高分解能 rgb led の色調制御 - microchip technology
TRANSCRIPT
高分解能 RGB LED の色調制御
AN1562
注意 : この日本語版文書は参考資料としてご利用ください。最新情報は必ずオリジ
ナルの英語版をご参照願います。
はじめに
本書では、PIC12F1572 プロセッサを使った高分解能
RGB LEDの色調制御について解説します。PIC12F1572は各種の周辺モジュールに加えて 3個の 16ビット幅パ
ルス幅変調 (PWM) モジュールを内蔵しています。
16 ビット PWM を使って各 RGB LED を精密に制御す
る事で、低輝度条件でも滑らかに色調を変更する事ができます。
このアプリケーションの開発を支援するデモボードは以下の特長を備えます。
• ICSP™ プログラミング コネクタ• EUSART バス接続端子• USB またはバッテリによる給電• 複数のテストポイント
色調制御ソフトウェア ルーチンを PIC® 上で実行する
事で、3 色 LED の色を xyY 形式で指定する事ができま
す。
Microchip 社は本書のアプリケーション コンセプト
を実行するためのデモボードを提供しています(www.microchip.com/RGBbadge 参照 )。このデモ
ボードは「モード 1: HSVW スライダ」動作向けに
設定された状態で納入されますが、「モード 2: xy 色
度チャートセレクタ」動作向けに設定変更が可能です。詳細は「ハードウェア コンフィグレーション」を
参照してください。
動作モードを変更するには、ボードの再プログラミングが必要です。
このボードには USB または電池 (3 V リチウムイオン
電池 (CR2032) または単 6 型電池 ) から給電できます。
PIC12F1572 の詳細は以下でご覧になれます : www.microchip.com/PIC12F1572
モード 1: HSVW スライダ
HSVW スライダモードに設定したボードに電源を投入
すると、デモボード上の 3 色 LED の色は図 5 に示すよ
うに HSV ( 色相 / 彩度 / 明度 ) 色環上の各色と白色を循
環します ( 白色も含むため HSVW 色環と呼ぶ )。一定時
間が経過すると、電池の消耗を防ぐために LED は点滅
を始めます。ボードの端にあるスライダを操作する事で、いつでも色を選択できます。
このモードでは、RA0/RA1 ピンは「静電容量式タッチ
スライダ」用に設定されます。これにより、指のタッチ操作 (押す /スライドする )で色値を選択する事がで
きます。この操作では一次元 ( 色相のみ+白色 ) の色
選択だけが可能です (「HSVW 色環」に含まれる色だ
けが選択可能 )。
図 1: HSVW スライダモードにおける色調制御デモボードの構成
Author: Brian Tompson,Stephen AllenMicrochip Technology Inc.
PIC12F1572
RA5
RA4
RA2
RA0
RA1
Capacitive Touch Slider
VDD
RED
GREEN
BLUE
2014 Microchip Technology Inc. DS00001562A_JP - p. 1
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モード 2: xy 色度図セレクタ
このモードでは、PC ディスプレイ上の色度図 ( 図 3)を使って LED の色を選択します。RA0/RA ピンはシリ
アル (EUSART) インターフェイスとして設定されま
す。 xyY値はUSBシリアル接続経由でボードに入力し
ます。PIC16F1455 は USB メッセージを EUSART(9600 baud) 形式に変換します。 詳細は「XY 色度図」
を参照してください。
0 ~ 255 にスケーリングされた xyY 値が EUSART を
介して PIC12F1572 に入力され、ColorMix ルーチンに
よって RGB 値に変換されます。指定された色が LEDの色域外である場合、関数はエラーメッセージ
「outside of gamut」を返し、色出力値は更新されませ
ん。色域内であれば、LED の色は指定された色に変更
されます。
図 2: XY 色度図セレクタ モードにおける色調制御デモボードの構成
PIC12F1572
RA5
RA4
RA2
RA0
RA1
VDD
RED
GREEN
BLUE
PIC16F1455RX
TX
D+
D-
USBEUSART
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図 3: PC ディスプレイ上の XY 色度セレクタ画面
2014 Microchip Technology Inc. DS00001562A_JP - p. 3
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色の調整
