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人権に関する市民意識調査 -2014 年 2 月- 市民部 人権課

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人権に関する市民意識調査

結 果 報 告 書 -2014 年 2 月-

伊 勢 崎 市 市民部 人権課

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は じ め に

伊勢崎市では、国が策定した「人権教育・啓発の推進に関する基本計画」や、群馬県が

策定した「人権教育・啓発の推進に関する群馬県基本計画」の趣旨を踏まえ、平成 18 年

に「人権教育・啓発の推進に関する伊勢崎市基本計画」を策定しました。この計画の推

進期間が平成 26 年度をもって終了するため、市では、新たな基本計画を策定することと

しました。

新たな基本計画の策定にあたり、市民の皆様の意識を把握し、計画に反映するため、今

回、「人権に関する市民意識調査」を実施しました。本報告書は、この意識調査の結果を

まとめたものです。

今後、この調査結果を踏まえ、市民の皆様のニーズに対応した、より効果的な新基本計

画の策定を目指してまいります。

この調査の実施にあたり、ご協力いただいた皆様に対し心からお礼申し上げます。

目 次

Ⅰ.調査の概要

1.調査の目的…………………………………………………………………………P 2 2.調査方法……………………………………………………………………………P 2 3.調査項目……………………………………………………………………………P 2 4.回収結果……………………………………………………………………………P 2 5.集計にあたって……………………………………………………………………P 2 6.回答者の属性………………………………………………………………………P 3

Ⅱ.調査の結果

1.人権全般について…………………………………………………………………P 6

問 1. 今の日本では基本的人権が守られているか 問 2. 関心のある人権問題 問 3①. 差別や人権侵害を受けた経験 問 3②. 差別や人権侵害を受けた場合の対処 問 4. 差別や人権侵害をした経験

2.女性の人権について………………………………………………………………P 9

問 5. 女性について人権上問題があると思うこと 問 6. 「男は仕事、女は家庭」という考え方に同感するか 問 7. 女性の人権を守るために必要だと思うこと

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3.子どもの人権について………………………………………………………………P11

問 8. 子どもについて人権上問題があると思うこと 問 9. 子どもの人権を守るために必要だと思うこと

4.高齢者の人権について………………………………………………………………P12

問 10. 高齢者について人権上問題があると思うこと 問 11. 高齢者の人権を守るために必要だと思うこと

5.障害者の人権について………………………………………………………………P13

問 12. 障害者について人権上問題があると思うこと 問 13. 障害者の人権を守るために必要だと思うこと

6.同和問題について……………………………………………………………………P14

問 14①. 同和地区や同和問題についての認知 問 14②. 同和地区や同和問題についての認知時期 問 14③. 同和地区や同和問題について知ったきっかけ 問 14④. 同和問題にかかわる差別はなくなったと思うか 問 14⑤. どのような場合に同和問題が意識されていると思うか 問 14⑥. 同和地区や同和問題についての考え方 問 15①. 親しい人が同和地区出身であることがわかったときの対応 問 15②. 子どもの結婚相手が同和地区出身だとした場合の対応 問 15③. 親しい人の結婚相手が同和地区出身だとした場合の対応 問 16①. 県や市による同和問題の講演会や研修会への参加経験 問 16②. 県や市による同和問題の広報活動についての認知 問 16③. 啓発活動を今度どのようにしたらよいと思うか 問 17. 同和問題解決のためにどうしたらよいと思うか

7.外国人の人権について………………………………………………………………P21

問 18. 外国人について人権上問題があると思うこと 問 19. 外国人の人権を守るために必要だと思うこと

8.エイズ患者や HIV 感染者の人権について…………………………………………P22

問 20. エイズ患者や HIV 感染者について人権上問題があると思うこと 問 21. エイズ患者や HIV 感染者の人権を守るために必要だと思うこと

9.犯罪被害者等の人権について………………………………………………………P23

問 22. 犯罪被害者について人権上問題があると思うこと 問 23. 犯罪被害者の人権を守るために必要だと思うこと

10.インターネットによる人権侵害について ………………………………………P24

問 24. インターネット上において人権上問題があると思うこと 問 25. インターネット上の人権侵害を防ぐために必要だと思うこと

11.市の現状と取り組みについて ……………………………………………………P25

問 26. 伊勢崎市は人権が尊重された住みやすいまちだと思うか 問 27. 市の人権法律行政相談を知っているか 問 28. どのような人権啓発活動が効果的だと思うか

