n7600a 3gpp w-cdma およびhsdpa/hsupa用 signal studio
TRANSCRIPT
N7600A 3GPP W-CDMAおよびHSDPA/HSUPA用Signal Studio
Technical Overview
N7600A 3GPP W-CDMAおよびHSDPA/HSUPA用Signal Studioは、わかりやすいグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)とW-CDMAテスト信号の豊富なコレクションにより、複雑な任意波形も容易に作成できます。定義されたテスト・モデル、波形、チャネル・セットアップが用意されており、すぐに信号を構成できます。特殊な波形の場合は、GUIを使用して、波形パラメータを設定できます。ダウンリンクとアップリンクの両方にシングル・キャリア信号またはマルチキャリア信号を使用できます。
このソフトウェアは、3Gと3.5G信号のテスト・ソリューションをサポートし、開発環境にも製造環境にも最適です。また、主としてコンポーネント・テストに使用するためのものですが、限定的なレシーバ・テストも行うことができます。
14日間無料で試用可能
14日間の試用ライセンスを利用すれば、ソフトウェアをダウンロードして、信号作成機能を調べたり、テスト信号を作成することができます。14日間のトライアル期間終了後にこのソフトウェアで作成した波形を再生するには、各ベクトル信号発生器に個別のライセンスが必要になります。詳細は以下のサイトをご覧ください。www.agilent.co.jp/find/signalstudio
主な機能
● フルAPI制御
● 開ループ送信ダイバーシティ
● HSDPAチャネル
● HSUPAチャネル
● 16個の搬送波をサポート
● マルチキャリア・タイミングおよび位相オフセット
● マルチキャリア・クリッピング
● 6個のDPDCH機能
● ユーザ定義データ
● マーカ制御
● N5120A CPRI REテスト用Baseband Studioをサポート
● E4438C ESGベクトル信号発生器をサポート
● E8267D PSG ベクトル信号発生器をサポート
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はじめに
機能 概要サポート対象の規格 周波数分割デュプレックス [FDD] 3GPP、
W-CDMA、HSDPA、HSUPA
サポート対象のバージョン 3GPPリリース6、バージョン9-2005
送信ダイバーシティ 開ループ・アンテナ1および2
コード化レベル 物理層コード化(拡散とスクランブリング)をサポート
波形長 10 ms、連続繰り返し
フィルタ 規格に準拠
ベースバンド・クリッピング プリFIR、ポストFIR
データ・タイプ PN9、ランダム、ページング・インジケータ、ユーザ定義
規格ベースのセットアップ テスト・モデル1~5
搬送波の数 16
搬送波あたりのチャネル数 512
ダウンリンク・チャネル CPICH、PSCH、SSCH、P-CCPCH、S-CCPCH、PICH、DPCH、OCNS、HS-SCCH、HS-PDSCH、E-AGCH、E-RGCH、E-HICH
アップリンク・チャネル DPCCH、DPDCH、HS-DPCCH、E-DPCCH、E-DPDCH
適切なストレス・レベルでマルチキャリアのダウンリンク/アップリンク3GPP W-CDMAテスト信号を構成して、コンバイナ、フィルタ、増幅器などのコンポーネントに信号を印加します。これらの信号を使用して、コンポーネント・レベルからシステム・レベルまでの基地局テストおよび移動機テストが行えます。ただし、これらの信号は主にコンポーネント・テストを対象にしたものです。信号セットアップが簡単に行えるように、このソフトウェアには構成済みのチャネル・セットアップが用意されています。
波形ファイルのエクスポート
このソフトウェアを利用すると、暗号化された波形ファイルをユーザのパソコンにエクスポートできます。ファイルをエクスポートした後、そのファイルをN7600Aソフトウェアのライセンスが与えられた任意の信号発生器にダウンロードできます。
CPRIテスト
CPRI REテスト・ソリューション用の波形を構築できます。適切なライセンスがある場合は、N5120A CPRI REテスト用Baseband Studio は、N7600Aのエクスポート波形ファイルを使用して信号を作成します。N5120Aソフトウェアでこのファイルを使用するには、N5120AソフトウェアとエクスポートされたN7600A波形ファイルの関係を作成するだけです。
ダウンリンク アップリンク
図1 ダウンリンクおよびアップリンクの構成済みチャネル・セットアップ
