17 情報工学講義第3 木5限 for 学生0524 - keio university2017/04/17  ·...

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Science and Technology 191 9回目 パケットスケジューリング(その1)

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  • Science and Technology191

    9回目

    パケットスケジューリング(その1)

  • Science and Technology192

    目的

    FIFO (First in First Out)のモデルを学ぶ ns3 の標準的なリンクはこれ。 DropTail

    FIFOによる待ち行列の性質を学ぶ M/M/1 M/D/1

  • Science and Technology193

    到着とサービス

    (待ち室容量:S)到着

    (分布:A)

    呼損

    待ち室で待つ

    (N個)

    窓口でサービス(分布:H)

    サービス完了で退去…

  • Science and Technology194

    ポアソン到着 (Poisson Arrival)

    スーパーのレジに到着する客に性質 客どうしは、互いに相談なしにレジに到着

    する。 到着の独立性

    どの時刻でも到着の様子は同じ。 到着の定常性

    時刻 t の関数にならない。

    十分短い時間に、2人以上の客が同時に到着することはない。 到着の希少性

    状態の変化のバリエーションが少ない。

    ポアソン到着

  • Science and Technology195

    到着客数の確率的な性質

    任意の時間区間 t0< t < t1における到着客数をNt0,t1として、 Nt0,t1の値がk人となる確率

    を具体的に決定する。

    定常性より、時間間隔t1-t0が同じなら、開始時刻t0には依存しない。

    t=t1-t0と置いて、

    ,2,1,0,, 10, 10 kttkNP tt

    ,2,1,0,, ktkNP t

  • Science and Technology196

    平均到着客数

    一分間あたりにレジに到着する客数の平均値をλ(人/分)とする。 任意の短い時間区間でもこの平均値で客は到着する

    と考える。

    短い時間Δtの間に到着する平均到着客数は λΔt

  • Science and Technology197

    微小区間Δtにおける到着確率その1

    十分に長い時間区間Lをm等分して、一区間をΔtとする。 いつでも平均してλL人が到着している。

    Lが十分大きければ、λLは整数と考えられる。 希少性より同時に2人以上到着しないので、客が1人ずつ相異な

    るλL個の小区間に到着する。 m個の場所にλL人が到着する場合の数は

    1 2 3

    1 2 3 4 λL-1 λL

    m-1 m

    LL/m=△t

    L

    m

  • Science and Technology198

    微小区間Δtにおける到着確率その2

    ある小区間に着目。その小区間に客が1人到着して、残りのm-1個の区間にλL-1人が到着する場合の数は

    注目した小区間に客が1人到着する確率は

    1 2 3

    1 2 3 4 λL-1 λL

    m-1 m

    LL/m=△t

    11

    Lm

    tmL

    Lm

    Lm

    1

    1

    注意:λΔt

  • Science and Technology199

    長さtの時間区間での到着客数の確率

    微小時間Δtの区間に1人の客が到着する確率:λΔt 長さtの区間をn等分(十分に大きなnを考える)して、小

    区間の長さをΔtとする。 n個の小区間のうち、相異なるk個の区間に客が1人ずつ到着し、

    残りn-k個の区間には客が到着しない確率

    ,2,1,0,, ktkNP t

    nkttkn knk ,,1,01

    ~二項分布

    A B C

    tt/n=△t

    D E

  • Science and Technology200

    長さtの時間区間での到着客数の確率

    aay

    y

    x

    x

    x

    x

    ey

    xa

    xe

    11lim

    1lim

    11lim

    ~ 平均λのポアソン到着で、時間tの間にk人到着する確率

    tk

    k

    n

    n

    k

    k

    n

    kn

    k

    knk

    n

    knk

    nt

    knk

    nt

    ekt

    ntn

    tnnn

    knnnkt

    ntn

    tnkn

    nkt

    nt

    nt

    kknn

    nt

    nt

    kn

    kNP

    nttnktt

    kn

    kNP

    !

    1

    1111!

    1

    111!

    !!

    1!!

