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CORPORATE PROFILE

〒144-8510東京都大田区羽田旭町11-1電話 (03) 3743-6111 FAX (03) 5736-3100https://www.ebara.co.jp 01-003-J28

2018年9月(第28版)DN

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社会とお客様の期待を超える

製品とサービスを提供するために、

さらなる高みを目指した挑戦を続ける。

それが荏原グループの約束です。

約束THE EBARA STORY

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挑むのは、当たり前を支えるものづくり。

技術とものづくりTHE EBARA STORY

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世界最大級の排水ポンプ

口径4,200mm

「便利」や「快適」の土台には 荏原の製品と技術があります。

見えないところで、社会の快適や安心を創造しています。

より進歩した次の時代のために、私たちは挑戦を続けます。

蓄積された技術を活かして、地球環境問題にも取り組んでいます。

超高層ビルの最上階でも水が使えたり、大

きなビルや駅の中で気持ちよく過ごせたり。

当たり前と思われている快適さや便利さ、

安心を創っています。

ロケット用ポンプの開発技術を支援

し、その技術を産業用ポンプの開発

に応用したり、より高機能な半導体づ

くりを支援しています。時代と共に進

化する当たり前を支えるために、荏原

は常に挑戦を続けます。

水や空気、エネルギーに関わる技術を通して、

上下水道、産業設備などのインフラづくりに貢

献してきた荏原の技術は、省エネルギーや地

球温暖化の防止などへ広がっています。

新川河口排水機場/新潟県

神之池バイオマス発電所/茨城県栗子トンネル換気設備/東北中央自動車道

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地球の各地に課題が生まれる。そこが荏原の仕事場になる。

グローバル展開THE EBARA STORY

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世界シェアNo.1液化天然ガス向けカスタムポンプ

たとえば、砂漠の真ん中に水を送り続ける。荏原の技術が、地球レベルの課題解決に貢献しています。

国内外:57社荏原グループの主なネットワーク

グローバルな課題解決に向けて、荏原グループの仕事は拡大していきます。

現地に根付いた技術教育も支援しています。

世界の各地に住む人々が必要な技術や知識を身につけてこそ、未来に

わたる継続的な課題解決が可能です。私たちは、技術教育などを通じた

国際協力活動を目的に、1989年に畠山清二記念荏原基金を設立し、

タイやベトナム、カンボジアなど主に東南アジアの国々で技術セミナーを

開催。現地のニーズに合わせて人材の育成を通じた技術支援を続けて

います。

世界各地で、人が快適に暮らせる環境づくりを推進しています。

砂漠に囲まれたラスベガスへの送水設備や、中東の海水

淡水化プラントなど、私たちの技術や製品は世界のあちこ

ちで快適な環境づくりに役立っています。また、環境省な

どが支援する「二国間クレジット制度※」に採用され、アジ

ア各国でCO2排出量の削減に協力。事業を通じて世界

のさまざまな課題解決に取り組んでいます。

※ 日本からの技術提供により、パートナー国のCO2排出量を削減する制度

ラスベガス向け取水ポンプ マーライオン向け噴水システム

技術セミナー/カンボジア

アジア

39社北米

6社その他

4社中東

2社欧州

6社

*シェアは当社調べ

