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RISマニュアル1. システム構成2. RISハードウェア3. RIS Interfaceのインストール4. RISとAndroid端末のペアリング(初回のみ)5. 計測の準備
RIS Interfaceの起動RISとの無線接続測定条件の設定
6. 計測の開始7. 信号ビューの操作
信号ツールバージェスチャーによる操作
8. 計測の終了9. WSP連携
WSP連携手順10. 測定データの管理
レコード一覧画面の詳細レコードの絞り込み
11. 信号分析信号分析手順信号処理一覧
12. ユーザー設定及びその他の操作アドバンスドモード設定追加センサ設定データベースの書き出しと読み込み
1. システム構成RISは2チャンネルの電圧信号をAndroid端末に無線送信するための装置です。システムは以下の要素で構成されます。
RISハードウェアAndroid端末(Android version 4.0以上、スクリーンサイズ4.0インチ以上)ICP振動加速度計、EMセンサ等の電圧出力に対応した各種センサ
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付属品(ACアダプタ、アース用ケーブル)
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2. RISハードウェア
電源
単3電池3本またはACアダプタによる電源供給が必要です。
電源スイッチ
押すたびに電源ON/OFFが切り替わり、電源ONの状態ではスイッチのランプが点灯します。ランプの点灯の仕方には3種類あり、それぞれ以下の意味を表します。
数秒おきに点滅:Android端末との接続待ちの状態常時点灯:Android端末と接続した状態常時点滅:バッテリー不足状態
アース用端子
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付属のアース用ケーブルを接続します。アースを取ることは必須ではありませんが、電磁的なノイズの低減に役立つ場合があります。
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3. RIS InterfaceのインストールRISを使用するにはAndroid端末に "RIS Interface" をインストールする必要があります。RISInterfaceはGoogle Playから以下の手順に従いインストールして下さい。
1. Android端末がインターネットに接続可能であることを確認します。(Android端末のインターネットへの接続法についてはAndroid端末のマニュアルを御覧下さい。
2. Google Playを利用出来るようにするためAndroid端末にGoogleアカウントを追加します。Googleアカウントの追加方法については以下のページを参照して下さい。 Google Play ヘルプ
3. Google Play ストアアプリケーションを起動します。4. 検索窓で"RIS Interface"と入力しRIS Interfaceを検索します。5. 検索結果に表示されたRIS Interfaceを選択し、インストールをタップするとインストールが始まります。
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4. RISとAndroid端末のペアリング(初回のみ)Android端末とRISの通信を行うためにはペアリングと言う認証作業が必要です。ペアリングは以下の方法で行います。
1. RISの電源を入れます。2. Androidの「設定」アプリケーションを開きます。
3. BluetoothをONにし、Bluetoothの項目をタップします。
4. デバイスの検索をタップすると、通信可能範囲内の機器がリストアップされま
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す。"Analog Front End Unit"がRISに該当します。
5. Analog Front End Unitをタップすると、ペアリングが開始されます。6. ペアリングされたデバイスの中に、先程タップした"Analog Front End Unit"がリストされるとRISを使用可能な状態となります。
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5. 計測の準備RIS Interfaceの起動
Androidアプリケーション一覧からRIS InterfaceのアイコンをタップしてRIS Interfaceを起動します。
RIS Interfaceのメイン画面が表示されます。
