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KeyWeb Creator による DB ポートレット開発 1

KeyWeb Creatorによるによるによるによる DBポートレット開発ポートレット開発ポートレット開発ポートレット開発

Creation Date: May 21, 2002

Last Update: Jun 13, 2002


目次

はじめに ......................................................................................................................................... 4 この資料の表記方法.................................................................................................................. 4 前提条件 ......................................................................................................................................... 5 起動とログイン ............................................................................................................................. 6 プロバイダの作成.......................................................................................................................... 7 Step1 Helloポートレット.............................................................................................................. 8

1-1 ポートレットの定義 .......................................................................................................... 8 1-2 ポートレットページの追加 .............................................................................................. 9 1-3 ポートレットの登録と実行 ............................................................................................ 10 ポートレットの登録............................................................................................................ 10 ポートレットの実行............................................................................................................ 11 Netscapeを使用している場合の注意事項 ........................................................................ 14

Step2 検索条件/結果ポートレット ........................................................................................... 15 2-1.検索条件/結果ポートレットの作成 ................................................................................ 15 2-2.登録と実行 ......................................................................................................................... 23 2-3. 使いやすいページにするためのヒント ....................................................................... 25

Step3 挿入一覧ポートレット..................................................................................................... 26 3-1.挿入一覧ポートレットの作成 ......................................................................................... 26 3-2.登録と実行 ......................................................................................................................... 30

Step4 更新削除一覧ポートレット............................................................................................. 32 4-1.更新削除一覧ポートレットの作成 ................................................................................. 32 4-2.登録と実行 ......................................................................................................................... 35

Step5 ポートレットへの単一ページの追加............................................................................. 37 5-1.ツール部品を使った検索結果一覧ページ ..................................................................... 37 5-2.ウィザードを利用したページの追加 ............................................................................. 39

Step6 通常の動的Webページの作成 ....................................................................................... 43 6-1.Webスペースの作成......................................................................................................... 43 6-2.検索条件/結果 Webアプリケーションの作成 .............................................................. 44

SQLの編集方法 ........................................................................................................................... 48 SQLの基本的な編集方法 ....................................................................................................... 48 SQL設定画面を切り替える ................................................................................................... 50 ページの編集方法........................................................................................................................ 52 リンクを作成する.................................................................................................................... 52

KeyWeb Creatorで作成したページへのリンク................................................................ 52


外部 URLのリンク.............................................................................................................. 53 テーブルの外枠を表示する.................................................................................................... 54 ページにイメージを挿入する................................................................................................ 55 インラインファイル情報の登録........................................................................................ 56 ページ背景にイメージを表示する........................................................................................ 57 ポートレットの場合............................................................................................................ 57 通常のWebページ･アプリケーションの場合 ................................................................ 58

ベース URLを設定する.......................................................................................................... 60 ポートレットの外枠を表示する............................................................................................ 60 SQLリストボックスを作成する ........................................................................................... 61 タグ属性をカスタマイズする - JavaScriptの追加など ...................................................... 65 最後に ........................................................................................................................................... 66


はじめにはじめにはじめにはじめにこのチュートリアルでは、KeyWeb Creator R3.0.1を使用して、簡単にポートレットを作

成する手順をご説明します。作成するポートレットは以下の通りです。

��検索結果を表示するポートレット

��検索条件を入力して結果を表示するポートレット

��データを挿入するポートレット

��更新/削除を行うポートレット

このチュートリアルでは、OracleデータベースのデモユーザーSCOTTの EMP表と DEPT

表を使用してポートレットの開発を行います。

この資料の表記方法この資料の表記方法この資料の表記方法この資料の表記方法この資料で使用している表記方法は以下の通りです。表記方法表記方法表記方法表記方法説明説明説明説明例例例例太字ファイル名/URL otn_logo.gif クーリエ・フォントコマンドやソース・コード <html>

イタリック使用する環境に合わせて変更する部分 DAD名


前提条件前提条件前提条件前提条件このチュートリアルは、以下の環境が用意されていることを前提としています。

サーバー環境：Oracle9iAS Portal

クライアント環境：KeyWeb Creator R3.0.1、Oracle Net 8.0.4以上

これらのソフトウェアのインストール方法や設定方法に関しては「KeyWeb Creator R3.0

インストレーション・ガイド」をご参照ください。


起動とログイン起動とログイン起動とログイン起動とログイン KeyWeb Creatorで作成するポートレットやWebアプリケーションはデータベース内に格

納されるため、起動後はまずデータベースに接続します。

1. Windowsの「スタート」ボタンから「プログラム」を表示し、「KeyWeb Creator」-

「KeyWeb Creator」を選択して起動します。

2. Oracle データベースに接続します。メニューの「ファイル」から「ログイン」を選

択し、ユーザー名、パスワード、ホスト名を入力します。このユーザー名には KeyWeb

Creatorのインストール時に Install.sqlを実行したユーザーを使用してください。ホス

ト名はOracle Net用に設定されたデータベースのTNSサービス名を入力します。「実

行」ボタンを押してログインします。

ユーザー名：kwc_user （Install.sqlを実行したユーザー）パスワード：kwc_user ホスト名：kwc


プロバイダの作成プロバイダの作成プロバイダの作成プロバイダの作成ポートレットを作成する前に、まずプロバイダの作成を行います。プロバイダとは、複

数のポートレットをまとめて入れておくフォルダのようなもので、システム単位など任意

の単位に作成します。

1. メニューの「ファイル」から「プロバイダ」-「プロバイダの作成」を選択します。

（または、画面左側のワークスペースの「Provider」タブを選択し、ワークスペース

上を右クリックします）

ワークスペーワークスペーワークスペーワークスペースを右クリックした場合スを右クリックした場合スを右クリックした場合スを右クリックした場合

2. 「プロバイダの作成」ダイアログが表示されます。「アプリケーションのオーナー」

は先程のログイン時に使用したユーザー（ここでは KWC_USER）を選択してくださ

い。「プロバイダの表示名」、「プロバイダ名」、「パッケージ名」を以下のよう

に入力して「OK」ボタンを押します。これでプロバイダが作成されます。

プロバイダの表示名：「EMPアプリケーション」プロバイダ名：「emp_prov」パッケージ名：「emp_prov」（プロバイダ名と同じものが使用されます）


Step1 Helloポートレットポートレットポートレットポートレットまずは「こんにちは」とだけ表示されるポートレットを作成し、その基本手順を学習し

ましょう。

1-1 ポートレットの定義ポートレットの定義ポートレットの定義ポートレットの定義 1. ワークスペース上の「EMP アプリケーション」プロバイダを右クリックし

て、メニューから「ポートレットの作成」を選択します。

2. 「ポートレットの新規作成」画面が表示されます。各項目を以下のように

設定し、「OK」ボタンを押します。プロバイダ：「EMPアプリケーション」を選択ポートレットの表示名：「Hello」と入力ポートレット名：「hello」と入力パッケージ名：「hello」