    !1

    ,,,2,1,01

    lim

    lim

    limlim

    lim

  • Science and Technology201

    マルコフ過程(Markov Processes)を用いた導出方法

    状態kから状態k+1へ微小時間Δtで遷移する確率がpk,k+1Δt Δtは省略して記述される 状態kからkへの遷移は省略される

    【参考】

    k-1 k k+1

    pk-1, k pk, k+1

    pk-1, k+1

    pk+1, k-1

  • Science and Technology202

    ポアソン過程の状態遷移図

    時刻0から時刻tまでの全到着客数をNtとする。 平均到着客数λのポアソン到着

    微小時間Δtに客が1人到着する確率はλΔt

    Δt時間内に客が1人も到着しない確率= 1-λΔt - o(Δt)

    0 21 k-1 k k+1

    λ λ λ λ λ λ λ

    客が2人以上同時到着する場合も考慮した項

    【参考】

  • Science and Technology203

    微分方程式の導出

    時刻0からt+Δtの間に客が1人も到着しない確率P(Nt+Δt=0) Nt=0であり、かつΔt時間内の到着客数が0

    0000lim

    000100

    0

    ttttt

    t

    tttt

    ttt

    NPdtNdP

    tNPNP

    NPtto

    tNPNP

    totNPNP

    【参考】

  • Science and Technology204

    微分方程式を解く

    初期条件、時刻t=0で客数0、P(N0=0)=1

    t

    tt

    t

    t

    t

    tt

    e

    CNPtCeNP

    CtNP

    dtNPNdP

    NPdtNdP

    1100,0

    0log00

    00

    0 よりで

    tk

    t ektkNP !

    のk=0に相当

    【参考】

  • Science and Technology205

    k=0からk=1への遷移

    Nt=0で、Δtの時間内に1人到着

    Nt=1で、Δtの時間内に1人も到着しない

    0 1

    λ

    totNP t 0

    totNP t 11

    ttt

    ttttt

    tttt

    eNPdtNdP

    NPttoNP

    tto

    tNPNP

    totNPtotNPNP

    11

    01111101

    【参考】

  • Science and Technology206

    微分方程式を解く

    初期条件、時刻t=0で客数0、P(N0=0)=1従って、P(N0=1)=0

    tt

    tt

    ttttt

    tt

    t

    t

    tt

    t

    teNP

    NPteCtNP

    CtCdtdC

    eCeCeedtdC

    dtNdP

    CeNPdtNPNdP

    eNPdtNdP

    1

    010,1

    1

    111

    11

    01

    1

    tk

    t ektkNP !

    のk=1に相当

    定数変化法で解ける。

    =0と置いて、変数分離形にする

    【参考】

  • Science and Technology207

    一般解

    tektkNPe

    ktkNP

    kNPteCktkNP

    CktC

    kt

    dtdC

    ektCeCee

    dtdC

    dtdy

    Ceyydtdy

    ektkNPkNPkNP

    dtkNdP

    tk

    tt

    k

    t

    tk

    t

    kk

    tk

    ttt

    t

    tk

    tttt

    0,!!1

    1

    010,!1

    1

    !1!

    !

    !,11

    1

    01

    1

    1

    1

    【参考】

  • Science and Technology208

    ポアソン到着の到着間隔

    到着客数の確率

    続いて到着する2人の客の到着間隔を I とする。 到着間隔 I が t を超える確率P(I > t)を考える。

    客Aの到着後、時間tの間到着客数が0

    Iの確率密度関数をpI(t)とする。

    tektkNP t

    k

    t 0,!

    t

    客A

    tt eNPtIP 0

    tI etIPdtd

    dttIdPtp 1 指数分布

  • Science and Technology209

    確率分布

    確率変数Xが整数値のような、離散的な値をとる 離散的確率変数

    Xが値nをとる確率、P(X=n) をXの確率関数という 確率 をXの分布関数という (xは実数)

