出張力で差をつける btm導入への ... - nikkei bp · 1万人以上の大手企業が...

出張力で差をつけるＢＴＭ導入へのロードマップ～投資対効果を追求した出張管理法の秘訣～

株式会社ビジネストラベルジャパン

代表取締役社長川倉康嗣

12010/07/07 HC/BTMセミナー (c) 2010, Business Travel Japan Inc.

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このセミナーでお伝えしたいこと

□上司にＢＴＭの必要性を説明したいがどう言えばいい？□ＢＴＭってそもそも何？□ＢＴＭってどうすればできるの？□何ができれば、出来たと言えるの？□自社開発・自社運用できそうなんだけど？


3出展： NBTA2009 MA2 Business Travel Global Market Measures

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対前年比

出張経費（兆円・１ドル＝１００円換算

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予測

世界の出張経費


4出展： NBTA2009 MA2 Business Travel Global Market Measures

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対前年比

出張経費（兆円・１ドル＝１００円換算

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予測

世界の出張経費

出張経費は統制可能

但し、のどもと過ぎれば熱さを忘れる

出張管理に取り組むのはリーマンショック回復期の今が

絶好のタイミング！


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出張管理は重要な課題か？

売上億円

出張経費率％

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％削減率１０×）

％売上高利益率５÷）億円１０

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==出張経費

万円５０００利益創出 =

ＢＵ相当 =2010/07/07 HC/BTMセミナー (c) 2010, Business Travel Japan Inc.

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売上億円

出張経費率％

１０００

０．５

億円５

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％削減率１０×）

％売上高利益率５÷）億円１０

=

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==出張経費

万円５０００利益創出 =

ＢＵ相当 =

間接部門による利益創出！


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・出張経費の削減旅費削減 >> 昼休みの消灯、コピー枚数抑制“間接部門”による利益創出

間接部門の人員削減

経費使用の透明化

経理締め切りの短期化

管理業務の負担増加

•体系的な出張管理の導入•システムやアウトソーシングの活用


2010/07/07 HC/BTMセミナー (c) 2010, Business Travel Japan Inc. 8

ＢＴＭってそもそも何？

ビジネス・トラベル・マネジメントＢｕｓｉｎｅｓｓＴｒａｖｅｌＭａｎａｇｅｍｅｎｔ

Ⅱ ＢＴＭってそもそも何？


出張申請

手配・受取

精算書承認

経理処理

１．出張ライフサイクル

国内出張・海外出張

出張精算



出張申請

手配・受取

精算書承認

経理処理

１．出張ライフサイクル


出張精算

出張前：出張申請・承認チケット手配

出張中：変更手配所在把握・危機管理

出張後：経費精算帰着把握

ＢＴＭとは、ライフサイクルを通して出張を管理すること



２．BTM先進国・米国の状況

１．旅行会社の新ビジネス販売手数料が減る過程で旅行会社がビジネスモデルを転換法人向けの付加価値サービスとして出張包括管理が進化

２．トラベルマネージャ制度大企業内の職種、購買部・人事部・財務部などの管轄職務＝出張規程策定

航空会社やホテルとの契約交渉、旅行会社選定社内施策実施、手配業務の管理監督成果の経営陣への報告

１９８０年代に発祥し、２０００年代には一大産業となった



３．トラベルマネージャの役割

購買・調達部（購買管理）

経理部（社内精算／支払）トラベルマネージャ

（業者との交渉、規程作成と実施）

出張の把握・指導

サプライヤ（旅行会社／航空会社／ホテル／

クレジットカード／ITベンダ）

出張者

経営層（COO/CFO）

交渉・選定

連携連携

レポート



■業界団体＝ NBTA（National Business Travel Association）メンバ：トラベルマネージャー(全米2700人が登録）

サプライヤ（旅行会社、航空会社、ホテル、ITベンダなど）研修プログラム：トラベルマネージャー向け研修プログラムを主催

■年次大会：開催：毎年夏に約６０００人が集まり、情報交換を実施目的：トラベルマネージャーの研修、情報交換、ネットワーク作り

各種サプライヤにとっては、ビジネスコネクションを作る機会。

４．米国のBTM業界団体の定点観測

2006 2007 2008 2009場所シカゴボストンロサンゼルスサンディエゴ参加人数 5500人 6200人 6450人 5600人（うち、購買者） 1300人 1400人 1400人 1240人

