隔週金曜掲載 わかつく vol -...

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このほかの情報もたくさん掲載! 「わかやまイベントボード」URL PC 版 http://eventboard.shiminjuku.jp/ 携帯電話版 http://eventboard.shiminjuku.jp/m/ みんなでつくる情報板 わかやま イベントボード ●第 15 回マジックフェスティ バル 和歌山のアマチュアマジック グループ年 1 回の発表会です。 日程 10 月 25 日(日) 13:00 ~ 16:00 場所 和歌山市民会館大ホール 入場料 無料 主催・問い合わせ 和歌山マジ シャンズクラブ(073-452-8627) 備考 和歌山県 NPO サポート センターに無料招待券ありま す。 ●湯浅十三夜観月会フルートコ ンサート 湯浅伝建地区内の趣ある場所 でのフルートコンサート。 日時 10 月 25 日(日) 18:30 ~ 場所 太田久助吟製「まえぐら」 (湯浅町北町) 出演 竹内愉美子さん 演目 赤とんぼ、荒城の月、ア メージング・グレイス、夕焼け 小焼け、また君に恋してるなど 参加費 無料 問い合わせ 湯浅いっけの会  (090-3704-0769) ●第 36 回労働者福祉まつり 毎年恒例のイベント。フリー マーケットも開催。 日程 10 月 31 日(土) 10:00 ~ 15:00 場所 和歌山城砂の丸広場・西 の丸広場 内容 特設ステージ( ダンスパ フォーマンス、 クレヨンしん ちゃんショー、 ゆるきゃら集合、 すみたにによる 漫才、お楽しみ ジャンケン大会)、フリーマー ケット、模擬店、防災コーナー、 昔の遊びコーナー、ゲームコー ナー、社会貢献プロジェクト「す まいる」展示など 入場 無料 主催・問い合わせ 和歌山県労 働者福祉協議会 (073-422-703 9) ●第 9 回貴志川線祭り 改造電車第 4 弾のデザイン発 表も! 日程 10 月 31 日(土) 10:30 ~ 15:00 場所 和歌山電鐵伊太祈曽駅・ 伊太祁曽神社 入場 無料 内容 子ども向けコーナー、ク イズラリー、ステージパフォー マンス、模擬店など 問 い 合 わ せ わ か や ま 電 鉄 (073-478-0110) 備考 駐車場僅少。電車で来場 を。 和歌山を創る新聞 かつく Vol.125 2015.10.23 隔週金曜掲載 特定非営利活動法人 わかやま NPO センター 〒640-8331 和歌山市美園町 5-6-12 TEL 073-424-2223 FAX 073-423-8355 E-mail [email protected] URL http://www.wnc.jp/ 紙面構成・編集 志場 久起 74 退30 退宿和歌山の「いなか」のファンを作りたい! ~いなか伝承社の挑戦 調和歌山県内各地で「いなか」ならではの可能性を発掘しサポート&コーディネートを実践している団体「いなか伝承社」。いなか暮らし体験、仕 事体験、移住サポート、伝統産業、自分さがし、自然の中の子育て etc・・・地域の魅力を伝承するため、様々な事業に取り組んでいます。 今回は代表の田中寛人さんにお話を伺いました。 いなか伝承社ウェブサイト http://www.inakadss.org/ 自然のなかで思いっきり遊ぶ「森のようちえん」 10 今年 9 月、茨城県・栃木県・宮城県を中心に 大雨による豪雨災害が発生しました。10 月中 旬の茨城県常総市の様子を報告します。 ◆    ◆    ◆ 常総市は茨城県の南西に位置し、、面積は約 80 平方キロ。約 2 万 3000 世帯に約 6 万 5000 人が暮らしています。今回の水害では、市の半 分の約 40 平方キロ、約 1 万 1000 棟がなんら かの浸水の被害を受けるという大災害となりま した。平地だったことも災いして決壊・越水場 所から遠く離れたところまで浸水の被害が及 び、市役所も電気設備が浸水したため、初動体 制が十分にはとれなかったといいます。 市内中心部の水海道エリアは床から 2m 程度 まで水に浸かったところがあちこちに見られ、 1 ヶ月経ってなお、泥水の痕が壁に残っていた り、消毒用の石灰がまかれたままになっていた りしており、災害の傷跡が今なお色濃く残って いました。 避難所の多くは市の郊外に位置しており、水 害で自動車をなくした方も多く、通勤・通学・ 通院はおろか、被災した家の片付けすらままな らないという世帯も多数あり、また避難所が遠 いことを敬遠し、浸水の影響が残って炊事も十 分にできないにも関わらず、在宅での生活を選 択している「在宅避難」状態の方が相当数いらっ しゃることが確認されていました。 またこの地域は工場で働く外国人が多く暮ら していることから、行政のさまざまな支援情報 が十分に届いていない懸念がみられたことか ら、地元の NPO が国際協力協会やボランティ アの方の協力を得て、ポルトガル語や英語など に訳した行政情報を災害 FM で流す取り組みも 進められていました。 災害から 1 ヶ月経ってもボランティアのニー ズは一向に収まる気配はなく、祝日となった 10 月 12 日には約 1000 人のボランティアが 100 件を超えるボランティアニーズに対応した とのこと。また在宅避難状態の方への支援が十 分ではないこともあり、落ち着くまでには相当 の時間がかかるものと思われます。 わかやま NPO センターでは、今回の水害で 被災地を支援している NPO へお届けする緊急 支援金を募っています。詳しくは、わかやま NPO センターの決済サイトからご覧ください (http://kessai.canpan.info/org/wnc/)。ク 緊急報告 関東・東北水害被災地より 花王ハートポケット倶楽部 和歌山地域貢献活動応援基金 “わかやまいきいきファンド” 助成先募集中 和歌山初!県内全 NPO 法人対象のアンケート からみる和歌山県内の NPO 法人の姿とは ?! NPO イエローページ付 頒価 500 円(税込) 編集・発行: わかやま NPO センター ジットカードによる決済にも対応しています。 イナゴソースの試作品 イナゴソースの試作品 わかやま NPO センターでは、花王・ハートポケット倶楽部と協働で、和歌山県 内の NPO へ資金助成をおこなう「和歌山地域貢献活動応援基金 “わかやまいきい きファンド”」を実施します。多くのご応募をお待ちしております! この助成は、花王グループ社員による社会的支援を目的としたクラブ組織「ハー トポケット倶楽部」会員の皆様のご寄付を原資として実施しています。 元気な和歌山を作る NPO 団体(NPO 法人・市民活動団体・ボランティアグルー プ等)に対し、日々の活動費用を助成し、企業と県民が協働して街づくりの推進を 図ることを目的に助成事業を行います。 ・スタートアップ支援事業(1 団体5万円・活動開始から 2 年未満の団体) ・パワーアップ支援事業(1 団体 10 万円・活動開始から 2 年以上の団体) 応募締め切りは11月17日(火・当日消印有効)。詳しくはわかやまNPOセンター ウェブサイト(http://www.wnc.jp/kao/)を。 被災地を走る県道。消石灰の痕が多数残っている 被災地支援に携わる NPO の事務所 近隣の住民に対して資機材の貸し出しを実施 被災地を走る県道。消石灰の痕が多数残っている 被災地支援に携わる NPO の事務所 近隣の住民に対して資機材の貸し出しを実施

