滋賀県株)rose universe...滋賀県(株)rose universe...

【取り組む際に生じた課題】• 長時間の輸送に対応する切り前、梱包方法。• 飛行機に乗せるまでのコールドチェーンの徹底。• 現在出回っているバラと特性が違うため、一般のバラと扱いなどが異なること。

【ウェブサイト】 http://www.rosefarm-keiji.net/

【対応の結果】• 切り前、梱包方法の基礎部分は作成済み。• 平成26年度と平成27年度に香港でイベントを開催し、「和ばら」の認知度が向上。

輸出仕様の梱包一本一本ティッシュに巻いて発送

海外でのイベント風景（香港）

オリジナルローズ「和ばら」の世界展開を目指し、世界各地に切り花を輸出。単一品種だけではなく、「和ばら」ブランドとして、様々な種類を生産し販売展開。同時期から取り組んでいる種苗の世界展開と合わせて、世界に「和ばら」を普及。

輸出額(万円) 輸出量(本) 出荷時期

平成27年度 100 4,000周年

平成26年度 50 2,000

バラ

【主な品目】

北米、香港、インドネシア、ドバイ、ヨーロッパなど（種苗輸出：コロンビア、ケニア、アメリカなど）

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 価格に見合う品質を担保するための輸送方法の確立が必要。• 地域、季節によって異なる対応の確立のため、更なる情報収集が必要。• 現在、コロンビア・ケニアの農場でも栽培を開始しており、平成28年から世界約60か国に

販売展開の見込み。

【生じた課題への対応】• 出荷業者（市場）と連携し、梱包方法を改善。• 現地へ出向き、輸送状況の調査と改善に向けたヒアリングを実施。• 香港でイベントを開催し、「和ばら」の特性と扱い方を直接説明。

【連絡先】担当者名：國枝健一、ＴＥＬ：080-5713-0909

（平成26年度から輸出開始）

滋賀県 (株)Rose Universe『オリジナルローズ「和ばら」を世界へ』

花き

海外での試作花（ケニア）日本で栽培している花よりも大きい

海外の定植現場（ケニア）

【取り組む際に生じた課題】• 一般販売店において、茶に関する知識が薄い。• 品質の違いが分からない消費者が多い。• 見た目も非常に重要であった。• 商品に対する背景のストーリーの作り込み。

【ウェブサイト】 http://www.oumi-maruyasu.co.jp

【対応の結果】• 商品開発から取引先に関わってもらうことで、実際に売りたいという欲求

を引き出すことができた。• 比較実験により、万人が弊社を選ぶ訳ではないことがわかった。

• 特別なものを扱っているという自覚がでているのか、販売店が積極的になってくれた。

３回目の受賞（香り部門最優秀賞）

ブースでは忍者衣装で目を引きつけている

滋賀県産高品質リーフ茶、抹茶のブランドを構築。

茶、抹茶

【主な品目】

香港



【今後の課題・展望】• うまくローカルの味にとけ込み、一過性に終わらないようにする。• 飲食店から波及して小売につなげる。

• このお茶をつかっているなら品質が保証されているという認識に至るまで、認知度の向上を目指す。

【生じた課題への対応】• 実際に取引先へ出向き、商品開発から一緒に実施。• 品質を理解してもらうため、消費者の前で比較実験を実施。

• 商品に物語を持たせるため、生産者とより密に連絡をとり、こだわりや強みを整理。

• 特別なものを扱っているという自覚を販売店にも持ってもらうため、認定証を発行し看板を製作。

【連絡先】担当者名：前野安治、ＴＥＬ：0748-67-0015

【活用した支援・施策】滋賀応援ファンド平成28年度

滋賀県丸安茶業(株)『スペシャルグリーンティーを香港へ』

茶

他商品との比較実験左）弊社抹茶を使用右）A社の製品

【取り組む際に生じた課題】• 輸出当初、賞味期限が180日と短かった。• アジアにおける日本の食文化に関する知識が不足していた。• 輸出開始まで、FSMAへの対応などの情報を知らなかった。

【ウェブサイト】 http://ichikawa-farm.jp/

【対応の結果】• 賞味期限の延長によって、輸出の商談が成立した。• 北米への販路開拓の方向性を見いだせた。• ＦＳＭＡに関する情報収集により、今後の対応に方向性が導き出せた。

見本

ＮＹでの試食販売

見本

平成27年８月から、たまねぎスープを香港へ輸出。平成27年９月から、たまねぎドレッシングを米国へ輸出。平成28年１月から、たまねぎドレッシングをカナダへ輸出。

輸出額(万円) 出荷時期

平成27年度 50 通年

たまねぎドレッシング、たまねぎスープ

【主な品目】

米国、カナダ、香港



【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 米国スーパーへの拡販を行っており、現地仕様ラベルの作成を検討。• FSMAなどへの対応が今後の課題。• 平成28年11月にアジアへの輸出にも挑戦予定。

【生じた課題への対応】• 平成27年９月から、賞味期限を270日に延長。• ６次産業化プランナーにアドバイスをもらい、北米向けに絞った販売展開を実施。• 農林水産省、JETROへの問合せやHPの確認などにより、随時情報を確認。

【連絡先】担当者名：市川健治、ＴＥＬ：0749-35-2589


滋賀県 (株)市川農場『たまねぎ加工品を米国、カナダ、香港へ』

加工食品

【取り組む際に生じた課題】• 輸出に関する情報の不足（各国の規制や現地のニーズなど）。• 各国の輸入規制への対応（植物検疫など）。• 送料などのコスト増による、他国と比較した競合優位性の低下。• 安定供給に向けた通年での商品確保。

【ウェブサイト】 http://kyoto-omuro.jp/ 検索【おむろ】

【対応の結果】• 海外での売上増加により、弊社業績の安定化に寄与。• 国内外の取引先からの信頼と知名度の獲得及びブランドイメージの向上。• 輸出品の知名度やブランドとしての価値向上や国内での評価向上。• 通年供給体制の確立による販路の拡大。

シンガポールで展示された京桜

京都小鉢シリーズ京松

各国でのイベントに参加し、京都の四季をPR。四季のない亜熱帯性気候下での開花調整を成功させ、開花に成功。

輸出量(鉢) 出荷時期

平成28年度 200 ３月頃各種類により異なる

京桜、京紅葉、京松などのミニ盆栽や樹木

【主な品目】

シンガポール、香港、米国



【輸出実績】

【今後の展望】• 輸出国の更なる拡大。• 現地ニーズにあった商品開発。

【生じた課題への対応】• 海外の商談会等に積極的に参加し、市場開拓や情報収集を実施。• 各国の植物検疫条件を調査し、スムーズな輸出手続実現。• 競合優位性を高めるため、知名度の向上とブランド化を徹底。• 複数の産地との連携により、年間を通じた安定確保を実現。

