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TRANSCRIPT
LTE UE
向けの高度な研究開発用テスト
ツール
LTE7100 デジタル無線機テスト セット
• LTE FDD/TDDシグナリングネットワークのエミュレーション
• 開発モードとコールボックスモード
• 広範囲のRFテストに対応
• 包括的なRFパラメトリック測定スイート
• 設定済みの広範囲の36.521 RFテスト ケース
• TTCN-3のサポート
•• 6 GHzの周波数レンジ、LTEの全スペクトラム割り当
てをカバー
• 3GPP Rel-8/Rel-9 LTE準拠の物理層とプロトコルス
タックを装備
•• リアルタイムのプロトコルロギングおよび解析
• マルチセルおよびRAT間ハンドオーバーのサポート
• マルチRATテスト:
• GSM, GPRS, EGPRS, HSPA, e-HSPA,eHRPD, 1xRTT and TD-SCDMA*
• 自動ネットワークシミュレーション
• ファンクションテスト
• エンドツーエンドのIPパケットデータテスト
• 内蔵フェージング/AWGNオプション
• MIMO 2x2およびMIMO 4x4*
• リモートAPIによる自動化のサポート
• Windows XP搭載の内蔵コントローラーPC
• 最先端の12インチ タッチスクリーンGUI
最新仕様については www.aeroflex.comをご覧ください
Aeroflex 7100 LTEデジタル無線機テストセットは、革新的な
ソフトウェア定義テストプラットフォームであり、複数の無線テクノ
ロジーのテストを、プロトコルスタックのすべての層にわたって実行
できるように設計されています。LTEモバイルデバイスの設計と開
発をサポートすることを目的として、3GPP Rel-8 およびRel-9規格に準拠したUEチップセットや端末の設計、開発、テスト段
階に必要なすべてのツールを備えています。LTEモバイル
デバイスの性能を評価するためのあらゆる重要な測定が用意さ
れていて、無線インターフェースとプロトコルスタック全体(PDCPおよびIMSレイヤーを含む)にわたる測定が可能です。
7100 のコールボックスモードでは、エンドツーエンドの性能を正
確に評価するとともに、アイドルモードと接続モードの動作も
検証できます。プラットフォームの柔軟性と、わかりやすいタッチ
スクリーンGUIを兼ね備えた7100は、これからの無線テスト
テクノロジーの主流となるプラットフォームです。
7100のプロトコルスタックは、テストを論理的に構築できるよう
に設計されています。開発モードでは、各サブレイヤーでのテスト
MAC-MAC間、RLC-RLC間など)を、上位レイヤーが存在しな
くても実行できます。
7100 LTEデジタル無線機テストセットは、RF開発者、プロトコ
ルスタックチーム、インテグレーションテストグループ、プリコンフォー
マンスラボなどによって、LTE規格の要件を満たすサブシステム
や統合されたデザインの開発のために採用されています。7100はまた、製造ラインの最後での製造テストもサポートし、量産ラ
インでのサンプルテストに使用できます。このような場面では、
7100の使いやすさ、豊富なテスト機能、高速性、低い維持コ
ストが効果を発揮します。
LTE 物理層機能
7100 は、E-UTRAN およびEPC Evolved Packet Core をシミュレートする
ことにより、LTE端末向けの現実的なテスト環境を実現します。シミュレート
されたネットワークの特性をテスト手順から制御することにより、広範囲の再
現性のあるテストシナリオを作成できます。
デバイスに直接ケーブル接続可能なRFインターフェースが装備されています。
インターフェースは、LTEテストのための以下の機能をサポートしています。
すべてのE-UTRA周波数バンド(現時点ではバンド1~40)
サポートされるUEパワー クラス:1 ~ 4
チャネル帯域幅:1.4, 3, 5, 10, 15, 20 MHz
サブキャリア帯域幅7.5 kHz* および15 kHz
アップグレードにより第2 RF搬送波による2セルのサポートが可能
2 × 2 MIMO
アップリンク周波数ホッピング
内蔵フェージング/AWGN(オプション)
OFDMAダウンリンク
SC-FDMAアップリンク
QPSK,16QAM, 64QAM ダウンリンク変調方式
QPSK,16QAMアップリンク変調方式