（ポートレット名と同じものが使用されます）

メモ：「ポートレットの表示名」は、Oracle9iAS Portal上でポートレッ

ト名として表示される名前です。これは、分かりやすいように日本語で登録してかまいませんが、「ポートレット名」、「パッケージ名」は内部的に使用される名称ですので、半角英数字で登録するようにしてください。

3. 「Hello」ポートレットが作成され、「EMP アプリケーション」プロバイダ

のツリーの下に表示されます。


1-2 ポートレットページの追加ポートレットページの追加ポートレットページの追加ポートレットページの追加 1. ワークスペース上の「Hello」ポートレットを右クリックして、メニューか

ら「ポートレット･ページの追加」を選択します。

2. 「ポートレットページの追加」が表示されます。各項目を以下のように設

定し、「完了」ボタンを押します。プロバイダ：「EMPアプリケーション」を選択ポートレット：「Hello」を選択ポートレットページ名：「hello_page」と入力プロシージャ名：「hello_page」

（ポートレットページ名と同じものが使用されます）

メモ：「プロシージャ名」はそのままデータベース内のオブジェクト名

として使用されます。このため、半角英数字で入力することをお勧めします。ポートレットページ名は後から変更することもできます。

3. 空白のページが表示されます。ここに「こんにちは」と入力します。


1-3 ポートレットの登録と実行ポートレットの登録と実行ポートレットの登録と実行ポートレットの登録と実行

ポートレットの登録ポートレットの登録ポートレットの登録ポートレットの登録 1. ポートレットの登録を行う前に、ポートレット内に含まれるページのうち、

1 ページ目にあたるものを指定します。ワークスペース上の「Hello」ポー

トレットを右クリックして、メニューから「プロパティ」を選択します。「プ

ロパティ」画面の「起動ページ」リストボックスから「hello_page」を選択

したら「OK」ボタンで画面を閉じます。

メモ：ポートレットに含まれるページが 1 ページだけの場合も起動ペ

ージの設定は必須です。

2. ツールバーの「保存」アイコンを押して変更を保存します。（または、メニ

ューから「ファイル」-「上書き保存」を選択します）

3. 作成したポートレットを登録します。ワークスペース上の「EMP アプリケ

ーション」プロバイダを右クリックし、「プロバイダの登録」を選択します。


4. 「ポータルスキーマ /DAD の設定画面」が表示されます。ここでは、

Oracle9iAS Portalの管理者ユーザー名（通常は PORTAL30）とパスワードを

入力します。「DatabaseAccessDescriptor 情報」のユーザー名は、Oracle9iAS

Portal の初期設定を変更していなければ「PORTAL30_PUBLIC」を選択し、

「OK」ボタンを押します。すると、「ポートレットリポジトリを更新しま

すか？」というダイアログが出てくるので、「はい」を押します。

5. 登録に成功したことを示すダイアログで「OK」ボタンを押します。

ポートレットの実行ポートレットの実行ポートレットの実行ポートレットの実行

6. Webブラウザを立ち上げて Oracle9iAS Portal（以下の URL）にアクセスし、

ログインします（ポート番号に 80番を使用している場合は省略できます）。

http://ホスト名ホスト名ホスト名ホスト名:ポート番号ポート番号ポート番号ポート番号/pls/DAD名名名名

7. ポートレットを追加するページの画面右上にある「ページの編集」をクリ

ックします（ページを用意していない場合は、ログイン後に表示されるデ

フォルトのページでも構いません）。


8. 「ページのコンテンツの変更」画面が表示されるので、ポートレットを追

加する場所の「ポートレットの追加」アイコンをクリックします。

9. 「ポートレットの追加」画面が表示されます。「使用可能なポートレット」

の「他のプロバイダ」から「EMP アプリケーション」をクリックします。

すると、「一般」カテゴリの下に「Hello」ポートレットが表示されるのでク

リックします。「選択したポートレット」のリストボックスに追加されたら、

右上の「OK」ボタンを押します。


10. 「ページのコンテンツの変更」画面の右上にある「閉じる」ボタンを押し

ます。

11. 「Hello」ポートレットがページに表示されます。


Netscapeを使用している場合の注意事項を使用している場合の注意事項を使用している場合の注意事項を使用している場合の注意事項お使いのWebブラウザが Netscapeの場合、上記の手順だけではポートレットが

表示されません。ポートレットの外枠を表示する必要があります。メモ：ポートレットの外枠を表示する方法は「ポートレットの外枠を

表示する（P60）」を参照してください。

外枠を表示した場合の実行画面外枠を表示した場合の実行画面外枠を表示した場合の実行画面外枠を表示した場合の実行画面


Step2 検索条件検索条件検索条件検索条件/結果ポートレット結果ポートレット結果ポートレット結果ポートレットここからはデータベースと連携したポートレットの開発を行います。まずは、検索条件

を入力するページ、その結果を表示するページの 2 ページで構成されるポートレットを作

成します。SCOTT の EMP 表と DEPT表を使用し、検索条件に DEPTNO（部署番号）を入

力して実行ボタンを押すと、その部署に所属する社員の情報を表示するようにします。メモ：Step1では、基本的なポートレット開発手順およびポートレット

の基本構成を理解するために、「空のポートレットを作成」 → 「ページの追加」という順番でポートレット作成を行いましたが、この章では、新規作成ウィザードを用いて両方をまとめて行う方法を紹介します。実際の開発時には好みの方法を選択してください。

2-1.検索条件検索条件検索条件検索条件/結果ポートレットの作成結果ポートレットの作成結果ポートレットの作成結果ポートレットの作成 1. 「ファイル」-「新規作成」（または、新規作成アイコンをクリック）を選択

してウィザードを起動し、「ページタイプの選択」で「ポートレット」を選

択して「次へ」ボタンで進みます。

2. 「一連のポートレットページセット」を選択し、「次へ」ボタンで進みます。

3. 「一連のポートレットページ作成」画面が表示されます。まず「ポートレ

ット」ボタンを押してポートレットの新規作成を行います。各項目を以下

のように設定して「OK」ボタンを押します。プロバイダ：「EMPアプリケーション」を選択ポートレットの表示名：「検索条件結果」と入力ポートレット名：「emp_search_list」と入力パッケージ名：「emp_search_list」（ポートレット名と同じものが使用されます）