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期待や想像を超える、これからの荏原へ。

そして未来へTHE EBARA STORY

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世界シェア2位CMP 装置、ドライ真空ポンプ

AIやIoTの活用で、さらに進化した製品やサービスを。荏原は、未来への挑戦を続けます。

最先端技術の活用で、期待や想像を超える製品やサービスを目指します。

社会やお客様と共に、次の100年に挑戦します。

各事業では、AIによる生産プロセスの効率化やIoTを駆使した故障の予

知、スマートフォンによる給水ポンプの運転状況の確認、3Dスキャナーを

活用した機能改善の提案など、最先端技術を活用した新しい取り組みを始

めています。こうした試みが、これまで想像できなかったような、新しい製品や

サービスに活かされていきます。

私たちは、より進化・成長した企業への挑戦

を続けます。その成果を、さまざまなニーズを

実現する技術や製品として提供することで、

社会やお客様の進歩にも貢献していきま

す。世界へ、未来へ。荏原グループはお客

様と共に歩みます。

社会の進化を加速する、新しい技術・事業への挑戦。

高度情報化社会に欠かすことのできない半導体分野で、

世界シェア2位のCMP装置とドライ真空ポンプにより、半

導体の高機能化を加速する製造ラインの一翼を担ってい

ます。精密・電子事業は、情報というインフラを支える、荏原

の柱の一つです。

NFC通信機能搭載 給水ポンプユニット

3Dスキャナー活用の機能改善提案

*シェアは当社調べ

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確かな技術力を強みに成長を続け、熱い志をもって持続可能な社会の構築に貢献する。荏原は豊かなくらしを支える製品・サービスを世界中に広げていきます。

「熱と誠」を礎に、世界中の社会・産業インフラを支え続けます。

次の100年も、更なる高みを目指し、世界を舞台に愚直に挑戦を続けます。

荏原は、1912年にポンプメーカとして創業して以来、「熱と

誠」という変わらぬ志を礎に、水や空気、エネルギー、環境や

半導体分野に関わる製品とサービスの提供を通じて、世界

中の社会インフラ、産業インフラ、そして皆さまの豊かなくらし

を支え続けてきました。当社の強みは、お客さまや社会の課題

を解決するために必要な開発を成し遂げられる技術力と、そ

の製品を世界中で提供し、必要なサポートとサービスを提供

できることです。この強みを最大限活かし、これからも変わらぬ

姿勢で、皆さまの豊かなくらしを、より広い分野・地域で支え続

けていきます。

今、事業を取り巻く環境は世界中で目まぐるしく変化してい

ます。こうした中、これからの荏原グループのミッションは、「技

術で、熱く、世界を支える」ことです。全事業、業務領域でのビ

ジネス感度を高め、変化にスピード感をもって果断に取り組む

ことで、成長への飽くなき挑戦を続けます。そしてこれを「熱く」、

「誠実に」そして「粘り強く」、世界中で密度を上げ、広げていき

ます。また、性別、国籍などの違いにかかわらず、従業員一人ひ

とりが能力を最大限に発揮できる「競争し、挑戦する企業風

土」を確立し、世界トップクラスの産業機械メーカを目指します。

荏原グループは、これまでに培った技術、経験、知見、そし

て一人ひとりの人材を最大限活かし、次の100年も皆さま

に喜んで頂ける製品・サービスの提供を通じ、広く社会に貢

献する企業グループであり続けます。

MESSAGE FROM THE PRESIDENT

株式会社荏原製作所代表執行役社長

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水と空気と環境の分野で、優れた技術と最良のサービスを提供することにより、広く社会に貢献する。

