cisco catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア …目次 はじめにix 表記法ix...

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Cisco Catalyst 9300 シリーズ スイッチ ハードウェア設置ガイド 初版:2017 06 20 最終更新:2017 11 03 シスコシステムズ合同会社 107-6227 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー http://www.cisco.com/jp お問い合わせ先:シスコ コンタクトセンター 0120-092-255 (フリーコール、携帯・PHS含む) 電話受付時間:平日 10:0012:0013:0017:00 http://www.cisco.com/jp/go/contactcenter/

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Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド初版:2017年 06月 20日

最終更新:2017年 11月 03日

シスコシステムズ合同会社〒107-6227 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワーhttp://www.cisco.com/jpお問い合わせ先:シスココンタクトセンター

0120-092-255 (フリーコール、携帯・PHS含む)電話受付時間:平日 10:00~12:00、13:00~17:00http://www.cisco.com/jp/go/contactcenter/

【注意】シスコ製品をご使用になる前に、安全上の注意( www.cisco.com/jp/go/safety_warning/ )をご確認ください。本書は、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきま

しては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容

については米国サイトのドキュメントを参照ください。また、契約等の記述については、弊社販

売パートナー、または、弊社担当者にご確認ください。

このマニュアルに記載されている仕様および製品に関する情報は、予告なしに変更されることがあります。このマニュアルに記載されている表現、情報、および推奨

事項は、すべて正確であると考えていますが、明示的であれ黙示的であれ、一切の保証の責任を負わないものとします。このマニュアルに記載されている製品の使用

は、すべてユーザ側の責任になります。

対象製品のソフトウェアライセンスおよび限定保証は、製品に添付された『Information Packet』に記載されています。添付されていない場合には、代理店にご連絡ください。

FCCクラス A準拠装置に関する記述:この装置はテスト済みであり、FCCルール Part 15に規定された仕様のクラス Aデジタル装置の制限に準拠していることが確認済みです。これらの制限は、商業環境で装置を使用したときに、干渉を防止する適切な保護を規定しています。この装置は、無線周波エネルギーを生成、使用、また

は放射する可能性があり、この装置のマニュアルに記載された指示に従って設置および使用しなかった場合、ラジオおよびテレビの受信障害が起こることがあります。

住宅地でこの装置を使用すると、干渉を引き起こす可能性があります。その場合には、ユーザ側の負担で干渉防止措置を講じる必要があります。

FCCクラス B準拠装置に関する記述:この装置はテスト済みであり、FCCルール Part 15に規定された仕様のクラス Bデジタル装置の制限に準拠していることが確認済みです。これらの制限は、住宅地で使用したときに、干渉を防止する適切な保護を規定しています。本機器は、無線周波数エネルギーを生成、使用、または放射す

る可能性があり、指示に従って設置および使用しなかった場合、無線通信障害を引き起こす場合があります。ただし、特定の設置条件において干渉が起きないことを

保証するものではありません。装置がラジオまたはテレビ受信に干渉する場合には、次の方法で干渉が起きないようにしてください。干渉しているかどうかは、装置

の電源のオン/オフによって判断できます。

• 受信アンテナの向きを変えるか、場所を移動します。

• 機器と受信機との距離を離します。

• 受信機と別の回路にあるコンセントに機器を接続します。

• 販売業者またはラジオやテレビに詳しい技術者に連絡します。

シスコでは、この製品の変更または改造を認めていません。変更または改造した場合には、FCC認定が無効になり、さらに製品を操作する権限を失うことになります

The Cisco implementation of TCP header compression is an adaptation of a program developed by the University of California, Berkeley (UCB) as part of UCB’s public domain versionof the UNIX operating system.All rights reserved.Copyright © 1981, Regents of the University of California.

ここに記載されている他のいかなる保証にもよらず、各社のすべてのマニュアルおよびソフトウェアは、障害も含めて「現状のまま」として提供されます。シスコお

よびこれら各社は、商品性の保証、特定目的への準拠の保証、および権利を侵害しないことに関する保証、あるいは取引過程、使用、取引慣行によって発生する保証

をはじめとする、明示されたまたは黙示された一切の保証の責任を負わないものとします。

いかなる場合においても、シスコおよびその供給者は、このマニュアルの使用または使用できないことによって発生する利益の損失やデータの損傷をはじめとする、

間接的、派生的、偶発的、あるいは特殊な損害について、あらゆる可能性がシスコまたはその供給者に知らされていても、それらに対する責任を一切負わないものと

します。

このマニュアルで使用している IPアドレスおよび電話番号は、実際のアドレスおよび電話番号を示すものではありません。マニュアル内の例、コマンド出力、ネットワークトポロジ図、およびその他の図は、説明のみを目的として使用されています。説明の中に実際のアドレスおよび電話番号が使用されていたとしても、それは意

図的なものではなく、偶然の一致によるものです。

Cisco and the Cisco logo are trademarks or registered trademarks of Cisco and/or its affiliates in the U.S. and other countries.To view a list of Cisco trademarks, go to this URL: http://www.cisco.com/go/trademarks.Third-party trademarks mentioned are the property of their respective owners.The use of the word partner does not imply a partnershiprelationship between Cisco and any other company.(1110R)

© 2017 Cisco Systems, Inc. All rights reserved.

目次

はじめに ix

表記法 ix

関連資料 xi

マニュアルの入手方法およびテクニカルサポート xi

製品概要 1

スイッチのモデル 2

前面パネルのコンポーネント 2

10/100/1000ポート 5

PoE、PoE+、および Cisco UPOEポート 5

マルチギガビットポート 5

管理ポート 6

USBタイプ Aポート 7

ネットワークモジュール 7

LED 9

USBコンソール LED 9

システム LED 9

アクティブ LED 10

STACK LED 10

PoE LED 11

XPS LED 12

S-PWR LED 12

ポート LEDとモード 13

ビーコン LED 16

ネットワークモジュールの LED 17

背面パネル 17

RJ-45コンソールポート LED 18

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイドiii

StackWiseポート 18

電源モジュール 18

ファンモジュール 21

StackPowerコネクタ 21

イーサネット管理ポート 22

RJ-45コンソールポート 22

ネットワーク構成 23

スイッチの設置 25

設置の準備 25

安全上の警告 25

インストールのガイドライン 27

梱包内容 28

工具および機器 30

スイッチ動作の確認 30

スイッチのデータスタックのプランニング 31

スイッチのスタック構成と電力のスタック構成のガイドライン 31

データスタックのケーブル接続方法 31

データスタックの帯域幅およびスタックの区分の例 32

スイッチスタックの電源投入シーケンス 33

StackPowerスタックのプランニング 35

StackPowerスタック構成にする場合の注意事項 35

StackPowerケーブルの接続方法 36

StackPowerの区分例 38

スイッチの設置 38

ラックへの設置 38

ラックマウントブラケットの取り付け 41

ラックへのスイッチの設置 42

卓上または棚へのスイッチの設置 42

After Switch Installation 43

StackWiseポートへの接続 43

StackPowerポートへの接続 45

スイッチへのネットワークモジュールの取り付け 45

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイドiv

目次

SFPモジュール、SFP+モジュール、および QSFP+モジュールの取り付けおよび取り外

し 45

装置とイーサネットポートの接続 46

10/100/1000ポートの接続 46

Auto-MDIX接続 46

PoE+ポートおよび Cisco UPOEポートの接続 47

ネットワークモジュールの取り付け 49

ネットワークモジュールの概要 49

スイッチへのネットワークモジュールの取り付け 50

安全上の警告 50

必要な工具類 51

ネットワークモジュールの取り付け 51

C9300-NM-4Gモジュール 54

C9300 NM-8Xモジュール 54

C9300-NM-2Qモジュール 55

C3850-NM-4-1Gモジュール 56

C3850-NM-4-10Gモジュール 56

C3850-NM-2-10Gモジュール 57

C3850-NM-8-10Gモジュール 58

C3850-NM-2-40Gモジュール 58

ネットワークモジュールの取り外し 60

SFPおよび SFP+モジュール 61

SFPおよび SFP+モジュールの取り付け 61

SFPおよび SFP+モジュールの取り外し 64

ネットワークモジュールのシリアル番号の確認 64

電源モジュールの取り付け 65

電源モジュールの概要 65

インストールのガイドライン 68

AC電源モジュールの取り付けまたは交換 70

電源モジュールのシリアル番号の確認 72

ファンモジュールの取り付け 73

ファンモジュールの概要 73

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイドv

目次

インストールのガイドライン 74

ファンモジュールの取り付け 74

ファンモジュールのシリアル番号の確認 75

スイッチの設定 77

Webユーザインターフェイスを使用したスイッチの設定 77

スイッチのセットアップ 77

ユーザアカウントの作成 77

セットアップオプションの選択 78

基本デバイスの設定値の設定 78

サイトプロファイルに基づいたデバイスの設定 78

スイッチ全体の設定 82

VLANの設定 82

STPの設定 82

DHCP、NTP、DNS、SNMPの設定 83

CLIを使用したスイッチの設定 83

コンソールポート経由での CLIのアクセス 83

RJ-45コンソールポートの接続 84

USBコンソールポートの接続 84

Cisco Microsoft Windows USBデバイスドライバのインストール 85

Cisco Microsoft Windows XP USBドライバのインストール 85

Cisco Microsoft Windows 2000 USBドライバのインストール 86

Cisco Microsoft Windows VistaおよびWindows 7 USBドライバのインストー

ル 86

Cisco Microsoft Windows USBドライバのアンインストール 87

Cisco Microsoft Windows XPおよび 2000 USBドライバのアンインストール 87

Setup.exeプログラムの使用 87

Add or Remove Programsユーティリティの使用 88

Cisco Microsoft Windows VistaおよびWindows 7 USBドライバのアンインス

トール 88

技術仕様 89

環境仕様および物理仕様 89

電源、スイッチ、およびファンの仕様 91

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイドvi

目次

コネクタおよびケーブルの仕様 95

コネクタの仕様 95

10/100/1000ポート(PoEを含む) 95

SFPモジュールのコネクタ 96

コンソールポート 97

ケーブルおよびアダプタ 97

StackWiseケーブル 97

SFPモジュールケーブル 98

ケーブルのピン割り当て 99

コンソールポートアダプタのピン割り当て 100

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイドvii

目次

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイドviii

目次

はじめに

• 表記法, ix ページ

• 関連資料, xi ページ

• マニュアルの入手方法およびテクニカルサポート, xi ページ

表記法このマニュアルでは、次の表記法を使用しています。

説明表記法

^記号と Ctrlは両方ともキーボードの Control(Ctrl)キーを表します。たとえば、^Dまたは Ctrl+Dというキーの組み合わせは、Ctrlキーを押しながらDキーを押すことを意味します(ここではキーを大文字で表記していますが、小文字で入力してもかまいません)。

^または Ctrl

コマンド、キーワード、およびユーザが入力するテキストは太字で記載

されます。

太字

文書のタイトル、新規用語、強調する用語、およびユーザが値を指定す

る引数は、イタリック体で示しています。

Italicフォント

システムが表示する端末セッションおよび情報は、courierフォントで

示しています。

courierフォント

ユーザが入力したテキストは、太字のcourierフォントで示しています。太字の courierフォン

角カッコの中の要素は、省略可能です。[x]

構文要素の後の省略記号(3つの連続する太字ではないピリオドでスペースを含まない)は、その要素を繰り返すことができることを示します。

...

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイドix

説明表記法

パイプと呼ばれる縦棒は、一連のキーワードまたは引数の選択肢である

ことを示します。

|

どれか 1つを選択できる省略可能なキーワードは、角カッコで囲み、縦棒で区切って示しています。

[x | y]

どれか 1つを選択しなければならない必須キーワードは、波カッコで囲み、縦棒で区切って示しています。

{x | y}

角カッコまたは波カッコが入れ子になっている箇所は、任意または必須

の要素内の任意または必須の選択肢であることを表します。角カッコ内

の波カッコと縦棒は、省略可能な要素内で選択すべき必須の要素を示し

ています。

[x {y | z}]

引用符を付けない一組の文字。stringの前後には引用符を使用しません。引用符を使用すると、その引用符も含めて stringとみなされます。

string

パスワードのように出力されない文字は、山カッコで囲んで示していま

す。

< >

システムプロンプトに対するデフォルトの応答は、角カッコで囲んで示

しています。

[ ]

コードの先頭に感嘆符(!)またはポンド記号(#)がある場合には、コメント行であることを示します。

!、#

読者への警告の表記法

このマニュアルでは、読者への警告に次の表記法を使用しています。

「注釈」です。役立つ情報やこのマニュアルに記載されていない参照資料を紹介しています。(注)

「問題解決に役立つ情報」です。ヒント

「要注意」の意味です。機器の損傷またはデータ損失を予防するための注意事項が記述されて

います。

注意

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイドx

はじめに

表記法

時間を節約する方法です。ここに紹介している方法で作業を行うと、時間を短縮できます。ワンポイントアドバイス

安全上の重要事項

「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱

い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してくださ

い。各警告の最後に記載されているステートメント番号を基に、装置に付属の安全についての

警告を参照してください。ステートメント 1071

これらの注意事項を保管しておいてください。

警告

関連資料

スイッチの設置またはアップグレードを実施する前に、スイッチのリリースノートを参照し

てください。

(注)

•次の URLにある Cisco Catalyst 9300スイッチのマニュアル: http://www.cisco.com/go/c9300

•次の URLにある Cisco SFPおよび SFP+モジュールのマニュアル(互換性マトリクスを含む)。

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps5455/tsd_products_support_series_home.html

•次の URLにある Cisco Validated Design(CVD)のマニュアル。

http://www.cisco.com/go/designzone

マニュアルの入手方法およびテクニカルサポートマニュアルの入手方法、テクニカルサポート、その他の有用な情報について、次の URLで、毎月更新される『What's New in Cisco Product Documentation』を参照してください。シスコの新規および改訂版の技術マニュアルの一覧も示されています。

http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/general/whatsnew/whatsnew.html

『What's New in Cisco Product Documentation』は RSSフィードとして購読できます。また、リーダーアプリケーションを使用してコンテンツがデスクトップに直接配信されるように設定するこ

ともできます。RSSフィードは無料のサービスです。シスコは現在、RSSバージョン2.0をサポートしています。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイドxi

はじめに

関連資料

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイドxii

はじめに

マニュアルの入手方法およびテクニカルサポート

第 1 章

製品概要

Cisco Catalyst 9300シリーズスイッチファミリーは、セキュリティ、IoT、モビリティ、クラウド用に構築されたスタッカブルエンタープライズスイッチングプラットフォームです。1G、10G、および 40Gをサポートする最も柔軟なアップリンクアーキテクチャを備えています。

Cisco Catalyst 9300シリーズスイッチは、次の機能をサポートしています。

•データ、PoE+、および Cisco UPOEをサポートする 24個および 48個の 10/100/1000Mダウンリンクポート

• Cisco UPOEをサポートする 24個および 48個の 100 Mbps/1/2.5/5/10 Gbpsポート

•暗号化トラフィック分析(ETA)、AES-256 MACSEC暗号化、TrustWorthyシステムなどの高度なセキュリティ機能

• Stackwise-480を使用したローカルバックパネルスタッキング帯域幅ソリューション(480G)

• StackPowerテクノロジーに基づくインテリジェント電源管理で、メンバー間の電力スタックにより電源冗長性を確保

• SD-Accessソリューションによる、エッジからクラウドへの IoT統合とポリシーベースの自動化

• RJ-45および USB Miniタイプ Bコンソールポート

• スイッチのモデル, 2 ページ

• 前面パネルのコンポーネント, 2 ページ

• 背面パネル, 17 ページ

• ネットワーク構成, 23 ページ

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド1

スイッチのモデル

表 1:Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチのモデルおよび説明

説明スイッチモデル

スタッカブルな 24個の 10/100/1000イーサネットポート、350WAC電源、StackWise-480および StackPowerをサポート。

C9300-24T

スタッカブルな 48個の 10/100/1000イーサネットポート、350WAC電源、StackWise-480および StackPowerをサポート。

C9300-48T

スタッカブルな 24個の 10/100/1000 PoE+ポート、715 WAC電源での PoEバジェット 445W、StackWise-480および StackPowerをサポート。

C9300-24P

スタッカブルな 48個の 10/100/1000 PoE+ポート、715 WAC電源での PoEバジェット 437W、 StackWise-480および StackPowerをサポート。

C9300-48P

スタッカブルな 24個の 10/100/1000 UPoEポート、1100WAC電源での PoEバジェット 830W、StackWise-480および StackPowerをサポート。

C9300-24U

スタッカブルな 48個の 10/100/1000 UPoEポート、1100WAC電源での PoEバジェット 822 W、StackWise-480および StackPowerをサポート。

C9300-48U

スタッカブルな 24個のマルチギガビットイーサネット(100 Mbpsまたは1/2.5/5/10 Gbps)UPoEポート、1100 WAC電源での PoEバジェット 560W、StackWise-480および StackPowerをサポート。

C9300-24UX

スタッカブルな 48個の UPoEポート(12個マルチギガビットイーサネットおよび 36個の 2.5 Gbps)、1100 WAC電源での PoEバジェット 490 W、StackWise-480および StackPowerをサポート。

C9300-48UXM

前面パネルのコンポーネントここでは、CiscoCatalyst 9300シリーズスイッチの全面パネルのコンポーネントについて説明します。

•次のいずれかのタイプのダウンリンクポート X 24または X 48

◦ 10/100/1000

◦ 10/100/1000 PoE+

◦ 10/100/1000 Cisco UPOE

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド2

製品概要

スイッチのモデル

◦マルチギガビットイーサネット 100/1000/2500/5000/10000 Cisco UPoE

•アップリンクネットワークモジュールスロット

• USBタイプ Aコネクタ

• USBミニタイプ B(コンソール)ポート

• LED

• Modeボタン

•ビーコン LED(UIDボタン)