各 LED の光束強度値が同じになるよう、色彩色差計を
使って直列抵抗の値を以下のように決定しました。 赤 = 202 Ω、緑 = 325 Ω、青 = 61 Ω
各 LED の色値も色彩色差計で計測しました。その結果
を表 1 に示します。
これらの値は参考例として記載しています。同一ロッ
トの LED であっても値は異なります。使用時間や温度
によっても値は変化します。設計意図により、本デモボードではこれらの特性変化を考慮していません。
図 7 の色度図には、これらの値をプロットしています。
温度補償
LED の輝度は温度と LED のタイプによって大きく変
化します。本アプリケーションは温度補償を一切実行しません。本デモボードの設計目標に基づき、温度補償は採用しませんでした。
PWM 輝度制御とフリッカ防止
PIC12F1572 は 3 個の独立した 16 ビット パルス幅変
調 (PWM) モジュールを内蔵しています。PWM モ
ジュールは、特定の負荷を ON にする時間を変更しま
す。PWM 周期中の「オンタイム」の割合を「デュー
ティサイクル」と呼び、この値は負荷に供給する電力のパーセンテージに対応します。PWM による電源制
御は、電源出力を正確かつ効率的に制御可能な方法として広く知られています。16 ビット PWM モジュール
を最大周期まで使った場合、216 = 65,536 レベルの輝
度制御が可能です。PWM 周波数は、クロック周波数
を PWM 周期あたりのクロック数で割り算する事で求
まります。
クロック周波数 ÷ 1 PWM 周期中のクロック数
= 16 x 106/65,536 = 244.1 Hz
人間の眼は約 200 Hz 以下でフリッカを感じると一般
的に言われています。60Hz/50Hz 電源を使う照明との
間で相互変調も生じるため、全ての LED 照明アプリ
ケーションには 200 Hz 以上の PWM 周波数を推奨し
ます。PWM 周波数が 200 Hz よりも十分に高ければ、
フリッカは感じません。
表 1: CREE® LED の CIE 1931 xy 値 ( 色彩色差計で計測 )
LED の色 x y
赤 .6763 .3237
緑 .2088 .7408
青 .1405 .0391
DS00001562A_JP - p. 4 2014 Microchip Technology Inc.
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HSVW スライダ
この動作モードでは、mTouch® インターフェイスを
使って 3 色 LED の色を調整します。一般的な色調制御
デモ用の LED 駆動パターンを図 4 に示します。このパ
ターンにより、3色 LEDの色はHSV色環の外周に沿っ
て滑らかに変化します。
図 4: HSVW スライダ
図 5 に、図 4 の純赤 (Pure Red) 位置に白色への遷移パ
ターンを挿入した本デモボードのHSVWスライダモー
ドのパターンを示します。白色点における各 LED 値の
計算については「白色点の計算」を参照してください。
図 5: HSVW スライダ モード
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xy 色度図
色調制御デモボードは、CIE 1931 xy 色度図上で特定
色域が得られるように設計されています。色度図上のx/y/Y 値で指定された色値は RGB ( 赤 / 緑 / 青 ) 値に変
換され、3 色 LED の混色によって表示されます。各
LED ( 赤 / 緑 / 青 ) の輝度は PWM( パルス幅変調 ) 方式
によって制御します。各 PWM モジュールは 16 ビッ
トの分解能を有し、デューティサイクル値が非常に低い場合でも滑らかに色を変化させる事ができます。
PIC デバイス上のソフトウェアは、受信したシリアル
メッセージのデータを使って「ClolorMix」ルーチンを
実行します。x/y/Y 値は 0 ~ 255 のレンジで指定され
ます。この方法により、色度と輝度レベルを非常に容易に指定できます。ColorMix ルーチンの計算負荷は高
いため、PWM 値の計算に約 7.7 ms ( クロック周波数
= 16 MHz) を要します。このルーチンを使って色を連
続的に変化させる場合、更新レートは 130 Hz まで低
下し、変化の滑らかさは悪化します。
色の理論的背景
色を数値で表現する方法は各種存在します (CMYK、RGB、CIE、HunterLab 等 )。グラフィック アーチス
トは、作品の色の再現性やブランドとしての色の一貫性を保つために、コンピュータ ディスプレイに正確な
カラーマッチングを求めます。しかし、さまざまな出力装置や媒体で正確に同じ色を再現する事は未だに困難です。人間の視覚は 3 種類の錐体視細胞によって色
を識別するため、どのような色でも 3 つの座標を使っ
て表現できる事は古くから知られています。
XYZ 色空間
CIE 1931 XYZ 色空間は、色を表現するためによく使