すべての業務を高い倫理観に基づいて実行し、すべてのステークホルダーと良好な信頼関係を築き上げる。

熱と誠

荏原らしさ

企業理念

CSR方針

創業の精神

与えられた仕事をただこなすのではなく、自ら創意工夫する熱意で取り組み、誠心誠意これをやり遂げる心をもって仕事をすること。

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地下排水路 トンネル

ビル・マンション

遊園地・水族館

廃棄物処理施設

半導体工場

海水淡水化プラント

石油化学プラント

太陽電池LED工場

工場・大規模施設

LNGタンカー 発電所

社会・産業・暮らしの礎に、荏原。住まい、商業施設から、工場、農地、発電所まで。

街のさまざまなシーンで、荏原グループの技術と製品が活躍しています。

社会や暮らしの基礎に関わる事業を通して、私たちは快適さと安心を創造します。

二相ステンレスポンプ

クライオポンプ

コンプレッサ ドライ真空ポンプ

海水を利活用する施設で水を運ぶ

LNG(液化天然ガス)を安全に移送する

石油・化学プラントでプロセスガスを圧送する

超微細加工や精密分析で必要なクリーンな真空をつくる

BUSINESS FIELDS

高圧ポンプCMP装置

発電所で高温・高圧水を供給する

半導体製造に不可欠なナノレベルの平坦化を実現する

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地下排水路 トンネル

ビル・マンション

遊園地・水族館

廃棄物処理施設

半導体工場

海水淡水化プラント

石油化学プラント

太陽電池LED工場

工場・大規模施設

LNGタンカー 発電所

荏原グループは、ポンプ、コンプレッサ、冷熱機械などを扱う風水力機械カンパニー、廃棄物処理施設の建設・運営を

行う環境事業カンパニー、主に半導体製造に関わる装置や機器を扱う精密・電子事業カンパニーという3つのカンパ

ニーのもとで事業を展開しています。

焼却炉 排水用ポンプ 送風機

ターボ冷凍機 給水ユニット 標準ポンプ

工場プロセスや空調に最適な冷水をつくる

生活空間へ安定的に水を届ける

洪水等の水害から都市を守る

ごみを焼却し、エネルギーを地元に還元する

遊園地・水族館で水空間を演出する

トンネル内を換気する

ポンプ事業 P.14 環境プラント事業 P.17

冷熱事業 P.16 P.18精密・電子事業

風水力機械カンパニー 環境事業カンパニー

精密・電子事業カンパニーコンプレッサ・タービン事業 P.15

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風水力機械カンパニー 風水力機械カンパニー

ポンプ事業蓄積した技術と最適運転により、世界の水とエネルギーの安定供給を支えます。

BUSINESS FIELDS

主な製品● 大型ポンプ● 高圧ポンプ● APIポンプ● クライオポンプ● 標準ポンプ● 送風機

サービス&サポート● 点検・修理● スペアパーツの供給● 改造提案(長寿命化・省   エネルギー化・機能強化等)● 遠隔監視サービス

上下水道施設、河川排水・農業揚水設備、海水淡水化施設等では、高効率で長期間安定的に運転するポンプが不可欠です。これらのポンプを世界各地の社会インフラに供給しています。

標準ポンプ生活を支える水の給排水、工場で使用する各種液体の移送など、多様なニーズに応えるポンプを幅広く提供。ポンプを通して快適な住環境づくりと産業の発展を支えています。

上下水道や海水淡水化などの水関連施設、オイ

ル&ガス施設や発電所などのエネルギー関連施

設、ビル・マンション、各種産業プラントなどに、高

効率で信頼性の高いポンプを提供。そして、地球

環境の保全につながる省エネルギー製品を開発・

供給しています。緻密なサポートにより多様なニー

ズに対応し、製品の長寿命化と設備の最適運転

を実現しています。大型ポンプ

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風水力機械カンパニー 風水力機械カンパニー

主な製品 サービス&サポート● プラントの現地診断● スペアパーツの供給● 修理● フィールドサービス● 改造提案

コンプレッサ・タービン事業世界のエネルギー・石油精製プラントの心臓部を提供しています。

● 遠心コンプレッサ● 軸流コンプレッサ● 蒸気タービン● ガスエキスパンダ

遠心コンプレッサ原油、天然ガスなどから発生するガスを圧縮する、製油所や石油化学プラントの心臓部です。お客様のニーズや各プロセスに対応する幅広いラインナップを用意しています。

