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TX テクノロジー・ショーケース in つくば 2010

■ はじめに

私は紅茶やコーヒーなどが好きでよく飲む。以前、カフ

ェイン(C8H10N4O2)がそれらに共通して含まれていることを

知った。紅茶、コーヒーなどの種類の違いによってどのくら

いカフェインの量が違うのか、興味をもち、抽出、定量する

ことにした。

■ 活動内容

●実験方法 1. 500mlビーカーに湯を 300ml、炭酸ナトリウム

(Na2CO3)を3g入れ、加熱。 2. お茶、紅茶、コーヒーなどの試料、30gをはかりとる。

沸騰直前に火を止め、茶葉等をいれ静かに攪拌し、

10分間放置。時々、ガラス棒で静かに攪拌する。 3. ろ過をし、冷やす。 4. ろ過した液体50mlを、分液ロートにいれ、クロロホル

ム(CHCl3)を少量ずつ、10ml加える。 5. エマルション化を防ぐため、静かに上下に5回動か

す。(写真1) 6. クロロホルム層を300ml三角フラスコにとる。 7. 4~5を4回繰り返す。 8. クロロホルム抽出液に硫酸ナトリウム(Na2SO4)を薬

さじで1杯加え、20分間放置。 9. クロロホルム抽出液をろ過する。 10. ろ過した液体を、蒸発皿に移し、ろ紙と時計皿をの

せて加熱し、蒸発させる。 11. ろ紙の裏についたカフェインの結晶を回収、定量

する。 ●実験結果 紅茶、コーヒー、緑茶の3種類からカフェインと思われる

ものを抽出した。(写真2/コーヒーから抽出)しかし、定量

出来る十分な量のカフェインが抽出できなかったりするな

どしたため、定量にはいたらなかった。

■ 今後の予定

結果でも述べたように、カフェインの抽出のみであり、ま

だ定量にはいたっていない。理由として、方法4の際に、

取り出した分量が少なかったからではないか、と考えられ

る。今後は少量でもできる方法を再検討し、紅茶、コーヒ

ー、緑茶のカフェインを抽出・定量をしたいと思う。

化学

カフェインの抽出と定量

代表発表者 �� ������ ���� 所 属 茨城県立日立第一高等学校 二年次 問合せ先 〒317-0063 茨城県日立市若葉町 3-15-1 TEL: 0294-22-6488, FAX: 0294-21-4490 [email protected]

■ キーワード: (1) カフェイン (2) 抽出 (3) 定量

(写真 1) コーヒーで、 方法 5 を行った状態 上部は抽出液、 下部はクロロホルム層

(写真 2) カフェイン と思われるもの。 コーヒーから抽出。

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