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LuminoGraph Ⅱ 簡易マニュアル 担当者:実験実習機器技術支援部門 日下部(内線2623E-Mail: [email protected]

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LuminoGraph Ⅱ 簡易マニュアル

担当者:実験実習機器技術支援部門 日下部(内線2623) E-Mail: [email protected]

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注 意 事 項

光源やトレイ取扱い 1)透過型光源やトレイの上でゲル等のカットを行わない。 ※透過型光源やトレイの「キズ」は、アーティファクトとなることがあります。

電源を切る時 1)アプリケーション終了後、冷却インジケータが「赤色点灯」になるのを待ち(3~5分) LuminoGraph Ⅱの電源SWを切って下さい。 2)PCをシャットダウンして下さい。

レンズや撮影用フィルター 1)レンズの絞りは「0.8」になっていることを確認下さい。 (化学発光、蛍光、色素染色ゲル撮影共に絞り「0.8」です) 2)フィルターやゲルトレイ等の使用後は、元の位置に戻して下さい。

PC関連 1)ImageSaver6のユーザー名は「Guest」でご利用下さい。 2)PCのハードディスクに取得データ(ファイル)を残さないで下さい。 (管理上,不定期に取得データを消去致します)

予約表 予約表に記入されている方を優先して使用下さい。 予約表には、使用日時間帯,所属,氏名,連絡先を記入下さい。 (予約表の空いている時間帯は、予約なしに使用頂けます)

使用表 使用後には、使用した月日,時間帯,所属,氏名を記入下さい。

冷却CCDカメラの保護機能について LuminoGraphⅡは-40℃という非常に低温で稼働しています。電源をOFFにすると急激に温度が上昇(60℃以上)することを繰り返すと、徐々に装置にストレスがたまり故障の原因になる可能性があります。 このため、電源OFFの前にゆっくりCCDを温め、-40℃→0℃にしてます。 「赤」表示は0℃になった表示です。 PC等の不具合で装置がコントロール不能になった場合は、冷却中でも本体電源を切って下さい。5分ほど待ってから電源を再投入ください。 通常通り使用できれば問題はありません。

冷却したまま装置の電源を切ると、故障する恐れがあります。

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1.装置の起動 ①電源SWを入れる。

②ノートPCの電源を入れる。

③PC デスクトップの「ImageSaver6」を起動する。

④ユーザ名「Guest」をクリックし、「選択」ボタンを押す。

⑤冷却インジケータが「緑点灯」になるまで待つ。

2.撮影 2-1)ケミルミ(化学発光)撮影 ①絞り位置「0.8」を確認。

②トレイにサンプル(メンブレン等)を乗せ、「Live」

モードを選択後、露光時間「撮影準備」を選択し、

画面を確認しながらサンプルを位置 決めする。

③棚位置で画角を調整後、ピントを合わせる。

④キャビネットの上下扉を閉じる。

⑤「Single」モードを選択し、感度 Normalまたは

2×2,4×4,8×8,ALL から選択する。

⑥同時にマーカー撮影を行う場合☑を入れる

⑦-1 オートモードでの撮影する場合

「AutoExposure」に ☑を入れて「START」ボタンを押す。

10秒プレ撮影を行った後、最適露光時間を推定して2度目の撮影する。

(2つの画像を自動保存)

⑦-2 設定した露光時間で撮影する場合

「AutoExposure」の ☑ を外す。

露光時間を選択し、「START」ボタンを押す。(画像は自動保存)

冷却インジケータは「緑↔黄の点滅」(CCDカメラ温度降下中)、およそ3~5分ほどで「緑の点灯状態」(-40℃)に冷却される。 ※冷却温度降下中でも②へ進める。

③ピントを合わせる

⑤ ⑦-1AutoExposure選択

STARTボタン

⑦-2露光時間選択

撮影の場合、このタブが選択されていること

⑤冷却インジケータ

①絞り位置確認

⑥マーカー撮影

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マーカー撮影を実行した場合のマージ画像表示

マージ画像を保存する (自動的には保存されない)

①発光画像の白黒反転、明るさ、コントラストを調整 ②マーカー画像の白黒反転、明るさ、コントラストを調整 ③マージ画像を保存する。 ※マージ撮影時のみ、発光画像に「CL」、マーカー画像に「M」がファイル名に付加される。 個別に撮影した画像のマージは解析ソフト「CS Analyzer」で行えます。