1/3レートターボコーディング
ノーマル巡回プレフィックス(CP)
拡張巡回プレフィックス*
基準測定チャネル
ループバックモード *
プロトコル機能
7100にはLTEプロトコルスタックが内蔵されていて、呼の実行中にRF測定を行うのに必要な信号条件を確立するために用いられます。スタックに
は必要なサブレイヤーがすべて含まれているため、RFエンジニアはプロトコル
に関する詳細な知識を持っていなくても測定を実行できます。テスト設定オ
プションを使用することにより、アップリンク/ダウンリンクの周波数やパワー
レベルといった主要なパラメーターをユーザーが制御できます。
7100 テスト環境
7100 には2つの動作モードがあり、無線デバイスの開発プロセスの異なる
段階におけるテスト要件に対応できます。開発モードは、サブレイヤーの詳
細なテストを目的としたもので、プロトコルスタックの開発や、スクリプトでテス
ト手順を制御することによるインテグレーションのデバッグに特に有用です。も
う1つはコールボックスモードと呼ばれ、自動ネットワークシミュレーション機能
を備え、セットアップが容易なので、インテグレーションテスト、リグレッション
テスト、性能テスト、RFを含むプリコンフォーマンステストの複雑さを減らし、
テスト時間を短縮するために効果があります。
開発モード
プロトコルテスト用には、7100の開発モードには3つのモードがあり、ネガティ
ブテスト、エラー処理、タイムアウト、および通常動作を含むプロトコルスタック
のすべての側面の徹底したテストが可能です。開発モードでは以下の機能
が使用できます。
- L1/L2コマンドラインモード
- シナリオウィザード
- スクリプト開発環境
- スクリプト式パラメーターセットアップ
- TTCN-3のサポート
コマンドラインモードでは、正確なL1/L2制御が可能です。業界標準の
IDE Microsoft Visual Studioなど)と、オープンな7100 APIにより、テスト
スクリプトの開発を完全に制御できます。シナリオウィザードのグラフィカル
ユーザーインターフェースでは、すべてのLTEサブレイヤーを使用したテスト
シナリオを、ドラッグアンドドロップで簡単に作成できます。
図 1. シナリオウィザード
開発中の問題のデバッグと解決のために、L1, L2, L3レイヤーの高度なロギ
ング機能が用意されています。メッセージフィルタリングと検索の機能により、
必要なデータを容易に見つけることができます。
7100 によるプロトコルテストは、次のモードで実行できます。
• MAC モード
• RLC モード
• PDCP モード
• フルプロトコルモード(RRC, NASを含む)
これにより、UEプロトコルスタックの開発と統合の際に、テストを段階的に構
築できます。各モードには、さまざまなテスト機能が用意されています。例え
ば、内部データテストエンティティーへの接続またはPPPoE(PPP over Ethernet)によるIP接続、およびUDPなどです。データテストエンティティー
は、データの作成と評価の機能を備え、アップリンク、ダウンリンク、または双
方向のデータを作成して、任意のサブレイヤーに接続できます。例えば、PDC P レ イ ヤ で の ア ク セ スベア ラ ー 、 R L C で の 無 線ベア ラ ー 、 M A Cレベルでの論理チャネルなどです。データテストエンティティーは、次のデータ
ストリームを発生できます。
• PN32• PN15• PN9•反転 PN32•反転 PN15•反転 PN9
PDCPまたはフルプロトコルモードでは、TCP/IP接続を確立することにより、
標準のIPネットワークテストツールが使用できます。例えば、Iperfでデータ
スループットを評価できます。
コールボックスモード
コールボックスモードでは、7100 DRTSがLTEネットワークをシミュレートする
ことにより、被試験移動機のシグナリング手順をテストできます。呼設定、呼
終了、ハンドオーバーといったワンボタンテストを、設定にほとんど手間をかけ
ずに容易に実行できます。
7100のコールボックスモードでは、エンドツーエンドの性能を正確に評価する
とともに、アイドルモードと接続モードの動作も検証できます。パケットレイテン
シー、エンドツーエンドのスループット測定、VoIP、ピアツーピア、ビデオオンデ
マンド、IMSアプリケーションテストなどの性能テストやアプリケーションテストを
簡単に実行できます。
