

相対湿度﹇%﹈�

100�

90�

80�

70�

60�

50�

40�

30�

20�

10�

01月�2月�3月�4月�5月�6月�7月�8月�9月�10月�11月�12月�

福岡(年平均66.3%)�

相対湿度﹇%﹈�

100�

90�

80�

70�

60�

50�

40�

30�

20�

10�

01月�2月�3月�4月�5月�6月�7月�8月�9月�10月�11月�12月�

名古屋(年平均67.2%)�

相対湿度﹇%﹈�

100�

90�

80�

70�

60�

50�

40�

30�

20�

10�

01月�2月�3月�4月�5月�6月�7月�8月�9月�10月�11月�12月�

金沢(年平均71.8%)�

相対湿度﹇%﹈�

100�

90�

80�

70�

60�

50�

40�

30�

20�

10�

01月�2月�3月�4月�5月�6月�7月�8月�9月�10月�11月�12月�

(指数部/森本 毅)

1997年~2006年(10年間)の月別平均湿度

(気象庁ホームページより)

Page 6: News 44 自研センターニュース 2007年4月号 2.塗料使用量 水性塗料は溶剤系塗料に比べ塗着効率が高く、隠ぺい力も高いため一般的に塗料使用量は少なくて

6 自研センターニュース 2007年 4月号

フロントフェンダの脱着作業事例

2006年10月に発売されたトヨタカローラアクシオ(14#系)について、フロントフェンダ脱着作業をご紹介

します。

(今回のフルモデルチェンジで車名をカローラアクシオとしています。普通乗用車の国内販売はNo.1です。)

1.フロントフェンダ取付部の構造(写真1 ①、②)

NZE14#系カローラアクシオのフロントフェンダ先端取付部(写真2・フロントフェンダ取付部①)

は、ラジエータサポートにスポット溶接されたブラケットに取付く構造となっています。

フロントフェンダ取付部①のブラケットは、単体での補給が設定されていないため、この部品を取替

えるためには、ラジエータサポート(左右設定あり)が必要となります。

フロントフェンダ取付部②も同様に、フロントエプロンツウカウルサイドメンバアッパにスポット溶

接されたブラケットを採用しています。(写真3)

※フロントフェンダ取付部②のブラケットは単体

補給の設定があります。

名称:フロントエプロンツウカウルサイドメン

バプレート

品番:53737-12090

参考価格:230円(2007年2月現在)

REPAIR Information Sリペア インフォメーション S

写真1

写真3

写真2

フロントフェンダ取付部

14#系カローラ

14#系カローラ

フロントフェンダ取付部q

フロントフェンダ取付部w

w

q

Page 7: News 44 自研センターニュース 2007年4月号 2.塗料使用量 水性塗料は溶剤系塗料に比べ塗着効率が高く、隠ぺい力も高いため一般的に塗料使用量は少なくて

7自研センターニュース 2007年 4月号

2.フロントフェンダ取付隠れボルト

付属品などの裏に隠れて目視上確認できないボルトである隠れボルト位置は黄丸印です。(写真4)

フロントサイドパネルプロテクタNo.2、フロントピラーカバーアッパを取外します。(写真5)

写真4 写真5

各部品を取外すとフロントフェンダ取付隠れボルト(2箇所)が確認できます。(写真6・黄丸印)

上部のフロントフェンダはボンネットヒンジAssyに取付きます。(写真7・黄丸印)

写真6 写真7

フロントフェンダ前部については、フロントバンパサイドサポートを取外し、フロントフェンダ取付けボルトを

取外します。

(フロントバンパカバー、ラジエータグリル、ヘッドランプAssyは取外し状態)(写真8、写真9)

写真8 写真9

フロントピラーカバーアッパ

フロントサイドパネルプロテクタNo.2

Page 8: News 44 自研センターニュース 2007年4月号 2.塗料使用量 水性塗料は溶剤系塗料に比べ塗着効率が高く、隠ぺい力も高いため一般的に塗料使用量は少なくて