われる方法の 1 つです。CIE 1931 XYZ 色空間では、Yは輝度 ( 明度 ) を表し、X と Z は色度を表します。グ
レーと白では色度は同じですが、輝度は異なります。このような 3 次元色空間を使う事で、人間の視覚が感
知可能な全ての色を表現する事ができます。
この色空間は、被験者を使って人間が同じ色と感じる条件および異なる色で明るさが同じと感じる条件 ( 視角は 2° に制限 ) を調査する事によって定義されまし
た。この定義は「CIE 1931 2° Standard Observer」と
呼ばれます。
色の 3 次元配列を視覚的に表現する事はできません。
しかし、CIE 1931 XYZ 色空間のさまざまな色を 1 枚
の紙に印刷できると便利であるため、XYZ 色空間の平
面的表現方法が考案されました ( 式 1 参照 )。
式 1: xy 2 次元空間の XYZ 3 次元空間へのマッピング
色度を表す小文字の「x」および「y」値と輝度を表す
「Y」値を使う事で、特定の色を 3 次元 XYZ 空間内の
特定位置にマッピングする事ができます。色度図には、一定の YXYZ ( 明度 / 輝度 ) 値持つ色が鮮やかに示され
ます。YXYZ = 0 の色度図も作成できますが、色は無く
なるので役に立ちません。色度図を図 6 に示します。
図 6: CIE 1931 色空間の色度図
非常に重要な事は、RGB 色空間は XYZ 色空間のサブ
セットであるという事です。XYZ 色空間内の全ての色
ベクトルは、赤 / 青 / 緑成分の合成ベクトルとして表
現できます。XYZ 色空間では、XXYZ と ZXYZ によって
色度を定義し、YXYZ によって輝度を定義します。
YXYZ YXYZ=
ZXYZ 1-x-y /y= YXYZ
XXYZ x/y= YXYZ
DS00001562A_JP - p. 6 2014 Microchip Technology Inc.
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式 2: XYZ 空間内の RGB 色空間
R、G、B の輝度値を求める事で、3 色 LED を使って
必要な色を生成する事ができます。つまり、PC 上で
xyY 値によって指定した色を 3 色 LED で表示するに
は、R/G/B のデューティサイクル比を求める必要があ
るという事です。
表記法
小文字の「x」と添え字 ( 下付き ) の大文字「X」が混
乱を招きやすいため、次の表記方を適用します。
• XXYZ - 3 次元 XYZ 色空間内の色成分「X」
• XR G B - 3 次元 XYZ 色空間内の XXYZ の RGB 成分
• YXYZ - 3 次元 XYZ 色空間内の色成分「Y」
• YR G B - 3 次元 XYZ 色空間内の YXYZ の RGB 成分
• ZXYZ - 3 次元 XYZ 色空間内の色成分「Z」
• ZR G B - 3 次元 XYZ 色空間内の ZXYZ の RGB 成分
• x - 2 次元色度図上の混合色の x 座標値
• xR G B - 2 次元色度図上の各 LED ( 赤 / 緑 / 青 ) の x座標値
• y - 2 次元色度図上の混合色の y 座標値
• yR G B - 2 次元色度図上の各 LED ( 赤 / 緑 / 青 ) の y座標値
式 1 と式 2 から式 3 と式 4 が得られます。
式 3:
XXYZ XR XG XB+ +=
YXYZ YR YG YB+ +=
ZXYZ ZR ZG ZB+ +=
Note: ここでは 3 つの光源 (R/G/B) の光束は全て同じであると仮定したため、行列の中央の行は全て1 です。光束が同じではない場合、これらの値は異なります。
XXYZ
YXYZ
ZXYZ
xGyG------
xByB-----xR
yR-----
1 1 1
1 xR– yR–yR
-------------------------- 1 xB– yB–yB
--------------------------1 xG– yG–
yG---------------------------
YR
YG
YB
=
XXYZxRyR----- YR
xGyG------ YG
xByB----- YB+ +=
YXYZ YR YG YB+ +=
ZXYZ1 xR– yR–
yR-------------------------- YR
1 xG– yG–yG
--------------------------- YG1 xB– yB–
yB-------------------------- YB+ +=
上式を行列式で表すと下式が得られる
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式 4: RGB 輝度値の算出
PIC 上で実行する ColorMix ルーチン
C 言語で書かれた「ColorMix」ルーチンを使うと、x/y/Y値を指定して容易に 3 色 LED の色調を制御できます。
