準備状況チェックの実行
準備状況チェックにより、Firepowerをアップグレードするためのアプライアンスの準備状況を評価できます。このチェックにより、データベース整合性、バージョン不一致、デバイス登
録などの問題を識別できます。バージョン 6.1以降では、準備状況チェックがアップグレードパッケージに含まれています。
•準備状況チェックのガイドラインと制限事項(1ページ)•準備状況チェックの実行(2ページ)
準備状況チェックのガイドラインと制限事項これらのガイドラインと制限事項は Firepowerの準備状況チェックに適用されます。
Firepowerソフトウェアの準備状況のみを評価します。
この準備状況チェックは、Firepowerソフトウェアの準備状況についてのみです。侵入ルール、VDB、または GeoDBの更新に関する準備状況を評価するものではありません。
バージョン 6.1+が必要です。
準備状況チェックはバージョン 6.1で導入されました。現状は、次のとおりです。
•バージョン 6.1へのアップグレード:準備状況チェックを実行する前に、バージョン 6.1のプレインストールパッケージをインストールします。
•それ以降のバージョンへのアップグレード(バージョン 6.1のパッチを含む):準備状況チェックは組み込まれています。
FMCとスタンドアロンデバイスのみ
Firepower Management Centerを使用して、それ自体とそのスタンドアロンの管理対象デバイスのみの準備状況チェックを実行できます。
準備状況チェックの実行
1
クラスタ化されたデバイス、スタック構成のデバイス、およびハイアベイラビリティペアのデ
バイスについては、Linuxシェル(エクスパートモードとも呼ばれます)から準備状況チェックを実行してください。チェックを実行するには、最初にアップグレードパッケージを各デバ
イスの正しい場所にプッシュまたはコピーしてから、コマンドsudo install_update.pl --detach
--readiness-check /var/sf/updates/upgrade_package_nameを使用します。詳細な手順について
は、Cisco TACにお問い合わせください。
(注)
必要な時間
準備状況チェックの実行に必要な時間は、アプライアンスのモデルとデータベースのサイズに
よって異なります。大規模な環境は準備状況チェックの実行に適していないことがあります。
開始する前に、デバイスにアップグレードパッケージをプッシュすることによって、デバイス
の準備状況チェックの実行にかかる時間を短縮できます。バージョン 6.2.3+を実行する FMCが必要です。
ヒント
チェック時/チェックに失敗した場合
準備状況チェックを行っているアプライアンスを手動で再起動またはシャットダウンしないで
ください。アプライアンスが準備状況チェックに失敗した場合は、問題を修正して、準備状況
チェックを再度実行してください。準備状況チェックの結果、解決できない問題が見つかった
場合は、アップグレードを開始しないでください。代わりに、Cisco TACにお問い合わせください。
準備状況チェックの実行FMCとそのスタンドアロンの管理対象デバイスの準備状況チェックを実行するには、次の手順を使用します。
始める前に
•準備状況を確認するアプライアンスのアップグレードパッケージを FMCにアップロードします。準備状況チェックは、アップグレードパッケージに含まれます。
•(オプション、バージョン 6.2.3+)管理対象デバイスにアップグレードパッケージをプッシュします。これにより、チェックの実行に必要な時間を短縮できます。
•構成を、構成が古い管理対象デバイスに展開します。そうしない場合、準備状況チェックは失敗することがあります。
ステップ 1 FMC Webインターフェイスで、[システム(System)] > [更新(Updates)]を選択します。
準備状況チェックの実行
2
準備状況チェックの実行
準備状況チェックの実行
ステップ 2 適切なアップグレードパッケージの横にある [インストール(Install)]アイコンをクリックします。
ステップ 3 [準備状況チェックを起動(Launch Readiness Check)]をクリックします。
ステップ 4 メッセージセンターで準備状況チェックの進行状況をモニタします。準備状況チェックが完了すると、[準備状況チェックのステータス(ReadinessCheckStatus)]ページに成功または失敗が表示されます。
準備状況チェックの実行
3
準備状況チェックの実行
準備状況チェックの実行
準備状況チェックの実行
4
準備状況チェックの実行
準備状況チェックの実行