8 自研センターニュース 2007年 4月号

フロントフェンダライナを取外し、フロントフェンダサイドパネル(写真10)を取外した後、フロン

トピラーに取付けられているボルトを取外します。(写真11・黄丸印)

(フロントフェンダサイドパネルはグレード:LUXEL・Gに取付けられています)

写真10 写真11

その後、フロントピラーの下部のボルト、サイドターンシグナルランプを取外します。(グレード:

LUXELはフロントフェンダにサイドターンシグナルランプは取付いていません。ドアミラー(アウタリ

ヤビューミラーAssy)に組み込まれています。)(写真12、写真13)

フロントフェンダの取外し時の一部を紹介しました。作業する場合のご参考にしてください。

写真12 写真13

お申し込みは自研センター総務企画部までお願いします。

TEL 047-328-9111 FAX 047-327-6737

「構造調査シリーズ」新刊のご案内

自研センターでは新型車について、損傷した場合の復元修理

の立場から見た車両構造、部品の補給形態、指数項目とそ

の作業範囲、ボデー寸法図など諸データを掲載した「構造調

査シリーズ」を発刊しておりますが、今月は右記新刊をご案内

いたしますので、是非ご利用ください。定価は1,120円です

(税込み、送料別)。

No. 車 名 型 式

468 ホンダ CRーV RE3・4系

469 ミツビシパジェロロング V93W・97W系

470 ニッサンオッティ H92W系

(技術開発部/島田東一)

REPAIR Information S

Page 9: News 44 自研センターニュース 2007年4月号 2.塗料使用量 水性塗料は溶剤系塗料に比べ塗着効率が高く、隠ぺい力も高いため一般的に塗料使用量は少なくて

9自研センターニュース 2007年 4月号

はじめに

先進安全自動車をはじめ、多くの車両に電子機器が装備されていることはご存知のことと思います。

先進安全装備や電子機器は事故車の修理に伴い、バッテリーターミナルの取外しや部品の脱着・取替、

配線の縁切り等により、電子機器部品やシステムの再設定(初期化、学習)や調整が必要になる場合が

あります。

しかし、これらの作業は同一車種でも、年式、グレード、オプションの有無等によって必要性に差が

あり、複数の作業項目に重複して発生するケースもあるため、指数には含まれていません。

今回は「クラウン マジェスタ 180系」および「レクサス LS 40系」の電子機器部品やシステムの

再設定の作業観測を行いました。

なお、今回の参考値(※1)では、溶接系作業項目および、M140(エンジンルーム内配線・配管、付

属品)の作業項目は除いています。

※1 作業観測は指数作成時の方法に準じて行いましたが、大半の作業観測回数が1回のため、参考値という表示にしています。

1.作業の前提条件

(1)原則、完成車状態からの作業

2.除く作業

(1)指数に含まれている作業 (2)単体部品の点検作業

(3)ターゲット等の計測用機器の作成作業 (4)機能点検の為のロードテスト

3.作業に必要な機器等

電子機器部品等の再設定時間について(参考値)

(トヨタ クラウンマジェスタ180系、レクサスLS40系)

TaSCAN

ダイアグノーシスコードの消去や各種電子機器等の点検調

整で使用します。

作業によっては、専用ターゲットや水準器が必要になります。

特 別 記 事

Page 10: News 44 自研センターニュース 2007年4月号 2.塗料使用量 水性塗料は溶剤系塗料に比べ塗着効率が高く、隠ぺい力も高いため一般的に塗料使用量は少なくて

10 自研センターニュース 2007年 4月号

4.作業例の紹介

(例)レーンキーピングアシストシステム(レーンレコグニッションセンサカメラ)光軸学習

(クラウンマジェスタ180系の場合)

(1)必要な事前作業

タイヤエア圧調整

フロントガラスおよびカメラセンサの清掃

トランク荷物を降ろす

標準車高調整

車高点検

車高調整

ホイールアライメント調整(フロント、リヤ)

エンジンを始動し、車高をHiにしてからノーマルに戻す(2回)