すべてのスイッチモデルに同様のコンポーネントがあります。次の図の例を参照してください。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド3

製品概要

前面パネルのコンポーネント

Catalyst 9300スイッチによっては、縁の外観がわずかに異なることがあります。(注)

図 1:C9300-48 P スイッチ前面パネル

図 2:C9300-48UXM スイッチ前面パネル

USBタイプ Aストレージポート4ビーコン LED(UIDボタン)1

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド4

製品概要

前面パネルのコンポーネント

10/100/1000 PoE+ポート5ステータス LED2

ネットワークモジュールスロット6USBミニタイプ B(コンソール)ポート3

10/100/1000 ポート10/100/1000ポートでは、イーサネットピン割り当てのRJ-45コネクタを使用します。最大ケーブル長は 328フィート(100 m)です。100BASE-TXおよび 1000BASE-Tトラフィックでは、カテゴリ 5以上のツイストペア(UTP)ケーブルが必要です。10BASE-Tトラフィックでは、カテゴリ 3ケーブル以上を使用できます。

PoE、PoE+、および Cisco UPOE ポートPoE+および Cisco Universal Power over Ethernet(Cisco UPOE)ポートは、10/100/1000ポートの接続, (46ページ)で説明されているコネクタと同じものを使用します。これらは次の機能を提供します。

• PoE+ポート:IEEE 802.3af準拠の受電デバイス(ポートあたり最大 15.4Wの PoE)のサポート、および IEEE 802.3at準拠の受電デバイス(ポートあたり最大 30 Wの PoE+)のサポート。

•シスコ独自規格の受電デバイスのサポート。

• Cisco UPOE(Universal Power over Ethernet)受電装置をサポートします(ポートごとに最大60 W PoE)。1RUスイッチにおける PoE電力の合計は最大 1800Wです。

• StackPower用の設定。スイッチの内蔵電源モジュールが合計負荷をサポートできない場合は、StackPower構成により、他のスイッチの余剰電力を利用できます。

•機能拡張された電力ネゴシエーション、電力予約、ポート単位の電力ポリシングなど、シスコのインテリジェントな電源管理機能に対する構成可能なサポート。

1ポートあたりの使用可能な PoE、PoE+、およびCisco UPOE電力を定義する電源マトリクスについては、電源モジュール, (18ページ)を参照してください。PoE+またはUPOE回路の出力は、IEC 60950-1の有限電源(LPS)として評価されています。

マルチギガビットポート

マルチギガビットポートは、スイッチポートで複数の速度を自動ネゴシエートするように設定で

きます。サポートされる速度は、カテゴリ 5eケーブルでは 100 Mbps、1 Gbps、2.5 Gbps、および5 Gbps、カテゴリ 6およびカテゴリ 6aケーブルでは最大 10 Gbpsです。

マルチギガビットポートはサポートされるすべての速度およびケーブルタイプでPoEおよびPoE+をサポートします。次の表に、ケーブルタイプと速度を示します。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド5

製品概要

10/100/1000 ポート

10G5G2.5G1G100Mbpsケーブルタイ

該当なしYesYesYesYesカテゴリ 5e

はい(55メートル)

YesYesYesYesカテゴリ 6

YesYesYesYesYesカテゴリ 6a

管理ポート

管理ポートは、Microsoft Windowsを実行している PCまたはターミナルサーバにスイッチを接続します。

•イーサネット管理ポート。イーサネット管理ポート, (22ページ)を参照してください。

• RJ-45コンソールポート(EIA/TIA-232)。RJ-45コンソールポート, (22ページ)を参照してください。

• USBミニタイプ Bコンソールポート(5ピンコネクタ)。

10/100/1000イーサネット管理ポート接続では、標準RJ-45クロスケーブルまたはストレートケーブルを使用します。RJ-45コンソールポートの接続には、付属のRJ-45/DB-9メスケーブルを使用します。USBコンソールポート接続では、USBタイプ A/5ピンミニタイプ Bケーブルを使用します。USBコンソールインターフェイス速度は、RJ-45コンソールインターフェイス速度と同じです。

USBミニタイプBポートを使用する場合は、(MicrosoftWindowsでの動作のため)コンソールに接続されたすべての PCに Cisco Windows USBデバイスドライバをインストールする必要があります。Mac OS Xと Linuxには、特別なドライバは必要ありません。

4ピンミニタイプ Bコネクタは 5ピンミニタイプ Bコネクタと似ていますが、これらに互換性はありません。5ピンミニタイプ B以外は使用しないでください。

次の図は、5ピンミニタイプ B USBポートを示しています。

図 3:USB Mini タイプ B ポート

Cisco Windows USBデバイスドライバでは、Windowsの HyperTerminalの動作に影響を与えることなく、USBケーブルをコンソールポートに接続または接続解除することができます。

コンソール出力は、常にRJ-45およびUSBコンソールコネクタの両方に送られますが、コンソール入力は、一方のコンソールコネクタだけがアクティブになります。USBコンソールは、RJ-45

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド6

製品概要

管理ポート

コンソールよりも優先されます。ケーブルが USBコンソールポートに接続されているときは、RJ-45コンソールポートが非アクティブになります。逆に、USBケーブルをUSBコンソールポートから取り外すと、RJ-45ポートがアクティブになります。

コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用して、非アクティブタイムアウトを設定できます。これを設定すると、USBコンソールがアクティブになっている場合、指定された時間内にUSBコンソールで入力アクティビティが発生しないと、RJ-45コンソールが再度アクティブ化されます。

非アクティブが原因でUSBコンソールが非アクティブ化された後は、CLIを使用して再アクティブ化できません。USBコンソールを再アクティブ化するには、USBケーブルを取り外して再接続してください。CLIを使用してUSBコンソールインターフェイスを設定する方法については、ソフトウェアコンフィギュレーションガイドを参照してください。

USB タイプ A ポートUSBタイプ Aポートは、外部 USBフラッシュデバイス(サムドライブまたは USBキーとも呼ばれる)へのアクセスを提供します。

このポートは、128 MB~ 8 GBの容量の Cisco USBフラッシュドライブをサポートします(ポート密度が 128 Mb、256 MB、1 GB、4 GB、8 GBの USBデバイスがサポートされます)。スタッキングを組み合わせると、スタック内の任意のスイッチに挿入されたUSBキーからスタック内の他のスイッチをアップグレードできます。Cisco IOSソフトウェアは、フラッシュデバイスに対する標準ファイルシステムアクセス(読み取り、書き込み、消去、コピー)を提供するとともに、

フラッシュデバイスを FATファイルシステムでフォーマットする機能を提供します。

また、緊急時のスイッチリカバリとして、USB自動アップグレード機能を使用して、USBドライブのコンフィギュレーションとイメージで内部フラッシュを自動アップグレードすることができ

ます。この機能では、内部フラッシュに利用可能なブート可能イメージとコンフィギュレーショ

ンがあるかどうかを確認し、いずれもない場合は、USBドライブのブートイメージとコンフィギュレーションを確認します。ブートイメージとコンフィギュレーションが使用可能な場合、再

起動のためにフラッシュにコピーされます。

ネットワークモジュール

スイッチは、ホットスワップ可能な 1つのネットワークモジュールをサポートします。このネットワークモジュールには、他の装置へ接続するためのアップリンクポートがあります。スイッチ

は、必ずネットワークモジュールまたはブランクモジュールのいずれかを取り付けて運用する必

要があります。

SFPポート付きのネットワークモジュールを挿入または取り外すと、スイッチのログに記録されます。

次の表は、1ギガビットおよび 10ギガビットスロットを備えた、オプションのCiscoCatalyst 9300アップリンクネットワークモジュールの一覧です。さらに、Cisco Catalyst 9300シリーズスイッチは 3850アップリンクネットワークモジュールもサポートします。サポートされるネットワー

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド7

製品概要

USB タイプ A ポート

クモジュールの一覧については、ネットワークモジュールの概要, (49ページ)を参照してください。

表 2:ネットワークモジュール

説明ネットワークモジュー

ル1

このモジュールには 1G SFPモジュール用のスロットが 4つあります。標準の SFPモジュールであればどのような組み合わせでもサポートされます。SFP+モジュールはサポートされません。

1Gネットワークモジュールに SFP+モジュールを挿入しても、そのSFP+モジュールは動作せず、スイッチのログにエラーメッセージが記録されます。

C9300-NM-4G

このモジュールには 8個の 10Gスロットがあり、各スロットに SFP+ポートが 1つあります。各ポートは 1Gまたは 10G接続をサポートします。

C9300-NM-8X

このモジュールには 2個の 40Gスロットがあり、各スロットに QSFP+コネクタがあります。

C9300-NM-2Q

スイッチにアップリンクポートがない場合、このブランクモジュール

を挿入します(十分なエアーフローの確保に必要です)。

C9300-NM-BLANK

1すべてのネットワークモジュールはホットスワップ可能です。

ネットワークモジュールの詳細については、スイッチへのネットワークモジュールの取り付け,(50ページ)を参照してください。ケーブル仕様については、ケーブルおよびアダプタ, (97ページ)を参照してください。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド8

製品概要

ネットワークモジュール

LEDLEDを使用することで、スイッチの動作やパフォーマンスをモニタできます。

図 4:スイッチの前面パネル LED

USB コンソール LEDUSBコンソール LEDは、ポートに対するアクティブな USB接続があるかどうかを示します。

表 3:USB コンソール LED

説明色LED

USBコンソールポートがアクティブです。グリーンUSBコンソールポート

USBがディセーブルになっています。消灯

システム LED

表 4:システムLED

システムの状態色

システムの電源が入っていません。消灯

システムは正常に動作しています。グリーン

システムがソフトウェアをロードしています。緑色に点滅

システムに電力が供給されていますが、正常に動作していません。オレンジ

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド9

製品概要

LED

システムの状態色

次のいずれかで障害が発生しています

•ネットワークモジュール(トラフィックと無関係)

•電源モジュール

•ファンモジュール

オレンジに点滅

アクティブ LED

表 5:アクティブ LED

説明色

スイッチはアクティブスイッチではありません。消灯

スイッチはアクティブスイッチまたはスタンドアロンスイッチです。グリーン

スイッチはスタックスタンバイモードです。グリーンでゆっくり

と点滅

アクティブスイッチの選択中にエラーが発生したか、別のタイプのスタッ

クエラーが発生しています。

オレンジ

STACK LEDSTACKLEDには、スタックのメンバースイッチのシーケンスが示されます。最大で8台のスイッチを同じスタックのメンバーにすることができます。1~ 8番目のポート LEDには、スタック内の 1スイッチのメンバ番号が示されます。

次の図に、スタックメンバ番号が 1である最初のスイッチのLEDを示します。たとえば、MODEボタンを押して STACKを選択すると、ポート 1の LEDはグリーンに点滅します。ポート 2および 3の LEDはグリーンに点灯したままになります。これは、スタック内の他のスイッチのメンバ

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド10

製品概要

LED

番号を表しています。そのスタックにはもうメンバが含まれていないため、その他のポート LEDは消灯します。

図 5:STACK LED

LEDがグリーンに点滅した場合は、スタックのスイッチ 1であることを示します。

4スタックメンバ 11

LEDがグリーンに点灯したままの場合は、スイッチ 2がスタックメンバーであることを示します。

5スタックメンバ 22

LEDがグリーンに点灯したままの場合は、スイッチ 3がスタックメンバーであることを示します。

6スタックメンバ 33

PoE LEDPoE LEDは、PoEモードが PoE、PoE+、または Cisco UPOEのうち、どのステータスであるかを示します。

表 6:PoE LED

説明色

PoEモードが選択されていません。10/100/1000ポートで、電力供給の遮断または障害は発生していません。

消灯

PoEモードが選択されており、ポート LEDに PoEモードのステータスが示されています。

グリーン

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド11

製品概要

LED

説明色

PoEモードが選択されていません。10/100/1000ポートの少なくとも 1つに電力が供給されていないか、または 10/100/1000ポートの少なくとも 1つで PoEモード障害が発生しています。

オレンジに点滅

XPS LED

表 7:XPS LED

説明色

XPSケーブルが取り付けられていません。

スイッチが StackPowerモードです。

消灯

XPSが接続され、バックアップ電力を供給できる状態です。グリーン

XPSは接続されていますが、別の装置に電力を供給しているため使用できません(近接装置が冗長電力を利用しています)。

緑色に点滅

XPSがスタンバイモードであるか、または障害が発生しています。スタンバイモードと故障の詳細については、XPS2200のマニュアルを参照してください。

オレンジ

スイッチの電源に障害があり、XPSがスイッチに電力を供給しています(冗長電源はこのスイッチに割り当てられています)。

オレンジに点滅

XPS 2200の詳細については、Cisco.comにある『Cisco eXpandable Power System 2200 HardwareInstallation Guide』を参照してください。

http://www.cisco.com/go/xps2200_hw

S-PWR LED

表 8:S-PWR LED

説明色

StackPowerケーブルが接続されていないか、またはスイッチがスタンドアロンモードになっています。

消灯

各 StackPowerポートは別のスイッチに接続されています。グリーン

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド12

製品概要

LED

説明色

StackPowerリング構成にあるスイッチで、オープンリングを検出した場合、または接続されているStackPowerケーブルが1本のみである場合に、この表示になります。

緑色に点滅

障害が発生しています。負荷制限が発生しており、StackPowerケーブルが不良であるか、または管理アクションが必要です。StackPowerの設定については、スイッチソフトウェアのコンフィギュレーションガイドを

参照してください。

オレンジ

StackPowerのバジェットが不十分で、現行の電力の需要に適合できません。

オレンジに点滅

ポート LED とモード各イーサネットポート、1ギガビットイーサネットモジュールスロット、および 10ギガビットイーサネットモジュールスロットには、ポート LEDがあります。ポート LEDは、グループとして、または個別に、スイッチに関する情報と個別のポートに関する情報を表示します。ポート

LEDに表示される情報のタイプは、ポートモードによって異なります。

モードを選択または変更するには、目的のモードが強調表示されるまでMODEボタンを押します。ポートモードを変更すると、ポートの LEDカラーの意味も変わります。

スイッチスタックを構成するどのスイッチでMODEボタンを押しても、すべてのスタックスイッチの表示が選択したモードに変更されます。たとえば、アクティブスイッチのMODEボタンを押して SPEED LED表示にすると、スタックを構成する他のすべてのスイッチも SPEED LED表示になります。

表 9:ポートモード LED

説明ポートモードモード LED

ポートのステータスを示します。これは、デフォル

トのモードです。

ポートステータスSTAT

ポートの動作速度(10、100、または1000Mb/s)。ポート速度SPEED

ポートのデュプレックスモード:全二重または半

二重

ポートのデュプレック

スモード

DUPLX

アクティブスイッチの状態。ActiveACTV

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド13

製品概要

LED

説明ポートモードモード LED

スタックメンバステータス。

StackWiseポートステータス。STACK LED, (10ページ)を参照してください。

スタックメンバステー

タス

StackWiseポートステータス

STACK

PoE+ポートのステータスを示します。PoE+ポートのステータスを示します。

PoE2

2 PoE+ポートを備えたスイッチのみ。

表 10:各モードにおける LED の色と意味

意味ポート LED のカラーポートモード

リンクが確立されていないか、ポートが管理上の理

由でシャットダウンされました。

消灯STAT(ポートステータス)

リンクが存在しますが、アクティビティがありませ

ん。

グリーン

アクティブな状態です。ポートがデータを送信また

は受信しています。

緑色に点滅

リンク障害が発生しています。エラーフレームが

接続に影響を与える可能性があります。大量のコリ

ジョン、CRCエラー、アライメント/ジャバーエラーなどがモニタされ、リンク障害が表示されてい

ます。

グリーンとオレンジに

交互に点滅

ポートがスパニングツリープロトコル(STP)によってブロックされており、データを転送していま

せん。

ポートの再設定後、STPがスイッチのループの有無を確認している間、ポートLEDは最大30秒間、オレンジに点灯することがあります。

オレンジ

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド14

製品概要

LED

意味ポート LED のカラーポートモード

10/100/1000/SFPポートSPEED

ポートは 10 Mb/sで動作しています。消灯

ポートは 100 Mb/sで動作しています。グリーン

ポートは 1000 Mb/sで動作しています。グリーンのシングルフ

ラッシュ(100msオン、1900 msオフ)

ポートは 2500、5000、または 10000 Mb/sで動作しています。

2回点滅

ネットワークモジュールスロット

ポートは動作していません。消灯

ポートは最大 10 Gb/sで動作しています。緑色に点滅

ポートは半二重で動作しています。消灯DUPLX(デュプレックス)

ポートは全二重で動作しています。グリーン

このスイッチはアクティブスイッチではありませ

ん。

スタンドアロンスイッチの場合、この

LEDは消灯しています。(注)

消灯ACTV(データアクティブスイッ

チ)

このスイッチはアクティブスイッチです。グリーン

アクティブスイッチの選択中にエラーが発生しま

した。

オレンジ

スイッチは、データスタックのスタンバイメンバー

であり、現在のアクティブスイッチで障害が発生

した場合にアクティブスイッチとなって処理を引

き継ぎます。

緑色に点滅

そのメンバ番号に対応するスタックメンバがあり

ません。

消灯STACK(スタックメンバー)

