スマートシティ構想 -...

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Page 1: スマートシティ構想 - Takamatsu...「スマートシティたかまつ」プロジェクトの推進 ウェアラブル端末による認知症高齢者等の 見守り、地域における事故予防を行う
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スマートシティ構想

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「スマートシティたかまつ」プロジェクトの推進

ウェアラブル端末による認知症高齢者等の見守り、地域における事故予防を行う

ドライブレコーダの記録を分析し、ヒヤリハット発生地点の特定を行う

福祉分野(30年度) 交通分野(30年度)

スマートシティたかまつ推進協議会(会長:高松市長)

共通プラットフォーム(FIWARE)

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観測地点に水位センサー等を設置し、リアルタイムに庁内でデータを把握

レンタサイクルにGPSロガーを設置し、外国人観光客の訪問先を把握

防災分野(29年度) 観光分野(29年度)

産 学 官民

○ 高松市は、国内で初めて、「FIWARE」によるIoT共通プラットフォーム(データ連携基盤)を構築し、産学民官による「スマートシティたかまつ推進協議会」(29年10月設立)と連携し、データ利活用による地域課題の解決を推進。

○ 30年度は福祉・交通分野などでのデータ利活用を推進することとしており、「地域IoT官民ネット」のシンボルプロジェクトにも選定された。

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システム全体イメージ

クラウドサービス

高松市 IoT データ群

GPSロガー水位/潮位センサ

かがわ防災Webポータル

市設備

避難所

データ利活用型スマートシティ共通プラットフォーム

(FIWARE)

防災IoT

防災IoT観光IoT

県防災水位情報データ

レンタサイクル管理システム

高松市ダッシュボード

利用者の属性情報

河川・護岸の水位

位置情報

避難所の安全情報

利用情報

オープンデータレンタサイクルの

動態把握

観光IoT

各種静的情報

オープンAPI データ公開ポータル システム管理画面

データ利活用アプリケーション群

データ利活用アプリケーション群

データ利活用アプリケーション群

インターネット

スマートメータ

情報収集装置

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システム全体イメージ(31年度)

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共通プラットフォーム(FIWARE)

○ グローバルスタンダードなオープンAPIを採用するFIWAREはベンダニュートラルな基盤であり、公共領域におけるデータ流通基盤として活用が期待されている

環境セーフティ

:::防災インフラ

観光サービス

データ流通基盤としてのFIWARE NGSIデータモデル

官庁系システム 自治体システム 民間システム

オープンAPI(NGSI)

オープンAPI(NGSI)

公開データ登録

公開データ提供

公開データ検索

公開データ取得

他のプラットフォーム(既存システム等)

様々な業種サービス

蓄積データの相互運用

(日本電気(株)資料)

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各分野における取組

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データの可視化

防災分野において収集するデータ

河川・護岸の水位

■水位センサー

高松市水防計画指定水位観測地点より選定した河川、水路に設置

■潮位センサー

高松市水防計画指定潮位観測地点より選定した護岸に設置

■県防災情報との連携

「かがわ防災Webポータル」より水位情報を入手し、県防災情報と地域情報を組み合わせたデータ利活用を実施

避難所の安全情報

■スマートメーター

電力使用量から避難所の開設状況、停電状況を判断

■スマートフォンアプリ

災害時指定職員が、避難所の開設の有無、避難者情報など、避難所の状況を入力

河川・護岸高松市ダッシュボード

水位/潮位センサー

避難所施設

スマートメーター

センサー

分電盤

通信制御盤

かがわ防災Webポータル

リアルタイムのデータ可視化による早期の災害対策

街区における冠水や浸水を可視化土嚢手配措置、交通事業者への周辺状況通知を実施

氾濫・高潮に対する減災を実行

避難所の使用可否の迅速な把握や避難所周辺エリアの停電確認

住民に対する、より正確な避難に対する発令判断

水位や避難所安全情報などをセンサーで取得し、早期に安全対策を実施します。

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設置イメージ

制御ボックス、水位センサーを設置する。

① 制御ボックスを、既設電柱や既設街灯、壁面等に取り付ける。

② 水位センサーを、護岸等(コンクリート面)に固定する。

防災分野において収集するデータ(設置イメージ)