4. 「一連のポートレットページ作成」画面に戻ると、「ポートレット」リスト

ボックスに「検索条件結果」が選択されています。「自動ページ名」に

「emp_search_list」と入力して、「ページセット」リストボックスから「条

件入力表示」を選択します。すると、入力ページと検索結果ページが追加

されます。

5. 「ポートレットページ名」を変更します。「emp_search_list1」の「リフレッ

シュリンク」下にある「なし」をクリックして「設定」ボタンを押し、「ポ

ートレットページの設定」ダイアログを開きます。

6. 「ページ・部品の名前」に入力されている「emp_search_list1」の文字列を

選択してコピーしておきます。「emp_search_list1」を削除して「条件入力ペ

ージ」と入力し直します。同時に「プロシージャ名」にも「条件入力ペー

ジ」と再設定されるので、コピーしておいた「emp_search_list1」を貼り付


け、「OK」ボタンを押して設定します。

同じようにして「検索結果ページ」の「ページ・部品の名前」を「結果表

示ページ」、「プロシージャ名」を「emp_search_list2」に変更します。

7. 変更が終わったら「完了」ボタンを押します。

8. 次に「条件入力ページ」の「ドキュメントプロパティの設定」画面が表示

されます。ドキュメントのプロパティとして、背景色や文字の色を指定で

きますが、ここでは「次へ」ボタンを押してそのまま進みます。


メモ： Oracle9iAS Portalを通して実行される際には、いくつものポー

トレットが一つの HTML ページ内に配置されます。そのため、ドキュメントのプロパティとしてポートレットページごとに設定した背景などは最終的なポートレットには反映されません。背景の設定を行うためには、別の方法をとる必要があります。詳しくは「ページ背景にイメージを表示する（P57）」を参照してください。

9. 「入力タグの設定」画面で、検索条件を入力するページの設定を行います。

ここでは、DEPTNO（部署番号）を入力するテキストボックスと検索実行

ボタンを設定します。

「追加」ボタンを押して入力タグが追加されたら、以下のように設定しま

す。種別：「テキスト」を選択名前：「dept_no」と入力

再度「追加」ボタンを押して入力タグを追加します。こちらは以下のよう

に設定してください。種別：「サブミットボタン」を選択

2つのタグを設定したら、画面下の「終了」ボタンを押します。


メモ：ここでは、サブミットボタンの「名前」には何も入力しないで

ください。

10. 続いて「結果表示ページ」の設定ウィザードが開始されます。「ドキュメン

トプロパティの設定」画面では、「条件入力ページ」で入力された部署番号

を「結果表示ページ」に渡す引数を設定します。

右側のペインに表示されている「検索条件結果」ポートレットをダブルク

リックして開きます。すると、その下に先ほど作成した「条件入力ページ」

が表示されます。さらに「条件入力ページ」をダブルクリックして開くと、

そのページ内に定義されている入力フォームがリストされます。これを選

択して「入力フォームに一致させる」ボタンを押します。

データ型を「NUMBER」に変更して「次へ」ボタンを押します。


メモ：データ型は、データベースの表の条件に指定する列のデータ型

を指定してください。

11. 「表示形式の設定」が表示されます。検索結果の表示形式などを指定でき

ますが、ここでは「次へ」ボタンを押してそのまま進みます。メモ：このページについては、Step5「5-1.ツール部品を使った検索結

果一覧ページ」で詳しく紹介しています。

12. 「SQL の設定」画面が表示されます。ここで、検索結果ページに表示させ

るデータベースの表、列を次のように指定します。「選択列」に追加：EMP.EMPNO

EMP.ENAME EMP.JOB EMP.HIREDATE EMP.SAL DEPT.LOC

「Join句」に追加：EMP.DEPTNO = DEPT.DEPTNO メモ：SQLの設定手順については「SQLの編集方法（P48）」で紹介し

ていますので、詳しくはそちらを参照してください。


13. さらにWhere句を指定して、「条件入力ページ」から渡された引数「dept_no」

と EMP.DEPTNOを「=」で結びます。

Where句に EMP.DEPTNOをドラッグ＆ドロップすると、「条件入力のプロ

パティ」画面が表示されます。「比較方法」は「=」を選択し、「右辺」リ

ストボックスの右隣にある入力フィールドをクリックしてカーソルを移動

させ、「シンボル」ボタンを押します。「シンボル」リストボックスから

「dept_no」を選択して「OK」ボタンを押します。


14. これで、EMP.DEPTNOと「条件入力ページ」で入力される部署番号（dept_no）

が関連付けできました。右辺に「dept_no」が入っていることを確認し、「OK」

ボタンを押します。

メモ：「シンボル」ボタンを使用せずに右辺に直接文字を入力してしま

うと、単なる文字列と認識されてしまうので、引数を指定するときは必ず「シンボル」ボタンから設定を行ってください。

15. 「SQLの設定」画面の「終了」ボタンを押してウィザードを終了します。

16. ウィザードが終了すると、作成した 2ページがHTML Viewに表示されます。

ここでレイアウトの編集を行いますが、まず「条件入力ページ」のサブミ

ットボタンに表示する文字列を設定します。

サブミットボタンを右クリックし、メニューから「サブミットボタンのプ

ロパティ」を選択します。「サブミットボタン/リセットボタンのプロパテ

ィ」の「表示文字列」に「検索」と入力し、「OK」ボタンを押してプロパ

ティ画面を閉じます。

17. 「結果表示ページ」に「条件入力ページ」に戻るためのリンクを作成して

おきます。「条件入力ページに戻る」などの文字列を入力して、「条件入力

ページ」へのリンクを付けます。メモ：リンクの作成方法については「リンクを作成する（P52）」を参

照してください。

18. その他、一般の HTMLエディタの感覚でページ･レイアウトを編集できます。

好きなように編集し終えたらページを保存します。


2-2.登録と実行登録と実行登録と実行登録と実行 1. 起動ページを設定します。ワークスペースの「検索条件結果」ポートレッ

トを右クリックして「プロパティ」画面を表示し、「起動ページ」のリスト

ボックスから「条件入力ページ」を選択して、「OK」ボタンを押します。

2. 「検索結果一覧」ポートレットを登録します。HTML Viewにページを開い

ている場合は、ツールバーの「アプリケーション登録」アイコンを押しま

す（ページを閉じている場合は、ワークスペースの「EMP アプリケーショ

ン」プロバイダを右クリックして「プロバイダの登録」を選択します）。

すると、「ポートレットリポジトリを更新しますか？」というダイアログが


表示されるので「はい」ボタンを押します。

3. ポートレットの登録が完了すると「アプリケーションの登録が完了しまし

た」というダイアログが表示されるので、「OK」ボタンを押します。

4. Web ブラウザを立ち上げて Oracle9iAS Portal にアクセスし、作成したポー

トレットをページに追加して動作を確認してみましょう（手順は Step1を参

考にしてください）。


2-3. 使いやすいページにするためのヒント使いやすいページにするためのヒント使いやすいページにするためのヒント使いやすいページにするためのヒントページウィザードで行う作業はここまでですが、この後、HTML Viewでの編集

作業により、ページをさらに洗練させていくことができます。たとえば、1ペー

ジ目の「条件入力ページ」をテキストフィールドに番号を入力させるのではな

く、（データベース内に格納された）部署名をリストボックスから選択する、と

いう形式で検索条件を設定できるようにするなど、アイデア次第でさまざまな

形にカスタマイズできます。

ここで例にあげた動的なデータからなるリストボックスの作成や、さらにはリ

ストボックスの選択後すぐに次ページに進むように JavaScript を設定する方法

を、この資料の後半の「SQL リストボックスを作成する（P61）」および「タグ

属性をカスタマイズする - JavaScriptの追加（P65）」で紹介しています。これを

参考にして、より使いやすいページ作成を行ってください。


Step3 挿入一覧ポートレット挿入一覧ポートレット挿入一覧ポートレット挿入一覧ポートレット次は、データを一括挿入するポートレットを作成します。ここでは、EMP 表に新しいレ

