0m-107 154kv,66kv ディジタル形 距離保護リレー装置規格 ·...
Post on 06-Jul-2020
1 Views
Preview:
TRANSCRIPT
目的外使用禁止・転載禁止 東京電力パワーグリッド株式会社
0M-107 154kV,66kV ディジタル形
距離保護リレー装置規格
2003年 3月 31日施行
2010年 6月 30日(改定01)
2015年 6月 1日(改定02)
系 統 運 用 部 (主 管 )
工 務 部
火 力 部
原 子 力 設 備 管 理 部
東京電力パワーグリッド株式会社
標準規格
当社の許可なくして転載することはご遠慮くだ
さい。
東京電力パワーグリッド株式会社
目的外使用禁止・転載禁止 東京電力パワーグリッド株式会社
目次
1 通則 ................................................................................................................................................... 3
1.1 適用範囲 ......................................................................................................................................... 3
1.2 関連規格 ......................................................................................................................................... 3
1.3 構造 ............................................................................................................................................... 3
1.4 保護リレー装置基本構成 .................................................................................................................... 3
1.5 保守対応 ......................................................................................................................................... 3
2 装置使用条件 ...................................................................................................................................... 4
2.1 保護対象系統 .................................................................................................................................. 4
2.2 関連機器仕様 .................................................................................................................................. 4
2.3 計器用変成器回路 ............................................................................................................................ 5
3 保護リレー装置仕様 .............................................................................................................................. 5