スタックメンバの番号です。緑色に点滅

他のスタックメンバースイッチのメンバー番号で

す。

グリーン

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド15

製品概要

LED

意味ポート LED のカラーポートモード

PoE+はオフです。

AC電源から電力が供給されている装置をスイッチポートに接続しても、ポートLEDは点灯しません。

消灯PoE+3

PoE+がオンになっています。LEDがグリーンに点灯するのは、スイッチポートが電力を供給してい

る場合です。

グリーン

受電デバイスへの供給電力がスイッチの電力容量を

超えるため、PoE+が無効になっています。グリーンとオレンジに

交互に点滅

PoE+に障害が発生したか、スイッチソフトウェアで設定された制限を超過したことにより、PoE+はオフになっています。

不適合なケーブルまたは受電デバイスを

PoE+ポートに接続すると、PoE+障害が発生します。シスコ独自規格の IP Phoneおよびワイヤレスアクセスポイント、または

IEEE802.3afに準拠した装置をPoE+ポートに接続するには、必ず規格に適合したケー

ブル配線を使用してください。PoE+障害の原因となるケーブルまたは装置は、すべ

てネットワークから取り外す必要がありま

す。

注意

オレンジに点滅

そのポートの PoE+がディセーブルになっています。

PoE+はデフォルトでイネーブルになっています。

(注)

オレンジ

3 PoEまたは PoE+ポートを備えたスイッチのみ。

ビーコン LEDUIDおよびビーコンLEDは、管理者がスイッチに注意が必要なことを示すときに点灯できます。管理者がスイッチを識別するために役立ちます。ビーコンをオンにするは、スイッチの前面パネ

ルの UIDボタンを押すか、CLIを使用します。スイッチの前面および背面パネルに青色のビーコンがあります。前面パネルの青色のビーコンは [UID]と表示されたボタンであり、背面パネルのビーコンは [BEACON]と表示された LEDです。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド16

製品概要

LED

説明色/状態

システムに注意が必要であることをオペレータ

に示しています。

青色の点灯

ネットワークモジュールの LED

ネットワークモジュールのリンクステータス色

リンクはオフです。消灯

リンクはオンですが、アクティビティがありません。グリーン

リンク上にアクティビティがあります。エラーなく動作しています。

制御トラフィックがほとんど存在しない場合、LEDが緑色に点滅します。

(注)

緑色に点滅

リンクに障害が発生したか、スイッチソフトウェアで設定された制限を超過し

たことにより、リンクはオフになっています。

リンクの障害は、適合しないケーブルを SFPポートまたは SFP+ポートに接続すると発生します。Cisco SFPおよび SFP+ポートに接続するには、必ず標準に準拠したケーブル接続を使用してください。リンク障害

の原因となるケーブルまたは装置は、すべてネットワークから取り外す

必要があります。

注意

オレンジに点

SFPまたは SFP+のリンクがディセーブルになっています。オレンジ

背面パネルスイッチの背面パネルには、StackWiseコネクタ、StackPowerまたはXPSコネクタ、各種ポート、ファンモジュール、および電源モジュールがあります。

図 6:スイッチの背面パネル

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド17

製品概要

背面パネル

電源モジュール6USB3.0-SSDポート41

ビーコン LED7MGMT(RJ-45 10/100/1000管理ポート)

2

CONSOLE(RJ-45コンソールポート)8StackWise-480ポートコネクタ3

ファンモジュール9AC OK(入力)ステータス LED4

StackPowerコネクタ10PS OK(出力)ステータス LED5

4 SSDモジュールのサポートは、将来のリリースで利用可能になります。

RJ-45 コンソールポート LED

表 11:RJ-45 コンソールポート LED

RJ-45 コンソールポートのステータス色

RJ-45コンソールがディセーブルになっています。USBコンソールはアクティブです。

消灯

RJ-45コンソールがイネーブルになっています。USBコンソールがディセーブルになています。

グリーン

StackWise ポートStackWiseポートは StackWiseスタック構成でスイッチの接続に使用されます。スイッチには 0.5mのStackWiseケーブル(StackWise)が付属しています。このケーブルを使用してStackWiseポートに接続できます。StackWiseケーブルの詳細については、StackWiseポートへの接続, (43ページ)を参照してください。

承認されているケーブルのみを使用し、同様の Cisco製機器にのみ接続してください。承認されていないシスコ製ケーブルまたは機器に接続すると、機器が損傷するおそれがあります。

注意

電源モジュール

スイッチには、1つまたは 2つの内部電源モジュールから電源が供給されます。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド18

製品概要

RJ-45 コンソールポート LED

サポートされる電源モジュールを次に示します。

• PWR-C1-350WAC

• PWR-C1-715WAC

• PWR-C1-1100WAC

スイッチには、2つの内部電源モジュールスロットがあります。2台の ACモジュール、または 1台の電源モジュールとブランクモジュールを使用できます。

スイッチは、1つまたは 2つのアクティブな電源モジュールあるいはスタックによって供給される電源で動作します。StackPowerスタックに属するスイッチは、同じスタックに属する他のスイッチからの電源供給で動作することも可能です。

スイッチのモデル, (2ページ)は、各スイッチモデルに付属するデフォルトの電源モジュールを示しています。すべての電源モジュール(ブランクモジュールを除く)にはファンが内蔵さ

れています。すべてのスイッチは、2番目の電源スロットがブランクの電源モジュールの状態で出荷されます。

一方の電源モジュールスロットが空の状態で、スイッチを動作させないでください。シャー

シを正しく冷却するために、どちらの電源モジュールスロットにも電源モジュールまたはブ

ランクモジュールを取り付ける必要があります。

注意

350 Wおよび 715 Wの AC電源モジュールは、100~ 240 VACの入力電圧をサポートするオートレンジングユニットです。1100 W電源モジュールは、115~ 240 VACの入力電圧をサポートするオートレンジングユニットです。出力電圧の範囲は 51~ 57 Vです。

AC電源モジュールにはAC電源コンセントに接続するための電源コードが、それぞれ付属しています。1100 Wおよび 715 Wモジュールは、16 AWGコードを使用します(北米のみ)。他のすべてのモジュールは、18 AWGコードを使用します。

次の各表は、使用可能な PoEと、PoEスイッチモデルの PoE要件を示しています。

表 12:使用可能な PoE と対応する AC 電源

使用可能な PoEデフォルトの電源モデル

—PWR-C1-350WAC24ポートデータスイッチ

48ポートデータスイッチ

435 WPWR-C1-715WAC24ポート PoE+スイッチ

48ポート PoE+スイッチ

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド19

製品概要

電源モジュール

使用可能な PoEデフォルトの電源モデル

800 WPWR-C1-1100WAC48ポートのフルPoE+スイッチ

24ポートCisco UPOEスイッチ

48ポートCisco UPOEスイッチ

表 13:PoE、PoE+、および Cisco UPOE のスイッチ電源要件

48 ポートスイッチ524 ポートスイッチPoE のオプション

次は電源の組み合わせです。

•(1)1100 W

•(1)715 W +(1)715 W

(1)715 WPoE(1ポートあたり最大 15.4W)

次は電源の組み合わせです。

•(1)1100W+(1)715W

•(2)1100 W

次は電源の組み合わせです。

•(1)1100 W

•(1)715 W +(1)715 W

PoE+(ポートあたり最大 30W)

次は電源の組み合わせです。

•(1)1100W+(1)715W

•(2)1100 W

最大 30個のPoEポートがフルCiscoUPOEを受信できます。

(注)

(2)1100 WCiscoUPOE(1ポートあたり最大 60 W)

5 48ポートスイッチに 715 W電源モジュール 1台を使用する場合、全ポートに PoEで供給できる電力は最大 8.7 Wです。

電源モジュールは 2つのステータス LEDを備えています。

表 14:スイッチ電源モジュールの LED

説明PS OK説明AC OK

出力がディセーブルであるか、入力

が動作範囲外です(AC LEDは消灯)。

消灯AC電源が入力されていません。消灯

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド20

製品概要

電源モジュール

説明PS OK説明AC OK

スイッチへ電力を供給しています。グリーンAC入力電源が供給されています。グリーン

出力が停止しました。赤

関連トピック

スイッチのモデル, (2ページ)

ファンモジュール

このスイッチは、ホットスワップ可能な 3台の内蔵 12Vファンモジュール(FAN-T2=)をサポートします。空気循環システムは、ファンモジュールと電源モジュールで構成されています。エ

アーフローのパターンは、電源の構成によって異なります。

ファンモジュールが正しく動作していると、(後ろから見て)ファンアセンブリの左上隅のグ

リーンの LEDが点灯します。ファンが故障すると、LEDがオレンジになります。2台のファンが動作していればスイッチを運用できますが、故障したファンは可能な限り早期に交換してくださ

い。これにより、2台目のファンの故障によってサービスの中断を招く事態を避けることができます。

次の図は、スイッチのエアーフローのパターンを示しています。青い矢印は冷気のエアーフロー、

赤い矢印は暖気のエアーフローを表します。

図 7:スイッチのエアーフローパターン

ファンモジュールの取り付け方法およびファンの仕様については、ファンモジュールの取り付

け, (74ページ)を参照してください。

StackPower コネクタスイッチには、Cisco StackPowerケーブルを接続する StackPowerコネクタがあります。これにより、最大 4台のスイッチを含むスイッチ電力スタックを構成します。スイッチ電力スタックは、冗長モードまたは電力共有モードで構成できます。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド21

製品概要

ファンモジュール

次に示す StackPowerケーブルは、追加注文が可能です。

• CAB-SPWR-30CM(0.3 mケーブル)

• CAB-SPWR-150CM(1.5 mケーブル)

StackPowerケーブルの接続に関する詳細およびStackPowerのガイドラインについては、StackPowerスタックのプランニング, (35ページ)を参照してください。

イーサネット管理ポート

10/100/1000イーサネット管理ポートまたはいずれかのコンソールポートを使用して、スイッチをWindowsワークステーションなどのホストやターミナルサーバに接続できます。10/100/1000イーサネット管理ポートは、VPNルーティング/転送(VRF)インターフェイスであり、RJ-45クロスケーブルまたは RJ-45ストレートケーブルを使用して接続します。

10/100/1000イーサネット管理ポートは、Windowsワークステーションまたはターミナルサーバに接続するRJ-45コネクタです。同じスイッチの別のポートまたは同じスイッチスタック内の任意のポートに、このポートを接続しないでください。

(注)

次の表に、イーサネット管理ポート LEDの色と意味を示します。

表 15:イーサネット管理ポート LED

説明色

リンクはアップ状態ですが、アクティビティは

ありません。

グリーン

リンクはアップ状態で、アクティビティがあり

ます。

緑色に点滅

リンクがダウンしています。消灯

RJ-45 コンソールポートRJ-45コンソールポートの接続には、付属の RJ-45/DB-9メスケーブルを使用します。

次の表に、RJ-45コンソールポート LEDの色と意味を示します。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド22

製品概要

イーサネット管理ポート

表 16:RJ-45 コンソール LED

説明色

RJ-45コンソールポートがアクティブです。グリーン

ポートはアクティブではありません。消灯

ネットワーク構成ネットワーク構成の概念と、スイッチを使用して専用ネットワークセグメントを作成し、ファス

トイーサネットおよびギガビットイーサネット接続で相互接続する例については、スイッチのソ

フトウェアコンフィギュレーションガイドを参照してください。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド23

製品概要

ネットワーク構成

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド24

製品概要

ネットワーク構成

第 2 章

スイッチの設置

スイッチの初期設定、スイッチの IPアドレスの割り当て、および電源情報については、Cisco.comにあるスイッチのクイックスタートガイドを参照してください。

この章の内容は、次のとおりです。

• 設置の準備, 25 ページ

• スイッチのデータスタックのプランニング, 31 ページ

• データスタックのケーブル接続方法, 31 ページ

• StackPowerスタックのプランニング, 35 ページ

• StackPowerケーブルの接続方法, 36 ページ

• スイッチの設置, 38 ページ

• StackWiseポートへの接続, 43 ページ

• StackPowerポートへの接続, 45 ページ

• スイッチへのネットワークモジュールの取り付け, 45 ページ

• SFPモジュール、SFP+モジュール、および QSFP+モジュールの取り付けおよび取り外し,45 ページ

• 装置とイーサネットポートの接続, 46 ページ

設置の準備

安全上の警告

ここでは、設置の基本的な注意事項と警告事項について説明します。インストレーション手順を

開始する前に、ここに記載されている内容をお読みください。警告の各国語版は、Cisco.comで提供されている『Regulatory Compliance and Safety Information』ガイドに記載されています。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド25

電力系統に接続された装置で作業する場合は、事前に、指輪、ネックレス、腕時計などの装身

具を外してください。金属は電源やアースに接触すると、過熱して重度のやけどを引き起こし

たり、金属類が端子に焼き付いたりすることがあります。ステートメント 43

警告

他の装置の上にシャーシを積み重ねないでください。シャーシが落下すると、大けがをした

り、装置が損傷したりすることがあります。ステートメント 48警告

セントラルオフィス環境で使用するイーサネットケーブルにはシールドが必要です。ステー

トメント 171警告

雷が発生しているときには、システムに手を加えたり、ケーブルの接続や取り外しを行ったり

しないでください。ステートメント 1001警告

設置手順を読んでから、システムを電源に接続してください。ステートメント 1004警告

クラス 1レーザー製品です。ステートメント 1008警告

この装置は、立ち入りが制限された場所への設置を前提としています。立ち入りが制限された

場所とは、特殊なツール、ロックおよびキー、または他のセキュリティ手段を使用しないと入

室できない場所を意味します。ステートメント 1017

警告

いつでも装置の電源を切断できるように、プラグおよびソケットにすぐ手が届く状態にしてお

いてください。ステートメント 1019警告

必ず銅の導体を使用してください。ステートメント 1025警告

この装置には複数の電源装置接続が存在する場合があります。すべての接続を取り外し、装置

の電源を遮断する必要があります。ステートメント 1028警告

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド26

スイッチの設置

安全上の警告

この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。

ステートメント 1030警告

本製品の最終処分は、各国のすべての法律および規制に従って行ってください。ステートメン

ト 1040警告

システムの過熱を防ぐため、周囲温度が推奨範囲の最大値である 113 °F(45 °C)度を超える場所ではシステムを使用しないでください。ステートメント 1047

警告

装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。ステートメント 1074警告

通気を妨げないように、通気口の周囲に 3インチ(7.6 cm)以上のスペースを確保してください。ステートメント 1076

警告

この製品の接地アーキテクチャは、DC絶縁(DC-I)です。(注)

インストールのガイドライン

スイッチの設置場所を決める場合は、次の注意事項が守られていることを確認してください。

•スイッチの前面パネルおよび背面パネルに対しては、次の条件を満たすようにスペースを確保すること。

◦前面パネルの LEDが見やすいこと。

◦ポートに無理なくケーブルを接続できること。

◦ AC電源コードが AC電源コンセントからスイッチの背面パネル上のコネクタに届く。

◦ SFPまたは SFP+モジュールの最小曲げ半径およびコネクタ長の制限を満たしている。詳細は、SFPまたは SFP+モジュールのマニュアルを参照してください。

•ケーブルがラジオ、電線、蛍光灯などの電気ノイズ源から離れていること。また、ケーブルを損傷する可能性のある他の装置から離して安全に配線してください。

•オプションの 1100 W電源モジュール(PWR-C1-1100WAC=)を使用する場合は、スイッチをラックに搭載してから電源モジュールを取り付けます。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド27

スイッチの設置

インストールのガイドライン

•スイッチを移動する前に、電源モジュールおよびファンモジュールがシャーシに確実に取り付けられていることを確認してください。

• 1100W電源モジュールを搭載したスイッチの上または下のスイッチで、スイッチの電源コードを抜き差しする場合は、スイッチから電源モジュールを取り外さないと電源コードに手が

届かない場合あります。

•スイッチの周囲や通気口のエアーフローが妨げられないこと。

•イーサネットポートの銅線接続の場合、スイッチから接続先装置までのケーブル長は 328フィート(100 m)以内である。

•装置周辺の温度が 45 °C(113 °F)を超えないこと。閉じたラックまたはマルチラックにスイッチを設置する場合は、周辺温度が室温より高くなることがあります。

•スイッチの周辺湿度が 95%を超えないこと。

•設置場所の標高が 10,000フィート(3,049 m)を超えないこと。

•ファンやブロワーなどの冷却機構は、埃やその他の粒子が吸い込まれ、シャーシ内に汚れが蓄積し、システムの故障の原因となることがあります。この装置は、できるだけ埃や導電性

の異物(建設作業などによる金属薄片など)のない環境に設置する必要があります。

梱包内容

出荷ボックスには、注文したスイッチモデルと設置に必要なその他のコンポーネントが入ってい

ます。一部のコンポーネントは、注文によって任意選択できます。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド28

スイッチの設置

梱包内容

次のものがあることを確認します。欠品または損傷品が見つかった場合は、製品の購入代理店

まで問い合わせてください。次のものがあることを確認します。欠品または損傷品が見つかっ

た場合は、製品の購入代理店まで問い合わせてください。

(注)

図 8:出荷ボックスで送付されるコンポーネント

No.8プラスフラットヘッドネジ X 89オプションのネットワークモジュー

ルを備えた Cisco Catalyst 9300シリーズスイッチ脚注。6(電源装置および

ファンモジュールは表示されていま

せん)