蒸気タービン高温高圧の蒸気を回転エネルギーに変換し、コンプレッサや発電機を駆動します。プロセスの最適化による生産性の向上が可能です。

LNG・LPG燃料の精製や石油化学品の製造に

欠かせないコンプレッサ・タービンを、エリオットブラ

ンドとして展開。高度な品質と信頼性を生み出す

精緻な技術と、きめ細かなテクニカルサポートをグ

ローバルにお届けしています。プロセス変更など

の要請に最短時間で対応し、コスト削減とプラン

トの長寿命化を図るベストパートナーを目指します。

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風水力機械カンパニー 環境事業カンパニー

主な製品

BUSINESS FIELDS

冷熱事業空調・熱源システムを最適化し、省エネルギー・CO2削減を進めます。

● ターボ冷凍機● 吸収冷凍機● スクリューモジュラーチラー● 角形/丸形冷却塔

サービス&サポート● 保守・点検・整備● 機器のオーバーホール● 故障の予知● 遠隔監視サービス

製造工程における冷却用の冷水や大型施設の空調用冷水を高効率で供給します。地球温暖化係数の低い新冷媒を使用し、温暖化の抑制に配慮しています。

吸収冷温水機公共施設や工場に空調用冷水・温水を供給します。始動時間短縮機能を標準搭載し、運転時や始動時の省エネルギーを追求した環境配慮型機器です。

ビル・公共施設や工場の空調、製造工程におけ

る冷却用に欠かせない熱源機器をお届けしてい

ます。お客様に最適な熱源システムをご提案し、

製造・設置、メンテナンスまでの一貫体制で提供。

製品と一体化したきめ細かなサービスで、機器の

性能/機能を長期にわたって維持・管理し、冷熱

環境の最適化によるコスト削減や省エネルギー・

CO2削減を促進します。ノンフロンターボ冷凍機

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風水力機械カンパニー 環境事業カンパニー

環境プラント事業 主な製品 サービス&サポート● 運転維持・管理● 遠隔サポート● 新電力事業廃棄物処理から電力の“地産地消”まで。

環境プラントのトップリーダーを目指します。

● 廃棄物処理施設・装置● ごみ焼却発電施設● リサイクル施設● バイオマス発電施設

武蔵野クリーンセンター市街地にある廃棄物処理施設とは思えない外観で、周辺の広場とつながる開かれた施設です。隣接する市役所などにエネルギーを供給し、環境啓発活動も行っています。

遠隔サポートセンター廃棄物処理施設の運転状態をリアルタイムでチェックし、運転の技術支援や最適化支援を行います。

廃棄物処理施設の設計、建設、維持管理運営ま

で一貫体制で行っており、国内外に400を超える施

設を納入しています。また、現在約80施設の運転

管理を行っており、遠隔サポートサービスを活用した

安全で安定した施設運営も提供しています。さらに、

ごみ焼却により発電した電力を周辺の公共施設等

に還元する、電力の地産地消を行っています。

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精密・電子事業カンパニー

BUSINESS FIELDS

精密・電子事業半導体製造技術の高度な要求と、変革の速度に的確に対応します。

主な製品● CMP装置● めっき装置● ベベル研磨装置● ドライ真空ポンプ● ターボ分子ポンプ● 排ガス処理装置

CMP装置半導体ウェーハの表面を砥液で研磨し、ナノメートルレベルの平坦化を可能にします。高性能化する半導体回路の積み重ねに欠かせない設備です。

ドライ真空ポンプ半導体を製造するプロセス装置に付帯される機器の一つで、半導体の成膜やプラズマ加工に必要な清浄度の高い真空を形成します。

パソコンやスマートフォン、クラウドなどの基盤として

欠かせない半導体。その高機能化につながる微細

化に求められる、ナノメートル単位の精緻加工を実

現。半導体製造の高い要求水準に応えつつ、日

進月歩の技術革新にも対応し、半導体の進化を

加速させています。また、先進技術を活用したより

良いサービス&サポートの提供を目指し、提案を強

化しています。

● 保守・点検● スペアパーツの供給● 装置のアップグレード提案● 機器のオーバーホール

サービス&サポート

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コーポレートの研究体制

新規事業の創造へ

荏原グループ 事業部門

ポンプ事業

製品開発

コンプレッサ・タービン事業

製品開発

冷熱事業

製品開発

環境プラント事業

製品開発

精密・電子事業

製品開発

共同開発

社外

企業

大学

研究機関 既存事業 領域研究(製品&サービス開発)基礎技術研究 新規事業 領域研究

(新技術開発)