(2)ターゲット位置決め作業

平坦な場所で写真の様に糸と先のとがったおもりを使用して計測します。

フロントドア前端部

ターゲット設置ライン

ターゲット2設置ポイント(K)

・Xmm=X,mmとする。

・Ymm=Y,mmとする。

・XmmとYmmとの誤差は±5mmとする。

レーンレコグニッションカメラセンサ位置

ターゲット3設置ポイント(J)

ターゲット1設置ポイント(I)

H

AB

D

CFG

EX,mm

XmmXmmXmmXmmXmmXmmXmmXmmXmmXmmXmmXmmXmmXmmXmmXmmXmm

53mm53mm53mm53mm53mm53mm53mm53mm53mm53mm53mm53mm53mm53mm53mm53mm53mm

Y,mm

YmmYmmYmmYmmYmmYmmYmmYmmYmmYmmYmmYmmYmmYmmYmmYmmYmm

3000mm

895mm

895mm

3000mm

561mm

D

アウトサイドモールディングLH下部

Page 11: News 44 自研センターニュース 2007年4月号 2.塗料使用量 水性塗料は溶剤系塗料に比べ塗着効率が高く、隠ぺい力も高いため一般的に塗料使用量は少なくて

11自研センターニュース 2007年 4月号

(3)ターゲットの設置

ホイールアーチ高を計測しターゲットの高さを

合わせ、(2)で計測した位置にターゲットを設置

します。

(4)設定値の記憶

TaSCANを使用して設定値を記憶させます。

作業には、専用の機器(TaSCAN、計測用SST)

や平坦な場所等が必要になる場合があります。詳

しくはメーカ発行の修理書を参照ください。

5.参考値

(1)クラウンマジェスタ 180系 電子機器部品等の再設定時間 参考値

作業項目No.ごとの参考値

作業項目名 装 備 品 名 作 業 内 容 参考値 備考

スライディングルーフ 初期化

時計 設定

━バックガイドモニタ 初期化

0.2パワーウインドウ 初期化

パワートランクリッド 初期化

ヒータ&エアコンディショナ 初期化

B350 トランクパネルバックガイドモニタ 点検・調整・初期化 0.2

B360 脱着・取替

B440片側フロント

シートエアバックダイアグノーシスコード

0.1シート脱着 消去

B450 リヤシート脱着 エアバッグダイアグノーシスコード

0.1消去

ABSダイアグノーシスコード

消去

M031タイヤ空気警報システム

初期化

M041(タイヤプレッシャウォーニング) 1.2

エア漏れ点検 片側

エアサス車高点検・調整

ニューマチックシリンダ

フロントサスペン

ション脱着・取替

バッテリーター

ミナル脱着

作業項目No.

ハイトコントロールセンサフロント&リヤ

バッテリーターミナル脱着の設定、初期化と同時作業

バッテリーターミナル脱着の設定、初期化と同時作業

バッテリーターミナル脱着の設定、初期化と同時作業

Page 12: News 44 自研センターニュース 2007年4月号 2.塗料使用量 水性塗料は溶剤系塗料に比べ塗着効率が高く、隠ぺい力も高いため一般的に塗料使用量は少なくて

12 自研センターニュース 2007年 4月号

作業項目No.

作業項目名 装 備 品 名 作 業 内 容 参考値 備考

ABSダイアグノーシスコード

消去

タイヤ空気圧警報システム初期化

(タイヤプレッシャウォーニング)

━エア漏れ点検

1.5両側

エアサス車高点検・調整

パワーステアリング出力補正、0点調整

(回転角センサ、トルクセンサ)