展示社数 406 435 475 400研究会 50コマ 44コマ 40コマ 65コマ

基調講演George Bush

元大統領Colin Poweｌl元国務長官

Alan Greenspan前FRB議長

Bill Clinton元大統領



航空会社CEOパネルディスカッションSouthwest Airlines CEO Gary KellyContinental Airlines CEO Larry Kellner


■従業員数

５．NBTA 参加者の所属企業

※NBTA2007参加者へのアンケートより

１万人以上の大手企業が過半数を占める

■年間旅費

$100M以上16%

$50M-100M14%

$10M-25M28%

$5M-10M16%

$0-1M3%

年間$10M（≒月間1億円）以上が全体の７割を占める

５万人超２１%

２．５万人～５万人１５%１万人

～２．５万人１７%

１千人～１万人３５%

２５０人～１千人１０%

$25M-50M11%

$1M-5M12%



まとめ：ＢＴＭってそもそも何？

ライフサイクルを通して出張を包括管理すること


管理組織

トラベルマネージャ

CTD (Corporate Travel Department)

サプライヤ法人契約

（航空会社、ホテル、レンタカー）

業務アウトソーシング

（法人特化旅行会社、システムベンダ）


ＢＴＭってどうすればできるの？

ＢＴＭ導入のロードマップ

Ⅲ ＢＴＭってどうすればできるの？

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１．ＢＴＭ導入のロードマップ

準備

• ＢＴＭについて情報収集

• 課題整理と目標設定、関係部門への根回し

• ＢＴＭ導入の意思決定

構築

• ソリューションの選択

• 契約（サプライヤ、旅行会社、システム等）

• システム開発、業務体制確立、マニュアル作成

導入

• 先行部門での試験的な実施（請求１サイクル以上）

• 初期問い合わせ対応



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２．課題整理と目標設定

出張経費分析：・手配データや精算書・「機会損失額」試算

目標設定・数値目標の設定・コスト対効果

課題整理：・業務効率化・コンプライアンス向上

マネジメント品質向上直接費用の削減試算

ＢＴＭの特徴




出張申請

手配・受取

精算書承認

経理処理


出張精算

精算書が所定の締め切り日に提出されず経理の月次締め切りに間に合わない

承認者数が多く、それぞれが多忙なので出張承認が出発より後になることがある

出張申請や精算書の経費負担先コードの間違いや記入漏れのフォローが大変

２．課題整理と目標設定（１）具体的な課題の洗い出し



法人契約を利用した場合の運賃額を試算する

２．課題整理と目標設定（２）機会損失額の試算

日付区間運賃種別金額

7/7 羽田=福岡往復割引 33,400

7/2 東京=新大阪運賃+特急 14,050

運賃種別金額削減額

6回回数券 28,800 4,600

EX-IC 13,000 1,050

※会社事情による特殊要因や運賃制度の季節要因を考慮すること

※全数調査が望ましいが、一部の部門データによる試算でもよい

（宣伝）ビジネストラベルジャパンでは、JALONLINE/ANA@desk/JR EX予約を利用した場合の国内旅費試算を承ります


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情報システム

経営層

出張規定安全管理

出張申請

出張精算システム導入・運用

サプライヤ選択・交渉

コスト削減内部統制

出張者

承認負担軽減

出張の把握

管理者（上司）

経理

経理購買

人事

利便性向上

快適性向上

BTM

安全管理

出張申請

出張精算

安全管理

出張申請

システム導入・運用出張精算

安全管理

出張申請サプライヤ選択・交渉


安全管理

出張申請

出張規定

サプライヤ選択・交渉


安全管理

出張申請

２．課題整理と目標設定（３）関係部門を味方につける



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３．ソリューションの選択法人向けサービスの情報収集

交通機関・宿泊施設

流通・決済・システム

旅行会社

シェアードサービス会社

法人

連結子会社



一般旅行会社法人特化型旅行会社福利厚生会社

ＧＤＳ、ホテル予約サイト

クレジットカードシステムベンダ

航空会社

鉄道会社ホテルレンタカー

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起動

予約内容（請求データ）

東芝の出張申請・精算システムの画面 BTOnline出張手配メニュー

４．システム構築出張申請・精算システムと手配システムの統合例



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５．業務体制の確立、マニュアル作成Ⅲ ＢＴＭってどうすればできるの？