A. 信号ビューB. Connectボタン:RISとの接続を開始または終了しますC. Mode変更ボタン:RT(リアルタイム)/ REC(保存)D. Start / Stopボタン:測定開始・停止E. サンプリング条件設定ボタン:Sampling Rate / Sampling Timeを設定F. Channel 1設定ボタンG. Channel 2設定ボタンH. Tag設定ボタン:記録データに付与するタグを設定しますI. Record一覧ボタン:端末に記録されたデータを管理しますJ. Settingボタン:環境設定・WSP設定等を行います
K. Helpボタン:マニュアルを表示します
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L. メニューボタン:その他の機能(連続収録設定)へアクセスするためのボタン。 また表示領域が狭い場合、I - Kまでのボタンは非表示となりメニューボタン内に格納されます。 ※メニューボタンの表示位置は端末により異なります。
端末の画面サイズが7インチより小さい場合、E~Hのボタンは表示されず、それぞれの領域自体がタップ可能となります。(例えば図の緑枠内をタップするとサンプリング条件設定ダイアログが開きます)
RISとの無線接続
1. RISの電源を入れ、電源スイッチが点滅していることを確認します。2. Connectボタン(B)をタップします。3. 無線接続に成功するとRISの設定条件が読み込まれ、画面に反映されます。
測定条件の設定
測定条件の設定はRISと接続状態の時のみ可能です。
Modeの選択
Mode変更ボタン(C)をタップし測定Modeを設定します。
RT:リアルタイムモード
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1秒間の測定を連続で行い信号を表示します。データは保存されません。
REC:保存モード
測定を行い信号を表示します。測定したデータはアプリケーション内データベースに保存されます。
S-REC:連続保存モード
一定時間おきに連続で測定を行い保存します。連続保存モードを有効にするには、メイン画面表示中にメニューボタンをタップし、連続収録設定ダイアログを開き「連続収録を有効化する」にチェックを入れます。 Mode変更ボタン(C)のRecがS-Recに切り替わり連続保存モードが選択可能になります。 ※メニューボタンは端末により表示位置が異なります。画面右上や下部に表示されているか、ハードキーの場合があります。
連続収録設定ダイアログでは収録間隔および収録回数を設定することが出来ます。
サンプリング条件の設定
サンプリングレート及びサンプリング時間を設定します。この設定は2チャンネル共通の設定です。RTモードの場合サンプリング時間は設定出来ません。サンプリング条件設定ボタン(E)をタップしてサンプリング条件設定ダイアログを表示します。
スライダーを動かしてサンプリングレート及びサンプリング時間を変更しSetをタップして条件を確定します。
サンプリングレートは500 - 20000Hzの間で変更が可能です。サンプリング時間は1秒 - 100秒の間で変更が可能です。
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2チャンネルの総サンプル数が200,000点を越える設定は出来ません。
チャンネル条件の設定
各チャンネルの使用センサ、ゲイン、ローパスフィルタ等を設定します。チャンネル1設定ボタン(F)またはチャンネル2設定ボタン(G)をタップしチャンネル設定ダイアログを表示します。
1. 使用センサ設定2. 振動加速度計感度設定(ICP振動計使用時のみ)
3. アンプ倍率設定4. Low-pass Filter設定5. 測定箇所設定(WSPログイン時のみ)
1. 使用センサ設定
OFF :このチャンネルを使用しない場合EMセンサ:このチャンネルをEMセンサで使用する場合ICP振動計:このチャンネルをICP振動加速度計で使用する場合その他:このチャンネルをその他一般の電圧入力で使用する場合
AEセンサ等を選択肢に追加する方法は12. ユーザー設定及びその他の操作を御覧ください。
2. 振動加速度計感度設定
使用センサ設定でICP振動計を選択した場合のみ表示されます。フィールドをタップすることで入力用キーボードが表示されるので、使用する振動加速度計の感度をmV / (m/s2) で設定してください。
3. アンプ倍率設定
アンプの倍率の設定を×1、×10、×100、×1000 から選択して下さい。
4. Low-pass Filter設定
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Through : 全ての周波数帯域を計測します。1kHz : 0 - 1kHzの周波数帯域を計測します。5kHz : 0 - 5kHzの周波数帯域を計測します。10kHz : 0 - 10kHzの周波数帯域を計測します。