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Page 1: 隔週金曜掲載 わかつく Vol - ocean547.net図ることを目的に助成事業を行います。 ・スタートアップ支援事業(1団体5万円・活動開始から2年未満の団体)

このほかの情報もたくさん掲載!「わかやまイベントボード」URL

PC版 http://eventboard.shiminjuku.jp/携帯電話版 http://eventboard.shiminjuku.jp/m/

みんなでつくる情報板

わかやまイベントボード●第 15 回マジックフェスティバル 和歌山のアマチュアマジックグループ年 1 回の発表会です。日程 10 月 25 日(日)   13:00 ~ 16:00場所 和歌山市民会館大ホール入場料 無料主催・問い合わせ 和歌山マジシャンズクラブ(073-452-8627)備考 和歌山県 NPO サポートセンターに無料招待券あります。

●湯浅十三夜観月会フルートコンサート 湯浅伝建地区内の趣ある場所でのフルートコンサート。日時 10 月 25 日(日)   18:30 ~場所 太田久助吟製「まえぐら」   (湯浅町北町)出演 竹内愉美子さん演目 赤とんぼ、荒城の月、アメージング・グレイス、夕焼け小焼け、また君に恋してるなど参加費 無料問い合わせ 湯浅いっけの会 

(090-3704-0769)

