とびだせ!市民レポーター! - kofu€¦ ·...

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これから市民レポーターとして、退職したごく普通のおじさ んが、甲府に住み着いて発見した魅力をお伝えしていきたいと 思います。観光客からみた魅力とは別に、この地で生活すると いう視点での魅力を発掘し、お伝えできるよう頑張りたいと思 います。決してインパクトのある魅力ではありませんが、しっ とりと体内に浸み込んでくる魅力です。新たな街づくりや活性 化、新たな価値観の創造のヒントになれば最高です。 25 平成24(2012)年/5月号 ◆◆◆  甲府の魅力を伝えたい ◆◆◆ 今月の担当レポーター/浅野 徹 長年製造業で働くエンジニアでした。国内や海外 での生産を積極的に展開した時代に、先進国の重厚 感と新興国の煮えたぎるエネルギー、国内各地の市 民生活などを体験してきました。少しでも市の皆さ んの生活のお役にたてればと思っています。 甲府駅南口からみた平和通り。こんなに「ゆっくり歩け る道」って素晴らしい! 多くの甲斐人を輩出した舞鶴城公園の武徳殿。歴 史が生活に溶け込んでいることも甲府の街の魅力の 一つ。 ◆◆◆  甲府の第一印象 ◆◆◆ 私が甲府を選んだ理由はほかにもあります。10 年ほど前から 「退職後の終 の棲 家」について夫婦で話し合い、4つの条件を考 えました。❶津波の危険がないこと❷火砕流の危険がないこと ❸山崩れ、洪水の危険が少ないこと❹主幹線の駅から歩いて 10 分以内であることでした。災害への強さ、首都圏への利便性を 求めた内容です。関東周辺で条件にあって、しかも緩やかな人 間らしい生活ができるところ、これらの希望をクリアしたのが 甲府でした。 ★今月から新しいレポーター6人が交代で甲府市の魅力やイベントなどを紹介します。 ◆◆◆  甲府に魅かれた理由 ◆◆◆ 私は2年ほど前に甲府市民の仲間入りをしました。長年、 首都圏で働き、リタイア後の生活を甲府で過ごしたいと考 えたからです。 初めて甲府駅に降り立ったのは初夏の熱気が漂うころで した。駅前から続く緑のうっそうとした街路樹や遠景の山 並みから緑の波長を感じ、「フムフム、人間的な生活環境は こうでなくっちゃ!」と心弾ませました。スローライフの確 かさを予感させるに十分な舞台構成です。都会のような人 工的な街は歩くスピードを速めます。ゆっくり歩くと人の 流れに掉 さすことになり、するどい目線攻撃を受けてしま います。駅に着地した第一歩目の印象は、緑に包まれてゆ っくり歩けそうな街だというものでした。駅周辺の自動車 の量も決して多くなく、駅に降り立ったとき、「あ~、やっ と人が住む街にやって来た」と感じました。このように他県 や首都圏の人たちからみた甲府の日常生活の魅力は、甲府 の人であれば当たり前のことばかりです。 こちらは武田神社から甲府駅北口に向かう参 道。神社のおごそかな気を感じて「ゆっくり歩け る道」。 ~甲府は魅力がいっぱい! 新 ・ 甲府市民のレポート~ とびだせ!市民レポーター ! 市のイベントや地域の文化・福祉・観光など、甲府市の魅力を市民 の目線から広報誌とホームページ(ブログ)を通じてわかりやすくお 伝えします。 市民レポーターとは…

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Page 1: とびだせ!市民レポーター! - Kofu€¦ · 家」について夫婦で話し合い、4つの条件を考 えました。 津波の危険がないこと 火砕流の危険がないこと

 これから市民レポーターとして、退職したごく普通のおじさんが、甲府に住み着いて発見した魅力をお伝えしていきたいと思います。観光客からみた魅力とは別に、この地で生活するという視点での魅力を発掘し、お伝えできるよう頑張りたいと思います。決してインパクトのある魅力ではありませんが、しっとりと体内に浸み込んでくる魅力です。新たな街づくりや活性化、新たな価値観の創造のヒントになれば最高です。

25   平成24(2012)年/5月号

◆◆◆ 甲府の魅力を伝えたい ◆◆◆

■今月の担当レポーター/浅野 徹 長年製造業で働くエンジニアでした。国内や海外での生産を積極的に展開した時代に、先進国の重厚感と新興国の煮えたぎるエネルギー、国内各地の市民生活などを体験してきました。少しでも市の皆さんの生活のお役にたてればと思っています。

▼甲府駅南口からみた平和通り。こんなに「ゆっくり歩ける道」って素晴らしい!

▲多くの甲斐人を輩出した舞鶴城公園の武徳殿。歴史が生活に溶け込んでいることも甲府の街の魅力の一つ。

◆◆◆ 甲府の第一印象 ◆◆◆

 私が甲府を選んだ理由はほかにもあります。10 年ほど前から「退職後の終

つ い

の棲す み か

家」について夫婦で話し合い、4つの条件を考えました。❶津波の危険がないこと❷火砕流の危険がないこと❸山崩れ、洪水の危険が少ないこと❹主幹線の駅から歩いて 10分以内であることでした。災害への強さ、首都圏への利便性を求めた内容です。関東周辺で条件にあって、しかも緩やかな人間らしい生活ができるところ、これらの希望をクリアしたのが甲府でした。

★今月から新しいレポーター6人が交代で甲府市の魅力やイベントなどを紹介します。

◆◆◆ 甲府に魅かれた理由 ◆◆◆

 私は2年ほど前に甲府市民の仲間入りをしました。長年、首都圏で働き、リタイア後の生活を甲府で過ごしたいと考えたからです。 初めて甲府駅に降り立ったのは初夏の熱気が漂うころでした。駅前から続く緑のうっそうとした街路樹や遠景の山並みから緑の波長を感じ、「フムフム、人間的な生活環境はこうでなくっちゃ!」と心弾ませました。スローライフの確かさを予感させるに十分な舞台構成です。都会のような人工的な街は歩くスピードを速めます。ゆっくり歩くと人の流れに掉

さ お

さすことになり、するどい目線攻撃を受けてしまいます。駅に着地した第一歩目の印象は、緑に包まれてゆっくり歩けそうな街だというものでした。駅周辺の自動車の量も決して多くなく、駅に降り立ったとき、「あ~、やっと人が住む街にやって来た」と感じました。このように他県や首都圏の人たちからみた甲府の日常生活の魅力は、甲府の人であれば当たり前のことばかりです。

▲こちらは武田神社から甲府駅北口に向かう参道。神社のおごそかな気を感じて「ゆっくり歩ける道」。

~甲府は魅力がいっぱい! 新 ・ 甲府市民のレポート~

とびだせ!市民レポーター !★

市のイベントや地域の文化・福祉・観光など、甲府市の魅力を市民の目線から広報誌とホームページ(ブログ)を通じてわかりやすくお伝えします。

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