5. 測定箇所設定
WSPログイン時のみ、データに測定箇所を設定することが出来ます。測定箇所はWSPから読み込んだ設備一覧から選択します。WSPとの連携について詳しくは9.WSP連携を御覧下さい。
タグの設定
タグ設定ボタン(H)をタップすると、Recモード時に保存されるデータに付与するタグを編集することが出来ます。測定データに対する簡易的なメモとして使用して下さい。
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6. 計測の開始計測はまずRT(リアルタイムモード)で信号を取得し、設定に問題がないことを確認した後、REC(保存)モードで信号を記録します。特にICP振動加速度計を使用する場合、測定開始からDC成分が安定するまでに10数秒かかる場合があることから、RT(リアルタイムモード)で信号が安定するのを確認した後、REC(保存)モードで信号を記録することをお勧めします。
RT(リアルタイム)モードの場合
Startボタン(D)を押します。受信準備完了後、信号ビューに1秒おきに信号が表示されます。停止する場合はSTOPボタン(D)を押します。
REC(保存)モードの場合
Startボタン(D)を押します。測定およびデータ転送終了後、信号が表示されデータがアプリケーション内に保存されます。保存されたデータの取り扱いについては10. 測定データの管理を御覧下さい。
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7. 信号ビューの操作
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信号ツールバー
信号ビュー下部の信号ツールバーにより信号表示状態を変更します。
常に操作可能FFTボタン:周波数スペクトルの表示Fitボタン:信号全体を表示
スペクトル表示時のみLogボタン:対数表示の切替dBボタン:デシベル表示の切替
時間波形表示時のみRMSボタン:直流成分を除いた信号RMS(実効値)の表示
リアルタイム測定中のみACボタン: ACカップリング(直流成分をカットして表示)Autoscaleボタン:信号の大きさに合わせて表示範囲を変化
ジェスチャーによる操作
測定終了後、信号ビューに対してジェスチャーにより各種操作を行うことが出来ます。
スクロール:1本指ドラッグ拡大・縮小:2本指によるピンチイン・ピンチアウト範囲拡大:1本指長押し後ドラッグ
信号ビューを1本指で長押しすると範囲拡大用カーソルが表示されるので、そのままドラッグすることで指定範囲の信号が拡大表示されます。
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数値読み取り:1本指タップ後ドラッグ
信号ビューを1本指タップをすることで数値読み取り用カーソルが表示されます。カーソルをドラッグすることで任意箇所の信号数値を表示させることが出来ます。
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8. 計測の終了接続状態でConnectボタン(B)をタップするとRISとの接続が解除されます。
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9. WSP連携WSPは測定データの管理、分析を行うためのクラウドサービスです。WSPアカウントをお持ちの場合、設備機器リストの読み込みや測定データのアップロードが可能です。
WSPへのアップロードやWSPからの設備機器リストの読み込み、初回ログインを行うにはAndroid端末がインターネットに接続可能である必要があります。
WSP連携手順
1. メイン画面のSettingボタン(J)をタップし、設定画面へ移動しWSPタブを開きます。A. ログイン・ログアウトボタンB. 設備一覧同期ボタンC. グループセレクターD. 設備一覧
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2. ログインボタン(A)をタップし、取得済みID及びパスワードによりWSPにログインします。
3. 設備一覧同期ボタン(C)をタップし、WSPで設定した設備一覧を読み込みます。4. グループセレクター(B)をタップし、WSPで設定したグループから対象グループを選択します。
WSPではグループごとに設備機器や測定データが管理されています。
5. 選択したグループに属する設備一覧が設備一覧(D)に表示されます。6. 以上の操作により、測定データに対する測定箇所の設定及びWSPへのアップロードが可能になりました。
測定データに対する測定箇所の設定は、ここで表示された設備一覧の中から選択することが出来ます。
7. メイン画面に戻るには戻るボタンをタップして下さい。(戻るボタンの表示位置は端末によって異なりますが、通常画面下部に表示されています。)