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波形の再生
N7600Aソフトウェアは、±37.5 MHzの搬送波オフセットにより、ESG/PSGベースバンド・ジェネレータの80 MHz I/Q帯域幅を最大限に利用できます。このオフセットの範囲は、16個の搬送波を完全に収容できます。
ESG/PSGオプション602(64MサンプルのRAMを搭載したベースバンド・ジェネレータ)では、再生用の大きな波形ファイルを収容できます。
このソフトウェアは、信号発生器の揮発性メモリに波形をダウンロードします。ダウンロード後、信号発生器は波形サンプルを復元フィルタおよびI/Q変調器経由で送信します。これらの信号は主にコンポーネント・テスト用で、フルチャネル・コード化をサポートしていません。その代わり、信号発生器が波形を再生する際に、このソフトウェアは部分的にコード化された信号を作成します。この信号は統計的にはフル・コード化された信号と等価です。したがって、この信号はフル・コード化された信号を使用しているときとまったく同じように増幅器などのコンポーネントにストレスをかけることができます。
図2 このグラフは、信号発生器の80 MHz I/Q帯域幅(±37.5MHz周波数オフセット・レンジ)を使用する10個の搬送波のセットアップを示したものです。
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概要
マルチキャリア機能を用いたアクティブ・コンポーネントへのストレスの印加
固有のチャネル構成、周波数オフセット、パワー・オフセットを持つ搬送波を最大16個まで構成できます。
被試験デバイス(DUT)が実際の動作条件になるように、相関のない信号を作成するための設定が行えます。以下の設定で搬送波の相対的な調整を行います。
● タイミング・オフセット
● 開始位相
● スクランブル・コード
● クリッピング・レベル
簡単にチャネル構成を変更可能
● データ・レート、データ・パターン、直交可変拡散係数[OVSF] コード、パワー、タイミング・オフセット、TFCIビット、TFCIパワー、TPCビット、TPCパワー、パイロット・ビット、パイロット・パワー、スクランブル・コード、スクランブル・タイプ、スクランブル・オフセット、 E-RGCH およびE-HICH シグナチュア・シーケンス・パターンなどのパラメータを変更することにより、W-CDMAダウンリンクを変更できます。
● データ・レート、データ・パターン、OVSFコード、パワー、TFCIビット、TPCビット、FBIビット、ACK/NACK、CQIなどのパラメータを変更することにより、W-CDMAアップリンクを変更できます。
構成済みのチャネル・セットアップを用いて3GPP規格信号を迅速に作成可能
テスト・モデル1~5は、送信機コンポーネントのテスト用に定義済みです。
● テスト・モデル1:ACLR、スプリアス・エミッション、相互変調
● テスト・モデル2:出力パワー・ダイナミクス
● テスト・モデル3:ピーク・コード・ドメイン・パワー
● テスト・モデル4:EVM測定
● テスト・モデル5:HS- PDSCHをサポートする基地局用のEVM測定
また、他の定義済み構成にアクセスしたり、カスタム・チャネル構成を保存して再度呼び出すこともできます。
共通に使用されるフィルタの選択と構成
ルート・ナイキスト、ナイキスト、ガウシアン、方形フィルタが選択可能。さらにアルファとBbT値を使用してフィルタ応答を構成できます。
ベースバンド・クリッピングによるパワーアンプへの信号ストレスの軽減
ベースバンドFIRフィルタの前後のピーク/平均パワーをクリッピングできます。フィルタ前の信号をクリッピングして、歪みを発生させる可能性のある信号の不連続部を滑らかにすることができます。FIRフィルタ後の信号をクリッピングして、このモードで動作する基地局をシミュレートできます。
さまざまなグラフを用いた信号統計のチェック
このソフトウェアが提供するグラフを利用すると、波形をチェックしてから信号発生器へダウンロードしたり、波形ファイルをパソコンへエクスポートできるので、時間を節約できます。
● チャネル構成および相対チャネル・パワーを視覚的にチェックするには、コード・ドメイン・パワー・グラフを使用します。
● ガウシアン基準(または、以前の信号のプロット)と比較したピーク/平均比や波形のパワー統計を表示するには、CCDF曲線を使用します。
● 複合波形のスペクトラム、パワー、I/Q信号をチェックするには、波形グラフを使用します。
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概要(続き)
開ループ送信ダイバーシティによる受信機性能の評価