    Xが実数値をとるとき 連続的確率変数

    Xがx以下になる確率 をXの分布関数という F(x)の導関数 をXの確率密度関数という

    xn

    nXPxF

    xXPxF

    dx

    xdFxf

    全区間で積分すると1

    【参考】

  • Science and Technology210

    確率変数の例その4

    指数分布(Exponential distribution) μを正の実数とする。 連続的確率変数Xの分布関数が、

    であるとき、確率変数Xは指数分布に従うという。 Xの確率密度関数は

    確率変数Xは、指数分布に従うという。 指数分布は、客に対するサービス時間を表わす。

    平均値は1/μになる

    00

    01

    xxe

    xFx

    00

    0

    xxe

    xfx

    【参考】

  • Science and Technology211

    指数分布の確率密度関数の例

    λ=0.5, 1.0, 2.0 平均到着数が大きいほど、到着間隔は小さい方に集中する。

    0 1 2 3 40.0

    0.5

    1.0

    1.5

    2.0

    p Ⅰ(t

    λ=2.0

    λ=1.0

    λ=0.5

    【参考】

    確率密度関数の値は1より大きくても良い

  • Science and Technology212

    到着とサービス

    (待ち室容量:S)到着

    (分布:A)

    呼損

    待ち室で待つ

    (N個)

    窓口でサービス(分布:H)

    サービス完了で退去…

    ポアソン到着k人到着する確率到着間隔は指数分布

    tk

    t ektkNP !

    tI etp

  • Science and Technology

    代表的な待ち室での待ち方(その1)

    FIFO (First In First Out) ~ Queue 入った順に、待ち室を出てサービスを受ける。

    前の客が出ていかないと、後の客はサービスされない。

    213

    ゲートが開くと出ていける

    一列で待つ

    一杯で入れない時は捨てられる

    Drop Tail

  • Science and Technology

    代表的な待ち室での待ち方(その2)

    LIFO (Last In First Out) ~ Stack 最後尾から、待ち室を出てサービスを受ける。

    後ろの客が出ていかないと、前の客はサービスされない。

    214

    ロープが下げられると出ていける

    一列で待つ

    一杯で入れない時は捨てられる

    First In Last Out (FILO)とも呼ぶ

    入れる動作をPUSH出す動作をPOP

  • Science and Technology

    代表的な待ち室での待ち方(その3)

    FIRO (First In Random Out) 前の客を飛び越してサービスを受けることができる。

    どの客を選ぶのかは、ポリシー次第

    215

    …迎えが来ると出ていける

    一列で待つ

    一杯で入れない時は捨てられる

  • Science and Technology216

    到着とサービス

    (待ち室容量:S)到着

    (分布:A)

    呼損

    待ち室で待つ

    (N個)

    窓口でサービス(分布:H)

    サービス完了で退去…

    FIFO (Queue) :入った順に出て行く

  • Science and Technology217

    サービス(指数サービスと一定サービス)

    指数サービス

    無記憶性 サービスが終了する確率は、これまでのサービス時間とは無関係。

    いつサービスが開始されていても次の時刻に終了する確率は等しい。

    単位時間あたりにサービスされる平均客数をμ [人/単位時間]とする。

    Δt 時間後にサービスが終了する確率

    1 2 3

    1 2 3 4 μL-1 μL

    m-1 m

    LL/m=△t

    tmL

    Lm

    Lm

    1

    1 時間Lで、μL人サービス終了

  • Science and Technology218

    指数サービスのサービス時間確率

    サービス時間 Y が時間 t よりも長くなる確率 P(Y>t) を求める。 時刻0から時刻 t までと、時刻 t から t+Δt で、サービスが終了して

    いない確率は、 tot 1

    10,

    0

    1

    YPtYPdt

    tYdPt

    tYPtto

    ttYPttYP

    tottYPttYP

    ty

    t

    edt

    tYdPtp

    etYP

    2個以上終了

  • Science and Technology219

    一定サービス(deterministic service)

    どんな客に対してもサービス時間が同じ

    サービス時間の分散は0

    固定長パケットの処理時間

  • Science and Technology220

    待ち行列解析 (M/M/1, M/D/1)