自前研究

共同研究

研究者研究成果

EIX(Jump)(Ebara Innovation for ‘X’)新技術の応用や新規事業を創造する研究開発の仕組み。

EOL(Step)(Ebara Open Laboratory)研究テーマなどがオープンになっているコーポレートの研究組織。

EOS (Ebara Open for Supplier)

研究開発の試作を中小企業の得意技術でサポートする外部連携の仕組み。

EHU (Ebara Hi-tech University)

研究開発に必要な知識や先端技術情報をタイムリーに提供する教育プログラム。

EOI(Hop)(Ebara Open Innovation)研究者の育成と高度な研究活動を外部機関と共同で実施する独自の形態。

共同研究

R&D

社内外に開かれた研究組織が、事業を通した社会課題の解決を支えます。

グループの知的財産の最大活用を図る、「戦略的知的財産活動」を推進しています。

製品開発は各事業部門が、基盤開発は社内に開かれた研究組織であるEOLが担います。各事業部門の技術者はEOLに参加し、

研究開発活動の成果を応用します。研究開発の体制は、EOIからEOL、EIXと進化を続け、EOSやEHUなどの研究をサポートする

仕組みが研究開発活動を加速します。

グローバルな事業展開に即した知的財産の戦略的権利化PLS活動※や重要特許の延命化活動などの戦略的権利化を

通して、数から質、さらに戦える知的財産への進化を推進してい

ます。事業部門と密に連携し、各事業の展開に必要な権利化

をグローバルに行っています。

※ PLS (Pre-Litigation Strategy)活動: 訴訟に備えて特許を保有する活動

グローバルな知的財産リスク管理体制の構築海外子会社を含めたグループ全体の知的財産リスク最小化を

図る体制の構築を推進しています。

グループ保有ブランドの価値向上と保護技術ブランディング活動による企業価値向上、商標の適正管理

によるブランド保護を推進しています。

次の時代を創造する研究開発・知的財産

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CSR

ESGと社会貢献活動社会と共に持続的に成長するために、ESG※課題に取り組んでいます。

創業以来、事業活動を通じて社会的課題の解決に取り組むことで成長を続けています。

また、国連グローバル・コンパクトに署名し、人権・労働・環境・腐敗防止に関する活動を実践しています。

※ ESG: Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス)の頭文字。  企業が長期的に成長するために必要とされる視点

ESGに関して荏原が優先的に取り組む8つの重要課題と、その解決に向けた6つの対応方針を設定しています。

水の安定的な供給や、さまざまな社会・産業インフラを提供する事業を通じて、 SDGsの達成に貢献します。

ESG重要課題と対応方針

SDGs(持続可能な開発目標)への貢献

エネルギー・資源の使用を最小化する製品・サービスを提供します

サービス&サポート事業を拡充し、製品の寿命の最大化と故障による製品の停止時間を最小化します

荏原の事業活動において使用するエネルギー・資源量を最小化します

サプライチェーンに対しての社会的責任を果たしつつ、顧客に対し製品のライフサイクル全体で責任ある対応を行っていきます

取締役会を頂点とするガバナンス体制の継続的な改善を図ると共に、コンプライアンスの徹底とリスクマネジメントの高度化を図っていきます

従業員のダイバーシティを高めると共に、従業員の能力を最大限に発揮できる環境整備を進め、必要な能力開発機会を提供していきます

1

2

3

4

5

6

重要課題への6つの対応方針

水・空気・環境分野でのイノベーション

(E・S)

社会インフラの整備(E・S)

地球環境への配慮(E)

ガバナンスの継続的な改善

(G)

確かな品質・顧客への責任ある対応

(S)

サプライチェーンに対しての責任ある対応

(E・S)

人材の確保・育成と価値最大化

(S)

リスクマネジメント(G)

ESG重要課題

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地域の課題を解決し、より良い社会づくりを目指す社会貢献活動を推進しています。