送信ダイバーシティは、第2アンテナ経由でW-CDMA 信号の変更バージョンを送信することにより、フェージングの影響を軽減する技術です。このソフトウェアのマルチキャリア機能により、1つの波形(2つの搬送波)で両方のアンテナを構成したり、1つの波形で最大16個の搬送波を用いて任意のアンテナの組み合わせ(1および2)を構成することができます。プライマリおよびセカンダリ同期チャネルは時間切替送信ダイバーシティ(TSTD)を使用していますが、他のチャネルのほとんどは、空間時間送信ダイバーシティ(STTD)を使用しています。
HSDPAおよびHSUPAを使用したコンポーネントの3.5G規格適合テスト
HARQおよびCQI機能と併用すると、信号をより高いデータ・レートに設定できます。提供されるE-HICHおよびE-RGCHには、サポート対象のシグナチャア・ホッピング・パターンを決定するシグナチャア・シーケンスの選択項目が組み込まれています。E-DPDCHおよびE-DPCCHを使用して、データをシミュレートし、情報を基地局コンポーネントにフィードバックできます。
API制御によるすべてのソフトウェア・パラメータのリモート設定
このソフトウェアにはフルのAPIが付属しています。APIを使用して、プログラムまたはAPIグラフィカル・ユーザ・インタフェースからパラメータを設定できます。
システム構成ウィザードによる機器のインタフェース接続の選択
このソフトウェアの実行時に、システム構成ウィザードで簡単な選択をするだけで、すぐに使用したいハードウェアを構成することができます。また、シミュレートされたハードウェアを選択することもでき、実際にハードウェアをパソコンに接続しなくてもソフトウェアを構成できます。
ハードウェア構成はいつでも変更できます。また、将来使用するためにハードウェア・セットアップを保存したり、以前保存した設定を呼び出すこともできます。
ダウンリンクとアップリンクの機能
マルチキャリア
搬送波の数 80 MHz帯域幅内で最大16個[ユーザ定義、個別に構成可能]
周波数オフセット[搬送波あたり] 最大± 37.5 MHz
オフセット分解能 1 Hz
搬送波パワー[搬送波あたり] -40 dB~0 dB
クリッピング FIRフィルタの前後で各搬送波をクリッピング
プライマリ・スクランブル・ 0~511 [搬送波内の各チャネルに適用]コード
タイミング・オフセット 512チップ単位で0~149[搬送波内の各チャネルに適用]
初期位相 0~359度[搬送波毎に位相を設定]
チャネル数 搬送波あたり最大512個
コード化レベル 物理層コード化をサポート
フレーム持続時間 10 ms
フィルタ
なし
ナイキスト、ルート・ナイキスト a=0~1
ガウシアン BbT=0~1
方形
I/Qマッピング ノーマル、反転
クリッピング
クリップ位置 FIRフィルタの前後
クリッピング・タイプ |I+jQ|
クリッピング・レンジ 10%~100% [変調レベルをフルスケールの%でクリッピング。100%のレベルはクリッピングなしに等しい。]
マーカ 4つの構成済みまたはユーザ定義可能マーカ
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ダウンリンクの機能
送信ダイバーシティ 開ループ
変調 QPSKおよび16QAMa
プライマリ・スクランブル・コード 0~511
定義済みチャネル構成
テスト・モデル1(16、32、64 DPCH)
テスト・モデル2
テスト・モデル3(16または32 DPCH)
テスト・モデル4
テスト・モデル5(2、4、8 HS-PDSCHa)
1 DPCH
3 DPCH
PCCPCH+SCH
PCCPCH+SCH+1 DPCH
PCCPCH+SCH+3 DPCH
共通パイロット・チャネル [CPICH]
パワー -60 dB~0 dB
拡散コード 0~255
シンボル・レート 15 kspsに固定
スクランブル・コード 0~511
スクランブル・タイプ 標準、左交互、右交互
スクランブル・オフセット 0~15
プライマリ同期チャネル [PSCH]
パワー -60 dB~0 dB
シンボル・レート 15 kspsに固定
セカンダリ同期チャネル [SSCH]
パワー -60 dB~0 dB
シンボル・レート 15 kspsに固定
スクランブル・コード 0~511
スクランブル・タイプ 標準、左交互、右交互
スクランブル・オフセット 0~15
* HS-PDSCH用に16QAMをサポート
プライマリ共通制御物理チャネル [P-CCPCH]
パワー -60 dB~0 dB
拡散コード 0~255
シンボル・レート 15 kspsに固定
データ・パターン PN9、ランダム、ユーザ定義
スクランブル・コード 0~511
スクランブル・タイプ 標準、左交互、右交互
スクランブル・オフセット 0~15
