空間表示 google earth用のクイックスナップショット · 2017. 5. 18. ·...

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( 翻訳 ) 株式会社 オープン GIS 東京都墨田区吾妻橋 1-19-14 紀伊国屋ビル 1F Tel: (03)3623-2851 Fax: (03)3623-3025 E-mail: [email protected] 空間表示 Google Earth 用のクイックスナップショット TNTmips、TNTedit、TNTview の 表 示 ウ ィ ン ド ウ に あ る [ ク イ ッ ク ス ナップショット (Quick Snapshot)] ボタン を使うと、画面のスナップ ショットを作成して Google Earth で簡単に表示することが出来ます。〈ク イックスナップショットの設定 (Quick Snapshot Settings) 〉ウィンドウ で、GeoTIFF、TIFF、JPEG、PNG から 1 つフォーマットを選んで、[( 地理 座標系であれば )Google Earth 用の KML ファイルと “World + PRJ” ファイ ルを保存 (Save Google Earth KML (if Geographic CRS) and “World + PRJ” files))] トグルをオンにします ( 右図及びテクニカルガイド「空間データ表示: 表示画面のクイックスナップショット (Quick Snapshot of View Contents)」参照 )。Google Earth にスナップショットを 自動で表示するには、〈クイックスナップショットの設定〉で [KML ビューワ ( 通常 Google Earth) を使って結果を表示 する (Show result using KML viewer (usually in Google Earth))] オプションをオンにします。もしくは、指定したスナッ プショットフォルダに入って、KML ファイルの上でダブルクリックすることで、スナップショットしたエリアにズーム した Google Earth を開くことが出来ます。 KML ファイルは WGS84 測地系を使った緯度経度の座標を必要とします。表示画面で WGS84/ ジオグラフィック座 標参照系 (CRS) を使っている場合、他の補足的なジオリファレンスファイルと一緒に KML ファイルが作成されます。表 示画面で他の座標参照系を使っていても、表示のエ リアが小さく、その範囲が緯度経度に変換されたと き生じるゆがみの誤差が 1 スクリーンピクセル分の 地表面積より小さい場合は、KML ファイルが作成さ れます。もしそうでない場合、KML ファイルは作ら れず、左下のようなメッセージウィンドウに表示画 面のジオリファレンスは Google Earth での使用に適 しませんという警告が表示されます。表示中のデー タを変更する必要はありませんが、以下に説明する 方法で表示用の座標参照系を変更し、再度スナップ ショット操作をして下さい。 左下の図のように〈グループ設定〉ウィンドウを 使って、単一グループの表示画面の座標参照 系を変更します。[ 投影法 (Projection)] 設定の 中の [ 自動マッチング (Auto-Match)] メニュー で [ なし (None)] を選択してから、[ 投影法 ] ボタンを押して [WGS84 / ジオグラフィック ] を選択します。レイアウトの場合、一番下のグルー プに対してこの変更を行います。 KML への変換に適合するようにグループ の座標参照系を変更します。〈グループ設 定〉ウィンドウを開いて [自動マッチング ] メニューで [ なし ] を選択し、[ 投影法 ] ボ タンを押して [WGS84 / ジオグラフィック ] を選択します。 グーグルアースに表示した画面のスナップショット

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Page 1: 空間表示 Google Earth用のクイックスナップショット · 2017. 5. 18. · ナップショット(Quick Snapshot)]ボタン を使うと、画面のスナップ ショットを作成してGoogle

( 翻訳 ) 株式会社 オープン GIS 東京都墨田区吾妻橋 1-19-14 紀伊国屋ビル 1FTel: (03)3623-2851 Fax: (03)3623-3025 E-mail: [email protected]

空間表示

Google Earth 用のクイックスナップショットTNTmips、TNTedit、TNTview の表示ウィンドウにある [ クイックス

ナップショット (Quick Snapshot)] ボタン を使うと、画面のスナップショットを作成して Google Earth で簡単に表示することが出来ます。〈クイックスナップショットの設定 (Quick Snapshot Settings) 〉ウィンドウで、GeoTIFF、TIFF、JPEG、PNG から 1 つフォーマットを選んで、[( 地理座標系であれば )Google Earth 用の KML ファイルと “World + PRJ” ファイルを保存 (Save Google Earth KML (if Geographic CRS) and “World + PRJ” files))] トグルをオンにします ( 右図及びテクニカルガイド「空間データ表示:表示画面のクイックスナップショット (Quick Snapshot of View Contents)」参照 )。Google Earth にスナップショットを自動で表示するには、〈クイックスナップショットの設定〉で [KML ビューワ ( 通常 Google Earth) を使って結果を表示する (Show result using KML viewer (usually in Google Earth))] オプションをオンにします。もしくは、指定したスナップショットフォルダに入って、KML ファイルの上でダブルクリックすることで、スナップショットしたエリアにズームした Google Earth を開くことが出来ます。

KML ファイルは WGS84 測地系を使った緯度経度の座標を必要とします。表示画面で WGS84/ ジオグラフィック座標参照系 (CRS) を使っている場合、他の補足的なジオリファレンスファイルと一緒に KML ファイルが作成されます。表

示画面で他の座標参照系を使っていても、表示のエリアが小さく、その範囲が緯度経度に変換されたとき生じるゆがみの誤差が 1 スクリーンピクセル分の地表面積より小さい場合は、KML ファイルが作成されます。もしそうでない場合、KML ファイルは作られず、左下のようなメッセージウィンドウに表示画面のジオリファレンスは Google Earth での使用に適しませんという警告が表示されます。表示中のデータを変更する必要はありませんが、以下に説明する方法で表示用の座標参照系を変更し、再度スナップショット操作をして下さい。

左下の図のように〈グループ設定〉ウィンドウを使って、単一グループの表示画面の座標参照系を変更します。[ 投影法 (Projection)] 設定の中の [ 自動マッチング (Auto-Match)] メニューで [ なし (None)] を選択してから、[ 投影法 ]ボタンを押して [WGS84 / ジオグラフィック ]

を選択します。レイアウトの場合、一番下のグループに対してこの変更を行います。

KML への変換に適合するようにグループの座標参照系を変更します。〈グループ設定〉ウィンドウを開いて [ 自動マッチング ]メニューで [ なし ] を選択し、[ 投影法 ] ボタンを押して [WGS84 / ジオグラフィック ]を選択します。

グーグルアースに表示した画面のスナップショット