畠山清二記念荏原基金

地域との交流 事業所納涼祭

国際ボランティア活動 スポーツの振興

被災地支援活動

全国少年少女チャレンジ創造コンテストに協賛

高校生科学技術チャレンジJSECに協賛 ミライリケジョ共催

Rikejoマガジン50号掲載

インターンシップ、工場見学・企業見学

水と空気と環境の分野で広く社会に貢献することを企業理念に定め、「技術支援」と「教育支援」を基軸に、

事業や技術を活かした荏原らしい社会貢献活動を3つのテーマで展開しています。

事業活動を活かす技術支援

人材を育てる教育支援

ニーズに応える地域・社会との共生

事業で培った技術や経験を地域社会で役立てるため、1989年より東南アジアを中心に技術セミナーを実施。また、各国の大学に教育用ポンプを寄贈しています。

地域との交流を大切に、各事業所の納涼祭では、関係者の他に地域の皆様にもご参加いただいています。

従業員が主体となり、家庭でも行える社会貢献活動として、「アジアの子どもたちに絵本を届ける運動」に参加・支援しています。

女子バスケットボールクラブチーム「東京羽田ヴィッキーズ」は、バスケットボールクリニックなどを行って地域社会と共生しています。荏原はメインスポンサーとしてその活動に賛同し、応援しています。

東日本大震災被災地の情報発信・産業支援を目的に、岩手県・宮城県・福島県の特産品を販売する「復興支援マルシェ」を社員食堂で開催。継続的な復興支援を続けています。

将来の科学技術を担う人材を育成する公益社団法人発明協会に賛同し、同協会の主催する全国少年少女チャレンジ創造コンテストに特別協賛しています。

JSECは、全国の高校生と高等専門学校生を対象とした、科学技術の自由研究コンテストです。荏原はJSECに協賛し、優れた研究作品に荏原製作所賞を授与しています。

理工系分野における女性の活躍支援の一環として、女子中高生を対象に「ミライリケジョ♡~モノづくりカフェ~」を共催しています。

荏原の事業を理解していただくため、小学生から一般の方々まで幅広く工場見学・企業見学やインターンシップを受け入れています。

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Page 22: CORPORATE PROFILE · 2020-06-26 · CORPORATE PROFILE 〒144-8510 東京都大田区羽田旭町11-1 電話 (03) 3743-6111 FAX (03) 5736-3100 01-003-J28 2018年9月(第28版)DN

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さらなる発展へ

HISTORY

100年を超える、挑戦と創造の歩み。1912年、創業者・畠山一清は、世界的に評価された井口在屋博士の渦巻きポンプの理論に基づいた優れた製品を社会に

広めるため、ゐのくち式機械事務所を創業。1920年に、社名を変更し荏原製作所を設立しました。

以来、荏原グループは、未来へ、世界へ向けた挑戦と創造を続けています。

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● 1912 ゐのくち式機械事務所 創業● 1915 東京市浅草田町ポンプ場向け 記録的大型ポンプ受注

● 1920 株式会社 荏原製作所 設立● 1921 送風機(遠心ブロワ)1号機を製作● 1924 軸流ポンプの国産1号機製作● 1925 水道向けポンプの国産化に貢献

● 1930 ターボ冷凍機の 国産1号機製作● 1931 国産初の水道急速 ろ過装置完成

● 1975 袖ヶ浦工場を新設 コンプレッサ・タービン事業 の拡大を図る

● 1978 都市ごみ用流動床焼却炉 1号機を納入

● 1979 サウジアラビア・ アルジュベールに 海水淡水化プラント用 ポンプを納入

● 1985 半導体業界向け新規プロジェクト開始 精密・電子事業スタート

● 1986 ルーツ型ドライ真空ポンプ1号機を納入

● 1989 内部循環流動床ボイラ(ICFB)1号機を納入

● 1955 小型ポンプの標準化・量産化 による標準ポンプ事業スタート

● 1961 廃棄物処理事業に参入 ストーカ式ごみ焼却炉1号機を納入

● 1965 藤沢工場を新設 国内初の標準ポンプの量産体制を 確立

完成当時の藤沢工場

サウジアラビア向け海水淡水化ポンプ

軸流ポンプ(口径400mm)

水道向けポンプ東京・浅草田町ポンプ場

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ターボ冷凍機

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グループネットワーク関係会社

[風水力機械カンパニー]株式会社荏原電産株式会社荏原風力機械荏原バイロン・ジャクソン株式会社株式会社イースクエア荏原冷熱システム株式会社エリオットグループホールディングス株式会社株式会社荏原エリオット荏原冷熱システム(中国)有限公司EBARA BOMBAS AMÉRICA DO SUL LTDA.