セカンダリ共通制御物理チャネル [S-CCPCH]
パワー -60 dB~0 dB
拡散コード 0~255
シンボル・レート 15、30、60、120、240、480、960 ksps
タイミング・オフセット 0~149 [256チップ単位のステップ変化]
TFCI 0~1023、または搬送波のTFCIビットをオフ
TFCIパワー -20~20 dB(チャネルを基準)
パイロット・ビット数 0、8、16
データ・パターン PN9、ランダム、ユーザ定義
スクランブル・コード 0~511
スクランブル・タイプ 標準、左交互、右交互
スクランブル・オフセット 0~15
ページ・インジケータ・チャネル[PICH]
パワー -60 dB~0 dB
拡散コード 0~255
シンボル・レート 15 kspsに固定
タイミング・オフセット 0~149 [256チップ単位のステップ変化]
データ・パターン ページング・インジケータ[18ビット・ページング・パターン]PN9、ランダム、ユーザ定義
スクランブル・コード 0~511
スクランブル・タイプ 標準、左交互、右交互
スクランブル・オフセット 0~15
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ダウンリンクの機能(続き)
専用物理チャネル [DPCH]
パワー -60 dB~0 dB
拡散コード 0~511
シンボル・レート 7.5、15、30、60、120、240、480、960 ksps
タイミング・オフセット 0~149 [256チップ単位のステップ変化]
TFCI 0~1023、または搬送波のTFCIビットをオフ
TFCIパワー -20~20 dB(チャネルを基準)
TPC 0~7FFF hex
TPCパワー -20~20 dB(チャネルを基準)
パイロット・ビット数 2、4、8、16
パイロット・パワー -20 dB~20 dB
データ・パターン PN9、ランダム、ユーザ定義
スクランブル・コード 0~511
スクランブル・タイプ 標準、左交互、右交互
スクランブル・オフセット 0~15
直交チャネル雑音シミュレータ[OCNS]
パワー -60 dB~0 dB
拡散コード 0~511
シンボル・レート 7.5、15、30、60、120、240、480、960 ksps
TFCI 0~1023、または搬送波のTFCIビットをオフ
TPC 0~7FFF hex
データ・パターン PN9、ランダム、ユーザ定義
スクランブル・コード 0~511
スクランブル・タイプ 標準、左交互、右交互
スクランブル・オフセット 0~15
高速共有制御チャネル[HS-SCCH]
パワー -60 dB~0 dB
拡散コード 0~127
シンボル・レート 30 kspsに固定
タイミング・オフセット 0~149 [256チップ単位のステップ変化]
データ・パターン PN9、ランダム、ユーザ定義
スクランブル・コード 0~511
スクランブル・タイプ 標準、左交互、右交互
スクランブル・オフセット 0~15
高速物理ダウンリンク共有チャネル [HS-PDSCH]
パワー -60 dB~0 dB
拡散コード 0~15
シンボル・レート 240 kspsに固定
タイミング・オフセット 0~149 [256チップ単位のステップ変化]
データ・パターン PN9、ランダム、ユーザ定義[すべてのデータ選択は16QAM変調を使用]
スクランブル・コード 0~511
スクランブル・タイプ 標準、左交互、右交互
スクランブル・オフセット 0~15
E-DCH絶対グラント・チャネル [E-AGCH]
パワー -60 dB~0 dB
拡散コード 0~255
シンボル・レート 15 kspsに固定
タイミング・オフセット 0~149 [256チップ単位のステップ変化]
データ・パターン PN9、ランダム、ユーザ定義
スクランブル・コード 0~511
スクランブル・タイプ 標準、左交互、右交互
スクランブル・オフセット 0~15
E-DCH 相対グラント・チャネル [E-RGCH]
パワー -60 dB~0 dB
拡散コード 0~127
シンボル・レート 30 kspsに固定
タイミング・オフセット 0~149 [256チップ単位のステップ変化]
データ・パターン 0~39 [シグナチャア・シーケンス]
スクランブル・コード 0~511
スクランブル・タイプ 標準、左交互、右交互
スクランブル・オフセット 0~15
E-DCHハイブリッドARQインジケータ・チャネル [E-HICH]
パワー -60 dB~0 dB
拡散コード 0~127
シンボル・レート 30 kspsに固定
タイミング・オフセット 0~149 [256チップ単位のステップ変化]
データ・パターン 0~39 [シグナチャア・シーケンス]
スクランブル・コード 0~511
