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LCAの概要
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製品ライフサイクル上でのCO2排出量の所在
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自動車走行
発電
資源採掘
部品製造
CO2CO2
CO2CO2
COCO2
CO2
COCO2
廃棄
リサイクル
CO2
CO2
COCO2 CO2CO2
一次エネルギー供給(化石燃料)資源採掘
日本国内において温室効果ガス排出量の87%はエネルギー起源CO2(平成27年度)。( 残りは非エネルギー起源のCO2排出、廃棄物の原燃料使用、N2O排出などの寄与。)
発電所の発電に関わるCO2排出量は使用端で計上することが多い
CO2CO2
CO2CO2COCO2
製品をライフサイクルで考えると、走行時のみならず、部品製造や廃棄・リサイクルに至るまでいろいろなところでCO2など、環境負荷がかかっている。LCAはそれらCO2排出量等の環境負荷を定量的に評価するための算定手法である。
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ライフサイクルアセスメント(LCA)とは
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LCAとは
製品のライフサイクルにおける、投入資源、環境負荷お
よびそれらによる地球や生態系への環境影響を定量的に
評価する方法であり、ISOにおいて、ISO14040シリーズとし
て手順等が規格化されている。
製品のライフサイクル
インプット(インベントリ)
資源
エネルギー
アウトプット(インベントリ)
大気への放出
水域への放出
固体廃棄物
製品、共製品
資源採取
製造
使用
廃棄
(地球)環境への影響
LCAの実施手順概略 (ISO14040)
Ⅰ 目的と範囲の設定
Ⅱ インベントリ分析
Ⅲ インパクト評価
LCAを実施する目的とその適用範囲を明確化する。
LCAの対象となる製品やサービスに関して投入される資源やエネルギー(インプット)及び生産又は排出される製品・排出物(アウトプット)のデータを収集し明細表を作成する。
Ⅳ
結
果の
解
釈
インベントリ分析で得られた環境負荷データの明細表をもとに、地球温暖化や資源消費などの各カテゴリーへの環境に与える影響を定量的に評価する。
設定した目的に照らし、インベントリ分析やインパクト評価の結果を単独に又は総合して、評価、解釈する。
LCAの利用
例環境調和型製品
の開発
省エネル ギーへ
の応用
生産プロセスの
改善 等
「ゆりかごから墓場まで」 定量的に評価する。
(インベントリ分析 +環境影響評価(インパクト評価))
→より環境負荷の少ない方向へ生産を移行する。
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ライフサイクルアセスメント(LCA)とは
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製品等のライフサイクルにおける、投入資源、環境負荷およびそれらによる地球や生態系への環境影響を定量的に評価する方法 ~ゆりかごから墓場まで~
原料入手
輸送 輸送
素材 部品 組立 製品 使用・修理 解体 焼却 埋立
リサイクル・リユース
リサイクル
CO2SO2NOx
全窒素全リン重金属
地球温暖化 水質汚染・富栄養化
健康影響 酸性化環境への影響評価
水への負荷大気への負荷環境負荷の算出
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カーボンフットプリント(LCCO2排出量)とは?
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LCAの評価対象領域• 都市域大気汚染
• 有害化学物質
• オゾン層破壊
• 地球温暖化
• 生態毒性
• 酸性化
• 富栄養化
• 光化学オキシダント
• 土地利用
• 廃棄物
• 資源消費
地球温暖化への影響度を表す指標
LCCO2 ライフサイクルCO2排出量
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LCCO2排出量(LC-GHG排出量)
LCCO2排出量を
「カーボンフットプリント」ということがあります。
LCAでは、下記領域について評価可能であり、その地球温暖化への影響を評価したLCCO2排出量をカーボンフットプリントということがある。
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LIME2 (Life cycle Impact assessment Method based on Endpoint modeling)
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単一指標化手法として、LIME(日本版被害算定型影響評価手法)が開発されている。
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LCAの試算例 1/2
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樹脂部品成型(九州)
アルミダイキャスティン
グ(中国)
組立(関西)
廃棄(関東)
破砕処理
埋立処理
使用(
関東)
5年間10分/日
・対象製品:アイロン(重量1.2kg)
・目的:アイロンに係るCO2排出量を概算し、削減ポイントを把握する。
・機能単位:1日10分、5年間の衣服のアイロン掛けSTEP1:目的・調査範囲の設定及びライフサイクルフロー図の作成
LCAの実施については、以下の3つのSTEPで実施する。算定結果については、それを解釈し、新規製品の開発や、評価した製品の改良等に用い、エコデザインのために活用できる。
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LCAの試算例 2/2
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段 階 原材料、エネルギー投入量 (A)
CO2排出原単位(B)
CO2排出量(C=A×B)
樹脂部品成型(九州)
ABS樹脂: 0.3 kg 3.7 kg-CO2/kg 1.1 kg電力: 0.2 kWh 0.46 kg-CO2/kWh 0.1 kg
アルミダイキャスティング(中国)
アルミ再生地金 0.7 kg 3.2 kg-CO2/kg 2.2 kgLPG燃焼: 12 MJ 0.072 kg-CO2/MJ 0.9 kg
アイロン組立(関東)
電源ケーブル: 2 m 0.47 kg-CO2/m 0.9 kg電力: 0.3 kWh 0.41 kg-CO2/kWh 0.1 kg
使用 (関東) 水道: 100 kg 0.0003 kg-CO2/kg 0.0 kg電力: 300 kWh 0.41 kg-CO2/kWh 123 kg
廃棄 (関東) 破砕処理: 1.2 kg 0.009 kg-CO2/kg 0.0 kg埋立処理: 1.2 kg 0.039 kg-CO2/kg 0.0 kg
合 計 129 kg
樹脂部品成型(九州)
アルミダイキャスティング(中国)
組立(関西)
廃棄(関東)
破砕処理
埋立処理
使用(
関東)
5年間10分/日
STEP2データ収集
STEP3データ収集
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LCA(Life Cycle Assessment)の活用・用途
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環境調和型製品の開発
DfE
プロセス改善
情報公開EMS
環境行政(リサイクル評価等)
グリーン購入
環境教育
環境広告環境ラベル
(CFP、エコリーフ)
環境効率
LCAの活用・用途
自主改善(自社内)
マーケテイング(取引先等)
経済社会システムへの反映・貢献
消費者等
企 業
一般社会
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日本:LCAの活用事例
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• 日本化学工業協会では、化学製品のライフサイクルを通じた評価をすることで、化学製品が社会の中で温暖化ガス排出量削減への貢献量を算定(c-LCA手法)
出典:日本化学工業協会(2011)『温室効果ガス削減に向けた新たな視点-国内における化学製品のライフサイクル評価-carbon-Life Cycle Analysis (c-LCA)』www.nikkakyo.org/upload/3110_4537_price.pdf
C-LCAの考え方