テスト キャンペーンマネージャー
テストキャンペーンマネージャーを使えば、自動テストシーケンスを定義して、
7100のタッチスクリーンGUIから実行できます。テストブロックをテーブルにドラ
ッグアンドドロップするだけで、必要なテストシーケンスを作成できます。シーケ
ンスを保存して後で使用することもできます。左側のメニューにある任意のテ
ストが使用でき、ストレス/ロードテスト用のループも簡単に作成できます。シ
ーケンス内の各テストの合否基準を容易に設定できます。テストレポートペ
ージでの実行中に、ライブ レポートを作成して表示できます。
図 3. キャンペーンマネージャーのテストレポート
コールボックスモードには以下の機能があります。
- 自動ネットワークシミュレーション
- オンザフライパラメーターセットアップ
- パッケージ化プロトコルおよびRFプリコンフォーマンステスト ケース
- テストキャンペーンマネージャーへのアクセス
- ライブレポート作成
テスト機能と測定
7100 LTEデジタル無線機テストセットには、プロトコル測定とRF測定の両
方をカバーする広範囲のテストとともに、システムレベルのファンクション/性能
テスト機能が備わっています。
物理層テスト
RFテストには、標準的なパラメトリック測定(スペクトラム解析など)と、3GPPで定義されたLTE固有のテスト手順(TS 36.521-1 に規定されたもの)の両
方があります。これらのテストでは、7100 LTEデジタル無線機テストセット
に組み込まれているプロトコルスタックを使用して、適切なテスト条件が設定
されます。
RFテストケース
7100では、3GPP 36.521-1のトランスミッター(セクション6)およびレシ
ー バ ー ( セ ク シ ョ ン 7 ) テ ス ト ケ ー ス が サ ポ ー ト さ れ ま す 。 シ グ ナ ル
アナライザーと信号発生器を追加することで、スプリアス測定および信号ブロ
ッキングテストも実行できます。7100に内蔵フェージング/AWGNオプションを追加すると、セクション8および9のテストがワンボックスでサポートさ
れます。
最新仕様については www.aeroflex.comをご覧ください
図 2. コールボックスステータス画面
1 と記載されたテストケースには、オプション400が必要です。
LTE FDDおよびLTE-TDD用の36-521-1 RFテストケース
ベクトル シグナル アナライザー/ベクトル信号発生器モード
被試験デバイスのRFパラメトリック性能を評価するために、7100には、関連する通信規格の要件に適合するVSA/VSGモードがあります。被試験デバイスのトランスミッターおよびレシーバー性能を評価するための主要な測定が用意されています。RFインターフェースに対する汎用スペクトラム/タイムドメイン解析が標準で実行できます。トレース表示と数値測定により、各無線アクセステクノロジーに固有の問題を詳細に調査できます。
また、標準装備のベクトル信号発生器(VSG)ソフトウェアを使用すれば、汎用または各変調方式専用のライブラリーテンプレートを修正することにより、任意波形発生器(ARB)ファイルを容易に作成できます。VSGでは、シングルキャリアの汎用またはフレームド信号と、マルチキャリア/マルチトーン信号の発生が可能です。AeroflexIQCreator®またはMATLABなどのサードパーティー製ソフトウェアツールで作成したIQデータファイルを再生して、カスタマイズしたレシーバーテストを7100デジタル無線機テストセットで実行できます。
トランスミッター測定
スペクトラム
捕捉パワー対時間、パワー対リソースブロック、パワー対スロット
相補累積分布関数(CCDF)
コンスタレーション
EVM EVM対シンボル、EVM対搬送波
周波数誤差
位相誤差
振幅誤差
スペクトラムフラットネス
隣接チャネル漏洩電力
スペクトラムエミッションマスク
レシーバーテスト
基準感度
36-521-1 リファレンス テスト
6.2.2 UE最大出力パワー
6.2.3 最大パワーの低減
6.2.4 追加最大パワーの低減
6.2.5 設定済みUE送信出力パワー
6.3.2 UE最小出力パワー
6.3.3 送信オフパワー
6.5.1 周波数誤差
6.5.2.1 エラーベクトル振幅
6.6.2.2 追加スペクトラムエミッションマスク
6.5.2.21 搬送波リーケージ
6.5.2.31 未割り当てRBのバンド内エミッション