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Ⅰ.調査の概要

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1. 調査の目的

人権に関する市民意識を把握し、その結果を新しい「人権教育・啓発の推進に関する伊勢崎

市基本計画」に反映させるほか、今後の人権行政の基礎資料とすることを目的としています。

2. 調査方法

(1)調査地域 伊勢崎市全域

(2)調査対象者 伊勢崎市に在住する満 20歳以上の人

(3)標本数 2,000人

(4)抽出方法 住民基本台帳から無作為抽出

(5)実施方法 郵送による配布及び回収(はがきによる礼状兼催促状を1回送付)

(6)調査期間 平成 25 年 7 月 12 日(金)~平成 25 年 8 月 9 日(金)

3. 調査項目

(1)回答者の属性 (性別・年代・職業)

(2)人権全般について (問1~問4)

(3)人権に関する各重要課題について (問5~問 25)

(4)市の現状と施策について (問 26~問 28)

(5)自由記述

4.回収結果

※回収された調査表のうち、全ページ記入が全くなかったものを無効回収として集計から除きました。

5.集計にあたって

(1)調査結果の比率は、その設問の回答者総数(n)を基数として、少数点第 2位を四

捨五入しています。このため、端数処理の関係で、合計が 100%にならない場合が

あります。

(2)複数回答の設問の場合、回答比率の合計が 100%を超える場合があります。

(3)選択肢の語句が長い場合、本文中及び表やグラフにおいて、省略した表現を用いて

いる場合があります。

(4)比較のため用いている群馬県のデータは、平成 22年 12月 17 日から平成 23年 1月

7日の期間において、3,000 人の県民を対象として実施された県民意識調査結果に

よるものです。

(5)本調査は標本調査であるため、統計上の「標本誤差」を伴っています。この標本誤

差の大きさは、有効回答数と、得られた結果の比率によって異なります。95%を信

頼できる誤差の範囲(=100 回中 95回はこの幅に収まる)とした場合の誤差は次表

のとおりです。

配布数(人)A

回収数(人)

有効回収数(人)B

有効回収率(%)B/A*100

2,000 942 940 47.0

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回答比率

10%・90% 20%・80% 30%・70% 40%・60% 50%

有効回答数

n=940(全体) 1.92 2.56 2.93 3.13 3.20

n=492(女性) 2.65 3.53 4.05 4.33 4.42

n=437(男性) 2.81 3.75 4.30 4.59 4.69

表の見方:有効回答数全体を対象とした項目(n=940)について、回答比率が 10%(90%

の場合も同じ)の場合、標本誤差が±1.92%となります。すなわち、本当の母

集団の比率は、95%の確立で 8.08~11.92%の範囲にあるということです。

6.回答者の属性

【性別】

性別の回収数は、女性が 492人で 52.3%、男性が 437 人で 46.5%であり、女性からの回収割合が

5.8 ポイント高くなっています。

【年代】

有効回収数

(人)

割 合

(%)

配布数

(人)

有効回収率

(%)

20~29歳 99 10.5 332 29.8

30~39歳 123 13.1 332 37.0

40~49歳 145 15.4 332 43.7

50~59歳 178 18.9 334 53.3

60~69歳 193 20.5 335 57.6

70歳以上 195 20.7 335 58.2

年代無回答 7 0.7 ― ―

計 940 100.0 2000 47.0

年代別回収割合は、70歳以上と 60~69歳でそれぞれ 20.7%と 20.5%で高く、20~29歳が 10.5%

で最も低くなっています。

年代が上がるほど回収率が高いという結果になっています。

有効回収数

(人)

割 合

(%)

女性 492 52.3

男性 437 46.5

無回答 11 1.2

計 940 100.0 女性

52.3% 男性

46.5%

無回答

1.2%

20~29

10.5%

30~39

13.1%

40~49

15.4% 50~59

18.9%

60~69

20.5%

70歳以上

20.7%

無回答

0.7%

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61.6

61.8

55.2

55.6

46.6

44.1

38.4

38.2

44.8

43.8

53.4

54.4

0.6

1.5

100

0% 20% 40% 60% 80% 100%

20歳代(n=99)

30歳代(n=123)

40歳代(n=145)

50歳代(n=178)