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防災分野のダッシュボード画面表示

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防災分野のダッシュボード画面表示

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災害対策本部における活用

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観光分野において収集するデータ

GPSロガーによるデータの蓄積

■起終点の把握

座標データより、自転車利用の出発地、目的地の位置が把握可能

■利用経路・行動範囲の把握

座標データより、自転車が通過した軌跡が分かり、走行した利用経路が把握可能

■移動時刻・滞在時間の把握

ログの取得時刻により、移動時刻や到着時刻、目的地における滞在時間が把握可能

データの可視化

出発地・目的地・移動経路の可視化

利用台数

100台~

500台~

1000台~

発着台数

100台~

500台~

1000台~

滞在時間の可視化

滞在時間

~05分

~30分

30分~

利用者登録

■利用者属性・目的等の把握

利用者登録より、利用者属性(性・年代、国籍)や利用目的を把握

観光・MICEの振興

レンタサイクルを使用する外国人観光客の訪問先を把握し、多言語対応

レンタサイクルを使用する観光客の訪問先を把握し、新たな観光資源を発掘

上記により、高松を訪れる観光客の満足度向上や、新たな観光資源を活用した観光施策を展開

レンタサイクルの利用動態から特に外国人観光客の動態を分析し、施策展開します。

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観光分野において収集するデータ(設置イメージ)

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レンタサイクルの自転車50台にGPSロガーを取り付ける。

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観光観光分野のダッシュボード画面表示

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福祉分野における取組(今年度事業)

呼吸検知

心拍検知

緯度経度

〇 高齢者見守りへのICTの活用として、香川高専、(株)ミトラとの連携協定に基づいて、呼吸や心拍等のバイタル情報が把握できるウェアラブルIoT機器を開発し、ICTを活用した地域包括ケアシステムの構築の推進を図る。

〇 「地域一体型バーチャルケアによる介護予防推進事業」として、平成30年度総務省「IoTサービス創出支援事業」に採択。

センサー

センサー

加速度(転倒等の姿勢検知)

((株)ミトラ資料)

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福祉分野において収集するデータ

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福祉分野の実証実験の様子

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産学民官連携の仕組み

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スマートシティたかまつ推進協議会の設立(1/2)

○ 平成29年10月に、産学民官の連携を通じて、共通プラットフォームを活用した、官民データの収集・分析による地域課題の解決を目指し、スマートシティたかまつ推進協議会(会長・大西高松市長)を設立。

スマートシティたかまつ推進協議会

総会

ワーキンググループ

運営委員会

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【行政】

【サービス事業者等】

【ICTベンダー】

【通信ネットワーク事業者】

【シビックテック】

【大学・高専等研究教育機関】

【金融機関】

・会員で構成・協議会運営に関する重要事項について審議

・会員の代表者で構成・協議会の事業を円滑に運営するため、総会に付すべき事項やその他必要な事項について審議

・会員の申請により設置・個別の事業について、専門的な検討を実施

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スマートシティたかまつ推進協議会の設立(2/2)

○会員51者、オブザーバー3者(31年4月現在)

四国電力(株)高松琴平電気鉄道(株)(株)ミトラ(一財)百十四経済研究所高松丸亀町商店街振興組合(有)電マークサイテックアイ(株)(株)DynaxT(株)福山コンサルタント(株)四国ガス高松支店(一社)日本地域資源リサイクル協会(一社)データクレイドル損害保険ジャパン日本興亜(株)

高松支店法人支社綜合警備保障(株)香川支社(一社)日本自動車連盟香川支部昭和シェル石油(株)四国営業所株式会社電脳交通リコージャパン(株)香川支社高松空港株式会社協和テクノロジィズ(株)(株)フソウ(株)電信エフエム高松コミュニティ放送(株)

Plus Image

(一財)日本気象協会四国支店(有)メガネイド(株)協和エクシオ四国支社凸版印刷(株)(特非)ITS JapanIoT ALGYAN 香川支部

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スマートシティたかまつ推進協議会

国立大学法人香川大学独立行政法人国立高等専門学校機構香川高等専門学校

高松大学専門学校穴吹コンピュータカレッジ

日本電気(株)四国支社富士通(株)四国支社(株)セールスフォース・ドットコム(株)四国日立システムズ(株)富士通四国インフォテックTIS(株)(株)イノベイト(株)AIseed山田電建(株)