【連絡先】担当者名：島本壮樹ＴＥＬ：075-465-5005 FAX: 075-465-5007

【活用した支援・施策】ジェトロの新輸出コンソーシアムパートナー事業


京都府京都花室おむろ (有)フラワーハウスおむろ

『京都の四季をシンガポール、香港、米国へ』

花き

海外バイヤー来日の様子

【取り組む際に生じた課題】• 書類作成等の輸出手続への対応。• 残留農薬基準等の輸入規則への対応。

【ウェブサイト】http://www.obubu.com/

【対応の結果】• 残留農薬基準に関する通関リスクを低減。• 輸出可能な国が増え、販路拡大につながった。

茶摘体験

日本茶（和束茶、和束産宇治茶）の生産から海外への販売まで自社で実施。海外から受け入れたインターン生を通じ、日本茶の魅力を世界にＰＲ。

輸出額(万円) 輸出量(ｔ) 出荷時期

平成27年度 610 0.8

1～12月平成26年度 280 0.3

平成25年度 52 0.1

日本茶

【主な品目】

米国、アジア、オーストラリア、ＥＵ



【輸出実績】

【今後の展望】• 世界の残留農薬基準に適合するお茶を生産する。• インバウンドに対応した茶摘体験などを通じて、日本茶の魅力を世界にPRし、更

なる販路拡大を目指す。

【生じた課題への対応】• 輸出手続に関連するホームページや関係機関から情報収集し、地道に書類を

作成。

• 各国の残留農薬基準を調べ、栽培方法の変更や新たに栽培園地を確保する等、有機栽培のお茶の生産に取組。

【連絡先】担当者名：シモナ・ザバツキーテ、ＴＥＬ：0774－78－2911

（平成２０年度から輸出開始）

京都府京都おぶぶ茶苑『日本茶を世界へ』

茶

収穫作業風景

【取り組む際に生じた課題】• 京都産和牛肉は、輸出において後発であるため、知名度の不足が課題。• 物流、商流の構築、取扱レストランの開拓。

【ウェブサイト】 http://www.onishi-g.co.jp/

【対応の結果】• 「京都フェア」において、「Kyoto Beef 雅」の品質に対する評価は非常に高く、提

供した「Kyoto Beef 雅」をメインとした和食コース料理は１週間で約２００食を売り上げるなど好評。

• 以降、フェアを実施した日本料理店において定番メニュー化し、継続取引に繋がっている。

「Kyoto Beef 雅」解体ショー

平成26年12月、生産者、関係機関・団体で構成する京都和牛輸出準備会を設立。（平成27年７月から京都府農林水産物・加工品輸出促進協議会和牛部会として取組）

平成27年２月、京都府産の輸出用高級和牛肉「Kyoto Beef 雅」を初輸出。シンガポールの日本料理店で開催された「Kyoto Beef 雅」を提供する「京都フェア」で

高評価を受け、定番メニュー化。

輸出量(ｔ) 出荷時期

平成27年度約2.7通年

平成26年度約1.0

牛肉

【主な品目】

シンガポール



【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 輸出対応の京都市中央卸売市場第二市場の完成を見据えて販路を拡大。

【生じた課題への対応】• 和食ブームで、特に高級な日本食への関心が高まっており、富裕層の割合も高

いシンガポールの日本料理店における「京都フェア」や商談会に参加。

• 解体ショーなどにおいてスライス等の調理技術を含め、和食のメインディッシュとして提案。

【連絡先】担当者名：庭野友哉、ＴＥＬ：075-751-0024

【活用した支援・施策】 Oishii JAPAN（シンガポール平成27年度）参加


京都府 (株)銀閣寺大西『「Kyoto Beef 雅」をシンガポールへ』

畜産物

シンガポールの日本料理店での「京都フェア」

【取り組む際に生じた課題】・業務用削りぶしメーカーのため、各国での認知度が低かった。・営業許可証を必要としない業種のため、通関時に必要となる衛生管理を担保す

る国からの証明書が提出できないことが、輸出障壁となる場合がある。

【ウェブサイト】 http://www.fukusima-k.co.jp.

【取組の結果】・販路の確保に繋がった。・販売額の増加や安定的な取引

に寄与。・通年供給体制が確立され、売上の

柱としての期待が増加。・輸出品の知名度や京都ブランドと

しての会社自体の価値が向上し、国内での評価も向上。

TPP推進のため弊社工場にカナダ視察団が来社。和食とだし文化説明。

鰹節、まぐろ節、いわし節、さば節、あご節、あじ節、煮干、昆布など

【主な品目】

北米、韓国、台湾、タイ、シンガポール、ベトナム、マレーシア、豪州、香港、インドネシア、フィリピン、オセアニア、中東等



【今後の課題・展望】・安定市場への足固めを強化（平成

26年７月に米国現地法人を設立）。・発展需要が期待される東南アジア

への営業強化を進める。・日本外食企業の海外進出におけ

るサポートを強化。・中東ムスリム圏地域の市場調査と

販売強化。

【生じた課題への対応方法】・各国でのイベントや展示会に参加したほか、これまでのノウハウを活かし各国に

営業担当者を決め営業を展開し、各種削り節の使用方法の提案営業を実施。・その他の証明書や各種認証（ハラール、ＨＡＣＣＰなど）を取得することで対応。

【連絡先】国際事業部椋田和洋ＴＥＬ：0771-43-2940 email : [email protected]

【活用した支援・施策】 6次産業プロジェクト戦略事業補助金

水産物

京都府福島鰹(株)『和食“だし文化”を世界へ』

米国サンフランシスコ展示会にて営業販売

水産物

京都府福島鰹(株)『和食“だし文化”を世界へ』

国内では削りぶし需要が減少傾向となる一方、和食文化の世界無形文化遺産認定もあり、和食ブームに沸く海外市場へ、本物の和食“だし”を伝え需要拡大を目指す。

ムスリム圏で広まりつつある和食の基礎となる“だし”の削りぶしをハラール市場へ拡販。

【輸出量実績】

削り節(t) 煮干(t) 昆布(t) 輸出量(ｔ) 出荷時期

平成27年度 129.5 3.9 4.6 138.0

通年平成26年度 59.4 2.3 3.5 65.2

平成25年度 42.1 2.1 2.3 46.5

【取り組む際に生じた課題】• 開拓はしたいが具体的な商物流がわからず、中々取引拡大できない。• 各国ごとに規制があり、一部のエリアに対応するための書類の準備ができない。