3.1 保護リレー方式 ................................................................................................................................. 5
3.2 再閉路方式...................................................................................................................................... 6
3.3 保護シーケンス ................................................................................................................................. 6
3.4 再閉路シーケンス .............................................................................................................................. 7
3.5 保護リレー要素 ................................................................................................................................. 9
3.6 リレー特性および整定範囲 ................................................................................................................ 10
3.7 タイマー仕様 .................................................................................................................................. 13
3.8 運用選択 ....................................................................................................................................... 14
3.9 電源開閉器.................................................................................................................................... 14
3.10 外部機器(装置)とのインターフェース ................................................................................................... 14
3.11 他装置トリップ回路 .......................................................................................................................... 17
3.12 外部警報表示 ................................................................................................................................ 17
3.13 オシロ出力 ..................................................................................................................................... 18
[付録1]購入仕様書標準記載例 ................................................................................................................... 19
-3-
目的外使用禁止・転載禁止 東京電力パワーグリッド株式会社
1 通則
1.1 適用範囲
本規格は,「154kV,66kVディジタル形距離保護リレー装置」に適用する。
1.2 関連規格
本規格に記載のない事項については,「0M-001 保護・制御盤共通規格」に準拠する。
1.3 構造
本装置は,送電線 1 回線あたり 1 面構成とし,1面の寸法は次のとおりとする。
(1) 前後面保守構造装置
幅350mm×高さ2300mm×奥行450mm
(2) 前面保守構造装置
幅350mm×高さ2300mm×奥行600mm
1.4 保護リレー装置基本構成
(1) 保護リレー装置の構成は,単一故障モードで誤作動に至らぬよう主検出要素と事故検出要素ごとに判定部のハー
ドを独立分離させる(図 1)。
主検出要素ユニット
事故検出要素ユニット
& トリップ
図 1:保護リレー装置基本構成(例)
主検出要素および事故検出要素の内容は,次のとおりとする。
・ 主検出要素 : 距離リレー,地絡方向リレー,リレーシーケンス部(再閉路シーケンスを含む)
・ 事故検出要素 : 主検出要素のフェイルセーフ(事故検出リレー単体機能),リレーシーケンス部
1.5 保守対応
本装置は
(1)同シリーズの廃形宣言から10年
(2)当該装置納入から22年
(3)同シリーズ初号機納入から30年
程度以上,保守対応可能な体制を維持するものとする。ただし,これにより難い場合は,双方の協議による。
-4-
目的外使用禁止・転載禁止 東京電力パワーグリッド株式会社
2 装置使用条件
2.1 保護対象系統
(1) 保護対象系統
本装置の保護対象とする系統は表 1 のとおり。
表 1:保護対象系統
主回路電圧 154kVまたは66kV(購入時にいずれかを指定する)
周波数 50Hz
中性点接地方式 抵抗接地系統
送電線形態 平行2回線送電線,ユニット送電線
最大事故電流 40kA(154kV),31.5kA(66kV)
地絡電流の範囲(NR) 200A~3000A
最大充電電流 NR 電流以下とし,最大は1500A とする。
零相循環電流 NR 電流の35%以下とする。
(2) 系統の事故電流
系統の事故電流は基本波(50Hz)成分と,高調波成分について,それぞれ下記の通りとする。
a 基本波成分
最大事故電流は40kA(154kV 系),31.5kA(66kV 系)とする。
b 高調波成分
事故時の高調波成分は低次高調波成分と高次高調波成分とに分け,それぞれ次の値を最大とする。
高調波成分最大 (2倍周波近辺で): 4 [PU]
電流 〃 (3倍周波近辺で): 6 [PU]
高次高調波成分最大 (15倍周波数以上): 43 [PU]
但し,PU値は147kV,66kV 10MVAべース
2.2 関連機器仕様
本装置に関連する機器の仕様は,表 2~表 4 のとおり。
(1) 計器用変流器(CT)
表 2:計器用変流器(CT)仕様
変流比
154kV,66kV 共通
600/1A,800/1A,1200/1A,2000/1A, 4000/1A,のいずれかとする。
CT2次定格電流として,5A も考慮する。
確度階級 1PS
零相回路 残留回路を標準とする。
(2) 計器用変圧器(VT)
表 3:計器用変圧器(VT)仕様
変圧比 (154kV系) 154kV/ 3 / 110V/ 3 /110V/3
(66kV系) 66kV/ 3 / 110V/ 3 /110V/3
確度階級 1P
-5-
目的外使用禁止・転載禁止 東京電力パワーグリッド株式会社
(3) 遮断器
表 4:遮断器仕様
定格遮断時間 5 サイクル以下
標準動作責務 R号またはA号
2.3 計器用変成器回路
(1) 3相電圧入力を母線 VT とする場合,図 2 を基本とする。3相電圧入力を線路 VT とする場合は,母線電圧代表
相を単相VT回路へ,線路VTを 3 相VT回路へ接続する。
保護リレーユニット
*必要なリレー入力量についてはソフト合成による。
2号線保護リレー盤
保護リレーユニット
*必要なリレー入力量についてはソフト合成による。
1号線保護リレー盤
2号線保護リレー盤へ 1号線保護リレー盤へ
母線電圧切替盤
母線電圧切替盤より
母線電圧切替盤より
甲
乙
3相VT回路
単相VT回路
3相VT回路
単相VT回路
主保護ある場合主保護リレー盤へ
図 2:3相電圧入力を母線 VT とする場合
3 保護リレー装置仕様
3.1 保護リレー方式
(1) 距離リレーの保護方式は表 5 のとおりとする。
表 5:距離リレー保護方式
保護リレー方式
短絡保護 距離リレー方式
第1段,第2段,第3段
地絡保護 地絡方向リレー方式
地絡過電圧リレー方式
自動監視 常時監視および自動点検機能を設ける
-6-
目的外使用禁止・転載禁止 東京電力パワーグリッド株式会社
3.2 再閉路方式
再閉路方式は三相再閉路とし表 6 による。
表 6:再閉路方式
3.3 保護シーケンス