何ができればできたと言えるの？

成果評価方法

Ⅳ 何ができればできたと言えるの？


出張申請

手配・受取

精算書承認

経理処理

１．実現すべきこと


出張精算

集中購買＋データによる管理↓

設定目標の達成度



０２年３月

０２年６月

０２年９月

０２年１２月

０３年３月

１００％

８０％

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０％

２６千円

２４千円

２２千円

２０千円

１８千円

Adoption rate（左目盛）

平均単価（右目盛）

システム利用率３３％平均単価２３，４５０円

システム利用率９３％平均単価１９，９７０円

▲３，４８０円／片道

２．利用率向上（１）システム利用率と国内航空券の平均単価（事例）



以下の方法により利用率９５％を実現しました。

①予約システムを導入し、利用可能運賃を限定する

②利便性やコスト削減効果を示してシステム利用率向上活動をする

③コスト削減額と機会損失額を部門別に示して指導する・・・全件把握

④１００％達成を求めない（ex.システム未使用時は領収書提出を義務化）

利用率を上げるための4つの工夫（４P)

（１）Product: 製品品質向上手配／承認手順の簡素化

（２）Price: コストダウンメリットの強調（３）Pull: 教育（なだめる）（４）Push: 違反者摘発（脅す）

Product,

Pull

Push ProductPrice

時間

普及率

２．利用率向上（２）Ａｄｏｐｔｉｏｎ rate（利用率）にこだわる


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３．評価方法

収集

• データソース

• データクレンジング

分析

• 予備分析・異常値検出

• 評価指標

比較

• 出張規定適合性

• 他社ベンチマーク

評価

• 当初目標達成度

• 購買先や規定の見直し

予約データ、クレジットカードデータ事前申請データ、精算書データ




自社開発・自社運用ができそうなんだけど？

自社でやるべきこと自社でやると大変なことアウトソーシングの活用

Ⅴ 自社開発・自社運用できそうなんだけど？

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１．アウトソーシングの活用

・自社に必須：コントロール機能・外部がお得：外部でスケールメリットが出る部分

単独で実現するにはコストがかかる部分専門性があり、頻繁に変更される部分



共通機能の提供

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２．ビジネストラベルジャパンの活用方法



【全体統括】・コントロール（判断）【運用】・社内業務フロー・出張規定の運用【開発】

・人事システムや経理システムとの連携

【運用】・データクレンジング・イレギュラーケースの蓄積【開発】・予約システムと業務の両方の知識

・運賃制度変更への追随・他社事例の蓄積・ＡＳＰ／パッケージの利用

導入企業様ビジネストラベルジャパン

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まとめ

☑上司にＢＴＭの必要性を説明したいがどう言えばいい？人員削減しつつ、経費使用の透明化や経理締め切りの短期化に対応する。コストは出張旅費削減で賄える。

☑ＢＴＭってそもそも何？トラベルマネージャがアウトソーシングを活用して出張全体を包括的に管理すること

☑ＢＴＭってどうすればできるの？課題に適したソリューションを選択する

☑何ができれば、出来たと言えるの？集中購買とデータによる管理

☑自社開発・自社運用できそうなんだけど？外部の専門性を活用する方が短期・低コストで実現可能



株式会社ビジネストラベルジャパンのご紹介

■事業出張管理システム（ASP）

■設立経緯２０００年 JALが東芝人事部に国内線法人予約JALONLINEを紹介

⇒東芝社内PJ（人事部・インターネット事業部・東芝ツーリスト）

２００１年３月株式会社ビジネストラベルジャパン設立２００２年 ANA@deskと接続２００４年 JR東海エクスプレス予約と接続

■製品チケットレス出張手配システムBTOnline出張手配・管理システムBizTRAD

■資本構成東芝９６％

出張申請・精算システム＋オンライン・セルフ予約

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