    客のシステム内での平均滞在時間

    処理遅延時間

    平均システム内客数

    平均利用バッファ量

    システム内客数がn人である確率 最大必要バッファ量

    W

    Q

    ,2,1,0npn

  • Science and Technology221

    解析の約束事

    単位時間あたりの平均到着客数~到着率:λ 単位時間あたりにサービスされる平均客数~

    サービス率:μ 待ち室数Sが無限の時に、待ち行列長が無限大

    にならない条件

    λ < μ ρ=λ/μ < 1 ~ トラヒック密度

    待ち室数Sが有限の場合、ρ>1を許容

  • Science and Technology222

    Littleの公式 (1961年)

    一つの入り口から入り、一つの出口から出るサービスシステムを考える

    出入り口が複数あっても、仮想的に一つと考える

    出口以外からの流出は無い

    定常状態では、平均到着率=平均退去率=λ

    サービスシステム(システム内平均個数= )

    入口 出口

    平均到着率:λQ

    WQ

    システム待ち時間(平均経過時間)W

    処理時間+処理待ち時間W

  • Science and Technology223

    M/M/1 (M/M/1/∞)

    ポアソン到着、指数サービス、窓口数1、待ち席数無限大 ・・・ λ

  • Science and Technology224

    状態nとn-1とn+1の考察

    定常状態において

    状態nからの流出量=状態nへの流入量

    全ての確率の和は1

    n-1 n n+1

    λ λ

    μ μ

    ,2,111 nppp nnn

    10

    nnp

  • Science and Technology225

    pnの計算

    境界p0 (p0のままか、p1から遷移)

    より

    001

    100 1

    ppp

    ppp

    02002

    201

    1 pppp

    ppp

    11 nnn ppp

    0ppn

    n

  • Science and Technology226

    p0を計算

    より

    仮定より0≦ρ

  • Science and Technology227

    システム内の平均客数の計算

    1

    11

    32

    32

    1,1

    32

    432

    32

    0

    00

    Q

    s

    s

    ns

    nnpQp

    n

    n

    n

    n

    nn

    nn

    リトルの公式 WQ

    11

    11 QWシステム内平均滞在時間

    期待値(平均値)

  • Science and Technology

    M/M/1

    228

    1,1

    1/

    WQ

    p nn

  • Science and Technology

    M/M/1 の適用場所

    ネットワークシミュレータのモデル

    トラヒック送信元 n0, n1, n2 UDP: 送信元毎に異なるパケットサイズ、平均ON時間、平均OFF

    時間を与える

    ON/OFF時間が指数分布となる

    トラヒック受信先 n4

    229

    n0

    n2

    n3 n4

    Sink01Mbps, 10ms

    1Mbps, 10ms

    1Mbps, 10ms

    EXP n11Mbps, 10ms

    UDP

    Packet size: 1000BBurst: 2secIdle: 1secRate: 200K, 200K, 200K

    Sink1

    Sink2

    M/M/1 を適用可能 (入力本数が多ければ理論値と合う)

    指数分布トラヒックジェネレータ

  • Science and Technology230

    M/D/1

    ポアソン到着、一定サービス時間

    固定長パケット(セル)の処理で多用

    サービス時間が一定であることに着目して、離散的な時間でのシステム内の変化を調べる

    離散時間のマルコフ連鎖

    M/M/1は、連続時間のマルコフ過程

  • Science and Technology231

    M/D/1の状態確率

    1

    111

    zz

    ezezzp

    ,3,2,!1!11

    .....230.....20

    110

    10

    1

    1

    3

    2

    1

    0

    n

    jnj

    jnjep

    pppp

    epp

    pp

    n

    j

    jnjnjjn

    n

    Pollaczek-Khintchinの公式(Pollaczekが1930年に発表、Khintchinが1932年に整理)

  • Science and Technology232

    M/D/1の平均キュー長と平均待ち時間

    1

    111

    zz

    ezezzp Pollaczek-Khintchinの公式

    1211

    1221

    1211221

    22

    QW

    pQ

    11

    1

    W

    Q

    M/M/1 (μ=1)