(1) 距離リレー保護シーケンス例
保護シーケンスは図 3 の通りとする。
1
67G
64BT
44ST2
44ST3
52BT
67GT0
67GT
t 0
t 0
t 0
t 0
t 0
&
&
&
CBトリップ回路
TC
T T(赤)
44SX
1
2
3
1
11TX
MTX
FDTX
64LK
64F &
1
t0
&
自回線CB「入り」 1
後方オフセット
64B
64B使用
51DF
点検中 1
52TX
27S
51S &
投入指令
t 0
0.02S
0.5S
& &
PT選択「線路」
1
図 3:距離リレー保護シーケンス
三相再閉路
先行端 他端子に先行して再閉路を行う。
後続端(同期) 線路一旦無電圧および充電された線路電圧と自所の
母線電圧との同期を確認して再閉路を行う。
後続端(負荷)
線路一旦無電圧および自母線無電圧,または線路一
旦無電圧,および充電された線路電圧と自所の母線電
圧との同期を確認して再閉路を行う。
接点トリップ方式でも可
-7-
目的外使用禁止・転載禁止 東京電力パワーグリッド株式会社
3.4 再閉路シーケンス
(1) 再閉路シーケンス例
再閉路シーケンスは図 4,3相再閉路条件は図 5 による。
79T2
79T1
79T3
1
t 0
t 0
&
1t0
&CB「入り」
1
43-79使用
1再閉路不使用
0.5S
63正常
DZ1段トリップ
67Gトリップ
投入指令
欠相遮断
最終遮断
51Sトリップ
DZ2,3段トリップ
64Bトリップ
ケーブル事故検出
*1より
1
1
&
&S
R1
I=01
準備完了
&
&
3相再閉路条件
1
&
準備未完
CB投入回路
11CX
79C
79FS
43-79使用
52CX
CC
点検中
1
S
R1
I=01
トリップ検出
最終遮断(FT)
*1へ
再閉路検出 79ZX
79ZT
*2
図 4:再閉路シーケンス
-8-
目的外使用禁止・転載禁止 東京電力パワーグリッド株式会社
3相再閉路条件
27RT
25T
t 0&
≧1
t0
&
27RL(27BL)
27BH(27RH)
27RH(27BH)
27BL(27RL)
線路PT3相使用
A相
B相
C相
再閉路「先行」
再閉路「後続」
再閉路「遠方」
「先行」「後続」切替
*1より
≧1
≧1&
&
先行端
&
&
&
後続端
1
SR1
I=01
自端CB切
&
&
1
1
1
&
&
&
≧1
≧1
&
ケーブル事故検出
同期確認(25)
≧1
1
≧1
&
&
先行端
1
後続端
≧1
(79LFX)
*2へ
*3
*4
*3
*4
図 5:3相再閉路条件
-9-
目的外使用禁止・転載禁止 東京電力パワーグリッド株式会社
3.5 保護リレー要素
ディジタルリレーユニットは,主検出ユニットと事故検出ユニットにハードを分離し,それぞれ下表の要素を収納する。
距離リレー要素は,表 7 を標準とする。
表 7:距離リレー要素
区分 リレー要素 シーケンスおよびタイマ要素
主検出要素
4 4 S X 1×3 4 4 S X 2×3 4 4 S X 3×3
6 7 G 6 4 B 5 1 S×3
2 7 S×3
2 5 2 7 B H (2 7 R H )
2 7 B L (2 7 R L) 2 7 R H (2 7 B H )
2 7 R L (2 7 B L)
4 4 S T 0 4 4 S T 1
4 4 S T 2 4 4 S T 3
6 7 G T 0※1 6 7 G T ※1
6 7 G T 1※2 6 7 G T 2※2
6 4 B T 2 5 T
2 7 R T 7 9 T 1
7 9 T 2 7 9 T 3
7 9 Z T
事故検出要素 5 1 D F×3 6 4 F
(注) ×数値……要素名と要素数を示す。ユニット母線用も同様
※1:主保護として使用する場合。
※2:後備保護として使用する場合。
( )内の要素は線路VTから 3 相入力とした場合
-10-
目的外使用禁止・転載禁止 東京電力パワーグリッド株式会社
3.6 リレー特性および整定範囲
距離保護リレーの特性および整定範囲は,表 8~表 10 を標準とする。
表 8:リレー特性および整定範囲(その1)
リレー要素 整定範囲 演算量 原理式 特性 用途
主
検
出
リ
レ
ー
44S
X1:0.1-50.0Ω 90゜
(0.1Ω ステップ)
X2:0.1-50.0Ω 90゜
(0.1Ω ステップ)
X3:1-200Ω 90゜
(1Ω ステップ)
R: 5- 20Ω (1Ωステップ)
D:
方向要素
後方オフセット5Ω固定
44SX1一旦動作でオフセット
注)上記を標準とし,上記以外は購入仕
様書などによる。以下同様。
Iab