PIC デバイスは行列反転と係数の乗算 ( スケーリング )を実行する事で、必要な R/G/B 値を算出します。全て
の値は整数として扱われます。「long」(32 ビット ) 変数型の値がオーバーフローしないよう、計算全体を通してスケーリングを行います。
色計算の結果が色域外である場合、メッセージ「outside of gamut」がシリアルポートへ送信され (printfを使用 )、PC モニタ上のウィンドウに表示されます。
必要に応じ、ユーザは「printf」関数を使ってステータ
ス更新値を送信し、デバッグに役立てる事ができます。
XXYZ
YXYZ
ZXYZ
xGyG-------
xByB-------
xRyR-------
1 1 1
1 xR– yR–
yR-----------------------------
1 xB– yB–
yB-----------------------------
1 xG– yG–
yG------------------------------
YR
YG
YB
=
-1
YR
YG
YB
=
xGyG------
xByB-----xR
yR-----
1 1 1
1 xR– yR–yR
--------------------------1 xB– yB–
yB--------------------------
1 xG– yG–yG
---------------------------
-1
xy--
1
1 x– y–y
--------------------
PWM Intensity
x, y coordinates specific to LED
color mix
式 3 の行列式を反転する
XXYZ、YXYZ、ZXYZ に式 1 を代入する
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色度図の特性
色度図上の 2 つ色を結ぶ直線上の全ての色は、その
2 色の混合比を変更する事で生成できます。白色 LEDには青色LEDと黄色の蛍光体が一般的に使われるのは
このためです ( 色度図上の白は青と黄を結んだ線上に
ある )。
さらに、R/G/B 光源を使って色を生成する場合、色度
図上で 3 つの光源色を頂点とする三角形の内側の全て
の色を生成できます (「マクスウェルの三角」と呼ば
れる )。生成可能な色の領域を「色域」と呼びます。
CREE® 3色 LEDで生成可能な色域を図 7に示します。
この図では、CIE 1931 色度図上に CREE® 3 色 LED で
計測した値 ( 表 1 参照 ) をプロットしています。これ
らの CIE 1931 x/y 値は、 色彩色差計を使って計測しま
した。
図 7: CIE 1931 色空間図
図 7 は本当の意味では正確ではありません。なぜなら
ば読者がモニタ上で本書を読む場合、読者の眼に届く色はRGBモニタの色域によって制限されるからです。
読者はディスプレイの色域内の色しか見る事ができません。
色度図内で白く見えるのは中央の非常に小さな領域だけです。色の偏りがない白色光を生成できるかどうかは、色調制御が正確かどうかを示す良い指標となります。
白色点の計算
白色点の値は以下のように求めます。
白色点の座標 : x =.33、y =.33
使用する LED の特性 :
xR = 0.6763、yR = 0.3237
xG = 0.2088、yG = 0.7408
xB = 0.1405、yB = 0.0391
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式 5: 白色点の計算 -1
式 6: 白色点の計算 - 2
以上により、白色光を生成するために必要な赤 / 緑 / 青の輝度値 ( デューティサイクル値 (%)) が求まります。
これらの値に 65,535 を乗算する事で、16 ビット PWMモジュールへの入力値が得られます。
YR
YG
YB
=
xGyG-------
xByB-------
xRyR-------
1 1 1
1 xR– yR–
yR-----------------------------
1 xB– yB–
yB-----------------------------
1 xG– yG–
yG------------------------------
-1xy---
1
1 x– y–y
---------------------
PWM Intensity
x, y coordinates specific to LED
color mix
YR
YG
YB
=
YR
YG
YB
=
YR
YG
YB
=
0.281 3.592.089
1 11
0.068 2.0980
1
1
1.003
-1
0.149– 0.087–0.5999
0.5517– 0.0391.1528
0.0037– 0.04750.0017
1
1
1.003
0.313
0.64
0.045
DS00001562A_JP - p. 10 2014 Microchip Technology Inc.