コードを挿入する入力ページと、入力完了メッセージを表示するページの 2 ページで構成

されるポートレットにします。

3-1.挿入一覧ポートレットの作成挿入一覧ポートレットの作成挿入一覧ポートレットの作成挿入一覧ポートレットの作成 1. ワークスペースの「EMPアプリケーション」プロバイダを右クリックし、

メニューから「ポートレットの作成」を選択します。

2. 「ポートレットの新規作成」画面が表示されます。各項目を以下のように

設定して「OK」ボタンを押し、ポートレットを新規作成します。プロバイダ：「EMPアプリケーション」を選択ポートレットの表示名：「挿入一覧」と入力ポートレット名：「emp_insert」と入力パッケージ名：「emp_insert」（ポートレット名と同じものが使用されます）

3. ワークスペースに「挿入一覧」ポートレットが追加されるので、それを右

クリックし、表示されるメニューから「ページセット・ウィザード」を選

択してウィザードを開始します。


4. 「新規作成」画面で「自動ページ名」に「emp_insert_form」と入力し、「ペ

ージセット」リストボックスから「挿入一覧」を選択します。ポートレッ

トページ名を「入力ページ」、「挿入完了ページ」と変更し、「完了」ボタン

を押します（ポートレットページ名の変更手順は、Step2「2-1.検索条件/結

果ポートレットの作成」の 5.を参照してください）。

5. 「入力ページ」の「ドキュメントプロパティの設定」画面は、そのまま「次

へ」ボタンを押して先に進みます。

6. 「挿入列の設定」ページが表示されます。左側のテーブルツリーから SCOTT

の EMP表を選択し、画面中央にある「追加 >>」ボタンを押して EMP表を

追加します。右側に列名が追加されたら、「次へ」ボタンで進みます。


7. 「挿入列設定」画面が表示されます。「OK」ボタンの表示は「新規登録」

に変更します。「最大表示行数」は「入力ページ」に表示される入力フィー

ルド（一度に挿入できるレコード数）です。適当な数字を指定し、「終了」


メモ：入力フィールドの「タイプ」はデフォルトが「単一行」ですが、

リストボックスから「複数行」を選択して、テキストエリアに変更することも可能です。

8. 次は「挿入完了ページ」のウィザードが開始されます。「ドキュメントプロ

パティの設定」画面が表示されますが、このまま「終了」ボタンを押して

ウィザードを終了します。


9. HTML Viewに「入力ページ」、「挿入完了ページ」が表示されます。「入力」

ページの右端に「Update Type」という項目とリストボックスが作成されて

います。これは、挿入、更新、削除を行うアプリケーションには自動的に

作成されるもので、リストボックスから動作を選択して実行します。挿入

の場合、デフォルトではリストボックスの項目は「NONE→何もしない場合」、

「INSERT→挿入を実行する場合」として処理されます。このリストボック

ス項目の表示文字は変更が可能です。

「Update Type」のリストボックスを右クリックし、「リストボックスのプロ

パティ」を選択し、プロパティ画面を表示します。

10. 「リスト項目」の下にある「NONE」の表示文字を「いいえ」に変更するた

めに、「NONE」の右側の「プロパティ」を押して「リストボックス項目の

プロパティ」を開き、以下のように変更します。


値：「NONE」と入力項目文字列：「いいえ」と入力

11. 同様の操作で「INSERT」の表示文字を「はい」に変更します。変更が完了

したら、「OK」を押します。

12. ヘッダセルの「Update Type」を「登録しますか？」に変更し、その他は好

きなようにレイアウトを変更してください。「挿入完了ページ」には、登録

完了のメッセージと「入力ページ」に戻るリンクをつけておきます。

3-2.登録と実行登録と実行登録と実行登録と実行 1. 起動ページを設定します。ワークスペースで「挿入一覧」ポートレットを

右クリックして「プロパティ」画面を開き、「起動ページ」リストボックス

から「入力ページ」を選択し、「OK」ボタンを押して設定します。


2. ポートレットを登録します。

3. Web ブラウザから Oracle9iAS Portal にアクセスし、ページに挿入一覧ポー

トレットを追加して動作を確認しましょう。


Step4 更新削除一覧ポートレット更新削除一覧ポートレット更新削除一覧ポートレット更新削除一覧ポートレット Step4 では、更新/削除を行うポートレットを作成します。EMP 表を使用し、社員情報の

更新/削除を行うページ、処理が完了したメッセージを表示するページの 2 ページで構成さ

れるポートレットにします。

4-1.更新削除一覧ポートレットの作成更新削除一覧ポートレットの作成更新削除一覧ポートレットの作成更新削除一覧ポートレットの作成 1. ワークスペースに表示されているポートレット（何でも構いません）を右

クリックします。表示されるメニューから「ページセット・ウィザード」

を選択し、ウィザードを起動します。

2. 「ポートレットの作成」ボタンを押し、以下の通りポートレットを新規作

成します。プロバイダ：「EMPアプリケーション」を選択ポートレットの表示名：「更新削除一覧」と入力ポートレット名：「emp_updel」と入力パッケージ名：「emp_updel」（ポートレット名と同じものが使用されます）

3. 「新規作成」画面で以下のように各項目を設定し、「ページセット」リスト

ボックスから「更新削除一覧」を選択して「完了」ボタンを押します。プロバイダ：「EMPアプリケーション」を選択ポートレット：「更新削除一覧」と入力自動ページ名：「emp_updel_form」と入力ページセット：「更新削除一覧」を選択