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10. 測定データの管理Recモードで保存したデータを管理するにはメイン画面のRecord一覧ボタン(I)をタップしてレコード一覧画面に移動します。
1. レコード一覧2. 信号分析ボタン3. 情報編集ボタン4. CSV出力ボタン
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5. WSPアップロードボタン
6. レコード削除ボタン
7. メニューボタン
Android端末の画面が7インチより小さい場合、2 - 6のボタンが表示されないためメニューボタンから各操作を行います。(メニューボタンの表示位置は端末により異なります。)
8. レコードの全選択、選択解除ボタン
9. フィルタボタン10. 表示内容切替ボタン
レコード一覧画面の詳細
1. レコード一覧
Recモードで保存したレコードの一覧が表示されます。WSPログオフ時には測定箇所未設定のデータのみ、ログイン時には測定箇所未設定のデータ及び現在のターゲットグループに紐づく測定箇所が設定されたデータのみ表示されます。
2. 信号分析ボタン
選択したレコードの信号分析を行います。一度に8レコードまで分析可能です。詳細は11.信号分析をご覧下さい。
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3. 情報編集ボタン
選択した複数レコードの情報を一括で編集するためのダイアログが現れます。以下の項目が編集可能です。
レコードタグ:レコードに対するメモ回転速度(rpm):機器の回転速度測定箇所(WSPログイン時のみ):WSPで定義した測定箇所。設定可能な測定箇所は、現在のターゲットグループに属する測定箇所(設備機器)に限ります。ターゲットグループの変更はWSP設定画面から行って下さい。詳細は 9. WSP連携を御覧下さい。
4. CSV出力ボタン
選択したレコードをCSVに出力します。ファイルは標準ストレージ最上階層のRISフォルダ内に保存され、MicroSDやUSB接続を介してPCに移動可能です。Android端末とPCとの接続方法の詳細はAndroid端末説明書をご覧下さい。
5. WSPアップロードボタン
選択したレコードをWSPにアップロードします。WSPにログインしており、測定箇所が設定されているレコードのみアップロード可能です。
6. レコード削除ボタン
選択したレコードを一括削除します。
7. メニューボタン
2 - 6 の操作はメニューボタンからも操作可能です。ご使用のAndroid端末画面が7インチより小さい場合、2 ~ 6のボタンは表示されないため、メニューボタンから各操作を行います。
8. レコードの全選択、選択解除ボタン
表示されているレコードの全選択、全選択解除を行います。
9. フィルタボタン
様々な条件に合致するレコードのみを表示します。詳細はレコードの絞り込みを御覧下さい。
10. 表示内容切替ボタン
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タップするごとに右端に表示する項目を切り替えます。ボタン長押しで一覧から選択することも出来ます。
RMS : 信号のRMS値を表示します。(ここではDC成分を除いた値となっています。)RPM : 測定機器の回転速度を表示します。回転計を使用している場合、測定時に自動で記録されます。詳細はレコードの絞り込みをご覧下さい。MEAN : 信号の平均値を表示します。EFP : 軸受異常指標値であるEFPを表示します。(信号分析画面で計算した場合のみ値が保持されています。)EDP : 低速軸受異常指標値であるEDPを表示します。(信号分析画面で計算した場合のみ値が保持されています。)CF : クレストファクタを表示します。(信号分析画面で計算した場合のみ値が保持されています。)WSP : WSPへデータをアップロードしたかどうかを表示します。(WSPで該当データを削除した場合でも、1度アップロードした履歴があればアップロード済となります。)CSV : CSVへ出力したかどうかを表示します。(該当CSVファイルを削除した場合でも、1度CSV出力した履歴があれば出力済となります。)
レコードの絞り込み
フィルタボタン(10)を押すとフィルタ設定ダイアログが開きます。
1. 全グループ表示切替:通常レコード一覧には測定箇所未設定レコード及び現在のターゲットグループに属する測定箇所に割り当てられたレコードのみが表示されますが、このボタンをチェックすることで全てのレコードを表示することが出来ます。*WSP連携を使用していない場合、本項目に意味はありません。
2. リセットボタン:設定した条件をリセットします。3. フィルタリング設定:絞り込むための各種条件を設定します。