スクランブル・タイプ 標準、左交互、右交互
スクランブル・オフセット 0~15
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アップリンクの機能
変調 OCQPSK [HPSK]
定義済みチャネルの構成
1 DPCCH
DPCCH+1 DPDCH
DPCCH+2 DPDCH
DPCCH+3 DPDCH
DPCCH+4 DPDCH
DPCCH+5 DPDCH
DPCCH+6 DPDCH
DPCCH+6 DPDCH+1 HS-DPCCH
DPCCH+1 DPDCH+1 HS-DPCCH+1 E-DPCCH+2 E-DPDCH
DPCCH+E-DPCCH+4 E-DPDCH
スクランブル・コード 0 ~16777215 [FFFFFF hex]、全チャネル共通
専用物理制御チャネル [DPCCH]
パワー -60 dB~0 dB
拡散コード 0~255
シンボル・レート 15 kspsに固定
I/Q軸 Qに固定
TFCI 0~1023、または搬送波のTFCIビットをオフ
TPC 0~7FFF hex
データ ランダム、ユーザ定義
FBIビット数 0、1、2
FBIビット値 00、01、10、11
専用物理データ・チャネル [DPDCH]
パワー -60 dB~0 dB
拡散コード 0~255
シンボル・レート 15、30、60、120、240、480、960 ksps
I/Q軸 IまたはQ
データ・パターン ランダム、ユーザ定義
E-DCH専用物理制御チャネル [E-DPCCH]
パワー -60 dB~0 dB
拡散コード 0~255
シンボル・レート 15 kspsに固定
I/Q軸 Iに固定
データ ランダム、ユーザ定義
E-DCH専用物理データ・チャネル [E-DPDCH]
パワー -60 dB~0 dB
拡散コード 0~255
シンボル・レート 15、30、60、120、240、480、960、1920 ksps
I/Q軸 IまたはQ
データ・パターン ランダム、ユーザ定義
高速専用物理制御チャネル [HS-DPCCH]
パワー -60 dB~0 dB
拡散コード 0~255
シンボル・レート 15 kspsに固定
I/Q軸 IまたはQ
ACK/NACK設定 ACK、NACK、PRE、POST
CQI 0~30
信号発生器の機能
ソフトウェアのユーザ・インタフェースにより、以下のパラメータを設定できます。
出力オン/オフ RF、変調、デュアルARB
信号 周波数、振幅
I/Q 変調フィルタおよび減衰、オフセット、スケーリング直交スキュー、自動DC I/Q校正、BBG基準
ALC BW、レベル
減衰 ホールド、パワー・サーチ
マーカ制御 ALCホールド、ALTパワー、バースト・パルス変調、マーカ極性
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N7600A 3GPP W-CDMAおよびHSDPA/HSUPA用Signal Studioの推奨構成
RF波形のダウンロード
モデル/オプション 概要
N7600A-203 W-CDMA用Signal Studio
N7600A-101a E4438C ESGライセンス
E4438Cb ESGベクトル信号発生器
E4438C-005 6 GB内蔵ハードディスク
E4438C-1E5 高安定タイムベース
E4438C-403 校正済み雑音(AWGN)
E4438C-503 250 kHz~3 GHz周波数レンジ
E4438C-602c 内蔵ベースバンド・ジェネレータ(64 Mサンプル・メモリ)
a 信号発生器には、オプション001、002、601、または602が必要です。b E4438Cには、ファームウェア・リビジョンC.04.10以降が必要です。
www.agilent.co.jp/find/esgから最新のファームウェアをダウンロードできます。c 以前のベースバンド・オプション001および002もサポートされています。
マイクロ波波形のダウンロード
モデル/オプション 概要
N7600A-203 W-CDMA用Signal Studio
N7600A-102a E8267D PSGのライセンス
E8267Db PSGベクトル信号発生器
E8267D-005 6 GB内蔵ハードディスク
E8267D-403 校正済み雑音(AWGN)
E8267D-520 250 kHz~20 GHzの周波数レンジ
E8267D-602 内蔵ベースバンド・ジェネレータ(64 Mサンプル・メモリ)a 信号発生器には、オプション601または602が必要です。b E8267Dには、ファームウェア・リビジョンC.04.11以降が必要です。
www.agilent.co.jp/find/psgから最新ファームウェアをダウンロードできます。