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開発支援機能
• プログラミング コネクタは P1 と P2 に装着できます。
• C 言語で書かれた関数「ColorMix」は xyY 色値からRGB 値 ( デューティサイクル値 ) を算出します。この計算は PIC デバイス上で実行します。
• 電源には USB ポートまたはバッテリが使えます。•「printf」をサポートするシリアルポート接続を使っ
てステータス メッセージを出力できます。
本書は、読者に色調制御の原理に関する理解を促すと共に、PIC12F1572 を使って色調制御アプリケーショ
ンを開発するための足がかりを提供する事を目的とします。
ハードウェア コンフィグレーション
色調制御デモボードは「モード 1: HSVW スライダ」向
けに設定およびプログラミング済みの状態で出荷されます。
このボードを「モード 1: HSVW スライダ」で動作さ
せる場合、PIC12F1572 に RGBSlider ソフトウェアを
プログラミングし、PIC16F1455 を消去する必要があ
ります ( 出荷時にプログラミング済み )。
このボードを「モード 2: xyY 色度セレクタ」で動作さ
せる場合、PIC12F1572 に RGBChroma ソフトウェア
をプログラミングし、PIC16F1455にRGBChromaUSBソフトウェアをプログラミングする必要があります。
PIC12F1572 に RGBSlider または RGBChromaソフト
ウェアを再プログラミングする場合、ボード上の P1にプログラミング ヘッダを取り付ける必要がありま
す。
PIC16F1455にRGBChromaUSBソフトウェアを再プ
ログラミングする場合、ボード上の P2 にプログラミ
ング ヘッダを取り付ける必要があります。
「モード 2: xyY 色度セレクタ」では、PIC16F1455 を
使って USB から RS-232 への変換を実行します。
Note: HSVWスライダ機能は、プログラミング ツールを P1 に接続したままでは動作しません(ICSP ピンをスライダと共有するため )。
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AN
1562
DS
00001562A
_JP - p. -pag
e 12
2014 Microchip T
echnology Inc.
Rev:Size:
Date:File:
Eng:Drawn by:
Sheet: of
B H219-0508
*Jamus Griego
Brian Tompson
219-0508h.SchDoc
Color Mixing board
1/29/2014
SLIDE1
SLIDE2
VSS
D+
D-
ICSPDAT2
ICSPCLK20.47µFC7
VSS
DS
02
MCP_EN
VSS
T/VREF+/C1IN+/C2IN+/SCL/AN4/RC0 10
ICSPDAT/D+/RA0 13
Vss 14
ICSPCLK/D-/RA1 12
Vusb3v3 11
O/DACOUT1/C2IN2-/C1IN2-/AN6/RC2 8
/SDA/CWGFLT/C1IN-/C2IN-/AN5/RC1 9
CS1
補遺 A:
図 A-1: RGB LED とスライダの回路図
Mechanical parts
4
5
Shield
6
Shield
6
VBUS1
D-2
D+3
H2961CT-ND
J1
VBUS
VSS
VSS
VPP
SLIDE1SLIDE2
VDD
VSS
VDDVSS
10KR14
VPP
REDGRN
BLU
E96
B2
VDD
VSS
0.1µFC1
VSS
CLX6A-FKB-CK1P1G1BB7R3R3
BD2A
CLX6A-FKB-CK1P1G1BB7R3R3
GD2B
CLX6A-FKB-CK1P1G1BB7R3R3
RD2C
200R
R1 RED
GRN
BLU
VDD
324R
R2
61.9R
R3
VDDTP1
MCP1640T-I/CHY
GN
D2
EN3
VOUT 5
SW1
VFB 4
VIN6
U2
10uFC2
383K
R54.7uFC3
665KR4
VSS
VSSVSS
VSS
LPS4414-472MRBL1
VBATT
1 2 3S2
MCLR2
ICSPDAT2ICSPCLK2
VDD
VSS
10KR13
VDD