4. 「emp_updel_form1」ページの「ドキュメントプロパティの設定」画面が表

示されますが、このまま「次へ」ボタンで先に進みます。

5. 「SQLの設定」画面が表示されます。テーブルツリーから SCOTT の EMP

表を「選択列」にドラッグ＆ドロップして「選択列」に追加し、「次へ」ボ

タンで進みます。

6. 「更新値入力列設定」画面では、そのまま「終了」ボタンを押します。

7. 次は「emp_updel_form2」ページのウィザードが開始されます。「ドキュメ

ントプロパティの設定」画面では、このポートレットで処理をする範囲を

指定できます。更新だけの場合は「UPDATE の実行」、削除だけの場合は

「DELETEの実行」、両方を行いたい場合は 2つともをチェックします（デ

フォルトでは両方がチェックされています）。


「終了」ボタンを押してウィザードを終了します。

8. HTML Viewに「emp_updel_form1」ページと「emp_updel_form2」ページが

表示されます。「emp_updel_form1」ページの右端に追加される「Update

Type」のリストボックスを右クリックして「リストボックスのプロパティ」

画面を表示します。更新/削除の場合、「NONE→何もしない」、「UPDATE→

更新処理」、「DELETE→削除処理」として処理されますので、これらの表示

文字を「NONE→いいえ」、「UPDATE→更新」、「DELETE→削除」に変更し

ます（表示文字の変更方法の詳細は、Step3「3-1.挿入一覧ポートレットの作

成」の 9.～11.を参照してください）。合わせてヘッダセルも分かりやすい日

本語に変更します。


9. 「emp_updel_form2」ページには、更新/削除の処理が完了した旨のメッセー

ジや「emp_updel_form1」ページに戻るリンクなどを入力しておきます。

10. 編集が終わったらページを保存します。

4-2.登録と実行登録と実行登録と実行登録と実行 1. 起動ページを設定します。ワークスペースの「更新削除一覧」ポートレッ

トを右クリックしてプロパティ画面を表示します。「起動ページ」リストボ

ックスから「emp_updel_form1」を選択し、「OK」ボタンを押します。

2. 「更新削除一覧」ポートレットを登録します。

3. Web ブラウザを立ち上げて Oracle9iAS Portal にアクセスし、「更新削除一

覧」ポートレットをページに追加して、動作を確認してみましょう。


Step5 ポートポートポートポートレットへの単一ページの追加レットへの単一ページの追加レットへの単一ページの追加レットへの単一ページの追加ここでは、EMP 表、DEPT 表の検索結果一覧を表示するページをポートレットに追加す

る 2つの方法を学びます。5-1 では、空のページからツール部品を追加する方法を紹介しま

す。この方法を応用すると、ツール部品の組み合わせによって、柔軟なポートレットペー

ジを作成できるようになります。5-2 では、ページセット・ウィザードの一部だけを利用す

る方法を紹介します。この方法を用いると、空のページからではなくウィザードで作成さ

れるページから開発をスタートできます。

5-1.ツール部品を使った検ツール部品を使った検ツール部品を使った検ツール部品を使った検索結果一覧ページ索結果一覧ページ索結果一覧ページ索結果一覧ページ 1. ワークスペース上で、ページを追加したいポートレットを右クリックして、

メニューから「ポートレット･ページの追加」を選択します。ポートレット

ページ名およびプロシージャ名を適当に設定し、「完了」ボタンを押します。

では以下のように各項目を設定し、「OK」ボタンを押します（以後の例で

は、「Hello」ポートレットへのページの追加を行っています）。ポートレットページ名：「emp_list」と入力プロシージャ名：「emp_list」（名前と同じものが使用されます）

2. 空白のページが表示されます。ワークスペースの Tool Boxタブをクリック

して、Tool Box内から「SQLテーブル」をドラッグ＆ドロップします（も

しくはメニューから「挿入」-「SQLリストボックス」を選択します）。


3. 「テーブルのプロパティ」が表示されます。「SQLの編集」を押します。

4. 「SQL の設定」画面が表示されます。ここでは検索結果ページに表示する

データベースの表、列を指定します。SQL設定の手順については、「SQLの

編集方法（P48）」で紹介していますので、そちらを参考にして、次のよう

に検索する列や条件を設定してください。「選択列」に追加：EMP.EMPNO


「Join句」に追加：EMP.DEPTNO = DEPT.DEPTNO

「SQL の設定」画面の「Join 句」に設定した条件が入っていることを確認

したら、「OK」ボタンを押します。


5. 「テーブルのプロパティ」で、好みに応じてテーブルのプロパティを設定

します。完了したら「OK」を押します。

5-2.ウィザードを利用したページの追加ウィザードを利用したページの追加ウィザードを利用したページの追加ウィザードを利用したページの追加ページの追加という操作を、ページセット･ウィザードを利用して行うことが可

能です。

1. ワークスペース上で、ページを追加したいポートレットを右クリックして、

メニューから「ページセット･ウィザード」を選択します（以後の例では、

「Hello」ポートレットへのページの追加を行っています）。

2. 「一連のポートレットページの作成」画面が表示されます。「追加」ボタン

を押すと、名前のないページが追加されます。

3. 追加したページの設定を変更して検索結果を表示するページにします。

「リフレッシュリンク」の下にある「なし」という文字列をクリックして

選択し、「設定」ボタンを押します。


4. 「ポートレットページの設定」画面では以下のように各項目を設定し、

「OK」ボタンを押します。ページ･部品の名前：「emp_result」と入力プロシージャ名：「emp_result」（名前と同じものが使用されます）ページの種類：「検索結果ページ」を選択

メモ：「ページの種類」の選択によって、起動されるページウィザード

が決定します。ここで選択した「検索結果ページ」は、Step2「2-1.検索条件/結果ポートレットの作成」で紹介したポートレットの1ページ目のウィザードと同じものです。

5. 「一連のポートレットページの作成」画面の「完了」ボタンを押します。

6. 続いて「emp_result」ページの「ドキュメントプロパティの設定」画面が表

示されますが、そのまま「次へ」ボタンを押して進みます。

7. 次に「引数情報の設定」画面が表示されますが、今回は指定する必要がな

いので「次へ」ボタンを押して進みます。

8. 「表示形式の設定」画面では、ページをテーブル表示にするか、リスト表

示にするか等を設定できます。Step2「2-1.検索条件/結果ポートレットの作


成」では、この画面は何もせずに「次へ」と進みましたが、今回はもう少

し手を加えてみましょう。

• 「種別」は「テーブル」と「リスト」を選択できます。「テーブル」の

隣にある「プロパティ」ボタンを押して表示される「テーブルのプロ

パティ」画面からより詳細なテーブル表示のプロパティ設定を行うこ

とができます。メモ：テーブルの外枠の表示方法については「テーブルの外枠を表示

する（P54）」を参照してください。

• 「最大表示行数」を選択すると、1ページで表示する行数を制限できま

す。同時に「次ページボタン」を選択することで、画面上に表示しき

れなかった次のデータセットを表示するためのボタンを追加すること

ができるようになります。メモ：「フォワード引数を生成する」は、次ページボタンを機能させる

ために必要です。

設定が終わったら「次へ」ボタンで進みます。

9. 次は「SQL の設定」画面が表示されます。ここでは検索結果ページに表示

するデータベースの表、列を指定します。SQL 設定の手順については、

「SQL の編集方法（P48）」で紹介していますので、そちらを参考にして、

次のように検索する列や条件を設定してください。「選択列」に追加：EMP.EMPNO



「Join句」に追加：EMP.DEPTNO = DEPT.DEPTNO

「SQL の設定」画面の「Join 句」に設定した条件が入っていることを確認

したら、「終了」ボタンを押してウィザードを終了します。

10. ウィザードが終了すると、HTML Viewに「emp_result」ページが表示されま

す。ここで、一般の HTMLエディタのように編集が行えるので、ページに

タイトルを入力するなどしてください。ヘッダセルには表の列名がそのま

ま入っているので分かりやすく変更します。


Step6 通常の動的通常の動的通常の動的通常の動的Webページの作成ページの作成ページの作成ページの作成 KeyWeb Creatorでは、ポートレットだけではなく、通常のWebページ（動的 HTMLペー