[= Ia-Ib]
Vab
[= Va-Vb]
(各相)
Zab=(Va-Vb)/(Ia-Ib)
Z<K0
短絡検出
67G
I0:10-500A
θ:0-30°(1°ステップ)
または
POWER:0.001-1.200pu
(0.001pu ステップ)
ECA*:0-180°(1°ステップ)
*最大感度補正角
V0
I0
I0・(V0∠θ)>K0
または
Re(3V0・(3I0・1∠ECA)
>K1 (POWER)
または 地絡検出
X
75゜ 30゜
15゜
R -R R R
D
後方オフセットを適用しない場合はメモリー電圧機能による内部事故判定も可能とする。
X2
X3
後方オフセット
30゜
θ V0
I0
1LG 時の 3V0ベクトル
3I0 ECA
ECA=180° Re(3V0・(3I0・1∠ECA))
3V0・(3I0・1∠ECA)
X1
-11-
目的外使用禁止・転載禁止 東京電力パワーグリッド株式会社
表 9:リレー特性および整定範囲(その 2)
リレー要素 整定範囲 演算量 原理式 特性 用途
主
検
出
リ
レ
ー
64B 154kV系 V0:10-70kV
66kV系 V0:5-30kV V0 | |V0 >K0
地絡検出
51S I:3kA(固定) Iab
(各相) |Iab|>K0
短絡検出
線路VT対策
27S
定格電圧の10%固定
154kV系 Vab:15.5kV(固定)
66kV系 Vab:6.6kV(固定)
Vab
(各相) |Vab|<K0
短絡検出
線路VT対策
事
故
検
出
リ
レ
ー
51DF
ΔI:CT定格の10-100%
(1%ステップ)
HOC:CT定格の200%(固定)
Ia
(各相)
|ΔIa|>K0・|ICT|
または
|Ia|>K0・|ICT|
短絡検出
64F
定格電圧の30%固定
154kV系
V0:46.2kV(固定)
66kV系
V0:19.8kV(固定)
(注)VT2次回路断線時の誤動作防止機能を有すること
V0
Va
(各相)
Vab
(各相)
|V0|>K0
地絡検出
Vab
ΔI
IHOC
変化前
変化後
I
V0
V0
-12-
目的外使用禁止・転載禁止 東京電力パワーグリッド株式会社
表 10:リレー特性および整定範囲(その3)
リレー要素 整定範囲 演算量 原理式 特性 用途
主
検
出
リ
レ
ー
25
ΔV=30%固定,θ=60゜固定
UVロック:70%固定
154kV系:ΔV=26.7kV
UV=62.2kV
66kV系:ΔV=11.4kV
UV=26.7kV
VBUS
(単相)
VLINE
(単相)
|VBUS|-|VLINE|<K0
φ<θ/2
φ=VBUS∧VLINE
同期確認
27BH
(27RH)
定格電圧の80%固定
154kV系:123.2kV
66kV系:52.8kV Vab
(Va-Vb)
(単相)
|Vab|<K0
母線(線路)
電圧有確認
27BL
(27RL)
定格電圧の40%固定
154kV系:61.6kV
66kV系:26.4kV
母線(線路)
電圧無確認
27RH
(27BH)
定格電圧の80%固定
154kV系:123.2kV
66kV系:52.8kV
VLINE
(単相) |VLINE|<K0
線路(母線)
電圧有確認
27RL
(27BL)
定格電圧の40%固定
154kV系:61.6kV
66kV系:26.4kV
線路(母線)
電圧無確認
θ
VBUS 0
2×ΔV
V
V
0
0
-13-
目的外使用禁止・転載禁止 東京電力パワーグリッド株式会社
3.7 タイマー仕様
(1) 保護リレータイマー
保護リレータイマーは表 11 を標準とする。
表 11:タイマー仕様
区分 Dev.№ 整定範囲 ステップ 用途
限時要素
44ST0 0.00~10.00 秒 0.01 秒 短絡距離リレー第1段トリップ時間
44ST1 同上 同上 短絡距離リレー第2段トリップ時間
(自回線43C ロック,隣回線43C 使用時)
44ST2 同上 同上 短絡距離リレー第2段トリップ時間
44ST3 同上 同上 短絡距離リレー第3段トリップ時間
67GT0 0.00~1.00 秒 同上 過渡現象による67G 誤動作防止用
67GT1 0.00~10.00 秒 同上 地絡方向トリップ時間
(自回線43C ロック,隣回線43C 使用時)
67GT2 同上 同上 地絡方向トリップ時間
64BT 同上 同上 地絡過電圧トリップ時間
(2) 再閉路用
再閉路関連タイマーは,表 12 を標準とする。
表 12:再閉路タイマー仕様
区分 Dev.№ 整定範囲 ステップ 用途
限時要素
25T 0.00~10.00 秒 0.01 秒 同期確認時間
27RT 同上 0.01 秒 線路一旦無電圧時間