    ※上記は処理時間=1を仮定している。λは処理時間を単位として与える。

  • Science and Technology

    M/D/1 の適用場所

    ネットワークシミュレータのモデル

    トラヒック送信元 n0, n1, n2 UDP: パケットサイズ固定、平均ON時間、平均OFF時間を与える

    ON/OFF時間が指数分布となる

    トラヒック受信先 n4

    233

    n0

    n2

    n3 n4

    Sink01Mbps, 10ms

    1Mbps, 10ms

    1Mbps, 10ms

    EXP n11Mbps, 10ms

    UDP

    Packet size: 64BBurst: 2secIdle: 1secRate: 200K, 200K, 200K

    Sink1

    Sink2

    M/D/1 を適用可能 (入力本数が多ければ理論値と合う)

    指数分布トラヒックジェネレータ

  • Science and Technology234

    M/M/1/K 待ち行列

    p0とp1の関係 pKとpK-1の関係

    0 21 K-1 K

    λ λ λ λ λ

    μ μ μ μ μ

    10 pp

    KK pp 1

    1,,2,111 Knppp nnn

    10

    K

    nnp

    【参考】

  • Science and Technology235

    pnの計算

    Knpp

    ppp

    KKnpp

    ppKnpp

    ppppp

    pp

    K

    n

    nK

    K

    n

    KK

    n

    nn

    nn

    KKn

    n

    ,,1,01

    1,11

    111

    ,1,,2,1,0

    ,1,,2,1

    1

    110

    0

    1

    00

    0

    0

    10

    02

    2201

    01

    とは限らない

    【参考】

  • Science and Technology236

    システム内の平均客数

    1

    1

    10

    1

    1

    2

    112

    132

    12

    0

    01

    0

    1111

    11

    111

    111

    12

    12

    11

    K

    K

    K

    KK

    n

    nK

    KK

    KK

    KK

    KK

    KKK

    n

    n

    K

    n

    nK

    K

    nn

    KnQ

    Ks

    KKs

    KKs

    KKns

    nnpQ

    K大で、ρ

  • Science and Technology237

    平均システム内滞在時間

    11

    1

    1

    1

    10

    1

    11

    11111

    1111

    11

    K

    K

    K

    K

    K

    K

    K

    KK

    n

    nK

    KQW

    WQ

    KnQ

    【参考】

  • Science and Technology238

    システムの棄却率

    n=Kのときに到着した客は、待ち席に空きがないので退去させられる。

    pKを棄却率という ρ>1の場合は、p0

  • Science and Technology239

    M/M/S 待ち行列

    待ち席数∞ 到着率λのポアソン到着 サービス窓口数S 他の窓口と独立にサービス率μの指数

    サービス

    窓口全部塞がっていたら最後尾で待つ

    サービスが終了したらただちに退去

    サービス窓口1

    待ち席数=∞

    ポアソン到着(到着率λ)

    指数サービス(サービス率μ)

    サービス窓口2

    サービス窓口S

    ::

    ::