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メイン画面に戻るには戻るボタンをタップして下さい。
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11. 信号分析アドバンスドモードが有効になっている場合、保存されたレコードに対し詳細な分析うことが出来ます。アドバンスドモードの有効化方法は12. ユーザー設定及びその他の操作を御覧ください。
レコード一覧画面で分析対象レコードを選択し(最大8レコードまで選択可能)信号分析ボタンタップまたはメニューボタンから信号分析を選択してAnalyzer画面に移動します。(レコード一覧画面に戻るには戻るボタンをタップして下さい。)
1. 表示中の信号種類2. 信号ビュー3. 信号ツールバー4. 表示中レコード一覧:左端の色が信号ビューの表示色に対応します。信号が多い場合上下にスクロール可能です。
5. 信号処理条件設定ボタン6. 信号処理条件表示領域7. 信号処理実行ボタン
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8. リセットボタン:表示データを信号処理実行前の状態に戻します。
9. Saveボタン:信号処理結果をCSVファイルに出力します。
信号分析手順
1. 信号処理条件設定ボタン(5)をタップして信号処理条件設定ダイアログを表示します。1. 信号処理タイプ設定2. 1で設定したタイプに応じた詳細条件設定3. 信号処理内容の説明4. セットボタン
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2. 信号処理タイプ設定ボタン(1)から自己相関係数、エンベロープ、バンドパスフィルタ等の信号処理タイプを選択します。各信号処理の詳細は信号処理一覧を御覧下さい。
3. 信号処理タイプに応じた条件設定を行います。
バンドパスの場合、ラジオボタンでスケールを指定し、スライダーで詳細な範囲を設定します。ここで設定された範囲の周波数成分のみを残す処理となります。
4. Setボタン(4)を押して信号処理条件を確定します。確定した信号処理条件は信号処理条件表示領域(6)に表示されます。
5. 信号処理実行ボタン(7)を押して信号処理を実行します。パラメータを計算するタイプの信号処理の場合、計算されたパラメータの値がレコード一覧(4)内に表示されます。信号を加工するタイプの計算結果の場合、加工後の信号が信号ビュー (2)に表示されます。
※ スペクトル表示は信号ツールバーから行います。例えばベアリングの診断でよく用いられるenvelope-FFTを表示したい場合、信号処理タイプenvelopeで信号処理を実行した後、信号ツールバーのFFTをタップしスペクトルを表示します。
※ 信号処理は重ねがけされません。信号処理結果が表示された状態で新たな信号処理を行った場合、表示されていた信号処理結果に対してではなく、常にオリジナルの生データに対して信号処理が実行されます。
6. Saveボタン(9)をタップして信号処理実行結果をCSVファイルに出力します。CSVファイルの生成場所、PCへの移動等についてはレコード一覧からのCSV出力と同様です。
出力されるのは信号ビューに表示されている信号です。信号ビューに周波数スペクトルが表示されている場合、周波数スペクトルがCSVに出力されます。生データの周波数スペクトルを出力したい場合、信号処理を行わず単に信号ツールボタンからFFT表示をONにしてSaveボタン(9)を押します。
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信号処理一覧
パラメータを計算するタイプ
EDP
EMセンサによる低速軸受の損傷指標を0~100で表します。軸受の傷周波数を入力する必要があります。結果はレコードに保持されます。
EFP
軸受異常指標の独自パラメータであるEFPを計算します。結果は1以上の正の値で表され、100を越えると損傷の可能性が高いと言えます。結果はレコードに保持されます。
クレストファクタ
最大値と実効値の比であるクレストファクタを計算します。結果はレコードに保持されます。
信号を加工してグラフエリアに表示するタイプ(結果の信号はCSVとして出力可能)
バンドパスフィルタ
指定した周波数帯のみを残すフィルタリング処理を行います。結果は信号ビューに表示されます。
エンベロープ
バンドパスフィルタを施した後、信号の包絡線処理を行います。結果は信号ビューに表示されます。
自己相関
バンドパスフィルタを施した後、自己相関係数を計算します。結果は信号ビューに表示されます。
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12. ユーザー設定及びその他の操作メイン画面のSettingsボタン(J)をタップし、ユーザー設定タブに移動します。