79T1 0.1~200.0 秒 0.1 秒 再閉路準備時間
79T2 1~200 秒 1 秒 再閉路無電圧時間
79T3 同上 1 秒 再閉路あきらめ時間
79ZT 0.01~1.00 秒 0.01 秒 投入指令時間
-14-
目的外使用禁止・転載禁止 東京電力パワーグリッド株式会社
3.8 運用選択
運用選択設定は,表 13 を標準とする。
表 13:運用選択設定
設定項目 設定範囲 用途 備考
64B "使用"または"不使用" 64BT トリップの"使用""不使用"を選択
VT 選択 "母線" VT 条件:母線 VT3 相,線路 VT1相時選択
"線路" VT 条件:線路 VT3 相,母線 VT1相時選択
再閉路選択
“不使用” 再閉路不使用時選択
"先行"または"後続" 系統条件により"先行"または"後続"を選択
"遠方" "先行"または"後続"を遠方で制御する場合選択 43LF により制御
同期確認相
“A 相” 同期確認相を A 相とする場合選択
”B 相” 同期確認相を B 相とする場合選択
”C 相” 同期確認相を C 相とする場合選択
電圧階級 "154kV"または"66kV" 適用系統の電圧階級により選択
3.9 電源開閉器
電源開閉器「8R」を設ける。なお,なお,他装置トリップも含めて8Rで電源を開閉するものとする。
3.10 外部機器(装置)とのインターフェース
(1)CB,LS
①機器情報
CB・LS情報の取り込みは図 6 を標準とする。
CB 52a
P
N
89X
89b89a
LS
CB異常
CB異常
52X 63X 47X
63(正常時閉) CB欠相
図 6:CB,LS情報取込み
-15-
目的外使用禁止・転載禁止 東京電力パワーグリッド株式会社
(2)遮断器制御回路
遮断器制御回路は,図 7 を標準とする。
T.T:第1トリップ回路監視電流ロック用黄端子
PC
PC
TC
PC
63:
52a52 a
52TW
PR遠制盤
PD直接盤
OP 3-52「切」
T.T
CB
N
P
自回線主保護トリップ回路
トリップ回路
43RD「遠方」
CB圧力(正常時閉)
図 7:遮断器制御回路
接点トリップ
方式でも可
-16-
目的外使用禁止・転載禁止 東京電力パワーグリッド株式会社
(1) 制御開閉器インターフェース
制御開閉器インターフェースは,図 8 を基本とする。
43-79X
使用 ロック
43-79
N
運用開始
新整定運用開始
時刻補正
時刻補正
制御盤
79LFX
先行 後続
43-79LF
制御盤
P
図 8:制御開閉器インターフェース
(2) 試験用回路インターフェース
試験回路用インターフェースは,図 9 を基本とする。
点検中同時事故発生用接点(FG発生入力へ接続)
FG
FG発生入力
点検起動
外部点検起動入力
P
N
点検用FG
図 9:試験回路用インターフェース
-17-
目的外使用禁止・転載禁止 東京電力パワーグリッド株式会社
3.10 他装置トリップ回路
他装置トリップ回路は,図 10 を標準とする。
予備
予備 O
LRなど
トリップ受信リレー1
トリップ受信リレー2
P
N
図 10:他装置トリップ回路
3.11 外部警報表示
外部警報表示回路は,図 11 を標準とする。
故障表示1,2(2組を用意する)
表示断路端子
短絡距離1段
短絡距離2・3段
地絡方向
地絡過電圧
短絡過電流
CB異常・欠相
リレ|異常
再閉路
最終遮断
8R:8R入で「閉」
80X:DC110V電源電圧低下で「閉」
電源喪失
ベル
フリッカ
再閉路準備完
再閉路使用
再閉路ロック
再閉路先行
再閉路後続
距離リレ|使用
距離リレ|ロック
状態表示1,2(2組を用意する )
図 11:外部警報表示回路
-18-
目的外使用禁止・転載禁止 東京電力パワーグリッド株式会社
3.12 オシロ出力
オシロ出力回路は,図 12 を標準とする。
A B C D
A~Bはオシロ 起動選択回路( オシロトップ要素でオシロ起動する場合) BDに渡り線,Cをオシロのコモン端子に接続( オシロトップ要素とは別に起動回路が必要な場合) ABをオシロの起動回路,Dをオシロのコモン端子に接続
オシロトップ
CBトリップ
T・T青緑
オシロロック用
短絡リレー
地絡リレー
トリップ
再閉路
図 12:オシロ出力回路
-19-
目的外使用禁止・転載禁止 東京電力パワーグリッド株式会社
[付録1]購入仕様書標準記載例
請求番号 ○○○○
平成○○年○○月○○日
○○○変電所用
東京電力パワーグリッド株式会社 ○○支店
○○工事センター○○グループ
○○○kVディジタル形距離保護リレー装置 購入仕様書
第1章 一般事項
1. 目的