60歳代(n=193)

70歳以上(n=195)

年齢無回答(n=7)

女性 男性 性別無回答

31.4

78.8

31.5

39.1

99.3

42.9

39.9

52.5

30

68.6

21.2

67.4

60.9

57.1

59.1

47.5

1.1

0.7

1

70

0% 20% 40% 60% 80% 100%

会社員(n=258)

パート・アルバイト(n=137)

自営業(n=92)

公務員・教員(n=46)

家事専業(n=150)

学生(n=14)

無職(n=193)

その他(n=40)

職業無回答(n=10)

女性 男性 性別無回答

【職業】

有効回収数

(人)

割 合

(%)

会社員 258 27.5

パートタイマー・アルバイト 137 14.6

自営業 92 9.8

公務員・教員 46 4.9

家事専業 150 16.0

学生 14 1.5

無職 193 20.5

その他 40 4.3

無回答 10 1.1

計 940 100.0

職業は、会社員が 27.5%で最も高く、次いで無職の 20.5%と家事専業の 16.0%が高く、最も

低いのは学生の 1.5%でした。

―属性のクロス―

【性別の年代別】

性別の回収割合を年代

別に見ると、20 歳代と

30 歳代では女性の回収

割合が 6 割台で、40 歳

代と 50 歳代は 5 割台、

60 歳代と 70 歳以上は 4

割台であり、年代が高く

なるほど、男性の割合が

高くなっています。

【性別の職業別】

性別の回収割合を職業

別に見ると、家事専業で

女性が 99.3%と高く、

次いでパートタイマ

ー・アルバイトで、女性

が 78.8%と高い割合で

した。

男性の回収割合が高か

ったのは、会社員の

68.6%と、自営業の

67.4%でした。

会社員

27.5%

パートタイ

マー・アル

バイト

14.6%

自営業

9.8%

公務員・教

4.9%

家事専業

16.0%

学生

1.5% 無職

20.5%

その他

4.3% 無回答

1.1%

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Ⅱ.調査の結果

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1.7

2.6

5.4

8.8

9.4

10.1

10.5

10.6

11.4

11.5

12.0

22.6

28.7

32.3

41.9

42.8

43.1

43.4

0% 10% 20% 30% 40% 50%

その他

無回答

アイヌの人々

ハンセン病元患者等

エイズ患者・HIV感染者

外国人

特にない

ホームレス

刑を終えて出所した人

性的指向や性同一性障害

同和地区出身者

北朝鮮による拉致被害者

犯罪被害者とその家族

インターネット

女性

高齢者

障害者

子ども

問1 わが国の憲法では、基本的人権(人間が生まれながらにして持っている権利)を

守るため、いろいろなことを定めています。個人の尊重、幸福追求の権利、教育を受ける権利、勤労の権利などです。あなたは、日本の現実を見て、基本的人権が守られていると思いますか。(○は1つだけ)

「だいたい守られてい

ると思う」が 57.4%で

最も高く、「よく守られ

ていると思う」の

13.9%と合わせると、

「守られていると思う」

との回答が7割を超え

ています。

県民調査の結果と比較

すると、回答割合が高

い順は本調査と同じで

すが、「よく守られてい

ると思う」、「だいたい

守られていると思う」は、共に本調査の方が若干高い割合となっています。

問2 あなたが関心を持つ人権問題はどのようなものがありますか。(○はあてはまるも

のすべて)

「子ども」、「障害者」、

「高齢者」、「女性」の順

で関心が高く、いずれも

4割を超えています。

次いで「インターネッ

ト」、「犯罪被害者とその

家族」、「北朝鮮による拉

致被害者」の順でした。

※県民調査では同様の質問項目なし

1 人権全般について

よく守られてい

ると思う 13.9%

だいたい守られ

ていると思う

57.4%

あまり守られて

いないように思

う 19.9%

わからない 7.6%

無回答 1.2%

n= 940

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問 3① あなたやまわりの人が、次のような差別や人権侵害を受けたことがありますか。

(○はあてはまるものすべて)