【ウェブサイト】 http://Kyoto-katsuo.co.jp/

【対応の結果】• 集中と選択により、取引額は少しずつではあるが、増加傾向にある。• 輸出は出来るが、現地生産品との価格比較により苦戦をするエリアも出てきた。

Food Expo 2015

米国代理店の展示会（2015）

和食文化の世界無形文化遺産認定もあり、和食ブームに沸く海外市場へ、本物の和食“だし”を伝え需要拡大を目指す。

各国の嗜好や料理、水の性質に合わせ鰹節や昆布の種類やレシピを提案。

削節（ｔ）昆布(ｔ) 出荷時期

平成27年度 8 1

通年平成26年度 2.5 0.2

平成25年度 0.4 0

削り節、昆布等

【主な品目】

米国、香港、シンガポール、マレーシア、インドネシア、豪州、ＥＵ等



【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 未開拓のエリアも多いので、弊社と現地の特性を見ながら開拓エリアの拡大。• 国際部の充実。

【生じた課題への対応】• 平成26年に貿易専門部署の設置と実務経験のある社員の雇用。• 対応できる国や商品をジェトロに相談しながら選定し、集中して開拓。

→展示会の出展や、現地代理店への営業活動。

【連絡先】担当者名：国際部案納、ＴＥＬ：075-671-4124

【活用した支援・施策】海外見本市出展（Winter Facny Food Show 2014、Summer Fancy Food Show 2014、Food Expo2013～2015）、ジェトロ国内商談会参加（食品輸出商談会in京都）（平成28年度）

（平成25年度より輸出開始）

京都府京都鰹節(株)『鰹節、昆布を北米、ＥＵ、アジアへ』

水産物

※平成28年度目標：削節20ｔ／昆布2ｔ

【取り組む際に生じた課題】• 貿易全般と現地市場に関する情報の不足。• 類似品への対策不足。• 各国の輸入規制への対応。

【対応の結果】• 平成27年の輸出売上実績は、平成23年と比べて約２倍に（平成25年から海外

営業を本格的に開始）。

• 海外輸出の販売ルートを整理することで、輸出戦略の立て直しが可能に。輸出商談会や取引のある商社などを通じ、各国への販売ルートやネットワークを構築。

• 西京味噌の「ブランド」としての認知度、価値向上を牽引。

輸出拡大によって、京都の伝統的な西京味噌ブランドの地位が向上。海外20か国以上で販路を拡大。


平成27年度 99.7

通年平成26年度 90.8

平成25年度 79.1

白味噌、西京漬味噌

【主な品目】

米国、香港、シンガポール等



【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 既存輸出先国の安定的な売上構築・拡販、新たな輸出先国の開拓。• 各輸出先国の全販売ルートの把握と整理。• 西京味噌のブランディングを強化し、類似品との差別化を図る。

【生じた課題への対応】• ジェトロの輸出有望案件制度を利用し、専門家のアドバイスを得る。

• 展示会、商談会への継続出展と、その後のきめ細かいフォローにより、バイヤーのニーズを的確につかむ。

【連絡先】担当者名：西村尚彦、ＴＥＬ：03-3625-8834

（昭和30年頃から輸出開始）

京都府 (株)西京味噌『西京味噌を世界へ』

加工食品

海外展示会

西京白みそ・西京漬味噌

国内輸出商談会

【活用した支援・施策】輸出有望案件支援事業、食品輸出商談会（FOODEX、アグリフード、沖縄大交易会）

【ウェブサイト】 http://www.e-miso.co.jp/

【取り組む際に生じた課題】・直接貿易に取り組むためのノウハウの不足。・現地販売店及び代理店の確保。・低価格品との末端価格の差。

【ウェブサイト】 http://www.fruit-garlic.com

【対応の結果】・世界ランキング１位を４回取得しているレストランでメインメニューとしての採用。・国内インバウンド向け商品として、関西圏での位置付けが向上。・国内トップシェフにおける認知の向上と採用事例の増加。

香港「飲食男女」取材記事

農商工連携で開発した京丹後フルーツガーリック（黒にんにく）をデンマーク、米国、香港、スペイン等へ輸出。

生産する黒にんにくの極めて高い品質をアピールし、三つ星クラスのレストランへ輸出が拡大しつつある。

黒にんにく

【主な品目】

デンマーク、米国、香港、スペイン



【今後の展望】・拡がりつつある黒ニンニク市場において、１ランク上の品質をアピールし、ブラン

ド化を目指す。また、うま味調味料として、EUの商標登録を取得。・購入しやすい価格帯で現地での販売が可能になるように、流通の仕組みを研究

中。

【生じた課題への対応方法】・関西・食・輸出推進事業協同組合への相談と運輸会社の確保。・ ANUGA2015（ケルン）への参加。

【連絡先】担当者名：早川雅映、TEL：0772-66-3535

【活用した支援・施策】 JETRO・京都府枠SIAL2014参加等

【輸出実績】・平成27年度、毎月平均100万円程度の輸出取引を開始。

京都府 (有)創造工房『京丹後フルーツガーリックをＥＵ、香港へ』

加工食品

【取り組む際に生じた課題】• これまでにも、免税売店を通じた販売活動に積極的に取り組んできたが、

外国人旅行者のニーズや嗜好も変化してきたため、新たな情報を加味して販売戦略を検討することが課題になっていた。

【ウェブサイト】 http://www.gekkeikan.co.jp/

【対応の結果】• 免税売店限定販売ということがSNSに周知され、免税店専用商品の販売が増加。

明治期のハワイ・ホノルル（明治35年）を皮切りに、戦後も米国、台湾など世界に向け日本酒を輸出。専門部署の貿易部を昭和54年に設置。米国月桂冠（平成元年設立）、上海月桂冠（平成23年設立）を通じた輸出・販売にも注力。

ここ数年増加している訪日外国人旅行客をターゲットとした、国際線発着空港の制限区域内における免税売店での販売活動を強化。

日本酒

【主な品目】

米国、韓国、台湾、イタリア、中国等



【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 月桂冠の歴史や日本酒文化と併せ、京都の良さも伝えることで、ブランドのPRに繋げていく。

• 免税店の商品を購入した旅行者からの口コミを通じた、海外での月桂冠ブランドの浸透を図り、輸出数量の増加と高付加価値商品の販促を目指す。

【生じた課題への対応】• 免税売店において試食会を実施し、販売促進と併せて消費者情報を収集。• 「和」や「京都」をテーマに、パッケージ開発をするなどした専用商品を新たに開発。平成28年１月には、原料