●第 36回労働者福祉まつり 毎年恒例のイベント。フリーマーケットも開催。

日程 10 月 31 日(土)   10:00 ~ 15:00場所 和歌山城砂の丸広場・西の丸広場内容 特設ステージ( ダンスパフォーマンス、 クレヨンしんちゃんショー、 ゆるきゃら集合、すみたにによる 漫才、お楽しみジャンケン大会)、フリーマーケット、模擬店、防災コーナー、昔の遊びコーナー、ゲームコーナー、社会貢献プロジェクト「すまいる」展示など入場 無料主催・問い合わせ 和歌山県労働者福祉協議会 (073-422-7039)

●第 9回貴志川線祭り 改造電車第 4 弾のデザイン発表も!日程 10 月 31 日(土)   10:30 ~ 15:00場所 和歌山電鐵伊太祈曽駅・伊太祁曽神社入場 無料内容 子ども向けコーナー、クイズラリー、ステージパフォーマンス、模擬店など問 い 合 わ せ わ か や ま 電 鉄

(073-478-0110)備考 駐車場僅少。電車で来場を。

和歌山を創る新聞

かつくわ Vol.1252015.10.23

隔週金曜掲載    特定非営利活動法人    わかやまNPOセンター〒640-8331 和歌山市美園町 5-6-12TEL 073-424-2223 FAX 073-423-8355E-mail [email protected] URL http://www.wnc.jp/紙面構成・編集 志場 久起

の自然環境を活かした

幼児教育の手法である

「森のようちえん」に

も興味があり勉強をさ

れていましたが、既存

の保育園などで活動を

行うのは難しく、ちょ

うど自然の中での子育

て環境を求めて和歌山

に移住してきたご家族

と出会ったことで、こ

の事業を開始すること

ができたとか。

 「森のようちえん」

は、今年の5月から6

回開催し、すでにのべ

74組の親子が参加。つ

ねに定員以上の参加希

望者がいるそう。

 

他にも「いなか」の

魅力を知ってもらう仕

組みとして、全国の「い

なか」で活躍する現場

のプロフェッショナル

に講師となってもら

い、プロから本物の技

術や田舎で生きる知恵

を学んで自分の生き方

の糧としてもらうため

のセミナーを開催して

います。

 

また、昔は日本各地

に存在していたイナゴ

会社を退職

地域づくりへ

 

田中さんは、高校ま

で和歌山で育ち、大学

卒業後、県外でサラリ

ーマンとして働いてい

ました。高校生の頃か

ら、和歌山の地域活性

化に興味があり、30歳

を機に会社を退職、市

民活動の道に飛び込み

ます。

 

先進地域でもある高

知県の四万十地域で

「実践型地域づくりイ

ンターンシップ」のコ

ーディネーター、廃校

を利用した宿泊施設の

管理人として関わり、

その後故郷の和歌山の

いなかに特化した仕組

みを作るためにUター

ン。3年前に「いなか

伝承社」を立ち上げま

した。

様々な人材と

コラボした事業も

 

色々な事業をしてい

るなかで定期的に行っ

ているのが、「森のよ

うちえん」という事業。

 

田中さんは北欧発祥

和歌山の「いなか」のファンを作りたい!~いなか伝承社の挑戦

などの昆虫食に視点を

置き、醤油の醸造技術

を参考に昆虫発酵調味

料「イナゴソース」の

製品化を図っていま

す。

 

県内には醤油発祥の

地としての湯浅町があ

り、今も木の樽で手間

暇かけて醤油を作られ

ている醸造元さんがお

られます。ただ、醤油

は日本人にとって身近

になりすぎて日常では

気に留められなくなっ

てしまいました。そん

な醤油の伝統文化をも

っと知ってもらい、「醤

油の伝統技術」を地域

資源として利用した仕

組みができないかと考

えたプロジェクト。こ

 和歌山県内各地で「いなか」ならではの可能性を発掘しサポート&コーディネートを実践している団体「いなか伝承社」。いなか暮らし体験、仕事体験、移住サポート、伝統産業、自分さがし、自然の中の子育て etc・・・地域の魅力を伝承するため、様々な事業に取り組んでいます。 今回は代表の田中寛人さんにお話を伺いました。

いなか伝承社ウェブサイト http://www.inakadss.org/

自然のなかで思いっきり遊ぶ「森のようちえん」

ちらの製品は一部マス

コミなどでも話題にな

っているのだとか。

 「自然にあるものや、

かつての技術など、田

舎ならではの資源の活

用の可能性を探れれ

ば」と田中さん。10月

下旬には「イナゴソー

ス」の販売を予定して

います。

 