回答者の 38.6%が、何

らかの差別や人権侵

害を受けたことがあ

ると回答しています。

内容を見ると、「子ど

もへのいじめ・虐待」

が 17.7%で最も高く、

次いで「女性に対する

差別や人権侵害」

(13.6%)、「障害者に

対する差別や人権侵

害」(13.4%)でした。

県民調査では、受けた

ことがある項目の順

は、ほぼ本調査と同じ結果でしたが、「特にない」は 63.9%で、本調査が 54.5%であるのに対し

9.4 ポイント高い割合となっています。

問 3② あなたやあなたのまわりの人は、その差別や人権侵害に対しどのように対処し

ましたか。(○はあてはまるものすべて)

「身近な人に相談し

た」が 43.3%で最も高

く、次いで「黙って我

慢した」の 39.9%でし

た。

県民調査では、「身近

な人に相談した」が、

36.8%で、本調査より

も 6.5 ポイント低く、

逆に「学校に相談した」

が 23.1%で、4.9 ポイ

ント高い割合でした。

17.7

13.6

13.4

9.6

6.4

5.5

1.7

0.6

54.5

6.9

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%

子ども

女性

障害者

高齢者

同和地区出身者

外国人

その他

HIV感染者・エイズ患者

特にない

無回答

43.3

39.9

20.7

18.2

11.6

6.1

4.4

3.6

1.7

7.7

18.2

0% 10% 20% 30% 40% 50%

身近な人に相談した

黙って我慢した

相手に抗議した

学校に相談した

県や市町村などの公的機関に相談した

警察に相談した

弁護士に相談した

民間団体・ボランティアに相談した

法務局・人権擁護委員に相談した

その他

無回答

n=363

問3①で、何らかの差

別や人権侵害を受けた

ことがあると答えた人

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問 4 あなたは、これまでに、次のような差別的な行動や発言をしてしまったことがあ

りますか。(○はあてはまるものすべて)

「特にない」と回答し

た人が 75.1%で、大多

数でした。

他方 17.6%が、何らか

の差別的な言動や発言

をした経験が“ある”

と回答しています。

これは、県民調査の

13.8%と比較して若干

(3.8 ポイント)高い結

果です。

差別的言動の内容とし

ては、「外国人に対する

差別や人権侵害」が最

も高く 5.9%でした。次

いで「女性に対する差別や人権侵害」の 4.6%と「子どもへのいじめ・虐待」4.6%となっていま

す。

.

5.9

4.6

4.6

4.0

4.0

1.6

0.4

1.3

75.1

7.3

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%

外国人

女性

子ども

高齢者

障害者

同和地区出身者

HIV感染者・エイズ患者

その他

特にない

無回答

n=940

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問 5 女性に関することで、特に人権上問題があると思われるのはどのようなことです

か。(○は2つまで)

「痴漢やその他の性被害」が 34.1%で最も高く、次いで「職場における昇給・昇進などの男女の

格差」の 27.8%、「家庭内での夫から妻への暴力」の 26.6%が高くなっています。

性別で見ると、男女で最も差があるのは「職場における昇給・昇進などの男女の格差」で、女性

の 31.9%に対して、男性が 23.8%で、女性の方が 8.1 ポイント高くなっています。逆に「特に

ない」と回答した割合は、女性が 11.4%に対して、男性が 16%で、男性の方が 4.6 ポイント高

くなっています。

なお、県民調査では、設問及び選択肢の数と表現、並びに回答制限数がいずれも異なっているた

め、比較は難しいと思われます。

2 女性の人権について

36.2

31.9

28.3

18.1

16.3

13.2

9.3

5.9

4.3

2.0

2.4

1.8

11.4

3.3

32.0

23.8

24.9

18.8

11.9

14.2

10.5

3.7

2.5

4.8

2.3

0.9

16.0

4.1

0% 10% 20% 30% 40%

痴漢やその他の性被害

職場における昇給・昇進などの男女の格差

家庭内での夫から妻への暴力

女性に対するストーカー

女性と言うことで意見を無視する行為

職場での性的いやがらせ

売春・買春、援助交際

ビデオや雑誌等でのヌード写真や映像の商品化など

女性の体の一部や媚びたポーズ・視線を、内容に関係なく使用した広告など

女性の働く風俗営業

女性の容姿を競うミス・コンテスト

その他

特にない

無回答

上段:女性(n=492)

下段:男性(n=437)

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10

問 6 世間では「男は仕事、女は家庭」という考え方がありますが、あなたはこの考え方に同感しますか。(○は 1つだけ)