(株)STNet西日本電信電話(株)香川支店ソフトバンク(株)KDDI まとめてオフィス

西日本(株) 四国支社(株)NTTドコモ 四国支社

Code for Sanuki

(株)百十四銀行(株)香川銀行

高松市総務省(オブザーバー)経済産業省(オブザーバー)香川県(オブザーバー)

【ICTベンダー】

【シビックテック】

【金融機関】

【行政】

【大学・高専等研究機関】

【通信ネットワーク事業者】

【サービス事業者等】

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協議会における検討状況

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スマートシティたかまつ推進協議会

交通事故撲滅WG 交通データ流通活用WG

防災IoT活用WG

(平成29年10月設立)

(平成30年2月~8月)

健康づくり支援WG

(平成30年5月設立)

・健康経営のインセンティブとして企業が付与する地域ポイントの使途と効果の分析方法を検討

・既存の水位・潮位データ等に加え、効果的な防災IoTの拡充策を検討(通行止め、停電等)

・交通マナー向上を図るため、営業車等のドライブレコーダーに記録されたビッグデータを収集・分析

・交通事業者の時刻表等のデータを統一フォーマット(GTFS)に変換し、更なる活用可能性を検討

観光情報利活用WG

・散在する観光情報を利活用するための方法及び観光客の満足度向上につながる情報発信の方策を検討

(平成30年8月設立)

(平成30年2月~8月)

(平成30年5月設立)

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ワーキンググループにおける検討例①

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映像データAI分析

インターネット

クラウドサービス

IOT共通プラットフォーム(FIWARE)

オープンデータ

香川県警

危険発生要因+

ヒヤリハットデータ

危険要因

ダッシュボード

・ヒヤリハット地点(要因)

・通学路情報等との複合的な分析

ドライブレコーダ

地点

事故発生データ

学校データ

福祉施設データ

急ブレーキ急ハンドル情報

交通事故抑制に向けた取組

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ワーキンググループにおける検討例②

クラウドサービス

新たなデータを利活用し、効率的・効果的で迅速な災害対応を目指す

防災IoT活用WG香川県 香川大学 四国電力㈱ 高松市

現在の取組

共通プラットフォーム(FIWARE)

高松市ダッシュボード

災害対策に有効な新たなデータを地図上で表示

新たなデータ表示

避難所施設

スマートメーター

分電盤

河川・海岸等

水位・潮位センサー

避難状況

かがわ防災Webポータル水防スマホ

現地 ビデオ通話

本部

写真はメールで職員PCへ

アンダーパスの

状況データ

(18か所)

潜水橋の映像データ(6か所)

水防スマホ撮影画像(現地からの送信)

河川・海岸部の映像データ(13か所)

防災Webカメラの映像データ(CMS:11か所)

新たな防災IoT

インターネット

県河川カメラの映像データ(かがわ防災Web:5か所)

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ワーキンググループにおける検討例③

バラバラのデータをつなげ、観光客に有益かつ楽しんでもらえる情報提供を実現

インターネット

公共交通データ

観光施設データ 宿泊施設

データ

飲食店データ

データ

データ

観光客・回遊促進・消費拡大・満足度向上・リピーター化

クラウドサービス

IoT共通プラットフォーム(FIWARE)

記憶に残るインターフェース

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スマートシティ実証環境の構築

○ 昨年度構築した共通プラットフォームについて、今年度、・産学民官の多様な主体が自由にデータを利活用できる実証環境、・既存のオープンデータと合わせて市民向けオープンデータポータルサイトを構築する。

共通プラットフォーム

水位・潮位 避難所 レンタサイクル

共通IoTプラットフォーム 実証環境

多様な官民データ

sandbox

協議会会員等

実証に活用可能なデータ

29年度構築

実証環境

30年度構築予定

オープンデータサイト

30年度構築予定

観光施設 保育所

「オープンデータ高松」

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人材育成に向けた取組み例

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○ 市内の情報通信交流館(e-とぴあ・かがわ)が、香川大学と連携し、「課題解決型ICT人材」の育成・交流を目指して、今年度、中学生以上の市民20人程度を対象として、県・市のオープンデータを活用した地域情報利活用アプリを開発する講座を開設(30年8月~31年3月)。