1

ケーブルガイド10AC電源コード2

M4.0 x 20mmプラスなべネジ11製品マニュアルおよび準拠マニュア

3

(オプション)RJ-45コンソールケーブル脚注。

12ゴム製の脚× 44

(オプション)USBコンソールケーブル脚注。

13アースラグ用ネジおよびリングター

ミナル

5

(オプション)StackWiseケーブル(0.5m、1m、3m)脚注。

1419インチ用マウントブラケット× 26

(オプション)StackPowerケーブル(0.3mまたは 1.5m)脚注。

15No.12なべネジ X 47

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド29

スイッチの設置

梱包内容

No.10なべネジ X 48

6品目が発注可能です。

工具および機器

次の必要な工具を用意します。

•スイッチをラックに設置するための No.2プラスドライバ

スイッチ動作の確認

ラック、壁面、卓上、または棚にスイッチを設置する前に、スイッチに電源を投入し、POSTが正常に実行されることを確認します。

スイッチに電源を供給するには、AC電源コードの一端をスイッチのAC電源コネクタに接続し、もう一端を AC電源コンセントに接続します。

スイッチの電源を入れると、POSTが開始され、スイッチの正常動作を確認するためのテストが実行されます。テスト中に LEDが点滅することがあります。POSTは約 1分で終了します。 SYSTLEDはグリーンに点滅し、その他の LEDはグリーンに点灯したままです。

スイッチで POSTが正常に終了すると、SYST LEDがグリーンに点灯したままになります。RPSLEDはしばらくの間グリーンに点灯した後、やがてスイッチの動作状態を反映します。その他のLEDは、いったん消灯してからスイッチの動作状態を表します。スイッチがPOSTに失敗すると、SYST LEDはオレンジに点灯します。

POSTエラーは通常、修復不能です。スイッチが POSTに失敗する場合は、シスコテクニカルサポートに連絡してください。

POSTに成功したら、スイッチから電源コードを取り外し、ラック、壁面、卓上、または棚に設置します。

RPSが設定されている場合は、スイッチと RPSを別々の AC電源に接続してください。詳細については、Cisco RPSのマニュアルを参照してください。

スイッチに RPSを接続する場合は、RPSをスタンバイモードにします。正常動作時に RPSをアクティブモードに設定します。

(注)

次のシスコの外部電源システムのみをスイッチに接続してください。CiscoXPS2200ステートメント 387

警告

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド30

スイッチの設置

工具および機器

スイッチのデータスタックのプランニングCisco Catalyst 9300スイッチは、データスタッキングを使用して帯域幅を共有できます。

スイッチのスタック構成と電力のスタック構成のガイドライン

スタック内のスイッチどうしを接続する前に、スタック構成に関する次の注意事項を確認してく

ださい。

•スイッチおよびオプションの電源モジュールのサイズ。1100W電源モジュールは他のモジュールよりも長さがあります。同じ電源モジュールを搭載したスイッチでスタックを構成する

と、スイッチどうしの接続が簡単になります。

•ケーブルの長さ。スタックの構成方法によって、必要なケーブルの長さは異なります。発注時に StackWiseケーブルの長さを指定していない場合、付属するケーブルは 0.5 mとなります。1 mまたは 3 mのケーブルが必要な場合は、シスコの代理店にご注文ください。ケーブルの部品番号については、StackWiseポート, (18ページ)を参照してください。推奨される構成例については、データスタックのケーブル接続方法, (31ページ)を参照してください。

• StackPowerスタック、およびデータスタックのメンバーとなっているラック搭載型のスイッチスタックについては、StackPowerスタックのプランニング, (35ページ)を参照してください。

•スタック 1つあたり最大 8台のスイッチを使用したデータスタックを作成できます。

データスタックのケーブル接続方法次の例は、付属の 0.5 m StackWiseケーブルを使用した推奨構成です。この例では、スタック内のスイッチは垂直ラックまたは卓上に設置されています。この構成で冗長接続機能が可能になりま

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド31

スイッチの設置

スイッチのデータスタックのプランニング

す。この構成例では、付属している 0.5 mの StackWiseケーブルを使用しています。この例では、冗長接続を実現するフルリング構成を示しています。

図 9:0.5 m の StackWise ケーブルを使用した、ラックまたは卓上でのスイッチのデータスタック

次の例は、スイッチを横に並べて設置する場合の推奨構成です。1 mおよび 3 mの StackWiseケーブルを使用してスイッチを接続します。この構成で冗長接続機能が可能になります。

図 10:横に並べて設置したデータスタック

データスタックの帯域幅およびスタックの区分の例

ここでは、データスタックの帯域幅とデータスタックの区分について図示しながら説明します。

図は、全帯域幅と冗長性を備えた StackWiseケーブル接続を実現する、スイッチのデータスタックを示しています。

図 11:全帯域幅を使用できるデータスタックの例

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド32

スイッチの設置

データスタックの帯域幅およびスタックの区分の例

この図は、StackWiseケーブル接続が不完全なスイッチのスタック例を示しています。このようなスタックでは、帯域幅を半分しか使用できません。また、接続の冗長性も確保されません。

図 12:使用できる帯域幅が半分になるデータスタックの例

以下の図はいずれも、フェールオーバー状態のスイッチのデータスタックを示します。次の図で

は、リンク 2の StackWiseケーブルが不良です。したがって、このスタック構成では帯域幅を半分しか使用できず、接続の冗長性も確保されません。

図 13:フェールオーバー条件のデータスタックの例

次の図では、リンク 2が不良です。したがって、このスタックは 2つのスタックに分離し、最上部と最下部のスイッチがこのスタックの中でアクティブスイッチになります。最下部のスイッチ

がメンバー(アクティブスイッチでもなく、スタンバイスイッチでもないスイッチ)の場合、こ

のスイッチはリロードされます。

図 14:フェールオーバー条件でデータスタックが区分される例

スイッチスタックの電源投入シーケンス

スタック内のスイッチに電源を投入する前に、次の注意事項を確認してください。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド33

スイッチの設置

スイッチスタックの電源投入シーケンス

•スイッチに最初に電源を投入するシーケンスは、スタックマスターになるスイッチに影響を及ぼします。

•アクティブスイッチを選択する方法は 2通りあります。

•特定のスイッチをアクティブスイッチにする場合は、そのスイッチに最高のプライオリティを設定します。複数のスイッチでプライオリティが等しい場合は、MACアドレス値が最も小さいスイッチがアクティブスイッチになります。

•特定のスイッチをアクティブスイッチにする場合は、最初にそのスイッチの電源を投入します。このスイッチは、再選択が必要になるまでアクティブスイッチの状態を維持し

ます。その後2分経過してから、スタックにある残りのスイッチの電源を投入します。アクティブスイッチにするスイッチが特にない場合は、1分以内にスタックにあるすべてのスイッチの電源を投入します。これらのスイッチはアクティブスイッチの候補とな

ります。2分経過してから電源を投入したスイッチは、アクティブスイッチの選択対象から外されます。

スイッチの電源を切らずにスタックを変更した場合、次の結果が発生する可能性がありま

す。

•動作している 2つの部分リングスタックを、スタックケーブルを使用して互いに接続している場合、スタックのマージが発生することがあります。この状況では、スタック全体(ス

タックにあるすべてのスイッチ)がリロードされます。

•スタックにあるスイッチの中に、スタックから完全に分離しているものがあると、スタックの分割が発生することがあります。

•フルリングスタックでは、次の場合にスタックの分割が発生する可能性があります。

◦電源を切らずに、稼働している複数のスイッチをスタックから切り離した場合。

◦電源を切らずに複数のスタックケーブルを取り外した場合。

•部分リングスタックでは、次の場合にスタックの分割が発生する可能性があります。

◦電源を切らずにいずれかのスイッチをスタックから切り離した場合。

◦電源を切らずにいずれかのスタックケーブルを取り外した場合。

•分割されたスタックでは、アクティブスイッチとスタンバイスイッチの場所に応じて、2つのスタックが形成されるか(スタンバイスイッチは、新しく形成されたスタックの新しいア

クティブスイッチとして引き継がれます)、新しく形成されたスタックに属するすべてのメ

ンバがリロードされます。

これらの結果は、スイッチがどのように接続されているかによって異なります。スタックを分

割せずに、複数台のスイッチをスタックから切り離すことができます。

(注)

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド34

スイッチの設置

スイッチスタックの電源投入シーケンス

スタックの再選定が発生する条件や、アクティブスイッチの手動選択が必要になる条件について

は、Cisco.comの次のURLで、スタッキングソフトウェアのコンフィギュレーションガイドを参照してください:http://www.cisco.com/go/c9300。

StackPower スタックのプランニング

StackPower スタック構成にする場合の注意事項電源の共有または冗長性の目的で、StackPowerスタックを構成できます。電力供給モードでは、スタック内のすべての電源の電力が集約され、スタックメンバーに分配されます。

冗長モードでは、スタックの電力バジェットの合計を算出するときに、最大電源のワット数は含

まれません。この電力は予備として確保されており、いずれかの電源が故障した場合にスイッチ

および割り当てられている装置に対して電力を保持するために使用します。ある電源が故障する

と、StackPowerのモードは電力共有になります。

Cisco Catalyst 9300シリーズスイッチの構成には、電力共有モードが推奨されます。(注)

スイッチの電力スタックを管理するための一般的な概念と手順については、Cisco.comで提供されているソフトウェアコンフィギュレーションガイドを参照してください。

電力スタック内のスイッチ同士を接続する前に、次の注意事項を確認してください。

• 1つのスイッチ電力スタックには、リングトポロジに最大 4台のスイッチ、およびスタートポロジに 8台のスイッチを含めることができます。

•スイッチおよびオプションの電源モジュールのサイズ。1100 Wの電源モジュールは他のモジュールよりも1.5インチ(3.81cm)長く、接続ケーブル固定クリップを使用すると、スイッチのシャーシから 3インチ(7.62 cm)突出します。同じ電源モジュールを搭載したスイッチでスタックを構成すると、スイッチどうしの接続が簡単になります。スイッチの寸法につい

ては、付録 A「技術仕様」を参照してください。

•ケーブルの長さ。スタックの構成方法によって、必要なケーブルの長さは異なります。発注時に StackPowerケーブルの長さを指定していない場合、付属するケーブルは 0.3 mとなります。1.5 mのケーブルが必要な場合は、シスコの代理店に発注できます。ケーブルの部品番号については、StackPowerコネクタ, (21ページ)を参照してください。推奨される構成例については、StackPowerケーブルの接続方法, (36ページ)を参照してください。

•データスタックおよび StackPowerスタックのメンバーとなっているラック搭載型のスイッチスタックについては、次を参照してください。スイッチのスタック構成と電力のスタッ

ク構成のガイドライン, (31ページ)

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド35

スイッチの設置

StackPower スタックのプランニング

StackPower ケーブルの接続方法ここでは、StackPowerスタック構成にする場合のケーブル接続方法の推奨例について説明します。StackPowerケーブルは 2種類あります。

図のケーブルは、スイッチを電源スタック内の別のスイッチまたはXPSに接続します。StackPowerケーブルの両端には、色帯が付けられています。

•グリーンの帯のケーブル端は、スイッチのみに接続できます。

•黄色の帯域のケーブル端は、スイッチまたは XPSに接続できます。

このケーブルには 2種類の長さのものがあります。

長さケーブルタイプ部品番号

0.3 mStackPowerケーブルCAB-SPWR-30CM

1.5 mStackPowerケーブルCAB-SPWR-150CM

図 15:Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチで使用する StackPower ケーブル

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド36

スイッチの設置

StackPower ケーブルの接続方法

この図は、付属の 0.3 mの StackPowerケーブルと 1.5 mのケーブルの両方を使用したリング型の構成を示しています。後述の例では、スイッチは垂直ラックまたは卓上に設置されています。

図 16:StackPower のリングトポロジ

次の図に、スタートポロジで接続した 9個のスイッチを示します。

図 17:StackPower のスタートポロジ

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド37

スイッチの設置

StackPower ケーブルの接続方法

StackPower の区分例以下の図はそれぞれ、フェールオーバー状態のスイッチの StackPowerスタックです。

この図では、StackPowerケーブル 2が不良です。したがって、このスタックでは冗長性が提供されません。

図 18:フェールオーバー条件での StackPower スタックの例

この図では、センタースイッチの StackPowerポートBが故障しており、このスタックが 2つのスタックに分かれています。上部の 2台のスイッチは電力を共有し、下部のスイッチは別スタックになっています。

図 19:フェールオーバー条件で StackPower スタックが区分される例

スイッチの設置

ラックへの設置

19インチラック以外のラックにスイッチを設置する場合は、スイッチの付属品ではないブラケットキットが必要です。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド38

スイッチの設置

StackPower の区分例

ラックへのユニットの設置や、ラック内のユニットの保守作業を行う場合は、負傷事故を防ぐ

ため、システムが安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。安全を確保す

るために、次のガイドラインを守ってください。

警告

•ラックに設置する装置が 1台だけの場合は、ラックの一番下に取り付けます。

•ラックに複数の装置を設置する場合は、最も重い装置を一番下に設置して、下から順番に取り付けます。

•ラックにスタビライザが付いている場合は、スタビライザを取り付けてから、ラックに装置を設置したり、ラック内の装置を保守したりしてください。

ステートメント 1006

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド39

スイッチの設置

ラックへの設置

この図は、標準 19インチブラケットおよび他のオプションのマウントブラケットを示します。オプションのブラケット(ACC-KIT-T1=)を発注するには、シスコの営業担当者にご連絡ください。

図 20:ラックマウントブラケット

23インチブラケット(RACK-KIT-T1=)419インチブラケット(RACK-KIT-T1=)1

24インチブラケット(RACK-KIT-T1=)54点マウント用延長レールおよびブラケット:19インチブラケットを含む(4PT-KIT-T1=)

2

ETSIブラケット(RACK-KIT-T1=)3

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド40

スイッチの設置

ラックへの設置

ラックマウントブラケットの取り付け

手順

フロントマウントまたはリアマウントの位置の場合は、4本のフラットヘッドネジでブラケットの長い方をスイッチの両側に取り付けます。

図 21:19 インチラック用ブラケットの取り付け

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド41

スイッチの設置

ラックへの設置

ラックへのスイッチの設置

手順

ステップ 1 付属の 4本の小ネジを使用して、ブラケットをラックに取り付けます。ステップ 2 黒の小ネジを使用して、左右いずれかのブラケットにケーブルガイドを取り付けます。

図 22:ラックへのスイッチの取り付け

フロントマウントの位置3小ネジ、ブラック1

No. 12または No. 10の小ネジ4ケーブルガイド2

卓上または棚へのスイッチの設置

手順

ステップ 1 スイッチを卓上または棚に設置する場合は、マウントキットの中からゴム製の脚が付いた粘着ス

トリップを取り出します。

ステップ 2 シャーシ底面の 4個の丸い刻み込みにゴム製の脚を 4つ取り付けます。ステップ 3 AC電源近くの卓上または棚にスイッチを置きます。ステップ 4 スイッチの設置が完了したら、スイッチの設定の詳細について、After Switch Installation, (43ペー

ジ)を参照してください。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド42

スイッチの設置

卓上または棚へのスイッチの設置

After Switch Installation• Configure the switch. For more information, seeスイッチのセットアップ, (77ページ).

• Connect to the stack ports.

• Install the power cord retainer (optional).

• Connect to the front-panel ports.

StackWise ポートへの接続はじめる前に

StackWiseケーブルを接続する前に、スイッチのデータスタックのプランニング, (31ページ)を確認します。スイッチの相互接続には必ずシスコ認定の StackWiseケーブルを使用してください。

手順

ステップ 1 StackWiseケーブルと StackWiseポートからダストカバーを取り外し、再使用できるように保管しておきます。

ステップ 2 ケーブルをスイッチの背面パネルの StackWiseポートに接続します。コネクタを正しい位置に合わせて、StackWiseケーブルをスイッチの背面パネルの StackWiseポートに接続し、指でネジを時

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド43

スイッチの設置

After Switch Installation

計方向に回して締め付けます。図のように、シスコのロゴが上側に位置する方向でコネクタを接

続していることを確認します。

ステップ 3 ケーブルのもう一端を他のスイッチのポートに接続し、指でネジを締め付けます。締めすぎない

ように注意してください。

図 23:StackWise ポートへの StackWise ケーブルの接続

コネクタのネジ3シスコロゴ1

コネクタのネジ2

StackWiseケーブルの取り外しや取り付けを行うと、ケーブルの耐用期間が短くなる場合があります。絶対に必要な場合を除き、ケーブルの頻繁な取り外しと接続は避けてくださ

い(このケーブルでサポートされている接続と取り外しの最大回数は 200回です)。

注意

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド44

スイッチの設置

StackWise ポートへの接続

コネクタから StackWiseケーブルを取り外す必要がある場合は、接続しているネジを完全に外します。コネクタを使用しない場合は、ダストカバーを取り替えてください。

StackPower ポートへの接続はじめる前に

StackPowerケーブルを接続する前に、スイッチのデータスタックのプランニング, (31ページ)を確認します。スイッチの相互接続には必ずシスコ認定の StackWiseケーブルを使用してください。誤った構成を防止するため、スイッチ側の StackPowerポートにはキーとカラー帯が設けられ、これが StackPowerケーブルコネクタ側のキーとカラー帯に一致するようになっています。

手順

ステップ 1 StackPowerのケーブルのコネクタのダストカバーを外します。ステップ 2 緑の帯のケーブル端を、最初のスイッチの StackPowerポートに接続します。コネクタを正しい位

置に合わせて、スイッチの背面パネルの StackPowerポートに挿入します。ステップ 3 黄色の帯のケーブル端を、StackPower電力共有の相手となる別のスイッチに接続します。ステップ 4 非脱落型ネジを手で締めて、StackPowerケーブルコネクタを固定します。

StackPowerケーブルの取り外しや取り付けを行うと、ケーブルの耐用期間が短くなる場合があります。必要な場合以外には、ケーブルの取り外しや取り付けを行わないようにして

ください。

注意

スイッチへのネットワークモジュールの取り付けネットワークモジュールの詳細については、以下の各項を参照してください。

•ネットワークモジュールの取り付け, (51ページ)