0.1µFC5
VSS
VDD
D-
D+
SLIDE2
SLIDE1
100KR11
100KR12
MCLR2
VDD
1uFC4
VSS
VDD
1uFC6
VSS
10KR7
MCP_EN
12
DFLS130L-7
D4
10KR8
G
Q1
2N70
VSS
MM
BZ5
233B
D3
VSS
10K
R6 RA5
RA5
VDD
VBUS
TP9
VDD
TP2
TP3
VSS
PIC16F1455-I_SL
RC5/T0CKI/RX/CWG1A/PWM15 ICSPDA
Vdd1
RA3/MCLR/Vpp/SOSCO/T1G/SS4
RC4/TX/C1OUT/C2OUT/CWG1B6
RA5/T1KCI/OSC1/CLKIN/PWM22
RC3/AN7/SS/CLKR/PWM2/DACOUT2/C1IN-/C2IN-7
RA4/AN3/SDO/OSC2/CLKOUT3
SD
ICSPCLK/INT
U3
PIC12F5172-I/SN
VDD1
RA5/PWM16B12
RA4/PWM16B23
RA3/MCLR/VPP4 PWM16B3/RA2 5ICSPCLK/AN1/RA1 6ICSPDAT/AN0/RA0 7VSS 8
U4
SLIDE1SLIDE2 TP4
TP5
DNP
VPP/MCLR 1
VDD 2
GND 3
ICSPDAT 4
ICSPCLK 5
NC 6
P1
DNP
VPP/MCLR 1
VDD 2
GND 3
ICSPDAT 4
ICSPCLK 5
NC 6
P2
TP6
TP7
TP8
CR2032B1
VSS
Or
AN1562
補遺 B:
図 B-1: Microchip 社の調光制御デモボードの部品表 (BOM)
数量 記号 概要 製品番号
1 B1 HOLDER COIN CELL 20MM SMD BK-912
2 B2 BATCLIP_AAAA_SMT 50
1 C1, C5 Cap, Ceramic, 0.1uF, 50V C1608X7R1H104M
1 C2 Cap, Ceramic, 10uF, 16V X5R EMK212BJ106MG-T
1 C3 Cap, Ceramic, 4.7uF, 10V, 20% X7R SMD C2012X7R1A475M
2 C4, C6 Cap, Ceramic, 1uF, 16V C1608X5R1C105K
1 C7 Cap, Ceramic, 0.47uF, 10V, 20% X5R C1608X5R1A474M
1 D2 Light Emitting Diode CLX6A-FKB-CK1P1G1BB7R3R3
1 D3 DIO-ZENER-BZX84-SOT23 MMBZ5233B
1 D4 DIODE SCHOTTKY 30V 1A POWERDI12 DFLS130L-7
1 J1 CONN RECEPT MINI USB2.0 5POS UX60A-MB-5ST
1 L1 LPS4414-472MRB
1 Q1 N-Channel Enhancement-Mode MOSFET (TMOS) 2N7002
1 R1 RES 200 OHM 1/10W 1% 0603 RMCF0603FT200R
1 R2 RES 324 OHM 1/10W 1% 0603 RMCF0603FT324R
1 R3 RES 61.9 OHM 1/10W 1% 0603 RMCF0603FT61R9
1 R4 Res, 665K 1/10W 1% ERJ-3EKF6653V
1 R5 Res, 383K, 1/10W 1% 0603 RMCF0603FT383K
5 R6, R7, R8, R13, R14
Res, 10K, 1/10W 1% RMCF0603FT10K0
2 R11, R12 Res, 100K, 1/10W 1% RMCF0603FT100K
1 S2 Switch, Slide, SPDT, Rt Angle, SMT, Low Profile MLL1200S
1 U2 MCP1640T-I/CHY MCP1640T-I/CHY
1 U3 PIC16F1455-I_SL PIC16F1455-I_SL
1 U4 PIC12F1572-I/SN PIC12F1572-I/SN
2014 Microchip Technology Inc. DS00001562A_JP - p. 13
AN1562
NOTE:
DS00001562A_JP - p. 14 2014 Microchip Technology Inc.