米のすべてに京都府産の「祝」を使用した商品を発売。

【連絡先】担当者名：神吉（貿易部）、ＴＥＬ：075-623-2050

京都府月桂冠(株)『日本酒の米国、韓国、台湾等への輸出に

繋げる空港免税店におけるブランド戦略』

アルコール飲料

輸出数量（㎘）出荷時期

平成27年約1,600

通年平成26年約1,500

平成25年約1,500

【取り組む際に生じた課題】• 各国の輸入条件（原産地証明・製品分析等）通関への対応。• 取引の継続性やパートナー（通関業務含む）との連携。

【ウェブサイト】 http://www.okinazuru.co.jp

【対応の結果】• 国内の売上減少傾向に輸出金額が増え活性化と共に良い効果が出る。

海外へ向け出荷の様子

大石酒造美山蔵の風景

昨今、来日インバウンド客や海外市場で和食ブームの状況がある。日本酒も認知度が高まり、ドバイやマレーシア等に輸出するなど更に販路を開拓し、各々の見本市に出展を検討中。

輸出額(万円) 輸出量(L)

平成28年度現在約300 約2,000

日本酒、リキュール

【主な品目】

アラブ首長国連邦（ドバイ）、マレーシア、台湾



【輸出実績】

【今後の課題・展望】• ジェトロの協力と支援を中心に、更に海外市場に積極的に取り組む。

• その他各々の国際見本市への出店や貿易（商社）会社との情報交換を密にして販売数量と売上実績の向上に努める。

【生じた課題への対応】• 価格（F.O.B）調整やコミッションの条件整備。• 輸出先へのフォローアップ。

【連絡先】担当者名：代表取締役社長大石博司 0771-22-0632

【活用した施策・支援】ジェトロ主催商談会参加、海外見本市出展、他

（平成28年より本格的に輸出開始）

京都府大石酒造(株)『日本酒をアジア、中東へ』


【取り組む際に生じた課題】• 国内物流、玄米保管コストの低減。• 安全、安心の数値化。• 安価な外国産米に競合できる競争力のある日本産米の確保。

【ウェブサイト】 http://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/e_logo/

【対応の結果】• 物流の合理化（フレキシブルコンテナの採用等）による輸出量の拡大。• 現地精米工場の食品安全認証取得により、市場における信頼を獲得。• 各県行政との協業により、輸出向け品種の選定と栽培実証試験の開始。

新しいフードサプライチェーンの確立。玄米輸出、現地精米による品質向上と需要拡大。現地子会社設立によるマーケットイン戦略の推進。


平成27年度 27,500 1,550

通年平成26年度 17,500 880

平成25年度 8,000 330

米

【主な品目】

香港、シンガポール



【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 国内物流、保管倉庫コストの更なる削減。• 輸出向け多収穫品種の栽培面積、生産量の拡大。• 各県行政と連携した現地におけるPR活動の定期実施。

【生じた課題への対応】• 輸出港に隣接した国内玄米倉庫の確保（国内横持運賃の削減）。• バーコードシステムによるトレサビリティーの確保と検査機器による全ロット検査。• 海外市場向け多収穫品種の栽培実証と試験輸出。

【連絡先】担当：㈱クボタアグリソリューション推進部 TEL：06-6648-3809

【活用した施策】「輸出促進ロゴマーク」の活用（看板、のぼり、米袋）

（平成24年より香港、平成25年よりシンガポールへの輸出を開始）

大阪府 (株)クボタ『日本産米の市場開拓～香港、シンガポール～』

米

輸出促進ロゴ、行政ロゴマークを活用した米袋

輸出促進ロゴを活用した看板

アメリカニューヨークにおける展示会の様子

生産地へ海外バイヤーを招き商談会を開催

◆ 米国、台湾、カナダ、オランダ、ロシア向け切花の輸出と展示商談会への参加・開催を通じ、日本の花き生産の発展、地域経済の活性化を目指す。

花き

【主な品目】

米国、台湾、カナダ、オランダ、ロシア、中国等



【輸出実績】

【連絡先】日本花き国際化推進協議会事務局（(株)なにわ花いちば内) ＴＥＬ：06-6914-2303

【活用した支援・施策】平成26年度輸出に取り組む事業者向け対策事業のうち「輸出戦略に沿った産地等の取組への支援」

【取り組む際に生じた課題】・日本産花きに対する海外での認知度の向上。

【取組の効果】・日本の花きを卸売業者に十分理解してもらうことで、フラワーショップ等の卸先に日本産花きの魅力がより効果的に伝わり、取引の増加に繋がった。

・日本国内の花き生産者の意欲向上にも繋がった。

【今後の展望】・引き続き、海外販売促進活動を実施するとともに、全国花き輸出拡大協議

会とも連携し、より効果的な日本産花きのＰＲに取り組む。

【生じた課題への対応方法】・海外花き卸売業者を招聘して産地での商談会を開催。また、卸売業者

と連携し、その卸先であるフラワーショップ等を対象とした展示会を開催。・世界でもトップレベルの日本産花きの品質の高さや幅広い品種構成によ

る周年供給体制をＰＲ。


平成27年度 16,566

通年平成26年度 13,596

平成25年度 10,505

大阪府日本花き国際化推進協議会『日本産花きを海外へ』

花き


香港特別行政区台湾

（中華民国）

【取り組む際に生じた課題】• 香港向けの輸出事業の開始まで、各種申請等に長期間を要した点（約2

年間）。

【対応の結果】• 国内向け販売量の下落を補い、販売の安定化に寄与。• 販路拡大により、通年供給体制を確立。

• 輸出品の知名度やブランドとしての価値が向上し、他国からの取引交渉依頼が増加。

◆ 香港・台湾の高級スーパーマーケット「City Super」へ自社製品の牛乳を輸出。◆ 海外市場でのロングライフ牛乳の販売が好調であるため、殺菌方法にこだわった

風味の良い北海道牛乳を提案。◆ 現地加工される北海道ブランドのソフトクリーム向け原料の供給も実施。


平成27年度 2,800 140

通年平成26年度 1,800 90

平成25年度 1,600 80

牛乳

【主な品目】

香港、台湾



【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 香港、台湾への輸出を拡大し、平成30年までに輸出額36,000千円を目指す。• 現地ニーズに合致した商品開発を進める。