SFP モジュール、SFP+ モジュール、および QSFP+ モジュールの取り付けおよび取り外し

SFP、SFP+、QSFP+各モジュールの詳細については、以下の各項を参照してください。

• SFPおよび SFP+モジュールの取り付け, (61ページ)

• SFPおよび SFP+モジュールの取り外し, (64ページ)

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド45

スイッチの設置

StackPower ポートへの接続

• Cisco 40-Gigabit QSFP+ Transceiver Modules Installation Note

装置とイーサネットポートの接続• 10/100/1000ポートの接続, (46ページ)

• PoE+ポートおよび Cisco UPOEポートの接続, (47ページ)

10/100/1000 ポートの接続スイッチの10/100/1000ポートの設定は、接続先装置の速度で動作するように変更されます。接続先のポートが自動ネゴシエーションをサポートしていない場合は、速度およびデュプレックスの

パラメータを手動で設定できます。自動ネゴシエーション機能のない装置または手動で速度とデュ

プレックスのパラメータが設定されている装置に接続すると、パフォーマンスの低下やリンク障

害が発生することがあります。

最大限のパフォーマンスを実現するためには、次のいずれかの方法でイーサネットポートを設定

してください。

•速度とデュプレックスの両方について、ポートに自動ネゴシエーションを実行させます。

•接続の両側でインターフェイスの速度とデュプレックスに関するパラメータを設定します。

Auto-MDIX 接続スイッチの自動ネゴシエーション機能とAuto-MDIX機能は、デフォルトでイネーブルになっています。

自動ネゴシエーション機能を利用すると、接続先装置の速度で動作するようにスイッチポートの

設定が変化します。接続先の装置が自動ネゴシエーションをサポートしていない場合は、スイッ

チインターフェイスの速度とデュプレックスのパラメータを手動で設定できます。

Auto-MDIX機能を利用するとスイッチで銅線イーサネット接続に必要なケーブルタイプが検出され、それに応じてインターフェイスが設定されます。

Auto-MDIXがディセーブルの場合、この表のガイドラインを使用して正しいケーブルを選択してください。

表 17:推奨イーサネットケーブル(Auto-MDIX がディセーブルの場合)

ストレートケーブルクロスケーブル7

デバイス

NoYesスイッチとスイッチ

NoYesスイッチとハブ

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド46

スイッチの設置

装置とイーサネットポートの接続

ストレートケーブルクロスケーブル7

デバイス

YesNoスイッチとコンピュータま

たはサーバ

YesNoスイッチとルータ

YesNoスイッチと IP Phone

7 100BASE-TXおよび 1000BASE-Tトラフィックでは、カテゴリ 5以上の 4ツイストペアが必要です。10BASE-Tトラフィックではカテゴリ 3ケーブル以上を使用できます。

PoE+ ポートおよび Cisco UPOE ポートの接続10/100/1000 PoE+ポートおよびCisco UPOEポートには、10/100/1000ポートの接続, (46ページ)の説明にあるものと同様な自動ネゴシエーション設定およびケーブル要件があります。これらの

ポートは、PoE、PoE+、または Cisco UPOEのインラインパワーを提供できます。

PoEインラインパワーは、IEEE 802.3af規格に準拠した装置のほか、Cisco独自規格の Cisco IPPhoneおよび Cisco Aironetアクセスポイントをサポートします。各ポートは最大 15.4Wの PoE電力を供給できます。PoE+インラインパワーは、IEEE 802.3at規格に準拠した装置をサポートし、すべてのスイッチポートに対して 1ポートあたり最大 30Wの PoE+電力を供給します。

24ポートおよび 48ポートスイッチで PoE、PoE+、および Cisco UPOEをサポートするために必要な電源モジュールについては、「電源モジュール」を参照してください。

絶縁されていない金属接点、導体、または端子をPower overEthernet(PoE)回路の相互接続に使用すると、電圧によって感電事故が発生することがあります。危険性を認識しているユーザ

または保守担当者だけに立ち入りが制限された場所を除いて、このような相互接続方式を使用

しないでください。立ち入りが制限された場所とは、特殊な工具、錠と鍵、またはその他のセ

キュリティ手段を使用しないと入れない場所を意味します。ステートメント 1072

警告

Voice over IP(VoIP)サービスおよび緊急コールサービスは、電源障害や停電が発生している場合は機能しません。電源が復旧した後、VoIPおよび緊急コールサービスへ再びアクセスできるように機器のリセットまたは再設定をする必要がある場合があります。米国では、この緊

急番号は 911です。国内の緊急番号を確認しておく必要があります。ステートメント 371

警告

カテゴリ 5eおよびカテゴリ 6のケーブルには、高レベルの静電気が蓄積されることがあります。必ずケーブルを適切かつ安全な方法でアースしてから、スイッチや他の装置に接続してく

ださい。

注意

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド47

スイッチの設置

PoE+ ポートおよび Cisco UPOE ポートの接続

不適合なケーブル配線または装置が原因で、PoEポートに障害が発生している可能性があります。必ず規格に適合したケーブル配線で、シスコ独自規格の IP Phoneおよびワイヤレスアクセスポイントである IEEE802.3afまたは802.3at(PoE+)に準拠した装置に接続してください。PoE障害の原因となっているケーブルや装置は取り外す必要があります。

注意

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド48

スイッチの設置

PoE+ ポートおよび Cisco UPOE ポートの接続

第 3 章

ネットワークモジュールの取り付け

• ネットワークモジュールの概要, 49 ページ

• スイッチへのネットワークモジュールの取り付け, 50 ページ

• ネットワークモジュールの取り外し, 60 ページ

• SFPおよび SFP+モジュール, 61 ページ

• ネットワークモジュールのシリアル番号の確認, 64 ページ

ネットワークモジュールの概要Cisco Catalyst 9300シリーズスイッチは、アップリンクポート用にオプションとして次のネットワークモジュールをサポートしています。

説明ネットワークモ

ジュール

このモジュールには 1G SFPモジュール用のスロットが 4つあります。標準の SFPモジュールであればどのような組み合わせでもサポートされます。

Cisco Catalyst 9300シリーズスイッチでのみサポートされます。

(注)

C9300-NM-4G

このモジュールには 10G SFP+モジュール用のスロットが 8つあります。

Cisco Catalyst 9300シリーズスイッチでのみサポートされます。

(注)

C9300-NM-8X

このモジュールには、40G QSFP+モジュール用のスロットが 2つあります。

Cisco Catalyst 9300シリーズスイッチでのみサポートされます。

(注)

C9300-NM-2Q

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド49

説明ネットワークモ

ジュール

このモジュールには 1 G SFPモジュール用のスロットが 4つあります。標準の SFPモジュールであればどのような組み合わせでもサポートされます。SFP+モジュールはサポートされません。

1GネットワークモジュールにSFP+モジュールを挿入しても、そのSFP+モジュールは動作しません。スイッチのログにエラーメッセージが記録

されます。

C3850-NM-4-1G

このモジュールにはスロットが 4つあります。左側の 2つのスロットは1 G SFPモジュールのみをサポートし、右側の 2つのスロットは 1 G SFPモジュールまたは 10 G SFPモジュールのいずれかをサポートします。

C3850-NM-2-10G

このモジュールは、4個の 10 Gスロットまたは 4個の 1 Gのスロットを備えています。

C3850-NM-4-10G

このモジュールには8個の10Gスロットがあり、各スロットにSFP+ポートがあります。各ポートは 1 Gまたは 10 G接続をサポートします。

C3850-NM-8-10G

このモジュールには 2個の 40 Gスロットがあり、各スロットに QSFP+コネクタがあります。

C3850-NM-2-40G

スイッチにアップリンクポートがない場合、このブランクモジュールを

挿入します(十分なエアーフローの確保に必要です)。

ブランクネットワー

クモジュール

スイッチへのネットワークモジュールの取り付け

安全上の警告

ここでは、取り付け時の注意事項および警告事項について説明します。各国語による安全上の警

告については、『Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco Catalyst 9300シリーズスイッチ』をご覧ください。Cisco.comの次の URLにあります:http://www.cisco.com/go/c9300

ネットワークモジュールを取り付ける前に、この項に目を通してください。

機器を扱う際には、必ず静電気防止対策を行ってください。機器に対する静電破壊のリスクを

排除するため、取り付けや保守を行う作業者は、必ずアースストラップを使用してアースを

行ってください。機器を取り外す際に静電破壊が発生する可能性があります。

注意

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド50

ネットワークモジュールの取り付け

スイッチへのネットワークモジュールの取り付け

この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。

ステートメント 1030警告

モジュールの取り付け中または取り外し中は、空いているスロットやシャーシに手を入れない

でください。回路の露出部分に触れると、感電のおそれがあります。ステートメント 206警告

必要な工具類

•最大トルクが 15 lbf-in(pound-force-inch)の、No. 2プラスヘッド付きのラチェット式ドライバ

•オプションで回転制御機構を備えたPanduit製圧着工具(モデルCT-720、CT-920、CT-920CH、CT-930、または CT-940CH)

•ワイヤストリッパ

•単一孔アース接続の場合は、12ゲージの銅製アース線(絶縁被膜付きまたは絶縁被膜なし)

•単一孔アースラグおよびネジ(スイッチのアクセサリキット内に含まれる)

• 14ゲージの銅線(× 4)

ネットワークモジュールの取り付け

ネットワークモジュールなしでもスイッチは動作可能ですが、アップリンクポートが不要な

場合は、ブランクモジュール(ポートや SFPスロットなし)を取り付けてください。(注)

SFPスロット付きのネットワークモジュールを挿入または取り外すと、スイッチのログに記録されます。

(注)

必ずサポートされるネットワークモジュールと、SFPモジュールまたは QSFPモジュールを使用してください。各モジュールには、セキュリティ情報をコード化したシリアルEEPROMが内蔵されています。

ネットワークモジュールはホットスワップ可能です。モジュールを取り外した場合は、別のネッ

トワークモジュールまたはブランクモジュールを代わりに取り付けてください。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド51

ネットワークモジュールの取り付け

必要な工具類

スイッチは、ネットワークモジュールが取り付けられた状態で、EMC規格、安全規格、および熱規格に準拠しています。アップリンクポートが不要な場合は、ブランクネットワークモ

ジュールを取り付けてください。

(注)

はじめる前に

ネットワークモジュールを取り付けるには、次の注意事項に従ってください。

•ブランクモジュールは、SFPモジュールまたは QSFPモジュールを取り付けるまではスロットから外さないでください。このスロットには、モジュールまたはダストプラグのいずれか

が常に取り付けられている必要があります。

•光ファイバ SFPおよび QSFPモジュールのダストプラグ、および光ファイバケーブルのゴム製キャップは、いずれもケーブルを接続するまでは取り外さないでください。これらのプ

ラグおよびキャップは、モジュールポートやケーブルを汚れや周辺光から保護する役割を果

たします。

•ネットワークモジュールの取り外しや取り付けを行うと、耐用期間が短くなる可能性があります。ネットワークモジュールの取り外しや取り付けは、必要最低限にしてください。

•静電破壊を防ぐため、ケーブルをスイッチや他の装置に接続する場合は、ボードおよびコンポーネントを正しい手順で取り扱うようにしてください。

手順

ステップ 1 手首に静電気防止用リストストラップを着用して、ストラップの機器側をアース表面に接続しま

す。

ステップ 2 保護用パッケージから、モジュールを取り出します。

ステップ 3 ブランクモジュールをスイッチから取り外して保管します。

モジュールを差し込む前に、モジュールの向きが正しいかどうかを確認します。向きを間

違えて取り付けると、モジュールを破損することがあります。

注意

ケーブルが接続された状態、あるいはSFPモジュールが取り付けられた状態でネットワークモジュールを取り付けないでください。必ずケーブルおよびモジュールをすべて取り

外してから、ネットワークモジュールを取り付けてください。

注意

光ファイバケーブルが接続された状態でネットワークモジュールの取り付けまたは取り

外しを行うと、モジュールインターフェイスが error-disable状態になる可能性があります。インターフェイスが error-disable状態になった場合は、shutdownおよび no shutdownのインターフェイスコンフィギュレーションコマンドを使用すれば、インターフェイス

を再びイネーブルの状態にできます。

注意

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド52

ネットワークモジュールの取り付け

ネットワークモジュールの取り付け

ステップ 4 モジュール面を上に向けて、モジュールスロットに取り付けます。モジュールをスロットに差し

込み、モジュールの前面プレートの背面とスイッチの前面プレートがぴったり重なるまで押しま

す。非脱落型ネジを締めて、ネットワークモジュールを固定します。

図 24:スイッチへのネットワークモジュールの取り付け

他のネットワークモジュールとは異なり、ネジジャッキを適切に固定しないと、

C3850-NM-8-10Gを完全に挿入して固定することはできません。(注)

1 ネジジャッキが右端のタブと接続するまで、モジュールをアップリンクスロットに

押し込みます。

2 スロット内のバネ式タブが C3850-NM-8-10Gモジュールを押し戻してくるため、軽い抵抗を感じることがあります。

3 ネットワークモジュールの前面パネルをスロットにゆっくりと押し込みながら、ネ

ジジャッキを締め続けます。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド53

ネットワークモジュールの取り付け

ネットワークモジュールの取り付け

C9300-NM-4G モジュールC9300-NM-4Gモジュールのすべてのポートはネイティブで GigabitEthernetであり、GigabitEthernet1/1/1~GigabitEthernet1/1/4で構成されています。有効なインターフェイスは 4つのみです。残りの 4つは、CLIで利用可能な場合であっても使用しないでください。

表 18:C9300-NM-4G モジュール

アクションインターフェイス

このインターフェイスを構成してくださいGigabitEthernet1/1/1

このインターフェイスを構成してくださいGigabitEthernet1/1/2

このインターフェイスを構成してくださいGigabitEthernet1/1/3

このインターフェイスを構成してくださいGigabitEthernet1/1/4

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/1

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/2

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/3

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/4

C9300 NM-8X モジュールC9300-NM-8Xモジュールのすべてのポートはデフォルトで 10Gです。SFPを使ってこれらを 1Gとして実行する場合でも、これらを TenGigabitEthernet1/1/1~ TenGigabitEthernet1/1/8として構成してください。

表 19:C9300-NM-8-10X モジュール

アクションインターフェイス

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/1

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/2

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/3

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/4

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド54

ネットワークモジュールの取り付け

C9300-NM-4G モジュール

アクションインターフェイス

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/5

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/6

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/7

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/8

C9300-NM-2Q モジュール40G QSFPモジュールを使用すると、ポートはデフォルトで 40Gインターフェイスになります。この場合、10Gインターフェイスが表示されますが、使用されません。

表 20:40G QSFP モジュール搭載の C9300-NM-2Q モジュール

アクションインターフェイス

このインターフェイスを構成してくださいFortyGigabitEthernet1/1/1

このインターフェイスを構成してくださいFortyGigabitEthernet1/1/2

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/1

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/2

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/3

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/4

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/5

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/6

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/7

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/8

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド55

ネットワークモジュールの取り付け

C9300-NM-2Q モジュール

C3850-NM-4-1G モジュールC3850-NM-4-1Gモジュールのすべてのポートは、ネイティブで GigabitEthernetであり、GigabitEthernet1/1/1~GigabitEthernet1/1/4に構成されています。有効なインターフェイスは 4つのみです。残りの 4つは、CLIに表示される場合でも使用しないでください。

表 21:C3850-NM-4-1G モジュール

アクションインターフェイス

このインターフェイスを構成してくださいGigabitEthernet1/1/1

このインターフェイスを構成してくださいGigabitEthernet1/1/2

このインターフェイスを構成してくださいGigabitEthernet1/1/3

このインターフェイスを構成してくださいGigabitEthernet1/1/4

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/1

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/2

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/3

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/4

C3850-NM-4-10G モジュールC3850-NM-4-10Gモジュールのすべてのポートはデフォルトで 10 Gです。これらは、SFPを使用して 1 Gとして実行する場合でも、TenGigabitEthernet1/1/1~ TenGigabitEthernet1/1/4に構成する必要があります。有効なインターフェイスは 4つのみです。残りの 4つは、CLIに表示される場合でも使用しないでください。

表 22:C3850-NM-4-10G モジュール

アクションインターフェイス

無視してくださいGigabitEthernet1/1/1

無視してくださいGigabitEthernet1/1/2

無視してくださいGigabitEthernet1/1/3

無視してくださいGigabitEthernet1/1/4

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド56

ネットワークモジュールの取り付け

C3850-NM-4-1G モジュール

アクションインターフェイス

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/1

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/2

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/3

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/4

C3850-NM-2-10G モジュールC3850-NM-2-10Gモジュールでは、最初の 2個のポートはネイティブで 1 Gポート、最後の 2個のポートは、ネイティブで10Gポートです。したがって、これらの1GポートはGigabitEthernet1/1/1~ GigabitEthernet1/1/2として構成してください。最後の 2個のポートを 1 Gとして実行する場合であっても、これらのポートは TenGigabitEthernet1/1/3~ TenGigabitEthernet1/1/4として構成してください。有効なインターフェイスは 4つのみです。残りの 4つは、CLIに表示される場合でも使用しないでください。

表 23:C3850-NM-2-10G モジュール

アクションインターフェイス

このインターフェイスを構成してくださいGigabitEthernet1/1/1

このインターフェイスを構成してくださいGigabitEthernet1/1/2

無視してくださいGigabitEthernet1/1/3

無視してくださいGigabitEthernet1/1/4

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/1

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/2

1-Gとして実行する場合にも、このインターフェイスを設定してください。

TenGigabitEthernet1/1/3

1-Gとして実行する場合にも、このインターフェイスを設定してください。

TenGigabitEthernet1/1/4

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド57

ネットワークモジュールの取り付け

C3850-NM-2-10G モジュール

C3850-NM-8-10G モジュールC3850-NM-8-10Gモジュールのすべてのポートはデフォルトで 10 Gです。これらは、SFPを使用して 1 Gとして実行する場合でも、TenGigabitEthernet1/1/1~ TenGigabitEthernet1/1/8に構成する必要があります。