1. バージョン情報
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アプリケーションのバージョンが表示されます。
2. アドバンスドモード設定
スイッチをタップしてアドバンスドモードを有効化します。有効化にはライセンスコードが必要です。
3. 追加センサ設定
タップすると追加センサ設定ダイアログが開きます。
アドバンスドモード設定
アドバンスドモードを有効化することで高度な信号分析が可能になります。スイッチをタップし、正しいライセンスコードを入力するとアドバンスドモードが有効化されます。ライセンスコードの入手についてはRIS販売代理店へお問い合せ下さい。
追加センサ設定
デフォルトのセンサに加え、ここで選択したセンサが測定時に選択可能となります。追加センサの種類は以下の通りです。回転計はアドバンスドモード時のみ選択可能です。
AE(env):AEセンサ(24/7 Ultraspan)単位 dBAE(dist):AEセンサ(MHC-DS1のdistress出力)単位 distressAE(dB) :AEセンサ(MHC-DS1のdB出力)単位 dB回転計 :ONOSOKKIオプティカルセンサLG-930推奨(反射光入射時5V程度、それ以外で0V程度を出力するような回転計であれば使用可能)単位rpm
AEセンサまたは回転計には別途電源を供給する必要があります。電源供給対応版のRISハードウェアの場合、側面にソケットが追加されており、そこからセンサへ電源を供給することが可能です。詳しくは販売元にお問い合わせ下さい。
AEセンサの使用について
上記の対応センサを使用した場合、入力信号が対応物理量(dB、またはdistress)に変換され表
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示、記録されます。
回転計の使用について
センサ種類で回転計を選択し測定すると、グラフ表示エリアにRPMが表示されます。回転計の信号はその他の信号同様レコードとして記録され、RPMが付加情報として記録されます。2チャンネル同時収録時、一方のチャンネルが回転計だった場合、他方の信号にもRPMの値が付加情報として記録されます。記録したRPMはレコード一覧画面で確認可能です。RPMの値はレコード一覧の情報編集から修正することが可能です。RPMの値はCSV出力時ヘッダー部分に記載されます。RT(リアルタイム)モードでもRPMは表示されますが、60rpmを下回る低速の場合、正確に測定できない場合があります。REC(レコード)モードであれば60rpmを下回る低速でも正確に計算されます。(ただし回転が2回以上含まれるような収録時間に設定する必要があります。)
データベースの書き出しと読み込み
測定により記録されたレコードはアプリケーション内のデータベースに保存されています。「データベースの書き出し」を行うことで記録された全てのレコードを1つのファイルとして出力します。出力されたファイルはAndroidユーザーディレクトリの「RIS」フォルダ直下に保存され、PCへ移動させることも出来ます。(AndroidからPCへのデータの移動方法はAndroid端末のマニュアルを御覧下さい。)書き出したデータベースファイルを読み込むことで書き出した時点のデータを復元出来るため、本機能により一括してレコードのバックアップをとることが可能です。
データベースの書き出し・読み込みのメニューを表示するにはユーザー設定タブを開いた状態で、メニューボタンをタップします。(メニューボタンの表示位置は端末により異なり、ハードキーの場合もあります。)
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データベースの書き出し
メニューボタンから「データベースの書き出し」をタップし、全レコードデータを1ファイルとして「RIS」フォルダ直下に書き出します。ファイル名は「RIS_DB_書き出し時の時刻.db」となります
データベースの読み込み
メニューボタンから「データベースの読み込み」をタップするとファイル選択ダイアログが開きます。「RIS」フォルダ内のデータベースファイルのうちから任意のファイルを選択して下さい。
※データベースの読み込みによりアプリケーションが保持していたレコードは全て上書きされますのでご注意下さい。(データの追加ではなく過去の状態の復元です)
※読み込むデータベースファイルの選択は「RIS」フォルダ内からのみ可能です。別の場所にあるデータベースファイルを読み込みたい場合、Androidのファイル管理ソフトやPCからの操作により、目的のファイルを「RIS」フォルダへ移動した後、読み込みを実行して下さい。
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