M150 エアサス エア漏れ点検 0.9

ダイアグノーシスコード

消去

ABS圧抜き

0.9

エア抜き

M160 学習

ダイアグノーシスコード

消去

ABS 1.7

エア抜き

M170エアバッグ

ダイアグノーシス点検・0.1

M180 消去

M200 出力補正、0点調整 0.3

M222 エアバッグ 0.1

M230 0.1

ダイアグノーシス点検・

ABS消去

圧抜き

M250初期化 2.6

M255

エア漏れ点検

エアサス

車高点検・調整

エンジン・トランスミッション&FrサスペンションAssy脱着、サスペンション両側分解・点検・組立・調整

ハイトコントロールコンプレッサ脱着・取替

ブレーキマスタシリンダAssy&ブレーキストロークシミュレータシリンダAssy脱着・取替(2WD)

ブレーキマスタシリンダAssy&ブレーキブースタAssy脱着・取替(4WD)

ステアリングコラムAssy

パワーステアリングAssy脱着・取替

リヤクーリングユニット脱着・取替

インストルメントパネル

リヤサスペンション脱着

パワーステアリング(回転角センサ、トルクセンサ)

インストルメントパネルパッセンジャエアバッグAssy

タイヤ空気圧警報システム(タイヤプレッシャウォーニング)

ダイアグノーシス点検・消去

ダイアグノーシス点検・消去

ハイトコントロールコンプレッサ

アキュームレータ

マスタシリンダ及びストロークシミュレータ

リニア弁オフセット

トラックッションアクチュエータAssy

ホーンボタンAssy

アキュームレータ

ハイトコントロールセンサフロント&リヤ

ニューマチックシリンダ

ハイトコントロールセンサフロント&リヤ

ニューマチックシリンダ

バッテリーターミナル脱着の設定、初期化と同時作業

含む、フロントフェンダライナ脱着

バッテリーターミナル脱着の設定、初期化と同時作業

バッテリーターミナル脱着の設定、初期化と同時作業

バッテリーターミナル脱着の設定、初期化と同時作業

バッテリーターミナル脱着の設定、初期化と同時作業

バッテリーターミナル脱着の設定、初期化と同時作業

バッテリーターミナル脱着の設定、初期化と同時作業

含む、リヤフェンダライナ脱着

Page 13: News 44 自研センターニュース 2007年4月号 2.塗料使用量 水性塗料は溶剤系塗料に比べ塗着効率が高く、隠ぺい力も高いため一般的に塗料使用量は少なくて

13自研センターニュース 2007年 4月号

作業項目No.

作業項目名 装 備 品 名 作 業 内 容 参考値 備考

B010フロントバンパ

レーザーレーダーセンサ 光軸調整 0.7脱着

B010 フロントバンパミリメータウエーブレーダーセンサ 調整 0.8

B020 脱着、取替

ウインドシール

G010 ドガラス脱着・ ナイトビューカメラ 画角点検・調整 0.4

取替

G010

M031

M041

M050 2.6

M060

M070

M200

M250

M255

ウインドシールド

ガラス脱着・取

フロントサスペ

ンション脱着・

取替

エンジン・トラン

スミッション&

Frサスペンショ

ンAssy脱着、サ

スペンション両

側分解・点検・組

立・調整

パワーステアリ

ングAssy脱着・

取替

リヤサ ス ペン

ション脱着

レーンキーピングアシストシステム

(レーンレコグニッションセンサカ

メラ)

調整

含む、車高点検・調整、フ

ロント及びリヤホイールア

ライメント測定、微調整

メーカーオプション装備

作業項目No.

作業項目名 装 備 品 名 作 業 内 容 参考値 備考

ステアリングセンサ 0点調整 ロードテスト含む

バックガイドモニタ 初期化

― パワートランクリッド 初期化0.1

電動リヤドアサンシェードシステム 初期化

リヤクーリングユニット 初期化

― 0.2

― 初期化 0.1

バッテリーター

ミナル脱着

ダイアグノーシス

点検、一括消去

ABS、エアバッグ、ドア、パワー

シート等

ダイアグノーシスコード

一括消去

ムーンルーフムーンルーフ初

期化

インテリジェントパーキン

グアシストシステムの初期

化と同様

電動リヤドアサンシェード

システム付車

リヤクーリングユニット付車

(2)レクサス LS 40系 電子機器部品等の再設定時間 参考値

Page 14: News 44 自研センターニュース 2007年4月号 2.塗料使用量 水性塗料は溶剤系塗料に比べ塗着効率が高く、隠ぺい力も高いため一般的に塗料使用量は少なくて

14 自研センターニュース 2007年 4月号

作業項目No.