表 24:C3850-NM-8-10G モジュール

アクションインターフェイス

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/1

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/2

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/3

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/4

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/5

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/6

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/7

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/8

C3850-NM-2-40G モジュールC3850-NM-2-40Gモジュールのデフォルトポート接続は、40 G QSFPモジュールを使用するか4x10Gブレークアウトケーブルを使用するかによって異なります。

40 G QSFPモジュールを使用すると、ポートはデフォルトで 40 Gインターフェイスになります。この場合、10 Gインターフェイスが表示されますが、使用されません。

表 25:40 G QSFP モジュールを使用する C3850-NM-2-40G モジュール

アクションインターフェイス

このインターフェイスを構成してくださいFortyGigabitEthernet1/1/1

このインターフェイスを構成してくださいFortyGigabitEthernet1/1/2

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/1

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/2

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド58

ネットワークモジュールの取り付け

C3850-NM-8-10G モジュール

アクションインターフェイス

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/3

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/4

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/5

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/6

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/7

無視してくださいTenGigabitEthernet1/1/8

4x10Gブレークアウトケーブルを使用すると、ポートはデフォルトで 10Gインターフェイスになります。

表 26:4x10G ブレークアウトケーブルを使用する C3850-NM-2-40G モジュール

アクションインターフェイス

無視してくださいFortyGigabitEthernet1/1/1

無視してくださいFortyGigabitEthernet1/1/2

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/1

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/2

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/3

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/4

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/5

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/6

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/7

このインターフェイスを構成してくださいTenGigabitEthernet1/1/8

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド59

ネットワークモジュールの取り付け

C3850-NM-2-40G モジュール

ネットワークモジュールの取り外し

スイッチは、ネットワークモジュールが取り付けられた状態で、EMC規格、安全規格、および熱規格に準拠しています。アップリンクポートが不要な場合は、ブランクネットワークモ

ジュールを取り付けてください。

(注)

手順

ステップ 1 手首に静電気防止用リストストラップを着用して、ストラップの機器側をアース表面に接続しま

す。

ケーブルが接続された状態、あるいはSFP/QSFPモジュールが取り付けられた状態でネットワークモジュールを取り外さないでください。必ずケーブルおよびモジュールをすべ

て取り外してから、ネットワークモジュールを取り外してください。

注意

光ファイバケーブルが接続された状態でネットワークモジュールの取り付けまたは取り

外しを行うと、モジュールインターフェイスが error-disable状態になる可能性があります。インターフェイスが error-disable状態になった場合は、shutdownおよび no shutdownのインターフェイスコンフィギュレーションコマンドを使用すれば、インターフェイス

を再びイネーブルの状態にできます。

注意

ステップ 2 SFP/QSFPモジュールからケーブルを外します。ステップ 3 SFP/QSFPモジュールをネットワークモジュールから外します。ステップ 4 ネットワークモジュールを固定している非脱落型ネジを緩めます。

C3850-NM-8-10Gモジュールは、1つのネジジャッキだけでスイッチに固定されています。このネジは、コネクタインターフェイスからモジュールを取り外す場合にも便利

です。モジュールを完全に取り外す前に、ネジを完全に緩めて外す必要があります。ネ

ジを取り外すと、ネジが完全に外れるときにバネがモジュールを押し出します。完全に

取り外されるまで、モジュールをしっかり保持してください。

(注)

ステップ 5 非脱落型ネジをしっかりとつかみ、スロットから慎重に引き出します。

ステップ 6 交換用のネットワークモジュールまたはブランクモジュールをスロットに取り付けます。

ステップ 7 取り外したモジュールは、静電気防止用袋に収めるか、その他の保護環境下に置いてください。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド60

ネットワークモジュールの取り付け

ネットワークモジュールの取り外し

SFP および SFP+ モジュール

SFP および SFP+ モジュールの取り付け

はじめる前に

SFPおよび SFP+モジュールを取り付ける前に、ネットワークモジュールを取り付けておく必要があります。サポートされる SFPモジュールおよび SFP+モジュールの一覧は、Cisco.comにあるスイッチのリリースノートを参照してください。スイッチには、必ずサポートされるSFPモジュールを使用してください。サポートされる SFPおよび SFP+モジュールの最新情報については、『Cisco Transceiver Modules Compatibility Information』を参照してください。

SFPモジュールの取り付け、取り外し、ケーブル接続、およびトラブルシューティングについては、装置に付属しているモジュールのマニュアルを参照してください。

次の注意事項をよくお読みください。

クラス 1レーザー製品です。ステートメント 1008警告

• SFPモジュールポートの埃よけプラグ、または光ファイバケーブルのゴム製キャップは、ケーブルを接続する準備が整うまでは取り外さないでください。これらのプラグおよびキャッ

プは、モジュールポートやケーブルを汚れや周辺光から保護する役割を果たします。

• SFPモジュールの取り外しや取り付けを行うと、モジュールの耐用期間が短くなる可能性があります。SFPモジュールの取り外しや取り付けは、必要最低限にしてください。

•静電破壊を防ぐため、ケーブルをスイッチや他の装置に接続する場合は、ボードおよびコンポーネントを正しい手順で取り扱うようにしてください。

•複数のスイッチポートに複数の SFPを挿入するときは、各 SFPの挿入の間で 5秒間待機します。これにより、ポートが error-disabledモードにならなくなります。同様に、ポートからSFPを取り外したときは、再度挿入する前に 5秒間待機します。

手順

ステップ 1 手首に静電気防止用リストストラップを着用して、ストラップの機器側をアース表面に接続しま

す。

ステップ 2 SFPモジュールは、送信側(TX)および受信側(RX)の印があるほうが上面です。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド61

ネットワークモジュールの取り付け

SFP および SFP+ モジュール

SFPモジュールによっては、送信側と受信側(TXと RX)の印の代わりに、接続の方向を示す矢印が付いている場合もあります。

ステップ 3 ベールクラスプラッチ付きの SFPモジュールの場合は、ロック解除の位置までラッチを開きます。

ステップ 4 モジュールをスロットの開口部に合わせて、コネクタをスロットの奥にはめ込みます。

図 25:ネットワークモジュールへの SFP モジュールの取り付け

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド62

ネットワークモジュールの取り付け

SFP および SFP+ モジュールの取り付け

ステップ 5 モジュールにベールクラスプラッチが付いている場合は、ラッチを閉じてSFPモジュールを固定します。

ステップ 6 SFPのダストプラグを取り外して保管します。ステップ 7 SFPケーブルを接続します。

図 26:SFP モジュールが取り付けられたネットワークモジュール

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド63

ネットワークモジュールの取り付け

SFP および SFP+ モジュールの取り付け

SFP および SFP+ モジュールの取り外し

手順

ステップ 1 手首に静電気防止用リストストラップを着用して、ストラップの機器側をアース表面に接続しま

す。

ステップ 2 SFPモジュールからケーブルを取り外します。ケーブルコネクタプラグを再び取り付ける際には、送信(TX)と受信(RX)を間違えないように注意してください。

ステップ 3 光インターフェイスを清潔に保つために、SFPモジュールの光ポートにダストプラグを取り付けます。

ステップ 4 ベールクラスプラッチ付きのモジュールの場合は、ベールを下げて、モジュールを取り外しま

す。指でラッチを開けない場合は、小型のマイナスドライバなどの細長い工具を使用してラッチ

を開きます。

ステップ 5 SFPモジュールを持ち上げて、スロットからゆっくり引き出します。ステップ 6 SFPモジュールは、静電気防止用袋に収めるか、その他の保護環境下に置いてください。

ネットワークモジュールのシリアル番号の確認ネットワークモジュールについてシスコのテクニカルサポートに連絡する場合は、モジュールの

シリアル番号が必要です。

図 27:ネットワークモジュールのシリアル番号の位置

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド64

ネットワークモジュールの取り付け

SFP および SFP+ モジュールの取り外し

第 4 章

電源モジュールの取り付け

• 電源モジュールの概要, 65 ページ

• インストールのガイドライン, 68 ページ

• AC電源モジュールの取り付けまたは交換, 70 ページ

• 電源モジュールのシリアル番号の確認, 72 ページ

電源モジュールの概要スイッチは、1台または 2台のアクティブな電源モジュールで動作します。StackPowerスタックに属するスイッチは、スタックにある他のスイッチから電源供給を受けて動作します。

2台の AC電源モジュール、または 1台のモジュールとブランクカバーを使用できます。すべての電源モジュールにはファンが内蔵されています。すべてのスイッチは、2番目の電源モジュールスロットにブランクカバーが付いた状態で出荷されます。

次の表に、サポートされる内部電源モジュールを示します。

表 27:電源モジュールの部品番号と説明

説明部品番号

1100 W AC電源モジュールPWR-C1-1100WAC=

715 W AC電源モジュールPWR-C1-715WAC=

350 W AC電源モジュールPWR-C1-350WAC=

ブランクカバーPWR-C1-BLANK

使用可能な PoE、PoE+、UPOEおよび PoEの要件については、電源モジュール, (18ページ)を参照してください。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド65

350 Wおよび 715 Wの AC電源モジュールは、100~ 240 VACの入力電圧をサポートするオートレンジングユニットです。1100 W電源モジュールは、115~ 240 VACの入力電圧をサポートするオートレンジングユニットです。

AC電源モジュールにはAC電源コンセントに接続するための電源コードが、それぞれ付属しています。1100 Wおよび 715 Wモジュールは、16 AWGコードを使用します(北米のみ)。他のすべてのモジュールは、18 AWGコードを使用します。

次の図に、電源モジュールを示します。

図 28:1100 W AC 電源モジュール

リリースラッチ51100 W AC電源モジュール1

電源コード保持具6AC OK LED2

キーイング機構7PS OK LED3

AC電源コードコネクタ4

図 29:715 W AC 電源モジュール

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド66

電源モジュールの取り付け

電源モジュールの概要

リリースラッチ5715 W AC電源モジュール1

電源コード保持具6AC OK LED2

キーイング機構7PS OK LED3

AC電源コードコネクタ4

図 30:350 W AC 電源モジュール

リリースラッチ5350 W AC電源モジュール1

電源コード保持具6AC OK LED2

キーイング機構7PS OK LED3

AC電源コードコネクタ4

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド67

電源モジュールの取り付け

電源モジュールの概要

電源モジュールスロットに電源モジュールを取り付けない場合は、電源モジュールスロットカ

バーを取り付けてください。

図 31:電源モジュールスロットカバー

固定クリップ2リリースハンドル1

表 28:スイッチ電源モジュールの LED

説明PS OK説明AC OK

出力がディセーブルであるか、入力

が動作範囲外です(AC LEDは消灯)。

消灯AC電源が入力されていません。消灯

スイッチへ電力を供給しています。グリーンAC入力電源が供給されています。グリーン

出力が停止しました。赤

インストールのガイドライン電源モジュールまたはファンモジュールの取り外しまたは取り付け時は、次の注意事項に従って

ください。

•電源モジュールまたはファンモジュールは、無理にスロットに押し込まないでください。スイッチのピンがモジュール側と合っていない場合に、ピンを破損するおそれがあります。

•電源モジュールがスイッチにしっかり取り付けられていないと、システムの動作が停止することがあります。

•電源モジュールの電源を遮断してから、電源モジュールの取り外しまたは取り付けを行ってください。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド68

電源モジュールの取り付け

インストールのガイドライン

•電源モジュールはホットスワップ可能です。全 PoE+または電源共有モードなどの一部の設定では、電源モジュールを取り外すと、1台の電源装置の入力電力に合った電力バジェットになるよう、受電装置がシャットダウンされます。ネットワークの中断を最小限に抑えるた

め、次の状況では電源モジュールをホットスワップしてください。

◦スイッチが StackPowerモードで動作していて、十分な電力が利用可能。

◦スイッチが電源スタック内の他のスイッチから電力を供給されていて、進行中のアクティブなバックアップはない。

電力バジェットを表示するスイッチコマンドについては、ソフトウェアのコンフィギュレー

ションガイドを参照してください。

一方の電源モジュールスロットが空の状態で、スイッチを動作させないでください。シャー

シを正しく冷却するためには、2つのモジュールスロットに電源またはブランクモジュールを取り付ける必要があります。

注意

この装置は、アースさせる必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正

しく取り付けられていない装置を稼働させたりしないでください。アースが適切かどうかはっ

きりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。

ステートメント 1024

警告

ブランクの前面プレートおよびカバーパネルには、3つの重要な機能があります。シャーシ内の危険な電圧および電流による感電を防ぐこと、他の装置への電磁干渉(EMI)の影響を防ぐこと、およびシャーシ内の冷気の流れを適切な状態に保つことです。システムは、必ずすべて

のカード、前面プレート、前面カバー、および背面カバーを正しく取り付けた状態で運用して

ください。

ステートメント 1029

警告

モジュールの取り付け中または取り外し中は、空いているスロットやシャーシに手を入れない

でください。回路の露出部分に触れると、感電のおそれがあります。

ステートメント 206

警告

この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。

ステートメント 1030

警告

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド69

電源モジュールの取り付け

インストールのガイドライン

シスコの外部電源システムをスイッチに接続していない場合は、付属のコネクタカバーをス

イッチの背面に取り付けてください。

ステートメント 386

警告

AC 電源モジュールの取り付けまたは交換

手順

ステップ 1 元電源側の電源を切ります。

ステップ 2 電源コードを電源コード保持具から外します。

ステップ 3 電源コードを電源コネクタから外します。

ステップ 4 電源モジュール右側のリリースラッチを押し、電源モジュールを引き出します

スイッチの動作中は、電源スロットを 90秒以上空けたままにしないでください。

注意

この装置には複数の電源装置接続が存在する場合があります。すべての接続を取り外し、

装置の電源を遮断する必要があります。ステートメント 1028警告

ステップ 5 新しい電源を電源スロットに差し込み、スロットの中にゆっくり押します。正しく挿入されれば、

350 Wおよび 715 W電源モジュール(電源コード保持具は含まない)は、スイッチの背面パネルと面が揃います。1100W電源モジュールは、スイッチの背面パネルから 1.5インチ(3.81 cm)突き出ます。

図 32:スイッチへの AC 電源モジュールの取り付け

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド70

電源モジュールの取り付け

AC 電源モジュールの取り付けまたは交換

ステップ 6 (任意)電源コードをループ状にして、電源コード保持具に通します。

図 33:電源コード保持具を装着した AC 電源

ステップ 7 電源コードを電源モジュールに接続してから AC電源コンセントに接続します。元電源側の電源を投入します。

ステップ 8 電源モジュールの AC OKおよび PS OKの LEDがグリーンに点灯したことを確認します。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド71

電源モジュールの取り付け

AC 電源モジュールの取り付けまたは交換

電源モジュールのシリアル番号の確認電源モジュールについてシスコのテクニカルサポートに連絡する場合は、シリアル番号が必要で

す。シリアル番号の場所は、次の図を参照してください。CLIを使用してシリアル番号を確認することもできます。

図 34:1100 W AC 電源モジュールのシリアル番号

図 35:715 W および 350 W AC 電源のシリアル番号

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド72

電源モジュールの取り付け

電源モジュールのシリアル番号の確認

第 5 章

ファンモジュールの取り付け

• ファンモジュールの概要, 73 ページ

• インストールのガイドライン, 74 ページ

• ファンモジュールの取り付け, 74 ページ

• ファンモジュールのシリアル番号の確認, 75 ページ

ファンモジュールの概要スイッチには、ホットスワップ可能な内蔵ファンが3つあります。電源を投入したスイッチでは、必ず 2台以上のファンが動作している必要があります。1台のファンが動作していなくても、残りの 2台のファンが動作していれば、スイッチを稼働できますが、故障したファンは可能な限り早期に交換してください。これにより、2台目のファンの故障によってサービスの中断を招く事態を避けることができます。

図 36:ファンモジュール

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド73

保持クリップ3ファン LED1

取手4排気口2

スイッチを適切に冷却するには、3台のファンが必要です。(注)

インストールのガイドラインファンモジュールの取り外しと取り付けでは、次の注意事項に従ってください。

•ファンモジュールを無理にスロットに押し込まないでください。スイッチのピンがモジュール側と合っていない場合に、ピンを破損するおそれがあります。

•ファンモジュールがスイッチにしっかり取り付けられていないと、システムの動作が停止することがあります。

•このスイッチでは、ファンモジュールのホットスワップが可能です。スイッチの通常動作を中断することなく、ファンモジュールを取り外して交換できます。

この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。

ステートメント 1030警告

ファンモジュールの取り付け

手順

ステップ 1 ファンモジュールのリリースハンドルをつかみ、モジュールを引き出します。

スイッチの過熱を防ぐため、ファンモジュールの交換は 5分以内に完了してください。

注意

ステップ 2 ファンモジュールをファンスロットに取り付け、スロットに固く押し込みます。取手ではなくモ

ジュールの端に圧力をかけます正しく挿入されれば、ファンモジュールとスイッチの背面パネル

の面が揃います。ファンが作動すると、ファンの左上のグリーンの LEDが点灯します。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド74

ファンモジュールの取り付け

インストールのガイドライン

モジュールの取り付け作業や取り外し作業中に空のスロットに手を入れないでください。

露出した電気回路に接触すると感電する危険性があります。ステートメント 206警告

図 37:ファンモジュールの取り付け

ファン LED1

対応する電源装置に適したファンが取り付けられていることを確認します。青いハンド

ル付きのファンは青いハンドル付きの電源装置に対応し、赤いハンドル付きのファンは

赤いハンドル付きの電源装置に対応します。

(注)