ジ・アプリケーション）の作成もほぼ同様のウィザードを使って簡単に作成することがで

きます。ここでは、Step2 で作成した「検索条件/結果ポートレット」と同じ検索結果/一覧

の Webアプリケーションを作成する方法をご説明します。なお、ポートレットではない通

常のWebページ開発の場合には、Oracle9iAS mod_plsqlのDAD設定を行う必要があります。

�� Oracle9iAS mod_plsqlのののの DAD設定手順設定手順設定手順設定手順

ブラウザにて（http://ホスト名:ポート番号/pls/admin_/）ゲートウェイ構成メニューか

らゲートウェイ Database Access Descriptor 設定にて、DAD の作成を行います。ゲー

トウェイ構成メニュー、ゲートウェイ Database Access Descriptor 設定の起動方法や

操作方法は、Oracle9iAS ユーザーズガイドを参照して下さい。

1. ゲートウェイ構成メニューをブラウザから起動します。

2. DAD（Database Access Descriptor）の作成を行います。

• 「ゲートウェイ構成メニュー」画面で「ゲートウェイ Database Access Descriptor の設定」

を選択します。

• 「DAD エントリの管理」画面から「Oracle Portal 3.X 構成の追加」を選択します。

• 入力項目のうち、以下の点に注意してください：

「Oracle ユーザー名」は、KeyWeb Creatorのインストール時に Install.sqlを実行し

たユーザーを使用します（この資料内では kwc_user です）。

「認証モード」は Basicを選択してください。

DAD の名前はデータベースユーザーと同じ名前である必要はありません。この資

料では、分かりやすさのために同じ名前を指定しています。

• 必要な項目の設定が終了したら「適用」ボタンを押します。

6-1.Webスペースの作成スペースの作成スペースの作成スペースの作成 1. ポートレットを格納しておくものは「プロバイダ」でしたが、Web アプリ

ケーションを格納しておくものは「Web スペース」になります。ポートレ

ット作成時と同様に、まず「Webスペース」の作成から行います。

ワークスペースの「Web View」タブを選択し、ワークスペース上で右クリ

ックします。表示されるメニューから「Web スペースの作成」を選択して

ください。


メモ：Webスペースはメニューの「ファイル」-「Webスペース」から

も作成可能です。

2. 「Webスペース新規作成」画面が表示されます。「アプリケーションのオー

ナー」はプロバイダ作成時と同様に Install.sqlを実行したユーザー（ここで

は KWC_USER）を選択します。「名前」に「emp_space」と入力したら、「OK」


メモ：「名前」以外の設定はWebスペース作成後、プロパティから変更

することが可能です。

3. Webスペースが作成され、ワークスペース上に「emp_space」という名前の

アイコンが表示されます。

6-2.検索条件検索条件検索条件検索条件/結果結果結果結果 Webアプリケーションのアプリケーションのアプリケーションのアプリケーションの作成作成作成作成

1. ツールバーの「新規作成」アイコンをクリックしてウィザードを開始しま

す（もしくは、メニューから「ファイル」-「新規作成」を選択します）。


2. Web アプリケーションを作成する場合は、「ページタイプの選択」画面で

「通常ページ」を選択します。「通常ページ」を選択したら、「次へ」ボタ

ンで先に進みます。

3. 次の画面では「一連のページセット」を選択して「次へ」ボタンで先に進

みます。

4. 「一連ページの作成」画面では、まずパッケージの作成を行います。パッ

ケージとは、複数のページで構成されるWebアプリケーションを 1つにま

とめるためのものです。

「パッケージの作成」ボタンを押して「パッケージの新規作成」画面を表

示します。以下のようにそれぞれの項目を設定して「OK」ボタンを押し、

パッケージを作成します。 Webスペース：「emp_space」を選択名前：「社員検索」と入力パッケージ名：「emp_search」と入力（半角英数字）


メモ：パッケージを作成しなくてもWebアプリケーションを作成する

ことは可能ですが、パッケージごと登録できるので、複数のページで構成されるWebアプリケーションの場合はパッケージを使用したほうが便利です。

5. パッケージを作成したら、その他の項目を以下のように設定し、「完了」ボ

タンを押します。 Web スペース：「emp_space」を選択パッケージ：「社員検索」を選択自動ページ名：「emp_search」と入力ページセット：「条件入力表示」を選択

6. 「emp_search1」、「emp_search2」という名前の2つのページが追加されます。

「種別」の下にある文字列「ページ」をクリックして選択し、左上の「設

定」ボタンを押します。


7. 「ページ・部品の設定」画面が表示されます。それぞれのページを以下の

ように設定してください。 ■ emp_serach1 ページ・部品の名前：「条件入力」プロシージャ名：「emp_search1」

■ emp_serach2 ページ・部品の名前：「検索結果」プロシージャ名：「emp_search2」

メモ：ポートレットの場合と同様に、プロシージャ名には半角英数字

を使用してください。

8. 設定が終わったら「完了」ボタンを押します。

9. これ以降の操作は、Step2の手順と同じです。


SQLの編集方法の編集方法の編集方法の編集方法 KeyWeb Creatorの最大の特徴は SQL編集と HTML編集との融合です。この SQL編集に

関する基本的な使用方法について説明します。

SQLの基本的な編集方法の基本的な編集方法の基本的な編集方法の基本的な編集方法「SQL の設定」画面は、ウィザードや項目のプロパティなどさまざまなところ

から起動してデータベース上のデータと HTML要素とを結合させるために使用

できます。以下では、この「SQLの設定」画面が表示されたところから始めて、

EMP表およびDEPT表の列を結合して表示させる場合に使用する SQLの作成手

順を通して、基本的な SQL編集方法を説明します。

1. 「SQLの設定」画面では表示させるデータベースの表、列を指定します。

「Tables」アイコンをダブルクリックするとユーザーがツリー表示されます。

同じように SCOTT、EMPを順にダブルクリックして EMP表の列名を表示

します。

2. ツリーから列名を「選択列」上にドラッグ＆ドロップします。


3. ドロップする毎に「検索項目詳細」画面が表示されるので、「OK」ボタン

を押して閉じてください。このようにして以下の EMP表、DEPT表の列を

「選択列」に追加します。

以下の列を「選択列」に追加：EMP.EMPNO

EMP.ENAME EMP.HIREDATE EMP.SAL DEPT.DNAME

メモ：表の列すべてを選択列に含めたい場合には、ツリー上の列では

なく表名を「選択列」にドラッグ＆ドロップしてください。


4. 次に EMP表とDEPT表の表結合を設定します。「Join句」を右クリックし、

「候補一覧」を選択します。すると「表結合候補一覧」が表示され、

EMP.DEPTNO = DEPT.DEPTNOとなっているので、「全選択」ボタンを押し

て候補を選択（もしくは候補をクリックして選択）してから「OK」ボタン

を押します。

メモ：「表結合候補」は、データベース上の外部キー制約から導出され

ています。

5. 「SQL の設定」画面の「Join 句」に設定した条件が入っていることが確認

できます。以後同様の操作によって、列や検索条件を追加できます。

SQL設定画面を切り替える設定画面を切り替える設定画面を切り替える設定画面を切り替える SQL設定画面は、デフォルトではツリー形式のインターフェースです。KeySQL