6.5.2.41 EVMイコライザースペクトラムフラットネス
6.6.1 占有帯域幅
6.6.2.1 スペクトラムエミッションマスク
6.6.2.3 隣接チャネル漏洩電力
7.3 基準感度レベル
7.4 最大入力レベル
7.5 隣接チャネル選択度(ACS)
7.6.3 狭帯域ブロッキング
非3GPP 絶対感度テスト
非3GPP パワーレベル/ステップ
非3GPP ソークテスト
非3GPP 遅延テスト
図 4. VSA/VSG LTE測定
図 5. LTE スペクトラムおよびACLR測定
シグナリングモード測定
セル選択
RRC 接続/解放
コンテキストアクティベーション/解放
位置情報更新
セッション確立(UE発、UE着)
セッション解放(UE発、UE着)
暗号化
ハンドオーバー(チャネル変更)中断時間
送信タイミング確度
測定レポート
NASメッセージ転送
性能測定
ビットエラーレート
ブロックエラーレート
エンドツーエンドテスト
データスループット
パケットレイテンシー
VoIP 呼ユーザー破損パケット
バックツーバックテスト構成(2台の機器が必要)
図 6. LTE ULデータスループットトレース
アプリケーションテスト
VoIP呼
ピアツーピア(Skype)
FTPマルチキャストIPTV
ビデオオンデマンド(RTSP)
HTTP SMTP/POP3
RTP (メディアのみ)
SMS over IMS
セル ブロードキャスト
ハンドオーバー/マルチRATテスト
異なる無線アクセステクノロジー(RAT)間のハンドオーバーは、新しいLTEデバイスでのシームレスなデータカバレージを保証するための重要な機能で
す。7100 LTEデジタル無線機テストセットでは、RAT間システム選択および
システム再選択手順のエミュレーションが可能です。7100無線機テストセッ
トでは、LTEとサポートされる任意の無線規格との間のハンドオーバーを実
現できます。LTE以外の2G/3G規格の間のRAT間ハンドオーバーも、システ
ムの拡張によりサポートされます。
フェージング/AWGN
7100 には、内蔵フェージング/AWGNオプションが用意されています。これ
はベースバンド実装なので、追加のRFハードウェアや校正は必要ありませ
ん。機能としては、最大9タップのマルチパスシミュレーションがあり、各パスで
利得と位相を独立に変更できます。変動としては、レイリー、ドップラー、対
数正規が使用できます。フェージングオプションは、3GPP TS 36.521-1Annex Bに定義されたすべての要件を満たし、高速列車を含むすべてのシ
ナリオをサポートします。MIMOとSISOの両方の構成がサポートされます。
このオプション機能については、詳細な情報を記したデータシートが別に用
意されています。このオプションは、購入時に指定することも、使用中の機器
に対するソフトウェアアップグレードとしてお客様がインストールすることもできま
す。
TTCN-3 のサポート
TTCN-3(Test and Test Control Notation)は、ETSI によって開発
された標準のスクリプト言語であり、通信プロトコルのコンフォーマンス
テスト用に広く用いられ始めています(www.ttcn-3.orgを参照)。テスト
プラットフォームの詳細と独立にテストスクリプトを作成し、プラットフォーム専
用のテストアダプター向けにコンパイルすることができます。このようにして作成
した実行可能なテストは、この場合であれば7100テストセットで使用できま
LTE FDD LTE TDD
LTE TDD � �
GSM � �
GPRS � �
EDGE � �
HRPD Rev.0 � �
HRPD Rev.A � �
1xRTT � �
eHPRD � �
WCDMA � �
Evolved HSPA (3GPP Rel7/8)1 � �
TD-SCDMA1 �
最新仕様については www.aeroflex.comをご覧ください
す。Aeroflex は、TTCN-3 テスト ソリューション開発の最先端を走っている
Testing Technologies 社と協力して、TTWorkbench Professionalと7100専用テストアダプターを提供しています。T T WorkbenchProfessional は、フル機能のテスト開発/実行環境であり、GUIとテキスト
ベースの両方のテスト作成/デバッグ機能を備えています。7100テストアダプターと組み合わせることで、新しいテストケースの開発や、3GPPTS 36.523-3で規定されたLTEプロトコルテストケースのコンパイルを容易に