【生じた課題への対応】• インポーターとも協力し、香港当局の要求（書類提出、試験輸送等）に粘

り強く対応。


【ウェブサイト】 http://www.mainichi-milk.co.jp/

【連絡先】担当者名：販売部加戸、ＴＥＬ：0725-41-7113

大阪府日本酪農協同(株)『ロングライフ牛乳を香港・台湾へ』

畜産物

輸出に取り組む中小事業者による輸出組合を設立し、多品目混載輸送によるコスト低減、品揃えを活かした商品提案を実施。

海外での商談会、物産展、レストランフェア等の開催。煩雑な輸出手続きを一元的に請負。

牛肉、水産物、青果物、加工食品

【主な品目】

タイ、マレーシア、シンガポール、ＵＡＥ



【取り組む際に生じた課題】・東南アジア諸国において、日本産品の海外輸出の進展によって、既に“新奇性”

はかなり薄れ、既存の販路での輸出の急増が困難な状況。・イスラム圏におけるハラール認証が高いハードル。

【ウェブサイト】 http://www.japan-foods.jp/

【取組の効果】・シンガポールでは、新たなインポーターとの連携により、これまでにないエンドユーザーの獲得に至り、輸出量の倍増を達成。

・ハラール検査を受ける商品が増加。成果次第で期待大。

現地レストランフェアのイベントでの“マグロの解体ショー”の様子

現地百貨店における物産展風景

【輸出実績】

【今後の展望】・組合員増加による取扱い品目の増加や輸出・販売ノウハウの蓄積などから、新たな東アジアなどへ、新規販路開拓を目指す。

・海外百貨店への棚置きと販売促進により、継続的に輸出を推進。

【生じた課題への対応方法】・これまでの、インポーターからのエンドユーザーへの売込みによる方法だけでなく、対象が異なった新たな販路の開拓を実施。

・商談ブースにハラールコーナーを設置し、組合員のハラールへの意識づけを実施。

【連絡先】担当者名：北川、ＴＥＬ：06-4708-7084

【活用した支援・施策】平成27年度輸出に取り組む事業者向け対策事業

・平成26年度の輸出実績額は、約5,537万円であったが、平成27年度の実績額は、約1億3,734万円と前年比248％。

現地ホテルでの商談会風景

大阪府関西・食・輸出推進事業協同組合『牛肉、水産物、青果物、加工食品を世界へ』

その他

【取り組む際に生じた課題】・輸出に関する情報の不足。・輸出に関する流通コストの削減。

【ウェブサイト】 http://www.akafuji.co.jp/

【取組の効果】・安心で安全な日本産米を世界へアピール。・マスコミ等に取り上げられることで、知名度とイメージが向上。・多業種の企業と交流することで、新たな販路を拡大。

現地スーパーでの販売の様子

◆ アジア、ＥＵ、豪州を中心に、精米・無菌米飯・乾麺を販売。◆ 国内だけでなく、海外にも営業拠点を置き、現地にて営業活動を実施。

米、無菌米飯、乾麺アジア、ＥＵ、豪州



【輸出実績】（精米）

【今後の展望】・アジア、ヨーロッパに向けて輸出を拡大し、平成28年度は輸出量2,000tを目指す。・冷凍米飯の販売も積極的に行う。・量販店、レストランへの供給を拡大し、販売量を増やすことで、生産者の意欲の向上につなげる。

【生じた課題への対応方法】・全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会に参加し、見本市等において、ＰＲと併せて情報収集。

・海外に営業拠点を置き、現地に密着した営業活動を実施。・米だけでなく、無菌米飯や乾麺の販売で販路を拡大。

【連絡先】担当者名：臼井・前川ＴＥＬ：078-371-2291

【活用した支援・施策】全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会に参加

【主な品目】


平成27年度 1,798

通年平成26年度 1,218

平成25年度 934

兵庫県 (株)神明『米をアジア、ＥＵ、豪州へ』

米

【取り組む際に生じた課題】• 貿易実務や海外市場に関する各種情報の不足。• 輸出ルート構築手段の不足。

【ウェブサイト】 http://yapyap.jp

【対応の結果】• 商談を行ったバイヤー（イタリア）との取引が成立し、初めての輸出を実現。

イタリア取引先輸入卸の商品カタログに掲載

市の特産品である朝倉山椒の輸出に初めて挑戦。

海外イベントで評価は高かったが、輸出ノウハウがなく、海外販路開拓への着手が困難。

ジェトロ主催商談事業を通じて出会った海外バイヤーとの商談を成約させ、本年初輸出を実現。

朝倉山椒

【主な品目】

イタリア



【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 構築したルートを活用した現地末端ユーザーの開拓。• ジェトロ海外展示会・商談会を活用した朝倉山椒の更なるPR。

【生じた課題への対応】• 地元商社と連携した輸出体制の構築。• ジェトロ（神戸）主催の商談機会を活用した販路開拓。• バイヤーニーズに応じた状態の商材提供。

【連絡先】 TEL：079-661-9001

【活用した支援・施策】ジェトロ神戸主催「ポスト・ミラノ有力者招聘inひょうご」に参加（平成27年度）


兵庫県やぶパートナーズ(株)『朝倉山椒をイタリアへ』

青果物

イタリアからのバイヤーら来日時には市長もPR

【取り組む際に生じた課題】• 貿易実務や海外市場に関する各種情報の不足。• 外国産及び国内他県産黒大豆商品との差別化・PR。

【ウェブサイト】 https://www.odagaki.co.jp/

【対応の結果】• 在香港日系小売店における定番商品としての販路獲得。• 在香港・台湾における日系小売店におけるプロモーション機会の獲得。

丹波黒の枝豆収穫時期に合わせた台湾バイヤー

招聘事業※生産地視察の様子

国内黒大豆の中でも最高級品種である兵庫県産「丹波黒」の海外市場開拓を目指す。

ジェトロ「一県一支援」プログラムを通じ、ジェトロと連携して、丹波黒の海外における認知度向上に向けたPRや国内外展示・商談会での海外バイヤーとの商談に積極的に取り組む。

香港・台湾市場を中心に、小売用商品を中心とした海外販路を構築中。

丹波黒大豆加工品

【主な品目】

香港、台湾



【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 海外業務用商品の開発。• 業務用販路の構築に向けた香港・台湾の外食産業市場開拓。

【生じた課題への対応】• ジェトロ（神戸）と連携した、海外向け広報資材の製作。• 海外見本市や国内商談会を活用したPR・商談。• ブランド構築に向けた、標記統一（”TAMBAGURO”）。

【連絡先】 TEL：079-552-2369

【活用した支援・施策】ジェトロ「一県一支援プログラム」のうち「丹波黒生産地視察・商談会in篠山」、ジェトロ輸出有望案件発掘支援事業（平成27年度）


兵庫県 (株)小田垣商店『丹波黒大豆商品を香港、台湾へ』

加工食品

丹波黒の普及に向けた広報パンフレット

【取り組む際に生じた課題】• 現地消費者の兵庫県産特産品への関心・認知度の不足。• 香港での通年販売のための物流、商流の構築。

【ウェブサイト】 http://hyogo-umashi.com/

【対応の結果】• 香港での着実なブランド定着と販売数量の増加（淡路島たまねぎ等）。• 香港以外のその他地域への販売拡大や新規市場の開拓（神戸ビーフ）。• ミラノ博での兵庫県産食材の評価が、その後のＥＵ等への販路開拓等を後押し。

