ビジネスプラン作成法のポイント - odn ppt.pdfproduced by office mosaic 2...
Post on 26-Feb-2020
0 Views
Preview:
TRANSCRIPT
Produced By office mosaic 1
平成23年度とくしま経営塾「平成長久館」事業 起業力養成講座
ビジネスプラン作成法のポイント
平成23年6月23日
社団法人中小企業診断協会徳島県支部
Office-mosaic(伊勢貞雄 中小企業診断士事務所)
Produced By office mosaic 2
ビジネスプランとは?
新事業(戦略とマーケティング)の企画書
考えたアイデア等を事業にするための行動書
設定した目標を達成するための計画書 ↑ 実績の把握
関係者に伝えるために書く
方向性、方針 コンセプト
だれに何をどうやって?
その具体的行動とその進捗管理 最も重要 (マネジメント)
Produced By office mosaic 3
ビジネスの現場で不可欠な考え方①
目的(目標)を達成するために戦略的に考える
進むべき方向性を定め、数値目標を立てて、 それを達成するための具体的行動をとること。
問題解決力>問題意識力
問題解決のステップ ①あるべき姿の構築 ②現状の把握 ③問題点の明確化 ④原因の究明 ⑤解決策の立案 ⑥6W3Hの行動計画 ⑦実践活動
マネジメントサイクル(PLAN→DO→CHECK→ACTION) ※「戦略思考の仕事術」 PHP文庫より
あ る べ き 姿
現 状
ミッション 問題点
Produced By office mosaic 4
ビジネスの現場で不可欠な考え方②
目的(目標)を達成する
ために論理的に考える
体系立てて考える
木を見て、森を見ず→×
利益を増やす
売上げを増やす
経費を減らす
客数を増やす
新規客
リピーターを増やす
粗利益率を高める
客単価を上げる
見失ってはならないもの
Produced By office mosaic 5
ビジネスプランの重要ポイント
それぞれが密接に結びついている!!
①明確なビジョン・方向性を示すこと
・・・将来どうありたいか? どう見られたいか?
②誰に何をいくらで売るのかのしくみを作ること
・・・マーケティング
③財務的に事業を運営していける裏づけをつくること
・・・財務会計よりも管理会計
④従業員が動くしくみをつくること
・・・モチベーション、コミュニケション、リーダーシップ
Produced By office mosaic 6
失敗(倒産)に学ぶ① ~八起会資料より~
倒産者の性格によく見られること
自己中心的(高慢)、悪いことはすべて他人のせい
嫌いなこと、苦手なことを避ける
本物の勇気がない(縮小、謝る、相談する等)
過去のことで苦しむ
頭の中で分かっていても実行しない
反省少ない、公私混同、見栄っ張り、
何とかなるよ!の甘え、還元の心なし
人生での失敗につながる
Produced By office mosaic 7
失敗(倒産)に学ぶ② ~八起会資料より~
陥りがちな経営の10の勘違い 儲け意識先行の勘違い 従業員を扶養視する勘違い 「人脈は多ければ多いほどよい」という勘違い 「一生懸命」の勘違い 「義侠心」と「お人よし」の取り違い 「自分の会社に限って・・・・」の勘違い 「ワンマン」の勘違い 「自信」と「過信」のはき違い 「脱税」と「いきすぎた節税」の勘違い
Produced By office mosaic 8
最近のヒット商品から
共通するキーワードは・・・「価値」
“安” “快” “楽” “感動” “共感” “美” “健康” “癒し” “満足” “優” “発見” “得”
ヒットすれば真似される → 競争環境が激しくなる
競争に打ち勝つためには付加価値が必要。 → 一発屋となりあとが続かせないと意味がない。
商品やサービスには、必ずライフサイクルがある。
Produced By office mosaic 9
ヒット商品を生み出すには?
「売れる!」黄金のシナリオ 「半径1メートルの売れる!発想術」より
多くの人が共感できる悩み(不平・不満)が深い ×広い×具体的 創り手の視点に囚われると必ず失敗する! 常にユーザーの視線を意識しなければならない! 買い替え需要を起こさせるために新しい機能を追加!
最終ゴールを明確にし、最短距離で進んでいく!
商品ありきではな
い
KFS
Produced By office mosaic 10
~ 1つ目のポイント ~
明確なビジョン・方向性を示すこと
経営理念とは、企業がどうありたいかを簡潔に示したもので、一般的に経営トップが発信するものである。
例)「変えてはならないもの:社会への奉仕、
変えなければならないもの:社会への提案」
「おもしろおかしく」 「人を愛し、国を愛し、勤めを愛す」
※ (社)中小企業診断協会 徳島県支部 平成16年調査研究事業
「徳島県内企業における経営理念の調査研究」
必ず、事業領域(ドメイン)を規定する ←「どこからどこまで」 活きた経営理念であることが望ましい
原点!
Produced By office mosaic 11
誰に(ターゲット)
何を(価値を) どのように(方法)
どんなニーズ・ウォンツに 提供する手段のノウハウ
事業ドメイン(領域)の設定
独自性
Produced By office mosaic 12
~成功事例紹介~
「しゃべれない“赤ちゃん”のニーズに応える」
商品コンセプトは、「ゼロ歳から3歳までの赤ちゃんのニーズ」
直接の購買者は誰か? お母さん ×
育児研究会 最大の弱点である脳を守る!
51対49の法則 少しだけ相手のことを考えよう!