実行できます。
図 7. 7100 テスト アダプターを使用したAeroflex TTCN-3セットアップ
自動化と統合
7100では、テスト手順の自動化と統合のための革新的な手法が導入
されています。困難なテスト要件に対応したテストスクリプトの実装に役立
つ、アプリケーションプログラミング インターフェース(API)が用意されています。
テキストベースのL1/L2スクリプトを7100 BSEコマンドラインインターフェー
スを使って作成することにより、プロトコルスタックの細かい制御が可能です。
BSEコマンドラインインターフェースで提供される命令セットを使えば、
レイヤー2の個々のLTE機能エンティティー(MAC RLC PDCPサブレイヤー)
に直接アクセスして設定や制御を行うことができます。レイヤー1の物理/論
理チャネル、シグナリング、チャネルエミュレーションも、コマンドラインインターフ
ェースから制御できます。完成したテストスクリプトは、仮想ボタンとしてシーム
レスに統合でき、7100 GUI 画面のフルカスタマイズが可能です。
B S E アプリケーションプログラミングインタフェースは、 R R C / N A Sレイヤーの設定と制御、テストシナリオの作成、パラメトリック測定結果のキャ
プチャー、ロギングの制御のための汎用的な機能を提供します。より高レベ
ルの方法として、APIのコールボックスモード機能を使用すれば、中間レイヤ
ーの詳細をユーザーが意識する必要がないので、複雑さを減らすことができ
ます。ハンドオーバーシナリオをテストするには、専用のAPIを使用して、
7100でサポートされる複数の無線アクセステクノロジーを設定して制御でき
ます。
パートナーを通じて提供される価値
7100は、柔軟な研究開発用テストツールとしてだけでなく、システムインテ
グレーターが他のアプリケーションのためのテストソリューションを構築するため
にも利用されています。7100は、SAEネットワークやLTERFインターフェースを
エミュレートできるので、サードパーティー製テストソリューション開発の機能ブ
ロックとして使用できます。7100DRTSはアプリケーションプログラミングインタ
フェースを提供しているので、サードパーティーインテグレーターがLTEプロトコ
ルスタックをフルに制御できる柔軟性を備えています。7100をネットワークエ
ミュレーターとして利用したさまざまな統合型テストソリューションがすでに活
用されています。その中には、RFコンフォーマンステストケース、LTE汎用テストケース、プロバイダー固有のテストプランなどが含まれます。
ユーザーインターフェース
7100の革新的なユーザーインターフェースは、大画面(12.1インチ)LCDタッチスクリーンを使用することにより、すべての機能にすばやく簡単にアクセス
できるようになっています。大型で鮮明な画面により、グラフィカル情報を容
易に読み取ることができます。最大4つのグラフィカル測定を同時に表示でき
るので、解析対象の信号を包括的に調査できます。
図 8. CBMのLTE RF測定GUI
タッチスクリーンインターフェースには、設定メニューにアクセスするためのおなじ
みのソフトキーが用意されているほか、画面上でドラッグすることにより、マー
カー位置、ズーム領域、軸のスケールなどを容易に設定できます。タッチスク
リーンにより、テストシステムの操作がわかりやすく容易になっています。タッチ
スクリーンの他に、7100はマウスとキーボードを使っても完全に操作できま
す。モニターポートに外部ディスプレイを接続することもできます。
購入後のサポート
機器のサポートは、機器の投資効率を最大化する上で重要な要素です。サポートには、日常のハードウェア校正や、保証による修理サポートの他に、機器を最新の状態に保つためのソフトウェアサポートが含まれます。購入後2年間のハードウェアおよびソフトウェアサポートは、7100の購入価格に含まれています。
LTEのような新しいテクノロジーの場合、3GPP規格の変化に追随することがきわめて重要です。7100のソフトウェアアップデートは、インターネット上のAeroflexカスタマーダウンロードポータルタルを通じて提供されます。このソフトウェアサポート方式では、ユーザーにアカウントが提供され、関連するすべてのリリース、アップデート、リリースノートなどを24時間いつでも即座に入手 で き ま す 。 ソ フ ト ウ ェ ア サ ポ ー ト サ ービス に加入することにより、効率的かつ効果的に機器を最新状態に保つことができます。