2014 Microchip Technology Inc. DS00001562A_JP - p. 15
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り、更新によって無効とされる事があります。お客様のアプ
リケーションが仕様を満たす事を保証する責任は、お客様に
あります。Microchip 社は、明示的、暗黙的、書面、口頭、法
定のいずれであるかを問わず、本書に記載されている情報に
関して、状態、品質、性能、商品性、特定目的への適合性を
はじめとする、いかなる類の表明も保証も行いません。
Microchip 社は、本書の情報およびその使用に起因する一切の
責任を否認します。Microchip 社の明示的な書面による承認な
しに、生命維持装置あるいは生命安全用途に Microchip 社の製
品を使用する事は全て購入者のリスクとし、また購入者はこ
れによって発生したあらゆる損害、クレーム、訴訟、費用に
関して、Microchip 社は擁護され、免責され、損害をうけない
事に同意するものとします。暗黙的あるいは明示的を問わず、
Microchip社が知的財産権を保有しているライセンスは一切譲
渡されません。
商標
Microchip 社の名称と Microchip ロゴ、dsPIC、FlashFlex、KEELOQ、KEELOQ ロゴ、MPLAB、PIC、PICmicro、PICSTART、PIC32 ロゴ、rfPIC、SST、SST ロゴ、SuperFlash、UNI/O は、
米国およびその他の国における Microchip TechnologyIncorporated の登録商標です。
FilterLab、Hampshire、HI-TECH C、Linear Active Thermistor、MTP、SEEVAL、Embedded Control Solutions Company は、
米国における Microchip Technology Incorporated の登録商標
です。
Silicon Storage Technologyは、その他の国におけるMicrochipTechnology Incorporated の登録商標です。
Analog-for-the-Digital Age、Application Maestro、BodyCom、
chipKIT、chipKIT ロゴ、CodeGuard、dsPICDEM、dsPICDEM.net、dsPICworks、dsSPEAK、ECAN、ECONOMONITOR、FanSense、HI-TIDE、In-Circuit Serial Programming、ICSP、Mindi、MiWi、MPASM、MPF、MPLAB 認証ロゴ、MPLIB、MPLINK、mTouch、Omniscient Code Generation、PICC、PICC-18、PICDEM、
PICDEM.net、PICkit、PICtail、REAL ICE、rfLAB、Select Mode、SQI、Serial Quad I/O、Total Endurance、TSHARC、UniWinDriver、WiperLock、ZENA、Z-Scale は、米国およびその他の国におけ
る Microchip Technology Incorporatedの登録商標です。
SQTP は、米国における Microchip Technology Incorporatedのサービスマークです。
GestICとULPPは、その他の国におけるMicrochip TechnologyGermany II GmbH & Co. & KG (Microchip TechnologyIncorporated の子会社 ) の登録商標です。
その他、本書に記載されている商標は各社に帰属します。
©2013, Microchip Technology Incorporated, Printed in theU.S.A., All Rights Reserved.
ISBN: 978-1-63276-135-4
Microchip 社製デバイスのコード保護機能に関して次の点にご注意ください。
• Microchip 社製品は、該当する Microchip 社データシートに記載の仕様を満たしています。
• Microchip 社では、通常の条件ならびに仕様に従って使用した場合、Microchip 社製品のセキュリティ レベルは、現在市場に流
通している同種製品の中でも最も高度であると考えています。
• しかし、コード保護機能を解除するための不正かつ違法な方法が存在する事もまた事実です。弊社の理解ではこうした手法は、
Microchip 社データシートにある動作仕様書以外の方法で Microchip 社製品を使用する事になります。このような行為は知的所
有権の侵害に該当する可能性が非常に高いと言えます。
• Microchip 社は、コードの保全性に懸念を抱くお客様と連携し、対応策に取り組んでいきます。
• Microchip 社を含む全ての半導体メーカーで、自社のコードのセキュリティを完全に保証できる企業はありません。コード保護
機能とは、Microchip 社が製品を「解読不能」として保証するものではありません。
コード保護機能は常に進歩しています。Microchip 社では、常に製品のコード保護機能の改善に取り組んでいます。Microchip 社
のコード保護機能の侵害は、デジタル ミレニアム著作権法に違反します。そのような行為によってソフトウェアまたはその他の著
Microchip 社では、Chandler および Tempe ( アリゾナ州 )、Gresham( オレゴン州 ) の本部、設計部およびウェハー製造工場そしてカリフォルニア州とインドのデザインセンターが ISO/TS-16949:2009 認証を取得しています。Microchip 社の品質システム プロセスおよび手順は、PIC® MCU および dsPIC® DSC、KEELOQ® コード ホッピング デバイス、シリアル EEPROM、マイクロペリフェラル、不揮発性メモリ、アナログ製品に採用されています。さらに、開発システムの設計と製造に関する Microchip 社の品質システムは ISO 9001:2000 認証を取得しています。
QUALITY MANAGEMENT SYSTEM CERTIFIED BY DNV
== ISO/TS 16949 ==
DS00001562A_JP - p. 16 2014 Microchip Technology Inc.