「同感しない」が

42.4%と、「同感する」

の 8.8%の5倍近い

割合となっています。

県民調査の結果も、

ほぼ似通った傾向に

なっています。

問 7 女性の人権を守るためには、どのようなことが必要だと思いますか。特に大切だ

と思うものを選んでください。(○は2つまで)

最も高い割合だったのは、「男女がともに、働きながら、家事や育児・介護などを両立できる環

境を整備する」で 72%でした。これは、県民調査では 61.6%であり、本調査の方が 10.4 ポイン

ト高くなっています。

次いで、「女性が被害者になる犯罪の取締りを強化する」(25.9%)及び「男女平等に関する教育

を充実する」(23.4%)が高い割合でした。

72.0

25.9

23.4

12.2

10.7

9.7

6.9

1.5

6.2

2.6

0% 20% 40% 60% 80%

n=940

男女がともに、働きながら、家事や育児・介護などを両立できる環境を整備する

女性が被害者になる犯罪の取締りを強化する

男女平等に関する教育を充実する

意思・方針決定の場への女性の進出を促すため、女性優遇政策を積極的に導入する

保護が必要な女性のためのシェルター(避難所)を充実する

固定的な性差別意識を変えるための啓発に力を入れる

女性のための人権相談や電話相談を充実する

その他

わからない

無回答

同感する 8.8%

どちらともいえな

い 44.8%

同感しない 42.4%

わからない 2.4%

無回答 1.5%

n= 940

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11

問 8 子どもに関することで、特に人権上問題があると思われるのはどのようなことで

すか。(○は2つまで)

「仲間はずれや無視、身体への暴行や相手のいやがることをしたりしていじめること」が 46.4%

で最も高く、次いで「親などが子どもを虐待したり、食事を与えなかったりすること」の 37.0%

でした。

県民調査は、設問及び選択肢の数と表現がいずれも異なるため、厳密な比較はできません。

問 9 子どもの人権を守るためには、どのようなことが必要だと思いますか。特に大切

だと思うものを選んでください。(○は2つまで)

最も高かったのは、「学校その他で、子ども同士のいじめを見逃さないようにする」で 33.9%。

他に 20%を超えたのは「学校、家庭、地域の連携を強化する」(28.6%)、「親が子どもの人権を

尊重して温かい家庭をつくる」(28.3%)、「子どもが周囲から孤立しないような環境をつくる」

(26.1%)でした。

県民調査は、問8同様に設問及び選択肢の数と表現がいずれも異なるため、厳密な比較はできま

せん。

3 子どもの人権について

46.4

37.0

27.0

21.9

15.6

14.9

11.6

9.7

1.0

4.0

2.6

0% 10% 20% 30% 40% 50%

n=940

仲間はずれや無視、身体への暴行や相手のいやがることをしたりしていじめること

親などが子どもを虐待したり、食事を与えなかったりすること

いじめをしたりされたりしているのを見て見ぬふりをすること

教師による言葉の暴力や体罰

子どもが虐待されていることに気がついても、見て見ぬふりをしていること

学校や部活動などでのリンチ、シゴキなど

児童買春、売春、児童ポルノなど

親が子どもの意見を聞かないで、進学先や就職先の選択等を押し付けること

その他

特にない

無回答

33.9

28.6

28.3

26.1

18.0

16.5

14.1

8.8

5.4

2.0

2.2

1.9

0% 10% 20% 30% 40%

n=940

学校その他で、子ども同士のいじめを見逃さないようにする

学校、家庭、地域の連携を強化する

親が子どもの人権を尊重して温かい家庭をつくる

子どもが周囲から孤立しないような環境をつくる

児童虐待の発見や解決のための体制づくりをする

子どもの自主性を尊重し、親や学校の考え方を一方的に押し付けないようにする

子どもの人権を尊重する教育や啓発に力を入れる

部活動などで、行き過ぎた練習が行われないようにする

教師の体罰をなくすようにする

その他

わからない

無回答

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12

問 10 高齢者に関することで、特に人権上問題があると思われるのはどのようなこと

ですか。(○は2つまで)