サポートサービスでは、Aeroflexヘルプデスクも利用できます。これは、サポートの必要が生じたときの最初の連絡先です。ヘルプデスクでは応答保証が提供され、社内での進捗管理と報告のための参照番号が発行されます。
Aeroflexのサポート網は世界中に広がっており、機器の使用にあたって最も便利な場所でサポートが受けられます。トレーニングを受けた現地のアプリケーションサポートエンジニアが、電話、メール、および必要な場合は直接訪問によって、お客様との連絡を担当します。
7100 LTEデジタル無線機テストセットには、オプションで延長保証を付けられます。標準の延長保証は、36か月または60か月の保証期間に加えて、故障の際の修理時間保証を提供します。標準の延長保証には、定期校正を含めることもできます。
また、ご要望に応じて、お客様固有のニーズに合わせたプレミアム保証サポートもご提供できます。
仕様
信号発生器
周波数
レンジ
70 MHz ~ 6 GHz 連続
分解能
3 GHz まで:1 Hz
3 GHz より上:2 Hz
確度
周波数基準と同じ
レベル
RF入力/出力ポート
出力レベル
CW -8 dBm 70 MHz ~ 3 GHz, -14 dBm 3 GHz ~ 3.5 GHz, -16 dBm 3.5 GHz
~ 5 GHz, -19 dBm 5 GHz ~ 6 GHz
PEP -11 dBm 70 MHz ~ 3 GHz, -17 dBm 3 GHz ~ 3.5 GHz, -19 dBm 3.5 GHz
~ 5 GHz, -22 dBm 5 GHz ~ 6 GHz
-25 dBm Modulated RMS with 14 dB PAR 70 MHz ~ 3 GHz, -31 dBm
3 GHz ~ 3.5 GHz, -33 dBm 3.5 GHz ~ 5 GHz, -36 dBm 5 GHz ~
6 GHz
最大逆電力:+33 dBm
VSWR: 1.5:1, 70 MHz ~ 5 GHz, 1.6:1, 5 GHz ~ 6 GHz
RF 出力ポート
出力レベル
CW 0 dBm 70 MHz ~ 3 GHz, -6 dBm 3 GHz ~ 5 GHz, -7 dBm 5 GHz
~ 6 GHz
PEP -3 dBm 70 MHz ~ 3 GHz, -9 dBm 3 GHz ~ 5 GHz, -10 dBm
5 GHz ~ 6 GHz
-17 dBm 変調 RMS with 14 dB PAR 70 MHz ~ 3 GHz, -23 dBm 3 GHz
~ 5 GHz, -24 dBm 5 GHz ~ 6 GHz
最大逆電力:+27 dBm
VSWR: 1.5:1, 1 MHz ~ 5 GHz, 1.7:1, 5 GHz ~ 6 GHz
出力レベル確度(23℃±5℃):
Above -90 dBm:
<3 GHz 代表値 ±0.4 dB
>3 GHz 代表値 ±0.7 dB
From -90 dBm to -110 dBm
70 MHz to 500 MHz typically ±0.5 dB, 500 MHz to 3 GHz typically
±0.8 dB, 3 GHz to 6 GHz typically ±2.0 dB
信号純度
SSB 位相雑音
2 GHz 、室温での代表値:-115 dBc/Hz
(20 kHz オフセット)
100 Hz オフセット未満での位相雑音は基準位相雑音に依存。
5 GHz での位相雑音代表値 -108 dBc/Hz(20 kHz オフセット)
ノイズフロア(2 GHz から 10 MHz オフセット)
代表値 -140 dBc/Hz
非高調波関連スプリアス
代表値 -60 dBc(>10 kHz)
代表値 -65 dBc(>10 kHz オフセット、CW信号)
サブハーモニクス
-30 dBc、代表値 -55 dBc
高調波
2次高調波:<-28 dBc、(代表値 -40 dBc)
3次高調波:<-30 dBc、(代表値 -55 dBc)
シグナルアナライザー
周波数
レンジ
70 MHz ~ 6 GHz
分解能
3 GHz まで:1 Hz
3 GHz より上:2 Hz
測定帯域幅
最大瞬時帯域幅:90 MHz
確度
周波数基準による
レベル
最大 RF入力
RF入力/出力ポート:
+33 dBm
レベル確度(23℃±5℃):
RF入力/出力ポート:
<500 MHz、代表値 ±0.6 dB
500 MHz ~ 3 GHz、代表値 ±0.4 dB
>3 GHz 代表値 ±1 dB
信号純度
SSB 位相雑音
2 GHz 、室温での代表値:-116 dBc/Hz
(20 kHz オフセット)
100 Hz 未満での位相雑音は基準位相雑音に依存。
5 GHz での位相雑音代表値:-108 dBc/Hz(20 kHz オフセット)
リニアリティーおよびノイズ
相互変調
75 dB (代表値)の相互変調のないダイナミック レンジ(2 トーン入力、«
各トーンで +14 dBm の最大入力パワー)
隣接チャネル漏洩電力
3GPP(ダウンリンクテスト モデル 1)で 60 dB より良好な ACLR
3GPP アップリンクで 65 dB (代表値)の ACLR
スプリアス
代表値 -70 dBc
残留応答(入力なし)
<-81 dBm、 -86 dBm (代表値)、3 GHz まで、RF 入力を 50 Ωで終端、最小の RF および IF 減衰
<-78 dBm、 -83 dBm (代表値)、3 GHz ~ 5 GHz、
<-76 dBm、-81 dBm (代表値)、5 GHz ~ 6 GHz
周波数基準
周波数
10 MHz
エージングレート
1 日あたり 109 分の 1、1 年あたり 107 分の 1。
温度安定度(0 ~ 50 ℃)
±1 × 10-8 より良好(代表値)
ウォームアップ時間
<5 分
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スペクトラムアナライザー測定
周波数スパン
2 kHz ~ 200 MHz で可変およびゼロスパン、分解能 1 Hz
RBW
1 Hz ~ 10 MHz で可変、分解能1 Hz
ウィンドウタイプ
NEBW:ガウシアン 3 dB:ガウシアン固定:ブラックマンハリス 5 項
サンプル時間
最大 333 秒、分解能 1 ns
LTE 測定
このセクションは、3GPP TS 36.521-1の開発状況に応じて拡張されます。
Tx 測定
占有帯域幅
パーセント範囲:1% ~ 99.99%
CCDF
ピーク対アベレージパワー分布
マーカー
マーカー 4 個 + デルタマーカー
マーカー機能
マーカーピークサーチ、次ピーク、ピークトラック
パワーおよび時間
周波数および時間
トレース
ライブ、平均値、最大値、最小値、ホールド
スペクトラムトレース
パワー対時間トレース
ACLR
スペクトラムエミッションマスク
EVM(EVM/シンボル、EVM/副搬送波を含む)
周波数誤差
IQ 成分(原点オフセットまたは搬送波漏洩電力)
インターフェース
RF
フロントパネル
RF 入力/出力:デュプレックスポート N型(2 個)
RF 出力:RF 出力 N 型
RF 入力:RF 入力 N 型
リアパネル
周波数標準:10 MHz I/O BNC リアパネル
トリガ入力 TTLBNC(トリガジェネレーター、トリガアナライザーシステムトリガ)
接続機能
フロントパネル
2 × USB 2.0(キーボード、マウス)
12.1 インチ LCD タッチスクリーンディスプレイ、解像度 1280 × 768
イーサネット
リアパネル
VGA、15 ピン D 型コネクタ
2x USB 2 .0
イーサネット
電源
電圧範囲:100 ~ 240 VAC
周波数範囲:50 ~ 60 Hz
消費電力:650 W
一般仕様
標準保証
24 か月
校正間隔
推奨 24 か月
EMC
EN 61326-1:2006、エミッションクラス A、イミュニティーテーブル 1
安全規格
EN 61010-1:2001 Safety requirements for electrical equipment for
measurement, control and laboratory use-Part 1, General requirements
認証
CE 準拠、クラス A
定格使用範囲
動作温度
0 ~ 40°C、IEC-60068-2-1 および 60068-2-2 に準拠
動作湿度
10 ~ 90 % 非結露、IEC-60068-2-56 に準拠
質量と寸法
寸法(幅×奥行き×高さ)
ハンドルなし:
443 mm × 580 mm × 237 mm (17.4” x 22.8” x 9.3”)
ハンドルあり:
480 mm x 632 mm x 237 mm (18.9” x 24.9” x 9.3”)
質量
最小: 21 Kg (46.3 lbs.)