作業項目名 装 備 品 名 作 業 内 容 参考値 備考

B200

B210パワーウインドウ 初期化 0.1

B350バックガイドモニタ カメラ光軸調整 0.2

B360

B440 パワーシート 初期化 0.1

B450 リヤシート脱着 パワーシート 初期化 0.1

エア漏れ点検 片側(ライナー脱着不要)

エアサス

車高点検・調整M031

M041VGRSステアリングアクチュエータ

アクチュエータ角 1.6

中立補正、初期化

ABS 圧抜き

エア漏れ点検 両側(ライナー脱着不要)

エアサス

車高点検・調整

M050

VGRSステアリングアクチュエータアクチュエータ角

M060中立補正、初期化

1.9

M070

ABS 圧抜き

パワーステアリング出力補正、0点調整

(回転角センサ、トルクセンサ)

M150 エアサス エア漏れ点検 0.1

M160 ABS 学習 0.2

M170VGRSステアリングアクチュエータ

アクチュエータ角0.1

M180 中立補正、初期化

VGRSステアリングアクチュエータアクチュエータ角

M200中立補正、初期化

0.4パワーステアリング

出力補正、0点調整(回転角センサ、トルクセンサ)

ABS 圧抜き

M250エア漏れ点検 2.4

M255エアサス

車高点検・調整

フロントドア、

リヤドア脱着・

取替

トランクパネル

脱着・取替

片側フロントシー

ト脱着

フロントサスペ

ンション脱着・

取替

エンジン・トラン

スミッション&Fr

サスペンション

Assy脱着、サス

ペンション両側

分解・点検・組

立・調整

ハイトコントロ

ールコンプレッ

サ脱着・取替

ブレーキマスタ

シリンダAssy&

ブレーキストロー

クシミュレータシ

リンダAssy

脱着・取替

ステアリングコ

ラムAssy

パワーステアリ

ングAssy脱着・

取替

リヤサスペンシ

ョン脱着

ニューマチックシリング

ハイトコントロールセンサフロント&リヤ

アキュームレータ

ニューマチックシリング

ハイトコントロールセンサフロント&リヤ

アキュームレータ

ハイトコントロールコンプレッサ

リニア弁オフセット

アキュームレータ

ニューマチックシリンダ

ハイトコントロールセンサフロント&リヤ

フロントバンパ、右ヘッドランプ取り外し状態

Page 15: News 44 自研センターニュース 2007年4月号 2.塗料使用量 水性塗料は溶剤系塗料に比べ塗着効率が高く、隠ぺい力も高いため一般的に塗料使用量は少なくて

15自研センターニュース 2007年 4月号

作業項目No.

作業項目名 装 備 品 名 作 業 内 容 参考値 備考

B010光軸設定、調整 0.6B020

B350初期化・調整 0.6 リヤバンパ取外し状態B360

B420 光軸設定、調整 0.5

G010M031M041M050M060 画角点検・調整 2.6M070M200M250M255

フロントバンパ脱着・取替

トランクパネル脱着・取替

リヤバンパ取替

ウインドシールドガラス脱着・取替フロントサスペンション脱着・取替エンジン・トランスミッション&FrサスペンションAssy脱着、サスペンション両側分解・点検・組立・調整パワーステアリングAssy脱着・取替リヤサスペンション脱着

プリクラッシュセーフティシステムレーンキーピングアシスト(ミリメータウエーブレーダーセンサ)

インテリジェントパーキングアシストシステム(テレビジョンカメラAssy)プリクラッシュセーフティシステム(リヤミリメータウエーブレーダーセンサ

プリクラッシュセーフティシステム(ステレオカメラフュージョン方式)またはレーンキーピングアシスト(オブジェクトレコグニッションカメラ)