◆ 平成17年度から、県産品のブランド化推進と合わせた一体的な県特産品の台湾・香港等向け輸出の取組を積極的に実施。

◆ 輸出額の大きい｢神戸ビーフ｣を中心に、「淡路島たまねぎ」、「兵庫米」等の兵庫県の特産品を香港等に輸出・展開。


平成27年度 860

通年平成26年度 450

平成25年度 150

神戸ビーフ、淡路島たまねぎ、兵庫米

【主な品目】

香港、ＥＵ、中東



【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 香港での定着を足場に、東南アジア向け輸出の促進を図るとともに、欧米、中東

等へも輸出を拡大。

• 特に、神戸ビーフや日本酒等の兵庫県特産品の輸出が拡大している地域において、その他産品の輸出展開を図る。

【生じた課題への対応】• 香港食品展示会（フードエキスポ）に継続して出展。• 食べ方提案やメディアミックスも用いた情報を発信。（現地有名料理店「銀座いわ」での“メディア試食会”の開催など）

• 現地ニーズの高い県産農産物の通年販売を継続。• ミラノ国際博覧会への出展によるPR（兵庫県産食材の魅力を全世界に発信）。

【連絡先】担当者名：山邊、ＴＥＬ：078-362-9213

【活用した施策】平成23年度輸出倍増サポート事業、平成24年度輸出拡大サポート事業、平成25年度輸出拡大及び日本食・食文化発信緊急対策事業、平成26年度輸出に取り組む事業者向け対策事業

（平成１７年度から輸出開始）

香港有名日本料理店「銀座いわ」での兵庫県フェア（平成27年）

香港現地百貨店での通年販売（平成27年）

ミラノ万博での出展（平成27年）

※ 輸出額は、香港向けで金額が把握できたもの（一部農産物）のみを記載。

兵庫県ひょうごの美味し風土拡大協議会『兵庫の特産品をＥＵ、香港等へ』

その他

【取り組む際に生じた課題】• 東南アジアは、高温多湿の気候で、柿が軟化する問題が発生。• 柿を個包装し、低温輸送するため、手間がかかる。

【ウェブサイト】 http://www.ja-naraken.or.jp

【対応の結果】• スマートフレッシュは、鮮度保持や軟化の抑制に効果。• 非個包装の省力化で、コストを削減。

見本市出展の様子

現地での店頭販売の様子

若い後継者（生産者の平均年齢47～48歳）の産地から、「奈良の柿」を輸出。平成27年度から開始した香港への輸出が好評で、大幅に輸出量が拡大。平成28年度の柿の輸出量は、概ね200ｔを見込む。


平成27年度 993 38

7～2月平成26年度 455 12

平成25年度 1,014 25

奈良県ＪＡならけん西吉野柿部会『柿をタイ、香港へ』

柿

【主な品目】

タイ、香港



【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 輸送コスト低減に向けた更なる取組が必要。

• 鮮度保持効果で品質が安定したことを受け、香港から中国本土へ輸出拡大。

【生じた課題への対応】• 鮮度保持剤である「スマートフレッシュくん蒸剤」を使用した鮮度保持効

果の輸送実験を実施。• 処理果実を個包装せずに、常温での輸送を実施。

【連絡先】担当者名：谷口幸生、ＴＥＬ：0747-34-0007

【活用した支援・施策】平成10年度地域農業基盤確立農業構造改善事業

平成24年度産地再生関連施設緊急整備事業

青果物


【取り組む際に生じた課題】• 鮮度維持に空輸便を利用しているが、検疫・輸送日数がかかり過ぎる（３～４日）。

• 輸送途中にコールドチェーンが途切れるため、冷蔵状態が悪く、品痛みによるロス率が高い（３割程度）。

• 生果を扱っているため、コストがかかる。

【対応の結果】• 空輸経路の見直しにより、輸送環境が改善され、ロス率も若干改善された。

• 小規模生産者が事業を行うため、小さなコスト削減から取り組んでいくことが必要。現地店頭での陳列の様子

現地での検品作業

いちごの現地栽培の要望があったが、四季がなく栽培できないため輸出に取り組む。他府県が進出していないカンボジアに商機があると考え、輸出先に選定。現地の高級スーパーで販売。

輸出額(万円) 輸出量(kg) 出荷時期

平成27年度 21 300

11～2月平成26年度 14 200

平成25年度 21 100

いちご

【主な品目】

カンボジア



【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 海外での奈良県産いちごの知名度を上げ、インバウンドの取り込みを狙う。• 国内他県からの輸出が未実施で、市場拡大を見込める国に対し輸出を進める。• 品痛みのしにくい品種を栽培し、ロス率の低下を目指す。

【生じた課題への対応】• 空輸日数の短縮や輸送環境の改善のため、輸送経路を見直し。• コスト削減のため、国内輸送時の荷造り方法を再検討。

【連絡先】担当者名：萩原健司、ＴＥＬ：0742-81-8715


奈良県萩原苺農園『奈良県産いちごをカンボジアへ！』

青果物

輸送用容器に並ぶいちご

【取り組む際に生じた課題】• 「安全」「安心」「高品質」にこだわった富有柿の生産。• 安定的な輸出に向けたノウハウの構築。

【ウェブサイト】 http://www.0141kaki.com/

【対応の結果】• 高品質が評価され、一定の販売収益が確保されるまでに至った。

現地催事場の様子

現地催事場での高品質をアピールした商品ディスプレイ

◆ 袋かけ栽培により青果としての安全性を確保し、高付加価値の富有柿として輸出販売。

◆ 真空パック包装と航空便による輸送により、現地で好まれる品質・鮮度を保持。


平成27年度 120 5

10月～11月平成26年度 100 4

平成25年度 17.5 0.5

奈良県 (株) 柳澤果樹園『富有柿を東南アジアへ』

富有柿

【主な品目】

カンボジア



【輸出実績】

【今後の展望】• 好需要期（正月）までの鮮度維持が課題。

• 催事等を中心に販売活動を続け、レストランなどでの生食を通じ「富有柿」の認知度を高め、カンボジアからベトナム、タイへ輸出を拡大。

【生じた課題への対応】• 高付加価値の富有柿生産を目指した袋かけ栽培により、安全・安心、

高品質を達成し、厳選選果、真空パック、航空便輸送等により、鮮度を維持した輸出を計画。

• 安定した輸出を目指し、輸出コンサルタントを活用。

【連絡先】担当者名：柳澤佳孝、ＴＥＬ：0747-32-245

青果物


当園では、農薬・化学肥料を使用せず、地域の草木を還し、奈良・大和高原の地勢（テロワール)を活かしたお茶を、生産・加工・小分け・販売（輸出）まで一貫した方針で行い、小分けを含む全工程で有機ＪＡＳシステムを導入している。