最大: 22.5 Kg (49.6 lbs.)
保管/輸送条件
保管温度
-20 ~ +70ーC、IEC-60068-2-1 および 60068-2-2 に準拠
保管湿度
5 ~ 93 % 非結露、IEC-60068-2-56 に基づいて試験済み
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オーダー情報
ご注文の際には、オーダー番号を正確にお伝えください。
オーダー番号 バージョン
7100 デジタル無線機テストセット、LTE プロトコルおよび測
定を含む
以下のいずれかが必要:
オプション 500 開発モードソフトウェア(オプション7100-501 を含
む)
オプション 501 コールボックスモードソフトウェア
オプション
オプション 01 第 2 RFトランスミッター/レシーバーすべてのハンドオー
バーオプション、MIMO、フェージングおよびAWGNテストに必要
オプション 02 RFコンバイナー2台の7100機器のリンクに必要
オプション 03 データサービス PC CDMA および IMS テストに必要
オプション 04 テスト USIM
オプション 100 LTE TDD モード
オプション 101 フェージング/AWGN
オプション 102 2x2 MIMO および測定
オプション 103 GSM/GPRS/EDGE ハンドオーバーおよび測定
オプション 104 CDMA2000(eHRPD および 1xRTT)ハンドオーバーお
よび測定
オプション 105 WCDMA ハンドオーバーおよび測定
オプション 106 TTCN-3 テストアダプター
オプション 108 TTWorkbench Professional、LTE プラグイン含む
オプション 109 TD-SCDMA ハンドオーバーおよび測定 *
オプション 202 4x2 MIMO**
オプション 207 HSPA+ハンドオーバーおよび測定(7100-105が必要)**
オプション 400 LTE RF テストケース拡張パック
7100-01 が必要
Q-Generic® オプション
7100-300 LTE Q-GENERIC® 実行プラットフォーム
7100-340 LTE データスループットテストプラン
7100-341 LTE タイプ 1 GMSS テストプラン
7100-342 LTE タイプ 2 GMSS テストプラン
7100-343 LTE データリトライテストプラン
7100-346 LTE SMS テストプラン
サービスオプション
W7100/203 標準延長保証 36 か月
W7100/205 標準延長保証 60 か月
W7100/203C 延長標準保証 36 か月 + 定期校正
W7100/205C 延長標準保証 60 か月 + 定期校正
Optional Accessories
46885/433 7000 シリーズ用保護ケース
46885/402 7000 シリーズ用ラックマウントブラケット/
*今後リリース予定
**今後リリース予定、2 台の 7100 機器が必要
CHINA BeijingTel: [+86] (10) 6539 1166Fax: [+86] (10) 6539 1778
CHINA ShanghaiTel: [+86] (21) 5109 5128Fax: [+86] (21) 5150 6112
CHINA ShenzhenTel: [+86] (755) 3301 9358 Tel: [+86] (755) 3301 9356
FINLANDTel: [+358] (9) 2709 5541Fax: [+358] (9) 804 2441
FRANCETel: [+33] 1 60 79 96 00 Fax: [+33] 1 60 77 69 22
GERMANYTel: [+49] 89 99641 0 Fax: [+49] 89 99641 160
HONG KONGTel: [+852] 2832 7988Fax: [+852] 2834 5364
INDIATel: [+91] 80 [4] 115 4501Fax: [+91] 80 [4] 115 4502
JAPANTel: [+81] (3) 3500 5591 Fax: [+81] (3) 3500 5592
KOREA Tel: [+82] (2) 3424 2719Fax: [+82] (2) 3424 8620
SCANDINAVIATel: [+45] 9614 0045 Fax: [+45] 9614 0047
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UK StevenageTel: [+44] (0) 1438 742200Fax: [+44] (0) 1438 727601Freephone: 0800 282388
USATel: [+1] (316) 522 4981 Fax: [+1] (316) 522 1360Toll Free: 800 835 2352
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Part No. 46891/449, Issue 1, 05/11