ファンモジュールのシリアル番号の確認ファンモジュールについてシスコのテクニカルサポートに連絡する場合は、ファンモジュール

のシリアル番号が必要です。シリアル番号の場所は、次の図を参照してください。

図 38:ファンモジュールのシリアル番号

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド75

ファンモジュールの取り付け

ファンモジュールのシリアル番号の確認

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド76

ファンモジュールの取り付け

ファンモジュールのシリアル番号の確認

第 6 章

スイッチの設定

• Webユーザインターフェイスを使用したスイッチの設定, 77 ページ

• CLIを使用したスイッチの設定, 83 ページ

Web ユーザインターフェイスを使用したスイッチの設定

スイッチのセットアップ

ハードウェアの取り付けが完了したら、トラフィックがネットワークを通過するのに必要な構成

を使用してスイッチを設定する必要があります。新しいデバイスを使用する最初の日には、さま

ざまなタスクを実行することにより、デバイスがオンライン状態かつ到達可能で、簡単に設定さ

れることを確認できます。

ユーザアカウントの作成

デバイスで実行する最初のタスクは、ユーザ名とパスワードの設定です。通常、ネットワーク管

理者はデバイスへのアクセスを制御し、権限がないユーザがネットワーク設定を参照したり、設

定を操作することを防止します。

手順

ステップ 1 デバイスに付属のデフォルトユーザ名とパスワードを使用してログオンします。

ステップ 2 最大25文字の英数字のパスワードを設定します。設定したユーザ名とパスワードの組み合わせにより、特権15のアクセス権が与えられます。ストリングを数字で始めることはできません。大文字と小文字を区別し、スペースを使用できますが、先行スペースは無視されます。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド77

セットアップオプションの選択

サイトプロファイルに基づいてデバイスを設定するには [WiredNetwork]を選択して、スイッチ全体の設定を続行します。それ以外の場合は、次の手順に進み、デバイスの基本設定のみを行いま

す。

基本デバイスの設定値の設定

[Basic Device Settings]ページで、次の情報を設定します。

手順

ステップ 1 [Device ID]および [Location Settings]セクションで、ネットワーク内のデバイスを識別する一意の名前を入力します。

ステップ 2 デバイスの日付と時刻の設定を選択します。デバイスをNTPクロックソースなどの有効な外部タイミングメカニズムと同期させるには、[Automatic]を選択するか、[Manual]を選択して自分で設定します。

ステップ 3 [DeviceManagement Settings]セクションで、管理インターフェイスに IPアドレスを割り当てます。割り当てる IPアドレスが、入力したサブネットマスクの一部であることを確認してください。

ステップ 4 デフォルトゲートウェイを指定する IPアドレスを入力します。[Wired Network]を選択しなかった場合は、前の手順で次の画面に進み、[Day 0 Config Summary]画面で設定を確認して、[Finish]をクリックします。サイトプロファイルに基づいてデバイスを自動的に設定するには、[Setup Options]をクリックして [Wired Network]を選択します。

サイトプロファイルに基づいたデバイスの設定

より簡単に設定作業を行い時間を節約するには、ネットワークでデバイスが設置および管理され

る場所に基づいて、サイトプロファイルを選択します。選択したサイトプロファイルに基づき、

シスコのベストプラクティスに従ってデバイスが自動的に設定されます。該当する詳細設定画面

から、このデフォルト設定を簡単に変更できます。

クイックセットアップの一環としてサイトプロファイルを選択すると、企業のビジネスニーズ

に基づいてデバイスを設定できます。たとえば、デバイスをアクセススイッチとして使用して、

ネットワーク上のクライアントノードとエンドポイントを接続したり、ディストリビューション

スイッチとして使用して、サブネットとVLANの間でパケットをルーティングしたりすることができます。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド78

スイッチの設定

セットアップオプションの選択

表 29:各サイトプロファイルでロードされるデフォルト設定

冗長ディス

トリビュー

ションス

イッチ

(ポート

チャネルピ

アおよびダ

ウンリン

ク)

シングル

ディストリ

ビューショ

ンスイッチ

(シングル

ポートチャ

ネルダウン

リンク)

シングル

ディストリ

ビューショ

ンスイッチ

(シングル

ダウンリン

ク)

シングルア

クセスス

イッチ(冗

長ポート

チャネル

アップリン

ク)

シングルア

クセスス

イッチ(シ

ングルポー

トチャネル

アップリン

ク)

シングルア

クセスス

イッチ(シ

ングルアッ

プリンク)

設定

クイック

セットアッ

プの一部と

して指定し

たホスト名

またはデバ

イス名

クイック

セットアッ

プの一部と

して指定し

たホスト名

またはデバ

イス名

クイック

セットアッ

プの一部と

して指定し

たホスト名

またはデバ

イス名

クイック

セットアッ

プの一部と

して指定し

たホスト名

またはデバ

イス名

クイック

セットアッ

プの一部と

して指定し

たホスト名

またはデバ

イス名

クイック

セットアッ

プの一部と

して指定し

たホスト名

またはデバ

イス名

Hostname

RPVST+RPVST+RPVST+RPVST+RPVST+RPVST+スパニング

ツリーモー

ModeTransparent

ModeTransparent

ModeTransparent

ModeTransparent

ModeTransparent

ModeTransparent

VTP

イネーブルイネーブルイネーブルイネーブルイネーブルイネーブルUDLD

リカバリ

モードを自

動に設定

リカバリ

モードを自

動に設定

リカバリ

モードを自

動に設定

リカバリ

モードを自

動に設定

リカバリ

モードを自

動に設定

リカバリ

モードを自

動に設定

エラーディ

セーブル回

送信元/宛先IP

送信元/宛先IP

送信元/宛先IP

送信元/宛先IP

送信元/宛先IP

送信元/宛先IP

ポートチャ

ネルロード

バランス

Version 2Version 2Version 2Version 2Version 2Version 2SSH

イネーブルイネーブルイネーブルイネーブルイネーブルイネーブルSCP

イネーブルイネーブルイネーブルイネーブルイネーブルイネーブルスイッチへ

のVTYアクセス

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド79

スイッチの設定

サイトプロファイルに基づいたデバイスの設定

冗長ディス

トリビュー

ションス

イッチ

(ポート

チャネルピ

アおよびダ

ウンリン

ク)

シングル

ディストリ

ビューショ

ンスイッチ

(シングル

ポートチャ

ネルダウン

リンク)

シングル

ディストリ

ビューショ

ンスイッチ

(シングル

ダウンリン

ク)

シングルア

クセスス

イッチ(冗

長ポート

チャネル

アップリン

ク)

シングルア

クセスス

イッチ(シ

ングルポー

トチャネル

アップリン

ク)

シングルア

クセスス

イッチ(シ

ングルアッ

プリンク)

設定

イネーブルイネーブルイネーブルイネーブルイネーブルイネーブルサービスタ

イムスタン

次の VLANが作成され

ます。

• DefaultVLAN

•データVLAN

•音声VLAN

• ManagementVLAN

次の VLANが作成され

ます。

• DefaultVLAN

•データVLAN

•音声VLAN

• ManagementVLAN

次の VLANが作成され

ます。

• DefaultVLAN

•データVLAN

•音声VLAN

• ManagementVLAN

次の VLANが作成され

ます。

• DefaultVLAN

•データVLAN

•音声VLAN

• ManagementVLAN

次の VLANが作成され

ます。

• DefaultVLAN

•データVLAN

•音声VLAN

• ManagementVLAN

次の VLANが作成され

ます。

• DefaultVLAN

•データVLAN

•音声VLAN

• ManagementVLAN

VLAN

クイック

セットアッ

プに基づい

て管理ポー

トに設定さ

れたレイヤ

3設定

クイック

セットアッ

プに基づい

て管理ポー

トに設定さ

れたレイヤ

3設定

クイック

セットアッ

プに基づい

て管理ポー

トに設定さ

れたレイヤ

3設定

クイック

セットアッ

プに基づい

て管理ポー

トに設定さ

れたレイヤ

3設定

クイック

セットアッ

プに基づい

て管理ポー

トに設定さ

れたレイヤ

3設定

クイック

セットアッ

プに基づい

て管理ポー

トに設定さ

れたレイヤ

3設定

管理 VLANレイヤ 3設定

作成済みの

IPv6ホストポリシー

作成済みの

IPv6ホストポリシー

作成済みの

IPv6ホストポリシー

作成済みの

IPv6ホストポリシー

作成済みの

IPv6ホストポリシー

作成済みの

IPv6ホストポリシー

IPv6ホストポリシー

定義済みの

アクセス用

自動 QoSポリシー

定義済みの

アクセス用

自動 QoSポリシー

定義済みの

アクセス用

自動 QoSポリシー

定義済みの

アクセス用

自動 QoSポリシー

定義済みの

アクセス用

自動 QoSポリシー

定義済みの

アクセス用

自動 QoSポリシー

ダウンリン

クポートの

QoSポリシー

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド80

スイッチの設定

サイトプロファイルに基づいたデバイスの設定

冗長ディス

トリビュー

ションス

イッチ

(ポート

チャネルピ

アおよびダ

ウンリン

ク)

シングル

ディストリ

ビューショ

ンスイッチ

(シングル

ポートチャ

ネルダウン

リンク)

シングル

ディストリ

ビューショ

ンスイッチ

(シングル

ダウンリン

ク)

シングルア

クセスス

イッチ(冗

長ポート

チャネル

アップリン

ク)

シングルア

クセスス

イッチ(シ

ングルポー

トチャネル

アップリン

ク)

シングルア

クセスス

イッチ(シ

ングルアッ

プリンク)

設定

作成済みの

ディストリ

ビューショ

ン用 QoSポリシー

作成済みの

ディストリ

ビューショ

ン用 QoSポリシー

作成済みの

ディストリ

ビューショ

ン用 QoSポリシー

作成済みの

ディストリ

ビューショ

ン用 QoSポリシー

作成済みの

ディストリ

ビューショ

ン用 QoSポリシー

作成済みの

ディストリ

ビューショ

ン用 QoSポリシー

アップリン

クポートの

QoSポリシー

選択された

アップリン

クポート

は、他の

ディストリ

ビューショ

ンスイッチ

またはコア

スイッチに

接続されま

選択された

アップリン

クポート

は、他の

ディストリ

ビューショ

ンスイッチ

またはコア

スイッチに

接続されま

選択された

アップリン

クポート

は、他の

ディストリ

ビューショ

ンスイッチ

またはコア

スイッチに

接続されま

トランク

モードでPort-channelとして設定

される、選

択された

ポート(す

べての

VLANを許可するよう

に設定)

トランク

モードでPort-channelとして設定

される、選

択された

ポート(す

べての

VLANを許可するよう

に設定)

トランク

ポートとし

て設定され

る、選択さ

れたアップ

リンクイン

ターフェイ

ス(すべて

の VLANを許可するよ

うに設定)

インター

フェイス

トランク

モードのダ

ウンリンク

ポート

アクセスス

イッチへの

ダウンリン

ク接続

アクセス

モードで設

定されてい

るダウンリ

ンクポート

アクセス

モードで設

定されてい

るダウンリ

ンクポート

アクセス

モードで設

定されてい

るダウンリ

ンクポート

アクセス

モードで設

定されてい

るダウンリ

ンクポート

ダウンリン

ク/アクセスインター

フェイス

作成済みの

コアまたは

ディストリ

ビューショ

ンへのPort-channel

作成済みの

コアまたは

ディストリ

ビューショ

ンへのPort-channel

Notconfigured

作成済みの

ディストリ

ビューショ

ンへのPort-channel

作成済みの

ディストリ

ビューショ

ンへのPort-channel

Notconfigured

作成済みの

ディストリ

ビューショ

ンへのPort-channel

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド81

スイッチの設定

サイトプロファイルに基づいたデバイスの設定

スイッチ全体の設定

VLAN の設定

手順

ステップ 1 [VLAN Configuration]セクションでは、データ VLANと音声 VLANの両方を設定できます。データ VLANの名前を入力します。

ステップ 2 データ VLANを設定するには、[Data VLAN]チェックボックスがオンになっていることを確認し、VLANの名前を入力して、VLANIDを割り当てます。複数のVLANを作成する場合は、VLANの範囲のみを指定します。

ステップ 3 音声VLANを設定するには、[VoiceVLAN]チェックボックスがオンになっていることを確認し、VLANの名前を入力して、VLAN IDを割り当てます。複数のVLANを作成する場合は、VLAN範囲を指定します。

STP の設定

手順

ステップ 1 デバイスに設定されているデフォルトの STPモードは PVRST+です。[STP Mode]ドロップダウンリストでこれを PVSTに変更できます。

ステップ 2 ブリッジプライオリティ番号をデフォルト値 32748から変更するには、[Bridge Priority]を [Yes]に変更し、ドロップダウンリストからプライオリティ番号を選択します。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド82

スイッチの設定

スイッチ全体の設定

DHCP、NTP、DNS、SNMP の設定

手順

ステップ 1 [Domain Details]セクションに、非修飾ホスト名を完成させるためにソフトウェアで使用されるドメイン名を入力します。

ステップ 2 DNSサーバを識別する IPアドレスを入力してください。このサーバは、デバイスでの名前とアドレスの解決に使用されます。

ステップ 3 [Server Details]セクションに、DHCPクライアントで使用可能にする DNSサーバの IPアドレスを入力します。

ステップ 4 [Syslog Server]フィールドに、syslogメッセージの送信先となるサーバの IPアドレスを入力します。

ステップ 5 正しい時刻、日付、およびタイムゾーンでデバイスが設定されるようにするには、デバイスの時

間の同期相手となる NTPサーバの IPアドレスを入力します。ステップ 6 [Management Details]セクションに、SNMPサーバを識別する IPアドレスを入力します。デバイス

では SNMPv1、SNMPv2、および SNMPv3がサポートされています。ステップ 7 SNMPプロトコルへのアクセスを許可する SNMPコミュニティ文字列を指定します。

次の作業

• [Day 0 Config Summary]をクリックして設定を確認します。

• [Finish]をクリックします。

CLI を使用したスイッチの設定

コンソールポート経由での CLI のアクセススイッチの RJ-45コンソールポートまたはUSBコンソールポートを PCまたはワークステーションに接続し、端末エミュレーションソフトウェアを通じてスイッチにアクセスすることにより、

設定済みスイッチ、または未設定のスイッチ上で CLIにアクセスできます。

スイッチをスタックしている場合は、スタック内の 1つのスイッチのコンソールポートに接続します。任意のメンバスイッチから、スタック全体の初期設定を行うことができます。

(注)

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド83

スイッチの設定

CLI を使用したスイッチの設定

RJ-45 コンソールポートの接続

手順

ステップ 1 RJ-45/DB-9アダプタケーブルを PCの 9ピンシリアルポートに接続します。ケーブルのもう一方の端をスイッチのコンソールポートに接続します。

ステップ 2 PCまたは端末上で端末エミュレーションソフトウェアを起動します。このプログラム(その多くは、HyperTerminalや ProcommPlusなどの PCアプリケーション)は、使用可能な PCまたは端末とスイッチの間の通信を確立します。

ステップ 3 コンソールポートのデフォルト特性に合わせて、PCまたは端末のボーレートおよびキャラクタフォーマットを次のように設定します。

• 9600ボー

• 8データビット

• 1ストップビット

•パリティなし

•なし(フロー制御)

ステップ 4 スイッチのクイックスタートガイドを参照して、スイッチの電源を入れます。

ステップ 5 PCまたは端末にブートローダシーケンスが表示されます。Enterを押してセットアッププロンプトを表示します。

USB コンソールポートの接続

手順

ステップ 1 スイッチの USBコンソールポートをWindowsベースの PCに最初に接続するときは、USBドライバをインストールします。Cisco Microsoft Windows USBデバイスドライバのインストール, (85ページ)を参照してください。

スイッチのUSBタイプAポートはファイルシステムのサポートを提供し、コンソールポートではありません。「USBタイプ Aポート」セクションを参照してください。

(注)

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド84

スイッチの設定

コンソールポート経由での CLI のアクセス

ステップ 2 USBケーブルをPCのUSBポートに接続します。ケーブルのもう一方の端をスイッチのミニB(5ピンコネクタ)USBコンソールポートに接続します。

ステップ 3 PCまたは端末上で端末エミュレーションソフトウェアを起動します。このプログラム(その多くは、HyperTerminalや ProcommPlusなどの PCアプリケーション)は、使用可能な PCまたは端末とスイッチの間の通信を確立します。

ステップ 4 コンソールポートのデフォルト特性に合わせて、PCまたは端末のボーレートおよびキャラクタフォーマットを次のように設定します。

• 9600ボー

• 8データビット

• 1ストップビット

•パリティなし

•なし(フロー制御)

ステップ 5 スイッチのクイックスタートガイドを参照して、スイッチの電源を入れます。

ステップ 6 PCまたは端末にブートローダシーケンスが表示されます。Enterを押してセットアッププロンプトを表示します。セットアッププログラムの手順に従います。

Cisco Microsoft Windows USB デバイスドライバのインストールMicrosoft Windowsベースの PCをスイッチの USBコンソールポートに最初に接続するときに、USBデバイスドライバをインストールする必要があります。

• Cisco Microsoft Windows XP USBドライバのインストール

• Cisco Microsoft Windows 2000 USBドライバのインストール

• Cisco Microsoft Windows VistaおよびWindows 7 USBドライバのインストール

Cisco Microsoft Windows XP USB ドライバのインストール

手順

ステップ 1 Cisco.comのWebサイトから Cisco USBコンソールドライバファイルを入手し、解凍します。

スイッチソフトウェアのダウンロード用のCisco.comサイトから、ドライバファイルをダウンロードできます。

(注)