フランス、アメリカ等への大和茶の輸出安定に向けセミナー等に参加。長期的に取引継続を目的として、栽培方針や現在の状況を定期的に発信。

【ウェブサイト】 http://tukicha.com

【対応の結果】• 一般的な流通の仕組みを理解し、情報提示方法や取引方法の見直しを行えた。

• 従来の取引先にオーガニック情報を明瞭化でき、新規取引では情報共有がシンプルになった。

• お茶の淹れ方について、茶毎に一考してもらえる機会を持てた。

フランスでの試飲販売の展示

ティスティング

輸出量(kg) 出荷時期

平成27年度 180

通年平成26年度 160

平成25年度 130

茶（煎茶・紅茶・ほうじ番茶等）【主な品目】

フランス、アメリカ、カナダ【主な輸出先国・地域】


【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 販売促進、独自性のＰＲをするため取引先スタッフとの交流を図っていく。• 当園の規模に適した取引先に出会う情報発信をネットを活用して発信していく。• 取引実務を効率よく運営をし、情報共有に比重をかけれるよう工夫する。

【連絡先】担当者名：岩田ＴＥＬ：0743-92-0739

【活用した施策・施策】


奈良県月ヶ瀬健康茶園『有機茶をフランス、アメリカ、カナダへ』

茶

【生じた課題への対応】• ジェトロ主催セミナーに参加、または、問合せして情報確保。• 気軽に話合いできる環境を作り、パッケージを工夫、詳細説明するなどして対応。• 動画等を利用して、茶毎に異なる飲み方の情報提供を個別に行う。

【取り組む際に生じた課題】• 輸出に際しての実務的な技術および法的な規則に関する情報の不足。

• 有機ＪＡＳ認定が同等性を持つ以前からの取引先に対して、商品の動きに伴う有機JAS情報の情報共有と証明書などの情報認識の共有。

• お茶の飲み方の普及啓発。

【取り組む際に生じた課題】• 輸出先で開催するワークショップなどに必要な旅費・交通費。• 言語能力の不足（通訳の力で結果が左右される）。• 現地言語によるメール対応。

【ウェブサイト】 http://www.inokura.co.jp/

【対応の結果】• 企画側双方にメリットがある日本茶ワークショップを開くことで、海外出張旅費等

の経費を削減。• メールによるコミュニケーションの円滑化。

ミラノワークショップ（平成27年）

BVLGARI ホテルミラノ（平成28年）

平成20年にかぶせ茶「玉響」がパークハイアット東京のラウンジメニュー・オリジナル商品に採用。以後、ブランドの確立に取り組み、21年にパリの「THE O DOR」における商品ラインナップ、28年にBVLGARIホテルミラノでも採用。26年にジュネーブ、28年にニューヨークのTEASHOPでもINOKURA茶が採用。


平成27年度 120 0.24

6～3月平成26年度 100 0.20

平成25年度 80 0.15

かぶせ茶

【主な品目】

フランス、イタリア、米国、スイス


【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 海外への販路拡大とともに、海外におけるINOKURA茶のブランド化を図り、日

本においても販路を拡大。• 日本茶の魅力を伝えるとともに、新しい商品も開発。

【生じた課題への対応】• 海外戦略として、県・市の補助事業を活用。• ワークショップ等の企画主催者からの支援。• メール返信を外部に委託。

【連絡先】担当者名：代表取締役井ノ倉光博ＴＥＬ：0743-92-0733

奈良県（株）ティーファーム井ノ倉『世界で日本茶文化を伝える！』

茶

ミラノスイスコーナー（平成27年）



【取り組む際に生じた課題】• 海外の販売店とエンドユーザーの嗜好や状況に関する情報が不足。• 貿易実務等の輸出に必要なノウハウが不足。

【ウェブサイト】 http://homepage2.nifty.com/sho-hei/

【対応の結果】• 新たにドイツ、スイスへの輸出を開始。• 既存輸出国に対する別ルートでの輸出を開始。

香港フードEXPO2016

香港ワイン&スピリッツ2015

輸出商談会への積極的な参加。海外展示会への出展。

輸出額(万円) 輸出比率（％）出荷時期

平成27年度 350 3.0

通年平成26年度 300 2.5

平成25年度 100 0.7

清酒、リキュール、焼酎

【主な品目】

香港、タイ、台湾



【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 有力見込み客の取込方法をマニュアル化する。• 昨年度からの5か年で、総売上に対する輸出比率を10%（金額で1500万円）まで

増加させる。• PB商品を開発する（ミニボトルなど当該市場のニーズに合った商品の開発）。

【生じた課題への対応】• 海外での展示会への出展、輸出商談会への参加（直接現地販売店・飲食店との

面談も実施）。• 国内商社だけでなく、自社も参加する独自の輸出システムの確立。

【連絡先】担当者名：森一成、ＴＥＬ：0742-26-2300

【活用した支援・施策】海外進出促進支援補助金他


奈良県八木酒造(株)『日本國酒を世界へ』


【取り組む際に生じた課題】・現地ニーズに応じた商品選定と価格設定。・バイヤーが希望する商品の開発。

【ウェブサイト】 http://www.miyokiku.com/

【対応の結果】・企画提案やサンプル提供のみで終わった商品もあるが、国内需要が低迷する中、新たな販路を獲得し、生産量の安定化に寄与。

◆ 近年、日本式居酒屋が広まり、高品質な日本酒（PREMIUM SAKE）のニーズが高まっていた韓国・香港などアジア向けに、特定名称酒と呼ばれるジャンルの酒を中心に輸出。

輸出額(万円) 輸出量(ℓ)

平成27年度 220 約3,200

平成26年度 139 約2,300

平成25年度 140 約2,150

日本酒

【主な品目】

韓国、香港



【輸出実績】

【今後の課題・展望】・取引の継続に当たり、販促品提供などの要求がある。・ジェトロや日本酒造組合中央会が開く各種セミナーや展示会などに積極的に参加し、アジア以外にも販路を拡大したい。