「病気などになったとき、十分な介護や看護が受けられない」が 33.2%で最も高く、次いで、「経

済的な保障が不十分で、経済的な自立が困難な人がいる」の 28.3%でした。

県民調査は、設問及び選択肢の数と表現がいずれも異なるため、厳密な比較はできませんが、「病

気などになったとき、十分な介護や看護が受けられない」、「認知症等の高齢者に対する虐待」に

ついては県民調査の割合の方が高く、逆に「知識や経験を活かして働ける場や能力を発揮する機

会が少ないこと」は、本調査の方が高い割合でした。

問 11 高齢者の人権を守るためには、どのようなことが必要だと思いますか。特に大

切だと思うものを選んでください。(○は2つまで)

最も高かったのは「高齢者ができる限り自立した生活を送れるよう『在宅サービス』や『介護支

援』などの社会福祉施策を充実する」で、52.8%でした。これは、県民調査の結果とほぼ同じ割

合です。

一方、「医療保障の充実を促進する」は、県民調査では 38.1%で 2 番目に高い割合ですが、本調

査では 20.1%で、4 番目に高くなっています。

4 高齢者の人権について

33.2

28.3

21.7

16.8

13.7

13.0

11.5

11.2

7.6

7.1

1.0

9.0

2.8

0% 10% 20% 30% 40%

n=940

病気などになったとき、十分な介護や看護が受けられない

経済的な保障が不十分で、経済的な自立が困難な人がいる

知識や経験を活かして働ける場や能力を発揮する機会が少ないこと

家庭や地域社会から孤立している人がいる

高齢者を邪魔者扱いすること

認知症等の高齢者に対する虐待

まちの中で暮らしていくのに不便が多い

高齢者に対して周囲の人の温かい心が欠けている

高齢者の意見や行動を尊重しないこと

アパートなど住宅への入居を断られることがある

その他

特にない

無回答

52.8

26.8

25.3

20.1

15.6

15.2

11.7

5.9

1.4

3.8

2.8

0% 20% 40% 60%

n=940

できる限り自立した生活を送れるよう「在宅サービス」などの社会福祉施策を充実する

家族や隣人、ボランティアなど地域で高齢者を支えていく仕組みを作る

高齢者の生きがいづくりを支援する

医療保障の充実を促進する

身体機能の低下した高齢者にも優しいまちづくりを進める

高齢者の雇用を促進する

高齢者向けの住宅を確保する

高齢者への差別をなくすよう啓発を進める

その他

わからない

無回答

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13

問 12 障害者に関することで、特に人権上問題があると思われるのはどのようなこと

ですか。(○は2つまで)

「希望する職に就けない」が 33.8%で最も高く、次いで、「地域から孤立しがちである」が 32.2%、

「障害者に対して周囲の温かい心がかけている」が 28.3%でした。

県民調査では、最も高い割合だった項目は本調査と同様ですが、2 番目と 3 番目に高かった「地

域社会から孤立しがちである」と「障害者に対して周囲の温かい心が欠けている」は、本調査と

は逆の順になっていました。

問 13 障害者の人権を守るためには、どのようなことが必要だと思いますか。特に大

切だと思うものを選んでください。(○は2つまで)

最も高かったのは、「雇用促進など就労の援助をする」で 37.6%でした。次いで、「障害者が使い

やすいような道路、施設などの環境整備をする」が 25.5%でした。

順位の傾向は県民調査とほぼ同じですが、「雇用促進など就労の援助をする」は、県民調査の方

がさらに高く、46.1%でした。

5 障害者の人権について

33.8

32.2

28.3

23.2

10.6

9.4

9.1

1.3

12.0

4.7

0% 10% 20% 30% 40%

希望する職業に就けない

地域社会から孤立しがちである

障害者に対して周囲の温かい心が欠けている

まちの中で暮らしていくのに不便がある

結婚問題で周囲から反対を受けることがある

アパートなど住宅への入居が困難である

暮らしていくのに必要な情報が入手できない

その他

特にない

無回答

n=940

37.6

25.5

17.9

16.6

16.5

15.2

11.3

10.9

7.3

2.1

6.8

4.1

0% 10% 20% 30% 40%

n=940

雇用促進など就労の援助をする

障害者が使いやすいような道路、施設などの環境整備をする

家事援助など、日常生活のサービスを充実する

リハビリテーション事業や訓練施設などを充実する

障害者が自己決定することを支援する仕組みを充実する

障害者の理解や社会参加促進のためのPR活動を充実する

保健・医療施設の充実をする

障害者が参加しやすいような行事を工夫して開催する

障害者施設・サービスへのオンブズマン制度を導入する

その他

わからない

無回答