田中さんは、それぞ

れ関わる地域を活性化

する「仕組み」を作り

たいと言います。和歌

山の「いなか」の魅力

を発信する仕掛け人と

して「いなか伝承社」

の活躍が期待されま

す。  (植田祐起代)

 今年 9 月、茨城県・栃木県・宮城県を中心に大雨による豪雨災害が発生しました。10 月中旬の茨城県常総市の様子を報告します。

◆    ◆    ◆ 常総市は茨城県の南西に位置し、、面積は約80 平方キロ。約 2 万 3000 世帯に約 6 万 5000人が暮らしています。今回の水害では、市の半分の約 40 平方キロ、約 1 万 1000 棟がなんらかの浸水の被害を受けるという大災害となりました。平地だったことも災いして決壊・越水場所から遠く離れたところまで浸水の被害が及び、市役所も電気設備が浸水したため、初動体制が十分にはとれなかったといいます。 市内中心部の水海道エリアは床から 2m 程度まで水に浸かったところがあちこちに見られ、1 ヶ月経ってなお、泥水の痕が壁に残っていたり、消毒用の石灰がまかれたままになっていたりしており、災害の傷跡が今なお色濃く残っていました。 避難所の多くは市の郊外に位置しており、水害で自動車をなくした方も多く、通勤・通学・通院はおろか、被災した家の片付けすらままな

らないという世帯も多数あり、また避難所が遠いことを敬遠し、浸水の影響が残って炊事も十分にできないにも関わらず、在宅での生活を選択している「在宅避難」状態の方が相当数いらっしゃることが確認されていました。 またこの地域は工場で働く外国人が多く暮らしていることから、行政のさまざまな支援情報が十分に届いていない懸念がみられたことから、地元の NPO が国際協力協会やボランティアの方の協力を得て、ポルトガル語や英語などに訳した行政情報を災害 FM で流す取り組みも進められていました。 災害から 1 ヶ月経ってもボランティアのニーズは一向に収まる気配はなく、祝日となった10 月 12 日には約 1000 人のボランティアが100 件を超えるボランティアニーズに対応したとのこと。また在宅避難状態の方への支援が十分ではないこともあり、落ち着くまでには相当の時間がかかるものと思われます。 わかやま NPO センターでは、今回の水害で被災地を支援している NPO へお届けする緊急支援金を募っています。詳しくは、わかやまNPO センターの決済サイトからご覧ください(http://kessai.canpan.info/org/wnc/)。ク レ

緊急報告 関東・東北水害被災地より

花王ハートポケット倶楽部 和歌山地域貢献活動応援基金 “わかやまいきいきファンド” 助成先募集中

和歌山初!県内全 NPO法人対象のアンケートからみる和歌山県内のNPO 法人の姿とは ?!NPOイエローページ付

頒価 500 円(税込)

編集・発行:わかやまNPOセンター

ジットカードによる決済にも対応しています。

イナゴソースの試作品イナゴソースの試作品

 わかやま NPO センターでは、花王・ハートポケット倶楽部と協働で、和歌山県内の NPO へ資金助成をおこなう「和歌山地域貢献活動応援基金 “わかやまいきいきファンド”」を実施します。多くのご応募をお待ちしております! この助成は、花王グループ社員による社会的支援を目的としたクラブ組織「ハートポケット倶楽部」会員の皆様のご寄付を原資として実施しています。 元気な和歌山を作る NPO 団体(NPO 法人・市民活動団体・ボランティアグルー

プ等)に対し、日々の活動費用を助成し、企業と県民が協働して街づくりの推進を図ることを目的に助成事業を行います。 ・スタートアップ支援事業(1 団体5万円・活動開始から 2 年未満の団体) ・パワーアップ支援事業(1 団体 10 万円・活動開始から 2 年以上の団体) 応募締め切りは 11 月 17 日(火・当日消印有効)。詳しくはわかやま NPO センターウェブサイト(http://www.wnc.jp/kao/)を。

被災地を走る県道。消石灰の痕が多数残っている

被災地支援に携わるNPOの事務所

近隣の住民に対して資機材の貸し出しを実施

被災地を走る県道。消石灰の痕が多数残っている

被災地支援に携わるNPOの事務所

近隣の住民に対して資機材の貸し出しを実施