    【参考】

  • Science and Technology240

    待ち行列の特性

    窓口数Sで、各窓口のサービス率μ システム全体でのサービス率 Sμ

    トラヒック密度ρ=λ/Sμ 待ち席数∞なので、ρ

  • Science and Technology241

    1≦n≦Sの場合のnからn-1への遷移

    サービスを受けているのはn人 Δtの時間に1人がサービスを終了する確率はμΔt n人のうち誰かが終了する確率はnμΔt

    厳密には。。。。

    totntn

    tn

    tt

    n

    n

    11

    1

    1

    スを終了する確率は人のうち誰かがサービ

    はビスが終了しない確率個の窓口で、全員サー

    しない確率は、時間にサービスが終了

    【参考】

  • Science and Technology242

    システム内客数の定常確率その1

    0 21 S-1 S S+1

    λ λ λ λ λ λ λ

    μ 2μ 3μ (S-1)μ Sμ Sμ Sμ

    0

    2

    00012

    01

    11

    11

    10

    21

    2222

    ,1,1,,2,11

    pppppp

    pp

    SSnpSppSSnpnppn

    pp

    nnn

    nnn

    【参考】

  • Science and Technology243

    システム内客数の定常確率その2

    1,,1,0!1

    231

    321

    32

    332

    21,

    1,,2,11

    0

    0

    3

    00

    2

    123

    0

    2

    201

    11

    Snpn

    p

    p

    ppppp

    pppp

    Snpnppn

    n

    n

    nnn

    【参考】

  • Science and Technology244

    システム内客数の定常確率その3

    00

    0

    2

    0

    121

    0

    11

    !1

    !111

    !21

    !111

    1

    1,,1,0!1

    1,,2,11

    pS

    pS

    SS

    pSS

    pSS

    Sp

    pSppS

    Snpn

    p

    Snpnppn

    SS

    SS

    S

    SSS

    n

    n

    nnn

    【参考】

  • Science and Technology245

    システム内客数の定常確率その4

    ,1,!

    1

    !1

    !1

    !11

    !1

    ,1,

    ,,1,0!1

    0

    0

    1

    0

    1

    0

    1

    01

    11

    11

    0

    SSnpSS

    p

    pSS

    pSS

    SS

    pSS

    pSS

    Sp

    pSppSSSnpSppS

    Snpn

    p

    Sn

    n

    n

    SS

    SS

    S

    SSS

    nnn

    n

    n

    【参考】

  • Science and Technology246

    システム内客数の定常確率その5

    110

    0

    2

    1

    00

    0

    00

    11

    !!

    11

    !1

    !11

    ,1,!

    1,,,1,0!1

    SS

    nSp

    SSSS

    SSnpp

    SSnpSS

    pSnpn

    p

    SS

    n

    n

    SS

    Sn

    n

    SnSn

    nS

    n

    n

    nn

    Sn

    n

    n

    n

    n

    【参考】

  • Science and Technology247

    システム内客数の定常確率その6アーランC式

    ,1,!

    1,,1,0!

    11

    !!

    0

    0

    11

    00

    SSSpSS

    SSpn

    S

    p

    SS

    nSp

    Sn

    n

    n

    SS

    n

    n

    すぐにサービスを受けられない確率=待たないといけない確率

    11

    !!! 000 SSp

    SSpp

    SSpC

    S

    Sn

    nS

    Sn

    Sn

    Snn

    Erlang C式

    【参考】

  • Science and Technology248

    システム内平均客数その1

    2

    1

    0

    1

    10

    2

    1

    21

    21

    21

    0

    1

    00

    0

    11!!1

    11

    1121

    !!

    SSSS

    n

    n

    SS

    SSS

    SS

    SSSSn

    n

    Sn

    nSS

    n

    n

    nn

    SSSp

    nSpQ

    SS

    SSSSS

    n

    nSSp

    nSnpnpQ

    を計算する。とおいて、

    【参考】

  • Science and Technology249

    システム内平均客数その2

    021

    2

    1

    0

    1

    00

    11

    0

    11

    0

    2

    0

    1

    1

    2

    1

    0

    1

    10

    1!

    11!11

    !!1

    11

    !!1

    11

    !!111

    !!

    !!1

    11!!1

    pSSS

    SSSp

    SSp

    SSpSQ

    SS

    SSpS

    SS

    SS

    SS

    mSS

    mSS

    nS

    SSSp

    nSpQ

    SS

    SSSSS

    SS

    SSSS

    m

    m

    S

    m

    mS

    n

    n

    SSSS

    n

    n

    11

    00 1

    1!!

    S

    Sn

    SpSS

    n

    n

    【参考】

  • Science and Technology250

    システム内平均滞在

    021

    02

    1!1

    1!

    1

    pSS

    pS

    SS

    QW

    WQ

    SS

    SS

    より

    S

    【参考】

  • Science and Technology251

    演習8

    ルータへパケットが毎秒 個の到着率でランダムに到着する。パケット1個の処理時間が平均0.1 ms の 分布に従う時、

    を求めよ。パケットバッファは無限大とする。

  • Science and Technology252

    演習9

    パケットの処理時間が一定で、0.1 msの時の1)~4)を求めよ。

    ※ヒント:処理時間を単位時間として全てを計測する必要があります。