北米本社2355 West Chandler Blvd.Chandler, AZ 85224-6199Tel:480-792-7200 Fax:480-792-7277技術サポート : http://www.microchip.com/supportURL: www.microchip.com
アトランタDuluth, GA Tel:678-957-9614 Fax:678-957-1455
オースティン (TX)Tel:512-257-3370
ボストンWestborough, MA Tel:774-760-0087 Fax:774-760-0088
シカゴItasca, IL Tel:630-285-0071 Fax:630-285-0075
クリーブランドIndependence, OH Tel:216-447-0464
Fax:216-447-0643
ダラスAddison, TX Tel:972-818-7423 Fax:972-818-2924
デトロイトNovi, MI Tel:248-848-4000
ヒューストン (TX) Tel:281-894-5983
インディアナポリスNoblesville, IN Tel:317-773-8323Fax:317-773-5453
ロサンゼルスMission Viejo, CA Tel:949-462-9523 Fax:949-462-9608
ニューヨーク (NY) Tel:631-435-6000
サンノゼ (CA) Tel:408-735-9110
カナダ - トロントTel:905-673-0699 Fax:905-673-6509
アジア / 太平洋
アジア太平洋支社Suites 3707-14, 37th FloorTower 6, The GatewayHarbour City, KowloonHong KongTel:852-2943-5100Fax:852-2401-3431
オーストラリア - シドニーTel:61-2-9868-6733Fax:61-2-9868-6755
中国 - 北京Tel:86-10-8569-7000 Fax:86-10-8528-2104
中国 - 成都Tel:86-28-8665-5511Fax:86-28-8665-7889
中国 - 重慶Tel:86-23-8980-9588Fax:86-23-8980-9500
中国 - 杭州Tel:86-571-8792-8115 Fax:86-571-8792-8116
中国 - 香港 SARTel:852-2943-5100 Fax:852-2401-3431
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中国 - 上海Tel:86-21-5407-5533 Fax:86-21-5407-5066
中国 - 瀋陽Tel:86-24-2334-2829Fax:86-24-2334-2393
中国 - 深圳Tel:86-755-8864-2200 Fax:86-755-8203-1760
中国 - 武漢Tel:86-27-5980-5300Fax:86-27-5980-5118
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中国 - 厦門Tel:86-592-2388138 Fax:86-592-2388130
中国 - 珠海Tel:86-756-3210040 Fax:86-756-3210049
アジア / 太平洋
インド - バンガロールTel:91-80-3090-4444 Fax:91-80-3090-4123
インド - ニューデリーTel:91-11-4160-8631Fax:91-11-4160-8632
インド - プネTel:91-20-3019-1500
日本 - 大阪Tel:81-6-6152-7160 Fax:81-6-6152-9310
日本 - 東京Tel:81-3-6880- 3770 Fax:81-3-6880-3771
韓国 - 大邱Tel:82-53-744-4301Fax:82-53-744-4302
韓国 - ソウルTel:82-2-554-7200Fax:82-2-558-5932 または 82-2-558-5934
マレーシア - クアラルンプールTel:60-3-6201-9857Fax:60-3-6201-9859
マレーシア - ペナンTel:60-4-227-8870Fax:60-4-227-4068
フィリピン - マニラTel:63-2-634-9065Fax:63-2-634-9069
シンガポールTel:65-6334-8870Fax:65-6334-8850
台湾 - 新竹Tel:886-3-5778-366Fax:886-3-5770-955
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台湾 - 台北Tel:886-2-2508-8600 Fax:886-2-2508-0102
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イタリア - ミラノ Tel:39-0331-742611 Fax:39-0331-466781
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03/25/14