その他(別マニュアル参照) 1)AutoExposureのエリア指定エリアごとに自動露光撮影を 行いマージ画像の表示が可能 2)撮影モードは、Single,Repeat,Interval がある。

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2-2)蛍光撮影

①絞り位置「0.8」を確認。

②蛍光フィルターをフィルターホルダーに装着する。

③蛍光染色ゲル用LED透過光源を装置にセットする。

④サンプル(蛍光染色ゲル等)をゲルトレイに乗せ、

「Live」モードを選択後、露光時間「撮影準備」を選択し

画面を確認しながらサンプルを位置決めする。

⑤棚位置で画角を調整後、ピントを合わせる。

⑥キャビネットの上下扉を閉じる。

⑦ 「ExtraLED」ボタンを押す。

(蛍光染色ゲル用LED透過光源の電源が入る)

⑧露光時間を1/30秒~1秒で調整する。

⑨ 「STOP」ボタンを押すとフリーズ可能。

⑩ 「SAVE」ボタンを押して画像を保存する。

①絞り位置確認

⑤ピントを合わせる

蛍光染色ゲル用LED透過光源 青緑LED(470~510nmメイン)を励起光源とする蛍光励起用LED透過光源です。エチジウムブロマイド(EtBr)をはじめ、GelRed、SYBR Dye、SYPRO Dye、Pro-QDiamondなどの蛍光物質を励起可能です。タンパク質や核酸などの蛍光検出に最適です。

蛍光染色ゲル用LED透過光源

の電源ケーブルは、キャビネット内左上にあるLED光源ジャックへ接続下さい。

撮影の場合、このタブが選択されていること ④ ⑦ExtraLED

濡れたゲルを直接蛍光染色ゲル用LED透過光源に乗せないでください。 ゲルトレイをご使用下さい。 光源やゲルトレイの上でゲルをカットしないで下さい。

蛍光染色ゲル用LED透過光源

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2-3)色素染色ゲル撮影

①絞り位置「0.8」を確認。

②白色透過光源(フラットビュア)を装置にセットし、撮影用

フィルター(ND-0.1)をフィルターホルダーに装着する。

③サンプル(色素染色ゲル等)をゲルトレイに乗せ、

「Live」モードを選択後、露光時間「撮影準備」を選択し

画面を確認しながらサンプルを位置決めする。

④ 棚位置で画角を調整後、ピントを合わせる。

⑤ キャビネットの上下扉を閉じる。

⑥ 「ExtraLED」ボタンを押す。(白色透過光源の電源が入る)

⑦ 露光時間を1/6秒~1/3秒程度で調整する。

⑧ 「STOP」ボタンを押すとフリーズ可能。

⑨ 「SAVE」ボタンを押して画像を保存する。

④ピント位置を合わせる

白色透過光源(フラットビュア)の

電源ケーブルは、キャビネット内左上にあるLED光源ジャックへ接続下さい。

撮影の場合、このタブが選択されていること

⑥ExtraLED

白色透過光源(フラットビュア) フラットビュアは、均一な照射面を持つ白色透過型光源です。CBB染色ゲルや銀染色ゲル、X線フィルムなどを均一なバックグラウンドで撮影することが可能です。

濡れたゲルを直接フラットビュアに乗せないで下さい。 ゲルトレイをご使用下さい。 光源やゲルトレイのの上でゲルをカットしないで下さい。

白色透過光源(フラットビュア)

①絞り位置確認

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3.装置の終了 フィルターや透過光源を取り付けた場合、元の位置に戻して下さい。

①ファイル→アプリケーションの終了を選択します。(右上の×印でも終了)

②「すぐに電源を切らないでください」というメッセージが表示される。

(冷却インジケータが「緑↔黄」点滅状態となる)

③冷却インジケータが「赤色点灯」になるまで待つ(3~5分程度)。

④LuminoGraphⅡの電源SWを「0」側にしてOFFにする。

⑤PCをシャットダウンする。

主要スペック

オプション CBB染色ゲル等撮影用光源,蛍光染色ゲル撮影・切出し用シアンLED光源

撮影ファイルについて ファイル保存先:ディスクトップ画面の「Lumino Graph」 ファイル名:年月日_連番.tif (例 170412_0001.tif)

③冷却インジケータ

冷却したまま装置の電源を切ると、故障する恐れがあります。