でおなじみの SQL設定画面を利用したい場合、そのインターフェースに随時切

り替えることができます。


ページの編集方法ページの編集方法ページの編集方法ページの編集方法ここでは、ページの編集方法をまとめて説明します。ポートレット、Web アプリケーシ

ョンのどちらも同じ手順で編集できます。

リンクを作成するリンクを作成するリンクを作成するリンクを作成する KeyWeb Creatorで作成したポートレットやWebアプリケーションへのリンク方

法と外部 URLへのリンクを作成する方法をご説明します。

KeyWeb Creatorで作成したページへのリンクで作成したページへのリンクで作成したページへのリンクで作成したページへのリンク

1. ページを HTML Viewに開きます。リンクをつける文字列を選択し、ツール

バーの「アンカーの範囲指定」アイコンをクリックします。

2. 「アンカーのプロパティ」画面が表示されます。「リンク先」の並びにある

「参照」ボタンを押して「リンク先 URLの参照」画面を表示させます。こ

こには同じプロバイダ内に作成されているポートレットの一覧が表示され

ます。（Web アプリケーションの場合は、同じ Web スペース内に作成され

ているWebアプリケーションの一覧が表示されます）

3. 「リンク先 URLの参照」画面に表示されているポートレット（Webアプリ

ケーション）からリンク先のページを選択して「OK」ボタンを押します。


4. 「アンカーのプロパティ」画面も「OK」ボタンを押します。これで選択し

た文字列にリンクが作成されます。

外部外部外部外部 URLのリンクのリンクのリンクのリンク 1. 外部 URL（KeyWeb Creatorで作成したページ以外）へのリンクを作成する

場合もページを HTML Viewに開き、リンクをつける文字列を選択してツー

ルバーの「アンカーの範囲指定」アイコンをクリックします。

2. 「アンカーのプロパティ」画面が表示されたら、「リンク先」に外部 URL

を直接入力します。

よく使用する外部リンク先がある場合、あらかじめ登録しておくことが可能で

す。メニューから「ツール」-「外部 URL情報の登録」を選択して、「外部 URL

登録テーブルのメンテナンス」画面を表示します。「追加」ボタンを押して登録

する URLを入力します。「登録先」は、ポートレットの場合はプロバイダ、Web

アプリケーションの場合はWebスペースを選択します。


テーブルの外枠を表示するテーブルの外枠を表示するテーブルの外枠を表示するテーブルの外枠を表示する 1. テーブル上を右クリックし、表示されるメニューから「テーブルのプロパ

ティ」を選択します。

2. 「テーブルのプロパティ」画面が表示されます。「外枠の幅」に適切な数字

を入力し、隣のリストボックスから単位を選択します（通常はピクセルを

使用します）。


3. 設定したら「OK」ボタンを押します。

ページにイメージを挿入するページにイメージを挿入するページにイメージを挿入するページにイメージを挿入する 1. イメージを挿入するページを HTML Viewに開き、イメージを挿入する箇所

にカーソルを移動します。ワークスペースの Tool Boxタブから「イメージ」

をカーソルの場所にドラッグ＆ドロップします（もしくは、メニューから

「挿入」-「イメージ」を選択します）。

2. 「イメージのプロパティ」画面が表示されるので、「画像ファイル」のフィ

ールドに、適切なファイルパスを指定します。ここにはサーバー上のパス

（絶対パスおよび相対パス）を入力します（たとえば、”/image/otn_logo.gif”

や、”../otn_logo.gif”のように入力します）。メモ：サーバー上のパスでイメージファイルを指定した場合に HTML

View 上でも画像を表示したい場合には、ページのベース URLを設定する必要があります。「ベース URL を設定する（P60）」を参照してください。

3. 「OK」ボタンを押してプロパティ画面を閉じます。

4. 変更を保存したら、再度ポートレット（もしくはWebアプリケーション）

を登録します。

5. Webブラウザで Oracle9iAS Portalにアクセスして、ポートレットやWebア

プリケーションにイメージが表示されているか確認してください。


ポートレットにイメージを挿入したときの実行画面ポートレットにイメージを挿入したときの実行画面ポートレットにイメージを挿入したときの実行画面ポートレットにイメージを挿入したときの実行画面

なお、よく使用するイメージファイルがある場合、あらかじめ登録しておくこ

とが可能です。

インラインファイル情報の登録インラインファイル情報の登録インラインファイル情報の登録インラインファイル情報の登録

1. メニューから「ツール」-「インラインファイル情報の登録」を選択します。

2. 「インラインファイル登録テーブルのメンテナンス」画面が表示されるの

で、「追加」ボタンを押します。

3. 「インラインファイルの登録・変更」画面が表示されます。「ファイル名」

にイメージファイルのパスを入力します。パスとしては、サーバー上のパ

ス（絶対パスおよび相対パス）が有効です。「種別」リストボックスからフ

ァイルの種別を選択し、「登録先」を指定します。「登録先」はWebアプリ

ケーションに表示したいイメージの場合は「Webスペース」、ポートレット

に表示したい場合は「プロバイダ」を選択します。コメントには、そのフ

ァイルの説明を入力しておくことができます。

4. 設定したら「OK」ボタンを押します。これで登録は完了です。ここで登録

したファイル情報は、画像ファイルを指定するフィールドの右側にある「参

照」ボタンから選択できるようになります。


ページ背景にイメージを表示するページ背景にイメージを表示するページ背景にイメージを表示するページ背景にイメージを表示するページの背景にイメージを表示する方法をご説明します。ポートレットの場合

とWebアプリケーションの場合で方法が異なりますので、注意してください。

ポートレットの場合ポートレットの場合ポートレットの場合ポートレットの場合

1. 背景にイメージを表示させたいページを開き、「Text View」タブをクリック

して、ページのソースを表示します。

2. ページ全体を囲む大きなテーブルを作成し、そのテーブルのバックグラウ

ンドにイメージを指定します。以下コード内で太字になっているテーブル

関連のタグを BODYタグの前後に追加してください。

<HTML><HEAD>


<TITLE>emp_result1</TITLE><KSX-PARAM NAME="KSX_SEQNO" SEQNO="SQL1" TYPE="NUMBER" DEFAULT="1"></HEAD><BODY><TABLE width=”100%” background=”ファイルパスファイルパスファイルパスファイルパス”><TR><TD>