経営方針
Produced By office mosaic 13
~ 問題点を探るために ~
現状分析とその手法
SWOT分析
O液晶に強い ○プラズマ技術に強い○小型化技術に強い○ある程度の資金力あり○遊休資産が多い○法人営業に強い○まじめな社員○関西地区に強い
○系列販売代理店の弱体化 ○量販店ルートに弱い ○官僚的な組織で小回りが利かない ○高コスト体質(年功序列、高齢化) ○分社化しすぎ(本社の求心力低下) ○人事制度の硬直化 ○顧客志向になっていない
○二番手商法の限界 ○販売価格の下落 ○家電リサイクル法の導入 ○携帯電話が成熟期 ○家電量販店の強い販売力 ○内部告発による社会問題化 ○中国生産の品質問題
○中国市場の拡大○パソコンの普及○インターネットの普及○ネット家電が身近に○ブランド好きの日本人○新築ブーム(買い替え需要)○テレビの大画面化○パーソナル化
弱み
機会 脅威
強み
強みを生かして弱みを克服する
機会を生かして脅威を克服する
中国生産のコスト低減と中国販売市場の
拡大
PCやインターネットを利用したビジネスチャンス
の拡大
コアコンピタンスを活かした製品強化(大画面TV)
マーケットインの発想による新製品の開発・投入
Produced By office mosaic 14
~ 2つ目のポイント ~
マーケティング(売れるしくみづくり)
入手のしやすさ
コミュニケーション
使用目的
場所
商品・サービスによるメリット・効果
商品・サービス
顧客の負担
価格
プロモーション
価値何を?
顧客ターゲット 誰に?
顧客ニーズ
結びつける
情報受信 アンケート調査、懸賞、
キャンペーン、イベント、
情報発信 広告・宣伝、チラシ、 HP、クーポン、DM パンフレット・・・※口コミ
オケージョン、ユーセッジ、好み・趣味、ライフスタイル、年齢、家族構成、職業、地域、 ・・・
認識
KFS
Produced By office mosaic 15
~ 2つ目のポイント ~
誰に何をいくらでどうやって 売るのかのしくみを作ること②
AIDMAモデル
コミュニケーションスペクトラム
プロダクトライフサイクル 導入期 発展段階 成熟段階 衰退期
総売上高
時間
「価値」を高める7つの技法 ①修正点解析 何かの製品を取り上げ、何か修正、拡大、 縮小、代替できないか考えていく方法 ②属性リストアップ 製品の属性(サイズ、デザイン、操作方 法等)を列挙した上で変更を加えていく ③強制的関連づけ 新しい組み合わせを試すこと ④製品問題解析 製品の持つ問題点について考える ⑤ブレーンストーミング 既成概念や常識を捨てヒトのアイデアを 盗みながら何でもいいから連想していく 方法、3セズが基本。 ⑥理想法 こうだったらいいのにな!ということ を消費者に問いかける方法 ⑦消費連鎖法 消費の連鎖活動のなかで付け加えるも のがないか連想していくこと
ステップ 1
未 知
ステップ 2
知 名
ステップ 3
理 解 確 信
ステップ4
行 為
ステップ
ステップ 1
注 意
ステップ 2
興 味
ステップ 3
欲 求 記 憶
ステップ4
行 動
ステップ
KFS
KFS
Produced By office mosaic 16
~ 3つ目のポイント ~
財務的に事業を運営していける 十分な裏づけをつくること
管理会計の考え方 売上高-変動費(売上に比例して変動する費用:仕入原価
等)= 限界利益 という式を活用して、 限界利益 をコントロールし、経営改善を行う考え方である。実際の利益は、この 限界利益 から固定費(売上の変動に関わらず発生する費用:人件費)を引くと純粋な利益(経常利益)となる。
売上高 10,000 変動費 8,000(変動比率80%)
限界利益 2,000(限界利益率20%)
↑およその数字は業種で決まっている
固定費 1,000
純利益 1,000
費 用 9,000( 変 動 費 + 固 定 費 )
Produced By office mosaic 17
Produced By office mosaic 18
Produced By office mosaic 19
※ 損益分岐点の求め方
損益分岐点は、 限界利益 が固定費とイコールとなった売上高のことで、固定費を限界利益率(売上高に対する限界利益の割合)で割ったものが損益分岐点売上高である。
売上高 損益分岐点 X 1,000,000
変動費 (変動比率:80%) 800,000
限界利益 100,000 ← 200,000
固定費 100,000 ← 100,000
経常利益 0 ← 100,000
限界利益率 20%
損益分岐点X=100,000/0.2=500,000
Produced By office mosaic 20
~ 4つ目のポイント ~
従業員が動くしくみをつくること
基本的な考え方
この従業員が“動く”ために必要なのは、『従業員満足』。従業員が、不平・不満を持って仕事をすれば、業務中の態度等に不満感が表われやすくなってくるのが一般的。
この従業員満足を高めるために必要なのは、従業員のやる気を大きく引き出し、自身が納得できる評価をしてやり、それに見合った報酬を支払うという一連の流れである。
それには、「何のために?」という目標設定が不可欠!
全体目標(例:理念の実現)>チームごとの目標>個人目標
KFS
Produced By office mosaic 21
ま と め
事業を存続・成長・発展させるためのポイントと事業計画書 のポイントは同一のもので相互に関連しあっている。 したがって、「事業の方向性、全体のバランス」が重要。 事業を存続・成長・発展させる最大のポイントは
“顧客のため”という発想と一貫性を持った行動による顧客や関係者(金融機関等)との信頼関係がカギ!!
そのためには、従業員全員が、進むべき方向性ややるべき
ことを認識(進捗管理)していくための事業計画書が不可欠!
策定にあたっては、実現可能性を考慮していくことが肝要!
KFS
top related