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド85

スイッチの設定

Cisco Microsoft Windows USB デバイスドライバのインストール

ステップ 2 32ビットWindows XPを使用している場合は、Windows_32フォルダ内の setup.exeファイルをダブルクリックします。64ビットWindows XPを使用している場合は、Windows_64フォルダ内のsetup(x64).exeファイルをダブルクリックします。

ステップ 3 Cisco Virtual Com InstallShield Wizardが起動します。ステップ 4 [Ready to Install the Program]ウィンドウが表示されます。[Install]をクリックします。

ステップ 5 [InstallShield Wizard Completed]ウィンドウが表示されます。[Finish]をクリックします。

ステップ 6 USBケーブルを、PCとスイッチのコンソールポートに接続します。USBコンソールポートのLEDがグリーンで点灯し、Found New Hardwareウィザードが表示されます。指示に従って、ドライバのインストールを完了します。

Cisco Microsoft Windows 2000 USB ドライバのインストール

手順

ステップ 1 Cisco.comのWebサイトから Cisco USBコンソールドライバファイルを入手し、解凍します。

スイッチソフトウェアのダウンロード用のCisco.comサイトから、ドライバファイルをダウンロードできます。

(注)

ステップ 2 setup.exeファイルをダブルクリックします。ステップ 3 Cisco Virtual Com InstallShield Wizardが起動します。[Next]をクリックします。

ステップ 4 [Ready to Install the Program]ウィンドウが表示されます。[Install]をクリックします。

ステップ 5 [InstallShield Wizard Completed]ウィンドウが表示されます。[Finish]をクリックします。

ステップ 6 USBケーブルを、PCとスイッチのコンソールポートに接続します。USBコンソールポートのLEDがグリーンで点灯し、Found New Hardwareウィザードが表示されます。指示に従って、ドライバのインストールを完了します。

Cisco Microsoft Windows Vista および Windows 7 USB ドライバのインストール

手順

ステップ 1 Cisco.comのWebサイトから Cisco USBコンソールドライバファイルを入手し、解凍します。

スイッチソフトウェアのダウンロード用のCisco.comサイトから、ドライバファイルをダウンロードできます。

(注)

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド86

スイッチの設定

Cisco Microsoft Windows USB デバイスドライバのインストール

ステップ 2 32ビットWindowsVistaまたはWindows 7を使用している場合は、Windows_32フォルダの setup.exeファイルをダブルクリックします。64ビットWindows VistaまたはWindows 7を使用している場合は、Windows_64フォルダの setup(x64).exeファイルをダブルクリックします。

ステップ 3 Cisco Virtual Com InstallShield Wizardが起動します。[Next]をクリックします。

ステップ 4 [Ready to Install the Program]ウィンドウが表示されます。[Install]をクリックします。

User Account Control警告が表示された場合は、[Allow - I trust this program]をクリックして先に進みます。

(注)

ステップ 5 [InstallShield Wizard Completed]ウィンドウが表示されます。[Finish]をクリックします。

ステップ 6 USBケーブルを、PCとスイッチのコンソールポートに接続します。USBコンソールポートのLEDがグリーンで点灯し、Found New Hardwareウィザードが表示されます。指示に従って、ドライバのインストールを完了します。

Cisco Microsoft Windows USB ドライバのアンインストール

Cisco Microsoft Windows XP および 2000 USB ドライバのアンインストールWindowsの Add or Remove Programsユーティリティ、または setup.exeファイルを使用します。

Setup.exe プログラムの使用

はじめる前に

ドライバをアンインストールする前に、スイッチとコンソール端末を切り離します。

手順

ステップ 1 32ビットWindowsの場合は setup.exeを、64ビットWindowsの場合は setup(x64).exeを実行します。[Next]をクリックします。

ステップ 2 Cisco Virtual Comの InstallShield Wizardが表示されます。[Next]をクリックします。

ステップ 3 プログラムメンテナンスウィンドウが表示されたら、[Remove]オプションボタンを選択します。[Next]をクリックします。

ステップ 4 [Remove the Program]ウィンドウが表示されたら、[Remove]をクリックします。

ステップ 5 [InstallShield Wizard Completed]ウィンドウが表示されたら、[Finish]をクリックします。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド87

スイッチの設定

Cisco Microsoft Windows USB ドライバのアンインストール

Add or Remove Programs ユーティリティの使用

はじめる前に

ドライバをアンインストールする前に、スイッチとコンソール端末を切り離します。

手順

ステップ 1 [Start] > [Control Panel] > [Add or Remove Programs]の順にクリックします。

ステップ 2 [Cisco Virtual Com]までスクロールして [Remove]をクリックします。

ステップ 3 [Program Maintenance]ウィンドウが表示されたら、[Remove]オプションボタンを選択します。[Next]をクリックします。

Cisco Microsoft Windows Vista および Windows 7 USB ドライバのアンインストール

はじめる前に

ドライバをアンインストールする前に、スイッチとコンソール端末を切り離します。

手順

ステップ 1 32ビットWindowsの場合は setup.exeを、64ビットWindowsの場合は setup(x64).exeを実行します。[Next]をクリックします。

ステップ 2 Cisco Virtual Comの InstallShield Wizardが表示されます。[Next]をクリックします。

ステップ 3 プログラムメンテナンスウィンドウが表示されたら、[Remove]オプションボタンを選択します。[Next]をクリックします。

ステップ 4 [Remove the Program]ウィンドウが表示されたら、[Remove]をクリックします。

User Account Control警告が表示された場合は、[Allow - I trust this program]をクリックして先に進みます。

(注)

ステップ 5 [InstallShield Wizard Completed]ウィンドウが表示されたら、[Finish]をクリックします。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド88

スイッチの設定

Cisco Microsoft Windows USB ドライバのアンインストール

付録 A技術仕様

• 環境仕様および物理仕様, 89 ページ

• 電源、スイッチ、およびファンの仕様, 91 ページ

環境仕様および物理仕様この表では、環境仕様について説明します。

表 30:スイッチの環境仕様

環境条件

23~ 113°F(-5~ 45°C)動作温度

8

-40~ 158°F(-40~ 70°C)保管温度

5~ 90%(結露しないこと)相対湿度

最大 10,000フィート(3000 m)動作時の高度

最大 15,000フィート(4500 m)保管時の高度

8コールドスタートの最低周囲温度は 0 °C(32 °F)

この表では、環境仕様について説明します。

表 31:電源の環境仕様

環境条件

AC電源:-5~ 45°C(23~ 113°F)動作温度

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド89

環境条件

-40~ 158°F(-40~ 70°C)保管温度

10~ 90%(結露しないこと)相対湿度

AC電源:最大 10,000フィート(3,000 m)高度

次の表に物理的仕様を示します。

表 32:スイッチの物理的仕様

物理仕様

4.4 x 44.5 x 44.5 cm(1.73 x 17.5 x 17.5インチ)C9300-24T

4.4 x 44.5 x 44.5 cm(1.73 x 17.5 x 17.5インチ)C9300-24P

4.4 x 44.5 x 44.5 cm(1.73 x 17.5 x 17.5インチ)C9300-24U

4.4 x 44.5 x 44.5 cm(1.73 x 17.5 x 17.5インチ)C9300-48T

4.4 x 44.5 x 44.5 cm(1.73 x 17.5 x 17.5インチ)C9300-48P

4.4 x 44.5 x 44.5 cm(1.73 x 17.5 x 17.5インチ)C9300-48U

4.4 x 44.5 x 47.0 cm(1.73 x 17.5 x 18.5インチ)C9300-24UX

4.4 x 44.5 x 47.0 cm(1.73 x 17.5 x 18.5インチ)C9300-48UXM

(FAN FRUを取り付け、電源を取り付けていない状態)

サイズ(高さ x幅 x奥行)

重量(動作しているネットワークモジュール、ブランクモジュール、電源は重量に含まれませ

ん)。

7.27 kg(16.03ポンド)C9300-24T

7.4 kg(16.33ポンド)C9300-24P

7.54 kg(16.63ポンド)C9300-24U

7.45 kg(16.43ポンド)C9300-48T

7.59 kg(16.73ポンド)C9300-48P

7.72 kg(17.03ポンド)C9300-48U

8.25 kg(18.18ポンド)C9300-24UX

9.34 kg(20.6ポンド)C9300-48UXM

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド90

技術仕様

環境仕様および物理仕様

次の表に物理的仕様を示します。

表 33:電源の物理的仕様

重量

3ポンド(1.4 kg)PWR-C1-1100WAC

2.8ポンド(1.3 kg)PWR-C1-715WAC

2.6ポンド(1.2 kg)PWR-C1-350WAC

寸法(高さ x奥行 x幅)

下記の寸法には、取手とキーイング機構が含まれます。

40.1 X 82.55 X 348.2 mm(1.58 X 3.25 X 13.7インチ)PWR-C1-1100WAC

40.1 X 82.55 X 309.9 mm(1.58 X 3.25 X 12.20インチ)PWR-C1-715WAC

40.1 X 82.55 X 309.9 mm(1.58 X 3.25 X 12.20インチ)PWR-C1-350WAC

電源、スイッチ、およびファンの仕様

表 34:AC 電源の電力仕様

電力要件

• PWR-C1-1100WAC: 1100 W

• PWR-C1-715WAC: 715 W

• PWR-C1-350WAC: 350 W

最大出力

• PWR-C1-1100WAC:1100 W、115~ 240 VAC(オートレンジ)、50~ 60 Hz

• PWR-C1-715WAC:715 W、100~ 240 VAC(オートレンジ)、50~ 60 Hz

• PWR-C1-350WAC:350 W、100~ 240 VAC(オートレンジ)、50~ 60 Hz

入力電圧および周波数

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド91

技術仕様

電源、スイッチ、およびファンの仕様

電力要件

• PWR-C1-1100WAC:12~ 6 A

• PWR-C1-715WAC:10~ 5 A

• PWR-C1-350WAC:4~ 2 A

入力電流

• PWR-C1-1100WAC:–56 [email protected] A

• PWR-C1-715WAC:–56 [email protected] A

• PWR-C1-350WAC:–56 [email protected] A

出力定格

• PWR-C1-1100WAC:4263 BTU/時、1250 W

• PWR-C1-715WAC:2742 BTU/時、804 W

• PWR-C1-350WAC:1357 BTU/時、398 W

合計入力 BTU9

• PWR-C1-1100WAC:3751 BTU/時、1100 W

• PWR-C1-715WAC:2438 BTU/時、715 W

• PWR-C1-350WAC:1194 BTU/時、350 W

合計出力 BTU10

9合計入力 BTUと合計出力 BTUの定格は、電源に投入する入力電力、およびスイッチへの出力電力をそれぞれ意味します。BTU定格は、350Wおよび 715 W電源モジュールでは 100 VAC、1100 W電源モジュールでは 115 VACを基準にしています。

10合計入力 BTUと合計出力 BTUの定格は、電源に投入する入力電力、およびスイッチへの出力電力をそれぞれ意味します。BTU定格は、350Wおよび 715 W電源モジュールでは 100 VAC、1100 W電源モジュールでは 115 VACを基準にしています。

表 35:ファンモジュールの環境および物理仕様

環境条件

23~ 176°F(-5~ 80°C)動作温度

最大 15,000フィート(4500 m)で -40~ 85°C(–40~ 185°F)保管温度

5~ 95%(結露しないこと)相対湿度

最大 13,000フィート(4000 m)高度

物理仕様

4.11 X 4.39 X 10.76 cm(1.62 X 1.73 X 4.24インチ)寸法(高さ x奥行 x幅)

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド92

技術仕様

電源、スイッチ、およびファンの仕様

0.21 kg(0.48ポンド)重量(ファン 3台の場合)

動作仕様

20 cfmエアーフロー

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド93

技術仕様

電源、スイッチ、およびファンの仕様

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド94

技術仕様

電源、スイッチ、およびファンの仕様

付録 Bコネクタおよびケーブルの仕様

• コネクタの仕様, 95 ページ

• コンソールポート, 97 ページ

• ケーブルおよびアダプタ, 97 ページ

コネクタの仕様

10/100/1000 ポート(PoE を含む)すべての 10/100/1000ポートは、標準の RJ-45コネクタとイーサネットピン割り当てを使用します。

図 39:10/100/1000 ポートのピン割り当て

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド95

SFP モジュールのコネクタ

図 40:デュプレックス LC ケーブルコネクタ

図 41:シンプレックス LC ケーブルコネクタ

図 42:銅線 SFP モジュールの LC コネクタ

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド96

コネクタおよびケーブルの仕様

SFP モジュールのコネクタ

コンソールポートスイッチにはコンソールポートとして、前面パネルの USB 5ピンMiniタイプ Bポートと、背面パネルの RJ-45コンソールポートの 2つがあります。

図 43:USB Mini タイプ B ポート

USBコンソールポートでは、USBタイプ A/5ピンミニタイプ Bケーブルを使用します。USBタイプ Aから USB Miniタイプ Bへのケーブルは提供されません。このケーブルが含まれたアクセサリキット(部品番号:800-33434)を発注してください。

図 44:USB タイプ A から USB 5 ピン Mini タイプ B へのケーブル

RJ-45コンソールポートでは 8ピン RJ-45の接続を使用します。付属の RJ-45/DB-9アダプタケーブルは、スイッチのコンソールポートとコンソールPCの接続に使用します。スイッチのコンソールポートを端末に接続する場合は、RJ-45/DB-25メス DTEアダプタが必要です。

ケーブルおよびアダプタ

StackWise ケーブル次の StackWiseケーブル(ハロゲン不使用)は、シスコの営業担当者に発注できます。

• STACK-T1-50CM=(0.5 mケーブル)

• STACK-T1-1M=(1 mケーブル)

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド97

コネクタおよびケーブルの仕様

コンソールポート

• STACK-T1-3M=(3 mケーブル)

表 36:StackWise ケーブルの最小の曲げ半径および巻きの直径

最小の巻きの直径最小曲げ半径ケーブル長ケーブルの部品番号

132mm(5.20インチ)66 mm(2.60インチ)0.5m(1.64フィート)STACK-T1-50CM

132mm(5.20インチ)66 mm(2.60インチ)1.0m(3.28フィート)STACK-T1-1M

182mm(7.17インチ)91 mm(3.58インチ)3.0m(9.84フィート)STACK-T1-3M

132mm(5.20インチ)66 mm(2.60インチ)0.5m(1.64フィート)STACK-T2-50CM

132mm(5.20インチ)66 mm(2.60インチ)1.0m(3.28フィート)STACK-T2-1M

182mm(7.17インチ)91 mm(3.58インチ)3.0m(9.84フィート)STACK-T2-3M

SFP モジュールケーブルケーブル配線の仕様については、次のドキュメントを参照してください。

•『Cisco SFP and SFP+ Transceiver Module Installation Notes』

•『Cisco 40-Gigabit QSFP+ Transceiver Modules Installation Note』

各ポートはケーブルの反対側の波長仕様と一致させる必要があります。また、ケーブルは規定の

ケーブル長を超えないものとします。銅線 1000BASE-T SFPモジュールトランシーバは、カテゴリ 5の標準 4ツイストペアケーブルを使用します。最大ケーブル長は 328フィート(100 m)です。

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド98

コネクタおよびケーブルの仕様

SFP モジュールケーブル

ケーブルのピン割り当て

図 45:4 ツイストペアストレートケーブルの配線

図 46:4 対のツイストペアセミクロスケーブルの配線

図 47:2 対のツイストペアストレートケーブルの構造

図 48:2 対のツイストペアクロスケーブルの構造

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド99

コネクタおよびケーブルの仕様

ケーブルのピン割り当て

クロスケーブルの識別

ケーブル両端のモジュラプラグを比較すると、クロスケーブルかどうかを識別できます。タブを

裏側にして、ケーブルの両端を並べます。クロスケーブルは、左側プラグの外側のピンに接続さ

れたワイヤと、右側プラグの内側のピンに接続されたワイヤが別の色になっています。

図 49:クロスケーブルの識別

コンソールポートアダプタのピン割り当て

RS-232コンソールポートでは 8ピン RJ-45コネクタを使用します。RJ-45/DB-9アダプタケーブルを使用して、スイッチのコンソールポートとコンソールPCを接続します。スイッチのコンソールポートを端末に接続する場合は、RJ-45/DB-25メス DTEアダプタが必要です。

表 37:DB-9 アダプタを使用したコンソールポート信号

コンソール装置RJ-45 to DB-9 ターミナルアダプタスイッチコンソールポート

(DTE)

信号DB-9 ピン信号

CTS8RTS

DSR6DTR

RxD2TxD

GND5GND

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド100

コネクタおよびケーブルの仕様

コンソールポートアダプタのピン割り当て

コンソール装置RJ-45 to DB-9 ターミナルアダプタスイッチコンソールポート

(DTE)

信号DB-9 ピン信号

GND5GND

TxD3RxD

DTR4DSR

RTS7CTS

表 38:DB-25 アダプタを使用したコンソールポート信号

コンソール装置RJ-45 to DB-25 ターミナルアダプタスイッチコンソールポート(DTE)

信号DB-25 ピン信号

CTS5RTS

DSR6DTR

RxD3TxD

GND7GND

GND7GND

TxD2RxD

DTR20DSR

RTS4CTS

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド101

コネクタおよびケーブルの仕様

コンソールポートアダプタのピン割り当て

Cisco Catalyst 9300 シリーズスイッチハードウェア設置ガイド102

コネクタおよびケーブルの仕様

コンソールポートアダプタのピン割り当て