<DIV ALIGN=CENTER><IMG SRC="C:¥Otn_logo.gif"><BR><B>社員情報一覧<BR><BR>・・・・・・・・途中省略<BR><KSX-FORWARDPARAM><INPUT TYPE=SUBMIT VALUE="次ページ"><BR></FORM></TD></TR></TABLE></BODY></HTML>

例えば、背景に使用するイメージとして、サーバー側の相対パス

/images/bg_world.gif で表されるファイルを使用する場合は以下のように入

力します。

<TABLE width=”100%” background=”/images/bg_world.gif”> メモ：相対パスでイメージファイルを指定した場合に HTML View上で

も画像を表示したい場合には、ページのベース URLを設定する必要があります。「ベース URL を設定する（P60）」を参照してください。

3. 変更を保存して、再度ポートレットを登録します。

背景を設定したポートレット実行画面背景を設定したポートレット実行画面背景を設定したポートレット実行画面背景を設定したポートレット実行画面

通常の通常の通常の通常のWebページ･アプリケーションの場合ページ･アプリケーションの場合ページ･アプリケーションの場合ページ･アプリケーションの場合 1. ページを HTML View に開き、メニューから「ファイル」-「ページ・部品

のプロパティ」-「ドキュメントのプロパティ」を選択します。


2. 「ドキュメントのプロパティ」画面の「背景と文字の色」の並びにある「プ

ロパティ」ボタンを押して「ボディのプロパティ」画面を表示させます。

ここで、「背景」-「画像ファイル」にファイルパスを入力するか、もしくは

インラインファイルとして登録してある場合は、「参照」ボタンを押して登

録したインラインファイル情報から選択します。

3. 「OK」ボタンを押してドキュメントのプロパティを設定します。

4. 変更を保存したら、再度Webアプリケーションを登録します。

図：図：図：図：Webアプリケアプリケアプリケアプリケーション実行画面ーション実行画面ーション実行画面ーション実行画面


ベースベースベースベース URLを設定するを設定するを設定するを設定する Web アプリケーション上にイメージファイルなどを表示する場合、通常は、フ

ァイルに対する絶対パス（http://otn.oracle.co.jp/image/otn_logo.gif など）ではな

く、相対パス（/image/otn_logo.gif など）のように設定します。このように相対

パスで指定した場合、KeyWeb Creator の編集画面上ではファイルが認識されま

せん。これを認識できるようにするには、ベース URLの指定を行います。

1. ページが編集可能な状態で、メニューから「ファイル」-「ページ･部品のプ

ロパティ」-「ドキュメントのプロパティ」を選択します。

2. 「基準 URL」に URL を設定します。たとえば、前述の例のように

“http://otn.oracle.co.jp/image/otn_logo.gif” を “/image/otn_logo.gif” として認

識させたい場合、この「基準 URL」に「http://otn.oracle.co.jp」と設定します。

ポートレットの外枠を表示するポートレットの外枠を表示するポートレットの外枠を表示するポートレットの外枠を表示する 1. ワークスペースで外枠を表示させたいポートレットを右クリックし、表示

されるメニューから「プロパティ」を選択します。

2. 「プロパティ」画面が表示されるので、「外枠の有無」チェックボックスを

チェックして「OK」ボタンを押します。


3. 再度ポートレットを登録します。

外枠が表示されたポートレットの実行画面外枠が表示されたポートレットの実行画面外枠が表示されたポートレットの実行画面外枠が表示されたポートレットの実行画面

SQLリストボックスを作成するリストボックスを作成するリストボックスを作成するリストボックスを作成する動的にデータベース内の表からデータを取り出して、その内容で構成されるリ

ストボックスを作成できます。

1. 編集対象のページを HTML Viewに開きます。

2. ワークスペースの Tool Boxタブをクリックして、Tool Box内から「SQLリ

ストボックス」をドラッグ＆ドロップします（もしくはメニューから「挿

入」-「SQLリストボックス」を選択します）。


3. 「リストボックスのプロパティ」画面が表示されます。「名前」を適当に入

力し（ここでは「dept_no」と入力しています）、「SQLの編集」ボタンを押

します。

4. テーブルツリーから DEPT 表の以下の列を選択列にドラッグ＆ドロップし

て追加します。「選択列」に追加：DEPT.DNAME

DEPT.DEPTNO


5. 「SQL の編集」画面の「OK」ボタンを押して画面を閉じ、「リストボック

スのプロパティ」画面も「OK」ボタンを押して閉じます。

6. リストボックスが作成されます。次にリストボックスに表示する文字列と

その値を設定します。リストボックス上を右クリックし、メニューから「リ

ストボックスのプロパティ」を選択します。

7. 「リストボックスのプロパティ」画面が表示されます。「リスト項目」の 1

行目にある「プロパティ」ボタンを押し、「リストボックス項目のプロパテ

ィ」画面を開きます。ここで、「値」が「DEPTNO」、「項目文字列」が

「DNAME」となるように、それぞれの SQL のリストボックスから選択し

「OK」ボタンを押します。


8. 「リストボックスのプロパティ」画面にある「リスト項目」の 2 行目は必

要ないので削除します。2 行目のラジオボタンを選択し、「削除」ボタンを

押します。最後に「OK」ボタンでプロパティ画面を閉じます。

9. HTML Viewにリストボックスが追加されます。


タグ属性をカスタマイズするタグ属性をカスタマイズするタグ属性をカスタマイズするタグ属性をカスタマイズする - JavaScriptのののの追加など追加など追加など追加などここでは、KeyWeb Creatorの各項目のプロパティ･ダイアログでは編集できない

属性の設定方法を説明します。

以下では、JavaScriptを呼び出す属性をリストボックスに追加して、値が変更さ

れると即座にその検索結果が表示されるようにします。

1. リストボックス上で右クリックし、メニューから「リストボックスのプロ

パティ」を選択します。

2. 「直接編集」ボタンを押して「タグのプロパティ」画面を表示します。「追

加」ボタンを押して以下のように入力し、「OK」ボタンを押します。属性名：onChange 値：javascript:submit()

3. 「リストボックスのプロパティ」画面も「OK」ボタンを押します。


最後に最後に最後に最後に KeyWeb Creatorを用いることで Oracle9iAS Portal のポートレット開発の世界が劇的に変

わります。自動コーディングによる高い生産性で、自由な DBポートレットが開発できるよ

うになります。この開発ツールには、本資料で紹介しきれなかったさまざまな機能やプロ

パティが用意されており、さらに柔軟なポートレット/Webページの開発が可能になります。

これにより、社内に存在するデータを利用した有益な企業ポータルがより現実的なものと

なるでしょう。

なお、KeyWeb Creator に関する情報交換の場として、OTN-J（Oracle Technology

Network-Japan：http://otn.oracle.co.jp/）の掲示板「Oracle Portal（Portlet）の部屋」を利用する

ことができます。本資料とともに、ご活用ください。


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keyweb creatorによる - oracleotndnld.oracle.co.jp/products/itools/keyweb/pdf/kwc30...keyweb...

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