【生じた課題への対応】・現地販売員とともに、販売先を訪問。・現地取引先主催の酒イベントに参加し、新規開拓を図る。

【連絡先】担当者名：喜多整、ＴＥＬ：0744－22－2419

【活用した支援・施策】奈良県海外プロモーション活動

日本酒造組合中央会輸出促進関係事業

ポップメニュー（ソウル）

展示会ブース（釜山）

商品ポスター（香港）


奈良県喜多酒造(株)『日本酒をアジアへ』

【取り組む際に生じた課題】・船便による香港向け青梅の最適な輸送方法が確立されていない。

【ウェブサイト】 http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/071700/kaigai/yusyutu/index.html

【取組の結果】• 日本産青梅を使った梅酒の作り方など「食の提案」を産地主体で取り組ん

だことにより、産地と現地小売店の信頼関係が深まり、発注数の増加に繋がった。

◆ 香港向けの青梅の輸出拡大を目指し、産地、国内輸出事業者、現地輸入業者、現地小売店が連携した輸送試験と現地販売を実施。

和歌山県和歌山県農水産物・加工食品輸出促進協議会

『青梅を香港へ』

梅

【主な品目】

香港



【輸出実績】

【今後の課題・展望】・生産者自らが県産青梅の特性や梅酒づくりなどの活用方法を情報発信す

る仕組づくりを行うとともに、農産物輸出に向けた生産現場での気運の醸成や、産地主体型の販売促進活動の強化によるイメージアップを進めることにより、今後の輸出拡大を目指す。

【生じた課題への対応方法】・県試験研究機関の知見をもとに、青梅の鮮度保持技術確立に向け、包装資

材や輸送温度帯を組み合わせた輸送試験を実施。

【連絡先】担当者名：前坂、ＴＥＬ：073-441-2813

青果物

青梅の輸送試験

現地マーケットでの販売・講習会

販売されている青梅パッケージ



平成28年度 16.2

６月平成27年度 5.2

平成26年度 0.8

【取り組む際に生じた課題】・海外向けプレゼン資料・販促の不足。・非日系バイヤーへの売り込み。

【取組の効果】・商談時により効果的な商品PRをすることができた。・海外バイヤーと直接商談する機会が得られた。・商談を通じて現地の市場性を感じ取ることができた。

東京の高級店で長年取り扱われているなど、甘さと酸味のバランスがよくブランド力ある「田村みかん」を、生鮮から加工品まで幅広い形で提供する。

シンガポール、台湾、マレーシア、米国などに輸出実績があり、更なる輸出先の開拓に臨む。

輸出額(万円)

平成27年度 1,220

平成26年度 1,169

平成25年度 918

みかん、柑橘類、柑橘加工品

【主な品目】

シンガポール、台湾、マレーシア、米国等



【輸出実績】

【今後の展望】・輸出をしていないアジア圏に輸出を拡大する。・新規輸出先での商標登録も検討する。

【生じた課題への対応方法】・海外向けプレゼンテーション資料の作成。・ジェトロ主催商談会に参加し、海外バイヤーに売り込む機会の確保。

【連絡先】担当者名：太田直毅、ＴＥＬ：073-762-3509

【活用した支援・施策】ジェトロ国内商談会参加（食品輸出商談会in大阪）（平成27年度）

シンガポールの小売店でのプロモーション、定番棚の様子。青果物、ゼリーが人気である。

和歌山県 (株)小南農園『地元ブランドみかんを世界へ』

青果物

【取り組む際に生じた課題】• 輸出先ニーズの把握。• 現地小売店やレストランなどでの他社類似品の把握。• 商流の確保• 現地での認知度の向上。

【ウェブサイト】 http://sowakajuen.com

【対応の結果】• 現地ニーズや価格が合わず、提案を控えた商品もある。• 現地消費者への認知度向上。• 現地小売店から得意とする帳合を聞き取る方が早い。• 十分な費用対効果を得ることができない。

シンガポールでの和歌山フェア

国内における海外取引商談会への参加。海外取引セミナーへの参加。プロモーションによる現地消費者への啓発活動。


平成27年度 900 12.7

通年平成26年度 730 10

平成25年度 140 1.9

みかんジュース

【主な品目】

中国、台湾、シンガポール



【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 現地ニーズに沿った商品の改良。• 有望な時期を狙ったプロモーション活動（棚に置くだけでは売れない）。• 実行していくための人材確保• 費用対効果を高めるための工夫。

【生じた課題への対応】• 自治体主催の現地フェアなどに参加して現地消費者のニーズを探る。• JETROの海外支援サービスなどの活用。• 商談会などで現地までの商流を持つ問屋を探す。• プロモーションの実施。

【連絡先】担当者名：大浦、ＴＥＬ：0737-88-7279

【活用した支援・施策】 JETRO輸出有望案件／JETRO海外商標調査／JETRO海外市場調査


和歌山県 (株)早和果樹園『みかんジュースを中国、台湾、シンガポールへ』

加工食品

EU圏にアイスバーを輸出予定

【取り組む際に生じた課題】• HACCP対応。• 品質保持。

【ウェブサイト】 http://www.shokuen.co.jp/

【対応の結果】• 冷凍してもにおわない、夏場でも脂がのった旬のブリが

食べられ、焼くとさらに美味しいブリが食べられるようになった。

西京焼き（左）ブリステーキ（右）

国内有数の水産・養殖業者と大手上場企業の出資を受け入れ、それら企業の販路を活用し、１兆円規模の拡大を続ける海外の水産市場への販路拡大を目指す。

農林漁業成長産業化支援機構や紀陽銀行・みずほ銀行で構成されるファンド（紀陽６次産業化投資事業有限責任組合（紀陽６次産業化ファンド））の支援を受ける。

近畿大学の支援のもと、全国各地の養殖漁業者が鰤（ブリ）を養殖し、食縁が新たな加工技術を用いて商品（フィレ）を製造販売。

養殖ブリフィレ、加工品

【主な品目】

台湾、香港、シンガポール、オーストラリア



【輸出実績】

【今後の課題・展望】• 香港、シンガポール、台湾、オーストラリア向け輸出に続

き、平成28年度の北米、EU向け輸出も開始予定。• FDA／EU HACCPを取得予定。

【生じた課題への対応】• 酸化を遅らせ、においを抑えた餌を中部飼料と共同開発。

・積水化成品工業と機能性真空パックを共同開発。

【連絡先】担当者名：中村、ＴＥＬ：0735-31-5042

【活用した施策・支援】紀陽6次産業化ファンド

（平成28年度から輸出開始予定）

和歌山県 (株)食縁『養殖ブリを海外へ』

水産物

滋賀県 株)rose universe...滋賀県(株)rose universe...

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