含む、車高点検・調整、フロント及びリヤホイールアライメント測定、微調整

メーカーオプション装備

日本アウダテックス社�指数テーブル「2007年4月号」発行のご案内�

◆「指数テーブル」のご注文およびお問い合わせ◆

日本アウダテックス株式会社 TEL:03-5351-1900(代) FAX:03-5350-6305

メーカー名 車  名 型  式

日 産 オッティ H92W系

マツダ CX‐7 ER3P系

三 菱パジェロ(ショート) V83W・87W系

パジェロ(ロング) V93W・97W系

ホンダ CR‐V RE3・4系

ダイハツ ムーヴ L175S、L185S系

スズキ セルボ HG21S系

メーカー名 車  名 型  式

アウディ A3 Sportback 8PBLR

●2007年4月号 国産車・指数テーブル(6メーカー・7車種)

●2007年4月号 輸入車・指数テーブル(1メーカー・1車種)

※「2007年 4月号」だけの単独販売は行っておりま

せん。購入を希望される方は下記「2007年版

セット」(年間購読)をお求め下さい。

【2007年版】

・国産車セット<商品番号:2007 価格:¥18,000>

・輸入車セット<商品番号:3007 価格:¥4,000>

・国産車・輸入車セット

<商品番号:4007 価格:¥20,000>

※バックナンバーは、2006年版・2005年版・2004年版の各「国産車・輸入車セット」「国産車セット」「輸入車セット」となります。なお、在庫がなくなり次第販売を終了させていただきますのでご了承下さい。※ご購入の際のご不明な点は、下記にお問い合わせ下さい。

(指数部/池田浩和)

Page 16: News 44 自研センターニュース 2007年4月号 2.塗料使用量 水性塗料は溶剤系塗料に比べ塗着効率が高く、隠ぺい力も高いため一般的に塗料使用量は少なくて

16 自研センターニュース 2007年 4月号

A3 Sportbackのルーフはルーフサイド部の接合を全てロー付けにて行っています。しかし、ルーフ取

替時の接合方法はロー付けを用いません。主に接着剤を用いてルーフの取付けを行います。

以下にそのルーフ取付け方法を説明します。

接着剤使用によるルーフの取付け

このコーナーでは自研センターにて輸入車の指数を作成していくにあたり、その車種特有の修理作業について取り上げてまいります。

対象車種:アウディ A3 Sportback

型  式:8PBLR

指数項目:B260 ルーフ取替

1.接着剤塗布

ルーフを取外した後の左右のルーフサイド部に接着剤を2列ずつ、塗布します。

↓フロント

:ロー付け箇所

接着剤セット品番:D180KD3 A2部:接着剤塗布箇所

輸 入 車 指 数 作 業 ト ピ ッ ク

Page 17: News 44 自研センターニュース 2007年4月号 2.塗料使用量 水性塗料は溶剤系塗料に比べ塗着効率が高く、隠ぺい力も高いため一般的に塗料使用量は少なくて

17自研センターニュース 2007年 4月号

(指数部/川崎哲也)

2.固定

補給部品のルーフを取付けて接着剤が硬化するまでの間、テンションベルトなどを使用して固定する。

この際、テンションベルトとルーフの間には硬質スポンジなどのスペーサを四隅にセットしてルーフを

ボデー側に圧着します。

3.リベット取付け

接着剤が硬化した後、室内側からリベット用の穴(4.8φ)を開け、リベットで固定します。

(A:片側4穴 B:片側2穴 C:片側5穴)

※補給部品のルーフパネルにはリベット取付け専用のフランジが設けられ

ています。

←フロント

部:スペーサ

リベット取付け専用フランジ計6カ所

A B C

A B C

Page 18: News 44 自研センターニュース 2007年4月号 2.塗料使用量 水性塗料は溶剤系塗料に比べ塗着効率が高く、隠ぺい力も高いため一般的に塗料使用量は少なくて