本装置は,○○○変電所○○○kV 送電線保護リレー装置として,機能維持のため保護リレー装
置を取替えて使用するものです。
2. 品名及び数量
○○○kVディジタル形距離保護リレー装置 ○面
3. 納入場所
東京電力パワーグリッド株式会社 ○○○変電所
○○県○○市○○
4. 提出書類
提出書類 提出期日 部数 提出先 備考
装置標準図面 契約決定後速やかに 5 ○○工事センター
○○G
製本を不要とする別に
取扱説明書がある場合
はこれを含む。
工場試験成績書 装置納入○日以前 5 〃
製本を不要とするまた設
備諸元は別途送付の入
力表により提出する。
輸送計画書 装置納入前 5 〃
5. 準拠すべき基準,規格
本装置は,本購入仕様書に適合しなければならない。なお,本仕様に記載していない事項は,下
記の基準・規格に適合しなければならない。
(1) 東京電力パワーグリッド㈱標準規格(0M-001)保護・制御盤共通規格
(2) 東京電力パワーグリッド㈱標準規格(0M-107) 154kV,66kVディジタル形距離保護保
護リレー装置
(3) JIS,JEC,JEMその他関連規格による
6. 付帯事項
(1) 本仕様書の内容に基づき見積もること,本仕様の内容を一部変更することによって使用上ま
たは製作上の利点がある場合はその理由を付し,代案として見積もりをするものとする。なお,
その場合は仕様相違点一覧表を提出すること。
(2) 本仕様書の記載内容について,疑義を生じた場合は発注者と協議を行い決定するものとす
る。
本資料には,東京電力パワーグリッド株式会社また
はその他の企業の秘密情報が含まれている可能性
があります。当社の許可なく本資料の複製物を作成
すること,本資料の内容を本来の目的以外に使用
すること,ならびに第三者に開示・公開する行為を
禁止します。
東京電力パワーグリッド株式会社
-20-
目的外使用禁止・転載禁止 東京電力パワーグリッド株式会社
第2章 仕様事項
1. 基本事項
本装置は,東京電力パワーグリッド㈱標準規格0M-107 「154kV,66kVディジタル形距離保
護リレー装置(2015年6月)」に適合すること。なお,仕様の指定が必要な部分については詳細仕様
のとおりとする。
2. 詳細仕様
(1) 電圧階級・送電線路名
○○○kV○線○号
(2)指定事項
(3) 盤の構造・構成
1面構成とし1面の寸法は次のとおりとする。
・ ○○保守構造装置 幅350mm×高さ2300mm×奥行○○mm
(4) 指定付属品
下表のとおり
No. 項目 要否 数量 備考
1 付属品収納箱 必要 箱
2 チャンネルベース 必要 面分 枠型 W○○×H○○×D○○
取付は発注者にて実施
3 蛍光灯 必要 灯 取付は発注者にて実施
4 蛍光灯スイッチ 必要 個
5 テストプラグ
(美和電気製)
CT 用8点 必要 個
CT 用4点 必要 個
PT 用4点 必要 個
6 UM型試験端子
ダミー用 必要 個
試験用 必要 上端用 個
下端用 個
7 サポートフレーム 必要 個 D○○mm
8 HI-PC用LANケーブル 必要 本 ケーブル長3m
9 モニタBOX 必要 個 モニタ BOX 用ケーブル含む
10 片端FC付光コード 必要 6本/面 予備コード含む (3端子系は2本,2端子系は4本)
本装置に実装される装置ロック用UM型試験端子(赤・黄・緑)については,装置本体に含ま
れるものとする。
項 目 内 容
再閉路 使用する 使用しない
2 段再閉路 使用する 使用しない
同期確認リレー(25) 使用する 使用しない
3相入力VT接続主回路 母線 線路
単相入力VT接続主回路 線路 母線
線路無電圧確認方法 単相 線間
V・CT比 VT比: / CT比: /
転送機能 送信 受信 送受信 無
その他(個別指定事項)
-21-
目的外使用禁止・転載禁止 東京電力パワーグリッド株式会社
3. 検査
(1) 納入時検査
納入時,発注者にて品質・数量・外観等の検査を実施する。
4. その他
【製造者の責任で荷降ろしする場合の記載】
「荷造・梱包は確実に行い運搬中,製品の破損・変質の恐れがなく安全に取り扱えるものとす
る。なお,荷造・運搬・荷降ろしは,全て受注者の責任において実施し,この為の一切の資
材・工具ならびに労力を準備すること。(受け渡し場所は添付の敷地平面図記載のとおり)」
【車上渡しの場合の記載】
「荷造・梱包は確実に行い運搬中,製品の破損・変質の恐れがなく安全に取り扱えるものとす
る。なお,荷造・運搬は,全て受注者の責任において実施し,この為の一切の資材・工具なら
びに労力を準備すること。」
5. 添付資料
(1) 単線結線図
(2) 敷地平面図
-以上-
top related