Ebara Vietnam Pump Company Limited

Ebara Pumps Europe S.p.A.

EBARA PUMPS IBERIA, S.A.

Sumoto S.r.l.

台湾荏原電産股份有限公司Ebara Pumps Philippines, Inc.

Ebara Engineering Singapore Pte. Ltd.

PT. Ebara Indonesia

Ebara(Thailand)Limited

荏原機械(中国)有限公司Ebara Pumps Malaysia Sdn. Bhd.

嘉利特荏原泵業有限公司Ebara Pumps Middle East FZE

Ebara International Corporation

Elliott Company

荏原機電(昆山)有限公司Ebara Densan(Taiwan)Samoa Mfg. Co., Ltd.

荏原機械淄博有限公司

Ebara Pompy Polska sp. z o.o.

Hood-EIC, LLC

EBARA Pumps RUS Limited Liability Company

EBARA PUMPS SOUTH AFRICA(PTY)LTD

EBARA PUMPS AMERICAS CORPORATION

Ebara Thermal Systems(Thailand)Co.,Ltd.

Ebara Pumps Australia Pty. Ltd.

荏原電産(青島)科技有限公司Ebara Fluid Machinery Korea Co., Ltd.

PT. Ebara Turbomachinery Services Indonesia

EBARA PUMPS SAUDI ARABIA LLC

Ebara Bombas Colombia S.A.S.

EBARA MACHINERY INDIA PRIVATE LIMITED

[環境事業カンパニー]荏原環境プラント株式会社中部リサイクル株式会社水 ing株式会社青島荏原環境設備有限公司

[精密・電子事業カンパニー]株式会社荏原フィールドテックEbara Precision Machinery Europe GmbH

Ebara Precision Machinery Korea Incorporated

台湾荏原精密股份有限公司上海荏原精密機械有限公司Ebara Technologies Incorporated

[コーポレート]株式会社荏原エージェンシー株式会社荏原湘南スポーツセンター荏原マイスター株式会社株式会社イー・シー・イー荏原アーネスト株式会社Ebara America Corporation

● 2010 富津工場を新設 羽田工場の機能を移転● 2012 創業100周年● 2014 新型CMP装置を発表● 2015 アメリカ・サンディエゴの海水淡水化プラント向けに 世界最大級の大型高圧ポンプを出荷● 2016 半導体産業用途向け新型ドライ真空ポンプ販売開始● 2017 アメリカ・ラスベガスに生活用水を送るポンプ場に出力 世界最大級の水中モータポンプを出荷● 2018 藤沢工場のドライ真空ポンプ出荷台数累計15万台達成

● 1990 バンプめっき装置1号機を納入● 1992 CMP装置1号機を納入

● 2008 藤沢工場の標準ポンプ 生産台数累計1500万台達成● 2009 世界最高クラスの 超高効率ターボ冷凍機を発売

ドライ真空ポンプ15万台達成ラスベガス向け水中モータポンプ

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ターボ冷凍機

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Page 24: CORPORATE PROFILE · 2020-06-26 · CORPORATE PROFILE 〒144-8510 東京都大田区羽田旭町11-1 電話 (03) 3743-6111 FAX (03) 5736-3100 01-003-J28 2018年9月(第28版)DN

CORPORATE PROFILE

〒144-8510東京都大田区羽田旭町11-1電話 (03) 3743-6111 FAX (03) 5736-3100https://www.ebara.co.jp 01-003-J29

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