18 自研センターニュース 2007年 4月号

Researching The Skeletonsリサーチング ザ スケルトンズ

日産 スカイライン(V36系)

この「Researching The Skeletons」では外部からは確認することができないフロントサイドメンバおよびリヤサイドメンバ内側のリインホースメント等の位置や板厚を分かり易く紹介していくもので、データは実際に自研センターで調査した内容をまとめたものです。

今回は2006年11月に発売された日産スカイライン(V36系)を取り上げます。

概要

フロントサイドメンバ、リヤサイドメンバなどの主要骨格部位には、両面処理鋼板および高張力鋼板

を採用しています。(日産自動車株式会社発行の車体修復要領書)

フロント

新型スカイライン(V36系)は、□枠部分が①ラジエータコアサポートAssyと②フロントサイドメン

バコネクタAssyの鋼板パネルで構成されています。

旧型スカイライン(V35系)では、左右□枠部分まで一体構造の③ラジエータコアサポートAssy(樹

脂製)でした。

④節状のリインホースメントは、フロントサスペンションメンバ取付き部の前後に取付けられています。

単品補給はなく、サイドフロントメンバと一体の補給部品です。

旧型スカイライン:V35系 フロント上側 新型スカイライン:V36系 フロント上側

サイドフロントメンバ左外側 サイドフロントメンバ右外側

eラジエータコアサポートAssy(樹脂製)

qラジエータコアサポートAssy

wフロントサイドメンバコネクタAssy

r1.0mm

r1.0mm

r1.0mm

r1.0mm

r1.0mm

r1.0mm

r1.0mm

r1.0mm

Page 19: News 44 自研センターニュース 2007年4月号 2.塗料使用量 水性塗料は溶剤系塗料に比べ塗着効率が高く、隠ぺい力も高いため一般的に塗料使用量は少なくて

19自研センターニュース 2007年 4月号

Researching The Skeletons

⑤フロントサイドメンバフロントエクステンションの部品を使用して、半裁作業をせずにフロントサイ

ドメンバ先端部の取替が出来る構造になっています。

⑥フロントサスペンションメンバ取付き部は単品補給がなく、サイドフロントメンバと一体の補給部品です。

⑦リヤアッパパネルは、最後端部にあるため容易に取替作業が可能です。

⑧サイドメンバリヤエクステンションは、単品補給が設定されています。

サイドフロントメンバ左内側 サイドフロントメンバ右内側

リヤ  リヤ正面(リヤアッパパネル取付状態) リヤ正面(リヤアッパパネル取外し状態)

リヤ上側(リヤリヤフロア取付状態)

リヤ下側

リヤ上側(リヤリヤフロア取外し状態)

(指数部/篠原清次)

y1.6mm y1.6mm

サイドメンバリヤエクステンション取付位置 サイドメンバリヤエクステンション取付位置

y1.6mm

y1.6mm

y1.6mmy1.6mm

y1.6mm

t1.6mm

1.0mm

1.0mm

1.0mm

t1.6mm

uリヤアッパパネル

1.0mm 1.0mm

y1.6mm

iサイドメンバリヤエクステンション

Page 20: News 44 自研センターニュース 2007年4月号 2.塗料使用量 水性塗料は溶剤系塗料に比べ塗着効率が高く、隠ぺい力も高いため一般的に塗料使用量は少なくて

自研センターニュース 2007.4(通巻379号)平成19年4月15日発行 昭和51年5月27日 第三種郵便物認可      発行人/鈴木 稔 編集人/小林吉文 ◯C発行所/株式会社自研センター 〒272-0001 千葉県市川市二俣678-28 Tel(047)328-9111(代表) Fax(047)327-6737定価336円(消費税込み、送料別途)

本誌の一部あるいは全部を無断で複写、複製、あるいは転載することは、法律で認められた場合を除き、著作者の権利の侵害となりますので、その場合には予め、発行人あて、書面で許諾を求めてください。お問い合わせは、自研センターニュース編集事務局までご連絡ください。

http://jikencenter.co.jp/