他の信号発生器の構成も用意されています。E4438C ESGおよびE8267D PSGのオプションの詳細については、「関連カタログ」の「Configuration Guide」を参照してください。
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PCの要件
項目 概要
PCクラス 2 GHz Pentium® 4プロセッサ
メモリ 256 MB(1.0 GBを推奨)
ハードディスク・ドライブ容量 200 MB
ディスプレイ 1024 x 768(1280 x 1024を推奨)
オペレーティング・システム Windows® 2000 (SP4以降)またはWindows XP (SP1以降)
必須ソフトウェア Microsoft® .NET Framework 1.1 SP1
Microsoft Internet Explorer 5.01以降
Agilent IOライブラリ・バージョンM.01.01.04以降a
a National Instrument(NI)GPIBインタフェース・カードをお持ちの場合は、NI GPIBライブラリをインストールする必要があります。Agilent IO ライブラリはNI GPIBとともに動作します。
接続情報とソフトウェア・オプション
N7600Aソフトウェアは、GPIBやLANで信号発生器に接続でき、Agilent I/Oライブラリが必要です。このライブラリは、www.agilent.co.jp/find/iosuiteからダウンロードできます。
このソフトウェアは、接続オプションを使用して波形を信号発生器にダウンロードできます。以下の表は、この製品のオプションを示したものです。
オプション 概要
N7600A-203 HSDPAおよびHSUPA対応の基本W-CDMA FDDa
N7600A-101 E4438C ESG用のライセンス
N7600A-102 E8267D PSG用のライセンス
a 必須オプション
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関連カタログ
製品情報
『E4438C ESGベクトル・シグナル・ジェネレータ』Brochure、カタログ番号5988-3935JA
『E4438C ESGベクトル信号発生器』Data Sheet、カタログ番号5988-4039JA
『E4438C ESGベクトル信号発生器』Configuration Guide、カタログ番号5988-4085JA
『PSG信号発生器』Brochure、カタログ番号5989-1324JAJP
『E8267D PSGベクトル信号発生器』Data Sheet、カタログ番号5989-0697JA
『E8267D Vector Signal Generator』Configuration Guide、カタログ番号5989- 1326EN
アプリケーション・ノート
『通信システムのディジタル変調入門編』カタログ番号5965-7160J
『ディジタルRF送信機デザインのテストおよびトラブルシューティング』カタログ番号 5968-3578J
『ディジタルRF受信機デザインのテストおよびトラブルシューティング』カタログ番号5968-3579J
『3GPP W-CDMA携帯電話端末のデザインとテスト』カタログ番号5980-1238J
『3GPP W- CDMA 基地局のデザインとテスト』カタログ番号5980-1239J
『Characterizing Digitally Modulated Signals with CCDF Curves』カタログ番号5968- 6875E
追加の製品情報
リリース・ノート、ユーザ・インタフェースの説明、チュートリアル、インストール情報などのSignal StudioソフトウェアおよびBaseband Studio製品の詳細情報については、以下のwebサイトをご覧ください。
Signal Studioソフトウェアwww.agilent.co.jp/find/signalstudio
Baseband Studio製品www.agilent.co.jp/find/basebandstudio
Webリソース
詳細については、以下のURLをご覧ください。
www.agilent.co.jpwww.agilent.co.jp/find/esgwww.agilent.co.jp/find/psgwww.agilent.co.jp/find/3g
www.agilent.co.jp/find/emailupdates-Japan
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電子計測UPDATE
May 26, 2006
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